JP2004317901A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】可視域から近赤外域まで良好に収差補正をしつつ、小型で大口径比のレンズ系を実現できるズームレンズを提供する。
【解決手段】物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備える。第2レンズ群G2を光軸上で物体側に移動させることで広角端から望遠端への変倍を行い、その変倍に伴う像面補正を第1レンズ群G1を光軸上で像側に移動させることで行う。また、以下の条件式(1)を満足する。f1は、第1レンズ群G1の焦点距離を示し、f2は、第2レンズ群G2の焦点距離を示す。
0.5<|f1/f2|<0.8 ……(1)
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に監視用に用いられるズームレンズに関し、特に、可視域および近赤外域の双方において使用可能なズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
CCTV(Closed Circuit TeleVision)などの監視用のカメラには、昼夜を問わず使用可能なレンズ系の開発が望まれている。特に屋外で使用される監視用のカメラでは、通常、昼間は可視光による撮影を行い、夜間は近赤外光による撮影を行うため、そのレンズ系としては、可視域から近赤外域までの広い波長域に対応したものが必要となる。
【0003】
一般的な可視域用に設計されたレンズ系では、特に、近赤外領域において色収差が発生し、夜間の近赤外領域での撮影の際にピントずれを起こしてしまう。このため、監視カメラ用のレンズ系では、特に、可視域から近赤外域まで色収差が良好に補正されている必要がある。
【0004】
従来、可視域から近赤外域まで色収差を補正したズームレンズとしては、例えば以下の特許文献記載のものがある。この特許文献1に記載のズームレンズは、物体側から順に負の前群と正の後群とで構成された2群タイプのズームレンズとなっている。前群としては2群3枚構成、後群としては5群6枚構成の例が記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−207166号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、監視カメラ用のレンズ系では、可視域から近赤外域まで特に色収差が良好に補正されている必要があるが、さらに、低照度での撮影に対応するため、大口径比で明るいレンズ系への要求がある。また、小型化への要求もある。したがって、これらの種々の要求を満たすレンズ系の開発が望まれている。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、可視域から近赤外域まで良好に収差補正をしつつ、小型で大口径比のレンズ系を実現できるズームレンズを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群を光軸上で物体側に移動させることで広角端から望遠端への変倍を行い、その変倍に伴う像面補正を第1レンズ群を光軸上で像側に移動させることで行うようになされ、かつ、以下の条件式(1)を満足するように構成されているものである。
【0009】
0.5<|f1/f2|<0.8 ……(1)
ただし、f1は、第1レンズ群の焦点距離を示し、f2は、第2レンズ群の焦点距離を示す。
【0010】
ここで、このズームレンズにおいて、第1レンズ群は、例えば、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、負の屈折力を有する第3レンズおよび正の屈折力を有する第4レンズからなる接合レンズとが配列された3群4枚構成となっていることが好ましい。
【0011】
また第2レンズ群は、例えば、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズおよび負の屈折力を有する第3レンズからなる接合レンズと、最も像面側に配置され、少なくとも1面以上が非球面形状で構成された正の屈折力の第4レンズとを少なくとも含んだ構成となっていることが好ましい。このような構成にした場合、第2レンズ群の第2レンズは、以下の条件式(2),(3)を満足するように構成されていることが好ましい。
【0012】
nd22<1.55 ……(2)
νd22>65 ……(3)
ただし、nd22は、第2レンズ群における第2レンズのd線に対する屈折率を示し、νd22は、第2レンズ群における第2レンズのd線に対するアッベ数を示す。
【0013】
本発明によるズームレンズでは、これらの好ましい構成を必要に応じて適宜採用することで、可視域から近赤外域まで良好に収差補正が行われ、小型化および大口径比化が図られる。特に、条件式(1)を満足することで、小型化を図りつつ、諸収差が補正しやすくなる。また特に、条件式(2),(3)を満足することで、近赤外域まで良好に色収差を補正しやすくなる。
【0014】
また、第1レンズ群を3群4枚構成とすることで、例えば、第1レンズ群を2群3枚構成にした場合に比べて、小型化を図りつつ、特に望遠端での球面収差や倍率色収差の補正がしやすくなる。また、第2レンズ群の最も像面側に、少なくとも1面以上が非球面形状で構成された正のレンズを配置することで、小型化と大口径比化とを図りやすくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズの構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図2)のレンズ構成に対応している。なお、図1において、符号Riは、絞りStも含めて最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜17)の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。
【0017】
このズームレンズは、可視域および近赤外域の双方において使用可能なものであり、例えば昼夜兼用の監視カメラなどに搭載して好適なものである。このズームレンズは、光軸Z1に沿って、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とが、物体側より順に配設された構成となっている。このズームレンズの結像面(撮像面)には、例えば、図示しないCCD(電荷結合素子)またはCMOS(Complementary Mental−Oxide Semiconductor)などを用いた撮像素子が配置される。第2レンズ群G2と結像面との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材が配置されていても良い。図1の構成例では、撮像面を保護するためのカバーガラスGCが配置されている。第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間には、絞りStが配置されている。
【0018】
このズームレンズは、2群ズーム方式となっており、第2レンズ群G2を光軸上で物体側に移動させることで広角端から望遠端への変倍を行い、その変倍に伴う像面補正を第1レンズ群G1を光軸上で像側に移動させることで行うようになっている。第1レンズ群G1と第2レンズ群G2は、広角端から望遠端へと変倍させるに従い、図1に実線で示した軌跡を描くように移動する。第1レンズ群G1は、フォーカス群としての機能も兼ねている。
【0019】
このズームレンズは、以下の条件式(1)を満足するように構成されている。ただし、f1は、第1レンズ群G1の焦点距離を示し、f2は、第2レンズ群G2の焦点距離を示す。
0.5<|f1/f2|<0.8 ……(1)
【0020】
第1レンズ群G1は、物体側より順に、例えば、負の屈折力を有する第1レンズL11と、負の屈折力を有する第2レンズL12と、負の屈折力を有する第3レンズL13および正の屈折力を有する第4レンズL14からなる接合レンズとが配列された3群4枚構成となっている。
【0021】
第1レンズ群G1において、第1レンズL11と第2レンズL12は、例えば物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなっている。第3レンズL13は、例えば両凹形状となっている。第4レンズL14は、例えば物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなっている。
【0022】
第2レンズ群G2は、物体側より順に、例えば、正の屈折力を有する第1レンズL21と、正の屈折力を有する第2レンズL22および負の屈折力を有する第3レンズL23からなる接合レンズと、最も像面側に配置され、少なくとも1面以上が非球面形状で構成された正の屈折力の第4レンズL24とを少なくとも含んで構成されている。
【0023】
第2レンズ群G2において、第1レンズL21は、例えば物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなっている。第2レンズL22は、例えば両凸形状となっている。第3レンズL23は、例えば両凹形状となっている。第4レンズL24は、例えば近軸近傍における形状が両凸形状となっている。第4レンズL24の物体側の面を非球面形状にした場合、例えば、物体側の面が、周辺に行くに従い正のパワーが弱くなるような形状であることが好ましい。
【0024】
第2レンズL22は、以下の条件式(2),(3)を満足するように構成されていることが好ましい。ただし、nd22は、第2レンズL22のd線に対する屈折率を示し、νd22は、第2レンズL22のd線に対するアッベ数を示す。
nd22<1.55 ……(2)
νd22>65 ……(3)
【0025】
次に、以上のように構成されたズームレンズの作用および効果を説明する。
【0026】
このズームレンズでは、第2レンズ群G2を光軸方向に移動させることにより、変倍が行われ、その変倍に伴う像面変動の補正が、第1レンズ群G1を光軸方向に移動させることにより行われる。フォーカス調整も、第1レンズ群G1を光軸方向に移動させることにより行われる。
【0027】
このズームレンズでは、第1レンズ群G1を3群4枚構成とすることで、例えば、第1レンズ群G1を2群3枚構成にした場合に比べて、小型化を図りつつ、諸収差、特に望遠端での倍率色収差の補正や球面収差の補正がしやすくなる。
【0028】
また、第2レンズ群G2の最も像面側に、少なくとも1面以上が非球面形状で構成された正のレンズ(第4レンズL24)を配置することで、小型化と大口径比化を図りやすくなる。
【0029】
条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離f1と第2レンズ群G2の焦点距離f2との比f1/f2の適切な範囲を規定している。条件式(1)を満足することにより、小型化を図りつつ、諸収差が補正しやすくなる。条件式(1)の上限を超えると、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなりすぎ、第1レンズ群G1の移動量が増えてしまうため、コンパクト化を図ることができなくなる。下限を下回ると、第1レンズ群G1の屈折力が強くなりすぎ、特に、望遠端での球面収差が補正不足となるので好ましくない。
【0030】
このズームレンズでは、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2に接合レンズを用いることで、特に軸上色収差の発生が抑えられる。条件式(2),(3)は、第2レンズ群G2における接合レンズのうち、第2レンズL22の適切な硝種の条件を規定している。条件式(2),(3)を満足するようにして硝種を適切に選択することにより、特に、可視域から近赤外域まで軸上色収差を良好に補正することができる。これにより、可視域・近赤外域両用レンズを容易に実現できる。
【0031】
このように、本実施の形態に係るズームレンズによれば、必要に応じて好ましい構成を適宜採用することで、可視域から近赤外域まで良好に収差補正を行いつつ、小型化および大口径比化を図ることができ、監視用のカメラに適した性能を容易に得ることができる。例えば、明るい環境下から低照度の環境下への撮影、または可視光による撮影から近赤外光による撮影へと移行する場合においても、フォーカス調整をし直すことなく、使い勝手の良いレンズ系を実現できる。
【0032】
【実施例】
次に、本実施の形態に係るズームレンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、第1および第2の数値実施例(実施例1,2)をまとめて説明する。図2(A),(B)は、図1に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータ(実施例1)を示している。図3(A),(B)は、実施例2に係るズームレンズのレンズデータを示している。実施例2のズームレンズの断面図は、図1とほぼ同様である。図2(A)および図3(A)には、その実施例のレンズデータのうち基本的なデータ部分を示し、図2(B)および図3(B)には、その実施例のレンズデータのうち非球面形状に関するデータ部分を示す。
【0033】
各図に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、各実施例のズームレンズについて、絞りSt,カバーガラスGCも含めて最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜17)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても、図1において付した符号に対応させて、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。ndiの欄には、絞りSt,カバーガラスGCも含めて、物体側からi番目のレンズ要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、カバーガラスGCも含めて、物体側からj番目(j=1〜9)のレンズ要素のd線に対するアッベ数の値を示す。
【0034】
図2(A),図3(A)の各レンズデータにおいて、面番号の左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面形状であることを示す。各実施例共に、第2レンズ群G2における第4レンズL24の両面S14,S15が非球面形状となっている。基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍(近軸近傍)の曲率半径の数値を示している。
【0035】
図2(B),図3(B)の各非球面データの数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10−2」であることを示す。
【0036】
各非球面データには、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数B,KAの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
【0037】
Z=C・h/{1+(1−KA・C・h1/2}+ΣB・h ……(A)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
KA:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
:第i次(i=3〜10)の非球面係数
【0038】
各実施例のズームレンズ共に、変倍に伴って第1レンズ群G1および第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、これらの各群の前後の面間隔D7,D8,D15の値は、可変となっている。これらの面間隔D7,D8,D15の変倍時のデータとして、広角端、および望遠端における各実施例の値を以下の表1,2に示す。表1,2にはまた、広角端と望遠端とにおける、焦点距離、Fナンバー(FNO.)および画角2ω(ω:半画角)の値を、各実施例のズームレンズについてまとめて示す。
【0039】
【表1】
Figure 2004317901
【0040】
【表2】
Figure 2004317901
【0041】
また、表3に、上述の条件式(1)〜(3)に関する値を、各実施例についてまとめて示す。表3に示したように、各実施例の値が、各条件式(1)〜(3)の数値範囲内となっている。
【0042】
【表3】
Figure 2004317901
【0043】
図4(A)〜(C)は、実施例1のズームレンズにおける広角端での球面収差、非点収差、およびディストーション(歪曲収差)を示している。図5(A)〜(C)は、望遠端における同様の各収差を示している。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図には、近赤外域(波長880nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。ωは、半画角を示す。
【0044】
同様に、実施例2についての諸収差を図6(A)〜(C)(広角端)、および図7(A)〜(C)(望遠端)に示す。
【0045】
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、可視域から近赤外域まで良好に収差補正がなされ、小型で大口径比のレンズ系が実現できている。
【0046】
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のズームレンズによれば、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群を光軸上で物体側に移動させることで広角端から望遠端への変倍を行い、その変倍に伴う像面補正を第1レンズ群を光軸上で像側に移動させることで行うように構成すると共に、各レンズ群の焦点距離の比に関して適切な条件を満足するようにしたので、可視域から近赤外域まで良好に収差補正をしつつ、小型で大口径比のレンズ系を実現しやすくなる。
【0048】
特に、第2レンズ群を、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズおよび負の屈折力を有する第3レンズからなる接合レンズと、最も像面側に配置され、少なくとも1面以上が非球面形状で構成された正の屈折力の第4レンズとを少なくとも含んだ構成にした場合には、特に最も像面側の正の第4レンズの非球面を有効に用いることで、より小型化および大口径比化を図りやすくなる。
【0049】
また、第2レンズ群を上記の構成にした場合において、第2レンズの屈折率とアッベ数とに関して所定の条件式(2),(3)を満足することで、より良好に色収差の補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るズームレンズの全体構成を示すレンズ断面図である。
【図2】実施例1に係るズームレンズのレンズデータを示す図である。
【図3】実施例2に係るズームレンズのレンズデータを示す図である。
【図4】実施例1に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、およびディストーションを示す収差図である。
【図5】実施例1に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、およびディストーションを示す収差図である。
【図6】実施例2に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、およびディストーションを示す収差図である。
【図7】実施例2に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、およびディストーションを示す収差図である。
【符号の説明】
GC…カバーガラス、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (4)

  1. 物体側より順に、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    正の屈折力を有する第2レンズ群と
    を備え、
    前記第2レンズ群を光軸上で物体側に移動させることで広角端から望遠端への変倍を行い、その変倍に伴う像面補正を前記第1レンズ群を光軸上で像側に移動させることで行うようになされ、
    かつ、以下の条件式(1)を満足するように構成されている
    ことを特徴とするズームレンズ。
    0.5<|f1/f2|<0.8 ……(1)
    ただし、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    f2:第2レンズ群の焦点距離
  2. 前記第1レンズ群は、物体側より順に、
    負の屈折力を有する第1レンズと、
    負の屈折力を有する第2レンズと、
    負の屈折力を有する第3レンズおよび正の屈折力を有する第4レンズからなる接合レンズと
    が配列された3群4枚構成となっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第2レンズ群は、物体側より順に、
    正の屈折力を有する第1レンズと、
    正の屈折力を有する第2レンズおよび負の屈折力を有する第3レンズからなる接合レンズと、
    最も像面側に配置され、少なくとも1面以上が非球面形状で構成された正の屈折力の第4レンズと
    を少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群の第2レンズが、以下の条件式(2),(3)を満足するように構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。
    nd22<1.55 ……(2)
    νd22>65 ……(3)
    ただし、
    nd22:第2レンズ群における第2レンズのd線に対する屈折率
    νd22:第2レンズ群における第2レンズのd線に対するアッベ数
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