JP2004284586A - 自転車用盗難防止システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 自転車用ハブを用いたより盗難にあいにくい盗難防止システムを提供する。
【解決手段】 自転車用盗難防止システム20は、ハンドル制御部12と、内装変速ハブ10と、制御ケーブル80とを備えている。ハンドル制御部20は、自転車のフロントフォーク3の回動を規制する第1規制状態と規制を解除する第1規制解除状態とを取り得る。内装変速ハブ10は、自転車の後輪7の回転を規制する第2規制状態と解除する第2規制解除状態とを取り得る。制御ケーブル80は、ハンドル制御部12と内装変速ハブ10とを連結し、ハンドル制御部12の第1規制状態と第1規制解除状態との規制操作に連動して内装変速10ハブを第2規制状態と第2規制解除状態とに状態を変化させる。
【選択図】 図1
Description
〔ハンドル制御部の構成〕
ハンドル制御部12は、盗難防止システム20を構成するものであり、フロントフォーク3を介してハンドル部4の回動を規制する規制状態と規制解除状態とを取り得るものである。ハンドル制御部12は、図2および図3に示すように、フロントフォーク3と連動して回転する回転部材74と、ヘッドパイプ2aに回動不能に設けられた固定部材75と、回転部材74と固定部材75との相対回動を規制する回動規制機構76と、回動規制機構76を規制状態でロックするロック機構77とを有している。
内装変速ハブ10は、減速、直結及び増速の動力伝達経路を含む計3段変速ハブである。この内装変速ハブ10は、図7に示すように、自転車のフレーム体2の後爪2bに固定されるハブ軸21と、ハブ軸21の一端側外周に配置された駆動体22と、ハブ軸21及び駆動体22のさらに外周に配置されたハブシェル23と、遊星歯車機構24と、動力伝達経路を選択するための変速操作機構25と、変速操作機構25を動作させるための第1ベルクランク26と、回転規制機構27とを有している。
遊星歯車機構24は、ハブ軸21と同芯でかつ一体に形成された太陽ギア40と、ハブ軸21の外周に配置されたギア枠41と、太陽ギア40に噛み合う3つの遊星ギア42(図では1つの遊星ギアのみを示している)と、リングギア43とを有している。
変速操作機構25は動力伝達経路を選択するものであり、クラッチ部材45と、クラッチ操作部46とを有している。
第1ベルクランク26は、ハブ軸21の図7右軸端に装着されている。第1ベルクランク26は、軸端に装着された支持ブラケット70と、支持ブラケット70に揺動自在に支持されたリンク部材71とを備えている。この支持ブラケット70に変速操作ケーブル73のアウターケーシング73aが係止され、リンク部材71にインナーケーブル73bが係止されている。リンク部材71の先端は第1プッシュロッド48の基端に当接している。ここでは、変速操作部9によりインナーケーブル73bを引くことでリンク部材71が揺動し第1プッシュロッド48が押圧されて増速側への変速操作が行われる。また、インナーケーブルを緩ませることで第2コイルバネ61により変速キー49を介してクラッチ部材45が押圧されて減速側への変速操作が行われる。
このような遊星歯車機構24およびワンウェイクラッチ50〜52により、この内装変速ハブ10は、
駆動体22−リングギア43−遊星歯車機構24−ギア枠41−ハブシェル23で構成される減速動力伝達経路と、
駆動体22−リングギア43−ハブシェル23で構成される直結動力伝達経路と、
駆動体22−クラッチ部材45−ギア枠41−遊星歯車機構24−リングギア43−ハブシェル23で構成される増速動力伝達経路とを有している。
第1プッシュロッド48が押し込まれていない状態では、クラッチ部材45は右端の減速位置に配置され、駆動体22からの回転は減速動力伝達経路を介して減速され、ハブシェル23に伝達される。すなわち、駆動体22に入力された回転は、第2ワンウェイクラッチ51を介してリングギア43に伝達される。このとき、クラッチ部材45により第1ワンウェイクラッチ50のクラッチ爪53は、図8に2点鎖線で示す退避姿勢に回動し第1ワンウェイクラッチ50は動力遮断状態になっている。このため、リングギア43に伝達された回転は、さらに遊星歯車機構24、ギア枠41および第3ワンウェイクラッチ52を介してハブシェル23に伝達される。この場合は、太陽ギア40、遊星ギア42およびリングギア43の歯数によって決定される変速比によって、入力回転は減速されて出力される。
図7に示す増速位置で変速操作部9の解除レバーが操作されると、第1コイルバネ60による付勢力がなくなり、第2コイルバネ61により変速キー49が押圧されて第1プッシュロッド48は一段分右方に後退する。そして、変速キー49が第3コイルバネ62を介してクラッチ部材45を押圧してクラッチ部材45を直結位置に移動しようとする。ペダルを踏んでおらず駆動力が伝達されていないときにはクラッチ部材45がギア枠41から離脱し、クラッチ部材45は直結位置に移動する。しかし、ペダル踏んでいるとクラッチ部材45からギア枠41に駆動力が伝達されているので、セレーション内歯41bとセレーション外歯45cとが摩擦力により噛み合ったままになることがある。このような場合、第2コイルバネ61のバネ力だけではクラッチ部材45が図7右方に移動しない。このような状態で、図9に示すように、変速キー49がクラッチ部材45のカム面47の平坦面47aに当接すると、クラッチ部材45の進行方向Aへの回転により変速キー49が第1貫通溝21bに挿入された部分の全長で案内面21c側に押圧され摩擦力により軸方向に逃げにくくなる。この結果、変速キー49が傾斜面47cに乗り上げると、クラッチ部材45が右方に移動する。そしてセレーション内歯41bとセレーション外歯45cとの噛み合いが外れると、クラッチ部材45は、変速キー49を介して第2コイルバネ61により押圧されて直結位置に移動する。すなわち、変速キー49とクラッチ部材45のカム面47との接触によりクラッチ部材45の回転運動が軸方向の変位に変換され変速をアシストする。
回転規制機構27は、ハンドル制御部12に制御ケーブル80を介して連結されており、ハンドル制御部12及び制御ケーブル80とで盗難防止システム20を構成している。
盗難防止システム20においては、規制を切り換えるために、鍵82bを錠前本体82aに装着して回し、揺動体82cを揺動させて移動部材83をレバー体28から退入させる。これにより、移動部材83の係止突起83bが係止長溝28gから離脱し、レバー体28が回動自在になる。この状態でレバー体28を図2に二点鎖線で示す規制解除位置から実線で示す規制位置に回す。レバー体28を規制位置側に回すと鍵82bを元に戻し鍵82bを外す。これにより、移動部材83がレバー体28の係止長溝28fに進出して係止され、レバー体28が規制位置で保持され、かつ鍵82bを抜くことにより規制解除位置側に移動できなくなりロックされる。
(a) 前記実施形態では、盗難防止システムにおいて、ハンドル制御装置及び回転規制機構において、いずれも規制状態のときに所定以上のトルクで回転部材やハブシェルを回転できるように構成したが、回転できないようにロックしてもよい。この場合には盗難防止効果がさらに高まる。
7 後輪
10 内装変速ハブ
21 ハブ軸
21d 第2操作穴(第1ガイド部)
21e 第2貫通溝(第2ガイド部)
23 ハブシェル
27 回転規制機構
92 第2ベルクランク
95 ロック部材
96 係止部材
101 第2プッシュロッド
102 規制キー
Claims (15)
- 自転車のフロントフォークの回動を規制する第1規制状態と規制を解除する第1規制解除状態とを取り得る自転車用ハンドル制御装置と、
自転車の車輪の回転を規制する第2規制状態と規制を解除する第2規制解除状態とを取り得る自転車用ハブと、
前記自転車用ハンドル制御装置と前記自転車用ハブとを連結し、前記第1規制状態と第1規制解除状態との状態変化に連動して前記自転車用ハブを前記第2規制状態と第2規制解除状態とに状態を変化させる制御用ケーブルと、
を備えた自転車用盗難防止システム。 - 前記自転車用ハンドル制御装置は、フレームのヘッドパイプに回動自在に支持された前記フロントフォークの回動を規制するであって、
前記フロントフォークと連動して回転する回転部材と、
前記ヘッドパイプに回転不能に設けられた固定部材と、
規制位置と規制解除位置とに移動自在に設けられた操作体を有し、前記規制位置で前記回転部材と前記固定部材との相対回動の規制を行い、前記規制解除位置で前記規制を解除する回動規制手段と、
着脱自在な鍵と前記鍵により揺動する揺動体とを含む錠前、及び前記揺動体の揺動に連動して移動する移動体を有し、前記操作体が前記規制位置にあるとき、前記移動体により前記規制位置で前記操作体をロックするロック手段とを備える、請求項1に記載の自転車用盗難防止システム。 - 前記回動規制手段に設けられ制御用ケーブルを係止可能な第1ケーブル係止部をさらに備える、請求項2に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記操作体は、前記ヘッドパイプの軸回りに回動自在に設けられたレバー体である、請求項2又は3に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記ヘッドパイプに回転不能に設けられたベース部材をさらに備え、
前記錠前は前記ベース部材に固定され、前記移動部材は前記ベース部材に前記操作体に向けて進退自在に設けられている、請求項2から4のいずれか1項に記載の自転車用盗難防止システム。 - 前記回動規制手段は、前記規制位置に配置された状態で前記回転部材に所定以上のトルクが作用したとき、前記回転部材の相対回動を許容する、請求項2から5のいずれか1項に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記自転車用ハブは、前記自転車のフレームに回転自在に装着される車輪を構成するハブであって、
前記自転車のフレームに回転不能に装着され、第1端側に開口し軸芯に沿って形成された第1ガイド部と、前記第1ガイド部の途中に径方向に沿って形成され両端が外周面に開口する第2ガイド部とを有するハブ軸と、
前記第1ガイド部に軸方向移動自在に装着されたロッド部材と、
前記ハブ軸に回転自在に装着されたハブシェルと、
前記ハブ軸の外周面に回転不能に装着され、前記ハブシェルに回転不能に連結される第1位置と前記ハブシェルから離脱する第2位置とに前記軸方向に移動自在であり、前記第1位置で前記ハブシェルの回転を規制する前記第2規制状態と、第2位置で回転を許可する前記第2規制解除状態とを取り得る回転規制手段と、
前記第2ガイド部に前記軸方向に移動自在に設けられ、前記ロッド部材の移動に連動して前記回転規制手段を移動させる連動手段とを備えた、請求項1から6のいずれか1項に記載の自転車用盗難防止システム。 - 前記連動手段は、前記第2ガイド部に両端が突出して設けられたキー部材を有する、請求項7に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記ロッド部材は一端が前記ハブ軸の前記第1端から突出して配置され、
前記ロッド部材の突出端を押圧可能に前記ハブ軸に装着された押圧手段と、
前記押圧手段に設けられ、前記回転規制手段を動作させる制御用ケーブルを係止可能な第2ケーブル係止部とをさらに備える、請求項7又は8に記載の自転車用盗難防止システム。 - 前記回転規制手段は、前記第1位置に配置されたとき、前記ハブシェルに所定以上のトルクが作用すると前記ハブ軸に対する相対回転を許容する、請求項7から9のいずれかに記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記回転規制手段は、前記第1位置に配置されたとき発音する、請求項10に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記ハブシェルに前記自転車のクランクの回転を伝達する駆動体をさらに備える、請求項7から11のいずれかに記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記駆動体と前記ハブシェルとの間に配置され複数の変速段を有する変速手段をさらに備える、請求項12に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記変速手段は、前記ハブ軸の前記第1端と逆側の第2端側から前記変速段を切換可能である、請求項13に記載の自転車用盗難防止システム。
- 前記制御ケーブルは、前記第1ケーブル係止部と前記第2ケーブル係止部とに両端が係止される、請求項3から6及び9から13のいずれか1項に記載の自転車用盗難防止システム。
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JP2004150088A JP2004284586A (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | 自転車用盗難防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004150088A Pending JP2004284586A (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | 自転車用盗難防止システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014034979A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Nippon Alpha:Kk | 作動力伝達機構 |
CN106542023A (zh) * | 2016-12-11 | 2017-03-29 | 河北工业大学 | 以太阳能为动力源的小型交通工具锁桩 |
CN109236053A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-01-18 | 深圳市罗曼斯科技有限公司 | 一种离合装置以及一种变速箱 |
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2004
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