JP2004339253A - 弾性材料並びに電子写真装置用ブレード体及びローラ - Google Patents

弾性材料並びに電子写真装置用ブレード体及びローラ Download PDF

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Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Shigeaki Iwasaki
成彰 岩崎
Masaru Hirotomi
賢 廣富
Kazunari Matsuura
一成 松浦
Hideo Nishiguchi
西口  英夫
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Abstract

【課題】低摩擦性、耐摩耗性に優れた弾性材料、少なくとも摺動面が該弾性材料からなるものである電子写真装置用ブレード体及び電子写真装置用ローラを提供することを目的とする。
【解決手段】ウレタン樹脂(A)とアクリル樹脂(B)を必須成分とし、少なくとも一つの表面において、顕微赤外分光法で測定される表面層(D)のウレタン由来のカルボニル基吸収ピーク(I)(ピーク頂点位置1730〜1750cm−1)の吸光度Aと(メタ)アクリレート由来のカルボニル基吸収ピーク(II)(ピーク頂点位置1700〜1720cm−1)の吸光度Aが、A/(A+A)≧0.5であることを特徴とする弾性材料。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス、金属、樹脂等との摩擦抵抗が小さく耐摩耗性に優れる弾性材料に関する。詳しくは、複写機やプリンター等の電子写真装置のブレード部材やローラ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真装置は、表面に光導電体層を設けた感光体を備えており、作動の際、上記感光体の外周面が一様に帯電され、ついで被模写体の被模写像によってその外周面を露光することにより、静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成し、これを紙等に直接又は転写ベルトを介して転写し、定着させるものである。
この過程において、転写後の感光体や転写ベルト等に残留するトナーを除去するためのクリーニングブレード、現像ローラ上にトナーを薄層化して担持させるための現像ブレード、更には感光体を帯電させるための帯電ブレード等の種々のブレード体が使用されている。このようなブレード体は、通常、金属板よりなる支持部材、弾性体よりなるブレード部材、及び、支持部材にブレード部材を取り付けるための接着剤層より形成されている。
また、上記の過程において、感光体にトナーを付着させる現像ローラ、感光体表面に一様に電荷を供給する帯電ローラ等種々のローラも使用されている。このような電子写真装置用ローラは、通常、円柱状の芯金と、上記芯金の周囲に同心円状に積層されたローラ部材より形成されている。
【0003】
従来、上記ブレード部材としては、機械的強度、耐磨耗性等に優れしかも当接する相手材を損傷しないという点から、JIS A硬度60〜80のポリウレタンからなる弾性体が使用されている。
【0004】
上記ブレード体は、それがクリーニングブレードの場合、感光体表面を摺擦する。感光体は繰り返し使用されると経時的に摩擦係数が上昇するため、ブレード部材のエッジ部が摩耗して欠け、クリーニング不良が生じるという問題がある。長期繰り返し印刷時のブレード部材の摩耗、欠けの問題を解決するために、例えば、▲1▼ウレタンをポリシロキサンで変性する技術(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4参照)、ウレタンをフッ素化合物で変性する技術(例えば、特許文献5、特許文献6、特許文献7および特許文献8参照)や、▲2▼ウレタン樹脂表面に低摩擦性の層を塗布する技術(例えば、特許文献9、特許文献10および特許文献11参照)が開示されている。
しかしながら、▲1▼はコストが非常に高く、また変性に用いる反応原料の未反応物が成形物表面に経時的にブリードアウトする問題、▲2▼は工程数が増加すると共に摩擦係数安定には高度な塗布技術や高い設備コストを要するという問題があった。
【0005】
上記ブレード体は、それが現像ブレードの場合、現像ローラを摺擦する。ブレード部材の初期反転を防止するために、ブレード部材のエッジ部および現像ローラに、ポリフッ化ビニリデン(カイナ粉)、テフロン(登録商標)、黒鉛等の潤滑剤微粉末を直接打粉することが行われている。しかしながら、こうした処理は電子写真装置の製造工程を煩雑にする上、潤滑剤微粉末が脱離・浮遊することにより製造ラインを汚染し、電子写真装置の機内汚染が生じる場合があり、また、潤滑剤が、現像剤に異物として混入する場合があった。
【0006】
また、従来、上記電子写真装置用ローラ部材として用いられている弾性部材としては、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、エピクロルヒドリン、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、シリコンゴム、ポリウレタンゴムなどがある。電子写真装置の高速化、昨今の環境問題からくるリサイクル化、長寿命化等のために耐摩耗性に優れた材料が求められ、これに合致する材料として、前記各種ゴムのうちポリウレタンゴムが選ばれている。その他の前記ゴムは短期の使用で摩耗し、寿命が短くなる。
しかしながら、最近の更なる高速化、長寿命化の要請に対して通常のポリウレタンゴムでは対応しきれなくなってきており、繰り返し印刷すると摩耗してきて印刷画像に濃淡が出てくる等の問題がある。
【0007】
ローラ部材の耐摩耗性の問題を解決するためにさまざまな提案がなされている。例えば、▲1▼ウレタンをポリシロキサンで変性する技術(例えば、特許文献12、特許文献13及び特許文献14参照)や、▲2▼ウレタン表面に低摩擦性の層を塗布する技術(例えば、特許文献15及び特許文献16参照)が開示されている。しかしながら、▲1▼はコストが非常に高く、また変性に用いる反応原料の未反応物が成形物表面に経時的にブリードアウトする問題、▲2▼は工程数が増加し、コスト高になるという問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開昭57−37385号公報(第1〜2頁)
【特許文献2】
特開昭57−128376号公報(第1〜2頁)
【特許文献3】
特開平11−109820号公報(第1〜2頁)
【特許文献4】
特開平9−218624号公報(第1〜3頁)
【特許文献5】
特開昭57−201275号公報(第2〜3頁)
【特許文献6】
特開昭61−255375号公報(第1〜2頁)
【特許文献7】
特開昭63−253980号公報(第1〜2頁)
【特許文献8】
特開2000−198919号公報(第1〜3頁)
【特許文献9】
特開平06−186897号公報(第2〜3頁)
【特許文献10】
特開昭59−5259号公報(第1〜2頁)
【特許文献11】
特開昭60−243688号公報(第1〜3頁)
【特許文献12】
特開平8−333433号報(第1〜4頁)
【特許文献13】
特開平11−249412号報(第1〜4頁)
【特許文献14】
特開2001−188412号報(第1〜4頁)
【特許文献15】
特開2002−182464号報(第1〜3頁)
【特許文献16】
特開平11−338243号報(第1〜4頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、ブレード部材及びローラ部材の低摩擦性、耐摩耗性の向上は重要であり、数多くの提案がなされているが、いずれも効果が不充分である。本発明は、上記現状に鑑み、低摩擦性、耐摩耗性に優れた弾性材料、少なくとも摺動面が該弾性材料からなるものである電子写真装置用ブレード体及び電子写真装置用ローラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決すべく検討した結果、従来のように摺動性改良のためフッ素またはポリシロキサンを含有する化合物で変成したポリウレタンや、表面に低摩擦性の塗膜を形成させたポリウレタンを用いるのではなく、ウレタン樹脂とアクリル樹脂とを構成要素として摺動性に優れた弾性材料が得られることを見出し、本発明に到達した。
【0011】
すなわち本発明は、ウレタン樹脂(A)とアクリル樹脂(B)を必須成分とし、少なくとも一つの表面において、顕微赤外分光法で測定される表面層(D)のウレタン由来のカルボニル基吸収ピーク(I)(ピーク頂点位置1730〜1750cm−1)の吸光度Aと(メタ)アクリレート由来のカルボニル基吸収ピーク(II)(ピーク頂点位置1700〜1720cm−1)の吸光度Aが、A/(A+A)≧0.5であることを特徴とする弾性材料、並びに該弾性材料からなる電子写真用ブレード体及び電子写真装置用ローラを提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本明細書において、「ウレタン樹脂」とは、主鎖中にウレタン結合を有してなる高分子物質をいい、「アクリル樹脂」とは、アクリル酸又はメタクリル酸の誘導体を重合して得られる高分子物質をいう。
【0013】
本発明の弾性材料(U)は、表面層(D)に、アクリル樹脂(B)が(A)よりも多く存在する。すなわち、(U)の表面層(D)を顕微赤外分光法[例えば、IR装置は FT−IR 8200/PC(島津製作所製)、顕微鏡装置はAIM−8000R(島津製作所製)、ATR部分はダイヤモンドATR(スペクトラテック製)、積算回数40回、最大波数3998cm−1、最小波数700cm−1]で測定し、ウレタン由来のカルボニル基吸収ピーク(I)(ピークの頂点は1730〜1750cm−1の範囲に位置する)の吸光度Aと(メタ)アクリレート由来のカルボニル基吸収ピーク(II)(ピークの頂点は1700〜1720cm−1の範囲に位置する)の吸光度Aが、通常A/(A+A)≧0.5、好ましくは≧0.7、さらに好ましくは≧0.9であることを特徴とする弾性材料である。A/(A+A)<0.5の場合は、摩擦係数が上がり摺動性が悪化する。
【0014】
本発明の(U)の摺動性が良好であるのは、その表面層(D)において、(B1)および/または(B2)を主成分とする不飽和単量体(B0)を構成成分とする(B)が(A)より多く存在することとなり、(B1)および/または(B2)の構成単位である側鎖が気固相に多く配向するため摩擦係数が下がることによるものと推察される。特に側鎖が長鎖アルキル基または長鎖アルケニル基の場合に摺動性の改善が大きい。また、側鎖が長鎖アルキル基または長鎖アルケニル基の場合には、撥水性も良好となるが、これも、疎水基である長鎖アルキル基又は長鎖アルケニル基が気固相に多く配向することによるものと推察される。
【0015】
長鎖アルキル基および/または長鎖アルケニル基を気固相に効率良く配向させるためには、(U)を構成するウレタン樹脂(A)とアクリル樹脂(B)が完全相溶するのではなく、少なくとも部分不相溶であるのが好ましい。さらにその結果として、(B)が(A)中にミクロ分散するか、または(A)と(B)が成形中に層分離するのがより好ましいと推察される。
【0016】
ウレタン樹脂(A)としては、ポリオール成分(A1)と有機ポリイソシアネート(A2)を必須成分とし、任意成分として鎖伸長剤(A3)、架橋剤(A4)、停止剤(A5)を用いて重合させて得られるポリウレタンエラストマーが挙げられる。
(A)は(A1)〜(A5)の如何により熱可塑性または熱硬化性のいずれの樹脂も得ることができ、使用用途に応じて何れを選択することもできる。
【0017】
(A1)は、高分子ポリオール(a1)と必要に応じて低分子ポリオール(a2)が用いられる。
(a1)としてはポリエステルポリオール(a11)、ポリエーテルポリオール(a12)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
該(a1)の水酸基当量(水酸基価測定に基づく、水酸基当たりの数平均分子量。以下同様)は、成形体のソフト感および所望の強度を得る観点から、好ましくは250〜5,000、さらに好ましくは350〜2,500、特に好ましくは400〜2,000である。(a1)の分子あたりの水酸基数は好ましくは2〜4、さらに好ましくは2〜3、特に好ましくは2である。
【0018】
上記低分子ポリオール(a2)としては、水酸基当量が250未満の、2〜3価またはそれ以上のポリオールが含まれる。その具体例としては、2価アルコール例えば炭素数2〜12の脂肪族ジオール類[直鎖ジオール(エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど)、および分岐鎖を有するジオール(1,2−プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,2−、1,3−および2,3−ブタンジオールなど)など];炭素数6〜25の環状基を有するジオール類、例えば特公昭45−1474号公報記載のもの;脂環基含有ジオール〔1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、水添ビスフェノールAなど〕;芳香環含有ジオール[m−およびp−キシリレングリコール、2価フェノール〔単環2価フェノール(ハイドロキノンなど)、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールFなど)、ジヒドロキシナフタレンなど〕のアルキレンオキサイド付加物(水酸基当量250未満)、芳香族ジカルボン酸のビスヒドロキシアルキル(炭素数2〜4)エステル〔ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートなど〕など];3価アルコール例えばグリセリン、トリメチロールプロパン、これらのアルキレンオキサイド付加物(水酸基当量250未満);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち特に好ましいものは、脂肪族ジオールおよび芳香環含有ジオールである。
【0019】
上記(a11)としては、▲1▼低分子ポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールとジカルボン酸との縮合重合によるもの;▲2▼低分子ポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールにラクトンモノマーを開環付加したものおよびそのジカルボン酸変性体;▲3▼低分子ポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールと炭酸ジエステル(炭酸ジメチル、炭酸エチレンなど)との縮合重合によるもの;およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0020】
上記▲1▼において用いられるジカルボン酸の具体例としては、炭素数4〜15の脂肪族ジカルボン酸[コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸など]、炭素数8〜15の芳香族ジカルボン酸[テレフタル酸、イソフタル酸など]、これらのエステル形成性誘導体[酸無水物、低級アルキル(炭素数1〜4)エステル、酸ハライド(酸クロライド等)など]、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0021】
上記▲1▼〜▲3▼において用いられる低分子ポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールの具体例としては、それぞれ、(a2)及び(a12)として上に例示したものが挙げられる。
【0022】
上記▲2▼において用いられるラクトンモノマーとしては、炭素数4〜18のラクトン、例えばα−カプロラクトン、β−カプロラクトン、γ−カプロラクトン、δ−カプロラクトン、ε−カプロラクトン、α−メチル−ε−カプロラクトン、β−メチル−ε−カプロラクトン、ヘプタラクトン、オクタラクトン、ウンデカラクトン、ペンタデカラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0023】
該(a11)の具体例としては、▲1▼ポリエチレンアジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンアジペートジオール、ポリブチレンイソフタレートジオール、ポリヘキサメチレンイソフタレートジオール、ポリネオペンチルアジペートジオール、ポリエチレンプロピレンアジペートジオール、ポリエチレンブチレンアジペートジオール、ポリブチレンヘキサメチレンアジペートジオール、ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペートジオール、ポリ(ジエチレングリコール)イソフタレートジオール;▲2▼ポリカプロラクトンジオール、アジピン酸変性ポリカプロラクトンジオール、テレフタル酸変性ポリカプロラクトンジオール、イソフタル酸変性ポリカプロラクトンジオール;▲3▼ポリヘキサメチレンカーボネートジオール;およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0024】
ポリエーテルポリオール(a12)としては、低分子ポリオール(a2)にアルキレンオキサイドが付加した構造の化合物が挙げられる。
【0025】
上記および以下においてアルキレンオキサイドとしては、炭素数2〜10またはそれ以上のアルキレンオキサイド、およびそのフェニルもしくはハロ置換体が含まれ、エチレンオキサイド(以下EOと略記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)、1,2−、1,3−、1,4−および2,3−ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、炭素数5〜10またはそれ以上のα−オレフィンオキサイド、エピハロヒドリン(エピクロロヒドリン等)、およびこれらの2種以上の併用(ブロックおよび/またはランダム付加)が挙げられる。上記のうち特に好ましいのはEO、POおよびこれらの併用(ブロックおよび/またはランダム付加)である。
【0026】
該(a12)の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリオキシブチレン−ポリオキシエチレン(ブロックおよび/またはランダム)グリコール、ポリオキシブチレン−ポリオキシプロピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリコール、ビスフェノールAのEOおよび/またはPO付加物、およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0027】
(a1)のうち好ましいものはポリエステルポリオール(a11)であり、さらに好ましいものは上記▲1▼のポリエステルポリオールであり、特に好ましいものは脂肪族ジオールとジカルボン酸特に芳香族ジカルボン酸との縮合によるポリエステルジオールである。
【0028】
有機ポリイソシアネート(A2)としては、例えば下記(a21)〜(a25)及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
(a21)炭素数(NCO基中の炭素を除く;以下のイソシアネートも同様)6〜16の芳香族ジイソシアネート{1,3−および/または1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−および/または2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−および/または4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアナトジフェニルメタン、粗製MDI[粗製ジアミノフェニルメタン〔ホルムアルデヒドと芳香族アミン(アニリン)またはその混合物との縮合生成物;ジアミノジフェニルメタンと少量(例えば5〜20重量%)の3官能以上のポリアミンとの混合物〕のホスゲン化物;ポリアリルポリイソシアネート(PAPI)]、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネート、m−およびp−イソシアナトフェニルスルホニルイソシアネートなど};
(a22)炭素数6〜10の脂肪族ジイソシアネート[エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2、6−ジイソシアナトメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カーボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシアナトヘキサノエートなど];
(a23)炭素数6〜16の脂環式ジイソシアネート[イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート、2,5−および/または2,6−ノルボルナンジイソシアネートなど];
(a24)炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネート[m−および/またはp−キシリレンジイソシアネート(XDI)、α,α,α’,α’,−テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)など];
(a25)これらの有機ジイソシアネート〔(a21)〜(a24)〕の変性体、例えば変性MDI(ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、トリヒドロカルビルホスフェート変性MDI)、ウレタン変性TDI、ビウレット変性HDI、イソシアヌレート変性HDI、イソシアヌレート変性IPDIなどのポリイソシアネートの変性物およびこれらの2種以上の混合物[例えば変性MDIとウレタン変性TDI(イソシアネート含有プレポリマー)との併用]が含まれる。該ウレタン変性ポリイソシアネート[過剰のポリイソシアネート(TDI、MDIなど)とポリオールとを反応させて得られる遊離イソシアネート含有プレポリマー]の製造に用いるポリオールとしては、水酸基当量が30〜200のポリオール例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールなどのグリコール;トリメチロールプロパン、グリセリンなどのトリオール;ペンタエリスリトール、ソルビトールなどの高官能ポリオール;およびこれらのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイド)付加物が挙げられる。これらのうちで特に好ましいものは官能基数2〜3のものである。
上記変性ポリイソシアネートおよびプレポリマー中の遊離イソシアネートの濃度(重量%)は通常8〜33%、好ましくは10〜30%、とくに好ましくは12〜29%である。
これらのうち特に好ましいものは、成形体の樹脂強度、耐久性の観点からから問題の少ない(a21)および(a23)、特にMDI、TDI、IPDIおよび水添MDIである。
【0029】
必要により使用する鎖伸長剤(A3)としては、例えば、下記(a31)〜(a33)およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
(a31)平均分子量500未満の低分子ジオール:脂肪族2価アルコール類(エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオールなど)、環状基を有する低分子ジオール類[1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、m−およびp−キシリレングリコール、1,4−ビス−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(α−ヒドロキシイソプロピル)ベンゼン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンなど]など;
(a32)ジアミン化合物:脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)、脂環式ジアミン(イソホロンジアミン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミン、ノルボルナンジアミンなど)、芳香族ジアミン(4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど)、芳香脂肪族ジアミン(ジフェニルメタンジアミン、トルエンジアミン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、キシリレンジアミンなど)、ヒドラジンもしくはその誘導体、ポリオキシアルキレンジアミン、ジエチレングリコールビス(4−アミノベンゾエート)、3,5−ジアミノ−4−クロロ安息香酸2−メチルプロピルエステルなど];及び、上記2種以上の混合物など
(a33)アルカノールジアミン:ヒドロキシルエチルエチレンジアミン、N,N’−ジヒドロキシエチルエチレンジアミンなど
【0030】
必要により使用される架橋剤(A4)としては、例えば、下記(a41)が挙げられる。
(a41)平均分子量500未満の、多価(3価以上)アルコール:3価アルコール類(グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなど)、4価以上の多価アルコール類(ソルビトール、ショ糖など)など
【0031】
また該(A)を製造する際、必要により停止剤(A5)を使用することもできる。(A5)としては、モノアルコール(メタノール、ブタノールなど)、モノアミン(ブチルアミン、ジブチルアミンなど)、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなど)が挙げられる。
【0032】
該(A)の製造に際して、活性水素基を有する成分である(A1)、(A3)、(A4)および(A5)の活性水素基の合計モル数と(A2)のイソシアネ−ト基のモル数との比(H/NCO比)は通常0.75〜1.2、好ましくは0.85〜1.15である。
【0033】
また該(A)の製造に際して、必要により有機溶剤{ケトン類〔アセトン、メチルエチルケトン(以下MEKと記す)、メチルイソブチルケトンなど〕、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセロソルブアセテートなど)、エーテル類(ジオキサン、テトラハイドロフラン、など)、炭化水素類(nーヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、テトラリン、トルエン、キシレンなど)、アルコール類〔メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール(以下IPAと記す)、n−プロピルアルコール、ブタノールなど〕、塩化炭化水素類(ジクロロエタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、パークロロエチレンなど)、アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)、N−メチルピロリドンなど}中で行ってもよく、有機溶剤を反応途中または反応後に加えてもよい。
【0034】
該(A)の製造方法は特に制限はなく例えば、
▲1▼各成分を一度に反応させるワンショット法、[例えば(A1)と(A2)と(A3)を2軸押し出し混練機中で溶融状態で反応させる方法]
▲2▼各成分を段階的に反応させる多段法[例えば(A2)と活性水素化合物の一部とを反応させてイソシアネート基末端プレポリマーを形成した後、活性水素化合物の残部を加えてさらに反応させて製造する方法など]
等のいずれの方法で製造してもよい。また得られたエラストマーは前記のように熱可塑性および熱硬化性のいずれでも良い。
【0035】
また(A)の製造において、反応は、通常30〜200℃、好ましくは60〜160℃の温度で行われる。(ただしアミン化合物を反応させる場合は、通常150℃以下、好ましくは30〜100℃の温度で行われる。)
【0036】
また必要により、反応を促進させるため、通常のウレタン反応において使用される触媒[アミン触媒(トリエチルアミン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミンなど)、錫系触媒(ジブチル錫ジラウリレート、ジオクチル錫ジラウリレート、オクチル酸錫など)、チタン系触媒(テトラブチルチタネートなど)]などを使用してもよい。
【0037】
本発明における(A)の数平均分子量は、熱可塑性ウレタンエラストマーの場合、エラストマーの樹脂強度の観点から、好ましくは5,000以上、さらに好ましくは8,000以上であり、成形作業性の観点から好ましくは200,000以下、さらに好ましくは100,000以下である。
【0038】
アクリル樹脂(B)を構成する不飽和単量体(B0)は、摺動性の観点より、好ましくは、アルキル(アルキル基の炭素数8以上24以下)(メタ)アクリレート(B1)および/またはアルケニル(アルケニル基の炭素数8以上24以下)(メタ)アクリレート(B2)を好ましくは30重量%以上、さらに好ましくは50重量%以上、特に好ましくは80重量%以上含有するものである。該アルキル基は、より好ましくは炭素数10以上18以下であり、該アルケニル基は、より好ましくは炭素数10以上18以下のものである。
(B1)としては、直鎖アルキル(メタ)アクリレート類[オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ノナデシル(メタ)アクリレート、エイコサ(メタ)アクリレート、ヘンエイコサ(メタ)アクリレート、ドコサ(メタ)アクリレート、トリコサ(メタ)アクリレート、テトラコサ(メタ)アクリレート];分枝鎖アルキル(メタ)アルキレート類[2−エチルヘキシル(メタ)アルキレートなど];脂環式アルキル(メタ)アクリレート[イソボルニル(メタ)アクリレートなど]:及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち特に好ましいものは、ドデシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレートである。
(B2)としては、直鎖アルケニル(メタ)アクリレート類[オクテニル(メタ)アクリレート、ノネニル(メタ)アクリレート、デセニル(メタ)アクリレート、ウンデセニル(メタ)アクリレート、ドデセニル(メタ)アクリレート、トリデセニル(メタ)アクリレート、テトラデセニル(メタ)アクリレート、ペンタデセニル(メタ)アクリレート、ヘキサデセニル(メタ)アクリレート、ヘプタデセニル(メタ)アクリレート、オクタデセニル(メタ)アクリレート、ノナデセニル(メタ)アクリレート、エイコセニル(メタ)アクリレート、ヘンエイコセニル(メタ)アクリレート、ドコセニル(メタ)アクリレート、トリコセニル(メタ)アクリレート、テトラコセニル(メタ)アクリレート]:及びこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。これらのうち特に好ましいものは、ドデセニル(メタ)アクリレート、トリデセニル(メタ)アクリレート、テトラデセニル(メタ)アクリレート、オクタデセニル(メタ)アクリレート、エイコセニル(メタ)アクリレートである。
【0039】
アクリル樹脂(B)を構成する(B0)は、必要により(B1)及び(B2)以外のビニルモノマー(B3)を含有してもよい。
(B3)の具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン等の芳香族ビニル系炭化水素;ブタジエン、エチレン、プロピレン、イソプレン等のオレフィン系炭化水素;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、N−アミノエチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アリルアミン、モルホリノエチル(メタ)アクリレート、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、クロチルアミン、N,N−ジメチルアミノスチレン、ビニルイミダゾール、N−ビニルピロール、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレン−ビス(メタ)アクリルアミド、桂皮酸アミド、(メタ)アクリロニトリル、シアノスチレン等の含窒素不飽和モノマー;グルシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、p−ビニルフェニルフェニルオキサイド等のエポキシ基含有不飽和モノマー;塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、アリルクロライド、ジクロルスチレン、クロロプレン等のハロゲン含有不飽和モノマー;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭素数1〜7);ポリエチレングリコール(分子量300)モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(分子量500)モノアクリレート、メチルアルコールエチレンオキサイド10モル付加物(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールエチレンオキサイド30モル付加物(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコール鎖含有不飽和モノマー;ビニルホルメート、酢酸ビニル、ビニルブチレート、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類が挙げられる。これらの単量体は2種以上の併用でも良い。上記単量体(B3)のうち好ましくは、アルキル(炭素数1〜7)(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリルアミド、酢酸ビニルである。
【0040】
上記他の(B3)の一部として、多官能(官能基数2〜4)不飽和モノマーを使用してもよい。多官能不飽和モノマーとしては特に限定されず、例えば、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールのジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンのジもしくはトリ(メタ)アクリレート、グリセリンのジもしくはトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールのジ、トリもしくはテトラ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、(ポリ)エチレングリコールのジアリルエーテル等が挙げられる。
上記多官能(官能基数2〜4)不飽和モノマーを必要に応じて使用する場合、その含有量は、得られる摺動性弾性体の摺動性の点から不飽和単量体(B0)を100重量%とした時に、10重量%以下である。
【0041】
アクリル樹脂(B)を製造するにあたり重合開始剤(C)が使用される。(C)としては、下記パーオキサイド系重合開始剤(C1)、アゾ系重合開始剤(C2)等が挙げられる。又、パーオキサイド系重合開始剤(C1)と還元剤とを併用してレドックス系重合開始剤(C3)を形成してもよい。更には、(C1)〜(C3)のうちから2種以上を併用してもよい。(C)の使用量は(B)に対して通常0.01〜10重量%である。
【0042】
(C1)パーオキサイド系重合開始剤
(C11)油溶性パーオキサイド系重合開始剤:アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、3,5,5−トリメチルヘキサノニルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイルパーオキサイド、プロピオニトリルパーオキサイド、コハク酸パーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ベンゾイルパーオキサイド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシマレート、t−ブチルパーオキシラウレート、シクロヘキサノンパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオキシヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジイソブチルジパーオキシフタレート、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキサイド、パラメンタンヒドロパーオキサイド、ピナンヒドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイド、クメンパーオキサイド等
(C12)水溶性パーオキサイド系重合開始剤:過酸化水素、過酢酸、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等
(C2)アゾ系重合開始剤:
(C21)油溶性アゾ系重合開始剤:2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビスシクロヘキサン−1−カルボニトリル、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル等
(C22)水溶性アゾ系重合開始剤:アゾビスアミジノプロパン塩、アゾビスシアノ吉草酸(塩)等
【0043】
上記の重合開始剤のうち、より好ましくは(C1)パーオキサイド系重合開始剤であり、さらに好ましくは(C11)油溶性パーオキサイド系重合開始剤である。(C11)のうち、t−ブチルパーオキシベンゾエート、メチルエチルケトンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドが好ましい。
【0044】
該(B)の製造方法については特に制限はなく例えば、
▲1▼(B0)と(C)を配合し窒素雰囲気下で加熱する方法、[例えば(B0)と(C)を2軸押し出し混練機中で反応させる方法]
▲2▼(B0)と(C)を有機溶剤中で加熱重合させる方法
▲3▼(B0)を水中で懸濁させ、(C)を加え加熱重合させた後、得られた重合体を乾燥し(B)を得る方法
等のいずれの方法で製造してもよい。
【0045】
また(B)の製造において、反応は通常30〜200℃、好ましくは60〜120℃の温度で行われる。
【0046】
本発明の弾性材料(U)を構成する(A)と(B)の量的比率に関し、(A)と(B)の合計重量に対する(B)の重量割合は、摺動性の観点から好ましくは1重量%以上、さらに好ましくは10重量%以上であり、機械的物性の観点から好ましくは30重量%以下、さらに好ましくは20重量%以下である。
【0047】
所望により、(A)および/または(B)中に添加剤を加えても良い。添加剤としては、安定剤、難燃剤、充填剤、可塑剤、顔料が挙げられる。添加剤の合計重量は弾性材料の重量に対して好ましくは30重量%以下、さらに好ましくは10重量%以下である。添加剤を加える方法は、特に限定されず、予め(A)および/または(B)中に加えておいても良いし、(U)の製造時に添加しても良い。添加剤の具体例としては、下記のものが挙げられる。
安定剤:ヒンダードフェノール系、ヒドラジン系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、オキザリックアシッドアニリド系またはヒンダードアミン系安定剤などが挙げられる。
難燃剤:ハロゲン系、リン系、窒素系等の有機系難燃剤および金属水酸化物系、金属炭酸化物系、アンチモン酸化物系等の無機系難燃剤などが挙げられる。これらは2種以上を併用しても良い。
充填剤:タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、雲母等の無機系充填剤および樹脂粉末等の有機系充填剤などが挙げられる。
可塑剤:フタル酸エステル、脂肪族2塩基酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、石油樹脂、塩素化パラフィンなどが挙げられる。
顔料:酸化チタン、カーボンブラック等の無機系顔料およびフタロシアニンブルー等の有機系顔料などが挙げられる。
【0048】
本発明の弾性材料を得る方法は特に限定されず、例えば下記の方法が例示できる。
▲1▼(A)と(B)を溶融状態として、混練機等により押し出し所望の成形体を得る方法。
▲2▼(A)と(B)を溶融状態として、射出成形法、押し出し成形法、ブロー成形法等の公知の成形法により所望の成形体を得る方法。
▲3▼(A1)と(A2)とを予め反応し得られたプレポリマーと(B0)、(C)、および任意成分(A3)、(A4)、(A5)を用いる場合は更にこれらを混合した後、型内に注入し所望の成形体を得る方法。
▲4▼(B0)と(C)を型内に注入し反応させ得られた(B)の上に、(A1)と(A2)とを予め反応し得られたプレポリマー、および任意成分(A3)、(A4)、(A5)を用いる場合は更にこれらを混合した配合液を注入し所望の成形体を得る方法。
▲5▼(A1)、(A2)、(B0)、(C)、および任意成分(A3)、(A4)、(A5)を用いる場合は更にこれらを混合した後、型内に注入し反応することにより所望の成形体を得る方法。
上記▲3▼と▲4▼の方法の場合、(B0)、(A3)、(A4)および(A5)の活性水素基の合計モル数と、(A1)と(A2)とを反応させ得られたプレポリマーのイソシアネート基のモル数との比(H/NCO比)は、通常0.75〜1.2、好ましくは0.85〜1.15である。
また上記▲5▼の方法の場合、(B0)、(A1)、(A3)、(A4)および(A5)の活性水素基の合計モル数と、(A2)のイソシアネート基のモル数との比(H/NCO比)は、通常0.75〜1.2、好ましくは0.85〜1.15である。
上記の方法で特に好ましいのは▲3▼である。
【0049】
本発明の弾性材料を構成する(A)と(B)は、(B)を弾性材料(U)の表面層(D)に効率よく高い比率で分布させるために、ある程度の不相溶性が必要である。不相溶性の推進力となるのが、(A)と(B)のSP値の差(絶対値としての差)である。SP値の差は、不相溶性の観点から好ましくは1以上、さらに好ましくは1.5以上であり、作業性の観点から好ましくは5以下、さらに好ましくは3以下である。
なお、ここでいうSP値は、「Polymer Engineering and Science,Vol.14,No.2,p147〜154(1974)」記載の方法により計算される値である。すなわちSP値δ(25℃)は次式により与えられる。
【0050】
【数1】
Figure 2004339253
【0051】
ここに、ΔE、V:それぞれ凝集エネルギー密度、モル体積。
Δei、Δvi:それぞれ原子または原子団の蒸発エネルギー、モル体積。
但し、Tg>25℃の樹脂についてはモル体積に次の値が加算される。
n<3のとき、+Δvi=4n
n≧3のとき、+Δvi=2n
ここに、n:ポリマーの最少繰返し単位中の主鎖骨格原子の数。
【0052】
本発明の弾性材料(U)は、表面層(D)の運動摩擦係数が、摺動性の観点から好ましくは2.0以下、さらに好ましくは1.5以下である。運動摩擦係数の測定は、例えば、表面試験機KES−FB−4S(カトーテック(株))を用いて、本発明の弾性材料(U)のシート(厚さ2mm)に荷重50gをかけ温度23℃湿度60%の雰囲気下、接触子移動速度1mm/秒、という条件で行うことができる。
本発明の弾性材料(U)は、耐摩耗性はもとより、撥水性、低温特性、帯電特性、表面平滑性、耐水性、機械的強度、可撓性、耐候性、耐熱性などが要求される摺動材料、例えば自動車用部材、電気製品用部材、建築用部材などに好適であり、なかでも高度の摺動性が要求される電子写真装置用ブレード体及び電子写真装置用ローラとして特に有用である。
【0053】
[ブレード体]
本発明で用いられる電子写真装置用ブレード体に用いられる支持部材は、材質に関して特に限定されず、例えば、剛体の金属、弾性を有する金属あるいはプラスチック、セラミック等から製造されたもの等を挙げることができ、通常は、無処理の鋼板あるいはリン酸亜鉛処理、クロメート処理等の表面処理が施された鋼板等から製造されたもの等を用いることができる。本発明の電子写真装置用ブレード体の製造においては、上記支持部材は、溶剤等により脱脂処理を行ってから使用するのが好ましい。
【0054】
本発明の電子写真装置用ブレード体の製造は、ポリウレタンエラストマーについて通常用いられる方法に準じた方法で行えばよく、例えば、遠心成形等により得られる本発明の弾性材料のシートを所定サイズに裁断してブレード部材を得た後、上記支持部材に、通常用いられる接着剤を塗布し、その上にブレード部材を貼り合わせ加熱加圧して接着する方法;接着剤を塗布した支持部材をブレード部材成形用金型に保持し、接着部周辺に本発明の弾性材料生成液を注入し、硬化反応と同時に接着する方法等によることができる。この場合において、貼り合わせ接着に用いられる接着剤としては特に限定されず、例えば、ホットメルト接着剤等が挙げられる。また、硬化同時接着に用いられる接着剤としては特に限定されず、例えば、フェノール系溶液接着剤等が挙げられる。
【0055】
[電子写真装置用ローラ]
本発明で用いられる電子写真装置用ローラに用いられる芯金は、材質に関して特に限定されず、例えば、金属等から製造されたもの等を挙げることができる。本発明の電子写真装置用ローラの製造においては、上記支持部材は、溶剤等により脱脂処理を行ってから使用するのが好ましい。
本発明の電子写真装置用ローラの製造は、通常用いられる方法、例えば、注型成型、射出成型等によって行うことができる。
【0056】
【実施例】
以下、製造例および実施例により本発明をさらに説明するが本発明はこれを限定するものではない。以下において、部は重量部、%は重量%、比は重量比を示す。
なお製造例および実施例中での略記号の意味および評価試験方法は下記の通りである。
(略記号)
PBA:ポリブチレンアジペート(水酸基価:56.1mg−KOH/g、三洋化成工業(株)製、商品名「サンエスター4620」)
MDI:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン(株)社製、商品名「ミリオネートMT」)
1,4BD:1,4−ブタンジオール(三菱化学(株)社製)
TMP:トリメチロールプロパン(広栄化学(株)社製)
MMA:メチルメタクリレート(日本触媒(株)社製)
C123MA:アルキル(炭素数12と13の混合物)メタアクリレート(三洋化成工業(株)製)
HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート(日本触媒(株)社製)
パーブチルD:ジ−t−ブチルパーオキサイド(日本油脂(株)社製)
SH200:ジメチルポリシロキサンオイル(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製、商品名「SH200」、粘度200cs)
【0057】
(評価試験方法)
1.運動摩擦係数(μ):表面試験機「KES−FB−4S」(カトーテック(株)製)を用いて測定した。(測定条件;荷重50g、試料移動速度1mm/秒、温度23℃、湿度60%)。
2.硬度試験: JIS K6253に準拠。
3.引張試験: JIS K6251に準拠。
4.粘度測定方法: B型粘度計(JIS K1557に準拠)を使用し、ローターNo.2、回転数30rpm、温度80℃で測定した。
5.表面粗さ: (株)ミツトヨ製SURFTEST SV−400を用いてローラ長手方向中央部を走査距離2.5mmで測定した。
【0058】
[ウレタンプレポリマーの製造例]
製造例1
四つ口コルベンにPBA210gとMDI250gを秤量し、窒素雰囲気下80℃で4時間反応させ、遊離イソシアネート濃度(以下、NCO%と略する)16.3%のウレタンプレポリマー(1)を得た。プレポリマー(1)の粘度は、420mPa・sであった。
【0059】
[摺動性弾性材料の実施例]
実施例1〜6、比較例1〜5
ウレタンプレポリマー(1)各々を80℃に昇温し減圧下で1時間脱泡した後、プレポリマー(1)100gに対して、表1、2に示す硬化剤等の所定量を加え2〜3分間泡をかまないように充分に混合し、140℃に加熱された400rpmで回転する遠心成形ドラムに流し込んだ。その後、直ちに1000rpmに増速させ、60分間硬化させた。プレポリマー中のイソシアネート基のモル数に対する硬化剤等の水酸基モル数の比率は0.95である。評価結果を表1、2に示す。
【0060】
【表1】
Figure 2004339253
【0061】
*(B1+B2)/B0=アクリル樹脂中を構成する不飽和単量体中のアルキル(アルキル基の炭素数8〜24)(メタ)アクリレートの重量%+アクリル樹脂中を構成する不飽和単量体中のアルケニル(アルケニル基の炭素数8〜24)(メタ)アクリレートの重量%。
【0062】
【表2】
Figure 2004339253
【0063】
*(B1+B2)/B0=アクリル樹脂中を構成する不飽和単量体中のアルキル(アルキル基の炭素数8〜24)(メタ)アクリレートの重量%+アクリル樹脂中を構成する不飽和単量体中のアルケニル(アルケニル基の炭素数8〜24)(メタ)アクリレートの重量%。
【0064】
[クリーニングブレード評価]
得られた各ブレート部材用素材シート(厚み2mm)をイソプロピルアルコールで洗浄後、所定寸法にカットしクリーニングブレード部材を得た。
【0065】
一方、リン酸塩処理した鋼材からなる支持部材にポリアミド系ホットメルト接着剤(マクロメルト# 6238、ヘンケルジャパン(株)製)をアプリケーターにて溶融塗布後、上記各ブレード部材を重ね、高周波加熱により一体化接着させ、目的とする各クリーニングブレードを得た。
【0066】
走行耐久性: ブレード部材の走行耐久性の評価を次の方法で行い、画像不良、耐摩耗性の結果を表3に示した。シャープ(株)社製デジタル複合機LIBREシリーズAR−F160にクリーニングブレードを取り付け、50000枚連続印刷した。印刷条件は、A4サイズ、35℃×90%RHで、ブラック/ホワイト6%文字チャートを被複写画像として行った。
クリーニングブレードのエッジ部の観察: プリンターより走行耐久性評価後のブレードを取り出し、日立製作所社製、走査型電子顕微鏡S−800でエッジ部の状態を観察した。結果を表3に示す。
【0067】
【表3】
Figure 2004339253
【0068】
[現像ブレード評価]
実施例1〜6及び比較例1〜4より得られたブレート部材用素材シート(厚み1.2mm)をイソプロピルアルコールで洗浄後、所定寸法にカットし現像ブレード部材を得た。
【0069】
一方、リン酸塩処理した鋼材からなる支持部材にポリアミド系ホットメルト接着剤(マクロメルト# 6238、ヘンケルジャパン(株)製)をアプリケーターにて溶融塗布後、上記ブレード部材を重ね、高周波加熱により一体化接着させ、目的とする現像ブレードを得た。
【0070】
現像ブレード初期反転評価: ブレード部材の走行耐久性の評価を次の方法で行い、表3に示した。キヤノン(株)社製レーザービームプリンタLBP−450に現像ブレードを取り付け、潤滑性粉粉末を塗らずに、印刷を開始し、初期反転有無を評価した。結果を表4に示す。
【0071】
【表4】
Figure 2004339253
【0072】
[現像ローラ評価]
金属製シャフトとして、ステンレス(SUS 303)の円筒状のシャフト(直径8mm)をトリクロロメタンで脱脂洗浄し、接着剤(ロード社製「ケムロック 218」)を外周面に塗布乾燥し、可撓性弾性体を形成する金型(内径20mm)に位置決めして据え付け、110 ℃に加熱保持した。
【0073】
実施例1〜6及び比較例1〜4の配合のウレタン樹脂材料組成物を、それぞれの金型内に流し込み、140℃で1時間金型内にて硬化させた後脱型した。得られたローラをイソプロピルアルコールで洗浄後、所定寸法にカットし現像ローラを得た。現像ローラを三星電子(株)製レーザービームプリンタML−7000に取り付け、実機による摩耗評価を行った結果を表5に示す。
【0074】
【表5】
Figure 2004339253

Claims (7)

  1. ウレタン樹脂(A)とアクリル樹脂(B)を必須成分とし、少なくとも一つの表面において、顕微赤外分光法で測定される表面層(D)のウレタン由来のカルボニル基吸収ピーク(I)(ピーク頂点位置1730〜1750cm−1)の吸光度Aと(メタ)アクリレート由来のカルボニル基吸収ピーク(II)(ピーク頂点位置1700〜1720cm−1)の吸光度Aが、A/(A+A)≧0.5であることを特徴とする弾性材料。
  2. 表面層(D)の運動摩擦係数が2.0以下である、請求項1記載の弾性材料。
  3. ウレタン樹脂(A)とアクリル樹脂(B)の合計重量に対する(B)の重量割合が1重量%以上30重量%以下である、請求項1または2のいずれかに記載の弾性材料。
  4. アクリル樹脂(B)を構成する不飽和単量体(B0)が、アルキル(メタ)アクリレート(B1)および/またはアルケニル(メタ)アクリレート(B2)を含み、該アルキル基が炭素数8以上24以下、該アルケニル基が炭素数8以上24以下のものであり、且つ、(B0)の重量に対して{(B1)+(B2)}の重量が30%以上である、請求項1ないし3のいずれかに記載の弾性材料。
  5. ウレタン樹脂(A)とアクリル樹脂(B)のSP値の差が1以上5以下である、請求項1ないし4のいずれかに記載の弾性材料。
  6. 電子写真装置のブレード体用または電子写真装置のローラ用である、請求項1ないし5のいずれかに記載の弾性材料。
  7. 少なくとも摺動面が請求項1ないし6のいずれかに記載の弾性材料からなるものである電子写真装置用ブレード体または電子写真装置用ローラ。
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