JPH0718683Y2 - 輪転印刷機の折機 - Google Patents

輪転印刷機の折機

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JPH0718683Y2
JPH0718683Y2 JP9382589U JP9382589U JPH0718683Y2 JP H0718683 Y2 JPH0718683 Y2 JP H0718683Y2 JP 9382589 U JP9382589 U JP 9382589U JP 9382589 U JP9382589 U JP 9382589U JP H0718683 Y2 JPH0718683 Y2 JP H0718683Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は輪転印刷機に付設される折機に関する。
〈従来の技術〉 巻紙輪転印刷機には、印刷後、乾燥冷却されたウェブを
所定の長さごとに断裁したり、これを幅方向または長さ
方向に折ったりする折機が備えられている。この折機に
よる折り方には、断裁前のウェブをフォーマで幅方向に
半折するフォーマ折りと、断裁後の折丁を折紙胴で長さ
方向に半折したり4つ折りにしたりする平行1回折りま
たは平行2回折りと、平行折りされた折丁をチョッパで
直交方向へ半折するチョッパ折りとがあり、これらの折
り方は、折丁の仕様にしたがい選択されて単独で用いら
れたり、このうちのいくつかが組合わされたりする。
このような輪転印刷機の折機は、断裁胴,折胴,第1く
わえ胴,第2くわえ胴,受取胴としての減速胴及び上下
の渡し胴を備えており、各胴はそれぞれ対接しかつ同期
して回転駆動できるようになっている。而して、この折
機は、断裁胴によって裁断されたウェブが折胴を介して
第1くわえ胴に導かれここで平行1回折りされた後に受
取胴,渡し胴を介して排紙される第1搬送経路と、平行
1回折りされた折丁を第2くわえ胴によって平行2回折
りされた後に排紙される第2搬送経路とを有している。
そして、従来はこの第1搬送経路上に送りころが、第2
搬送経路上に押えブラシがそれぞれ配設されている。即
ち、第1くわえ胴の上側には第1くわえ胴から解放され
た折丁をその第1くわえ胴の周面との間で挾持しながら
回転することでこの折丁を減速胴に搬送する送りころが
取付けられている。また、第1くわえ胴の下側には第1
くわえ胴がくわえた折丁の紙尻側をその第1くわえ胴の
周面に押付ける押えブラシが取付けられている。
従って、平行1回折りを行なう場合は、第1搬送経路上
において、折丁が送りころによって補助されることで受
取胴に正しく搬送される。また、平行2回折りを行なう
場合には、第2搬送経路上において、折丁の紙尻側が押
えブラシによって押付けられることで折れや皺がなく第
2くわえ胴に搬送される。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来の輪転印刷機の折機にあっては、送りこ
ろ及び押えブラシは、常時、第1くわえ胴の外周面に圧
接されているため、長期間使用しているとその圧接部分
が摩耗してしまう。この送りころ及び押えブラシは第1
くわえ胴への圧接力によって折丁を正しく支持してお
り、これが摩耗してしまうと折丁を正しく支持できずに
折り不良を起こしてしまう。そのため、従来は所定期間
ごとに摩耗した部材を交換していた。
ところが、この送りころ及び押えブラシは上述したよう
に消耗品であるため容易に交換ができるようになってい
るものの、その交換作業には長時間かかってしまいその
度に折機を停止させなければならず、これによって印刷
機全体の作業能率を悪化させてしまうという問題点があ
った。
また、送りころ及び押えブラシを所定期間ごとに交換す
ることからランニングコストが高くなってしまう。
本考案はこのような問題点を解決するものであって、送
りころや押えブラシなどの圧接部材の寿命を延ばして機
械の稼働率の向上を図った輪転印刷機の折機を提供する
ことを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するための本考案の輪転印刷機の折機
は、折丁の1度目の平行折りを行う第1くわえ胴と、該
第1くわえ胴に対接し折丁の2度目の平行折りを行う第
2くわえ胴と、前記第1くわえ胴に対接し外周部にくわ
え爪を有する受取胴とを具え、平行1回折りされた折丁
が前記受取胴を介して排紙される第1搬送経路と平行1
回折りされた折丁が前記第2くわえ胴によって平行2回
折りされて排紙される第2搬送経路とを有する輪転印刷
機の折機において、前記第1搬送経路上に前記第1くわ
え胴から解放された折丁を該第1くわえ胴の周面との間
で圧接する第1圧接部材を前記第1くわえ胴の外周面に
対して接近離反自在に設ける一方、前記第2搬送経路上
に前記第1くわえ胴がくわえた折丁の紙尻側を前記第1
くわえ胴の周面に圧接する第2圧接部材を前記第1くわ
え胴の外周面に対して接近離反自在に設け、平行1回折
りの指令信号に基づいて前記第1圧接部材を前記第1く
わえ胴の外周面に接近させて圧接する一方、前記第2圧
接部材を前記第1くわえ胴から離反させ、平行2回折り
の指令信号に基づいて前記第1圧接部材を前記第1くわ
え胴の外周面から離反させる一方、前記第2圧接部材を
前記第1くわえ胴の外周面に接近させて圧接する駆動制
御手段を設けたことを特徴とする。
〈作用〉 平行1回折りの時には、第1搬送経路上において、平行
1回折りの指令信号に基づいて駆動制御手段によって第
1圧接部材が第1くわえ胴の周面に圧接されることで第
1くわえ胴から解放された折丁はその周面との間で挾持
されて受取胴に搬送される。このとき、第2圧接部材は
第1くわえ胴の周面からは離れている。
また、平行2回折りの時には、第2搬送経路上におい
て、平行2回折りの指令信号に基づいて駆動制御手段に
よって第2圧接部材が第1くわえ胴の周面に圧接される
ことで第1くわえ胴がくわえた折丁の紙尻側をその周面
に押付けて第2くわえ胴に搬送される。このとき、第1
圧接部材は第1くわえ胴の周面からは離れている。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る輪転印刷機の折機の胴
配列図、第2図は送りころの正面図、第3図は第2図の
III−III断面図、第4図は押えブラシの正面図、第5図
は第4図のV−V断面図、第6図は第5図のVI−VI断面
図、第7図は第1図のVII−VII断面図、第8図は送りこ
ろ及び押えブラシの駆動回路図である。
第1図に示すように、印刷後、冷却乾燥されたウェブ11
は折機の平行折り装置12に導かれる。平行折り装置12
は、断裁胴13、折胴14、第1くわえ胴15、第2くわえ胴
16、第1くわえ胴15から折丁を受け取る受取胴である減
速胴17、及び上下の渡し胴18,19を備えていて、これら
は図中矢印で示す方向に同期して回転駆動されるように
なっている。このうち、断裁胴13と折胴14とには、ウェ
ブ11を所定の寸法ごとに断裁して折胴14の下側半周面へ
添接させる断裁刃20と軸方向に並列する複数個の針21と
が、両胴13,14の周面を円周方向に2等分する位置に互
いに対向して配設されている。また、折胴14の外周部に
は、軸方向に並列する複数個を1組とする2列の差込ナ
イフ22が、両方の針21の円周方向におけるほぼ中間に位
置して設けられており、一方、第1くわえ胴15の周面を
円周方向に2等分する位置には、軸方向に並列する複数
個を1組とするくわえ板23が各差込ナイフ22に対向して
配設されている。さらに、第1くわえ胴15の周面を円周
方向に2等分する位置には、軸方向に並列する複数個を
1組とする2列の差込ナイフ24が、くわえ板23よりも胴
回転方向に対しほぼ45°遅れる位置に配設されており、
また、平行2回折り用の第2くわえ胴16の周面を円周方
向に2等分する位置には、軸方向に並列する複数個を1
組とする2列のくわえ板25が、各差込ナイフ24に対向し
て配設されている。以上の各胴13,14,15,16は同径であ
って同周速で回転している。なお、第2くわえ胴16の回
転軸端には図示しないクラッチが設けられており、平行
2回折りを行う場合のみ後述する操作スイッチ81によっ
てクラッチを継ないで第2くわえ胴16を回転できるよう
になっている。
減速胴17は、折丁の搬送経路において第2くわえ胴16の
手前側に設けられると共に、第1くわえ胴15のほぼ1.5
倍の径を有しており、その周面を円周方向にほぼ4等分
する位置には、軸方向に並列する複数個を1組とする4
列の爪と爪台とからなるくわえ爪26が配設されており、
この減速胴17の周速を第1くわえ胴15の周速よりも遅く
設定することによりくわえ板23、くわえ爪26の個数比
と、両胴15,17の径比とに差があっても、くわえ板23と
くわえ爪26とが対向するように構成されている。また、
上下の渡し胴18,19は、減速胴17と異径で同回転比で回
転しており、各周面を円周方向へ2等分する位置には、
軸方向に並列する複数個を1組とする2組の爪と爪台と
からなるくわえ爪27,28が、回転によりくわえ爪26と対
向する位置に設けられている。さらに、各渡し胴18,19
の下流側には搬送ベルト29,30を介して図示しないチョ
ッパ装置がそれぞれ配設されている。
なお、第2くわえ胴16の下流側には排紙装置としての羽
根車31が配設されている。
このような胴配列において、各胴が回転してウェブ11が
断裁胴13と折胴14との間へ送り込まれると、このウェブ
11は断裁刃20で所定の寸法ごとに断裁されると共に、断
裁線に後続するウェブ11は針21に保持されて折胴14の下
側半円周面に巻付けられ、その紙尻端は上記と同様にし
て断裁刃20で断裁される。そして針21に保持された断裁
ウェブは、その長さ方向中央部が両胴14,15の対接点に
達するまで折胴14に巻付けられると、差込ナイフ22とく
わえ板23とが対向するので、断裁ウェブの中央は差込ナ
イフ22の協働によりくわえ板23にくわえられて半折され
ながら折丁となって第1くわえ胴15の上側周面に添接さ
れる。
ここで、折丁の仕様が平行1回折りの場合は、上述の半
折折丁は第1くわえ胴15のくわえ板23から減速胴17のく
わえ爪26にくわえ替えられる。すなわち、くわえ板23と
くわえ爪26の対接位置に近付くとくわえ板23がそれまで
くわえていた折丁を解放し、その後減速胴17のくわえ爪
26が閉じて折丁の先端をくわえることで折丁の第1くわ
え胴15から減速胴17への受け渡しが行われる。その後、
くわえ爪26にくわえられた折丁は、先ず下部渡し胴19の
くわえ爪28にくわえ替えられて搬送され、後続する次の
折丁は、上部渡し胴18のくわえ爪27にくわえられて搬送
される。このようにして上下の渡し胴18,19で交互に搬
送された折丁は各搬送ベルト29,30上へ排出される。
一方、折丁の仕様が平行2回折りの場合は、第1くわえ
胴15のくわえ板23にくわえられた折丁は減速胴17との対
接位置を通過して第2くわえ胴16の所まで到り、第1く
わえ胴15の差込ナイフ24の協働により第2くわえ胴16の
くわえ板25にくわえられて2度目の半折をされながら第
2くわえ胴16の上側周面に添接される。平行2回折りさ
れた折丁は、その後羽根車31上へ排出される。この平行
2回折りの場合は、第1くわえ胴15のくわえ板23を減速
胴17との対向位置で開かずに上述の第2くわえ胴16への
受け渡しが行われるまで閉じているように、その開閉駆
動カムを交換すると共に、減速胴17の回転位相を第1く
わえ胴15に対してずらすことにより減速胴17のくわえ爪
26が折丁通過の際に折丁に接触しないようにしておく。
このように、上述した平行折り装置12では、平行1回折
りする第1搬送経路と平行2回折りする第2搬送経路を
有している。
第1図に示すようにこの第1搬送経路上には第1くわえ
胴15から解放された折丁をその第1くわえ胴15の外周面
との間で挾持しながら回転することでこの折丁を減速胴
17に搬送する送りころ41が設けられている。
第2図及び第3図に示すように、くわえ胴15に隣接して
それと平行にころ軸42が片側のフレーム43に形成された
長孔44に遊嵌されていて、このころ軸42の一端には第1
ギア45が固結されている。ころ軸42には前述した送りこ
ろ41が所定の間隔で複数(本実施例では3個)並列固定
されている。この送りころ41は、ころ軸42に固定される
環状の小径ころ台46と、ころ台46にその外周面がころ軸
42と同心になるようにボルト47にて固定された扇形状の
大径部48とで構成され、大径部48の外周面はくわえ胴15
の周面に係合し得る大きさを有している。
また、左右のフレーム43にはそれぞれ支持軸49が固定さ
れており、この支持軸49には連結部材50の基端部が回動
自在に連結され、この連結部材50の先端部はフレーム43
内におけるころ軸42両端部に軸受51を介して連結されて
いる。更に、この連結部材50の先端部にはフレーム43に
支持されたエアシリンダ52のシリンダ軸の先端部が接続
されている。そして、一方の支持軸49には前述した第1
ギア45に噛み合う第2ギア53が枢着されている。この第
2ギア53には第3ギア54を介して図示しない駆動装置の
駆動ギア55が噛み合っており、くわえ胴15によって折丁
が1枚搬送されるごとにころ軸42が1回転するようにな
っている。
更に、連結部材50の基端部には外方に突出する突片56が
一体に形成されている。そして、この突片56はフレーム
43に設けられたストッパ57に当接することで、連結部材
50の第2図時計方向の回動位置を規制できるようになっ
ている。なお、このストッパ57は、フレーム43に固定さ
れた本体58と、本体に螺合し先端が突片56に当接する移
動体59とからなり、この移動体59を回転させることで連
結部材50の回動位置がかわり、これによって送りころ41
によるくわえ胴15の周面に対する圧接力が調整できるよ
うになっている。
なお、エアシリンダ52には図示しない空気圧供給装置が
接続されている。
而して、送りころ41はエアシリンダ52を作動させること
により、第1くわえ胴の周面に圧接した位置と、その周
面から離間した位置とに移動できるようになっている。
また、第2搬送経路上には第1くわえ胴15がくわえた折
丁の紙尻側をその第1くわえ胴15の周面に押付ける押え
ブラシ61が設けられている。
第4図乃至第6図に示すように、左右のフレーム43の内
面にはL字形をなす取付ブラケット62が固定され、更に
この各取付ブラケット62にはそれぞれガイド部材63が固
定され、この取付ブラケット62とガイド部材63によって
移動板64が第1くわえ胴15の周面に直交する方向に移動
自在に支持されている。この移動板64は第1くわえ胴15
の回転軸方向に沿って長く、同方向に並列してL字形を
なすブラケット65の基端部が固定されている。そして、
その先端部は第1くわえ胴15の周面に沿う曲面をなし、
第1くわえ胴15がくわえた折丁の紙尻側を押える押えブ
ラシ61が取付けられている。
また、各取付ブラケット62上にはエアシリンダ67が取付
けられている。このエアシリンダ67のピストン軸68の先
端部は一端が移動板64の各端部に連結されたL字形をな
す連結片69の他端に連結されている。
なお、各エアシリンダ67には図示しない空気圧供給装置
が接続されている。
而して、押えブラシ61は各エアシリンダ67を作動させる
ことにより、第1くわえ胴の周面に圧接した位置と、そ
の周面から離間した位置とに移動できるようになってい
る。
なお、第1図に示すように、平行折り装置12の適宜位置
には操作窓71が設けられており、安全カバー72によって
開閉できるようになっている。第7図に示すように、安
全カバー72は窓ガラス73と枠体74からなり、枠体74の側
部が蝶番75によってフレーム43に形成された操作窓71の
一側に取付けられている。そして、操作窓71の内側には
ブラケット76を介してリミットスイッチ77が固定されて
いる。このリミットスイッチ77は作業者の手が各胴や送
りころ41、押えブラシ61などの間に挾まれるのを防止す
るためのものであって、安全カバー72が開けられている
とき、すなわち、リミットスイッチ77がオフのときには
送りころ41と押えブラシ61の移動ができないようになっ
ている。
第8図に前述した送りころ41及び押えブラシ61の駆動を
制御する駆動制御回路を示す。この駆動制御回路は、平
行1回折りの指令信号に基づいて送りころ41を第1くわ
え胴15の外周面に接近させて圧接する一方、押えブラシ
61を第1くわえ胴15から離反させ、また、平行2回折り
の指令信号に基づいて送りころ41を第1くわえ胴15の外
周面から離反させる一方、押えぶらし61を第1くわえ胴
15の外周面に接近させて圧接するように駆動するもので
ある。第8図に示すように、電源80には第2くわえ胴16
の操作スイッチ81が接続されると共に、第2くわえ胴16
の作動クラッチ用駆動コイル82と送りころ41及び押えブ
ラシ61の各着脱用第1駆動コイル83が並列に接続されて
接地されている。そして、第1駆動コイル83側には安全
カバー72のリミットスイッチ77が介在されている。ま
た、電源80には第1駆動コイル83の接点84及び第2駆動
コイル85と、非接点86及び第3駆動コイル87がそれぞれ
並列に接続されている。更に、電源80には第2駆動コイ
ル85の接点88、第3駆動コイル87の非接点89、送りころ
41及び押えブラシ61の各着脱用第1ソレノイド90と、第
3駆動コイル87の接点91、第2駆動コイル85の非接点9
2、送りころ41及び押えブラシ61の各着脱用第2ソレノ
イド93がそれぞれ並列に接続されている。
而して、操作スイッチ81がオフの状態では、第2くわえ
胴16の作動クラッチ用駆動コイル82と送りころ41及び押
えブラシ61の各着脱用第1駆動コイル83は励磁されず、
電源80から非接点86及び第3駆動コイル87に導通してこ
の駆動コイル87が励磁され、接点91、第2駆動コイル85
の非接点92、第2ソレノイド93に導通する。従って、こ
の第2ソレノイド93によって空気圧供給装置が駆動し、
エアシリンダ52が作動して送りころ41が第1くわえ胴15
の周面に圧接する一方、エアシリンダ67が作動して押え
ブラシ61が第1くわえ胴15の周面から離間する。
また、操作スイッチ81をオンにすると、第2くわえ胴16
の作動クラッチ用駆動コイル82と送りころ41及び押えブ
ラシ61の各着脱用第1駆動コイル83は励磁されると共
に、電源80から接点84及び第2駆動コイル85に導通して
この駆動コイル85が励磁され、接点88、第3駆動コイル
87の非接点89、第1ソレノイド90に導通する。従って、
この第1ソレノイド90によって空気圧吸気装置が駆動
し、エアシリンダ52が作動して送りころ41が第1くわえ
胴15の周面から離間する一方、エアシリンダ67が作動し
て押えブラシ61が第1くわえ胴15の周面に圧接する。
以上説明した本実施例の輪転印刷機の折機において、以
下、送りころ41及び押えブラシ61の作用について説明す
る。
平行1回折りを行なう場合には折丁は第1搬送経路を通
過する。このときは操作スイッチ81はオフの状態にあ
り、前述したように、送りころ41が第1くわえ胴15の周
面に圧接される一方、押えブラシ61は第1くわえ胴15の
周面から離間している。而して、くわえ胴15の回転に伴
ってくわえ胴15のくわえ板23に折り側をくわえられた折
丁はくわえ胴15の上側周面に添接しながら搬送されてく
る。このとき、ころ軸42も回転駆動されており、送りこ
ろ41は折丁をくわえたくわえ板23が送りころ41を通過し
終るまでは小径のころ台46を折丁に対向させている。そ
して、折丁のくわえ端が送りころ41を通過し終ると、送
りころ41の大径部48が折丁に対向し、折丁をくわえ胴15
に押付ける。その直後、くわえ胴15のくわえ板23が開
き、折丁をくわえから解放する。
その後、くわえ板23が開いてフリーになった折丁は送り
ころ41の接触圧によって減速されながら減速胴17に送り
込まれる。
平行2回折りを行なう場合には折丁は第2搬送経路を通
過する。このときは操作スイッチ81はオンの状態にあ
り、前述したように、送りころ41が第1くわえ胴15の周
面から離間する一方、押えブラシ61は第1くわえ胴15の
周面に圧接している。而して、第1くわえ胴15のくわえ
板23にくわえられた折丁は減速胴17との対接位置を通過
して第2くわえ胴16のところまで至る。このとき、折丁
の紙尻側は押えブラシ61によって第1くわえ胴15の周面
に押し付けられることで紙あばれが防止される。その
後、折丁は第2くわえ胴によって平行2回折りがなされ
る。
以上のように、平行1回折りを行なう場合には使用しな
い押えブラシ61を第1くわえ胴15の周面から離間させる
ことで、この押えブラシ61の摩耗を低減できる。また、
平行2回折りを行なう場合には使用しない送りころ41を
第1くわえ胴15の周面から離間させることで、送りころ
41の下を通過する折丁のしわ、こすれを防止できる。
なお、上述の実施例において、2段チョッパ型の折機を
例に挙げて説明したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、それ以外の胴配列を構成する折機についても
適用することができるものである。
〈考案の効果〉 以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の輪
転印刷機の折機によれば、平行1回折りを行なう第1搬
送経路上に第1圧接部材を設ける一方、平行2回折りを
行なう第2搬送経路上に第2圧接部材を設け、平行1回
折りの指令信号に基づいて第1圧接部材を第1くわえ胴
の外周面に接近させて圧接する一方、第2圧接部材を第
1くわえ胴から離反させ、平行2回折りの指令信号に基
づいて第1圧接部材を第1くわえ胴の外周面から離反さ
せる一方、第2圧接部材を第1くわえ胴の外周面に接近
させて圧接する駆動制御手段を設けたので、第1圧接部
材及び第2圧接部材をその使用時のみに第1くわえ胴の
外周面に圧接し、使用しないときには離反させることと
なり、各部材の摩耗を軽減して寿命を延ばすことができ
る。その結果、圧接部材として使用される送りころや押
えブラシなどの消耗部品の交換頻度及び交換時間が減少
して折機の稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る輪転印刷機の折機の胴
配列図、第2図は送りころの正面図、第3図は第2図の
III−III断面図、第4図は押えブラシの正面図、第5図
は第4図のV−V断面図、第6図は第5図のVI−VI断面
図、第7図は第1図のVII−VII断面図、第8図は送りこ
ろ及び押えブラシの駆動回路図である。 図面中、 12は平行折り装置、14は折胴、15は第1くわえ胴、16は
第2くわえ胴、17は減速胴(受取胴)、26はくわえ爪、
41は送りころ(第1圧接部材)、52はエアシリンダ、61
は押えブラシ(第2圧接部材)、67はエアシリンダであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−27376(JP,A) 特開 昭60−6562(JP,A) 実開 昭63−17169(JP,U) 実開 昭63−17170(JP,U) 実開 昭63−161264(JP,U) 実開 昭62−157864(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折丁の1度目の平行折りを行う第1くわえ
    胴と、該第1くわえ胴に対接し折丁の2度目の平行折り
    を行う第2くわえ胴と、前記第1くわえ胴に対接し外周
    部にくわえ爪を有する受取胴とを具え、平行1回折りさ
    れた折丁が前記受取胴を介して排紙される第1搬送経路
    と平行1回折りされた折丁が前記第2くわえ胴によって
    平行2回折りされて排紙される第2搬送経路とを有する
    輪転印刷機の折機において、 前記第1搬送経路上に前記第1くわえ胴から解放された
    折丁を該第1くわえ胴の周面との間で圧接する第1圧接
    部材を前記第1くわえ胴の外周面に対して接近離反自在
    に設ける一方、前記第2搬送経路上に前記第1くわえ胴
    がくわえた折丁の紙尻側を前記第1くわえ胴の周面に圧
    接する第2圧接部材を前記第1くわえ胴の外周面に対し
    て接近離反自在に設け、平行1回折りの指令信号に基づ
    いて前記第1圧接部材を前記第1くわえ胴の外周面に接
    近させて圧接する一方、前記第2圧接部材を前記第1く
    わえ胴から離反させ、平行2回折りの指令信号に基づい
    て前記第1圧接部材を前記第1くわえ胴の外周面から離
    反させる一方、前記第2圧接部材を前記第1くわえ胴の
    外周面に接近させて圧接する駆動制御手段を設けたこと
    を特徴とする輪転印刷機の折機。
JP9382589U 1989-08-11 1989-08-11 輪転印刷機の折機 Expired - Lifetime JPH0718683Y2 (ja)

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