JP2004337074A - 植栽袋及び斜面の緑化構造 - Google Patents

植栽袋及び斜面の緑化構造 Download PDF

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Abstract

【課題】斜面に容易に設置できる植栽袋、及びその植栽袋を使用した斜面の緑化構造を提供すること。
【解決手段】斜面に植物を植栽するための植栽袋であって、斜面に接触するシート状の底面部と、前記底面部を底面とし、植生基盤材を充填する空間を形成する袋部と、からなり、前記袋部の周囲には前記底面部が突出して縁部を形成し、前記袋部の少なくとも上半部は曲面であり、植栽用の開口部を前記曲面に設け、前記縁部には取っ手部を設けたことを特徴とするものである。そして、植生基盤材を充填した植栽袋を斜面上に設置して、植栽袋をネット材で覆うことで斜面の緑化構造を構築する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、斜面に木本類などの植物を植栽するための植栽袋及び斜面の緑化構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から斜面に木本類を植栽して緑化する方法がある。木本類による緑化は二酸化炭素(CO)の固定や災害の防止効果といった点から草本類による緑化よりも優れているため、斜面の緑化構造としての需要が多い。しかしながら緑化目標とする木本類の斜面での育成は、草本類に比べて困難な場合が多く、手軽に実施できる草本類による緑化が主流となっているのが現状である。すなわち、草本類の生長は非常に早いのに対して、木本類はゆっくりと生育するため、木本類が芽吹いたとしても草本類の生長に阻害されて生長せずに枯れてしまうケースが多い。
【0003】
また、木本類を育成するためには、草本類に比べて厚く植生基盤材を配置する必要がある。このため、従来の代表的な木本類の緑化方法として、ポット苗を直接植栽する方法、土のう袋aによって植生基盤材の必要厚さを確保する植生土のう工(図4参照)、ボックスやポケット状の空間を斜面上に形成して植生基盤材を厚く配置する植栽ボックス工を挙げることができる。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
前記した従来の木本類を植栽する斜面の緑化構造にあっては、次のような問題点がある。
<イ>ポット苗等を直接斜面に植栽する方法は、斜面の表層に木本類の生育に適した植生基盤材が存在する場合は安易な方法として実施される。しかし、植生基盤材が降雨や表流水によって浸食されやすく、岩盤斜面などの表土のほとんどない斜面では植生基盤材の土量が少なすぎて充分な生育が望めなかったりする。
<ロ>植生土のう工は、土のう袋aに客土などの植生基盤材を充填してアンカーピンcで土のう袋aを貫いて斜面dに固定する(図4参照)。すなわち、土のう袋aをアンカーピンcで打ち止めてしまうため、土のう袋aが耐え切れずに破損し、充填した植生基盤材が漏出する場合がある。
<ハ>土のう袋aなどの袋体に植生基盤材を充填すると、土のう袋aが枕状に膨らんで全体的に丸みを帯びた形状になる。このため、斜面dに設置すると、膨らんだ土のう袋aの中央部だけが斜面aと密着することになり、端部が浮いた状態になるため不安定である。また、土のう袋aを斜面dに密着させるために掘削部eを形成するには、土のう袋aの設置部を予め掘削する必要があり、手間がかかる。
<ニ>土のう袋aは、通常、繊維を織り込んだ織布で製作される上に、形状的な工夫もないため、飛来した草本類の種子が付着し易く、土のう袋aの表面が草本類で覆われることになる。草本類の急速な生長は木本類の生育の妨げになることが多く、植栽した苗木bが生長せずに枯れてしまうおそれがある。
<ホ>植栽ボックス工では、木本類の育成に必要な植生基盤材を充填できるだけの構造物を斜面上に構築する必要がある。このため、工費が高くなる傾向がある上に、人工的な構造物が将来的に斜面に残るため、完全に斜面を緑化することが難しい。
【0005】
【本発明の目的】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、斜面に容易に設置できる植栽袋、及びその植栽袋を使用した斜面の緑化構造を提供することを目的とする。特に、植生基盤材の斜面への定着性を向上できる植栽袋及び斜面の緑化構造を提供することを目的とする。
また、他の植物の繁殖によって生育を妨げられ易い木本類などの植物を充分に生育させることが可能な植栽袋及び斜面の緑化構造を提供することを目的とする。特に、木本類などの植物の生育の妨げとなる草本類が木本類の周辺で繁殖するのを阻止できる植栽袋及び斜面の緑化構造を提供することを目的とする。
さらに、木本類などの植物の根の周辺を厚く植生基盤材で覆うことで、根の乾燥を効果的に防止し、植栽した植物を充分に生育させることが可能な植栽袋及び斜面の緑化構造を提供することを目的とする。
本発明は、これらの目的の少なくとも一つを達成するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の植栽袋は、斜面に植物を植栽するための植栽袋であって、斜面に接触するシート状の底面部と、前記底面部を底面とし、植生基盤材を充填する空間を形成する袋部と、からなり、前記袋部の周囲には前記底面部が突出して縁部を形成し、前記袋部の少なくとも上半部は曲面であり、植栽用の開口部を前記曲面に設けたことを特徴とするものである。ここで、前記縁部には取っ手部を設けたことが好ましい。また、前記袋部を生分解性シートで形成することができる。さらに、前記袋部を種子が付着し難い摩擦抵抗の小さな表面を有する材料で形成することもできる。また、前記底面部を四角形とし、前記袋部は中央部が盛り上がった椀型に形成するのが好ましい。
【0007】
また、本発明の斜面の緑化構造は、上記したいずれかに記載の植栽袋と、前記植栽袋に充填する植生基盤材と、前記植栽袋に植栽する植物と、前記植栽袋を覆うネット材と、からなるものである。また、植栽袋に取っ手部が設けてある場合は、前記植栽袋の取っ手部をアンカーピンに引っ掛けて設置する。また、前記植栽袋の縁部は植生基盤材で覆うことができる。
【0008】
【本発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
<イ>植栽袋
植栽袋1は、木本類6などの植物を植栽するための袋体である。植栽袋1には、植生基盤材7を充填し、植物の苗木、挿し木又は種子を植える。本発明の植栽袋1は、草本類などの繁殖力の強い植物が繁殖することによって生育を妨げられ易い植物の生育環境を保護するために使用するものである。このため、植栽袋1に植栽する植物には、木本類6の他に、笹などの地被類、花を付ける植物など、他の環境と区別して生育環境を整える必要のある植物であればすべての植物が該当する。
植生基盤材7とは、有機質あるいは無機質の基材、例えばバーク堆肥、ピートモス、砂、土、肥料、客土など植物の生育に必要な材料をいう。木本類6の生育に適した植生基盤材7aと草本類の生育に適した植生基盤材7bは異なる場合があるため、植栽袋1に充填する植生基盤材7aは木本類6などの植栽袋1に植栽する植物の生育に適した材料とする。例えば、木本類6は栄養分の少ない貧栄養で水はけのよい植生基盤材7aが適する場合が多い。また、肥料も即効性のある肥料よりも、徐々に効き目が発揮される緩効性肥料(遅効性肥料)が適することが多い。
本発明の植栽袋1は底面部2と袋部3からなる。以下に詳述する。
【0010】
<ロ>底面部
底面部2は、植栽袋1の底面を形成するシート状の材料である。形状は任意に設定することができるが、後述する袋部3の底面よりも大きな形状のものを使用する。そして、袋部3の周囲に突出する部分を縁部21とする。
底面部2は、袋部3に植生基盤材7を充填しても膨張して変形し難いように伸長し難い材料を使用するのが好ましい。底面部2が膨らむことなく平面形を保持でき、可撓性のあるシート材であれば、植栽袋1を斜面8に容易に密着させることができる。例えば伸度が25%程度以下になる材料を使用する。また、多少の膨らみが生じたとしても、袋部3の周囲に縁部21が形成されているため、斜面8と植栽袋1の間に乾燥の原因となるような隙間が発生しない。
【0011】
<ハ>袋部
袋部3は、植栽袋1に植生基盤材7を充填する空間を形成する部分である。袋部3の少なくとも上半部は曲面に形成し、飛来物が付着し難い形状とする。例えば、球体の上部を切り取った椀型(すり鉢型)のように中央部が盛り上がった形状に形成するのが好ましい。この場合は袋部3の断面は円弧状になり、中央部に厚く植生基盤材7が配置されるので、木本類6などの植物の根が充分に覆われることとなり、植栽した植物の生育に必要な部分に植生基盤材7が集中するので効率的である。
袋部3は、種子61等の飛来物が付着し難い摩擦抵抗の小さな材料を使用して形成するのが好ましい。このような表面が平滑な材料で袋部3の表面を形成することで、植栽した植物の周囲に雑草などが繁殖することを防ぐことができる。
また、袋部3の表面は植生基盤材7等を配置せずに露出させることになるため、表面の色彩を茶褐色や緑色などの緑化斜面に存在する色彩にあわせるのが好ましい。
【0012】
袋部3には、植生基盤材7を充填したり、植物を植栽したりするための開口部31を設ける。開口部31は、曲面に成形した袋部3の途中に設ける。例えば、椀型に形成した袋部3の上から1/3程度の位置に逆T字型の切れ目を入れて開口部31にする。このように袋部3の端部ではなく、途中に開口部31を設けることで、植栽した植物の根の周囲を袋部3に充填した植生基盤材7で充分に覆うことができ、水位が下がった場合でも根が乾燥し難い。
【0013】
<ニ>取っ手部
植栽袋1の縁部21には取っ手部22を設けることが好ましい。
本発明の植栽袋1は、予め植生基盤材7を袋部3に充填して設置する斜面8上に運搬するため、作業員が持ち運びし易いように取っ手部22を設ける。取っ手部22aは、斜面8に設置した場合に上部となる縁部21に紐状の材料を取り付けて形成することができる(図1参照)。また、縁部21に穴を形成して周囲を補強し、取っ手部22bとすることもできる(図2参照)。取っ手部22a,22bを設ける位置は上部のみに限定されるものではなく、縁部21の側部や下部に設けることもできる。また、取っ手部22を複数設けることもできる。
取っ手部22を設けることで、斜面8に打設したアンカーピン5に取っ手部22を引っ掛けて植栽袋1を支持させることができる。取っ手部22がない場合は植栽袋1をアンカーピン5で打ち抜くことになり、そこから植栽袋1が破損する要因ともなる。これに対して、植生基盤材7を充填した植栽袋1の荷重に耐えられる取っ手部22を予め設けておくことで、植栽袋1をアンカーピン5に引っ掛けても破損することを防ぐことができる。
【0014】
<ホ>生分解性シート
底面部2及び袋部3の材料には、生分解性材料からなるシートを使用することができる。植栽袋1は、植栽した植物が生育し、地山に活着した過程では必要の無いものとなるため、所定の期間が経過した後は分解されて自然に復元する材料であることが好ましい。
生分解性シートには多種のものがあるが、とうもろこしを素材として市販されているものは、比較的安価であり、縫製がしやすく、伸縮が少ないため、袋部3に植生基盤材7を充填しても形状が安定している。また、色が茶褐色であるため、景観的にも地山の色に馴染んで違和感が生じない。通常は、雑草防止のために設けるマルチング材として使用されており、分解は2〜3年程度で除々に始まるものであるため、本発明の植栽袋1を形成するのに適した材料といえる。
【0015】
とうもろこしを素材とした生分解性シート(生分解性ラクトロン布綿布)について詳述すると、シート材料はとうもろこし等の澱粉・糖質の発酵によって得られる乳酸から作られたポリ乳酸樹脂を、溶解紡糸法のアプリケーションによって繊維化した原料でつくられているものである。
とうもろこし系生分解性シートの初期物性について表1及び表2に示す(JIS−1096に準拠する測定方法による物性値)。
【0016】
【表1】
Figure 2004337074
【0017】
【表2】
Figure 2004337074
【0018】
この生分解性シートの分解機能は、加水分解と微生物分解が共存した機構となっており、加水分解では強度のみに影響を与え、微生物分解では形状に影響を与えて共に分子量を低下させる。最終的には水と炭酸ガスにまで完全に分解される。耐用年数は3年〜5年と想定される。また、適度な透水性と蒸散抑制力を有しているため、少雨地域においても雨水を有効に活用することができる。
【0019】
<ヘ>ネット材
ネット材4は、植栽袋1を設置した斜面8に植栽袋1の上から敷設する網状材料である。ネット材4には、ラス網、金網、合成樹脂製ネットなどの植栽袋1の袋部3の膨らみに追従できる可撓性材料を使用することが好ましい。可撓性を有するネット材4であれば、袋部3のみならず縁部21も押さえつけることができるので、確実に植栽袋1を斜面8に固定することができる。
【0020】
<ト>斜面の緑化構造(図3)
本発明の斜面の緑化構造は、上述した植栽袋1と、植栽袋1に充填する植生基盤材7と、植栽袋1に植栽する植物と、植栽袋1を覆うネット材4で構成する。まず必要に応じて斜面を整形し、植栽袋1を設置する位置に合わせてアンカーピン5を打設する。そして、植生基盤材7aを充填した植栽袋1の取っ手部22を持って設置場所まで運搬し、アンカーピン5に取っ手部22を引っ掛けて設置する。なお、植生基盤材7aは斜面8上で植栽袋1に充填することもできる。
次に、斜面8に設置した植栽袋1の開口部31からポット苗などに植えられた木本類6などの植物を植栽する。なお、植物は植栽袋1を斜面8に設置する前に植栽袋1に植えておくこともできる。
植栽袋1は、所定の間隔をおいて複数、斜面8上に設置する。そして、複数の植栽袋1を覆うことができるネット材4を敷設する。ネット材4は植栽袋1を固定したアンカーピン5、又は別途打設したアンカーピン5で固定して、ネット材4で植栽袋1を斜面8側に押さえつけるようにするのが好ましい。
植栽袋1の縁部21の上面、及び植栽袋1,1間に露出した斜面8の上面は、植生基盤材7bで覆うのが好ましい。この植生基盤材7bは、吹き付けによって配置することができる。吹き付けを行う場合は、植生基盤材7bに高分子系樹脂やアスファルト乳剤などの接合剤、種子、水を混合して、モルタル吹付け用ガンなどによって斜面8に吹き付けることができる。この縁部21や植栽袋1,1間に配置する植生基盤材7bは、草本類の生育に適した材料とすることができる。このように木本類6を植栽する袋部3以外を草本類で覆う構成にすれば、早期緑化と、木本類6の充分な育成の両方を実現することができる。
また、植栽袋1によって形成される椀型のこぶは、自然斜面の凹凸に近い形状であるため、施工直後においても違和感を与えることなく周囲の景観に調和できる。
【0021】
【実施例】
次に植栽袋1の実施例について説明する。
植栽袋1の底面部2は、一辺が60〜70cm程度の正方形にする。また、袋部3は円形となる底面の直径が50cm程度となるようにして底面部2のほぼ中央に配置する(図2参照)。このような配置であれば、5〜10cmの縁部21が袋部3の両側にできる。また、袋部3の中央部の高さは30cm以下とするのが好ましい。また、袋部に植生基盤材7を充填しても人力での運搬が可能になるように、袋部3の空間の容量は30L(リットル)以下、好ましくは20L以下にするのがよい。なお、底面部2の形状は正方形に限定されるものではなく、長方形や他の多角形であってもよい。また、袋部3の底面も円形ではなく楕円形とすることができるが、楕円形の長辺と短辺の比率は1.5倍以下とするのが好ましい。
袋部3は、袋部3の形状を成形するために必要な大きさのシートを底面部2に縫い付けて成形することができる。また、端部が底面部2の端部と一致するシート材の中央部を盛り上げて袋部3とすることもできる(図3参照)。
また、取っ手部22aは、長さが10〜20cm程度の紐を縁部21の上端に取り付ける。
【0022】
【本発明の効果】
本発明の植栽袋及び斜面の緑化構造は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
<イ>取っ手部を有する植栽袋は、運搬がし易く、アンカーピンに引っ掛けるだけで設置できるため、容易に斜面の緑化構造を構築することができる。また、植栽袋に木本類などの植物の生育に必要な植生基盤材を充填するため、斜面に確実に植生基盤材を定着させることができる。
<ロ>植栽する植物の周囲に集中的に植生基盤材を配置することができる。また、曲面を有する袋部で植生基盤材を覆うことによって、草本類の繁殖を阻止することができる。
<ハ>植栽する植物の根の周辺に厚く配置された植生基盤材によって、水位が低下した場合でも根の乾燥を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植栽袋を斜面に設置した実施例の斜視図。
【図2】植栽袋の実施例の正面図。
【図3】斜面の緑化構造の実施例の断面図。
【図4】従来の植生土のう工の実施例の説明図。
【符号の説明】
1・・・植栽袋
2・・・底面部
21・・縁部
22・・取っ手部
3・・・袋部
31・・開口部
4・・・ネット材
5・・・アンカーピン
6・・・木本類
7・・・植生基盤材

Claims (8)

  1. 斜面に植物を植栽するための植栽袋であって、
    斜面に接触するシート状の底面部と、
    前記底面部を底面とし、植生基盤材を充填する空間を形成する袋部と、からなり、
    前記袋部の周囲には前記底面部が突出して縁部を形成し、前記袋部の少なくとも上半部は曲面であり、植栽用の開口部を前記曲面に設けたことを特徴とする、植栽袋。
  2. 請求項1に記載の植栽袋において、
    前記縁部に取っ手部を設けたことを特徴とする、植栽袋。
  3. 請求項1又は2に記載の植栽袋において、
    前記袋部を生分解性シートで形成したことを特徴とする、植栽袋。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の植栽袋において、
    前記袋部を種子が付着し難い摩擦抵抗の小さな表面を有する材料で形成したことを特徴とする、植栽袋。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の植栽袋において、
    前記底面部は四角形であり、前記袋部は中央部が盛り上がった椀型に形成されることを特徴とする、植栽袋。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の植栽袋と、
    前記植栽袋に充填する植生基盤材と、
    前記植栽袋に植栽する植物と、
    前記植栽袋を覆うネット材と、からなる斜面の緑化構造。
  7. 請求項2に記載の植栽袋と、
    前記植栽袋の取っ手部を引っ掛けるアンカーピンと、
    前記植栽袋に充填する植生基盤材と、
    前記植栽袋に植栽する植物と、
    前記植栽袋を覆うネット材と、からなる斜面の緑化構造。
  8. 請求項6又は7に記載の斜面の緑化構造において、
    前記植栽袋の縁部を植生基盤材で覆ったことを特徴とする、斜面の緑化構造。
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