JP2004286148A - 自動変速機の制御方法並びに制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御方法並びに制御装置 Download PDF

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文規 鈴木
Akira Takagi
章 高木
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Abstract

【課題】エンジン燃費の低下を防止しつつ、エンジン回転中に自動変速機及び油圧回路に生ずる状態変化に対処する自動変速機の制御方法を提供する。
【解決手段】エンジン200により駆動されるメカポンプ30と、電動ポンプ40と、メカポンプ30及び電動ポンプ40からフルードが供給される油路10〜29とを有する油圧回路を用いて自動変速機100を制御する。具体的には、エンジン200がスタータの補助なく回転することでメカポンプ30がフルードを油路10〜29へ供給している最中に、自動変速機100及び油圧回路における状態変化を検出したとき、電動ポンプ40を駆動する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の制御方法並びに制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関(以下、「エンジン」という。)により駆動されるメカポンプ又は電動ポンプを備えた油圧回路を用いて自動変速機を制御する制御装置が知られている。特許文献1には、アイドルストップシステムを搭載した車両の自動変速機を制御する制御装置において、エンジンを停止後、再始動する際に、メカポンプだけでなく電動ポンプを駆動する方法が開示されている。これにより、エンジンの再始動に伴って油圧回路の油路にフルードを充填し、油圧回路の応答遅れを防止している。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−99282号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動変速機において入力側のトルクが上がると、油圧回路の油路から摩擦要素へ供給されるフルードの圧力によっては、係合状態の摩擦要素に滑りが生じて変速段が保持されなくなる。
また、複数の摩擦要素へフルード供給する複数の油路を油圧回路のマニュアル弁で切換える際、フルードの温度が低ければ低いほど、フルードの粘性が低下して摩擦要素へのフルード供給が遅れる。この場合、摩擦要素が係合するに伴って大きなショックが発生する。
【0005】
上記いずれの場合にも、油路へ供給するフルードを増量することで対処できる。しかし、特許文献1の装置では、エンジン始動後に電動ポンプが停止されるため、エンジン回転中に入力トルクの上昇、フルード温度の低下等の状態変化が自動変速機乃至は油圧回路に生じても、油路へのフルード供給量が増大されない。そのため、上記状態変化に対処できない。尚、この装置において吐出能力の高いメカポンプを使用し、フルード供給量を予め増やしておくことも考えられるが、その場合、多量のフルードが不要時にも供給されてしまう。したがって、不要分のフルードを供給するために余分なエネルギーが消費されるので、メカポンプを駆動するエンジンの燃費が低下する。
本発明の目的は、エンジン燃費の低下を防止しつつ、エンジン回転中に自動変速機及び油圧回路に生ずる状態変化に対処する自動変速機の制御方法並びに制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1及び請求項11に記載の発明によると、エンジンがスタータの補助なく回転する、すなわちエンジンが完爆し継続的な運転状態にあることでメカポンプがフルードを油圧回路の油路へ供給している最中に、自動変速機及び油圧回路における状態変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。これにより、油路へのフルード供給量を増大することが必要となる状態変化がエンジン回転中に生じても、電動ポンプの駆動によってその状態変化に対処できる。また、メカポンプの吐出能力を高めなくても、電動ポンプの駆動によって油路へのフルード供給量を増大できるので、エンジン燃費の低下を防止できる。
【0007】
自動変速機において入力側のトルクが上昇すると、油路から摩擦要素へ供給されるフルードの圧力によっては、係合状態の摩擦要素に滑りが生じる。
請求項2及び請求項12に記載の発明によると、自動変速機において入力側トルクが所定値を超える変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、油路から摩擦要素へ供給されるフルード量を増大して、その供給フルードの圧力を高めることができる。したがって、入力側トルクが上昇しても、係合状態の摩擦要素に滑りが生じ難くなる。
【0008】
自動変速機においてロックアップクラッチによりトルクコンバータの入力軸及び出力軸を直結するとき、油路からロックアップクラッチへ供給されるフルードの圧力が低いと、直結箇所で軸同士が滑り、各軸の回転数差が拡大する。
請求項3及び請求項13に記載の発明によると、自動変速機において入力軸と出力軸との回転数差が所定値を超える変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、油路からロックアップクラッチへ供給されるフルード量を増大して、その供給フルードの圧力を高めることができる。したがって、入力軸及び出力軸の直結時に軸同士の滑りが生じても、その滑りを即座に止めることができる。
【0009】
請求項4及び請求項14に記載の発明によると、自動変速機において入力軸及び出力軸が直結する状態並びに入力軸と出力軸との回転数差が所定値を超える変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。これにより、直結された軸同士の滑りを防止することが必要となるときを狙って電動ポンプを駆動できるので、省エネルギー化が図られる。
【0010】
自動変速機において変速段の切換時には、例えば解放状態から係合状態に移行する摩擦要素が発熱する。
請求項5及び請求項15に記載の発明によると、自動変速機において変速段が切換わる変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、油路から潤滑回路へ供給されるフルード量を増大して、摩擦要素に対する潤滑性能を高めることができる。したがって、変速段の切換に伴って摩擦要素が発熱することを防止できる。
【0011】
複数の摩擦要素へフルードを供給する複数の油路を油圧回路のマニュアル弁で切換える際、フルード温度が低ければ低いほど、摩擦要素が解放状態から係合状態に移行するに伴いすなわち摩擦要素が係合するに伴い、大きなショックが発生する。
請求項6及び請求項16に記載の発明によると、油圧回路においてフルード温度が所定値未満となる変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、各油路から各摩擦要素へ供給されるフルード量を増大できる。そのため、シフトポジションの変更指令によりマニュアル弁が油路を切換える際にフルード温度が低くても、摩擦要素へのフルード供給が迅速に行われる。したがって、摩擦要素の係合に伴うショックが軽減される。
請求項7及び請求項17に記載の発明によると、油圧回路においてマニュアル弁により油路が切換わる変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、各油路から各摩擦要素へ供給されるフルード量を増大できる。そのため、シフトポジションの変更指令によりマニュアル弁が油路を切換える際には、フルード温度に拘わらず摩擦要素へのフルード供給が迅速に行われる。したがって、摩擦要素の係合に伴うショックが軽減される。
【0012】
請求項8及び請求項18に記載の発明によると、自動変速機においてフルード温度が所定値未満となる変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、油路からウォーマへ供給されるフルード量を増大できる。これにより、フルード温度が低下しても、多量のフルードがウォーマに強制的に送り込まれて温められる。温められたフルードを例えば自動変速機で利用することにより、自動変速機の性能を向上できる。
【0013】
請求項9及び請求項19に記載の発明によると、自動変速機においてフルード温度が所定値を超える変化を検出したとき、電動ポンプを駆動する。電動ポンプの駆動により、油路からクーラへ供給されるフルード量を増大できる。これにより、フルード温度が上昇しても、多量のフルードがクーラに強制的に送り込まれて冷却される。冷却されたフルードを例えば自動変速機で利用することにより、自動変速機の性能を向上できる。
【0014】
請求項10及び請求項20に記載の発明によると、アイドルストップシステムを搭載した車両に取付けられる自動変速機を制御する。これにより、エンジンを停止後、再始動する際に、メカポンプだけでなく電動ポンプを駆動することで、油圧回路の応答遅れを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を図1に示す。制御装置1は自動変速機100及びエンジン200と共に車両に取付けられ、自動変速機100を制御する。ここで制御装置1が取付けられる車両は、車両の停止時にエンジン200を停止するとともに、所定条件の成立によりエンジン200を再始動させるアイドルストップシステムを搭載している。
【0016】
まず、自動変速機100について説明する。自動変速機100は、トルクコンバータ110、ロックアップクラッチ120、複数の摩擦要素130、潤滑回路140及びオイルクーラ150を備えている。
トルクコンバータ110は制御装置1からフルードを供給され、エンジン200から入力軸に入力されるトルク(以下、「入力側トルク」という)をフルードを介して出力軸に伝達する。ロックアップクラッチ120は、制御装置1から供給されるフルードの圧力に従ってトルクコンバータ110の入力軸と出力軸とを直結又は離脱する。
【0017】
複数の摩擦要素130はクラッチ又はシーブで構成され、それぞれ制御装置1から供給されるフルードの圧力に従って解放又は係合される。各摩擦要素130の解放状態及び係合状態の組合わせに応じて自動変速機100のレンジ及び変速段が切換わる。潤滑回路140は、制御装置1から供給されるフルードを各摩擦要素130の係合箇所へ供給して各摩擦要素130を潤滑する。また、潤滑回路140は、摩擦要素130の他にも、自動変速機100の所定部位にフルードを供給してその部位を潤滑する。
【0018】
オイルクーラ150は、制御装置1から供給されトルクコンバータ110を通過したフルードの温度を調節する。具体的にオイルクーラ150は、供給フルードとエンジン200の冷却水との間で熱交換する熱交換器により構成されている。オイルクーラ150は、冷却水温度よりフルード温度が高いときフルードを冷却し、冷却水温度よりフルード温度が低いときフルードを温めることができる。すなわちオイルクーラ150は、特許請求の範囲に記載のクーラとウォーマとを兼ねている。
【0019】
次に、制御装置1について説明する。制御装置1は、油圧回路と、駆動制御手段としての複数のセンサ2〜7及び電子制御ユニット(Electric Control Unit;以下、「ECU」という。)8とを備えている。
制御装置1の油圧回路は、複数の油路10〜29、メカポンプ30、電動ポンプ40、複数の電磁弁50〜52、切換弁54、プライマリ弁56、セカンダリ弁58、モジュレータ弁60、ロックアップ制御弁62及びマニュアル弁70等から構成されている。
【0020】
メカポンプ30は油路10に接続され、オイルパン32から吸入したフルードを油路10へ吐出供給する。メカポンプ30は、エンジン200の出力トルクを受けることにより機械的に駆動される。これによりメカポンプ30は、エンジン200の回転とともに作動する。
電動ポンプ40は油路11に接続され、オイルパン32から吸入したフルードを油路11へ吐出供給する。電動ポンプ40はECU8に電気的に接続され、ECU8からの入力指令値に従って作動する。
【0021】
複数の電磁弁50,51,52はECU8に電気的に接続され、ECU8からの入力指令値に従ってそれぞれ指令圧を生成する。
油路11の反電動ポンプ側に切換弁54が接続されている。電磁弁50の指令圧に従って切換弁54のスプールは、油路11を油路12に連通させる第一位置と、油路11を油路13に連通させる第二位置とに切換わる。油路12の反切換弁側は油路10の中途部に接続されている。油路11と油路12とが連通するときメカポンプ30の供給フルードと電動ポンプ40の供給フルードとが油路10において合流する。油路13の反切換弁側は、プライマリ弁56とセカンダリ弁58との間に設けられた油路14の中途部に接続されている。
【0022】
プライマリ弁56は、電磁弁51の指令圧を伝達する油路15に接続されるとともに、油路10の反メカポンプ側に接続されている。プライマリ弁56は、油路10より導入されるフルードの一部を油路14からセカンダリ弁58に排出する。これによりプライマリ弁56は、油路16に出力するフルードの量を調整する。このときプライマリ弁56は、電磁弁51の指令圧に従う調整を実施することで、出力するフルードの圧力をライン圧に調圧する。セカンダリ弁58は、油路15から分岐した油路17に接続されるとともに、油路14の反プライマリ弁側に接続されている。セカンダリ弁58は、油路14から導入されるプライマリ弁56の排出フルードを元に、油路18から潤滑回路140へ供給するフルードの量を調整する。このセカンダリ弁58による調整は電磁弁51の指令圧に従って実施される。
【0023】
モジュレータ弁60は油路16から分岐した油路19に接続されており、電磁弁50,51,52の指令圧の元圧となるフルード圧力をライン圧より低いモジュレート圧に調圧する。モジュレート圧は複数の油路20,21,22により電磁弁50,51,52に伝達される。
【0024】
ロックアップ制御弁62は、電磁弁52の指令圧を伝達する油路23に接続されるとともに、油路14から分岐した油路24に接続されている。電磁弁52の指令圧に従ってロックアップ制御弁62は油路25及び油路26の一方を油路24に連通させる。油路25の反ロックアップ制御弁側はロックアップクラッチ120に接続されている。油路24と油路25とが連通するとき、プライマリ弁56の排出フルードが油路24から油路25及びロックアップクラッチ120に順次供給され、当該排出フルードの圧力がロックアップクラッチ120に印加される。このロックアップクラッチ120に印加されるフルード圧力が所定値よりも高くなるとき、トルクコンバータ110の入力軸と出力軸とが直結される。油路26の反ロックアップ制御弁側はトルクコンバータ110に接続されている。油路24と油路26とが連通するとき、プライマリ弁56の排出フルードが油路24から油路26、トルクコンバータ110ひいてはオイルクーラ150に順次供給される。
【0025】
マニュアル弁70は油路16の反プライマリ弁側に接続され、車両のシフトレバー300と機械的又は電気的に接続されている。マニュアル弁70はシフトレバー300によるシフトポジションの変更指令に従って、油路27,29のうち油路16に連通する油路を切換える。例えばシフトポジションがパーキング(P)ポジション又はニュートラル(N)ポジションに変更されるとき、マニュアル弁70は油路27,29の双方を油路16と非連通にする。シフトポジションがドライブ(D)ポジションに変更されるとき、マニュアル弁70は油路27のみを油路16に連通させ、ライン圧のフルードを油路16から油路27へ供給する。シフトポジションがリバース(R)ポジションに変更されるとき、マニュアル弁70は油路29のみを油路16に連通させ、ライン圧のフルードを油路16から油路29へ供給する。
【0026】
油路27の反マニュアル弁側は複数の油路28に分岐されている。複数の油路28及び油路29はそれぞれ所定の摩擦要素130に接続され、連通した油路16から送られるフルードを摩擦要素130へ供給する。ここで油路28が接続される摩擦要素130は、Dポジションに対応して自動変速機100のレンジがドライブ(D)レンジに設定されるときいずれかの変速段で係合するものである。油路29が接続される摩擦要素130は、Rポジションに対応して自動変速機100のレンジがリバース(R)レンジに設定されるとき係合するものである。図示はしていないが、各油路28の中途部には、油路28から摩擦要素130へ供給するフルードをライン圧に比例した圧力に調圧するための電磁弁又は圧力制御弁等の調圧装置が設置されている。すなわち、かかる調圧装置により調圧されたフルード圧力が摩擦要素130に印加される。
このように本実施形態では、マニュアル弁70によって、摩擦要素130へフルード供給する油路28,29をシフトポジションの変更指令に従い切換えることができる。
【0027】
回転数センサ2はトルクコンバータ110に設置され、トルクコンバータ110の入力軸及び出力軸の各回転数を検出する。回転数センサ2が検出する入力軸の回転数に基づき、エンジン200から入力されるトルクの大きさを検知できる。また、回転数センサ2が検出する入力軸の回転数に基づき、エンジン200の運転状態を検知できる。
【0028】
複数の第一圧力センサ3は油路28,29のいずれかに設置され、摩擦要素130への印加圧力である油路28,29のフルード圧力を検出する。各第一圧力センサ3が検出するフルード圧力に基づき、各摩擦要素130が解放状態及び係合状態のいずれにあるかを検知できる。さらに、検知された各摩擦要素130の解放状態及び係合状態の組合わせに基づき、自動変速機100の変速段を検知できる。第二圧力センサ4は油路25に設置され、ロックアップクラッチ120への印加圧力である油路25のフルード圧力を検出する。第二圧力センサ4が検出するフルード圧力に基づき、トルクコンバータ110の入力軸及び出力軸が直結状態にあるか離脱状態にあるかを検知できる。
第一温度センサ5は例えば油路16に設置され、油圧回路におけるフルード温度を検出する。第二温度センサ6はトルクコンバータ110に設置され、トルクコンバータ110内のフルード温度を検出する。
【0029】
ポジションセンサ7は例えばシフトレバー300の近傍に設置され、シフトレバー300が操作されることにより選択されるシフトポジションを検出する。ポジションセンサ7が検出するシフトポジションに基づき、摩擦要素130にフルード供給する油路(以下、単に「供給油路」という)がいずれの油路28,29に切換えられているかを検知できる。
以上、各センサ2,3,4,5,6,7は、電気的に接続されたECU8により作動を制御され、それぞれ検出結果を表す信号をECU8に出力する。
【0030】
ECU8は、CPU及び記憶装置を有するマイクロコンピュータを主体に構成されている。ECU8は、記憶装置に記憶されている制御プログラムに従って、電動ポンプ40、電磁弁50〜52、センサ2〜7等を制御する。
ここで、ECU8が制御プログラムに従って実行する制御処理について図2を参照しつつ説明する。本制御処理は、回転数センサ2の出力信号に基づいてECU8がエンジン200の始動を検知するとスタートし、エンジン200の停止を検知すると終了する。尚、本制御処理のスタート時には、電動ポンプ40が停止させられ、且つロックアップ制御弁62が油路26を油路24に連通させるものとする。
【0031】
制御処理のステップS1(以下、単に「S1」という。他のステップについても同様である。)では、エンジン200が完爆し継続的な運転状態、すなわちスタータの補助なく回転する状態、(以下、単に「回転状態」という。)にあるか否かを、回転数センサ2の出力信号に基づき判定する。エンジン200が回転状態となったら、S2に移行する。
【0032】
尚、エンジン200が始動すると、メカポンプ30から吐出されるフルードが例えば油路10,16,18,24,26等に供給されるが、アイドルストップシステムによるエンジン200の再始動時には、そのフルード供給に時間がかかる。そこでS1では、電動ポンプ40への入力指令値を一時的に変更し、エンジンが回転状態となるまで電動ポンプ40を駆動するようにしてもよい。これにより、油路へのフルード供給量を一時的に増大させて、油圧回路における応答性を高めることができる。
【0033】
S2では、トルクコンバータ110内のフルード温度が所定の閾値αを超えている、もしくは所定の閾値β未満であるか否かを、第二温度センサ6の出力信号に基づき判定する。ここで閾値αは、トルクコンバータ110のトルク変換性能が低下するフルード温度の上限値より僅かに低く設定される。閾値βは、トルクコンバータ110のトルク変換性能が低下するフルード温度の下限値より僅かに高く設定される。フルード温度が閾値αを超えている、もしくはフルード温度が閾値β未満である場合には、S3に移行して第一駆動処理を実行する。フルード温度が閾値β以上、閾値α以下である場合にはS4に移行する。
【0034】
S4では、供給油路28,29の切換をポジションセンサ7の出力信号に基づき検知する。設定時間内に供給油路28,29の切換を検知した場合にはS5に移行し、供給油路28,29の切換を検知しなかった場合にはS7に移行する。
S5では、油圧回路におけるフルード温度が所定の閾値γ未満であるか否かを、第一温度センサ5の出力信号に基づき判定する。ここで閾値γは、シフトポジションの変更に伴って離脱状態の摩擦要素130が係合する際にショックが生じるときのフルード温度より僅かに高く設定される。フルード温度が閾値γ未満である場合にはS6に移行して第二駆動処理を実行し、フルード温度が閾値γ以上である場合にはS7に移行する。
【0035】
S7では、シフトレバー300によりDポジションが選択されているか否かを、ポジションセンサ7の出力信号に基づき判定する。Dポジションが選択されている場合にはS8に移行し、Dポジションが選択されていない場合にはS2に戻る。
【0036】
S8では、自動変速機100における変速段の切換を各第一圧力センサ3の出力信号に基づき検知する。設定時間内に変速段の切換を検知した場合にはS9に移行して第三駆動処理を実行し、変速段の切換を検知しなかった場合にはS10に移行する。
【0037】
S10では、トルクコンバータ110の入力側トルクを回転数センサ2の出力信号に基づき検知する。さらに、検知された入力側トルクが所定の閾値δを超えているか否かを判定する。ここで閾値δは、係合状態の摩擦要素130に滑りが生じ始めるときの入力側トルクより僅かに小さな値に設定される。入力側トルクが閾値δを超えている場合にはS11に移行して第四駆動処理を実行し、入力側トルクが閾値δ以下である場合にはS12に移行する。
【0038】
S12では、トルクコンバータ110の入力軸及び出力軸が直結状態にあるかもしくは離脱状態にあるかを、第二圧力センサ4の出力信号に基づき検知する。入力軸及び出力軸が直結状態にある場合にはS13に移行し、入力軸及び出力軸が離脱状態にある場合にはS2に戻る。
【0039】
S13では、トルクコンバータ110の入力軸及び出力軸の回転数の差が閾値εを超えているか否かを、回転数センサ2の出力信号に基づき判定する。ここで閾値εは、入力軸及び出力軸の直結箇所において軸同士の滑りが許容範囲を超え始めるときの回転数差より僅かに小さな値に設定される。回転数差が閾値εを超えている場合にはS14に移行して第五駆動処理を実行し、回転数差が閾値ε以下である場合にはS2に戻る。
【0040】
以下、S3,S6,S9,S11,S14で実行される第一〜第五の駆動処理について詳細に説明する。
まず、S3の第一駆動処理について図3を参照しつつ説明する。第一駆動処理のS101では、電磁弁50への入力指令値を更新し、切換弁54のスプールを第二位置に定位させる。S102では、電動ポンプ40への入力指令値を変更して電動ポンプ40を駆動する。S103では、S2と同様にしてトルクコンバータ110内のフルード温度の判定を行う。そして、フルード温度が閾値β以上、閾値α以下となったら、S104に移行する。S104では、電動ポンプ40への入力指令値を変更して電動ポンプ40を停止した後、S2に戻る。
【0041】
このように、エンジン200が回転状態にあるときに、トルクコンバータ110内のフルード温度が閾値αを超えるか閾値β未満となると、S102で電動ポンプ40が駆動される。そのため、油路14,24,26、さらにはトルクコンバータ110へのフルード供給量が増大する。これにより、フルード温度が著しく高くても、フルードがトルクコンバータ110からオイルクーラ150に多量に送り込まれて冷却される。また一方、フルード温度が著しく低くても、フルードがトルクコンバータ110からオイルクーラ150に多量に送り込まれて温められる。例えば、冷却又は加温されたフルードをトルクコンバータ110で再利用することで、トルクコンバータ110のトルク変換性能を高度に保つことができる。また、冷却又は加温されたフルードをオイルパン32に送って油圧回路で利用することで、油圧回路の制御性能を高度に保つことができる。
【0042】
次に、S6の第二駆動処理について図4を参照しつつ説明する。第二駆動処理のS201では、電磁弁50への入力指令値を更新し、切換弁54のスプールを第一位置に定位させる。S202では、電動ポンプ40を駆動する。S203では、S204への移行を設定時間tだけ遅延する。S204では、電動ポンプ40を停止した後、S2に戻る。
【0043】
このように、エンジン200の回転状態において供給油路28,29が切換えられたときに、油圧回路のフルード温度が閾値γ未満であると、S202で電動ポンプ40が駆動される。そのため、油路16、さらには油路16に連通している供給油路28,29へのフルード供給量が増大する。これにより、フルード温度が著しく低くても、シフトポジションの変更に応じて解放状態から係合状態に移行させたい摩擦要素130にフルードを迅速に供給できる。したがって、かかる摩擦要素130が係合状態に移行するに伴って生じるショックを軽減できる。尚、上記設定時間tは、摩擦要素130の係合時のショックを抑えるために供給油路28,29へのフルード供給量を増大させておく時間に相当する。
【0044】
次に、S9の第三駆動処理について図5を参照しつつ説明する。第三駆動処理のS301では、切換弁54のスプールを第二位置に定位させる。S302では、電動ポンプ40を駆動する。S303では、S304への移行を設定時間tだけ遅延する。S304では、電動ポンプ40を停止した後、S2に戻る。
【0045】
このように、エンジン200が回転状態にあるときに自動変速機100の変速段が切換えられると、S302で電動ポンプ40が駆動される。そのため、油路14,18、さらには潤滑回路140へのフルード供給量が増大する。これにより、潤滑油としてのフルードが摩擦要素130に多量に導かれるため、潤滑性能が向上する。したがって、変速段の切換に伴って摩擦要素130、特に解放状態から係合状態に移行する摩擦要素130が発熱することを防止できる。尚、上記設定時間tは、摩擦要素130の発熱を抑えるために潤滑回路140へのフルード供給量を増大させておく時間に相当する。
【0046】
次に、S11の第四駆動処理について図6を参照しつつ説明する。第四駆動処理のS401では、切換弁54のスプールを第一位置に定位させる。S402では、電動ポンプ40を駆動する。S403では、S10と同様にして入力側トルクの判定を行い、入力側トルクが閾値δ以下となったら、S404に移行する。S404では、電動ポンプ40を停止した後、S2に戻る。
【0047】
このように、エンジン200が回転状態にあるときにトルクコンバータ110の入力側トルクが閾値δを超えると、S402で電動ポンプ40が駆動される。そのため、油路16、さらには供給油路28へのフルード供給量が増大する。これにより、係合状態の摩擦要素130に供給油路28から印加されるフルード圧力を高めることができる。したがって、アクセルの踏込み等によってトルクコンバータ110の入力側トルクが著しく上昇しても、係合状態の摩擦要素130に滑りが発生することを防止できる。
【0048】
次に、S14の第五駆動処理について図7を参照しつつ説明する。第五駆動処理のS501では、切換弁54のスプールを第二位置に定位させる。S502では、電動ポンプ40を駆動する。S503では、S12と同様にして入力軸及び出力軸の状態を検知し、続くS504では、S13と同様にして回転数差の判定を行う。そして、入力軸及び出力軸が離脱状態となったら、もしくは回転数差が閾値ε以下となったら、S505に移行する。S505では、電動ポンプ40を停止した後、S2に戻る。
【0049】
このように、エンジン200の回転状態においてトルクコンバータ110の入力軸及び出力軸が直結されるとき、それら軸の回転数差が閾値εを超えると、S502で電動ポンプ40が駆動される。そのため、油路14,24,25、さらにはロックアップクラッチ120へのフルード供給量が増大する。これにより、油路25からロックアップクラッチ120に印加されるフルード圧力を高めることができる。例えば車両の低速走行時には、エンジン200が低速回転状態にあるためにメカポンプ30の吐出量が減少し、ロックアップクラッチ120への印加圧力が低くなっている。このとき、アクセルの踏込みによりトルクコンバータ110の入力側トルクが上がる等して入力軸と出力軸とが滑り始めても、上述した如くロックアップクラッチ120の印加圧力が高められるため、その滑りを即座に止めることができる。
【0050】
以上、本発明の一実施形態について説明した。
尚、上述の実施形態では、制御処理において第一〜第五の五つの駆動処理を実行したが、適宜選択した一〜四つの駆動処理を実行するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、制御処理において供給油路28,29の切換を検知した後、油圧回路のフルード温度を判定することで、ショックの軽減が特に必要なときに電動ポンプ40を駆動して省エネルギー化を図っている。これに対し、供給油路28,29の切換を検知することなく油圧回路のフルード温度を判定して、電動ポンプ40を駆動するようにしてもよいし、油圧回路のフルード温度に拘わらず供給油路28,29の切換を検知した場合に電動ポンプ40を駆動するようにしてもよい。
【0051】
さらに上述の実施形態では、制御処理においてトルクコンバータ110の入力軸及び出力軸の直結状態を検知した後、それら軸の回転数差を判定することで、軸同士の滑りの抑制が特に必要なときに電動ポンプ40を駆動して省エネルギー化を図っている。これに対し、入力軸及び出力軸の直結状態を検知することなく回転数差を判定して、電動ポンプ40を駆動するようにしてもよい。
またさらにウォーマとクーラについては、一つの装置(オイルクーラ150)で構成するのではなく、それぞれ個別の装置により構成するようにしてもよいし、熱電素子等を用いて積極的にフルードを加熱又は冷却するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による制御処理を示すフローチャートである。
【図3】図2のS3において実行される第一駆動処理を示すフローチャートである。
【図4】図2のS6において実行される第二駆動処理を示すフローチャートである。
【図5】図2のS9において実行される第三駆動処理を示すフローチャートである。
【図6】図2のS11において実行される第四駆動処理を示すフローチャートである。
【図7】図2のS14において実行される第五駆動処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 回転数センサ(駆動制御手段)
3 第一圧力センサ(駆動制御手段)
4 第二圧力センサ(駆動制御手段)
5 第一温度センサ(駆動制御手段)
6 第二温度センサ(駆動制御手段)
7 ポジションセンサ(駆動制御手段)
8 ECU(駆動制御手段)
10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29 油路
30 メカポンプ
40 電動ポンプ
54 切換弁
62 ロックアップ制御弁
70 マニュアル弁
100 自動変速機
110 トルクコンバータ
120 ロックアップクラッチ
130 摩擦要素
140 潤滑回路
150 オイルクーラ
200 エンジン

Claims (20)

  1. 内燃機関により駆動されるメカポンプと、電動ポンプと、前記メカポンプ及び前記電動ポンプからフルードが供給される油路とを有する油圧回路を用いて自動変速機を制御する制御方法であって、
    前記内燃機関がスタータの補助なく回転することで前記メカポンプがフルードを前記油路へ供給している最中に、前記自動変速機及び前記油圧回路における状態変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする自動変速機の制御方法。
  2. 前記油路から供給されるフルードの圧力に従って解放状態及び係合状態の一方から他方に移行する摩擦要素を前記自動変速機が備えており、
    前記自動変速機において入力側のトルクが所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御方法。
  3. トルクコンバータと、前記油路から供給されるフルードの圧力に従って前記トルクコンバータの入力軸及び出力軸を直結するロックアップクラッチとを前記自動変速機が備えており、
    前記自動変速機において前記入力軸と前記出力軸との回転数差が所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の制御方法。
  4. 前記自動変速機において前記入力軸及び前記出力軸が直結する状態並びに前記回転数差が所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御方法。
  5. 解放状態及び係合状態の一方から他方に移行することで変速段を切換える摩擦要素と、前記油路から供給されるフルードにより前記摩擦要素を潤滑する潤滑回路とを前記自動変速機が備えており、
    前記自動変速機において変速段が切換わる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  6. 前記油路から供給されるフルードの圧力に従って解放状態及び係合状態の一方から他方に移行する摩擦要素を複数、前記自動変速機が備えていると共に、
    複数の前記摩擦要素へフルードを供給する複数の前記油路をシフトポジションの変更指令に従って切換えるマニュアル弁を前記油圧回路が有しており、
    前記油圧回路においてフルード温度が所定値未満となる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  7. 前記油路から供給されるフルードの圧力に従って解放状態及び係合状態の一方から他方に移行する摩擦要素を複数、前記自動変速機が備えていると共に、
    複数の前記摩擦要素へフルードを供給する複数の前記油路をシフトポジションの変更指令に従って切換えるマニュアル弁を前記油圧回路が有しており、
    前記油圧回路において前記マニュアル弁により前記油路が切換わる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  8. 前記油路から供給されるフルードを温めるウォーマを前記自動変速機が備えており、
    前記自動変速機においてフルード温度が所定値未満となる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  9. 前記油路から供給されるフルードを冷却するクーラを前記自動変速機が備えており、
    前記自動変速機においてフルード温度が所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  10. アイドルストップシステムを搭載した車両に取付けられる前記自動変速機を制御する請求項1〜9のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  11. 自動変速機を制御する制御装置であって、
    内燃機関により駆動されるメカポンプ、電動ポンプ、並びに前記メカポンプ及び前記電動ポンプからフルードが供給される油路を有する油圧回路と、
    前記内燃機関がスタータの補助なく回転することで前記メカポンプがフルードを前記油路へ供給している最中に、前記自動変速機及び前記油圧回路における状態変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動する駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  12. 前記油路から供給されるフルードの圧力に従って解放状態及び係合状態の一方から他方に移行する摩擦要素を前記自動変速機が備えており、
    前記駆動制御手段は、前記自動変速機において入力側のトルクが所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11に記載の自動変速機の制御装置。
  13. トルクコンバータと、前記油路から供給されるフルードの圧力に従って前記トルクコンバータの入力軸及び出力軸を直結するロックアップクラッチとを前記自動変速機が備えており、
    前記駆動制御手段は、前記自動変速機において前記入力軸と前記出力軸との回転数差が所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11又は12に記載の自動変速機の制御装置。
  14. 前記駆動制御手段は、前記自動変速機において前記入力軸及び前記出力軸が直結する状態並びに前記回転数差が所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項13に記載の自動変速機の制御装置。
  15. 解放状態及び係合状態の一方から他方に移行することで変速段を切換える摩擦要素と、前記油路から供給されるフルードにより前記摩擦要素を潤滑する潤滑回路とを前記自動変速機が備えており、
    前記駆動制御手段は、前記自動変速機において変速段が切換わる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  16. 前記油路から供給されるフルードの圧力に従って解放状態及び係合状態の一方から他方に移行する摩擦要素を複数、前記自動変速機が備えていると共に、
    複数の前記摩擦要素へフルードを供給する複数の前記油路をシフトポジションの変更指令に従って切換えるマニュアル弁を前記油圧回路が有しており、
    前記駆動制御手段は、前記油圧回路においてフルード温度が所定値未満となる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11〜15のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  17. 前記油路から供給されるフルードの圧力に従って解放状態及び係合状態の一方から他方に移行する摩擦要素を複数、前記自動変速機が備えていると共に、
    複数の前記摩擦要素へフルードを供給する複数の前記油路をシフトポジションの変更指令に従って切換えるマニュアル弁を前記油圧回路が有しており、
    前記駆動制御手段は、前記油圧回路において前記マニュアル弁により前記油路が切換わる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  18. 前記油路から供給されるフルードを温めるウォーマを前記自動変速機が備えており、
    前記駆動制御手段は、前記自動変速機においてフルード温度が所定値未満となる変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11〜17のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  19. 前記油路から供給されるフルードを冷却するクーラを前記自動変速機が備えており、
    前記駆動制御手段は、前記自動変速機においてフルード温度が所定値を超える変化を検出したとき、前記電動ポンプを駆動することを特徴とする請求項11〜18のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  20. アイドルストップシステムを搭載した車両に取付けられる前記自動変速機を制御する請求項11〜19のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
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