JP2004295804A - 駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置 - Google Patents
駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】予約における駐車場の利用効率を高めること。
【解決手段】利用者の携帯端末9001 より、空き駐車場の検索に関する検索条件(車両10001 の現在地)を受け付け、検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する駐車場予約装置500を備え、駐車場予約装置500は、上記検索結果を携帯端末9001 へ通知し、利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させ、予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する駐車場総合管理システム2001 〜200n のうちいずれかの駐車場総合管理システムへ予約情報を通知し、予約を完了させ、さらに予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる。
【選択図】 図2
【解決手段】利用者の携帯端末9001 より、空き駐車場の検索に関する検索条件(車両10001 の現在地)を受け付け、検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する駐車場予約装置500を備え、駐車場予約装置500は、上記検索結果を携帯端末9001 へ通知し、利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させ、予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する駐車場総合管理システム2001 〜200n のうちいずれかの駐車場総合管理システムへ予約情報を通知し、予約を完了させ、さらに予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場の予約に用いて好適な駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置に関するものであり、特に、予約における駐車場の利用効率を高めることができる駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、駐車場の空き状況は、短時間のうちに時々刻々と変化している場合が多く、利用者がその駐車場の空き状況を容易に把握することは困難であった。このことから、駐車対象の駐車場が満車状態の場合には、駐車場に空きが生じるのを待つか、または他の空きのある駐車場を探し回らなければならず、特に都心の駅周辺での駐車場探しは容易ではない。
【0003】
そこで、従来では、移動通信網を介して予め駐車場を予約してから利用するという駐車場予約システムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−41920号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、従来の駐車場予約システムにおいては、駐車場を予約した利用者が必ずしも、その駐車場を利用するとは限らない。すなわち、従来の駐車場予約システムでは、無断で予約を破棄する悪質な利用者も存在するため、駐車場管理会社にとって、予約された駐車スペースがデットスペースとなり、駐車場の利用効率が著しく低下するという問題があった。
【0006】
また、従来の駐車場予約システムにおいては、たとえ利用者が予約を遵守した場合であっても、交通事情等により、予約をしてから実際に車両を駐車スペースに入庫するまでに時間がかかる場合があり、この時間分だけ当該駐車スペースがデットスペースとなり、駐車場の利用効率が低下するという問題が依然として残る。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、予約における駐車場の利用効率を高めることができる駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、コンピュータを、利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付手段、前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索手段、前記検索手段の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定手段、前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続手段、前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生手段、として機能させるための駐車場予約プログラムである。
【0009】
この発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0010】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記予約決定手段は、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0012】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記予約手続手段は、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0014】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記コンピュータを、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証手段として機能させ、前記予約手続手段は、前記認証手段により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0016】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0018】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0020】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0022】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記予約決定手段は、前記検索手段の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0024】
また、請求項9にかかる発明は、利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付工程と、前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索工程と、前記検索工程の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定工程と、前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続工程と、前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生工程と、を含むことを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0026】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の駐車場予約方法において、前記予約決定工程では、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0028】
また、請求項11にかかる発明は、請求項9または10に記載の駐車場予約方法において、前記予約手続工程では、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0030】
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載の駐車場予約方法において、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証工程を含み、前記予約手続工程では、前記認証工程により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0032】
また、請求項13にかかる発明は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0034】
また、請求項14にかかる発明は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0036】
また、請求項15にかかる発明は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0038】
また、請求項16にかかる発明は、請求項9〜15のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記予約決定工程では、前記検索工程の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0040】
また、請求項17にかかる発明は、利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付手段と、前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定手段と、前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続手段と、前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生手段と、を備えたことを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0042】
また、請求項18にかかる発明は、請求項17に記載の駐車場予約装置において、前記予約決定手段は、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0044】
また、請求項19にかかる発明は、請求項17または18に記載の駐車場予約装置において、前記予約手続手段は、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0046】
また、請求項20にかかる発明は、請求項19に記載の駐車場予約装置において、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証手段を備え、前記予約手続手段は、前記認証手段により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0048】
また、請求項21にかかる発明は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0049】
この発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0050】
また、請求項22にかかる発明は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0051】
この発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0052】
また、請求項23にかかる発明は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする。
【0053】
この発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0054】
また、請求項24にかかる発明は、請求項17〜23のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記予約決定手段は、前記検索手段の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする。
【0055】
この発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置の一実施の形態について詳細に説明する。
【0057】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。同図には、携帯端末より駐車場を予約するための駐車場予約システムが図示されている。
【0058】
同図において、空き状況監視装置10011 〜1001n 、・・・、空き状況監視装置100n1 〜100nn は、n社の駐車場管理会社にそれぞれ対応しており、各駐車場に設置されている。
【0059】
例えば、空き状況監視装置10011 〜1001n は、駐車場管理会社が管理運営するn箇所の駐車場にそれぞれ設けられており、各駐車場の空き状況をリアルタイムで監視するとともに、駐車場総合管理システム2001 へリアルタイムで通知する機能を備えている。
【0060】
ここで、各駐車場においては、車両1台分の各駐車スペースにロック板が設けられており、空き状態でロック板が下がった状態(ロック解除)とされ、いずれの車両も当該駐車スペースに駐車することが可能とされる。
【0061】
また、当該駐車スペースに車両が駐車すると、ロック板が上がった状態(ロック)とされ、駐車料金の精算が終了するまで車両が当該駐車スペースから出庫できない状態とされる。なお、駐車料金の精算が終了すると、ロック板が下がりロック解除とされ、当該車両が出庫可能とされる。
【0062】
空き状況監視装置10011 〜1001n は、上記ロック板の上げ下げ(ロック、ロック解除)を制御する機能も備えている。なお、他の空き状況監視装置100n1 〜100nn も、上述した空き状況監視装置10011 〜1001n と同一の構成とされている。
【0063】
駐車場総合管理システム2001 〜200n は、各駐車場管理会社にそれぞれ設けられており、空き状況監視装置10011 〜1001n 、・・・、空き状況監視装置100n1 〜100nn から通知される各駐車場の空き状況をリアルタイムで管理する機能を備えている。
【0064】
また、駐車場総合管理システム2001 〜200n は、後述する駐車場予約装置500からの予約情報に基づいて、該当する空き状況監視装置へ駐車スペースのロックを指示し、他の車両が当該駐車スペースに入庫できないように予約を実行する。
【0065】
ここで、一実施の形態では、予約の無断破棄を防止し、予約発生から入庫までの空き時間を有効に活用するために、予約され、駐車場スペースがロックされた時点から駐車料金の課金が発生する。
【0066】
また、駐車場総合管理システム2001 〜200n はセキュリティが高い専用線300(VPN(Virtual Private Network )等)およびルータ400を介して駐車場予約装置500に接続されている。
【0067】
駐車場予約装置500は、駐車場の各利用者から携帯端末9001 〜900m 、インターネット800、ターミナルアダプタ420およびルータ410を介して駐車場の予約を受け付ける機能、ルータ400および専用線300を介して、駐車場の空き状況を問い合わせる機能、予約を確定させる機能等を備えている。
【0068】
ここで、図2を参照して、一実施の形態の動作概要について説明する。同図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図には、携帯端末9001 を携帯し、かつ車両10001 に乗車している利用者について、利用者情報の事前登録、駐車場予約、駐車場利用、駐車料金精算という一連の流れが図示されている。
【0069】
まず、利用者は、携帯端末9001 で利用者情報を駐車場予約装置500に事前登録する。つぎに、利用者は、携帯端末9001 を用いて、駐車場予約装置500にアクセスし、複数の空き駐車場の中から、所望の条件を満たす空き駐車場を検索で絞り込むための操作を行う。
【0070】
また、駐車場予約装置500は、利用者からの検索条件をキーにして、駐車場総合管理システム2001 〜200n に駐車場の空き状況を問い合わせることにより、絞り込み検索を実行する。
【0071】
そして、空き駐車場が絞り込まれると、利用者は、携帯端末9001 を用いて、当該駐車場を予約する。これにより、駐車場予約装置500は、駐車場総合管理システム2001 〜200n のうち、該当する駐車場総合管理システムへ予約情報を通知する。上記駐車場総合管理システムは、空き状況監視装置10011 〜100nn のうち、予約された駐車場に対応する空き状況監視装置へ予約情報を通知する。
【0072】
これにより、上記空き状況監視装置は、ロック板を上げ、予約された駐車場における駐車スペースをロックする制御を行う。ここで、予約が発生した時刻t0 から駐車料金の課金が発生する。
【0073】
そして、利用者は、予約された駐車場まで車両10001 を走行させた後、携帯端末9001 を用いて、駐車場予約装置500にアクセスし、駐車場利用に関する認証を得る。これにより、駐車場予約装置500は、かかる利用者が予約した駐車場に対応する駐車場総合管理システムへ、予約駐車場の利用開始を通知する。
【0074】
上記駐車場総合管理システムは、空き状況監視装置10011 〜100nn のうち、予約された駐車場に対応する空き状況監視装置へ予約駐車場の利用開始を指示する。
【0075】
これにより、上記空き状況監視装置は、ロック板を下げ、予約された駐車場における駐車スペースをロック解除する制御を行う。利用者は、車両10001 を駐車スペースに入庫させる。
【0076】
そして、時刻t1 で車両10001 を出庫させる場合、利用者は、駐車場に備え付けの精算機で駐車料金を精算する。ここで、精算機は、時刻t0 〜t1 までの課金時間に基づいて、駐車料金を計算する。
【0077】
図1に戻り、駐車場予約装置500において、制御部501は、利用者からの駐車場予約を受け付る機能、駐車場総合管理システム2001 〜200n へ空き状況を問い合わせる機能、駐車場総合管理システム2001 〜200n へ予約確定を通知する機能、予約駐車場の利用に際して、利用者を認証する機能、予約駐車場の利用開始を通知する機能等を実現するための各種制御を行う。この制御部501の動作の詳細については、後述する。
【0078】
記憶部502は、ハードディスクであり、オペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラムを記憶している。
【0079】
通信部503は、所定の通信プロトコルに従って、専用線300、LAN(Local Area Network)600、インターネット800との通信を制御する。
【0080】
駐車場情報データベース510は、各駐車場管理会社で管理されている駐車場に関する駐車場情報を格納するデータベースである。
【0081】
具体的には、図3に示したように、駐車場情報データベース510は、「駐車場管理会社ID」、「駐車場管理会社」、「駐車場」、「所在地」、「駐車場種別」および「駐車可能車両区分」というフィールドを備えている。
【0082】
「駐車場管理会社ID」は、駐車場総合管理システム2001 〜200n に対応する各駐車場管理会社を一意に識別するための識別子である。「駐車場管理会社」は、駐車場管理会社の名称である。「駐車場」は、当該駐車場管理会社で管理されている駐車場の名称である。
【0083】
「所在地」は、当該駐車場の所在地を表す情報である。「駐車場種別」は、当該駐車場の種別(無人のコイン式、有人式)等を表す情報である。「駐車可能車両区分」は、当該駐車場に駐車可能な車両の区分(小型車、中型車等)を表す情報である。
【0084】
図1に戻り、利用者情報データベース520は、駐車場(駐車場予約システム)の利用者に関する利用者情報を格納するデータベースである。
【0085】
具体的には、図4に示したように、利用者情報データベース520は、「氏名」、「利用者ID」、「パスワード」、「住所」、「住所ID」、「電話番号」、「電子メールアドレス」および「所有車両区分」というフィールドを備えている。
【0086】
「氏名」は、利用者の氏名を表す情報である。「利用者ID」は、当該利用者を一意に識別するための識別子である。「パスワード」は、本人認証に用いられる情報である。「住所」は、当該利用者の住所を表す情報である。「住所ID」は、上記住所を一意に識別するための識別子である。「電話番号」は、当該利用者の電話番号を表す情報である。
【0087】
「電子メールアドレス」は、当該利用者の電子メールアドレスを表す情報である。「所有車両区分」は、当該利用者が所有する車両(図1に示した車両10001 〜1000m のうちいずれかの車両)の区分(小型車、中型車等の車種)を表す情報である。
【0088】
また、図1に示した駐車場予約装置500は、ルータ410、ターミナルアダプタ420およびインターネット800を介して、携帯端末9001 〜900m にアクセスされる。
【0089】
これらの携帯端末9001 〜900m は、駐車場の各利用者にそれぞれ携帯される携帯端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)等であり、車両10001 〜1000m に対応している。
【0090】
また、携帯端末9001 〜900m は、音声・データを通信するための通信機能や、Web画面を閲覧するためのインターネット機能等を備えている。
【0091】
また、携帯端末9001 〜900m には、各種Web画面を介して、インターネットサービスの提供を受けるためのアプリケーションプログラム(以下、APと称する)が実装されている。一実施の形態では、駐車場予約サービスを上記インターネットサービスの一つとして説明する。なお、携帯端末9001 〜900m の動作の詳細については、後述する。
【0092】
ここで、携帯端末9001 〜900m と駐車場予約装置500とは、暗号化通信等により高いセキュリティを保持した状態で通信を行う。管理端末700は、LAN600を介して、駐車場予約装置500を管理するためのコンピュータ端末である。
【0093】
つぎに、一実施の形態の動作について、図5〜図7に示したシーケンス図、図8〜図11を参照しつつ説明する。
【0094】
(利用者情報登録処理)
はじめに、図5を参照して、利用者情報を利用者情報データベース520(図4参照)に登録するための利用者情報登録処理について説明する。ここで、駐車場予約システムにおいては、利用者情報の登録が利用の前提条件となる。
【0095】
同図に示したステップSA1では、利用者は、携帯端末9001 のキー(図示略)を操作することにより、前述したAPを起動させる。これにより、携帯端末9001 には、AP起動画面(図示略)が表示された後、利用者情報登録画面(図示略)が表示され、利用者は、利用者情報(氏名、パスワード、住所、電話番号、電子メールアドレスおよび所有車両区分)を入力した後、送信ボタン(図示略)を押下する。
【0096】
これにより、ステップSA2では、携帯端末9001 は、インターネット800を介して、上記利用者情報を駐車場予約装置500へ送信する。そして、利用者情報を受信すると、ステップSA3では、駐車場予約装置500の制御部501は、利用者IDおよび住所IDを生成し、利用者により入力された氏名、パスワード、住所、電話番号、電子メールアドレスおよび所有車両区分に、利用者IDおよび住所IDを付加したものを利用者情報として、利用者情報データベース520に登録する。
【0097】
ステップSA4では、制御部501は、当該利用者情報の登録が完了したことを利用者IDおよび住所IDとともに携帯端末9001 へ通知する。これにより、当該利用者は、駐車場予約システムの利用が可能となる。
【0098】
(予約処理)
つぎに、図6および図8を参照して、携帯端末9001 を携帯した利用者が車両10001 の駐車に関して、空き駐車場をオンラインで予約するための予約処理について説明する。
【0099】
図6に示したステップSB1では、利用者は、携帯端末9001 のキー(図示略)を操作することにより、前述したAPを起動させる。これにより、AP起動画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0100】
ステップSB2では、ログインの処理が実行される。具体的には、利用者は、AP起動画面(図示略)の「駐車場予約」に対応するチェックボックスにチェックを入れた後、確定ボタン(図示略)を押下する。これにより、携帯端末9001 には、図8に示したように、利用者IDおよびパスワードを入力するためのログイン画面910が表示される。
【0101】
そして、利用者により、ログイン画面910に利用者IDおよびパスワードが入力されると、携帯端末9001 は、利用者IDおよびパスワードを駐車場予約装置500へ送信する。
【0102】
上記利用者IDおよびパスワードを受信すると、ステップSB3では、駐車場予約装置500の制御部501は、受信された利用者IDおよびパスワードと、利用者情報データベース520(図4参照)とを照合し、本人認証を行う。
【0103】
ステップSB4では、制御部501は、認証結果(この場合、OKとする)を携帯端末9001 へ通知する。なお、認証結果がNGである場合、ステップSB5以降の処理が中止され、エラー画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0104】
ステップSB5では、利用者(車両10001 )の現在地を検索キーとして、現在地近傍の空き駐車場を絞り込み検索するための検索処理が実行される。ステップSB6では、駐車場情報データベース510から、上記現在地近傍の駐車場を検索するための検索処理が実行される。ステップSB7では、ステップSB6で検索された駐車場について空き状況が問い合わせされる。
【0105】
具体的には、ステップSB5では、駐車場予約装置500の制御部501は、携帯端末9001 に図8に示した検索画面911を表示させる。利用者は、検索画面911の「現在地」を選択する。これにより、携帯端末9001 は、無線ゾーン内の収容局(無線基地局)より、自身の現在地(例えば、品川)の情報を取得する。
【0106】
なお、一実施の形態においては、無線基地局からの現在地の情報を取得する構成に代えて、携帯端末9001 にGPS(Global Positioning System)を搭載し、独立的に現在地を測位する構成としてもよい。
【0107】
上記GPSは、24個のGPS衛星(図示略)のうち、もっとも受信しやすい3個のGPS衛星からの電波を受信することによって、位置(緯度/経度)、移動方向、速度を計算するシステムであり、携帯端末9001 〜900m のそれぞれに搭載されている。
【0108】
そして、携帯端末9001 には、取得した現在地の情報に対応する検索確認画面912(図8参照)が表示される。この検索確認画面912は、現在地(品川)を検索キーとして使用することの可否を利用者に確認するための画面である。
【0109】
利用者により検索確認画面912のOKボタンが押下されると、携帯端末9001 は、現在地(品川)の情報を駐車場予約装置500へ通知する。
【0110】
これにより、ステップSB6では、駐車場予約装置500の制御部501は、上記現在地(品川)を検索キーとして、駐車場情報データベース510(図3参照)から、現在地(品川)に存在する駐車場を検索する。
【0111】
ステップSB7では、制御部501は、ステップSB6で検索された駐車場を管理する駐車場管理会社に対応する駐車場総合管理装置(駐車場総合管理システム2001 〜200n )へ各駐車場の空き状況を問い合わせる。
【0112】
制御部501は、空き状況の問い合わせ結果に基づいて、図8に示したエリア画面913を携帯端末9001 に表示させる。このエリア画面913には、当該所在地(品川)における空き駐車場があるエリアが表示されている。そして、利用者は、エリア画面913から所望のエリア(例えば、品川駅前)を選択する。
【0113】
これにより、ステップSB8では、制御部501は、図8に示した駐車場一覧画面914を携帯端末9001 に表示させる。この駐車場一覧画面914には、選択されたエリア(品川駅前)における空き駐車場の一覧が表示されている。
【0114】
そして、利用者により、駐車場一覧画面914から所望の空き駐車場(例えば、品川駅西口1)が選択されると、制御部501は、予約画面915を携帯端末9001 に表示させる。この予約画面915には、利用者により選択された上記空き駐車場(品川駅西口1)の詳細情報および予約決定ボタンが表示されている。
【0115】
ステップSB9では、利用者は、上記空き駐車場(例えば、品川駅西口1)を予約すべく、予約画面915の予約決定ボタンを押下する。これにより、駐車場予約装置500へ予約決定が通知される。また、予約決定ボタンが押下されると、制御部501は、当該予約が完了した時点から駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末9001 に表示させる。
【0116】
このメッセージは、課金発生により、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両10001 を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果がある。
【0117】
ステップSB10では、駐車場予約装置500の制御部501は、予約をした利用者に関する利用者情報と、上記空き駐車場(品川駅西口1)に関する駐車場情報と対応づけて予約情報として、例えば、駐車場総合管理システム2001 へ通知する。また、制御部501は、予約情報を記憶部502に格納する。
【0118】
ステップSB11では、駐車場総合管理システム2001 は、空き駐車場(品川駅西口1)に対応する、例えば、空き状況監視装置10011 に対して、予約駐車スペースのロック板を上げさせ、ロックするための指示を出す。これにより、予約駐車スペースがロックされる。また、空き状況監視装置10011 は、予約完了の時刻t0 (図2参照)から駐車料金の課金を開始する。
【0119】
ステップSB12では、駐車場総合管理システム2001 は、予約完了を駐車場予約装置500へ通知する。ステップSB13では、駐車場予約装置500の制御部501は、予約完了を携帯端末9001 へ通知する。これにより、当該利用者は、空き駐車場(品川駅西口1)が予約されたことを確認し、車両10001 を空き駐車場(品川駅西口1)へ走行させる。
【0120】
(予約駐車場利用処理)
つぎに、図7を参照して、上述した予約処理(図6参照)で予約した予約駐車場を実際に利用するための予約駐車場利用処理について説明する。以下では、車両10001 が、予約した空き駐車場(品川駅西口1)の近傍に存在しているものとする。
【0121】
図7に示したステップSC1では、利用者は、携帯端末9001 のキー(図示略)を操作することにより、前述したAPを起動させる。これにより、AP起動画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0122】
ステップSC2では、ログインの処理が実行される。具体的には、利用者は、AP起動画面(図示略)の「駐車場予約」に対応するチェックボックスにチェックを入れた後、確定ボタン(図示略)を押下する。これにより、携帯端末9001 には、図8に示したように、利用者IDおよびパスワードを入力するためのログイン画面910が表示される。
【0123】
そして、利用者により、ログイン画面910に利用者IDおよびパスワードが入力されると、携帯端末9001 は、利用者IDおよびパスワードを駐車場予約装置500へ送信する。
【0124】
上記利用者IDおよびパスワードを受信すると、ステップSC3では、駐車場予約装置500の制御部501は、受信された利用者IDおよびパスワードと、利用者情報データベース520(図4参照)とを照合し、本人認証を行う。
【0125】
ステップSC4では、制御部501は、認証結果(この場合、OKとする)を携帯端末9001 へ通知する。なお、認証結果がNGである場合、ステップSC5以降の処理が中止され、エラー画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0126】
ステップSC5では、利用者は、携帯端末9001 を操作して、予約駐車場の検索を指示する。これにより、ステップSC6では、駐車場予約装置500の制御部501は、利用者IDをキーとして、記憶部502から、当該利用者に対応する予約情報(この場合、空き駐車場(品川駅西口1))を取得し、この予約情報をキーとして、予約駐車場(品川駅西口1)を検索する。
【0127】
ステップSC7では、制御部501は、予約駐車場確認画面(図示略)を携帯端末9001 に表示させる。これにより、利用者は、利用する予約駐車場を確認した後、利用開始ボタン(図示略)を押下する。
【0128】
これにより、ステップSC8では、携帯端末9001 は、利用を開始する予約駐車場(品川駅西口1)を駐車場予約装置500へ通知する。ステップSC9では、駐車場予約装置500の制御部501は、利用を開始する予約駐車場(品川駅西口1)を駐車場総合管理システム2001 へ通知する。
【0129】
ステップSC10では、駐車場総合管理システム2001 は、予約駐車場(品川駅西口1)に対応する、空き状況監視装置10011 に対して、予約駐車スペースのロック板を下げさせ、ロック解除するための指示を出す。これにより、予約駐車スペースのロックが解除され、利用可能となる。
【0130】
利用者は、車両10001 を予約駐車スペースに入庫させる。そして、時刻t1 で車両10001 を出庫させる場合、利用者は、駐車場に備え付けの精算機で駐車料金を精算する。ここで、精算機は、図2に示した時刻t0 〜t1 までの課金時間に基づいて、駐車料金を計算する。
【0131】
なお、一実施の形態においては、図8に示した各種画面により、利用者(車両10001 )の現在地を検索キーとして、現在地近傍の空き駐車場を絞り込む構成例について説明したが、図9に示したように、現在地に代えて、地域検索および駅を検索キーとして、空き駐車場を絞り込む構成例としてもよい。
【0132】
図9に示した例では、ログイン画面920でログインされ、認証結果がOKとされると、携帯端末9001 には、検索画面921が表示される。そして、利用者により、検索画面921で「地域検索」が選択されると、携帯端末9001 には、検索確認画面922が表示される。
【0133】
そして、利用者により、検索確認画面922で「駅近辺検索」が選択されると、携帯端末9001 には、県名検索画面923が表示される。県名検索画面923で「東京都」が選択されると、携帯端末9001 には、種別検索画面924が表示される。
【0134】
さらに、種別検索画面924で「JR」が選択されると、携帯端末9001 に路線検索画面925が表示され、「東海道線」が選択されると、携帯端末9001 に駅検索画面926が表示される。
【0135】
さらに、駅検索画面926で「品川」が選択されると、携帯端末9001 にエリア検索画面927が表示され、エリア検索画面927で「品川駅前」が選択されると、携帯端末9001 に駐車場一覧画面928が表示される。
【0136】
そして、駐車場一覧画面928で「品川駅西口1」が選択されると、予約画面929が携帯端末9001 に表示される。図6に戻り、ステップSB9では、利用者は、上記空き駐車場(例えば、品川駅西口1)を予約すべく、予約画面929の予約決定ボタンを押下する。これにより、駐車場予約装置500へ予約決定が通知され、前述した動作が実行される。
【0137】
また、一実施の形態においては、図8に示した各種画面により、利用者(車両10001 )の現在地を検索キーとして、現在地近傍の空き駐車場を絞り込む構成例について説明したが、図10に示したように、現在地に代えて、地域検索および住所を検索キーとして、空き駐車場を絞り込む構成例としてもよい。
【0138】
図10に示した例では、ログイン画面930でログインされ、認証結果がOKとされると、携帯端末9001 には、検索画面931が表示される。そして、利用者により、検索画面931で「地域検索」が選択されると、携帯端末9001 には、検索確認画面932が表示される。
【0139】
そして、利用者により、検索確認画面932で「住所で検索」が選択されると、携帯端末9001 には、県名検索画面933が表示される。県名検索画面933で「東京都」が選択されると、携帯端末9001 には、種別検索画面934が表示される。
【0140】
さらに、種別検索画面934で「ま行」が選択されると、携帯端末9001 に大エリア検索画面935が表示され、「港区」が選択されると、携帯端末9001 に中エリア検索画面936が表示される。
【0141】
さらに、中エリア検索画面936で「さ行」が選択されると、携帯端末9001 に小エリア検索画面937が表示され、小エリア検索画面937で「品川駅前」が選択されると、携帯端末9001 に駐車場一覧画面938が表示される。
【0142】
そして、駐車場一覧画面938で「品川駅西口1」が選択されると、予約画面939が携帯端末9001 に表示される。図6に戻り、ステップSB9では、利用者は、上記空き駐車場(例えば、品川駅西口1)を予約すべく、予約画面939の予約決定ボタンを押下する。これにより、駐車場予約装置500へ予約決定が通知され、前述した動作が実行される。
【0143】
また、一実施の形態においては、駐車場一覧画面914(図8参照)、駐車場一覧画面928(図9参照)、駐車場一覧画面938(図10参照)で空き駐車場をテキストで表示する構成例について説明したが、これらに代えて、図11に示したように、地図とともに空き駐車場の位置を表す駐車場一覧画面1100を表示する構成例としてもよい。この場合、駐車場予約装置500の制御部501は、空き駐車場の検索結果とともに地図情報を携帯端末9001 へ送信する。
【0144】
以上説明したように、一実施の形態によれば、利用者の携帯端末9001 からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する駐車場総合管理システム2001 〜200n のうちいずれかの駐車場総合管理システムへ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0145】
また、一実施の形態によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末9001 に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0146】
また、一実施の形態によれば、駐車場総合管理システム2001 〜200n のうち当該駐車場総合管理システムに対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0147】
また、一実施の形態によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末9001 から認証情報(利用者ID、パスワード)を取得し、利用者が認証された場合、当該駐車場総合管理システムに対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0148】
また、一実施の形態によれば、検索条件を車両10001 の現在地とし、携帯端末9001 が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0149】
また、一実施の形態によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末9001 が、GPSにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0150】
また、一実施の形態によれば、図9および図10を参照して説明したように、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0151】
また、一実施の形態によれば、図11を参照して説明したように、携帯端末9001 に検索結果を地図とともに表示させることとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0152】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0153】
例えば、前述した一実施の形態においては、図1に示した駐車場予約装置500の機能を実現するためのプログラムを図12に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体1300に記録して、この記録媒体1300に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ1200に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
【0154】
同図に示したコンピュータ1200は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)1210と、キーボード、マウス等の入力装置1220と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)1230と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)1240と、記録媒体1300からプログラムを読み取る読取装置1250と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置1260と、装置各部を接続するバス1270とから構成されている。
【0155】
CPU1210は、読取装置1250を経由して記録媒体1300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体1300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
【0156】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、9、17にかかる発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができるという効果を奏する。
【0157】
また、請求項2、10、18にかかる発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができるという効果を奏する。
【0158】
また、請求項3、11、19にかかる発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができるという効果を奏する。
【0159】
また、請求項4、12、20にかかる発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができるという効果を奏する。
【0160】
また、請求項5、13、21にかかる発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができるという効果を奏する。
【0161】
また、請求項6、14、22にかかる発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができるという効果を奏する。
【0162】
また、請求項7、15、23にかかる発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができるという効果を奏する。
【0163】
また、請求項8、16、24にかかる発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同一実施の形態の動作概要を説明する図である。
【図3】図1に示した駐車場情報データベース510の構造を示す図である。
【図4】図1に示した利用者情報データベース520の構造を示す図である。
【図5】同一実施の形態における利用者情報登録処理を説明するシーケンス図である。
【図6】同一実施の形態における予約処理を説明するシーケンス図である。
【図7】同一実施の形態における予約駐車場利用処理を説明するシーケンス図である。
【図8】同一実施の形態における予約処理(現在地検索)を説明する画面遷移図である。
【図9】同一実施の形態における予約処理(地域検索−駅)を説明する画面遷移図である。
【図10】同一実施の形態における予約処理(地域検索−住所)を説明する画面遷移図である。
【図11】同一実施の形態における駐車場一覧画面1100を示す図である。
【図12】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10011 〜100nn 空き状況監視装置
2001 〜200n 駐車場総合管理システム
500 駐車場予約装置
501 制御部
502 記憶部
503 通信部
510 駐車場情報データベース
520 利用者情報データベース
9001 〜900m 携帯端末
10001 〜1000m 車両
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場の予約に用いて好適な駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置に関するものであり、特に、予約における駐車場の利用効率を高めることができる駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、駐車場の空き状況は、短時間のうちに時々刻々と変化している場合が多く、利用者がその駐車場の空き状況を容易に把握することは困難であった。このことから、駐車対象の駐車場が満車状態の場合には、駐車場に空きが生じるのを待つか、または他の空きのある駐車場を探し回らなければならず、特に都心の駅周辺での駐車場探しは容易ではない。
【0003】
そこで、従来では、移動通信網を介して予め駐車場を予約してから利用するという駐車場予約システムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−41920号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、従来の駐車場予約システムにおいては、駐車場を予約した利用者が必ずしも、その駐車場を利用するとは限らない。すなわち、従来の駐車場予約システムでは、無断で予約を破棄する悪質な利用者も存在するため、駐車場管理会社にとって、予約された駐車スペースがデットスペースとなり、駐車場の利用効率が著しく低下するという問題があった。
【0006】
また、従来の駐車場予約システムにおいては、たとえ利用者が予約を遵守した場合であっても、交通事情等により、予約をしてから実際に車両を駐車スペースに入庫するまでに時間がかかる場合があり、この時間分だけ当該駐車スペースがデットスペースとなり、駐車場の利用効率が低下するという問題が依然として残る。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、予約における駐車場の利用効率を高めることができる駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、コンピュータを、利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付手段、前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索手段、前記検索手段の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定手段、前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続手段、前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生手段、として機能させるための駐車場予約プログラムである。
【0009】
この発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0010】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記予約決定手段は、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0012】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記予約手続手段は、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0014】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記コンピュータを、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証手段として機能させ、前記予約手続手段は、前記認証手段により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0016】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0018】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0020】
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0022】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラムにおいて、前記予約決定手段は、前記検索手段の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0024】
また、請求項9にかかる発明は、利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付工程と、前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索工程と、前記検索工程の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定工程と、前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続工程と、前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生工程と、を含むことを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0026】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の駐車場予約方法において、前記予約決定工程では、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0028】
また、請求項11にかかる発明は、請求項9または10に記載の駐車場予約方法において、前記予約手続工程では、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0030】
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載の駐車場予約方法において、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証工程を含み、前記予約手続工程では、前記認証工程により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0032】
また、請求項13にかかる発明は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0034】
また、請求項14にかかる発明は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0036】
また、請求項15にかかる発明は、請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0038】
また、請求項16にかかる発明は、請求項9〜15のいずれか一つに記載の駐車場予約方法において、前記予約決定工程では、前記検索工程の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0040】
また、請求項17にかかる発明は、利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付手段と、前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索手段と、前記検索手段の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定手段と、前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続手段と、前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生手段と、を備えたことを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0042】
また、請求項18にかかる発明は、請求項17に記載の駐車場予約装置において、前記予約決定手段は、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0044】
また、請求項19にかかる発明は、請求項17または18に記載の駐車場予約装置において、前記予約手続手段は、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0046】
また、請求項20にかかる発明は、請求項19に記載の駐車場予約装置において、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証手段を備え、前記予約手続手段は、前記認証手段により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0048】
また、請求項21にかかる発明は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0049】
この発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0050】
また、請求項22にかかる発明は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする。
【0051】
この発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0052】
また、請求項23にかかる発明は、請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする。
【0053】
この発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0054】
また、請求項24にかかる発明は、請求項17〜23のいずれか一つに記載の駐車場予約装置において、前記予約決定手段は、前記検索手段の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする。
【0055】
この発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる駐車場予約プログラム、駐車場予約方法および駐車場予約装置の一実施の形態について詳細に説明する。
【0057】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。同図には、携帯端末より駐車場を予約するための駐車場予約システムが図示されている。
【0058】
同図において、空き状況監視装置10011 〜1001n 、・・・、空き状況監視装置100n1 〜100nn は、n社の駐車場管理会社にそれぞれ対応しており、各駐車場に設置されている。
【0059】
例えば、空き状況監視装置10011 〜1001n は、駐車場管理会社が管理運営するn箇所の駐車場にそれぞれ設けられており、各駐車場の空き状況をリアルタイムで監視するとともに、駐車場総合管理システム2001 へリアルタイムで通知する機能を備えている。
【0060】
ここで、各駐車場においては、車両1台分の各駐車スペースにロック板が設けられており、空き状態でロック板が下がった状態(ロック解除)とされ、いずれの車両も当該駐車スペースに駐車することが可能とされる。
【0061】
また、当該駐車スペースに車両が駐車すると、ロック板が上がった状態(ロック)とされ、駐車料金の精算が終了するまで車両が当該駐車スペースから出庫できない状態とされる。なお、駐車料金の精算が終了すると、ロック板が下がりロック解除とされ、当該車両が出庫可能とされる。
【0062】
空き状況監視装置10011 〜1001n は、上記ロック板の上げ下げ(ロック、ロック解除)を制御する機能も備えている。なお、他の空き状況監視装置100n1 〜100nn も、上述した空き状況監視装置10011 〜1001n と同一の構成とされている。
【0063】
駐車場総合管理システム2001 〜200n は、各駐車場管理会社にそれぞれ設けられており、空き状況監視装置10011 〜1001n 、・・・、空き状況監視装置100n1 〜100nn から通知される各駐車場の空き状況をリアルタイムで管理する機能を備えている。
【0064】
また、駐車場総合管理システム2001 〜200n は、後述する駐車場予約装置500からの予約情報に基づいて、該当する空き状況監視装置へ駐車スペースのロックを指示し、他の車両が当該駐車スペースに入庫できないように予約を実行する。
【0065】
ここで、一実施の形態では、予約の無断破棄を防止し、予約発生から入庫までの空き時間を有効に活用するために、予約され、駐車場スペースがロックされた時点から駐車料金の課金が発生する。
【0066】
また、駐車場総合管理システム2001 〜200n はセキュリティが高い専用線300(VPN(Virtual Private Network )等)およびルータ400を介して駐車場予約装置500に接続されている。
【0067】
駐車場予約装置500は、駐車場の各利用者から携帯端末9001 〜900m 、インターネット800、ターミナルアダプタ420およびルータ410を介して駐車場の予約を受け付ける機能、ルータ400および専用線300を介して、駐車場の空き状況を問い合わせる機能、予約を確定させる機能等を備えている。
【0068】
ここで、図2を参照して、一実施の形態の動作概要について説明する。同図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図には、携帯端末9001 を携帯し、かつ車両10001 に乗車している利用者について、利用者情報の事前登録、駐車場予約、駐車場利用、駐車料金精算という一連の流れが図示されている。
【0069】
まず、利用者は、携帯端末9001 で利用者情報を駐車場予約装置500に事前登録する。つぎに、利用者は、携帯端末9001 を用いて、駐車場予約装置500にアクセスし、複数の空き駐車場の中から、所望の条件を満たす空き駐車場を検索で絞り込むための操作を行う。
【0070】
また、駐車場予約装置500は、利用者からの検索条件をキーにして、駐車場総合管理システム2001 〜200n に駐車場の空き状況を問い合わせることにより、絞り込み検索を実行する。
【0071】
そして、空き駐車場が絞り込まれると、利用者は、携帯端末9001 を用いて、当該駐車場を予約する。これにより、駐車場予約装置500は、駐車場総合管理システム2001 〜200n のうち、該当する駐車場総合管理システムへ予約情報を通知する。上記駐車場総合管理システムは、空き状況監視装置10011 〜100nn のうち、予約された駐車場に対応する空き状況監視装置へ予約情報を通知する。
【0072】
これにより、上記空き状況監視装置は、ロック板を上げ、予約された駐車場における駐車スペースをロックする制御を行う。ここで、予約が発生した時刻t0 から駐車料金の課金が発生する。
【0073】
そして、利用者は、予約された駐車場まで車両10001 を走行させた後、携帯端末9001 を用いて、駐車場予約装置500にアクセスし、駐車場利用に関する認証を得る。これにより、駐車場予約装置500は、かかる利用者が予約した駐車場に対応する駐車場総合管理システムへ、予約駐車場の利用開始を通知する。
【0074】
上記駐車場総合管理システムは、空き状況監視装置10011 〜100nn のうち、予約された駐車場に対応する空き状況監視装置へ予約駐車場の利用開始を指示する。
【0075】
これにより、上記空き状況監視装置は、ロック板を下げ、予約された駐車場における駐車スペースをロック解除する制御を行う。利用者は、車両10001 を駐車スペースに入庫させる。
【0076】
そして、時刻t1 で車両10001 を出庫させる場合、利用者は、駐車場に備え付けの精算機で駐車料金を精算する。ここで、精算機は、時刻t0 〜t1 までの課金時間に基づいて、駐車料金を計算する。
【0077】
図1に戻り、駐車場予約装置500において、制御部501は、利用者からの駐車場予約を受け付る機能、駐車場総合管理システム2001 〜200n へ空き状況を問い合わせる機能、駐車場総合管理システム2001 〜200n へ予約確定を通知する機能、予約駐車場の利用に際して、利用者を認証する機能、予約駐車場の利用開始を通知する機能等を実現するための各種制御を行う。この制御部501の動作の詳細については、後述する。
【0078】
記憶部502は、ハードディスクであり、オペレーティングシステムや各種アプリケーションプログラムを記憶している。
【0079】
通信部503は、所定の通信プロトコルに従って、専用線300、LAN(Local Area Network)600、インターネット800との通信を制御する。
【0080】
駐車場情報データベース510は、各駐車場管理会社で管理されている駐車場に関する駐車場情報を格納するデータベースである。
【0081】
具体的には、図3に示したように、駐車場情報データベース510は、「駐車場管理会社ID」、「駐車場管理会社」、「駐車場」、「所在地」、「駐車場種別」および「駐車可能車両区分」というフィールドを備えている。
【0082】
「駐車場管理会社ID」は、駐車場総合管理システム2001 〜200n に対応する各駐車場管理会社を一意に識別するための識別子である。「駐車場管理会社」は、駐車場管理会社の名称である。「駐車場」は、当該駐車場管理会社で管理されている駐車場の名称である。
【0083】
「所在地」は、当該駐車場の所在地を表す情報である。「駐車場種別」は、当該駐車場の種別(無人のコイン式、有人式)等を表す情報である。「駐車可能車両区分」は、当該駐車場に駐車可能な車両の区分(小型車、中型車等)を表す情報である。
【0084】
図1に戻り、利用者情報データベース520は、駐車場(駐車場予約システム)の利用者に関する利用者情報を格納するデータベースである。
【0085】
具体的には、図4に示したように、利用者情報データベース520は、「氏名」、「利用者ID」、「パスワード」、「住所」、「住所ID」、「電話番号」、「電子メールアドレス」および「所有車両区分」というフィールドを備えている。
【0086】
「氏名」は、利用者の氏名を表す情報である。「利用者ID」は、当該利用者を一意に識別するための識別子である。「パスワード」は、本人認証に用いられる情報である。「住所」は、当該利用者の住所を表す情報である。「住所ID」は、上記住所を一意に識別するための識別子である。「電話番号」は、当該利用者の電話番号を表す情報である。
【0087】
「電子メールアドレス」は、当該利用者の電子メールアドレスを表す情報である。「所有車両区分」は、当該利用者が所有する車両(図1に示した車両10001 〜1000m のうちいずれかの車両)の区分(小型車、中型車等の車種)を表す情報である。
【0088】
また、図1に示した駐車場予約装置500は、ルータ410、ターミナルアダプタ420およびインターネット800を介して、携帯端末9001 〜900m にアクセスされる。
【0089】
これらの携帯端末9001 〜900m は、駐車場の各利用者にそれぞれ携帯される携帯端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)等であり、車両10001 〜1000m に対応している。
【0090】
また、携帯端末9001 〜900m は、音声・データを通信するための通信機能や、Web画面を閲覧するためのインターネット機能等を備えている。
【0091】
また、携帯端末9001 〜900m には、各種Web画面を介して、インターネットサービスの提供を受けるためのアプリケーションプログラム(以下、APと称する)が実装されている。一実施の形態では、駐車場予約サービスを上記インターネットサービスの一つとして説明する。なお、携帯端末9001 〜900m の動作の詳細については、後述する。
【0092】
ここで、携帯端末9001 〜900m と駐車場予約装置500とは、暗号化通信等により高いセキュリティを保持した状態で通信を行う。管理端末700は、LAN600を介して、駐車場予約装置500を管理するためのコンピュータ端末である。
【0093】
つぎに、一実施の形態の動作について、図5〜図7に示したシーケンス図、図8〜図11を参照しつつ説明する。
【0094】
(利用者情報登録処理)
はじめに、図5を参照して、利用者情報を利用者情報データベース520(図4参照)に登録するための利用者情報登録処理について説明する。ここで、駐車場予約システムにおいては、利用者情報の登録が利用の前提条件となる。
【0095】
同図に示したステップSA1では、利用者は、携帯端末9001 のキー(図示略)を操作することにより、前述したAPを起動させる。これにより、携帯端末9001 には、AP起動画面(図示略)が表示された後、利用者情報登録画面(図示略)が表示され、利用者は、利用者情報(氏名、パスワード、住所、電話番号、電子メールアドレスおよび所有車両区分)を入力した後、送信ボタン(図示略)を押下する。
【0096】
これにより、ステップSA2では、携帯端末9001 は、インターネット800を介して、上記利用者情報を駐車場予約装置500へ送信する。そして、利用者情報を受信すると、ステップSA3では、駐車場予約装置500の制御部501は、利用者IDおよび住所IDを生成し、利用者により入力された氏名、パスワード、住所、電話番号、電子メールアドレスおよび所有車両区分に、利用者IDおよび住所IDを付加したものを利用者情報として、利用者情報データベース520に登録する。
【0097】
ステップSA4では、制御部501は、当該利用者情報の登録が完了したことを利用者IDおよび住所IDとともに携帯端末9001 へ通知する。これにより、当該利用者は、駐車場予約システムの利用が可能となる。
【0098】
(予約処理)
つぎに、図6および図8を参照して、携帯端末9001 を携帯した利用者が車両10001 の駐車に関して、空き駐車場をオンラインで予約するための予約処理について説明する。
【0099】
図6に示したステップSB1では、利用者は、携帯端末9001 のキー(図示略)を操作することにより、前述したAPを起動させる。これにより、AP起動画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0100】
ステップSB2では、ログインの処理が実行される。具体的には、利用者は、AP起動画面(図示略)の「駐車場予約」に対応するチェックボックスにチェックを入れた後、確定ボタン(図示略)を押下する。これにより、携帯端末9001 には、図8に示したように、利用者IDおよびパスワードを入力するためのログイン画面910が表示される。
【0101】
そして、利用者により、ログイン画面910に利用者IDおよびパスワードが入力されると、携帯端末9001 は、利用者IDおよびパスワードを駐車場予約装置500へ送信する。
【0102】
上記利用者IDおよびパスワードを受信すると、ステップSB3では、駐車場予約装置500の制御部501は、受信された利用者IDおよびパスワードと、利用者情報データベース520(図4参照)とを照合し、本人認証を行う。
【0103】
ステップSB4では、制御部501は、認証結果(この場合、OKとする)を携帯端末9001 へ通知する。なお、認証結果がNGである場合、ステップSB5以降の処理が中止され、エラー画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0104】
ステップSB5では、利用者(車両10001 )の現在地を検索キーとして、現在地近傍の空き駐車場を絞り込み検索するための検索処理が実行される。ステップSB6では、駐車場情報データベース510から、上記現在地近傍の駐車場を検索するための検索処理が実行される。ステップSB7では、ステップSB6で検索された駐車場について空き状況が問い合わせされる。
【0105】
具体的には、ステップSB5では、駐車場予約装置500の制御部501は、携帯端末9001 に図8に示した検索画面911を表示させる。利用者は、検索画面911の「現在地」を選択する。これにより、携帯端末9001 は、無線ゾーン内の収容局(無線基地局)より、自身の現在地(例えば、品川)の情報を取得する。
【0106】
なお、一実施の形態においては、無線基地局からの現在地の情報を取得する構成に代えて、携帯端末9001 にGPS(Global Positioning System)を搭載し、独立的に現在地を測位する構成としてもよい。
【0107】
上記GPSは、24個のGPS衛星(図示略)のうち、もっとも受信しやすい3個のGPS衛星からの電波を受信することによって、位置(緯度/経度)、移動方向、速度を計算するシステムであり、携帯端末9001 〜900m のそれぞれに搭載されている。
【0108】
そして、携帯端末9001 には、取得した現在地の情報に対応する検索確認画面912(図8参照)が表示される。この検索確認画面912は、現在地(品川)を検索キーとして使用することの可否を利用者に確認するための画面である。
【0109】
利用者により検索確認画面912のOKボタンが押下されると、携帯端末9001 は、現在地(品川)の情報を駐車場予約装置500へ通知する。
【0110】
これにより、ステップSB6では、駐車場予約装置500の制御部501は、上記現在地(品川)を検索キーとして、駐車場情報データベース510(図3参照)から、現在地(品川)に存在する駐車場を検索する。
【0111】
ステップSB7では、制御部501は、ステップSB6で検索された駐車場を管理する駐車場管理会社に対応する駐車場総合管理装置(駐車場総合管理システム2001 〜200n )へ各駐車場の空き状況を問い合わせる。
【0112】
制御部501は、空き状況の問い合わせ結果に基づいて、図8に示したエリア画面913を携帯端末9001 に表示させる。このエリア画面913には、当該所在地(品川)における空き駐車場があるエリアが表示されている。そして、利用者は、エリア画面913から所望のエリア(例えば、品川駅前)を選択する。
【0113】
これにより、ステップSB8では、制御部501は、図8に示した駐車場一覧画面914を携帯端末9001 に表示させる。この駐車場一覧画面914には、選択されたエリア(品川駅前)における空き駐車場の一覧が表示されている。
【0114】
そして、利用者により、駐車場一覧画面914から所望の空き駐車場(例えば、品川駅西口1)が選択されると、制御部501は、予約画面915を携帯端末9001 に表示させる。この予約画面915には、利用者により選択された上記空き駐車場(品川駅西口1)の詳細情報および予約決定ボタンが表示されている。
【0115】
ステップSB9では、利用者は、上記空き駐車場(例えば、品川駅西口1)を予約すべく、予約画面915の予約決定ボタンを押下する。これにより、駐車場予約装置500へ予約決定が通知される。また、予約決定ボタンが押下されると、制御部501は、当該予約が完了した時点から駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末9001 に表示させる。
【0116】
このメッセージは、課金発生により、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両10001 を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果がある。
【0117】
ステップSB10では、駐車場予約装置500の制御部501は、予約をした利用者に関する利用者情報と、上記空き駐車場(品川駅西口1)に関する駐車場情報と対応づけて予約情報として、例えば、駐車場総合管理システム2001 へ通知する。また、制御部501は、予約情報を記憶部502に格納する。
【0118】
ステップSB11では、駐車場総合管理システム2001 は、空き駐車場(品川駅西口1)に対応する、例えば、空き状況監視装置10011 に対して、予約駐車スペースのロック板を上げさせ、ロックするための指示を出す。これにより、予約駐車スペースがロックされる。また、空き状況監視装置10011 は、予約完了の時刻t0 (図2参照)から駐車料金の課金を開始する。
【0119】
ステップSB12では、駐車場総合管理システム2001 は、予約完了を駐車場予約装置500へ通知する。ステップSB13では、駐車場予約装置500の制御部501は、予約完了を携帯端末9001 へ通知する。これにより、当該利用者は、空き駐車場(品川駅西口1)が予約されたことを確認し、車両10001 を空き駐車場(品川駅西口1)へ走行させる。
【0120】
(予約駐車場利用処理)
つぎに、図7を参照して、上述した予約処理(図6参照)で予約した予約駐車場を実際に利用するための予約駐車場利用処理について説明する。以下では、車両10001 が、予約した空き駐車場(品川駅西口1)の近傍に存在しているものとする。
【0121】
図7に示したステップSC1では、利用者は、携帯端末9001 のキー(図示略)を操作することにより、前述したAPを起動させる。これにより、AP起動画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0122】
ステップSC2では、ログインの処理が実行される。具体的には、利用者は、AP起動画面(図示略)の「駐車場予約」に対応するチェックボックスにチェックを入れた後、確定ボタン(図示略)を押下する。これにより、携帯端末9001 には、図8に示したように、利用者IDおよびパスワードを入力するためのログイン画面910が表示される。
【0123】
そして、利用者により、ログイン画面910に利用者IDおよびパスワードが入力されると、携帯端末9001 は、利用者IDおよびパスワードを駐車場予約装置500へ送信する。
【0124】
上記利用者IDおよびパスワードを受信すると、ステップSC3では、駐車場予約装置500の制御部501は、受信された利用者IDおよびパスワードと、利用者情報データベース520(図4参照)とを照合し、本人認証を行う。
【0125】
ステップSC4では、制御部501は、認証結果(この場合、OKとする)を携帯端末9001 へ通知する。なお、認証結果がNGである場合、ステップSC5以降の処理が中止され、エラー画面(図示略)が携帯端末9001 に表示される。
【0126】
ステップSC5では、利用者は、携帯端末9001 を操作して、予約駐車場の検索を指示する。これにより、ステップSC6では、駐車場予約装置500の制御部501は、利用者IDをキーとして、記憶部502から、当該利用者に対応する予約情報(この場合、空き駐車場(品川駅西口1))を取得し、この予約情報をキーとして、予約駐車場(品川駅西口1)を検索する。
【0127】
ステップSC7では、制御部501は、予約駐車場確認画面(図示略)を携帯端末9001 に表示させる。これにより、利用者は、利用する予約駐車場を確認した後、利用開始ボタン(図示略)を押下する。
【0128】
これにより、ステップSC8では、携帯端末9001 は、利用を開始する予約駐車場(品川駅西口1)を駐車場予約装置500へ通知する。ステップSC9では、駐車場予約装置500の制御部501は、利用を開始する予約駐車場(品川駅西口1)を駐車場総合管理システム2001 へ通知する。
【0129】
ステップSC10では、駐車場総合管理システム2001 は、予約駐車場(品川駅西口1)に対応する、空き状況監視装置10011 に対して、予約駐車スペースのロック板を下げさせ、ロック解除するための指示を出す。これにより、予約駐車スペースのロックが解除され、利用可能となる。
【0130】
利用者は、車両10001 を予約駐車スペースに入庫させる。そして、時刻t1 で車両10001 を出庫させる場合、利用者は、駐車場に備え付けの精算機で駐車料金を精算する。ここで、精算機は、図2に示した時刻t0 〜t1 までの課金時間に基づいて、駐車料金を計算する。
【0131】
なお、一実施の形態においては、図8に示した各種画面により、利用者(車両10001 )の現在地を検索キーとして、現在地近傍の空き駐車場を絞り込む構成例について説明したが、図9に示したように、現在地に代えて、地域検索および駅を検索キーとして、空き駐車場を絞り込む構成例としてもよい。
【0132】
図9に示した例では、ログイン画面920でログインされ、認証結果がOKとされると、携帯端末9001 には、検索画面921が表示される。そして、利用者により、検索画面921で「地域検索」が選択されると、携帯端末9001 には、検索確認画面922が表示される。
【0133】
そして、利用者により、検索確認画面922で「駅近辺検索」が選択されると、携帯端末9001 には、県名検索画面923が表示される。県名検索画面923で「東京都」が選択されると、携帯端末9001 には、種別検索画面924が表示される。
【0134】
さらに、種別検索画面924で「JR」が選択されると、携帯端末9001 に路線検索画面925が表示され、「東海道線」が選択されると、携帯端末9001 に駅検索画面926が表示される。
【0135】
さらに、駅検索画面926で「品川」が選択されると、携帯端末9001 にエリア検索画面927が表示され、エリア検索画面927で「品川駅前」が選択されると、携帯端末9001 に駐車場一覧画面928が表示される。
【0136】
そして、駐車場一覧画面928で「品川駅西口1」が選択されると、予約画面929が携帯端末9001 に表示される。図6に戻り、ステップSB9では、利用者は、上記空き駐車場(例えば、品川駅西口1)を予約すべく、予約画面929の予約決定ボタンを押下する。これにより、駐車場予約装置500へ予約決定が通知され、前述した動作が実行される。
【0137】
また、一実施の形態においては、図8に示した各種画面により、利用者(車両10001 )の現在地を検索キーとして、現在地近傍の空き駐車場を絞り込む構成例について説明したが、図10に示したように、現在地に代えて、地域検索および住所を検索キーとして、空き駐車場を絞り込む構成例としてもよい。
【0138】
図10に示した例では、ログイン画面930でログインされ、認証結果がOKとされると、携帯端末9001 には、検索画面931が表示される。そして、利用者により、検索画面931で「地域検索」が選択されると、携帯端末9001 には、検索確認画面932が表示される。
【0139】
そして、利用者により、検索確認画面932で「住所で検索」が選択されると、携帯端末9001 には、県名検索画面933が表示される。県名検索画面933で「東京都」が選択されると、携帯端末9001 には、種別検索画面934が表示される。
【0140】
さらに、種別検索画面934で「ま行」が選択されると、携帯端末9001 に大エリア検索画面935が表示され、「港区」が選択されると、携帯端末9001 に中エリア検索画面936が表示される。
【0141】
さらに、中エリア検索画面936で「さ行」が選択されると、携帯端末9001 に小エリア検索画面937が表示され、小エリア検索画面937で「品川駅前」が選択されると、携帯端末9001 に駐車場一覧画面938が表示される。
【0142】
そして、駐車場一覧画面938で「品川駅西口1」が選択されると、予約画面939が携帯端末9001 に表示される。図6に戻り、ステップSB9では、利用者は、上記空き駐車場(例えば、品川駅西口1)を予約すべく、予約画面939の予約決定ボタンを押下する。これにより、駐車場予約装置500へ予約決定が通知され、前述した動作が実行される。
【0143】
また、一実施の形態においては、駐車場一覧画面914(図8参照)、駐車場一覧画面928(図9参照)、駐車場一覧画面938(図10参照)で空き駐車場をテキストで表示する構成例について説明したが、これらに代えて、図11に示したように、地図とともに空き駐車場の位置を表す駐車場一覧画面1100を表示する構成例としてもよい。この場合、駐車場予約装置500の制御部501は、空き駐車場の検索結果とともに地図情報を携帯端末9001 へ送信する。
【0144】
以上説明したように、一実施の形態によれば、利用者の携帯端末9001 からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する駐車場総合管理システム2001 〜200n のうちいずれかの駐車場総合管理システムへ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができる。
【0145】
また、一実施の形態によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末9001 に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができる。
【0146】
また、一実施の形態によれば、駐車場総合管理システム2001 〜200n のうち当該駐車場総合管理システムに対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができる。
【0147】
また、一実施の形態によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末9001 から認証情報(利用者ID、パスワード)を取得し、利用者が認証された場合、当該駐車場総合管理システムに対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができる。
【0148】
また、一実施の形態によれば、検索条件を車両10001 の現在地とし、携帯端末9001 が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0149】
また、一実施の形態によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末9001 が、GPSにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができる。
【0150】
また、一実施の形態によれば、図9および図10を参照して説明したように、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができる。
【0151】
また、一実施の形態によれば、図11を参照して説明したように、携帯端末9001 に検索結果を地図とともに表示させることとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0152】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0153】
例えば、前述した一実施の形態においては、図1に示した駐車場予約装置500の機能を実現するためのプログラムを図12に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体1300に記録して、この記録媒体1300に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ1200に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
【0154】
同図に示したコンピュータ1200は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)1210と、キーボード、マウス等の入力装置1220と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)1230と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)1240と、記録媒体1300からプログラムを読み取る読取装置1250と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置1260と、装置各部を接続するバス1270とから構成されている。
【0155】
CPU1210は、読取装置1250を経由して記録媒体1300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体1300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
【0156】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、9、17にかかる発明によれば、利用者の携帯端末からの検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索し、空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させ、予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させることとしたので、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為が抑止され、予約における駐車場の利用効率を高めることができるという効果を奏する。
【0157】
また、請求項2、10、18にかかる発明によれば、予約が完了した時点で駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを携帯端末に表示させることとしたので、課金発生を明示して、利用者にプレッシャをかけ、無断で予約を破棄する悪質行為や、長時間にわたって予約をしたまま車両を駐車場に入庫させない迷惑行為を抑止するという心理的効果を倍増させることができるという効果を奏する。
【0158】
また、請求項3、11、19にかかる発明によれば、管理装置に対して、予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すこととしたので、他の利用者が当該空き駐車場に入庫してしまい、当該利用者が利用できないという状況を回避することができるという効果を奏する。
【0159】
また、請求項4、12、20にかかる発明によれば、予約された当該空き駐車場を利用者が利用する場合、携帯端末から認証情報を取得し、利用者が認証された場合、管理装置に対して、ロックを解除させるためのロック解除指示を出すこととしたので、本人認証によりセキュリティを高めることができるという効果を奏する。
【0160】
また、請求項5、13、21にかかる発明によれば、検索条件を車両の現在地とし、携帯端末が、収容局から通知された位置を現在地として通知することとしたので、現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができるという効果を奏する。
【0161】
また、請求項6、14、22にかかる発明によれば、検索条件を、車両の現在地とし、携帯端末が、グローバルポジショニングシステムにより現在地を測位する機能を備え、測位結果を現在地として通知することとしたので、高い精度で現在地周辺の空き駐車場を迅速に予約することができるという効果を奏する。
【0162】
また、請求項7、15、23にかかる発明によれば、検索条件を、利用者により任意に設定される地域であることとしたので、例えば、遠隔地の空き駐車場を予約することができるという効果を奏する。
【0163】
また、請求項8、16、24にかかる発明によれば、検索結果を地図上に表示させて携帯端末へ通知することとしたので、地理的位置関係を利用者が把握することができ、利用者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同一実施の形態の動作概要を説明する図である。
【図3】図1に示した駐車場情報データベース510の構造を示す図である。
【図4】図1に示した利用者情報データベース520の構造を示す図である。
【図5】同一実施の形態における利用者情報登録処理を説明するシーケンス図である。
【図6】同一実施の形態における予約処理を説明するシーケンス図である。
【図7】同一実施の形態における予約駐車場利用処理を説明するシーケンス図である。
【図8】同一実施の形態における予約処理(現在地検索)を説明する画面遷移図である。
【図9】同一実施の形態における予約処理(地域検索−駅)を説明する画面遷移図である。
【図10】同一実施の形態における予約処理(地域検索−住所)を説明する画面遷移図である。
【図11】同一実施の形態における駐車場一覧画面1100を示す図である。
【図12】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10011 〜100nn 空き状況監視装置
2001 〜200n 駐車場総合管理システム
500 駐車場予約装置
501 制御部
502 記憶部
503 通信部
510 駐車場情報データベース
520 利用者情報データベース
9001 〜900m 携帯端末
10001 〜1000m 車両
Claims (24)
- コンピュータを、
利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付手段、
前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索手段、
前記検索手段の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定手段、
前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続手段、
前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生手段、
として機能させるための駐車場予約プログラム。 - 前記予約決定手段は、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の駐車場予約プログラム。
- 前記予約手続手段は、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする請求項1または2に記載の駐車場予約プログラム。
- 前記コンピュータを、予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証手段として機能させ、前記予約手続手段は、前記認証手段により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする請求項3に記載の駐車場予約プログラム。
- 前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラム。
- 前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラム。
- 前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラム。
- 前記予約決定手段は、前記検索手段の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の駐車場予約プログラム。
- 利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付工程と、
前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索工程と、
前記検索工程の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定工程と、
前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続工程と、
前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生工程と、
を含むことを特徴とする駐車場予約方法。 - 前記予約決定工程では、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする請求項9に記載の駐車場予約方法。
- 前記予約手続工程では、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする請求項9または10に記載の駐車場予約方法。
- 予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証工程を含み、前記予約手続工程では、前記認証工程により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする請求項11に記載の駐車場予約方法。
- 前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法。
- 前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法。
- 前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の駐車場予約方法。
- 前記予約決定工程では、前記検索工程の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする請求項9〜15のいずれか一つに記載の駐車場予約方法。
- 利用者の携帯端末より、空き駐車場の検索に関する検索条件を受け付ける受付手段と、
前記検索条件に基づいて、複数の駐車場の中から空き駐車場を検索する検索手段と、
前記検索手段の検索結果を前記携帯端末へ通知し、前記利用者に検索結果の中から予約すべき空き駐車場を決定させる予約決定手段と、
前記予約の決定を受けて、当該空き駐車場を管理する管理装置へ予約情報を通知し、予約を完了させる予約手続手段と、
前記予約が完了した時点から当該空き駐車場にかかる駐車料金の課金を発生させる課金発生手段と、
を備えたことを特徴とする駐車場予約装置。 - 前記予約決定手段は、前記予約が完了した時点で前記駐車料金の課金が発生する旨のメッセージを前記携帯端末に表示させることを特徴とする請求項17に記載の駐車場予約装置。
- 前記予約手続手段は、前記管理装置に対して、前記予約情報の通知とともに、当該空き駐車場を物理的にロックさせるためのロック指示を出すことを特徴とする請求項17または18に記載の駐車場予約装置。
- 予約された当該空き駐車場を前記利用者が利用する場合、前記携帯端末から認証情報を取得し、前記利用者を認証する認証手段を備え、前記予約手続手段は、前記認証手段により認証された場合、前記管理装置に対して、前記ロックを解除させるためのロック解除指示を出すことを特徴とする請求項19に記載の駐車場予約装置。
- 前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、収容局から通知された位置を前記現在地として通知することを特徴とする請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置。
- 前記検索条件は、前記車両の現在地であり、前記携帯端末は、グローバルポジショニングシステムにより前記現在地を測位する機能を備え、測位結果を前記現在地として通知することを特徴とする請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置。
- 前記検索条件は、前記利用者により任意に設定される地域であることを特徴とする請求項17〜20のいずれか一つに記載の駐車場予約装置。
- 前記予約決定手段は、前記検索手段の検索結果を地図上に表示させて前記携帯端末へ通知することを特徴とする請求項17〜23のいずれか一つに記載の駐車場予約装置。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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