【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバック部をリクライニングさせることが可能な車両用シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的な車両用シートは、車両床面に前後動可能に取り付けられるシートクッション部と、シートクッション部にリクライニング機構を介して傾動可能に設けられるシートバック部とを備えている。リクライニング機構には、電動稼働機構またはラッチ機構が用いられており、ユーザは、電動稼働機構用の操作ボタンまたはラッチ機構用のリクライニングレバーを操作することによってシートバック部を好適な角度に傾動・保持させることが可能となっている（特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−１５３７３０号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用シートにおいてユーザが背伸びを行う場合、従来のシート構造では、シートバック部を傾斜させてシートをリクライニング姿勢にしても、ユーザの腰部がシートバック部とシートクッション部との連結部に位置して沈み込んでしまうので、十分に体を伸ばすことができないという問題がある。
【０００５】
また、ユーザがリクライニング姿勢の状態から操作ボタンまたはリクライニングレバーを操作してシートバック部を起立させるためには、一般的に上半身を起こして体の重心をシートクッション部に移動させてからシートバック部を起立させる必要があるため、シートを元の状態に戻す際にユーザに多くの動作負担を掛けてしまうとともに、素早く元のシート状態に戻すことができないとう問題があった。
【０００６】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、シートのリクライニングにより十分に体を伸ばすことができ、さらにリクライニングしたシートを素早く元のシート状態に戻すことが可能な車両用シートを提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、前部がフレームに回動可能に取り付けられて後部が上下動するシートクッション部と、該シートクッション部の後部に回動可能に連結されるとともに、前記フレームの後部に回転可能に取り付けられた支持フレームにより揺動可能に支持さえるシートバック部とを備え、該シートバック部を揺動させて前記シートクッション部と前記シートバック部との連結部を上昇させることにより、前記シートクッション部と前記シートバック部との角度を大きくすることが可能な車両用シートであることを特徴とする。
【０００８】
このような構成にすることによって、ユーザが車両用シートで背伸びを行う場合に、連結部により腰が持ち上げられて体が反りかえり易くなるので、体全体を伸ばすことが容易となるとともに、素早くシートを倒すことが可能となる。
【０００９】
また、腰を曲げて連結部を押し下げることによってシートクッション部がフレーム側に戻るとともに、シートバック部が起立して元の角度に戻るので、素早くシートを元の状態に戻すことが可能となる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両用シート、図面を用いて詳述する。
【００１１】
図１、図２に示すように、本発明に係る車両用シート１は、ユーザが腰をかけるシートクッション部２と、ユーザの上半身を後方より支えるシートバック部３とを備えている。
【００１２】
シートクッション部２は、車体床面４に固定されたシートレール（フレーム）５を介して車両床面に取り付けられている。シートレール５は、シートクッション部２の下方に左右一対に設けられており、一つのシートレール５は、車体床面に固定される固定レール６と固定レール６に案内されてスライドする可動レール７とにより構成されている。
【００１３】
シートクッション部２は、可動レール７の前端部に設けられる回転ジョイント部８を介して可動レール７に固定されており、回転ジョイント部８の軸芯を回転軸としてシートクッション部２の後端部を上下動する方向に回動させることが可能となっている。また、可動レール７の後部には、シートクション部２を可動レール７に固定するためのロック機構１０が設けられている。固定ロック機構１０は、シートクッション部２の底面に形成された突起部１１に嵌合する嵌合凹部１２を有しており、嵌合凹部１２には、嵌合された突起部１１が嵌合凹部１２から離れないように突起部１１を把持（ロック）する把持部（図示省略）が設けられている。把持部は、パーキングブレーキを掛けたときに、またはＡＴ（オートマティックトランスミッション）セレクタがパーキングに設定されたときであって、シートバック部の側方に設けられたロック解除ボタン１３を押下された場合にのみ突起部１１の把持（ロック）を解除する。
【００１４】
シートバック部３は、シートクッション部２の後端部に傾動（回動）自在に設けられており、さらに、シートバック部３は、可動レール７の後端部に回動可能に設けられたシートバック支持機構１５を介してシートバック部３の左右側方より支持されている。
【００１５】
シートバック支持機構１５は、図３に示すように、可動レール７に回動可能に取り付けられるシートバック支持リンク１６と、シートバック支持リンク１６の端部に回動可能に取り付けられる補助部材１７と、補助部材１７に螺合されるスクリュー１８と、スクリューを回動させる駆動ユニット１９とにより構成されている。
【００１６】
シートバック支持リンク１６は、可動レール７の後端部よりシートクッション部２とシートバック部３との連結部２０近傍へと緩やかにカーブを描きながら湾曲した後に、シートバック部３に沿って延びるＪ字形状を呈している。補助部材１７は、シートバック支持リンク１６のシートバック部３側の端部に取り付けられており、スクリュー１８に螺合する螺合穴１７ａが設けられている。
【００１７】
スクリュー１８は、軸受け部２１と駆動ユニット１９とにより挟持されてシートバック部３の左右に一対に設けられており、駆動ユニット１９の動力に伴って回転する構造となっている。
【００１８】
次に、シートクッション部２の側方に設けられた操作部２２が操作された場合のシートバック部３及びシートクッション部２の動作を説明する。
【００１９】
ロック機構１０によりシートクッション部２が可動レール７にロックされている場合に、ユーザが操作部２２のスライドボタン２３を操作すると、スライドボタン２３の操作に応じて、シートクッション部２が車両前後方向にスライドする。
【００２０】
一方、ロック機構１０によりシートクッション部２がロックされている場合に、傾動ボタン２４が操作されると、傾動ボタン２４の操作に応じて駆動ユニット１９が駆動し、スクリュー１８が回転する。スクリュー１８の回転に伴って補助部材１７が上方（ヘッドレスト２５方向）に移動すると、図４に示すように、シートバック部３がシートバック支持リンク１６により、連結部２０を回転軸としてシートの後下方に引き下げられてシートバック部３が傾斜する。反対に、傾動ボタン２４の操作により補助部材１７が降下すると、図５に示すように、シートバック部３が起立する方向に移動する。このように、ロック機構１０によりシートクッション部２が可動レール７にロックされているときに、操作部２２の傾動ボタン２４を操作すると、シートバック部３の傾斜角度を変更させることが可能となる。
【００２１】
シートバック部３がある程度が傾斜されている状態で、ロック解除ボタン３０が押されてロック機構１０が解除された場合には、図６に示すように、車両用シート１が可動レール７の前端部の回転ジョイント部８とシートバック支持リンク１６とにより可動レール７に固定される状態となり、さらに連結部２０において、シートバック部３がシートクッション部２に傾動（回動）自在に連結されているので、背中でシートバック部３を押し倒してユーザが背伸びを行うことによって、連結部２０が上昇してシートクッション部２とシートバック部３との角度θが大きくなる。このため、ユーザが車両用シート１で背伸びを行う場合に、連結部２０により腰が持ち上げられて体が反りかえり易くなるので、体全体を伸ばすことが容易となるとともに、傾動ボタン２４等を操作することなく素早くシートを倒すことが可能となる。
【００２２】
さらに、腰を曲げて連結部２０を押し下げることによってシートクッション部２が可動レール７側に戻るとともに、シートバック部３が起立して元の傾斜角度に戻るので、傾動ボタン２４を操作することなく素早くシートを元の状態に戻すことが可能となる。また、従来のように上半身を起こして体の重心をシートクッション部２に移動させてからシートバック部３を起立させる必要がないので、シートを元の状態に戻す際のユーザの動作負担を軽減させることができる。
【００２３】
また、ロック機構１０は、上述したように、ロック解除ボタン１３を押下しても、パーキングブレーキを掛けたときまたはＡＴセレクタがパーキングに設定されたときにしか、ロックが解除されないので、車両走行中にロック機構が解除されることを防止することができ、走行時の安全性を高めることが可能となる。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る車両用シートを用いることによって、ユーザが車両用シートで背伸びを行う場合に、連結部により腰が持ち上げられて体が反りかえり易くなるので、体全体を伸ばすことが容易となるとともに、素早くシートを倒すことが可能となる。
【００２５】
さらに、腰を曲げて連結部を押し下げることによってシートクッション部がフレーム側に戻るとともに、シートバック部が起立して元の傾斜角度に戻るので、素早くシートを元の状態に戻すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る車両用シートを示した側面図である。
【図２】本発明に係る車両用シートを示した正面図である。
【図３】本発明の実施の形態に係るシートバック支持機構を示した図である。
【図４】本発明に係る車両用シートにおいて、補助部材の上方への移動に応じて傾動されるシートバック部を示した側面図である。
【図５】本発明に係る車両用シートにおいて、補助部材の降下に応じて傾動されるシートバック部を示した側面図である。
【図６】本発明に係る車両用シートにおいて、連結部が上昇してシートクッション部とシートバック部との角度θが大きくなった様子を示した側面図である。
【符号の説明】
１ 車両用シート
２ シートクッション部
３ シートバック部
５ シートレール（フレーム）
６ 固定レール
７ 可動レール
８ 回転ジョイント部
１０ ロック機構
１３ ロック解除ボタン
１５ シートバック支持機構
１６ シートバック支持リンク（支持フレーム）
１７ 補助部材
１８ スクリュー（支持点スライド機構）
１９ 駆動ユニット（支持点スライド機構）
２０ 連結部
２２ 操作部
２３ スライドボタン
２４ 傾動ボタン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat capable of reclining a seat back portion.
[0002]
[Prior art]
A general vehicle seat includes a seat cushion portion attached to a vehicle floor so as to be able to move back and forth, and a seat back portion provided on the seat cushion portion so as to be tiltable via a reclining mechanism. An electric operating mechanism or a latch mechanism is used for the reclining mechanism, and the user tilts and holds the seat back portion at a suitable angle by operating an operation button for the electric operating mechanism or a reclining lever for the latch mechanism. (See Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-153730
[Problems to be solved by the invention]
However, when the user stretches out the back of the conventional vehicle seat, in the conventional seat structure, even if the seat back portion is inclined and the seat is in the reclining posture, the waist of the user connects the seat back portion and the seat cushion portion. There is a problem that the body cannot be stretched sufficiently because it is located in the part and sinks.
[0005]
Also, in order for the user to operate the operation button or the reclining lever from the reclining posture to raise the seat back portion, generally, the upper body is raised and the center of gravity of the body is moved to the seat cushion portion, and then the seat back portion is moved. Therefore, there is a problem that when the sheet is returned to the original state, a lot of operation load is imposed on the user, and it is not possible to quickly return to the original sheet state.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and provides a vehicle seat that can sufficiently stretch a body by reclining a seat and that can quickly return a reclined seat to an original seat state. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a seat cushion portion in which a front portion is rotatably attached to a frame and a rear portion moves up and down, and is rotatably connected to a rear portion of the seat cushion portion, A seat back portion rotatably supported by a support frame rotatably attached to a rear portion of the frame, and swinging the seat back portion to form a connection portion between the seat cushion portion and the seat back portion. The vehicle seat is characterized in that the angle between the seat cushion portion and the seat back portion can be increased by raising the angle.
[0008]
By adopting such a configuration, when the user stretches his / her back with the vehicle seat, the hips are lifted by the connecting portion and the body is easily warped, so that the entire body is easily stretched and the seat is quickly extended. Can be defeated.
[0009]
In addition, the seat cushion is returned to the frame side by bending the waist and pressing down the connecting portion, and the seat back is raised to return to the original angle, so that the seat can be quickly returned to the original state.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a vehicle seat according to the present invention and the drawings will be described in detail.
[0011]
As shown in FIGS. 1 and 2, a vehicle seat 1 according to the present invention includes a seat cushion section 2 on which a user sits down and a seatback section 3 for supporting the upper body of the user from behind.
[0012]
The seat cushion 2 is attached to the vehicle floor via a seat rail (frame) 5 fixed to the vehicle body floor 4. The seat rails 5 are provided in a pair on the left and right below the seat cushion portion 2. One of the seat rails 5 is a fixed rail 6 fixed to the floor of the vehicle body and a movable rail 7 guided by the fixed rail 6 to slide. It consists of:
[0013]
The seat cushion portion 2 is fixed to the movable rail 7 via a rotating joint portion 8 provided at a front end portion of the movable rail 7, and a rear end portion of the seat cushion portion 2 using the axis of the rotating joint portion 8 as a rotation axis. Can be rotated in the direction of moving up and down. At the rear of the movable rail 7, a lock mechanism 10 for fixing the seat cushion 2 to the movable rail 7 is provided. The fixed lock mechanism 10 has a fitting recess 12 that fits into a protrusion 11 formed on the bottom surface of the seat cushion 2, and the fitted protrusion 11 fits into the fitting recess 12. A grip (not shown) for gripping (locking) the protrusion 11 so as not to be separated from the recess 12 is provided. The grip portion is operated when the parking brake is applied or when the automatic transmission (AT) selector is set to parking and the unlock button 13 provided on the side of the seat back portion is pressed. Only the grip (lock) of the protrusion 11 is released.
[0014]
The seat back portion 3 is provided at the rear end of the seat cushion portion 2 so as to be tiltable (rotatable), and the seat back portion 3 is provided rotatably at the rear end of the movable rail 7. It is supported from the left and right sides of the seat back 3 via the seat back support mechanism 15.
[0015]
As shown in FIG. 3, the seat back support mechanism 15 includes a seat back support link 16 rotatably attached to the movable rail 7, and an auxiliary member 17 rotatably attached to an end of the seat back support link 16. , A screw 18 screwed to the auxiliary member 17 and a drive unit 19 for rotating the screw.
[0016]
The seat back support link 16 extends along the seat back portion 3 after being curved while drawing a gentle curve from the rear end of the movable rail 7 to the vicinity of the connecting portion 20 between the seat cushion portion 2 and the seat back portion 3. It has a J-shape. The auxiliary member 17 is attached to an end of the seat back support link 16 on the seat back portion 3 side, and is provided with a screw hole 17 a that is screwed to the screw 18.
[0017]
The screws 18 are provided as a pair on the left and right sides of the seat back portion 3 while being sandwiched between the bearing portion 21 and the drive unit 19, and have a structure that rotates with the power of the drive unit 19.
[0018]
Next, the operation of the seat back unit 3 and the seat cushion unit 2 when the operation unit 22 provided on the side of the seat cushion unit 2 is operated will be described.
[0019]
When the user operates the slide button 23 of the operation unit 22 when the seat cushion 2 is locked to the movable rail 7 by the lock mechanism 10, the seat cushion 2 is moved in the vehicle front-rear direction according to the operation of the slide button 23. Slide.
[0020]
On the other hand, when the tilt button 24 is operated while the seat cushion 2 is locked by the lock mechanism 10, the drive unit 19 is driven according to the operation of the tilt button 24, and the screw 18 is rotated. When the auxiliary member 17 moves upward (in the direction of the headrest 25) with the rotation of the screw 18, as shown in FIG. The seat back portion 3 is tilted downward. Conversely, when the auxiliary member 17 is lowered by operating the tilt button 24, as shown in FIG. 5, the seat back portion 3 moves in the upright direction. As described above, when the tilt button 24 of the operation unit 22 is operated while the seat cushion unit 2 is locked to the movable rail 7 by the lock mechanism 10, the tilt angle of the seat back unit 3 can be changed. .
[0021]
When the lock release button 30 is pressed and the lock mechanism 10 is released in a state where the seat back portion 3 is inclined to some extent, the vehicle seat 1 is moved to the front end of the movable rail 7 as shown in FIG. The seat back portion 3 is connected to the seat cushion portion 2 at the connecting portion 20 so that the seat back portion 3 can be tilted (rotated) freely by being fixed to the movable rail 7 by the rotation joint portion 8 of the portion and the seat back support link 16. Therefore, when the user pushes down the seat back portion 3 on the back and stretches the back, the connecting portion 20 rises, and the angle θ between the seat cushion portion 2 and the seat back portion 3 increases. For this reason, when the user stretches his / her back with the vehicle seat 1, the waist is lifted by the connecting portion 20 and the body is easily warped, so that the entire body is easily stretched and the tilt button 24 and the like are operated. It is possible to quickly defeat the sheet without doing.
[0022]
Further, the seat cushion 2 is returned to the movable rail 7 side by bending the waist and pressing down the connecting portion 20, and the seat back 3 is raised and returned to the original inclination angle, so that the tilt button 24 is not operated. It is possible to quickly return the sheet to its original state. Further, since it is not necessary to raise the upper body and shift the center of gravity of the body to the seat cushion portion 2 and then to raise the seat back portion 3 as in the related art, the operation burden on the user when returning the seat to the original state is reduced. Can be done.
[0023]
Further, as described above, even if the lock release button 13 is pressed, the lock is released only when the parking brake is applied or when the AT selector is set to the parking state. The lock mechanism can be prevented from being released, and safety during traveling can be enhanced.
[0024]
【The invention's effect】
As described above, by using the vehicle seat according to the present invention, when the user stretches his / her back with the vehicle seat, the hips are lifted by the connecting portion, and the body is easily warped, so that the entire body is stretched. This facilitates the operation and allows the seat to be quickly knocked down.
[0025]
Further, the seat cushion is returned to the frame side by bending the waist and pressing down the connecting portion, and the seat back is raised to return to the original inclination angle, so that the seat can be quickly returned to the original state. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a vehicle seat according to the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a vehicle seat according to the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a seat back support mechanism according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing a seat back portion of the vehicle seat according to the present invention, which is tilted in accordance with the upward movement of the auxiliary member.
FIG. 5 is a side view showing a seat back portion that is tilted in response to a lowering of an auxiliary member in the vehicle seat according to the present invention.
FIG. 6 is a side view of the vehicle seat according to the present invention, showing a state in which the connecting portion is raised and the angle θ between the seat cushion portion and the seat back portion is increased.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vehicle seat 2 Seat cushion part 3 Seat back part 5 Seat rail (frame)
6 Fixed rail 7 Movable rail 8 Rotary joint 10 Lock mechanism 13 Unlock button 15 Seat back support mechanism 16 Seat back support link (support frame)
17 Auxiliary member 18 Screw (support point slide mechanism)
19 Drive unit (support point slide mechanism)
20 Connecting part 22 Operation part 23 Slide button 24 Tilt button
