JP2004284199A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ベルトへのインクの固着を防止することで印字品質を向上させることができるインクジェットを用いた記録装置および方法を提供する。
【解決手段】インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録装置。
【選択図】 図1
【解決手段】インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置および記録方法に係わり、さらに詳しくは、ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクをインク吸収体に吸収させることができる記録装置および記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録装置であるインクジェットプリンタとして、インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドを設け、さらに記録媒体を搬送する搬送ベルトを設けて、画像を記録するものが知られている。
【0003】
インクジェットプリンタにおいては、ノズルのインク吐き出し状態を良好に保つため、定期的に所定時間をおいて全てのノズルからインクの予備吐き出しを行うものがあるが、記録媒体を搬送ベルトで搬送するタイプのインクジェットプリンタにおいては、予備吐き出しされたインクを受けることができない。このため搬送ベルト上にインクが残り記録媒体を汚すことがないような何らかの機構が必要となる。搬送ベルト上に予備吐き出しを行い、記録媒体の搬送下流側でクリーニングローラ等により清掃を行う機構が技術開示されている(特許文献1)。
【0004】
なお、ラインジェットヘッドを印字部より移動してインク受け皿に予備吐き出しを行う機構も技術開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−272110号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記録媒体を搬送する搬送ベルトの清掃が不十分であるとインクが残留し記録媒体を汚してしまう恐れがあり、また、ラインジェットヘッドを移動する機構が複雑となり、ラインジェットヘッドの復帰位置の精度が要求されるといった問題がある。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、記録媒体を搬送する搬送ベルトへのインクの固着を防止し、印字速度を低下させることなく、記録媒体の汚れの発生を確実に防止できるインクジェットを用いた記録方法および記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は下記の手段のいずれかにより達成される。
【0009】
(1)インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録装置。
【0010】
(2)インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記インク吸収体が正常に印字部へ給紙された場合は、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させ、一方、前記インク吸収体が正常に印字部へ給紙されない場合は、前記ラインジェットヘッドよりインクを一旦搬送ベルトに予備吐き出しを行い、前記ラインジェットヘッド位置に対し記録媒体の搬送下流側に、前記搬送ベルトの表面を清掃するクリーニング手段により清掃することを特徴とする記録装置。
【0011】
(3)インク滴を吐き出しする複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録方法において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出されたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録方法。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の記録装置であるインクジェット記録装置につて図面を参照して説明する。
【0013】
[インクジェット記録装置]
図1は、実施の形態1に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図、図2はラインジェットヘッドの構成を示す底面図である。
【0014】
〈ラインジェットヘッドとインク供給系〉
図1、図2に示すインクジェット記録装置は、いわゆるフルラインタイプのカラープリンタであり、複数のノズルを有するラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは、記録媒体Sの搬送方向に複数列配置され、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kの複数のノズルは、記録媒体Sの搬送方向に対して直交する方向に、記録媒体Sの印字領域の全幅にわたって配置されている。
【0015】
ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは機構的に同じであるので代表例としてラインジェットヘッド1Yの構造を説明する。図2に示すように、ラインジェットヘッド1Yは複数のモジュールmが直線上に組み合わされ、各モジュールmには複数のノズルA1、A2・・・・が形成されている。
【0016】
図1に戻り、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは、それぞれインク供給管2Y、2M、2C、2Kを介してインクタンク3Y、3M、3C、3Kに接続され、各色のインクが供給される。インクタンク3Y、3M、3C、3Kには、黄色インク、マゼンタ色インク、シアン色インク、黒色インクがそれぞれ収容されている。
【0017】
ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは、制御手段7に接続するラインジェットヘッドドライバ7aによってオン/オフ通電駆動される圧電素子により複数のノズルからオンデマンドにインク滴Dy、Dm、Dc、Dkを吐き出す。
【0018】
水性インクは、染料もしくは顔料から成る着色剤、多価アルコール類から成る溶媒、及び添加剤等から形成され、記録媒体Sに対する濡れ性を良好にするため、適度の表面張力を有している。
【0019】
〈記録媒体の搬送系〉
図1に示すように、記録媒体Sは、カセット14から引き出され、搬送ローラ17a、17b、17c、17dを経て印字部10に搬送される。
【0020】
搬送ローラ5dはバネ付勢され、搬送ベルト4を介して搬送ローラ5aを圧接する。無端ベルト状の搬送ベルト4のラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kに対向する面の裏面側には、搬送ベルト4を移動可能に支持する支持板(プラテン台)6が固設されている。搬送ベルト4は、図示しない駆動源に接続された下流側の搬送ローラ5bによって回動され、制御手段7に接続するモータドライバ7bによって作動が制御される。
【0021】
また、搬送ベルト4の上流側の搬送ローラ5aの近傍には、帯電器(静電手段)8が配置されている。帯電器8によって搬送ベルト4の表面(搬送面)に付与された静電荷は、静電吸着力によって記録媒体Sを搬送ベルト4の表面に密着させる。帯電器8は、制御手段7に接続する帯電器ドライバ7cによって通電のオン/オフが切り換え制御される。
【0022】
複数の搬送ローラ5a、5b、テンションローラ5cを巻回する搬送ベルト4の上面に保持されて搬送され、印字部10にてラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kより吐き出されたインク滴Dy、Dm、Dc、Dkによりカラー画像が記録される。画像が記録された記録媒体Sは、ハロゲンランプ等の加熱源を内包した加熱ローラ9と、搬送ローラ5bとにより搬送ベルト4を介して押圧され、加熱される事により、記録媒体S上のインクDが乾燥、定着される。なお、搬送ベルト4はポリイミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド樹脂等の耐熱材料、またはこれらの積層材によって形成される。
【0023】
搬送ベルト4によって搬送される記録媒体Sは、搬送ローラ5bの曲面部において搬送ベルト4と分離され、搬送ローラ19によって機外のトレイ15に排出される。
【0024】
〈インク吸収体Pの搬送系とインク吸収〉
インク吸収体Pはノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収する吸収体である。インク吸収体Pは、シート状となって記録装置内に積載され、必要時には印字部10へ給送される。インク吸収体Pは、カセット13から引き出され、搬送路▲4▼である搬送ローラ18a、18b、18cを経て印字部10に搬送される。
【0025】
インク吸収体Pをラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kのある印字部10へ搬送し、ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクをインク吸収体Pに吸収させる。インク吸収体Pを所定回数繰り返し再使用する毎に、インクの吸収場所が重ならないようにインク吸収体Pへの予備吐き出し位置をずらせる。
【0026】
インク吸収体Pが正常に印字部10へ給送されない場合は、搬送ベルト4をラインジェットヘッドの汚れを防止するためにラインジェットヘッドは予備吐き出しを行わない。搬送ベルト4によって搬送されるインク吸収体Pは、搬送ローラ5bの曲面部において搬送ベルト4と分離される。所定回数繰り返し再使用された使用済み後のインク吸収体Pは、搬送ローラ19によって機外のトレイ15に排出される。また、所定回数に達しないインク吸収体Pは、インク吸収体Pへの予備吐き出しを行った後、分岐爪16を駆動させて、搬送ローラ18d、18eを有する搬送路▲3▼、さらに搬送路▲4▼を搬送して所定回数繰り返し再使用される。
【0027】
なお、記録装置は、記録媒体Sに連続して印字中に予備吐き出しを行う第1モードと、記録装置の長時間停止後に予備吐き出しを行う第2モードとを有し、第1モードではインク吸収体Pを所定回数繰り返し使用し、第2モードでは所定回数の検出等を簡易にするためインク吸収体Pを繰り返し使用しないようにすることも可能である。また、インク吸収体Pはインク吸収が行われ使用済み後に記録装置内に蓄えられ、蓄えられた使用済みのインク吸収体Sが所定枚数に達すると廃棄可能とすることもできる。
【0028】
以上により、記録媒体を搬送する搬送ベルトへのインクの固着を防止し、印字速度を低下させることなく、記録媒体の汚れの発生を確実に防止できる。
【0029】
(実施の形態2)
実施の形態2に係わる記録装置であるインクジェット記録装置につて図面を参照して説明する。図3は実施の形態2に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。実施の形態2は実施の形態1に示したシート状のインク吸収体Pをロール状にしたものであるので、同一部分は同一符号を付け説明を一部省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0030】
図3において、ロール状に巻かれたインク吸収体Pは搬送ローラ18fにより搬送され、カッタ12により所望の長さに断裁される。その後、カットされたインク吸収体Pは搬送路▲4▼に沿って搬送され印字部10へ給紙される。ここで、インクの予備吐き出しを吸収し、所定回数使用された後にトレイ15に排出される。
【0031】
(実施の形態3)
実施の形態3に係わる記録装置であるインクジェット記録装置につて図面を参照して説明する。図4は実施の形態3に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。実施の形態3は実施の形態1に示したシート状のインク吸収体Pを記録媒体Sと併用したもので、同一部分は同一符号を付け説明を一部省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0032】
図4において、インク吸収体Pは給紙トレイ14に積載された記録用の記録媒体と併用する。
【0033】
予備吐き出しを行う方法について説明すると、記録媒体Sと共用のインク吸収体は搬送路▲1▼に沿って搬送され、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Yのある印字部10へ搬送される。インク吸収体が正常に印字部10へ給紙された場合は、インク吸収体はラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Yより予備吐き出しされたインクを吸収する。インク吸収体Pは搬送路▲3▼に沿って所定回数再使用される。
【0034】
なお、万一、インク吸収体Pが正常に印字部10へ給紙されない場合は、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Yよりインクを一旦搬送ベルト4に予備吐き出し、その後、ラインジェットヘッド位置に対し記録媒体Sの搬送下流側に設けられたクリーニング手段11により搬送ベルト4を清掃する。
【0035】
クリーニング手段11は、ラインジェットヘッド1Kの記録媒体の搬送下流側に設けられ、搬送ベルト4の記録媒体Sの搬送面を清掃するウエッブ11dを有する。ウエッブ11dは、元巻軸11bと巻取軸11aとに巻回されて支持され、更に、ウエッブ11dは不織布等から成り、制御手段7に接続したモータドライバ7dによって、所定の記録媒体の通紙枚数毎、または搬送ベルト4の所定量搬送毎に、所定量巻き取られる。
【0036】
弾性ローラ11cには図示しない圧接解除機構が設けられていて、ウエッブ11dを介して搬送ベルト4を圧接または解除し、記録媒体Sとウエッブ11dとは接触する事が無いように制御されている。元巻軸11bには図示しないテンション機構が設けられており、弾性ローラ11cの圧接が解除されても、ウエッブ11dが弛んで記録媒体Sに接触する事はない。
【0037】
このクリーニング手段11から送り出されるウエッブ11dは、搬送ベルト4に接触してその外周面の清掃を行い、巻取軸11aに巻き取られる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように構成したので下記のような効果を奏する。
【0039】
請求項1、13に記載の発明によれば、ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体をラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクをインク吸収体に吸収させるので、記録媒体を搬送する搬送ベルトへのインクの固着を防止し、印字速度を低下させることなく、記録媒体の汚れの発生を確実に防止できるようになった。
【0040】
請求項2に記載の発明によれば、インク吸収体をラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、インク吸収体が印字部へ給紙された場合は、ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクをインク吸収体に吸収させ、一方、インク吸収体が印字部へ給紙されない場合は、ラインジェットヘッドよりインクを一旦搬送ベルトに予備吐き出しを行い、ラインジェットヘッド位置に対し搬送ベルトの表面を清掃するので、請求項1の効果に加え、インク吸収体が印字部へ給紙されない場合でも、搬送ベルトが汚れることによる記録媒体の汚れが防止できるようになった。
【0041】
請求項3に記載の発明によれば、ラインジェットヘッドは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に記録媒体の印字領域のほぼ全幅にわたって配置されたラインジェットヘッドであるので、1つのラインジェットヘッドで記録媒体の全幅で印字できるようになった。
【0042】
請求項4に記載の発明によれば、インク吸収体は、ロール状に巻かれており必要時には所定長さに断裁された後に印字部へ給送されるので、ロール状のインク吸収体が取り扱えるようになった。
【0043】
請求項5に記載の発明によれば、インク吸収体は、シート状となって記録装置内に積載され必要時には印字部へ給送されるので、インク吸収体の供給が容易となった。
【0044】
請求項6に記載の発明によれば、給紙トレイに装填された記録用の記録媒体を、インク吸収体と併用するので、特別にインク吸収体を準備する必要がなく取り扱いが簡易となった。
【0045】
請求項7に記載の発明によれば、インク吸収体は、所定回数繰り返し再使用されるので、インク吸収体の消耗が少なくなった。
【0046】
請求項8に記載の発明によれば、第1モードではインク吸収体を所定回数繰り返し使用し、第2モードではインク吸収体を繰り返し使用しないので、特に、長時間停止後の取り扱いが容易となった。
【0047】
請求項9に記載の発明によれば、インク吸収体を所定回数繰り返し再使用する毎に、インク吸収体への予備吐き出し位置をずらせるので、インクの吸収が効率的に行えるようになった。
【0048】
請求項10に記載の発明によれば、インク吸収体は、インク吸収が行われ使用済み後に記録装置外へ排出させるので、使用済みのインク吸収体の取り扱いが便利となった。
【0049】
請求項11に記載の発明によれば、インク吸収体は、インク吸収が行われ使用済み後に記録装置内に蓄えられ、使用済みのインク吸収体が所定枚数に達すると廃棄可能となるので、使用済みのインク吸収体の取り扱いが便利となった。
【0050】
請求項12に記載の発明によれば、インク吸収体が印字部へ給送されない場合は、ラインジェットヘッドは予備吐き出しを行わないので、搬送ベルトの汚れがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。
【図2】ラインジェットヘッドの構成を示す底面図である。
【図3】実施の形態2に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。
【図4】実施の形態3に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K ラインジェットヘッド
4 搬送ベルト
11 クリーニング手段
12 カッタ
13 インク吸収体カセット
14 カセット
P インク吸収体
S 記録媒体
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置および記録方法に係わり、さらに詳しくは、ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクをインク吸収体に吸収させることができる記録装置および記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録装置であるインクジェットプリンタとして、インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドを設け、さらに記録媒体を搬送する搬送ベルトを設けて、画像を記録するものが知られている。
【0003】
インクジェットプリンタにおいては、ノズルのインク吐き出し状態を良好に保つため、定期的に所定時間をおいて全てのノズルからインクの予備吐き出しを行うものがあるが、記録媒体を搬送ベルトで搬送するタイプのインクジェットプリンタにおいては、予備吐き出しされたインクを受けることができない。このため搬送ベルト上にインクが残り記録媒体を汚すことがないような何らかの機構が必要となる。搬送ベルト上に予備吐き出しを行い、記録媒体の搬送下流側でクリーニングローラ等により清掃を行う機構が技術開示されている(特許文献1)。
【0004】
なお、ラインジェットヘッドを印字部より移動してインク受け皿に予備吐き出しを行う機構も技術開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−272110号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記録媒体を搬送する搬送ベルトの清掃が不十分であるとインクが残留し記録媒体を汚してしまう恐れがあり、また、ラインジェットヘッドを移動する機構が複雑となり、ラインジェットヘッドの復帰位置の精度が要求されるといった問題がある。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、記録媒体を搬送する搬送ベルトへのインクの固着を防止し、印字速度を低下させることなく、記録媒体の汚れの発生を確実に防止できるインクジェットを用いた記録方法および記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は下記の手段のいずれかにより達成される。
【0009】
(1)インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録装置。
【0010】
(2)インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記インク吸収体が正常に印字部へ給紙された場合は、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させ、一方、前記インク吸収体が正常に印字部へ給紙されない場合は、前記ラインジェットヘッドよりインクを一旦搬送ベルトに予備吐き出しを行い、前記ラインジェットヘッド位置に対し記録媒体の搬送下流側に、前記搬送ベルトの表面を清掃するクリーニング手段により清掃することを特徴とする記録装置。
【0011】
(3)インク滴を吐き出しする複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録方法において、前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出されたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録方法。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の記録装置であるインクジェット記録装置につて図面を参照して説明する。
【0013】
[インクジェット記録装置]
図1は、実施の形態1に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図、図2はラインジェットヘッドの構成を示す底面図である。
【0014】
〈ラインジェットヘッドとインク供給系〉
図1、図2に示すインクジェット記録装置は、いわゆるフルラインタイプのカラープリンタであり、複数のノズルを有するラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは、記録媒体Sの搬送方向に複数列配置され、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kの複数のノズルは、記録媒体Sの搬送方向に対して直交する方向に、記録媒体Sの印字領域の全幅にわたって配置されている。
【0015】
ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは機構的に同じであるので代表例としてラインジェットヘッド1Yの構造を説明する。図2に示すように、ラインジェットヘッド1Yは複数のモジュールmが直線上に組み合わされ、各モジュールmには複数のノズルA1、A2・・・・が形成されている。
【0016】
図1に戻り、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは、それぞれインク供給管2Y、2M、2C、2Kを介してインクタンク3Y、3M、3C、3Kに接続され、各色のインクが供給される。インクタンク3Y、3M、3C、3Kには、黄色インク、マゼンタ色インク、シアン色インク、黒色インクがそれぞれ収容されている。
【0017】
ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kは、制御手段7に接続するラインジェットヘッドドライバ7aによってオン/オフ通電駆動される圧電素子により複数のノズルからオンデマンドにインク滴Dy、Dm、Dc、Dkを吐き出す。
【0018】
水性インクは、染料もしくは顔料から成る着色剤、多価アルコール類から成る溶媒、及び添加剤等から形成され、記録媒体Sに対する濡れ性を良好にするため、適度の表面張力を有している。
【0019】
〈記録媒体の搬送系〉
図1に示すように、記録媒体Sは、カセット14から引き出され、搬送ローラ17a、17b、17c、17dを経て印字部10に搬送される。
【0020】
搬送ローラ5dはバネ付勢され、搬送ベルト4を介して搬送ローラ5aを圧接する。無端ベルト状の搬送ベルト4のラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kに対向する面の裏面側には、搬送ベルト4を移動可能に支持する支持板(プラテン台)6が固設されている。搬送ベルト4は、図示しない駆動源に接続された下流側の搬送ローラ5bによって回動され、制御手段7に接続するモータドライバ7bによって作動が制御される。
【0021】
また、搬送ベルト4の上流側の搬送ローラ5aの近傍には、帯電器(静電手段)8が配置されている。帯電器8によって搬送ベルト4の表面(搬送面)に付与された静電荷は、静電吸着力によって記録媒体Sを搬送ベルト4の表面に密着させる。帯電器8は、制御手段7に接続する帯電器ドライバ7cによって通電のオン/オフが切り換え制御される。
【0022】
複数の搬送ローラ5a、5b、テンションローラ5cを巻回する搬送ベルト4の上面に保持されて搬送され、印字部10にてラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kより吐き出されたインク滴Dy、Dm、Dc、Dkによりカラー画像が記録される。画像が記録された記録媒体Sは、ハロゲンランプ等の加熱源を内包した加熱ローラ9と、搬送ローラ5bとにより搬送ベルト4を介して押圧され、加熱される事により、記録媒体S上のインクDが乾燥、定着される。なお、搬送ベルト4はポリイミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド樹脂等の耐熱材料、またはこれらの積層材によって形成される。
【0023】
搬送ベルト4によって搬送される記録媒体Sは、搬送ローラ5bの曲面部において搬送ベルト4と分離され、搬送ローラ19によって機外のトレイ15に排出される。
【0024】
〈インク吸収体Pの搬送系とインク吸収〉
インク吸収体Pはノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収する吸収体である。インク吸収体Pは、シート状となって記録装置内に積載され、必要時には印字部10へ給送される。インク吸収体Pは、カセット13から引き出され、搬送路▲4▼である搬送ローラ18a、18b、18cを経て印字部10に搬送される。
【0025】
インク吸収体Pをラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Kのある印字部10へ搬送し、ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクをインク吸収体Pに吸収させる。インク吸収体Pを所定回数繰り返し再使用する毎に、インクの吸収場所が重ならないようにインク吸収体Pへの予備吐き出し位置をずらせる。
【0026】
インク吸収体Pが正常に印字部10へ給送されない場合は、搬送ベルト4をラインジェットヘッドの汚れを防止するためにラインジェットヘッドは予備吐き出しを行わない。搬送ベルト4によって搬送されるインク吸収体Pは、搬送ローラ5bの曲面部において搬送ベルト4と分離される。所定回数繰り返し再使用された使用済み後のインク吸収体Pは、搬送ローラ19によって機外のトレイ15に排出される。また、所定回数に達しないインク吸収体Pは、インク吸収体Pへの予備吐き出しを行った後、分岐爪16を駆動させて、搬送ローラ18d、18eを有する搬送路▲3▼、さらに搬送路▲4▼を搬送して所定回数繰り返し再使用される。
【0027】
なお、記録装置は、記録媒体Sに連続して印字中に予備吐き出しを行う第1モードと、記録装置の長時間停止後に予備吐き出しを行う第2モードとを有し、第1モードではインク吸収体Pを所定回数繰り返し使用し、第2モードでは所定回数の検出等を簡易にするためインク吸収体Pを繰り返し使用しないようにすることも可能である。また、インク吸収体Pはインク吸収が行われ使用済み後に記録装置内に蓄えられ、蓄えられた使用済みのインク吸収体Sが所定枚数に達すると廃棄可能とすることもできる。
【0028】
以上により、記録媒体を搬送する搬送ベルトへのインクの固着を防止し、印字速度を低下させることなく、記録媒体の汚れの発生を確実に防止できる。
【0029】
(実施の形態2)
実施の形態2に係わる記録装置であるインクジェット記録装置につて図面を参照して説明する。図3は実施の形態2に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。実施の形態2は実施の形態1に示したシート状のインク吸収体Pをロール状にしたものであるので、同一部分は同一符号を付け説明を一部省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0030】
図3において、ロール状に巻かれたインク吸収体Pは搬送ローラ18fにより搬送され、カッタ12により所望の長さに断裁される。その後、カットされたインク吸収体Pは搬送路▲4▼に沿って搬送され印字部10へ給紙される。ここで、インクの予備吐き出しを吸収し、所定回数使用された後にトレイ15に排出される。
【0031】
(実施の形態3)
実施の形態3に係わる記録装置であるインクジェット記録装置につて図面を参照して説明する。図4は実施の形態3に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。実施の形態3は実施の形態1に示したシート状のインク吸収体Pを記録媒体Sと併用したもので、同一部分は同一符号を付け説明を一部省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0032】
図4において、インク吸収体Pは給紙トレイ14に積載された記録用の記録媒体と併用する。
【0033】
予備吐き出しを行う方法について説明すると、記録媒体Sと共用のインク吸収体は搬送路▲1▼に沿って搬送され、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Yのある印字部10へ搬送される。インク吸収体が正常に印字部10へ給紙された場合は、インク吸収体はラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Yより予備吐き出しされたインクを吸収する。インク吸収体Pは搬送路▲3▼に沿って所定回数再使用される。
【0034】
なお、万一、インク吸収体Pが正常に印字部10へ給紙されない場合は、ラインジェットヘッド1Y、1M、1C、1Yよりインクを一旦搬送ベルト4に予備吐き出し、その後、ラインジェットヘッド位置に対し記録媒体Sの搬送下流側に設けられたクリーニング手段11により搬送ベルト4を清掃する。
【0035】
クリーニング手段11は、ラインジェットヘッド1Kの記録媒体の搬送下流側に設けられ、搬送ベルト4の記録媒体Sの搬送面を清掃するウエッブ11dを有する。ウエッブ11dは、元巻軸11bと巻取軸11aとに巻回されて支持され、更に、ウエッブ11dは不織布等から成り、制御手段7に接続したモータドライバ7dによって、所定の記録媒体の通紙枚数毎、または搬送ベルト4の所定量搬送毎に、所定量巻き取られる。
【0036】
弾性ローラ11cには図示しない圧接解除機構が設けられていて、ウエッブ11dを介して搬送ベルト4を圧接または解除し、記録媒体Sとウエッブ11dとは接触する事が無いように制御されている。元巻軸11bには図示しないテンション機構が設けられており、弾性ローラ11cの圧接が解除されても、ウエッブ11dが弛んで記録媒体Sに接触する事はない。
【0037】
このクリーニング手段11から送り出されるウエッブ11dは、搬送ベルト4に接触してその外周面の清掃を行い、巻取軸11aに巻き取られる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように構成したので下記のような効果を奏する。
【0039】
請求項1、13に記載の発明によれば、ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体をラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクをインク吸収体に吸収させるので、記録媒体を搬送する搬送ベルトへのインクの固着を防止し、印字速度を低下させることなく、記録媒体の汚れの発生を確実に防止できるようになった。
【0040】
請求項2に記載の発明によれば、インク吸収体をラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、インク吸収体が印字部へ給紙された場合は、ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクをインク吸収体に吸収させ、一方、インク吸収体が印字部へ給紙されない場合は、ラインジェットヘッドよりインクを一旦搬送ベルトに予備吐き出しを行い、ラインジェットヘッド位置に対し搬送ベルトの表面を清掃するので、請求項1の効果に加え、インク吸収体が印字部へ給紙されない場合でも、搬送ベルトが汚れることによる記録媒体の汚れが防止できるようになった。
【0041】
請求項3に記載の発明によれば、ラインジェットヘッドは、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に記録媒体の印字領域のほぼ全幅にわたって配置されたラインジェットヘッドであるので、1つのラインジェットヘッドで記録媒体の全幅で印字できるようになった。
【0042】
請求項4に記載の発明によれば、インク吸収体は、ロール状に巻かれており必要時には所定長さに断裁された後に印字部へ給送されるので、ロール状のインク吸収体が取り扱えるようになった。
【0043】
請求項5に記載の発明によれば、インク吸収体は、シート状となって記録装置内に積載され必要時には印字部へ給送されるので、インク吸収体の供給が容易となった。
【0044】
請求項6に記載の発明によれば、給紙トレイに装填された記録用の記録媒体を、インク吸収体と併用するので、特別にインク吸収体を準備する必要がなく取り扱いが簡易となった。
【0045】
請求項7に記載の発明によれば、インク吸収体は、所定回数繰り返し再使用されるので、インク吸収体の消耗が少なくなった。
【0046】
請求項8に記載の発明によれば、第1モードではインク吸収体を所定回数繰り返し使用し、第2モードではインク吸収体を繰り返し使用しないので、特に、長時間停止後の取り扱いが容易となった。
【0047】
請求項9に記載の発明によれば、インク吸収体を所定回数繰り返し再使用する毎に、インク吸収体への予備吐き出し位置をずらせるので、インクの吸収が効率的に行えるようになった。
【0048】
請求項10に記載の発明によれば、インク吸収体は、インク吸収が行われ使用済み後に記録装置外へ排出させるので、使用済みのインク吸収体の取り扱いが便利となった。
【0049】
請求項11に記載の発明によれば、インク吸収体は、インク吸収が行われ使用済み後に記録装置内に蓄えられ、使用済みのインク吸収体が所定枚数に達すると廃棄可能となるので、使用済みのインク吸収体の取り扱いが便利となった。
【0050】
請求項12に記載の発明によれば、インク吸収体が印字部へ給送されない場合は、ラインジェットヘッドは予備吐き出しを行わないので、搬送ベルトの汚れがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。
【図2】ラインジェットヘッドの構成を示す底面図である。
【図3】実施の形態2に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。
【図4】実施の形態3に係わる記録装置であるインクジェット記録装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K ラインジェットヘッド
4 搬送ベルト
11 クリーニング手段
12 カッタ
13 インク吸収体カセット
14 カセット
P インク吸収体
S 記録媒体
Claims (13)
- インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、
前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録装置。 - インク滴を吐き出す複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録装置において、
前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記インク吸収体が正常に印字部へ給紙された場合は、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出しされたインクを前記インク吸収体に吸収させ、
一方、前記インク吸収体が正常に印字部へ給紙されない場合は、前記ラインジェットヘッドよりインクを一旦搬送ベルトに予備吐き出しを行い、前記ラインジェットヘッド位置に対し記録媒体の搬送下流側に、前記搬送ベルトの表面を清掃するクリーニング手段により清掃することを特徴とする記録装置。 - 前記ラインジェットヘッドは、前記記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に前記記録媒体の印字領域のほぼ全幅にわたって配置されたラインジェットヘッドであることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
- 前記インク吸収体は、ロール状に巻かれており必要時には所定長さに断裁された後に印字部へ給送されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の記録装置。
- 前記インク吸収体は、シート状となって記録装置内に積載され必要時には印字部へ給送されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の記録装置。
- 給紙トレイに装填された記録用の記録媒体を、前記インク吸収体と併用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記インク吸収体は、所定回数繰り返し再使用されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。
- 記録装置は、記録媒体に連続して印字中に予備吐き出しを行う第1モードと、記録装置の長時間停止後に予備吐き出しを行う第2モードとを有し、
前記第1モードではインク吸収体を所定回数繰り返し使用し、
前記第2モードではインク吸収体を繰り返し使用しない
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。 - インク吸収体を所定回数繰り返し再使用する毎に、インク吸収体への予備吐き出し位置をずらせることを特徴とする請求項7または8に記載の記録装置。
- 前記インク吸収体は、インク吸収が行われ使用済み後に記録装置外へ排出させることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記インク吸収体は、インク吸収が行われ使用済み後に記録装置内に蓄えられ、蓄えられた使用済みのインク吸収体が所定枚数に達すると廃棄可能となることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記インク吸収体が正常に印字部へ給送されない場合は、前記ラインジェットヘッドは予備吐き出しを行わないことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の記録装置。
- インク滴を吐き出しする複数のノズルを有するラインジェットヘッドと、記録媒体を搬送する搬送ベルトとを有し画像を記録する記録方法において、
前記ノズルの回復のために予備吐き出しされたインクを吸収するインク吸収体を前記ラインジェットヘッドのある印字部へ搬送し、前記ラインジェットヘッドより予備吐き出されたインクを前記インク吸収体に吸収させることを特徴とする記録方法。
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JP2003079508A JP2004284199A (ja) | 2003-03-24 | 2003-03-24 | 記録装置および記録方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007055130A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
JP2007125814A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Olympus Corp | インクジェット記録装置 |
JP2020157574A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 理想科学工業株式会社 | 画像形成装置 |
CN112319058A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-02-05 | 刘谷军 | 一种喷墨印花打印装置及打印方法 |
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2003
- 2003-03-24 JP JP2003079508A patent/JP2004284199A/ja active Pending
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