JP2001218523A - 苗 木 - Google Patents

苗 木

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JP2001218523A
JP2001218523A JP2000033141A JP2000033141A JP2001218523A JP 2001218523 A JP2001218523 A JP 2001218523A JP 2000033141 A JP2000033141 A JP 2000033141A JP 2000033141 A JP2000033141 A JP 2000033141A JP 2001218523 A JP2001218523 A JP 2001218523A
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seedlings
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Masanobu Yamamoto
正信 山本
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FUJIMI RYOKKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗木を損傷することなく植付け場所に搬送
し、苗木が植付け場所で確実に生育するようになす。 【解決手段】 汎用の育苗ポット(43)内で生育させ
た後、根鉢(46)と共に該育苗ポットから取り出し、
根鉢を非分解性シート(49)により被包した状態で出
荷し、該非分解性シートは根(64)を貫通させ得るよ
うになし、根鉢を該非分解性シートにより被包したまま
植付けを行なうようにしたことを特徴とする苗木。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗木に関するもので
あり、特に生育させた後、出荷し、植付け場所に植付け
るようにした苗木に係るものである。なお、特許請求の
範囲を含む本明細書における「苗木」には成木及び草花
も含まれるものとする。
【0002】
【従来の技術】このような苗木としては下記のものが既
に知られている。
【0003】(イ)図8に示すように、略逆円錐台形の
根鉢1を有するポット苗木3を法面5上に載置した後、
土壌、改良材、肥料等を混合してなる基盤材7を吹き付
けることにより該ポット苗木3を法面5上に固定するよ
うにしたもの、及び法面5に植え込み用の穴(図示せ
ず。)を形成し、この穴内にポット苗木3を入れた後、
土壌、改良材、肥料等を混合してなる基盤材7を吹き付
けることにより該ポット苗木3を法面5に固定するよう
にしたもの。
【0004】(ロ)図9、図10に示すように、苗木1
1の根鉢13を薄く形成することにより法面15に対す
る苗木11の移植を容易ならしめると共に苗木11の地
上部を低い位置で切断除去することにより水分蒸散を制
御するようにしてなるポット苗木17を法面15に載置
し、法面15に基盤材19を吹き付けるようにしたも
の。上記(イ)の苗木を改良したものである。
【0005】(ハ)図11に示すように、薄鉢コンテナ
21内の植栽基材23中にネット材25を埋設したコン
テナ苗木。薄鉢コンテナ21内の植栽基材23中にネッ
ト材25を埋設することにより、苗木の根系が十分に生
育する前に植栽基材を安定させるようにしている。即
ち、苗木の早期出荷が可能となり、植栽基材の崩落が防
止される。
【0006】(ニ)図12に示すように、土嚢31内に
苗木33を入れてこれを緑化面35に固定具37により
固定するようにしたもの。鉢の取り外しと回収が不要と
なり、土嚢中に多量の植生基盤材を入れることにより根
張りをより完全にすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
苗木においてはそれぞれ下記の如き問題がある。
【0008】[(イ)の苗木] ポット苗木の枝葉が露出しているため、生産苗圃から
法面等の植付け場所へポット苗木を運搬する際に該ポッ
ト苗木が損傷を受けるおそれがある。 移植後、苗木が乾燥、霜、雑草による圧迫等の厳しい
条件下での生育を強いられるため、別途に手当てする必
要がある。
【0009】[(ロ)の苗木] ポット苗木は汎用のものではなく、苗木の根鉢を薄く
形成してなる特殊なものを使用するようにしているた
め、このような特殊なポット苗木を使用時期に合わせて
予め生育準備させておく必要がある。従って、コスト高
となるだけでなく、緊急工事の場合には所望品種の苗木
が間に合わないという事態もしばしばある。 薄いポットに合わせて根を育てるため、根の形状が不
自然となり、苗木の品質上好ましくない。 ポット苗木の枝葉が露出しているため、生産苗圃から
法面等の植付け場所へポット苗木を運搬する際に該ポッ
ト苗木が損傷を受けるおそれがある。 移植後、苗木が乾燥、霜、雑草による圧迫等の厳しい
条件下での生育を強いられるため、別途に手当てする必
要がある。
【0010】[(ハ)の苗木] 苗木の根がネット材を通過する際に根瘤が生ずるおそ
れがある。即ち、根の健全な生育が損なわれるおそれが
ある。 ポット苗木の枝葉が露出しているため、生産苗圃から
法面等の植付け場所へコンテナ苗木を運搬する際に該コ
ンテナ苗木が損傷を受けるおそれがある。 移植後、苗木が乾燥、霜、雑草による圧迫等の厳しい
条件下での生育を強いられるため、別途に手当てする必
要がある。
【0011】[(ニ)の苗木] 土嚢に苗木を入れるようにしているため、重量と嵩が
大きくなり、運搬費が膨大になると共に土嚢入り苗木の
コストが高くなる。従って、このような土嚢入り苗木は
汎用し難いものである。 生産苗圃から法面等の植付け場所へ土嚢入り苗木を運
搬する際に該苗木が損傷を受けるおそれがある。 移植後、苗木の地上部が霜、雑草による圧迫等の厳し
い条件に晒されるため、別途に手当てする必要がある。
【0012】本発明は上記従来の苗木における上述の如
き問題を解決しようとしてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記の苗木を提供するものである。
【0014】(1) 汎用の育苗ポット内で生育させた
後、根鉢と共に該育苗ポットから取り出し、根鉢を非分
解性シート(非分解性のシート)により被包した状態で出
荷し、該非分解性シートは好ましくは孔を備えさせるこ
とにより根を貫通させ得るようになし、根鉢を該非分解
性シートにより被包したまま植付けを行なうようにした
ことを特徴とする苗木(請求項1)。
【0015】(2)汎用の育苗ポット内で生育させた
後、根鉢と共に該育苗ポットから取り出し、根鉢と枝葉
とを非分解性シート(非分解性のシート)により被包した
状態で出荷し、該非分解性シートは好ましくは孔を備え
させることにより根を貫通させ得るようになし、根鉢と
枝葉とを該非分解性シートにより被包したまま植付けを
行なった後、該非分解性シートにおける枝葉を被包する
地上部分を地際に展開することにより枝葉を露出させる
と共に該非分解性シートの地上部分をマルチ材として利
用するようにしたことを特徴とする苗木(請求項2)。
【0016】
【作用】[請求項1の苗木]使用される苗木は、特殊な
ものではなく、汎用の育苗ポット内で生育させた汎用の
ものである。出荷時には苗木を根鉢と共に育苗ポットか
ら取り出すのであるが、取り外された育苗ポットは苗圃
内で再使用される。苗木は根鉢を非分解性シートにより
被包した状態で出荷される。非分解性シートは出荷時に
はラッピング機能を果たし、根鉢を保護する。即ち、非
分解性シートは根鉢を被包することにより細根を乾燥に
より痛めつけないように保護する。但し、非分解性シー
ト内に水がたまると根鉢が腐るおそれがあるため排水性
を確保すると共に水の蒸発を防ぐことが望ましい。苗木
は根鉢を該非分解性シートにより被包したまま植付けら
れる。根鉢を被包する非分解性シートは根を貫通させ得
るものであり、植付け後には苗木の根は該非分解性シー
トを貫通する。従って、非分解性シートは苗木の根の生
育を妨げることはない。
【0017】[請求項2の苗木]使用される苗木は、特
殊なものではなく、汎用の育苗ポット内で生育させた汎
用のものである。出荷時には苗木を根鉢と共に育苗ポッ
トから取り出すのであるが、取り外された育苗ポットは
苗圃内で再使用される。苗木は根鉢と枝葉とを非分解性
シートにより被包した状態で出荷される。非分解性シー
トは出荷時にはラッピング機能を果たすものであり、根
鉢と枝葉とを保護し、その損傷を防止する。即ち、非分
解性シートは、前述の如く、根鉢を被包することにより
細根を乾燥により痛めつけないように保護する。また、
出荷時には苗木に水やりをすることができないため、枝
葉を非分解性シートにより被包することにより枝葉から
の蒸散が抑制され、以て苗木の衰弱が防止され、活着が
良好となる。苗木は、根鉢と枝葉とを該非分解性シート
により被包したまま植付けを行なった後、該非分解性シ
ートにおける枝葉を被包する地上部分を地際に展開する
ことにより枝葉を露出させると共に該非分解性シートの
地上部分をマルチ材として利用するようになす。即ち、
非分解性シートにおける地際に展開された部分は苗木の
周囲における土壌の表面を被覆することにより土壌面か
らの水分の蒸発を減少させ、雑草を抑制するという作用
をなす。非分解性シートにおける根鉢被包部分は土中に
位置するが、該非分解性シートは根を貫通させ得るもの
であるため、苗木の根の生育を妨げることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0019】(1)苗木の生育 苗木41を汎用の育苗ポット43内で通常の手法に従っ
て生育する。苗木41としては、例えばコブシ、サンシ
ョウ、ヤナギ等が好ましく使用されるが、苗木41の種
類、品種等は随意である。符号45に示すものは土壌、
改良材、肥料等を混合してなる培地である。
【0020】(2)出荷準備 苗木41は、図5、図6に示すように、枝葉47を切り
詰めることなく出荷しても差し支えないが、図1に示す
ように、出荷時に枝葉47を適宜切り詰めてもよい。出
荷時に苗木41の枝葉47を切り詰めたときには、水分
蒸散が防止され、苗木41の運搬時における苗木41の
損傷が防止され、運搬作業性が向上し、移植後における
基盤材の吹き付け作業も容易なものとなる。
【0021】出荷時には苗木41を根鉢46と共に育苗
ポット43から取り出し、非分解性シート49により被
包する。非分解性シート49は例えばプラスチックフィ
ルム、不織布シート等により形成する。非分解性シート
49は図5に示すように苗木41における根鉢46のみ
を被包するようにしてもよいが、図6、図3に示すよう
に苗木41における根鉢46と枝葉47との両者を被包
するようにしてもよい。非分解性シート49における根
鉢46を覆う土中部分49bは苗木41の根64を貫通
させ得るようになす。即ち、一例として、非分解性シー
ト49における該土中部分49bに根64を貫通させる
ための小孔65を形成する。因みに、このような小孔6
5を形成することは、根系を貫通(伸長)させるための
みならず、通気と排水とを確保するためにも好ましいも
のである。なお、例えば不織布製の非分解性シート49
の場合には、苗木41の根64が該非分解性シート49
を貫通し得るため、必ずしもこのような小孔65を形成
する必要はない。また、非分解性シート49は苗木41
における根鉢46又は根鉢46と枝葉47とを密着性よ
く包み込むに足る厚さを有するものとする。即ち、小型
の苗木41の場合には薄いフィルム状の非分解性シート
49を使用し、大型の苗木41の場合には比較的厚い丈
夫な非分解性シート49を使用する。
【0022】苗木41における根鉢46のみを非分解性
シート49により被包する際には、好ましくは該非分解
性シート49を苗木41の幹の下部51に対し紙紐等の
縛着手段55により縛着する。
【0023】苗木41における根鉢46と枝葉47との
両者を非分解性シート49により被包する際には、一例
として該非分解性シート49を苗木41の幹の下部51
と苗木41の頂点部53とに対しそれぞれ紙紐等の縛着
手段55、57により縛着する。
【0024】(3)苗木の出荷 苗木41を上述の如く被包した状態で出荷する。
【0025】(4)植付け
【0026】苗木41における根鉢46のみを非分解性
シート49により被包した場合には、非分解性シート4
9を除去することなく、即ち根鉢46を該非分解性シー
ト49により被包したまま植付けを行なう。
【0027】苗木41における根鉢46と枝葉47との
両者を非分解性シート49により被包した場合には、非
分解性シート49を除去することなく、即ち根鉢46と
枝葉47とを該非分解性シート49により被包したまま
植付けを行ない、該非分解性シート49における枝葉4
7を被包する地上部分49aを地際に展開することによ
り枝葉47を露出させると共に該非分解性シート49の
地上部分49aをマルチ材として利用するようになす。
図4参照。
【0028】符号71に示すものは苗木41の周囲に広
げた非分解性シート49の地上部分49aを植付け場所
61に固定するための杭等の固定手段である。
【0029】非分解性シート49における苗木41の枝
葉47を覆っている地上部分49aを開いて苗木41の
周囲に広げる際には、苗木41の頂点部53に対する非
分解性シート49の縛着を解く。
【0030】苗木41の根64は非分解性シート49に
おける土中部分49bを貫通する。例えば土中部分49
bに小孔65が形成されているときには、苗木41の根
64は該小孔65を貫通する。
【0031】次に、苗木41の植付け方法を例示する
が、苗木41の植付け方法が下記の例に限定されるもの
でないことはいうまでもない。
【0032】[基本的な植付け方法]造園の場合の如く
平地、緩勾配地、軟質な地山に植付けるときには、植付
け場所に植え穴73を穿設し、該植え穴3内に苗木41
を根鉢46ごと立て込み、埋め戻して植栽する。この場
合には、根鉢46のみを非分解性シート49により被包
した苗木41を用い、植付け後に根鉢46の周辺のマル
チを行なうようにしてもよい。
【0033】[置苗吹付工]硬質な法面又は急勾配な法
面においては、好ましくは根鉢46と枝葉47との両者
を非分解性シート49により被包した苗木41における
根鉢46を直接地山に取り付け、根鉢46の周辺を吹付
基盤材で吹き固めた後、該非分解性シート49における
枝葉47を被包する地上部分49aを地際に展開するこ
とにより枝葉47を露出させると共に該非分解性シート
49の地上部分49aをマルチ材として利用するように
なす。
【0034】[マット苗的な施工方法(植物生育基盤の
上に貼付ける方法)]硬質な法面又は急勾配な法面にお
いては、厚層基材吹付工法等により植物生育基盤を造成
した後、好ましくは根鉢46と枝葉47との両者を非分
解性シート49により被包した苗木41における根鉢4
6を偏平に押しつぶしながら該植物生育基盤になじむよ
うに根鉢46を圧着させ、固定ピン等の固定手段75に
より根鉢46を固定し、該非分解性シート49における
枝葉47を被包する地上部分49aを地際に展開するこ
とにより枝葉47を露出させると共に該非分解性シート
49の地上部分49aをマルチ材として利用するように
なしてもよい。図7参照。
【0035】なお、下地に植物生育基盤を造成すること
は必ずしも必要ではない。即ち、急勾配な地山であって
も、表面が風化、土壌化しているときには、本発明によ
る苗木41を植物生育基盤が造成されていない地山に上
述の方法により植付けることが可能である。また、過去
に法面の緑化を行なった結果、牧草等により被覆されて
いる法面の場合についても、本発明による苗木41を地
山に上述の方法により直接植付けることが可能である。
【0036】
【実施例】汎用の育苗ポット内で通常の手法に従って生
育したコブシの苗木(地上部の高さ約25cm)を下記
の如く移植した。
【0037】コブシの苗木の枝葉を切り詰め、コブシの
苗木を根鉢と共に育苗ポットから取り出し、コブシの苗
木における枝葉と根鉢とを非分解性シートにより被包し
た。即ち、非分解性シートをコブシの幹の下部と苗木の
頂点部とに対しそれぞれ紙紐により縛着した。非分解性
シートとして根鉢を被包する部分に孔を形成してなるも
のを使用した。
【0038】コブシの苗木を上述の如く被包した状態で
法面に搬送し、根鉢を手で平坦につぶした。非分解性シ
ートにおける根鉢に対応する部分に小孔を形成した。
【0039】非分解性シートに被包されているコブシの
苗木を法面における所定の位置に圧着し、固定ピンによ
り固定した。
【0040】続いて、苗木の頂点部に対する非分解性シ
ートの縛着を解き、非分解性シートにおける苗木の枝葉
を覆っている地上部分を開いて該苗木の周囲に広げるこ
とにより該地上部分がマルチングシートとしての働きを
なすようにした。
【0041】
【発明の効果】[請求項1の苗木]請求項1の発明は次
のような優れた効果を発揮する。
【0042】苗木は根鉢を非分解性シートにより被包
した状態で出荷される。従って、搬送時等には非分解性
シートは苗木の根鉢を固定し、その損傷を防止する。即
ち、非分解性シートは出荷時にはラッピング機能による
保護作用をなす。
【0043】苗木の根鉢を被包する非分解性シートに
おける土中部分は根を貫通させ得るものであるため、苗
木の根の生育を妨げることはない。
【0044】使用される苗木は、特殊なものではな
く、汎用の育苗ポット内で生育させた汎用のものであ
る。従って、苗木は常時容易に且つ安価に入手すること
ができ、緊急工事についても十分に対応することができ
る。
【0045】出荷時に苗木から取り外された育苗ポッ
トは苗圃内で再使用することができる。
【0046】[請求項2の苗木]請求項2の発明は次の
ような優れた効果を発揮する。
【0047】苗木を植付け場所に固定した後、非分解
性シートの地上部分を地際に展開することにより枝葉を
露出させると共に該非分解性シートの地上部分をマルチ
材として利用するようにしたため、非分解性シートにお
ける地上部分は苗木の周囲における土壌の表面を被覆す
ることにより土壌面からの水分の蒸発を減少させ、雑草
を抑制するという効果を発揮する。
【0048】苗木は根鉢と枝葉とを非分解性シートに
より被包した状態で出荷される。従って、搬送時等には
非分解性シートは苗木の根鉢を固定すると共に苗木の枝
葉を保護し、その損傷を防止する。即ち、非分解性シー
トは出荷時にはラッピング機能による保護作用をなす。
【0049】その他の点においては、請求項2の発明は
前記請求項1の発明と同様の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用の育苗ポット内で生育された苗木の一例を
示す断面図である。
【図2】同上苗木を育苗ポットから取り出し、非分解性
シート上に載置した状態を示す斜視図である。
【図3】同上苗木を非分解性シートにより被包した状態
を示す断面図である。
【図4】同上苗木を植付け場所に固定した状態を示す断
面図である。
【図5】別の苗木における根鉢を非分解性シートにより
被包した状態を示す断面図である。
【図6】同上苗木における根鉢と枝葉とを非分解性シー
トにより被包した状態を示す断面図である。
【図7】更に別の苗木を植付け場所に固定した状態を示
す断面図である。
【図8】従来の苗木を示す断面図である。
【図9】従来の苗木を示す別の断面図である。
【図10】従来の苗木を示す更に別の断面図である。
【図11】従来の苗木を示す更に別の断面図である。
【図12】従来の苗木を示す更に別の断面図である。
【符号の説明】
1 根鉢 3 ポット苗木 5 法面 7 基盤材 11 苗木 13 根鉢 15 法面 17 ポット苗木 19 基盤材 21 薄鉢コンテナ 23 植栽基材 25 ネット材 31 土嚢 33 苗木 35 緑化面 37 固定具 41 苗木 43 育苗ポット 45 培地 46 根鉢 47 枝葉 49 非分解性シート 49a 地上部分 49b 土中部分 51 幹の下部 53 頂点部 55 縛着手段 57 縛着手段 61 植付け場所 64 根 65 小孔 71 固定手段 73 植え穴 75 固定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎用の育苗ポット内で生育させた後、根
    鉢と共に該育苗ポットから取り出し、根鉢を非分解性シ
    ートにより被包した状態で出荷し、該非分解性シートは
    根を貫通させ得るようになし、根鉢を該非分解性シート
    により被包したまま植付けを行なうようにしたことを特
    徴とする苗木。
  2. 【請求項2】 汎用の育苗ポット内で生育させた後、根
    鉢と共に該育苗ポットから取り出し、根鉢と枝葉とを非
    分解性シートにより被包した状態で出荷し、該非分解性
    シートは根を貫通させ得るようになし、根鉢と枝葉とを
    該非分解性シートにより被包したまま植付けを行なった
    後、該非分解性シートにおける枝葉を被包する地上部分
    を地際に展開することにより枝葉を露出させると共に該
    非分解性シートの地上部分をマルチ材として利用するよ
    うにしたことを特徴とする苗木。
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