JP2004330660A - 輪転機の折畳装置 - Google Patents

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宏行 藤沼
Toshio Hasegawa
俊雄 長谷川
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Abstract

【課題】コレクト折りとストレート折りの切り替えを煩雑な作業を行うことなくかつ簡単な構成で行い得る輪転機の折畳装置を提供する。
【解決手段】コレクト折り又はストレート折りが選択可能な輪転機の折畳装置において、ストレート折り及びコレクト折りの動作をさせる固定針カム2と、ストレート折りのときは停止し、コレクト折りのときは折胴12の2回転に1度折胴の外周に対して針先端部を出し入れさせる補正針カム3と、ストレート折りのときは折胴の1回転に1度咥装置17に対して、コレクト折りのときは折胴の2回転に1度咥装置に対して、差刃装置16ごとに差刃を差し込ませる差刃カム4と、補正針カムと差刃カムとの駆動側連結と停止側連結とを切り替える切替手段62と、切替手段の起動タイミングを検出する検出手段61を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、印刷されたウェブ紙を切断し、切断した印刷紙を重ねて折るコレクト折り及び重ねずに折るストレート折りが可能な輪転機の折畳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋸胴、折胴及び咥胴を備え、印刷紙を折胴に巻き付けて重ねて折るコレクト折り及び重ねずに折るストレート折りが可能な輪転機の折畳装置において、コレクト折り又はストレート折りの切替えを行うときは、折胴の針装置、差刃装置の各作動タイミングの変更など、コレクト折り又はストレート折りの作動形態に合うように切り替えていた。そして、これら装置についての切替作業を少しでも容易とするために種々の改善がなされてきた。コレクト折り又はストレート折りに切り替える技術に関しては、幾つかの特許文献に開示されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
【0003】
特許文献1に開示されている技術は、折胴に備えた針装置の作動形態のみに関する技術であるが、コレクト折りとストレート折りとを切替操作し得る輪転機の折畳装置において、折胴に備えられ印刷紙の先行端側を突き刺す針を、針作動用カム(以後、針カムという)によって折胴の周面から出し入れさせる構造であるとともに、針カムを分割して重ね合わせ、所謂2枚合せの針カムであり、それぞれに複数の凹凸を設け、折畳装置を休止させた上で2枚合せの針カム相互の取付位置を変化させることによって、カム凹凸の数を変化させ、針の作動タイミングを変化させるように構成されている。
【0004】
具体的には、印刷紙の裁断長さ(以下、印刷紙の長さという)の3倍周長を有し、所謂3倍胴の折胴の円周上に針装置と差刃装置を交互に略60度の位相角をなすように配置され、折胴に並行に設けられた軸の一端側に折胴歯車と噛み合うx歯車を設け、前記軸の他端側に固定されたy歯車と噛み合い、折胴の他端側の軸心を中心にして回転するように設けられたz歯車に2枚合せの針カムが、隣り合うようにして一体に設けられ回転駆動可能になっている。z歯車に固定されている2枚合せの針カムは、コレクト折り又はストレート折りに対応するように2枚の針カム相互の取付位相を変えられるようになっている。なお、折胴に対向して設けられた咥胴には、咥装置が2個所取付けられるようになっており、咥板が咥カムで作動する。
【0005】
特許文献2に開示されている技術は、折胴に備えた差刃装置の作動形態のみに関する技術であるが、折胴に回転可能に支持された突込刃作動用カム(以下、差刃カムという)と、差刃カムに回転力を伝達する伝動手段と、伝動手段と差刃カムの間の伝動を許容又は遮断する切替手段とを設け、咥板の着脱を行うことなくコレクト折りとストレート折りの切替えが行えるように構成されている。
【0006】
具体的には、鋸胴が切断後の印刷紙の長さの2倍の円周長を有するのに対し、折胴が3倍の円周長を有するように設定されており、差刃カムを一体に取り付けた差刃歯車が、折胴の軸部に回転可能に支持されている。また、折胴と平行に軸(以下、クラッチ軸という)が設けられ、このクラッチ軸には軸方向に移動可能であり、かつ回転方向に結合されたクラッチ部材が設けられている。前記クラッチ軸には、クラッチ部材と連結可能な連結部を有するとともに回転可能な歯車が設けられており、この歯車は、折胴の軸端部に固定されている歯車に噛み合っている。また、クラッチ軸の端部側には、前記差刃歯車に噛み合う歯車が設けられており、この歯車によって差刃カムが駆動されるときは、折胴が3分の2回転する間に差刃カムが1回転し得るようになっている。フレーム側には、固定された固定部材が設けられ、その端部にはクラッチ部材と連結可能な連結部を有している。クラッチ部材は、歯車の連結部と固定部材の連結部のどちらにも連結しない中立位置を有する。この中立の状態において、クラッチ軸は、折胴の停止時にハンドルによって外部から回し得るとともに、折胴に対する差刃カムの位相をコレクト折り又はストレート折りに対応させるべく調整可能となっている。すなわち、コレクト折り又はストレート折りに切り替えるときは、折畳装置を停止させた上で、前記中立位置においてクラッチ軸をハンドルで回し、折胴に対する差刃カムの位相を合せてから連結するようになっている。コレクト折りのときはクラッチ部材を歯車側に移動させて連結し、クラッチ軸を回転可能にして差刃カムが回るように切り替え、ストレート折りのときはクラッチ部材を固定部材側に移動させて連結し、クラッチ軸を回転不能にして差刃カムが回らないように切り替える構成となっている。
【0007】
特許文献3に開示されている技術は、折胴に備えた針装置及び差刃装置の作動形態のみに関する技術であるが、折胴の一端側に設けられ、折胴とは独立して回転可能に、折胴を支持するフレームに取り付けられた、ストレート折りの動作をさせる凹部を有する第1の回転カム(回転針カム)と、第1の回転カムに隣り合い、前記フレームに固定されて設けられた第1の固定カム(固定針カム)と、前記折胴の他端側に設けられ、折胴とは独立して回転可能に、折胴を支持するフレームに取り付けられた、ストレート折りの動作をさせる凹部を有する第2の回転カム(回転差刃カム)と、第2の回転カムに隣り合い、前記フレームに固定されて設けられた第2の固定カム(固定差刃カム)を備え、前記それぞれの回転カムと固定カムとからなる2組の2枚カムをコレクト折り又はストレート折りのいずれかのタイミングで合致させ又は解除させる2ポイントクラッチを備えている。2ポイントクラッチは前記2つの回転カムを駆動するカム駆動系統の軸上に設けられ、カムの交換をせずに所定のタイミングに合わせてクラッチの噛み合い位置を変え、コレクト折り又はストレート折りに切り替える。
【0008】
【特許文献1】
特開昭61−254468号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献2】
特開昭63−185777号公報(第3−4頁、第1図)
【特許文献3】
特許第3117256号公報(第3−4頁、図1)
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に開示された技術には、次のような解決すべき課題があった。すなわち、コレクト折り又はストレート折りに針の作動タイミングを切り替えるときは、折畳装置を停止させた上で、歯車と一体になっている2枚合せの針カムの固定をゆるめて、折胴の針作動タイミングに合うように針カム相互の位相をその都度変更する、という熟練を要する極めて手間の掛かる作業を強いられたという課題があった。加えて、前記折畳装置では、コレクト折り及びストレート折りの切替えを完全に行うには、差刃装置も切替操作を行わなければならず、切替作業が極めて煩雑なものであった。
【0009】
また、特許文献2に開示された技術には、次のような解決すべき課題があった。すなわち、コレクト折り又はストレート折りのいずれかに差刃の作動タイミングを切り替えるときは、折畳装置を停止させた上で、一方に噛み合っていたクラッチ部材を手動にて移動させ連結を切って中立位置に置き、クラッチ軸をハンドルで回して折胴に対する差刃カムの位相合せをしてから、クラッチ部材を更に移動させ他方に噛み合わせるので、熟練を要する極めて手間の掛かる作業を強いられたという課題があった。加えて、前記折畳装置では、コレクト折り及びストレート折りの切替えを完全に行うには、針装置の針の作動タイミングを別個に行わなければならず、切替作業が極めて煩雑なものであった。
【0010】
更に、特許文献3に開示された技術には、次のような解決すべき課題があった。すなわち、コレクト折り又はストレート折りのいずれかに針及び差刃の作動タイミングを切り替えるときは、折畳装置を停止させた上で、カム駆動系統の軸上に設けられた2ポイントクラッチを軸方向に移動させて噛み合いを外し、前記軸を回して固定カムに対する回転カムを所定のタイミング関係が得られる位置まで変位させ、その位置で再び2ポイントクラッチを、前記とは反対の軸方向に移動させて噛み合わせる、という熟練を要する極めて手間の掛かる作業を強いられたという課題があった。加えて、折胴の両側にそれぞれ2枚1組のカムが設けられているとともに、これを駆動する軸が一方のフレームから他方のフレームに掛け渡されており、極めて構造が複雑なものであった。
【0011】
本発明の目的は、コレクト折りとストレート折りの切り替えを煩雑な作業を行うことなくかつ簡単な構成で行い得る輪転機の折畳装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、特許請求の範囲に記載した構成によって、上記従来の技術が抱えていた課題を一挙に解決しようとするものである。
【0013】
即ち、請求項1に記載の輪転機の折畳装置は、少なくとも1つの鋸刃装置を有する鋸胴、少なくとも1つの針装置及び針装置と同数の差刃装置を有する折胴、並びに咥装置を有する咥胴を備え、印刷されたウェブ紙を切断し、印刷紙を折胴に巻き付けて重ねて折るコレクト折りと重ねずに折るストレート折りとが可能であり、いずれかの折りに切り替えてコレクト折り又はストレート折りの印刷紙を排出することが可能な輪転機の折畳装置において、
フレーム側に固定され、ストレート折りの動作をさせるように折胴の1回転に1度折胴の外周に対して針装置ごとにその針の先端を出し入れさせることが可能に設けられた固定針カムと、
折胴の軸心を中心として折胴の回転数とは異なる回転数で回転し得るように前記固定針カムに隣り合って設けられ、ストレート折りのときは前記固定針カムによって出し入れする針の動作を妨げないように停止し、コレクト折りのときは前記固定針カムとの相互作用によって、コレクト折りの動作をさせるように折胴の2回転に1度折胴の外周に対して針装置ごとにその針の先端部を出し入れさせることが可能に設けられた補正針カムと、
折胴の軸心を中心として前記補正針カムと一体で回転し得るとともに、差刃装置の差刃を咥装置に対向する位置において前記針の動作に相関させて作動させ得るように補正針カムと隣り合って設けられ、ストレート折りのときは前記補正針カムとともに停止し、ストレート折りの動作をさせるように折胴の1回転に1度咥装置に対して差刃装置ごとにその差刃を差し込ませることが可能であり、コレクト折りのときは前記補正針カムとともに回転し、コレクト折りの動作をさせるように折胴の2回転に1度咥装置に対して差刃装置ごとにその差刃を差し込ませることが可能に設けられた差刃カムと、
補正針カムと差刃カムとに一斉に回転駆動を伝達する伝動経路に、駆動側と連結して前記2つのカムを回転駆動する駆動側連結と駆動側との連結を外して前記2つのカムを予め定めた回転位相で停止する停止側連結とが切替可能、かつ切替えの際に駆動側連結と停止側連結とが瞬時併存可能に設けた切替手段、コレクト折り又はストレート折りのいずれかの指定下において切替手段の起動タイミングを駆動源の回転に基づいて検出する検出手段とからなる切替装置を有し、
折畳装置を作動させながらコレクト折り又はストレート折りに選択的に切り替えることを特徴としている。
【0014】
折畳装置のコレクト折りとストレート折りの切替えを、折畳装置を低速運転し、鋸胴、折胴及び咥胴を予め定められた速度で回転させているときに、固定針カムに対して一体で回転可能な補正針カム及び差刃カムを、コレクト折りのときは回転させるように、また、ストレート折りのときは停止させるようにし、かつ切替手段の切替え時に駆動側連結と停止側連結とが瞬時に併存可能とした。これにより、コレクト折り又はストレート折りのいずれかに自動的かつ確実に切り替える。
【0015】
また、本発明の請求項2に記載の輪転機の折畳装置は、請求項1に記載の輪転機の折畳装置において、
切替手段が、
鋸胴の軸心に平行かつ回転可能に設けられた中間軸と、
駆動側である鋸胴に設けられた歯車と噛み合わされるとともに中間軸に対し回転可能に設けられ、側面に凹部を有する従動歯車と、
中間軸の他端に固定され従動側である補正針カムと差刃カムへの中継歯車と噛み合わされた中間軸歯車と、
当該中間軸歯車と中継歯車との間に配され従動歯車の凹部に対向する凹部と中間軸が貫通する穴を有する固定部材と、
従動歯車と固定部材との間に設けられ、中間軸の軸方向に移動可能かつ回転方向に中間軸と一体となって回転可能であるとともに、軸方向の両端面に、その端面と対向する従動歯車又は固定部材の前記凹部に嵌合可能な凸部を設け、一方の端面の凸部突端から他方の端面の凸部突端までの寸法が、従動歯車と固定部材の対向端面間距離よりわずかに大きなクラッチ部材と、
クラッチ部材を中間軸の軸方向のいずれか一方に選択的に移動させる移動機構とからなる。
【0016】
クラッチ部材の、一方の端面の凸部突端から他方の端面の凸部突端までの寸法が、従動歯車と固定部材の対向端面間距離よりわずかに大きくなっており、切替手段のクラッチ部材の両端部に設けられた凸部が、クラッチ部材の軸方向の移動中にそれぞれに対向する凹部の両方に、極めて短時間だけ同時に嵌合可能な範囲を有するので、自動的かつ確実に切り替えることができる。従って、折畳装置におけるコレクト折りとストレート折りの切替えでは、全く熟練を要することなく極めて容易に切替えをなし得、煩雑な切替作業が不要となり、切替え時の作業効率が向上するとともに、輪転機の稼働効率を向上させる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明に係る輪転機の折畳装置の1つの実施の形態を図面を参照して説明する。この発明に係る輪転機の折畳装置(以下、折畳装置という)は、図5に示すように、印刷されたウェブ紙Wを切断する鋸胴11と、ウェブ紙Wの切断による印刷紙Sを外周に巻き付けるようにして運ぶ折胴12と、折胴12で運ばれてきた印刷紙Sを2つに折り畳み外周に巻き付けるようにして運ぶ咥胴13を備え、鋸胴11と咥胴13との間に折胴12が配置され、それぞれ外周が隣り合って設けられている。更に、図1乃至図3及び図13に示すように、フレームFに固定された固定針カム2と、固定針カム2に隣り合って設けられ、かつ折胴12の軸心を中心として回転可能に設けられたカム用歯車33と一体をなす補正針カム3と、補正針カム3と隣り合って一体となるように設けられ、かつ折胴12の軸心を中心として回転し得るように設けられた差刃カム4を備え、更に、鋸胴11と同じ回転数で回転可能である中間軸(以下、クラッチ軸という)621を、コレクト折りのときは回転させ、ストレート折りのときは停止させるべく、切替手段62と切替手段62の起動のタイミングを検出する検出手段61を備え、前記補正針カム3と差刃カム4を、回転駆動する状態と停止する状態に切り替えて、コレクト折り又はストレート折りに切り替える切替装置6を備えている。
【0018】
また、鋸胴11、折胴12、咥胴13は、それぞれの外周面長が略2対3対3になるように設けられるとともに、図4及び図5に示すように、鋸胴歯車111、折胴歯車121、咥胴歯車131によって、鋸胴11が1回転するときに折胴12及び咥胴13が連動して3分の2回転するように設けられている。
【0019】
鋸胴11は、ウェブ紙Wを切断する鋸刃装置14を、鋸胴11の外周部を等分して2個所に備え、折胴12と対向する位相において半回転ごとにウェブ紙Wの走行方向に対し直角な方向に切断する。また、鋸胴11は、一定長さに切断された印刷紙Sの長さに対し、2倍に相当する周長を有する。
【0020】
折胴12は、一方に隣り合う鋸胴11の2分の3の直径、すなわち前記印刷紙Sの長さに対し3倍に相当する円周長を有し、前記鋸刃装置14に対向する位相において、印刷紙Sの先行側の切断部(以下、先行端という)S1の近傍を複数の針151(図2及び図6参照)によって突き刺し、印刷紙Sを折胴12の外周に巻き付けるようにして運ぶ針装置15を、折胴12の外周部に等分して3個所に備える。また、折胴12は、他方に隣り合う咥胴13と同径をなし、咥胴13に対向する位相において、折胴12の外周に巻き付けられ運ばれる印刷紙Sの長さの半分の位置で、印刷紙Sを差刃161によって咥胴13の咥装置17(後で説明する)に差し込んで引き渡す差刃装置16を、折胴12の外周部に等分して3個所に備える。
【0021】
針装置15は、図1、図2及び図6に示すように、折胴12に回転可能に設けられた針軸152と、針軸152に一端側が固定され、他端側に針151を設けられた針アーム153と、前記固定針カム2と補正針カム3との両方に案内されるカムフォロアー154と、針軸152の端部側に一端側が固定され、他端側にカムフォロアー154を設けられたアーム155とで構成される。そして、針151は、カムフォロアー154が固定針カム2の谷部22から山部21へ移行することによって、折胴12の外周の外側に突き出され、反対に、カムフォロアー154が山部21から谷部22へ移行することによって、前記外周の内側に引っ込むようになっている。
【0022】
差刃装置16は、図1、図2及び図6に示すように、折胴12に回転可能に設けられた差刃軸162と、差刃軸162に一端側が固定され、他端側に差刃161を設けられた差刃アーム163と、前記差刃カム4に案内されるカムフォロアー164と、差刃軸162の端部側に一端側が固定され、他端側にカムフォロアー164を設けられたアーム165とで構成される。そして、差刃161は、カムフォロアー164が差刃カム4の山部41から谷部42へ移行することによって、差刃161の先端が折胴12の外周から出っ張ることなく折胴12の外周に接近し、反対に、カムフォロアー164が差刃カム4の谷部42から山部41へ移行することによって、前記外周に接近した位置から中心側に退くようになっている。
【0023】
咥胴13は、図5及び図6に示すように、前記折胴12の差刃装置16に対向する位相において、差刃161に差し込まれた印刷紙Sを折り畳んで咥えて運ぶ咥装置17を、咥胴13の外周部に等分して3個所に備え、咥えた印刷紙Sを咥胴13の回転途中において解放し、例えば下流コンベヤーCへ引き渡すようになっている。
【0024】
咥装置17は、図1、図5及び図6に示すように、咥胴13の軸心を中心としてフレームFに固定された咥カム5と、咥胴13に回転可能に設けられた咥軸172と、前記咥カム5に案内されるカムフォロアー174と、咥軸172の端部側に一端が固定され、他端側にカムフォロアー174が設けられたアーム175と、先端部176が咥胴13の外周面から出っ張るように咥軸172に設けられた咥板171と、咥胴13の外周から出っ張り、咥板171に対向するように設けられた咥固定部材173とで構成される。そして、咥板171は、カムフォロアー174が咥カム5の山部51から谷部52へ移行することによって、咥固定部材173から離れるように開き、反対に、カムフォロアー174が咥カム5の谷部52から山部51へ移行することによって、咥固定部材173に接近し閉じるようになっており、折胴12の外周から出っ張ることなく折胴12の外周に接近する前記差刃装置16の差刃161の先端を、開いている咥板171と咥固定部材173との間に差し込み可能に構成されている(図6参照)。
【0025】
次に、切替装置6は、図1乃至図4及び図9に示すように、折胴12の軸心を中心として回転し得るように設けられている補正針カム3及び差刃カム4を、コレクト折り又はストレート折りに対応するように回転させ又は停止させるために設けられた装置で、前記補正針カム3及び差刃カム4を回転させる歯車列の途中に設けられ、コレクト折り又はストレート折りのいずれか一方に切り替える前記切替手段62と、切替手段62の起動タイミングを駆動源の回転の位相、図示の実施の形態では鋸胴11の回転位相に基づいて検出する検出手段61からなる。
【0026】
検出手段61の構成は、図1に示すように、鋸胴軸112に設けられた検出片611と、検出片611を検出する検出器612とからなる。検出器612は、コレクト折り又はストレート折りに切り替える切替手段62の起動タイミングを得るために、鋸胴11の1回転中に1度だけ検出片611の被検出部を検出するようになっている。そして、コレクト折りとストレート折りとの切り替えを行うときには、図示しない操作装置によってコレクト折りとストレート折りのいずれかの指定の下で被検出部を検出することによって検出信号が出力されて、切替手段62(図9参照)が作動を開始するようになっている。
【0027】
次に、切替手段62の構成について説明する。前記補正針カム3及び差刃カム4を駆動する構成は、図1乃至図4に示す歯車伝動機構からなる。つまり、鋸胴軸112に固定した歯車(以下、a歯車という)113から折胴軸122に対し回転可能に設けたカム用歯車33に至る間に、鋸胴軸112に近い方から中間軸であるクラッチ軸621と、カム駆動軸626を設ける(図2参照)。クラッチ軸621は、その両端をフレームFとブラケット629で回転可能に支持され、a歯車113(図1参照)に噛み合う従動歯車(以下、b歯車という)622(図2及び図3参照)が、クラッチ軸621に対し回転可能に設けられるとともに、前記b歯車622の、フレームFと対向するボス端面には、クラッチ軸621の軸心を直角に横切る方向に一文字状の凹部(以下、b歯車622の凹部という)623を有する(図3及び図9参照)。b歯車622とフレームFとの間には、b歯車622の端面と対向するボス端面を有する固定部材631が設けられ、b歯車622と対向するボス端面には、クラッチ軸621の軸心を直角に横切る方向に一文字状の凹部(以下、固定部材631の凹部という)633が設けられているとともに、中心に穴632が設けられており、この穴632を貫通してクラッチ軸621がフレームFに支持されている。
【0028】
前記b歯車622のボス端面と前記固定部材631のボス端面との間には、クラッチ軸621に嵌合してクラッチ部材634が設けられ、キー625によって、クラッチ部材634はクラッチ軸621とともに一体に回転可能であるとともに、クラッチ軸621に対して軸方向に移動可能となっている。クラッチ部材634の軸方向の両端面には、クラッチ軸621の軸心を直角に横切る方向に一文字状の凸部635及び636が同じ位相に設けられ、クラッチ部材634がクラッチ軸621上を軸方向に移動完了することによって、前記b歯車622の凹部623又は前記固定部材631の凹部633にそれぞれ嵌合し連結し得るようになっている。すなわち、クラッチ部材634のb歯車622に対する連結は、b歯車622の180度回転ごとに連結可能となっている。同様に、クラッチ部材634の固定部材631に対する連結は、一方の連結位置から、連結を外されたクラッチ部材634を180度回転した他方の位置でも連結可能となっている。クラッチ部材634は、外周部に溝637を有し、溝637を介して移動機構64と接続している。
【0029】
移動機構64は、図1乃至図3、図9及び図10(a),(b)に示すように、前記溝637に挿入されたガイドローラー641を一端に有し、回転可能な軸643に固定されたシフトレバー642と、前記軸643に固定された操作レバー644と、前記操作レバー644の他端に接続された空気圧シリンダー645からなる。前記操作レバー644の他端には、空気圧シリンダー645のシリンダーロッド646が接続され、空気圧シリンダー645のシリンダーロッド646の伸長又は縮退によってシフトレバー642を角変位させ、クラッチ部材634をクラッチ軸621の軸方向に移動可能な構成となっている。
【0030】
そして、クラッチ部材634が移動することによって、前記凸部635が凹部623と嵌合するか、又は凸部636が凹部633と嵌合するようになっている。b歯車622の凹部623にクラッチ部材634の一方の凸部(以下、第1凸部という)635が連結したときは、クラッチ軸621が回転して伝動可能な駆動側連結の状態となり、固定部材631の凹部633にクラッチ部材634の他方の凸部(以下、第2凸部という)636が連結したときは、クラッチ軸621が停止して停止側連結の状態となるようになっている。
【0031】
フレームFと固定部材631との間には、クラッチ軸621に一体となる中間軸歯車(以下、c歯車という)624が設けられ、前記カム駆動軸626に設けられた中継歯車(以下、d歯車という)627(図2参照)に噛み合うようになっている。
【0032】
前記カム駆動軸626は、図2及び図4に示すように、フレームFに回転可能に支持され、フレームFを挟んで前記d歯車627と反対側にカム駆動歯車(以下、e歯車という)628を有する。e歯車628は、折胴12の軸心を中心として回転可能に設けられた前記カム用歯車33に噛み合っている。鋸胴11が1回転する(つまり、折胴12が3分の2回転する)と、カム用歯車33(つまり、補正針カム3と差刃カム4)は、折胴12と同一方向に2分の1回転する。すなわち、補正針カム3と差刃カム4は、折胴12と同じ向きに折胴12の回転量の4分の3の回転量だけ回転するように設けられている(図8参照)。
【0033】
次に、固定針カム2と、回転可能な補正針カム3及び差刃カム4との構成について説明する。図1、図2、図6及び図13に示すように、固定針カム2は、円板状をなす外周の一部に谷部22が設けられ、折胴12の軸心を中心としてフレームF側に固定される。折胴12の回転によって針装置15のカムフォロアー154が前記谷部22を通過する度に、折胴12の外周に対し針151の先端が一時的に内側に入り込んですぐ突き出されるストレート折りに対応するように設けられている。前記谷部22の位置は、図5に示す印刷紙Sが咥装置17に引き渡されるときに、針151が外周の内側に入り込み、印刷紙Sの先行端S1から抜け、再び突き出して新たにウェブ紙Wを突き刺し得るべく準備されるように設けられている。
【0034】
補正針カム3は、図1、図2、図6及び図13に示すように、固定針カム2に隣り合って設けられるとともに、固定針カム2の外周である山部21と同じ外径を有する山部31と、谷部22と略同じ外形を有する谷部32とを備えている。そして、折胴12の軸心を中心として回転可能となっている。補正針カム3の山部31は、図15に示すように、前記固定針カム2の谷部22の円周方向長さと略同じ長さに設けられ、かつ山部31は180度の位相をもって2個所に設けられる。そして、ストレート折りに対応するときには、図14に示すように、補正針カム3の山部31は、固定針カム2の谷部22を外れた位置に停止するようになっている。
【0035】
差刃カム4は、図6及び図13に示すように、補正針カム3と同様に、山部41が180度の位相をもって2個所に設けられ、補正針カム3と一体となって折胴12の軸心を中心として回転可能となっている(図1及び図2参照)。差刃カム4は、山部41から谷部42へカムフォロアー164を移行させることによって、差刃161の先端を折胴12の外周から出っ張ることなく折胴12の外周に接近させるように動作させ、谷部42から山部41へカムフォロアー164を移行させることによって、前記外周に接近した位置から中心側に退かせるように動作させるカム輪郭を形成している。ストレート折りに対応するとき、つまり、図14に示すように、補正針カム3の山部31が固定針カム2の谷部22を外れた位置に停止したときに、差刃カム4は、咥胴13に対向する差刃161を折胴12の外周に接近した位置に位置し得るようになっている(図6参照)。
【0036】
次に、この発明に係る折畳装置の実施形態におけるコレクト折りからストレート折りへ切り替える場合、又は、ストレート折りからコレクト折りへ切り替える場合の作用について、図1乃至図3、図9乃至図12を参照して説明する。
【0037】
コレクト折りからストレート折りへ切り替える場合は、折畳装置1を低速運転し、鋸胴11、折胴12及び咥胴13を予め定められた速度で回転させる。そして、コレクト折り及びストレート折りのいずれかの折りを指定できる図示しない操作装置によって、ストレート折りが指定され、更に、検出手段61によって、鋸胴11とともに回転する検出片611の被検出部が検出されると、最先の検出に対応して、指定選択された折りに対応する作動信号が図示しない制御装置によって出力される。すると、前記作動信号によって、図3に示す移動機構64に設けられている空気圧シリンダー645のシリンダーロッド646が縮退する方向に作動する。そして、図11に示すようにクラッチ部材634の第1凸部635がb歯車622の凹部623に嵌合して連結し、b歯車622の回転をクラッチ軸621に伝達していたクラッチ部材634が、図12(a)に示す状態を経て図12(b)に示すように固定部材631の方へ移動する。すなわち、シリンダーロッド646の縮退によって操作レバー644が作動し、軸643を介してシフトレバー642が作動する。すると、シフトレバー642の先端側に設けられているガイドローラー641によってクラッチ部材634の溝637の側壁が固定部材631側の方へ軸方向に押され、クラッチ部材634は、回転しながらb歯車622との連結を断つ方向に移動する。そして、クラッチ部材634の第2凸部636に対向して設けられている固定部材631の端面に、クラッチ部材634の第2凸部636の端面が接する。第2凸部636の端面が固定部材631の端面に接している状態では、クラッチ部材634の第1凸部635は、回転しているb歯車622の凹部623との連結が断ち切られていないので、クラッチ部材634は回転状態を維持する。従って、クラッチ部材634の第2凸部636が固定部材631の端面に接しながら回転しており、補正針カム3及び差刃カム4は一体となって回転し続ける。第2凸部636の端面が固定部材631の端面に接した状態での回転量は、鋸胴11に対する検出片611の取付位相を適宜に変えることによって、変位量180度の範囲で変更可能である。
【0038】
次に、固定部材631の端面の凹部633の位置に前記クラッチ部材634の第2凸部636の位置が合うと、図3及び図12(b)に示すように、前記第2凸部636が、前記空気圧シリンダー645の作用力によって固定部材631の凹部633に嵌合し停止側連結されるとともに、他方の第1凸部635がb歯車622の凹部623から抜け出し連結が断ち切られ、クラッチ軸621の回転が停止する。クラッチ部材634の、第1凸部635の突端から第2凸部636の突端までの長さがb歯車622と固定部材631の両者の対向端面間の距離より僅かに大きいので、このクラッチ部材634の停止側連結への切替の際、一瞬だけ、第1凸部635とb歯車622の凹部623との駆動側連結と前記停止側連結とが併存する。この停止側連結による停止により、図15の状態にある補正針カム3の山部31が、図14に示すように、固定針カム2の谷部22に対し90度位相を変えて前記谷部22に重ならない位置で停止する。この停止位置において、差刃カム4は、差刃161が咥胴13との対向位置に至ったときに、差刃161を折胴12の外周に接近させる動作を行わせる位置に谷部42が位置する。この一連の動作で、ストレート折りへの切替えが完了する。補正針カム3及び差刃カム4がストレート折りに切り替えられた後に、引き続き折畳装置1に供給されるウェブ紙Wは、針装置15の針151によって突き刺され、突き刺された位置より若干下流の位置を鋸刃装置14の鋸刃141によって切断される。針151で先行端S1の近くを突き刺されたウェブ紙Wは、折胴12が更に3分の1回転すると、後端を切断されて切り離され、印刷紙Sとなって咥胴13側へ運ばれる(図5及び図7参照)。
【0039】
すなわち、図6に示すように、折胴12の針装置15は、折胴12の回転とともに固定針カム2の外周を巡るカムフォロアー154の動きに連動して針151を作動させる。針装置15は、固定針カム2の山部21によって針151の先端を折胴12の外周から突き出させたまま、鋸胴11に対向した位置でウェブ紙Wを突き刺し、印刷紙Sをそのまま運ぶ。印刷紙Sの先行端S1が、咥胴13と対向した位置を通過し、その後、印刷紙Sの長さの略2分の1だけ進行すると、固定針カム2の谷部22によって、針151が折胴12の外周から一時的に引っ込み、印刷紙Sから針151が抜ける。補正針カム3の2つの山部31、31は、図14に示すように、180度の位相をもち、それらの山部31、31は、固定針カム2の谷部22に対し90度ずれた位相で停止しているので、ストレート折りの場合には針151の運動に関与しない(図7参照)。
【0040】
一方、図6に示すように、折胴12の差刃装置16は、停止している差刃カム4の外周を折胴12の回転とともに巡るカムフォロアー164の動きに連動して差刃161を作動させる。差刃カム4は、補正針カム3と一体となって停止しており、図6及び図14に示すように、差刃161が咥胴13に設けられた咥装置17と対向するとき、つまり、図5に示すように、印刷紙Sの先行端S1が、咥胴13が対向した位置を通過し、その後、印刷紙Sの長さの略2分の1だけ進行したときに、差刃カム4の谷部42によって差刃161が咥装置17に差し込まれる。なお、この発明では、差刃161は、折胴12の外周から突出することはないので、鋸胴11と対向するときに、鋸胴11の外周は勿論、鋸胴11と折胴12との間のウェブ紙Wにも干渉することはない。
【0041】
また、咥装置17の咥板171の先端部176と咥固定部材173の先端部177が、図6に示すように、咥胴13の外周から出っ張るように設けられていることから、針151で刺された印刷紙Sの先行端S1が、折胴12と咥胴13が対向する部分を通過して印刷紙Sの長さの2分の1近くまで進行してくると、折胴12と咥胴13が対向する部分では、差刃装置16が設けられている空間部分の折胴12の円周内に、咥装置17の前記先端部176、177が入り込み、差刃カム4の谷部42によって折胴12の外周に接近している差刃161が、咥板171と咥固定部材173の間に入る。そして、これと略一致するタイミングで、針151は、固定針カム2の谷部22によって折胴12の外周の内側に引っ込み、印刷紙Sから抜ける。更に、差刃161は、折胴12の回転とともに咥装置17から抜け出るとともに、咥装置17は、差刃161によって差し込まれた印刷紙Sの中央部を咥板171を閉じて挟み、2つに折り畳んで咥える。咥胴13の回転とともに運ばれる咥えられた印刷紙Sは、咥胴13の回転途中において咥板171が開いて解放され、下流コンベヤーCへ引き渡される(図5参照)。
【0042】
すなわち、ストレート折りの場合には、図14に示すように、停止させた補正針カム3の山部31は、針151の運動に何ら関係することなく、固定針カム2の作用によって、図5及び図6に示す折胴12に設けられた3個所の針装置15と差刃装置16をそれぞれ順次作動させ、ストレート折り時に折り畳まれる印刷紙Sの動作を説明する図7に示すように、鋸胴11の2分の1回転ごとにウェブ紙Wを切断して得た印刷紙Sを、折胴12の針装置15の針151によって突き刺して受け取り、折胴12は、その印刷紙Sを運んで差刃161によって咥胴13へ次々に引き渡す。
【0043】
次に、ストレート折りからコレクト折りへ切り替える場合は、折畳装置1を低速運転し、鋸胴11、折胴12及び咥胴13を予め定められた速度で回転させる。そして、コレクト折り及びストレート折りのいずれかの折りを指定できる図示しない操作装置によって、コレクト折りが指定され、更に、検出手段61によって、鋸胴11とともに回転する検出片611の被検出部が検出されると、最先の検出に対応して、指定された折りに対応する作動信号が、ストレート折り時の切替と同様に前記制御装置によって出力される。すると、前記作動信号によって、移動機構64に設けられている空気圧シリンダー645のシリンダーロッド646が伸長する方向に作動する。そして、図9に示すように、クラッチ部材634の第2凸部636が、固定部材631の凹部633に嵌合して連結し、クラッチ軸621を停止させていたクラッチ部材634が、図10(a)に示すようにb歯車622の方へ移動する。すなわち、クラッチ部材634は、シリンダーロッド646の伸長によって操作レバー644が作動し、軸643を介してシフトレバー642が作動する。すると、シフトレバー642の先端部に設けられているガイドローラー641によって、クラッチ部材634の溝637の側壁がb歯車622側の方へ軸方向に押され、固定部材631の連結を断つ方向に移動する。そして、移動するクラッチ部材634の第1凸部635に対向して設けられ、かつ、回転しているb歯車622の端面に、クラッチ部材634の第1凸部635の端面が接する。第1凸部635の端面がb歯車622の端面に接している状態では、クラッチ部材634の第2凸部636は、固定部材631の凹部633との連結が断ち切られていないので、クラッチ部材634は停止状態を維持する。従って、クラッチ部材634の第1凸部635の端面が回転しているb歯車622の端面に接しながら停止しており、固定部材631との連結が切れない間は、クラッチ軸621は回転できず、補正針カム3及び差刃カム4は、図14に示す位置において停止状態を維持する。b歯車622の端面が第1凸部635の端面に接した状態でのb歯車622の回転量は、前述のように、鋸胴11に対する検出片611(図1参照)の取付位相を適宜に変えることによって、変位量180度の範囲で変更可能である。
【0044】
次に、b歯車622の端面の位置に前記クラッチ部材634の第1凸部635の位置が合うと、図3及び図10(b)に示すように、前記第1凸部635が、前記空気圧シリンダー645の作用力によってb歯車622の凹部623に嵌合し駆動側連結されるとともに、他方の第2凸部636が固定部材631の凹部633から抜け出し連結が断ち切られ、停止していたクラッチ軸621が回転し始める。この駆動側連結への切替えの際、一瞬だけ、停止側連結と駆動側連結とが併存するのは、前記停止側連結への切替えの際と同じである。クラッチ軸621がb歯車622に連結して回転すると、図1及び図2に示すように、c歯車624、d歯車627、e歯車628及びカム用歯車33を経て、カム用歯車33と一体となっている補正針カム3及び差刃カム4が回転する。従って、図8及び図15に示すように、補正針カム3及び差刃カム4は、鋸胴11が1回転すると、折胴12の軸心を中心にして2分の1回転し、折胴12が1回転すると4分の3回転するので、折胴12が印刷紙Sの長さに相当する外周長だけ回転すると、すなわち、3分の1(120度)回転すると、補正針カム3及び差刃カム4は、4分の1(90度)回転する。従って、図6に示す咥胴13に対向している差刃161の位置を基準として、折胴12が3分の1回転したとき、一体となって回転する補正針カム3及び差刃カム4は、4分の1回転して図14の位置から図15の位置にくる。この時、補正針カム3の山部31は、固定針カム2の谷部22を覆うようになるので、針装置15のカムフォロアー154は、谷部22に落ちることがなく、針151は、折胴12の外周から出たまま印刷紙Sから抜けることがない。一方、差刃カム4の山部41は、差刃装置16のカムフォロアー164を押し上げており、咥胴13に対向する差刃161は、折胴12の中心側に退いているので、印刷紙Sは、咥板171と咥固定部材173との間に差し込まれることなく素通りし、折胴12に巻き付いたまま前記針151によって鋸胴11との対向部に向け運ばれる(図8参照)。
【0045】
更に、折胴12が、前記図15の状態から3分の1回転したとき、前記補正針カム3及び差刃カム4は、4分の1回転して、図14の位置にくる。この時、補正針カム3の山部31は、固定針カム2の谷部22を覆わないので、針装置15のカムフォロアー154が谷部22に落ち、針151は、折胴12の外周から内側に加工して印刷紙Sから抜ける。一方、差刃カム4の山部41は、図15に示す位置から90度の位相に移動しているので、差刃装置16のカムフォロアー164は、谷部42に落ち込む。そして、咥胴13に対向する差刃161は、折胴12の外周に接近しているので、印刷紙Sは、差刃161によって長さ方向の半分の位置を、咥板171と咥固定部材173との間に差し込まれて咥えられ、咥胴13に引き渡される。
【0046】
前記素通りする印刷紙Sを針151で突き刺し保持している針装置15は、折胴12の回転によって再び鋸胴11の鋸刃装置14に対向し、前記印刷紙Sの上に新たな印刷紙Sを重ねて針151で刺し、印刷紙Sを2枚重ねにして咥胴13に対向する部分へ運ぶ。差刃装置16が咥胴13の咥装置17に対向する位置にくると、差刃161のカムフォロアー164は、回転している差刃カム4の谷部42にあって差刃161が折胴12の外周に接近しており、2枚重ねの印刷紙Sの中央部を咥装置17に差し込む。これと略同じタイミングで、針151のカムフォロアー154は、固定針カム2の谷部22に一時的に落ち込み、針151が印刷紙Sから抜ける。2枚重ねの印刷紙Sは、咥胴13の咥装置17に咥えられて折られ、下流へ運ばれる。そして、続いてやってくる重ねられてない印刷紙Sは、対向する咥装置17に咥えられずに素通りしていく。
【0047】
すなわち、コレクト折りの場合には、図8に示すように、鋸胴11の2分の1回転ごとにウェブ紙Wを切断した印刷紙Sを、折胴12に引き渡して運び、固定針カム2に対して回転する補正針カム3及び差刃カム4が、折胴12が1回転する間に4分の3回転することによって、折胴12に設けられた3個所の針装置15と針装置15に対し折胴12の回転方向下流側の差刃装置16とのペアが、それぞれ、咥胴13の咥装置17に対して2枚重ねした印刷紙Sを、折胴12の2回転ごとに咥えさせるように作用する。
【0048】
従って、この発明に係る折畳装置は、折胴12の一端側に設けた1枚の固定針カム2と、これに隣り合って設けられ、一体となって回転又は停止可能な補正針カム3及び差刃カム4と、コレクト折り又はストレート折りのいずれかに切り替え可能な切替装置6を有し、コレクト折りとストレート折りとを選択的に指定できる図示しない操作装置によって、いずれか一方の折りを指定すると、鋸胴11の回転数と同一回転数で回転可能なクラッチ軸621を自動的に回転又は停止させる。そして、コレクト折りのときは、固定針カム2に対し回転可能な一体をなす補正針カム3と差刃カム4が、回転するクラッチ軸621によって回転することにより、印刷紙Sが2枚重ねで折り畳まれて、咥胴13が3分の2回転するごとに排出される。また、ストレート折りのときは、固定針カム2に対し回転又は停止可能な一体をなす補正針カム3と差刃カム4が、停止しているクラッチ軸621によって停止することにより、印刷紙Sが1枚ずつ折り畳まれて、咥胴13が3分の1回転するごとに排出される。
【0049】
図示の折畳装置の実施形態では、鋸胴11、折胴12及び咥胴13の胴直径比が2対3対3であり、鋸胴11が2分の1回転すると、折胴12及び咥胴13が3分の1回転し、これらの回転量における各胴の外周の移動長さが、印刷紙Sの長さに相当するようになっているが、鋸胴11、折胴12及び咥胴13が2対5対5のような他の胴直径比でも、折胴12の回転数に対する補正針カム3と差刃カム4の回転数を適宜に設定すれば、同様な作用を得ることが可能である。
【0050】
【発明の効果】
以上記載のとおり、この発明の実施により、折畳装置のコレクト折りとストレート折りの切替えを、折畳装置を低速運転し、鋸胴、折胴及び咥胴を予め定められた速度で回転させているときに、固定針カムに対して一体で回転可能な補正針カム及び差刃カムを、コレクト折りのときは回転させるように、また、ストレート折りのときは停止させるように、切替手段のクラッチ部材の両端部に設けられた凸部が、クラッチ部材の軸方向の移動中にそれぞれに対向する凹部の両方に、極めて短時間だけ同時に嵌合可能な範囲を有するので、自動的かつ確実に切り替えることができる。従って、折畳装置におけるコレクト折りとストレート折りの切替えでは、全く熟練を要することなくいずれかの折りの指定のみで極めて容易に切替えをなし得、煩雑な切替作業が不要となり、切替え時の作業効率が向上するとともに、輪転機の稼働効率を向上し得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る折畳装置の1つの実施の形態を示す部分断面平面図。
【図2】図1の折胴及び切替装置の一部を詳細に示した部分的な平面図。
【図3】図1及び図2における切替手段の部分断面斜視図。
【図4】図1のA−A矢視における歯車伝動経路図。
【図5】図1のB−B矢視における胴配列図。
【図6】折胴と咥胴の部分断面図。
【図7】ストレート折り時に折り畳まれる印刷紙の折胴上における動作説明図。
【図8】コレクト折り時に折り畳まれる印刷紙の折胴上における動作説明図。
【図9】コレクト折りへ切り替えるクラッチ部材の動作説明図。
【図10】図9に続く動作状態を図10(a)、図10(b)の順に示した動作説明図。
【図11】ストレート折りへ切り替えるクラッチ部材の動作説明図。
【図12】図11に続く動作状態を図12(a)、図12(b)の順に示した動作説明図。
【図13】固定針カム、補正針カム及び差刃カムのカム輪郭の斜視説明図。
【図14】咥胴に対向する差刃の位置を基準としたストレート折り時の各カムの位相関係説明図。
【図15】図14において、コレクト折りに切り替えた直後から折胴が3分の1回転したときのコレクト折り時の各カムの位相関係説明図。
【符号の説明】
1・・折畳装置
11・・鋸胴 111・・鋸胴歯車 112・・鋸胴軸
113・・a歯車(鋸胴に設けられた歯車)
12・・折胴 121・・折胴歯車 122・・折胴軸
13・・咥胴 131・・咥胴歯車
14・・鋸刃装置 141・・鋸刃
15・・針装置 151・・針 152・・針軸
153・・針アーム
154・・カムフォロアー
155・・アーム
16・・差刃装置 161・・差刃 162・・差刃軸
163・・差刃アーム
164・・カムフォロアー
165・・アーム
17・・咥装置 171・・咥板 172・・咥軸
173・・咥固定部材
174・・カムフォロアー
175・・アーム 176・・先端部
177・・先端部
2・・固定針カム
21・・山部
22・・谷部
3・・補正針カム
31・・山部
32・・谷部
33・・カム用歯車
4・・差刃カム
41・・山部
42・・谷部
5・・咥カム
51・・山部
52・・谷部
6・・切替装置
61・・検出手段 611・・検出片
612・・検出器
62・・切替手段 621・・クラッチ軸(中間軸)
622・・b歯車(従動歯車)
623・・凹部
624・・c歯車(中間軸歯車)
625・・キー
626・・カム駆動軸
627・・d歯車(中継歯車)
628・・e歯車(カム駆動歯車)
629・・ブラケット
631・・固定部材 632・・穴
633・・凹部
634・・クラッチ部材
635・・第1凸部
636・・第2凸部 637・・溝
64・・移動機構 641・・ガイドローラー
642・・シフトレバー
643・・軸
644・・操作レバー
645・・空気圧シリンダー
646・・シリンダーロッド
F・・フレーム
C・・下流コンベヤー
W・・ウェブ紙
S・・印刷紙
S1・・先行端(切断部)

Claims (2)

  1. 少なくとも1つの鋸刃装置を有する鋸胴、少なくとも1つの針装置及び針装置と同数の差刃装置を有する折胴、並びに咥装置を有する咥胴を備え、印刷されたウェブ紙を切断し、印刷紙を折胴に巻き付けて重ねて折るコレクト折りと重ねずに折るストレート折りとが可能であり、いずれかの折りに切り替えてコレクト折り又はストレート折りの印刷紙を排出することが可能な輪転機の折畳装置において、
    フレーム側に固定され、ストレート折りの動作をさせるように折胴の1回転に1度折胴の外周に対して針装置ごとにその針の先端を出し入れさせることが可能に設けられた固定針カムと、
    折胴の軸心を中心として折胴の回転数とは異なる回転数で回転し得るように前記固定針カムに隣り合って設けられ、ストレート折りのときは前記固定針カムによって出し入れする針の動作を妨げないように停止し、コレクト折りのときは前記固定針カムとの相互作用によって、コレクト折りの動作をさせるように折胴の2回転に1度折胴の外周に対して針装置ごとにその針の先端部を出し入れさせることが可能に設けられた補正針カムと、
    折胴の軸心を中心として前記補正針カムと一体で回転し得るとともに、差刃装置の差刃を咥装置に対向する位置において前記針の動作に相関させて作動させ得るように補正針カムと隣り合って設けられ、ストレート折りのときは前記補正針カムとともに停止し、ストレート折りの動作をさせるように折胴の1回転に1度咥装置に対して差刃装置ごとにその差刃を差し込ませることが可能であり、コレクト折りのときは前記補正針カムとともに回転し、コレクト折りの動作をさせるように折胴の2回転に1度咥装置に対して差刃装置ごとにその差刃を差し込ませることが可能に設けられた差刃カムと、
    補正針カムと差刃カムとに一斉に回転駆動を伝達する伝動経路に、駆動側と連結して前記2つのカムを回転駆動する駆動側連結と駆動側との連結を外して前記2つのカムを予め定めた回転位相で停止する停止側連結とが切替可能、かつ切替えの際に駆動側連結と停止側連結とが瞬時併存可能に設けた切替手段、コレクト折り又はストレート折りのいずれかの指定下において切替手段の起動タイミングを駆動源の回転に基づいて検出する検出手段とからなる切替装置を有し、
    折畳装置を作動させながらコレクト折り又はストレート折りに選択的に切り替えることを特徴とする輪転機の折畳装置。
  2. 切替手段が、
    鋸胴の軸心に平行かつ回転可能に設けられた中間軸と、
    駆動側である鋸胴に設けられた歯車と噛み合わされるとともに中間軸に対し回転可能に設けられ、側面に凹部を有する従動歯車と、
    中間軸の他端に固定され従動側である補正針カムと差刃カムへの中継歯車と噛み合わされた中間軸歯車と、
    当該中間軸歯車と中継歯車との間に配され従動歯車の凹部に対向する凹部と中間軸が貫通する穴を有する固定部材と、
    従動歯車と固定部材との間に設けられ、中間軸の軸方向に移動可能かつ回転方向に中間軸と一体となって回転可能であるとともに、軸方向の両端面に、その端面と対向する従動歯車又は固定部材の前記凹部に嵌合可能な凸部を設け、一方の端面の凸部突端から他方の端面の凸部突端までの寸法が、従動歯車と固定部材の対向端面間距離よりわずかに大きなクラッチ部材と、
    クラッチ部材を中間軸の軸方向のいずれか一方に選択的に移動させる移動機構と、
    からなる請求項1に記載の輪転機の折畳装置。
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