JP2004324818A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004324818A
JP2004324818A JP2003122958A JP2003122958A JP2004324818A JP 2004324818 A JP2004324818 A JP 2004324818A JP 2003122958 A JP2003122958 A JP 2003122958A JP 2003122958 A JP2003122958 A JP 2003122958A JP 2004324818 A JP2004324818 A JP 2004324818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
lubricating oil
automatic transmission
control device
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003122958A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Kato
芳章 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Ltd
Original Assignee
JATCO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Ltd filed Critical JATCO Ltd
Priority to JP2003122958A priority Critical patent/JP2004324818A/ja
Priority to US10/828,265 priority patent/US7128688B2/en
Priority to EP04009687A priority patent/EP1471288A3/en
Publication of JP2004324818A publication Critical patent/JP2004324818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】発進クラッチに対し、車両状態に応じた潤滑流量を供給可能な自動変速機の油圧制御装置を提供すること。
【解決手段】発進要素として、湿式クラッチを備えた自動変速機の油圧制御装置において、湿式クラッチに対し潤滑油を供給する潤滑油路の上流に、大径のオリフィスを有する第1潤滑油供給油路と、小径のオリフィスを有する第2潤滑油供給油路と、コントロールユニットからの指令に基づく信号圧を出力する電子油圧ソレノイドと、電子油圧ソレノイドからの信号圧に基づいて、第1、及び第2潤滑油供給油路と潤滑油路との連通状態を切換可能な潤滑分配制御用切換弁と、を設けたこととした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト式無段変速機の発進クラッチの潤滑制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、湿式発進クラッチにおいては、出力軸の中空部が潤滑油路となっており、軸芯給油方式で、湿式クラッチ部の潤滑を行う技術として、例えば非特許文献1に記載の技術が知られている。この文献には、湿式発進クラッチに供給する潤滑油として、オリフィスを介したポンプ吐出圧を供給している。
【0003】
【非特許文献1】
発行日 2001年6月2日
ホンダマルチマチック サービスマニュアル(4−18参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、車両停止状態のときは出力軸が回転しないために、遠心油圧が発生しない。従って、車両停止時は供給された潤滑油の排出が滞り、潤滑油が湿式クラッチ部において攪拌されるためにドラグトルクが大きくなる。特に極低温時においてN−Dセレクトを行うときには、油の粘性が高いためにドラグトルクは更に大きくなり、エンジン回転数を引き下げ、エンストが起こる虞がある。
【0005】
本発明は、上述のような問題点に着目してなされたもので、発進クラッチに対し、車両状態に応じた潤滑流量を供給可能な自動変速機の油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、発進要素として、湿式クラッチを備えた自動変速機の油圧制御装置において、前記湿式クラッチに対し潤滑油を供給する潤滑油路の上流に、大径のオリフィスを有する第1潤滑油供給油路と、小径のオリフィスを有する第2潤滑油供給油路と、コントロールユニットからの指令に基づく信号圧を出力する電子油圧ソレノイドと、前記電子油圧ソレノイドからの信号圧に基づいて、前記第1、及び第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路との連通状態を切換可能な潤滑分配制御用切換弁と、を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、前記コントロールユニットは、車両停止状態、かつ、油温が極低温以下と判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第1及び第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路との連通状態を遮断する指令を出力することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の、自動変速機の油圧制御装置において、油温に応じて潤滑油供給比率を算出する潤滑油供給比率算出手段を設け、前記コントロールユニットは、車両停止状態、かつ、油温が極低温より高く、かつ、設定された低油温以下と判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、連通状態を遮断しつつ、算出された潤滑油供給比率に応じて、間欠的に前記第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3に記載の自動変速機の油圧制御装置において、前記コントロールユニットは、車両停止状態、かつ、油温が設定された低油温以上と判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4に記載の自動変速機の油圧制御装置において、前記湿式クラッチの締結状態を検出する締結状態検出手段を設け、前記コントロールユニットは、車両走行状態、かつ、検出された湿式クラッチの締結状態が完全締結していると判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5に記載の自動変速機の油圧制御装置において、前記湿式クラッチの締結状態を検出する締結状態検出手段を設け、前記コントロールユニットは、車両走行状態、かつ、検出された湿式クラッチの締結状態がスリップしていると判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第1潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6に記載の自動変速機の油圧制御装置において、前記電子油圧ソレノイドを、デューティソレノイド、又はリニアソレノイドとしたことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし7に記載の自動変速機の油圧制御装置において、前記湿式クラッチを、電磁石の電磁力により締結可能なパイロットクラッチと、パイロットクラッチの締結力を軸方向の推力に変換するトルクカム機構と、トルクカム機構により変換された軸方向の推力により締結するメインクラッチからなる電磁多板クラッチとし、前記電磁多板クラッチへの潤滑系統として、前記電磁石及び前記電磁石近傍の軸受部を潤滑する第1潤滑系統と、前記パイロットクラッチ及び前記メインクラッチのクラッチプレートを潤滑する第2潤滑系統の二つの潤滑系統を設け、前記潤滑油路を、前記第2潤滑系統と接続する油路としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の作用および効果】
請求項1記載の湿式クラッチを備えた自動変速機の油圧制御装置にあっては、電子油圧ソレノイドからの信号圧に基づいて、第1、及び第2潤滑油供給油路と潤滑油路との連通状態を潤滑分配制御用切換弁によって遮断を含めた3段階的に切り換えることで、車両状況に応じた潤滑流量制御を行うことができる。
【0015】
請求項2記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、車両停止状態、かつ、油温が極低温以下と判断したときは、第1及び第2潤滑油供給油路と潤滑油路との連通状態を遮断することで、摩擦熱を発生させ、適正な油温への上昇を素早く達成することができる。
【0016】
請求項3記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、車両停止状態、かつ、油温が極低温より高く、かつ、設定された低油温以下と判断したときは、潤滑油供給比率を算出し、連通状態を遮断しつつ、算出された潤滑油供給比率に応じて、間欠的に第2潤滑油供給油路と潤滑油路とを連通する。これにより、摩擦熱により温度を上昇させつつ、適切な潤滑油量の供給を行うことができる。
【0017】
請求項4記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、車両停止状態、かつ、油温が設定された低油温以上と判断したときは、第2潤滑油供給油路と潤滑油路とを連通する。すなわち、車両停止状態で油温が適正範囲の場合、必要最小限の油を潤滑させることが可能となり、必要以上の潤滑を行うことなく、供給ロスを抑えることができる。
【0018】
請求項5記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、車両走行状態、かつ、検出された湿式クラッチの締結状態が完全締結していると判断したときは、第2潤滑油供給油路と潤滑油路とを連通する。これにより、クラッチが完全締結状態で発熱量も少ない場合には、必要最小限の油を潤滑させることが可能となり、必要以上の潤滑を行うことなく、供給ロスを抑えることができる。
【0019】
請求項6記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、車両走行状態、かつ、検出された湿式クラッチの締結状態がスリップしていると判断したときは、第1潤滑油供給油路と潤滑油路とを連通する。これにより、車両走行時のスリップ状態で発熱量が多い場合には、潤滑量を多くして発熱を抑えることができる。
【0020】
請求項7記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、電子油圧ソレノイドを、デューティソレノイド、又はリニアソレノイドとしたことで、車両状況に応じた細かい制御を行うことができる。
【0021】
請求項8記載の自動変速機の油圧制御装置にあっては、湿式クラッチを電磁多板クラッチとし、電磁多板クラッチへの潤滑系統として、電磁石及び電磁石近傍の軸受部を潤滑する第1潤滑系統と、パイロットクラッチ及びメインクラッチのクラッチプレートを潤滑する第2潤滑系統の二つの潤滑系統を設け、潤滑油路を、第2潤滑系統と接続する油路とした。すなわち、車両停止時に電磁多板クラッチが締結していない状況において、電磁石及び軸受部は発熱が少なく潤滑量も少なめでよい。一方、クラッチプレートは油温が低いときはドラグトルクが発生しやすく、油温に応じた潤滑制御を行う必要がある。このように、制御の概念が異なる対象に対し、それぞれの目的に応じた制御を行うことができる。よって、状況に応じて必要な潤滑量を供給するとともに、無駄な潤滑を回避することが可能となり、油量収支を最適にしつつ、ポンプ負荷の軽減による燃費の向上を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における変速機ユニットの電磁多板クラッチ周辺を表す断面図である。エンジンからの出力トルクは、電磁多板クラッチ5、前後進切換機構30からベルト式無段変速機40に出力される(尚、特許請求の範囲に記載の湿式クラッチは、本実施の形態1では電磁多板クラッチ5に相当する)。
前後進切換機構30は、ベルト式無段変速機40の入力軸と一体に回転するサンギア31と、ピニオンキャリヤ32と、入力シャフト1と一体に回転するリングギア33から構成された遊星歯車機構と、ピニオンキャリヤ32を変速機ケース3に固定する後退ブレーキ35と、サンギア31とリングギア33を締結する前進クラッチ36から構成されている。ベルト式無段変速機40については一般に知られた構成であり、説明を省略する。
【0023】
以下、電磁多板クラッチ5について詳述する。3は変速機ケース、4は変速機ケース3の前端開口に取着した入力クラッチハウジングを示す。入力クラッチハウジング4には、ボルト12によりフロントカバー11が取着され、これによりトーショナルダンパ6を収装する大気開放された第1収装室4aを画成している。また、変速機ケース3,入力クラッチハウジング4の一部及びフロントカバー11により油潤滑が成される第2収装室3aを画成している。
【0024】
変速機ケース3及び入力クラッチハウジング4の間にはオイルポンプ2を介在させている。このオイルポンプ2は、ポンプハウジング2a及びポンプカバー2bにより画成される空間内に内接歯車ポンプ要素を収納して構成した通常のギヤポンプである。ポンプカバー2bの内周に固定の中空スリーブ2cを嵌着し、この中空スリーブ2c内に入力シャフト1を回転自在に挿着する。
【0025】
入力クラッチハウジング4内に突出する入力シャフト1の前端部上には電磁多板クラッチ5が配置されている。この電磁多板クラッチ5は、パイロットクラッチ22と、このパイロットクラッチ22の外周に配置したメインクラッチ15と、このパイロットクラッチ22の内周に配置したローディングカム17から構成されている。
【0026】
メインクラッチ15の入力ドラム13は、入力ハブ7をナット8により固定する軸部13bと、オイルシール9との摺動部である小径軸13dと、入力ドラム13をフロントカバー11によりベアリング10を介して支持するベアリング支持部13eから構成されている。
【0027】
図示しないエンジンの動力はドライブプレート6bと一体となったトーショナルダンパ6,入力ハブ7を介してメインクラッチ15の入力ドラム13,14(ドライブ側)に伝達される。動力伝達部品は、トーショナルダンパ6の出力メンバ6aと一体回転可能な入力ドラム13に固定された入力ハブ7と、入力ドラム13とスプライン嵌合する入力ドラム14と、入力ドラム14と一体回転可能に嵌合するパイロットクラッチ22のロータ24から構成されている。ロータ24の一端24aは、オイルポンプ2の駆動爪になっている。
【0028】
電磁石22aに電磁力が発生し、リテーニングプレート22b及び金属プレート22cが引きつけられることでパイロットクラッチ22が締結すると、ローディングカム17にエンジン回転が入力され、ローディングカム17は、ボールが傾斜面を転動するカム作用によりメインクラッチハブ16(ドリブン側)にスラスト力が発生する。一方その反力として、スラストベアリング27を介して、入力ドラム14,ロータ24及び電磁石22aをスナップリング20で止められたリターン皿ばね19に抗してスラスト力が作用する。
【0029】
ところで、メインクラッチハブ16は、入力シャフト1とスプライン嵌合するとともに、入力ドラム14側が左方移動して、メインクラッチ15側にクラッチプレート15cが一体回転可能に嵌合している。
【0030】
メインクラッチハブ16側は、摩擦材フェーシングが両面に接着されたフェーシングプレート15bが、メインクラッチハブ16と一体回転可能に嵌合している。クラッチプレート15cと、フェーシングプレート15bとは、軸方向交互に配置されている。
【0031】
次に電磁多板クラッチ5の潤滑について説明する。
図示しないコントロールバルブ回路から供給される潤滑油は、図中の矢印Aで表されるように、入力シャフト1の開口部1a→中空部1b→開口部1cを介して、遠心ポンプ作用により、パイロットクラッチ22,メインクラッチ15を潤滑する。入力ドラム13,14には、複数の開口部(図示せず)が配置され、潤滑油は、この開口部を経由して、フロントカバー11と、クラッチハウジング4とで密封された空間に溜まり、クラッチハウジング4の下端部に開口するドレーンポート4bを経由して、変速機ケース3側に設けられたオイルパン部にリターンされる。
【0032】
また、ロータ24に設けられたオイルポンプ駆動爪24a近傍に設けられた潤滑油路から、図中の矢印Bで表されるように、ロータ24→軸受部22eを潤滑すると共に、電磁石22aの冷却を行う。このように、パイロットクラッチ22及びメインクラッチ15と、軸受部22e及び電磁石22aの潤滑は、異なる潤滑系統により行われる。
【0033】
図2は、実施の形態1におけるベルト式無段変速機の油圧回路図である。
51は油路52から供給されたオイルポンプ50の吐出圧を、ライン圧(プーリクランプ圧)として調圧するプレッシャレギュレータバルブである。油路52には油路53が連通されている。油路53はベルト式無段変速機81に、プーリクランプ圧を供給するプーリクランプ圧供給油路である。また、油路53に連通された油路54は、パイロットバルブ57の元圧を供給する。
【0034】
プレッシャレギュレータバルブ51からドレンされた油圧は、油路56を介してクラッチレギュレータバルブ59に供給される。クラッチレギュレータバルブ59からドレンされた油圧は、油路68と連通され、電磁多板クラッチ5のメインクラッチ12及びパイロットクラッチ22に潤滑油を供給する油路69,70と接続される。更に、油路68からは、図外の差動装置へ潤滑油を供給する油路71、及びオイルクーラ76を介してベルトとプーリの接触面を潤滑する油路79、及び電磁多板クラッチ5の電磁石22a及び軸受部22eへ潤滑油を供給する油路83が連通されている。
【0035】
クラッチレギュレータバルブ59は油路56および油路60の油圧を調圧する。この油路60の油圧は前進クラッチ36のピストン室へ供給される。
【0036】
油路69,70には、潤滑分配制御用切換弁72が接続されている。この潤滑分配制御用切換弁72は、油路69,70と電磁多板クラッチ潤滑回路74との連通状態を切り換えるもので、3方デューティソレノイド73からの信号圧に基づいて切換可能としている。
【0037】
図3は、実施の形態1における潤滑分配制御用切換弁72の潤滑切換作動を表す概略図である。電磁石22a及び軸受部22eへの第1潤滑系統と、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22の各クラッチプレートへの第2潤滑系統がそれぞれ構成されている。本実施の形態では、潤滑分配制御用切換弁72によって第2潤滑系統への潤滑状態を制御する。
【0038】
プレッシャレギュレータバルブ51の発生する油圧よりも低い油圧をクラッチレギュレータバルブ59により調圧し、クラッチレギュレータバルブ59からドレンされた油圧は、油路68を経由して油路69、70へと流れる。
【0039】
油路69には大オリフィス101、油路70には小オリフィスが設けられている。コントロールユニットの指令に基づいて、3方デューティソレノイド73により、パイロット圧がデューティ0%、50%、100%の3段階の信号圧に変換され、信号圧の制御によって潤滑分配制御用切換弁72が制御され、潤滑制御が行われる。
【0040】
図3(a)は3方デューティソレノイド73がデューティ50%の場合を表す図である。このとき、潤滑分配制御用切換弁72によって、大オリフィス101経由の油路69、及び小オリフィス102経由の油路70と電磁多板クラッチ潤滑回路74とが遮断される。よって、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22へは潤滑油は供給されない。
【0041】
図3(b)は3方デューティソレノイド73がデューティ0%の場合を表す図である。このとき、潤滑分配制御用切換弁72によって、大オリフィス101経由の油路69のみ電磁多板クラッチ潤滑回路74と連通され、小オリフィス102経由の油路70は遮断される。よって、電磁多板クラッチ潤滑回路74へ供給される油は大潤滑量であり、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22にも大量の油が供給される。
【0042】
図3(c)は3方デューティソレノイド73がデューティ100%の場合を表す図である。このとき、潤滑分配制御用切換弁72によって、大オリフィス101経由の油路69と電磁多板クラッチ潤滑回路74とは遮断され、小オリフィス102経由の油路70と電磁多板クラッチ潤滑回路74とが連通される。よって、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22へ供給される油も少量である。
【0043】
図4は、実施の形態1における潤滑切換制御を表すフローチャートである。
ステップ201では、車両が停止状態かどうかを判断する。停止状態のときはステップ202へ進み、停止状態でないときはステップ206へ進む。
【0044】
ステップ202では、油温TがT以下であるかどうかの判断を行う。T以下の場合はステップ205へ進み、T以上であるときはステップ203へ進む。
【0045】
ステップ203では、油温TがT以下であるかどうかの確認を行う。T以下の場合はステップ204へ進み、T以上の場合はステップ207へ進む。
【0046】
ステップ204では、図6に示す油温−δマップから油温に応じたδを算出し、下記式により算出されたデューティ比に基づいて、3方デューティソレノイド73によるデューティ制御が行われる。
デューティ比=(1−δ)・(デューティ比50%)+δ・(デューティ比100%)
【0047】
ステップ205では、3方デューティソレノイドにおいてデューティ比50%にセットし、本制御フローを終了する。
【0048】
ステップ206では、電磁多板クラッチ5がスリップ状態であるかどうかの判断を行う。スリップ状態のときはステップ208へ、スリップ状態でないときはステップ207へ進む。
【0049】
ステップ207では、3方デューティソレノイド73においてデューティ比100%にセットし、本制御フローを終了する。
【0050】
ステップ208では、3方デューティソレノイド73においてデューティ比0%にセットし、本制御フローを終了する。
【0051】
図5は、実施の形態1におけるデューティ比に応じた信号圧の変化を表すグラフである。デューティ比が100%のとき、パイロット圧は100%信号圧として出力されるが、デューティ比の減少と共に信号圧も減少する。
【0052】
図6は、実施の形態1における油温がTからTの間にある場合のδの変化を表すグラフである。図4のフローチャートのステップ204で表される式において、油温がTに近いほどδは1に近く、3方デューティソレノイド73においてデューティ比は100%に近くなり、小潤滑量となる。また、油温がTに近いほどδは0に近く、デューティ比は50%に近くなり、潤滑を遮断する。
【0053】
上述の構成に基づいた潤滑流量制御について、下記に示す状況に分けて説明する。
【0054】
(車両停止時、かつ、極低温時)
車両停止時であって、かつ、極低温時と判断されたときは、デューティ比を50%に設定し、油温が上昇するまでは潤滑を遮断することで、摩擦熱により温度を上昇させるとともに、N−Dセレクト時の電磁多板クラッチ5のドラグトルクによるエンスト回避を行うことができる。
【0055】
(車両停止時、かつ、T<T≦T
車両停止時であって、かつ、T<T≦Tと判断されたときは、油温に応じたδに基づくデューティ比を設定する。これにより、油温に応じて適切な潤滑油供給量を設定しつつ、間欠的に潤滑油を遮断することで、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22に発生する摩擦熱により温度を上昇させる。
【0056】
(車両停止時、かつ、T<T)
車両停止時であって、かつ、T<Tと判断されたときは、油温を上昇させる必要がなく、また、発生するドラグトルクも小さいため、デューティ比を100%に設定し、少量の油を潤滑させることで油温を維持するとともに、潤滑油の適量潤滑させる事ができる。
【0057】
(車両走行時、かつ、完全締結時)
完全締結時は、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22に発生する摩擦熱による発熱量も少ないため、デューティ比を100%に設定し、少量の油を潤滑させることで油温を維持するとともに、潤滑油の適量潤滑させる事ができる。
【0058】
(車両走行時、かつ、スリップ状態時)
スリップ状態時は、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22に発生する摩擦熱による発熱量が多いため、デューティ比を0%に設定し、多量の油を潤滑させることで発熱を抑制する。
【0059】
以上説明したように、実施の形態1にあっては、コントロールユニットからの指令に基づいて3方デューティソレノイド73においてパイロット圧を信号圧に変換し、信号圧に応じ潤滑分配制御用切換弁72において潤滑流量制御を行うことで、車両状況に応じた潤滑流量制御を行うことができる(請求項1に対応)。
【0060】
また、車両停止時で油温が極低温の場合は、油の粘性の高さに起因するドラグトルクを低減させるために、油温が上昇するまでは潤滑を遮断し、摩擦熱を発生させ油温を上昇させてから潤滑を行うことができる(請求項2に対応)。
【0061】
また、車両停止時で油温が低温の場合は、油温に応じて適切な潤滑油供給量を設定し、摩擦熱により温度を上昇させつつ潤滑を行うことができる(請求項3、4に対応)。
【0062】
また、車両走行時で完全締結時においては、スリップ量が少なく発熱量も少ないため、少量の油を潤滑すればよい(請求項5に対応)。
【0063】
また、車両走行時でスリップ状態においては発熱量が多いため、潤滑量を多くして発熱を抑えることができる(請求項6に対応)。
【0064】
つまり、車両状況に応じた制御を行うことで、油を効率的に使用することが可能となり、燃費向上に貢献することができる。特に極低温によりメインクラッチ15及びパイロットクラッチ22に発生するドラグトルクが大きい場合は、Nレンジでのエンジン回転数を押し下げ、この状態でN−Dセレクトすると、低回転からエンジン負荷が一気に増大し、エンストする虞がある。これに対し、Nレンジでのドラグトルクを素早く小さくすることで、N−Dセレクト時のエンストを回避することができる。
【0065】
また、電磁石22a及び軸受部22eへの潤滑を行う第1潤滑系統と、電磁多板クラッチ5のメインクラッチ15及びパイロットクラッチ22への潤滑を行う第2潤滑系統を設け、第2潤滑系統のみ潤滑分配制御用切換弁72による制御を実行することとしたことにより、車両停止時には電磁多板クラッチ5が締結していないため、電磁石22a及び軸受部22eは発熱が少なく潤滑量も少なめでよい。それに対し、メインクラッチ15及びパイロットクラッチ22は解放しているため、油温が低い場合にはドラグトルクが発生しやすく、油温に応じた潤滑制御を行う必要がある。つまり、電磁石22a及び軸受部22eにおける潤滑とメインクラッチ15及びパイロットクラッチ22における潤滑は制御の概念が異なる。このように、目的に応じた潤滑制御を行うことで、状況に応じて必要な潤滑量を供給するとともに、無駄な潤滑を回避することが可能となり、油量収支を最適にしつつ、ポンプ負荷の軽減による燃費の向上を図ることができる(請求項8に対応)。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1について説明してきたが、本発明は上述の構成に限られるものではなく、例えば、湿式クラッチとして、電磁多板クラッチ以外の油圧式クラッチ(単板であっても多板であっても良い)を備えた構成であっても適用できる。特に、クリープトルク発生時や、発進時などにスリップ制御を行う摩擦締結要素に対して適用することで、摩擦締結要素の発熱を防止すると共に、耐久性の向上を図ることができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるベルト式無段変速機を備えた変速機ユニットであって、電磁多板クラッチ周辺を表す拡大断面図である。
【図2】実施の形態1における変速機ユニットの油圧回路図である。
【図3】実施の形態1における潤滑切換制御を表すフローチャートである。
【図4】実施の形態1における潤滑分配制御用切換弁における潤滑切換制御を表す概略図である。
【図5】実施の形態1におけるデューティ比に応じた信号圧の変化を表す図である。
【図6】実施の形態1における油温がTからTの間の範囲にある場合のδの変化を表す図である。
【符号の説明】
1 入力シャフト
1a 開口部
1b 中空部
1c 開口部
1d 開口部
2 オイルポンプ
2a ポンプハウジング
2b ポンプカバー
2c 中空スリーブ
3 変速機ケース
3a 第2収装室
4 入力クラッチハウジング
4a 第1収装室
4b ドレーンポート
5 電磁多板クラッチ
6 トーショナルダンパ
6a スプライン
6b ドライブプレート
6a 出力メンバ
7 入力ハブ
7a スプライン
9 オイルシール
10 ベアリング
11 フロントカバー
13 入力ドラム
13a 開口部
13b 軸部
13c 油孔
13d 小径軸
13e ベアリング支持部
14 入力ドラム
15 メインクラッチ
15a フローティングプレート
15b フェーシングプレート
15c クラッチプレート
15d リテーナ
15e スナップリング
16 入力クラッチハブ
16a 接触面
17 ローディングカム
18 スナップリング
19 リターン皿ばね
22 パイロットクラッチ
22a 電磁石
22b リテーニングプレート
22c 金属プレート
22d スナップリング
22e 電磁石軸受部
24 ロータ
24a ロータの一端
25 クラッチハブ
25a 金属プレート
27 スラストベアリング
30 前後進切換機構
31 サンギア
32 ピニオンキャリヤ
33 リングギア
36 前進クラッチ
50 オイルポンプ
51 プレッシャレギュレータバルブ
57 パイロットバルブ
59 クラッチレギュレータバルブ
71 ディファレンシャル潤滑
72 潤滑分配制御用切換弁
73 3方デューティソレノイド
74 電磁多板クラッチ潤滑回路
76 オイルクーラ
78 オイルフィルタ
80 ベルト潤滑油供給ノズル
81 ベルト式無段変速機
101 大オリフィス
102 小オリフィス

Claims (8)

  1. 発進要素として、湿式クラッチを備えた自動変速機の油圧制御装置において、
    前記湿式クラッチに対し潤滑油を供給する潤滑油路の上流に、大径のオリフィスを有する第1潤滑油供給油路と、小径のオリフィスを有する第2潤滑油供給油路と、
    コントロールユニットからの指令に基づく信号圧を出力する電子油圧ソレノイドと、
    前記電子油圧ソレノイドからの信号圧に基づいて、前記第1、及び第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路との連通状態を切換可能な潤滑分配制御用切換弁と、
    を設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記コントロールユニットは、車両停止状態、かつ、油温が極低温以下と判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第1及び第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路との連通状態を遮断する指令を出力することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 請求項1に記載の、自動変速機の油圧制御装置において、
    油温に応じて潤滑油供給比率を算出する潤滑油供給比率算出手段を設け、
    前記コントロールユニットは、車両停止状態、かつ、油温が極低温より高く、かつ、設定された低油温以下と判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、連通状態を遮断しつつ、算出された潤滑油供給比率に応じて、間欠的に前記第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  4. 請求項1ないし3に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記コントロールユニットは、車両停止状態、かつ、油温が設定された低油温以上と判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  5. 請求項1ないし4に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記湿式クラッチの締結状態を検出する締結状態検出手段を設け、
    前記コントロールユニットは、車両走行状態、かつ、検出された
    湿式クラッチの締結状態が完全締結していると判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第2潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  6. 請求項1ないし5に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記コントロールユニットは、車両走行状態、かつ、検出された湿式クラッチの締結状態がスリップしていると判断したときは、前記電子油圧ソレノイドに対し、前記第1潤滑油供給油路と前記潤滑油路とを連通する指令を出力することを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  7. 請求項1ないし6に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記電子油圧ソレノイドを、デューティソレノイド、又はリニアソレノイドとしたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  8. 請求項1ないし7に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記湿式クラッチを、電磁石の電磁力により締結可能なパイロットクラッチと、パイロットクラッチの締結力を軸方向の推力に変換するトルクカム機構と、トルクカム機構により変換された軸方向の推力により締結するメインクラッチからなる電磁多板クラッチとし、
    前記電磁多板クラッチへの潤滑系統として、前記電磁石及び前記電磁石近傍の軸受部を潤滑する第1潤滑系統と、前記パイロットクラッチ及び前記メインクラッチのクラッチプレートを潤滑する第2潤滑系統の二つの潤滑系統を設け、
    前記潤滑油路を、前記第2潤滑系統と接続する油路としたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
JP2003122958A 2003-04-25 2003-04-25 自動変速機の油圧制御装置 Pending JP2004324818A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003122958A JP2004324818A (ja) 2003-04-25 2003-04-25 自動変速機の油圧制御装置
US10/828,265 US7128688B2 (en) 2003-04-25 2004-04-21 Hydraulic control for automatic transmission
EP04009687A EP1471288A3 (en) 2003-04-25 2004-04-23 Lubrication control apparatus and method for automatic transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003122958A JP2004324818A (ja) 2003-04-25 2003-04-25 自動変速機の油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004324818A true JP2004324818A (ja) 2004-11-18

Family

ID=33500982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003122958A Pending JP2004324818A (ja) 2003-04-25 2003-04-25 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004324818A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275063A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nsk Warner Kk 発進クラッチ装置
JP2008281019A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Nsk Warner Kk 発進クラッチの潤滑制御方法
JP2008291897A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Nsk Warner Kk 発進クラッチの潤滑制御方法及び潤滑制御装置
WO2013118902A1 (ja) * 2012-02-10 2013-08-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ハイブリッド駆動装置
JP2016196953A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG 自動変速機の潤滑量制御装置
US9528436B2 (en) 2012-02-10 2016-12-27 Aisin Aw Co., Ltd. Hybrid drive device
JP6274291B1 (ja) * 2016-11-09 2018-02-07 マツダ株式会社 油圧作動式変速機
CN111207203A (zh) * 2018-11-21 2020-05-29 丰田自动车株式会社 动力传递装置的润滑***
EP3786486A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
EP3786488A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
EP3786489A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
EP3786487A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
US11560944B2 (en) 2019-10-04 2023-01-24 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission
US11603920B2 (en) 2019-10-04 2023-03-14 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275063A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nsk Warner Kk 発進クラッチ装置
JP2008281019A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Nsk Warner Kk 発進クラッチの潤滑制御方法
US8037990B2 (en) 2007-05-08 2011-10-18 Nsk-Warner K.K. Lubrication controlling method for starting clutch
JP2008291897A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Nsk Warner Kk 発進クラッチの潤滑制御方法及び潤滑制御装置
US9284882B2 (en) 2012-02-10 2016-03-15 Aisin Aw Co., Ltd. Hybrid drive device
JPWO2013118902A1 (ja) * 2012-02-10 2015-05-11 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ハイブリッド駆動装置
US9528436B2 (en) 2012-02-10 2016-12-27 Aisin Aw Co., Ltd. Hybrid drive device
US9644531B2 (en) 2012-02-10 2017-05-09 Aisin Aw Co., Ltd. Hybrid drive device
WO2013118902A1 (ja) * 2012-02-10 2013-08-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ハイブリッド駆動装置
JP2016196953A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG 自動変速機の潤滑量制御装置
US11073201B2 (en) 2016-11-09 2021-07-27 Mazda Motor Corporation Hydraulically operated transmission
JP6274291B1 (ja) * 2016-11-09 2018-02-07 マツダ株式会社 油圧作動式変速機
WO2018088294A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 マツダ株式会社 油圧作動式変速機
CN111207203A (zh) * 2018-11-21 2020-05-29 丰田自动车株式会社 动力传递装置的润滑***
JP2020085085A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置の潤滑システム
CN111207203B (zh) * 2018-11-21 2022-10-18 丰田自动车株式会社 动力传递装置的润滑***
JP7006569B2 (ja) 2018-11-21 2022-01-24 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置の潤滑システム
US11149806B2 (en) 2019-09-02 2021-10-19 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission
CN112443647A (zh) * 2019-09-02 2021-03-05 马自达汽车株式会社 自动变速器的控制装置
EP3786487A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
EP3786486A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
EP3786489A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
EP3786488A1 (en) 2019-09-02 2021-03-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission, automatic transmission, vehicle, and method of controlling automatic transmission
US11543026B2 (en) 2019-09-02 2023-01-03 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission
CN112443647B (zh) * 2019-09-02 2023-11-28 马自达汽车株式会社 自动变速器的控制装置
US11560944B2 (en) 2019-10-04 2023-01-24 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission
US11603920B2 (en) 2019-10-04 2023-03-14 Mazda Motor Corporation Control device for automatic transmission

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7128688B2 (en) Hydraulic control for automatic transmission
JP5445045B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP5218303B2 (ja) 動力伝達装置
JP5331884B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
US9989148B2 (en) Hydraulic control system for vehicles
US8272485B2 (en) Hydraulic control unit for a hydraulic power transmission
JP2004324818A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
US8532887B2 (en) Hydraulic control apparatus
KR100494600B1 (ko) 자동 변속기용 입력 클러치 윤활 제어 장치
US7399257B2 (en) System and method of controlling automatic transmission
JP7040085B2 (ja) 油圧作動式変速機
JP5742708B2 (ja) 油圧制御装置及び車両制御装置
US9234583B2 (en) Hydraulic supply system for torque converter impeller clutch
US10408347B2 (en) Transmission park control system
JP2009281414A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH11325117A (ja) 自動変速機の摩擦締結装置に備えられた遠心バランス室への油圧供給装置
JP2004324819A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4701820B2 (ja) パワートレーンの潤滑装置
JPH08285059A (ja) 油圧制御装置及び変速装置
EP1291540A2 (en) Multiple-disc electromagnetic clutch control system and method
JP4923844B2 (ja) 油圧制御装置
JP4090260B2 (ja) 電磁多板クラッチの制御装置
JP2008274972A (ja) 油圧制御装置
JP7418218B2 (ja) 潤滑制御装置及び潤滑制御装置の制御方法
JP2007247709A (ja) 油圧式摩擦係合要素及び自動変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050207

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071120