JP2004282879A - スライドドア給電用のハーネス固定具とそれを用いた給電構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライドドアに給電するためのワイヤハーネス11を保持する球状の回動部材18と、回動部材を回動自在に保持する円弧状の収容空間を有するケース17とを備え、回動部材18の外周面に突起27を設け、ケース17の収容空間19に、突起をハーネス捩り方向に当接させるリブ26を設けたスライドドア給電用のハーネス固定具25を採用する。リブ26に交差して回動部材18を摺接自在に支持する円弧状のリブを設けた。ワイヤハーネス11を沿わせて導出するための湾曲状のハーネスガイド壁21をケース17に設け、突起27がリブ26に当接する前にワイヤハーネス11がハーネスガイド壁21に当接するようにした。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワンボックスカー等の自動車のスライドドアに常時給電のために配索されるワイヤハーネスのスライドドア開閉時の捩れや曲げを吸収させるスライドドア給電用のハーネス固定具とそれを用いた給電構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のスライドドアにおいては、車両ボディ側からスライドドア側の電装品等の補機類に電源電流や信号電流を供給するために、例えば図4に示す如く、ワイヤハーネス(複数本の電線)70を車両ボディからスライドドア71に配索し、スライドドア71内に設けた合成樹脂製のプロテクタ72の内部に湾曲した状態に収容して、スライドドア71の開閉に伴うワイヤハーネス70の伸縮に対応させる給電装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
スライドドア側の補機としては例えばパワーウィンドモータやドアロックユニット、スイッチユニットやオートドア開閉ユニット等が挙げられる。
【0004】
プロテクタ72は表裏の広い壁部73と上及び前後に連続した周壁74とを有し、下部にスリット状の前後に長い開口部75を有している。プロテクタ72は金属製のドアパネル76に固定され、合成樹脂製のドアトリム77で覆われる。ドアトリム77はボルトやクリップ78でドアパネル76に固定される。ワイヤハーネス70はプロテクタ72から車両ボディ側に配索されて、車両ボディ側においてハーネス固定具(図示せず)で固定される。
【0005】
図4で右側を車両前側とすると、スライドドア71を前方にスライドさせて全閉とした際に、ワイヤハーネス70は鎖線で示す如く後方に引っ張られて伸びた状態となり、スライドドア71を後方にスライドさせて全開とした際に、ワイヤハーネス70は実線で示す如く前方に引っ張られつつプロテクタ72内で小径に湾曲して縮められる。ハーネス固定具の位置は変わらず、ワイヤハーネス70はスライドドア71の開閉に伴ってハーネス固定具を支点として前後に揺動される。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−354085号公報(第7〜9頁、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の給電構造にあっては、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスが前後に揺動した際に、プロテクタとハーネス固定具との間でワイヤハーネスが捩れ方向や曲げ方向の力を受けて、ワイヤハーネスの耐久性が低下するという問題があった。
特に、ハーネス固定具を車両ボディに組み付ける際にワイヤハーネスが捩れている場合には、ワイヤハーネスが捩れた状態のまま組み付けられてしまい、スライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの耐久性が悪化しかねないという懸念があった。
【0008】
本発明は、上記した点に鑑み、ハーネス固定具を車両ボディに組み付ける際のワイヤハーネスの捩れを防いで、スライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの耐久性の低下を防止することのできるスライドドア給電用のハーネス固定具とそれを用いた給電構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライドドア給電用のハーネス固定具は、スライドドアに給電するためのワイヤハーネスを保持する球状の回動部材と、該回動部材を回動自在に保持する円弧状の収容空間を有するケースとを備え、該回動部材の外周面に突起が設けられ、該ケースの収容空間に、該突起をハーネス捩り方向に当接させるリブが設けられたことを特徴とする。
【0010】
上記構成により、ケースを例えば車両ボディに固定することで、ワイヤハーネスがハーネス固定具からスライドドアにかけて配索されつつハーネス固定具の回動部材でハーネス周方向に回動自在に支持されると共に上下左右に屈曲自在に支持される。従って、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスが揺動しつつ捩れ及び屈曲した際に、回動部材のハーネス周方向の回動でワイヤハーネスの捩れが吸収され、回動部材のハーネス屈曲方向の回動でワイヤハーネスの曲がりが吸収される。これにより、ワイヤハーネスに無理な捩れ力や曲げ力が作用せず、ワイヤハーネスの耐久性が高まる。
特に、車両ボディへのハーネス固定具の組付時にワイヤハーネスに捩れを生じても、回動部材の突起がケースのリブに当接して、それ以上の捩れが阻止される。突起がリブに当接した状態でワイヤハーネスにそれ以上の捩れが作用した場合でも、組付作業者が捩れ反力を手で感じ取り、捩れを修正しつつ組み付けるから、組付後はワイヤハーネスに無理な捩れ応力がかからない。また、組付後に例えばスライドドアを強く閉めた場合でも、突起がリブに当接してそれ以上のワイヤハーネスの捩れが防止される。
【0011】
請求項2に係るハーネス固定具は、請求項1記載のハーネス固定具において、前記リブに交差して前記回動部材を摺接自在に支持する円弧状のリブが設けられたことを特徴とする。
【0012】
上記構成により、回動部材が円弧状のリブで安定に支持されて引っ掛かり等なく低摺動力でスムーズに回動する。これにより、ハーネス固定具の組付時におけるワイヤハーネスの捩れがスムーズに吸収されると共に、請求項1におけるリブへの回動部材の突起の当接動作がスムーズに行われる。
【0013】
請求項3に係るスライドドア給電用のハーネス固定具は、請求項1又は2記載のスライドドア給電用のハーネス固定具において、前記ワイヤハーネスを沿わせて導出するための湾曲状のハーネスガイド壁が前記ケースに設けられたことを特徴とする。
【0014】
上記構成により、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスが回動部材と一体に揺動した際に、ケースのハーネスガイド壁に沿って湾曲状に屈曲されるから、ワイヤハーネスの折れ曲がりが防止され、ワイヤハーネスの耐久性が一層向上する。
【0015】
請求項4に係るハーネス固定具は、請求項3記載のハーネス固定具において、前記突起が前記リブに当接する前に前記ワイヤハーネスが前記ハーネスガイド壁に当接することを特徴とする。
【0016】
上記構成により、例えばスライドドアを強く開け閉めした際における回動部材の突起とケースのリブとの強い突き当たりが防止され、突起やリブの経時的な摩耗や傷みが防止される。
【0017】
請求項5に係るスライドドア給電用のハーネス固定具を用いた給電構造は、請求項1〜4の何れか1項に記載のスライドドア給電用のハーネス固定具を車両ボディに設け、前記スライドドアにハーネスプロテクタを設け、該ハーネス固定具から導出した前記ワイヤハーネスを該ハーネスプロテクタの横長の開口部から該ハーネスプロテクタ内に湾曲状に収容しつつ該スライドドア内に導出させたことを特徴とする。
【0018】
上記構成により、ワイヤハーネスがハーネス固定具からスライドドアにかけて配索されつつハーネス固定具の回動部材でハーネス周方向に回動自在に支持されると共に上下左右に屈曲自在に支持される。スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスが揺動しつつ捩れ及び屈曲した際に、回動部材のハーネス周方向の回動でワイヤハーネスの捩れが吸収され、回動部材のハーネス屈曲方向の回動でワイヤハーネスの曲がりが吸収される。また、ワイヤハーネスをハーネス固定具と共に車両ボディに組み付ける際に、ワイヤハーネスに捩れを生じても、回動部材の突起がケースのリブに当接して、それ以上の捩れが阻止され、また、突起がリブに当接した状態でワイヤハーネスにそれ以上の捩れが作用した場合でも、組付作業者が捩れ反力を手で感じ取り、捩れを修正しつつ組み付けるから、組付後はワイヤハーネスに無理な捩れ応力がかからず、また、組付後に例えばスライドドアを強く閉めた場合でも、突起がリブに当接してそれ以上のワイヤハーネスの捩れが防止される。これらより、ワイヤハーネスに無理な捩れ力や曲げ力が作用せず、ワイヤハーネスの屈曲耐久性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るスライドドア給電用のハーネス固定具を用いた給電構造(給電装置)の一実施形態、図2は同じくハーネス固定具の一実施形態をそれぞれ示すものである。
【0020】
図1において、ハーネスプロテクタ(以下プロテクタと言う)1は合成樹脂を材料としてプロテクタ本体2とカバー(図示せず)とで構成され、略半円状の部分3とそれに続いて漸次高さを低減された後半の延長部分4とを有している。
【0021】
プロテクタ本体2は垂直な基板部5と、基板部5の下縁を除く周囲に形成された湾曲状の周壁6とを備え、基板部5の前半側に環状の規制壁7を有し、周壁6の前端外側に上向き湾曲状のハーネス導出路8を有している。プロテクタ本体2の下端には横長のハーネス導出用の開口部9が設けられている。カバー(図示せず)はプロテクタ本体2に可撓係止爪や係合孔といった係止手段(図示せず)で係止固定される。
【0022】
プロテクタ本体2の環状の規制壁7に沿って接線方向上向きに弾性部材である金属製の板ばね10が設けられている。板ばね10に沿ってワイヤハーネス11が配索され、ワイヤハーネス11は板ばね10で上向きに付勢されて、プロテクタ1内で湾曲形状に収容されている。ワイヤハーネス11を収容した状態でカバー(図示せず)は既に装着されている。
【0023】
ワイヤハーネス11は合成樹脂製のコルゲートチューブ12で覆われた状態で一方が前側の導出路8から外部に導出され、他方が下側の開口部9から外部に導出されている。ワイヤハーネス11の一方はスライドドア側のワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ13で接続されてスライドドア内の各種補機に接続される。ワイヤハーネス11の他方は車両ボディ側(電源側)に配索され、ハーネス固定具25で車両ボディに周方向回動自在に支持されつつ、車両ボディ側のワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ15で接続される。
【0024】
ワイヤハーネス11は複数本の電線16(図2)と各電線16を収容する合成樹脂製のコルゲートチューブ12とで構成されている。コルゲートチューブ12は周方向の凹溝12aと凸条12bとを長手方向に交互に配列させたものであり、ワイヤハーネス11の屈曲性を高めつつ各電線16を外部との干渉等から保護する。
【0025】
図2の如くハーネス固定具(保持具)25は、合成樹脂製のアウタ部材であるケース17(17aと17b)と、ケース17内に回動自在に配置されるインナ部材である球状の回動部材18とで構成されている。回動部材18にワイヤハーネス11が固定され、球状の回動部材18がケース17に上下左右の二次元方向回動自在に支持される。これにより、ワイヤハーネス11が周方向回動自在に支持されると共に、上下左右に揺動自在に支持される。
【0026】
ケース17は下側の受け部17aと上側のカバー17bとで上下二分割に形成され、受け部17aとカバー17bとは内側にそれぞれ略半球状(断面円弧状)の収容空間19を有し、収容空間19は前後のハーネス導出口20に続いている。断面円弧状の収容空間19の内径は球状の回動部材18の外径よりも若干大きく形成されている。前側の導出口20の周縁には湾曲状のハーネスガイド壁21が略ラッパ状に拡張形成されている。受け部17aには固定用のブラケット22が設けられ、ブラケット22は孔部33にボルト等を挿通して車両ボディのフロア(図示せず)に固定される。
【0027】
受け部17aとカバー17bとは接合と同時に係止突起と係合枠部といった係止手段(図示せず)で係止され、上下の略半球状の収容空間19が合体して略球状の収容空間が構成され、上下の縦断面略コの字状のハーネスガイド壁21が合体して断面矩形枠状のガイド壁が構成される。略球状の収容空間(符号19で代用する)に球状の回動部材18が360°方向摺動自在に収容される。
【0028】
球状の回動部材18は二分割可能に形成され、一方の半球状の部材18aと他方の半球状の部材18bとにハーネス保持(挟持)用の溝部23が形成され、各溝部23内に、コルゲートチューブ12の凹溝12aに係合する凸条(図示せず)が形成されている。各部材18a,18bは可撓係止爪と係合段部といった係止手段(図示せず)で球状に合体した状態に係止される。
【0029】
各溝部23は断面円形のコルゲートチューブ12に対応する場合は断面半円形に形成され、断面長円形の平形のコルゲートチューブ(図示せず)に対応する場合は断面横長の半長円形に形成される。長円形のコルゲートチューブはその凹溝が回動部材(18)の凸条に係合することで周方向及び長手方向不動に固定される。円形のコルゲートチューブ12は例えばその凹溝12aの外径を回動部材18の凸条(図示せず)の内径よりも若干大きく設定することで、あるいは別体のテープ(図示せず)をコルゲートチューブ外周に巻くことで、周方向及び長手方向不動に固定される。複数本の電線16はコルゲートチューブ12内である程度の自由度をもって周方向回動自在に保持される。
【0030】
なお、コルゲートチューブ12を用いずに、保護チューブとして例えば網状のチューブ等を用いた場合には、一対の半球状の部材18a,18bで保護チューブを挟持することでワイヤハーネス(11)が回動部材18に固定される。保護チューブを用いずに例えばビニルテープで荒巻きした複数本の電線16をそのままワイヤハーネス(11)として用いた場合も同様である。
【0031】
図2の如く球状の回動部材18内にワイヤハーネスを保持した状態で、回動部材18を上下の受け部17aとカバー17bとの間すなわちケース17内に摺動自在に収容させる。球状の回動部材18はケース17内でハーネス周方向に回動自在で、且つ上下左右及び斜め方向(ハーネス揺動ないし屈曲方向)に回動自在となる。
【0032】
図1において、プロテクタ1はスライドドア(図示せず)に組み付けられ、スライドアを前方スライドさせて閉じた際に、ワイヤハーネス11は実線の如くプロテクタ1の周壁6に沿って後方に引っ張られつつ下側の開口部9に沿って揺動し、開口部9の後端側から車両ボディ側に導出される。
【0033】
この際、ワイヤハーネス11はハーネス固定具25によって周方向に回動して捩りが吸収されると共に、ハーネス固定具25を支点としてワイヤハーネス11が上下左右及び斜め方向に自在に揺動して、ワイヤハーネス11の曲げ力が吸収される。すなわち、図2の球状の回動部材18がケース17の内部でハーネス周方向に回動すると同時に、ハーネス曲げ方向に自在に回動することで、ワイヤハーネス11にかかる過大な曲げ力が吸収解消される。
【0034】
また、スライドドアを開ける際には、ワイヤハーネス11は鎖線の如く開口部9に沿って前方へ移動しつつ、プロテクタ1内で縮径されて開口部9の前端側から車両ボディ側に導出される。ワイヤハーネス11の縮径に伴って板ばね10も下向きに大きく撓み、環状の規制壁7に沿って小径に屈曲する。
【0035】
この際、ワイヤハーネス11には閉じ時とは逆向きの捩り力が作用するが、この捩り力も球状の回動部材18が逆向きに回動することで吸収され、それと同時にワイヤハーネス11の曲げ力も球状の回動部材18がハーネス曲げ方向に自在に回動することで確実に吸収される。これらによって、スライドドアの繰り返し開閉に対するワイヤハーネス11の耐久性が向上し、ワイヤハーネス11の経時的な傷みが防止される。
【0036】
また、ケース17のハーネスガイド壁21に沿ってワイヤハーネス11がスムーズに湾曲するから、これによってもワイヤハーネス11にかかる無理な曲げ力や折れ曲がりが防止され、ワイヤハーネス11の変形等が防止されて耐久性が向上する。
【0037】
なお、プロテクタ1をスライドドア側ではなく車両ボディ側に設けた場合には、ハーネス固定具25は車両ボディ側ではなくスライドドア側に設けられる。この際はハーネス固定具25がスライドドアと一体に前後に移動し、それに伴ってワイヤハーネス11が揺動且つ屈曲されるが、球状の回動部材18が前記同様に揺動方向及び屈曲方向に自在に回動して、ワイヤハーネス11の捩れや曲げが吸収される。
上記した各構成は先に特願2002−155259で提案済のものである。
【0038】
本発明に係るハーネス固定具25は以下の構成及び作用効果を奏することを特徴とするものである。
【0039】
ハーネス固定具25は、車両ボディへの組付時におけるワイヤハーネスの捩れを防止すべく、上下のケース17(下側の受け部17a及び上側のカバー17b)の各収容空間19に軸方向(ハーネス長手方向)のリブ26を設けると共に、回動部材18の上下に、各リブ26の側面26aに当接する突起27を設けたことを特徴としている。
【0040】
リブ26の前後端はケース17の前後の短い円弧面28に続き、円弧面28に回動部材18の外周面が回動自在に摺接し、前後の円弧面28の間でリブ26の左右両側には、回動部材18の突起27を移動させる広い凹部空間19aが形成されている。ここで「前後」とはハーネス固定具25の軸方向の前後を意味する。
【0041】
突起27は短円柱状に形成され、リブ26の突出高さは突起27の突出高さよりも若干高い(凹部19aの深さは突起27の突出高さよりも若干深い)。リブ26はハーネス固定具25の軸方向に真直に延びている。前後の円弧面28は回動部材18の外周の円弧面と同じ曲率で形成され、回動部材18をガタ付きなく回動自在に保持する。前後の円弧面28はハーネス導出口20に続いている。
【0042】
リブ26の表面は前後の円弧面28と段差なく同一面で続いていることがケース17の小型化の上で好ましい。本形態で各突起27は各部材18a,18bの上下端に位置し、各リブ26は受け部17aとカバー17bの上部と底部とに位置しているが、必ずしもその必要はなく、ハーネス固定具25を車両ボディに組み付ける際にワイヤハーネス11が突起27とリブ26との当接によって廻り止めされて捩られない位置であれば構わない。
【0043】
ケース17の前端にはハーネスガイド壁21が設けられている。回動部材18をケース17内に回動自在に収容した状態で、ケース17がブラケット22で車両ボディに位置決め固定される。ワイヤハーネス11の露出した電線部分16は下側の受け部17aの後方に一体に続く図示しないケース延長部にバンド等で結束固定される。
【0044】
この固定部があるので、車両への取付時にワイヤハーネス11に捩れを生じやすくなるが(特にスライドドアの全開時で取付作業を行う場合に捩れを生じやすいが)、作業者がハーネス固定具25を車両ボディに固定する際に、ワイヤハーネス11が捩れても、回動部材18の突起27がケース17のリブ26に当接してそれ以上(最大で180゜以上)の捩れが防止されるから、ワイヤハーネス11すなわち各電線16やコルゲートチューブ12の捩れ応力が低く抑えられ、スライドドアの繰り返し開閉に伴う耐久性の劣化が防止される(耐久性が向上する)。
【0045】
図3は、上記図2の実施形態とほぼ同様なハーネス固定具の組付状態を示す横断面図である。図2と同じ構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0046】
図4で実線で示すワイヤハーネス11及び回動部材18は車両の左側のスライドドアの全閉時の状態を示し、鎖線で示すワイヤハーネス11及び回動部材18は同じくスライドドアの全開時の状態を示している。
【0047】
ワイヤハーネス11はコルゲートチューブ12の周上の凹溝12aを回動部材18の内側の凸条30に係合させることで回動部材18に固定され、且つ後方の露出した電線部分16がケース17’の後方延長部31にバンド等で結束固定されつつ、車両ボディ側のワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ接続されている。本形態でコルゲートチューブ12の端末(後端)12cは回動部材の内側に位置している。ワイヤハーネス11の前方部分はケース17’のハーネスガイド壁21に沿ってスライドドア側に導出されている。
【0048】
スライドドアの全閉及び全閉時にワイヤハーネス11がハーネスガイド壁21に接し、回動部材18はケース17’内でハーネス揺動方向(矢印A方向)に回動しつつ前後の円弧状のリブ34の円弧面28で回動自在に支持され、突起27は前後のリブ34の手前で少しの隙間を存して当接せずに位置している。軸方向のリブ(図2の符号26)は図示を省略している(ワイヤハーネス11の下側に隠れている)。本形態のケース17’は前側の空室35を介してハーネスガイド壁21に続いている。
【0049】
スライドドアの移動時に突起27はケース17’の凹部空間19a内をワイヤハーネス11の揺動方向に移動しつつ最大180゜の角度で周方向(矢印B方向)にスムーズに移動する。例えばスライドドアを強く閉めた際におけるワイヤハーネス11の捩れは突起27が軸方向のリブ26(図2)に当接することで防止される。軸方向のリブ26は車両ボディへのハーネス固定具25’の組付時にワイヤハーネス11の捩れを防止することは言うまでもない。
【0050】
組付時にワイヤハーネス11に捩れが生じると、突起27が軸方向のリブ26(図2)に当接し、それ以上ワイヤハーネス11が捩れようとした場合は、ワイヤハーネス11の捩り反力を作業者が手で感じ取るから、それ以上(180゜以上)の捩れは確実に防止される。これにより、ワイヤハーネス11の耐久性が向上する。
【0051】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、車両ボディへのハーネス固定具の組付時にワイヤハーネスに捩れを生じても、回動部材の突起がケースのリブに当接して、それ以上の捩れが阻止され、さらにそれ以上の捩れが作用した場合には、作業者が捩れ反力を感じ取って捩れを修正するから、車両組付後のワイヤハーネスに無理な応力がかからず、スライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの耐久性が向上し、スライドドア側の各補機への電源電流や信号電流の給電の信頼性が高まる。
【0052】
請求項2記載の発明によれば、回動部材が円弧状のリブで安定に支持されて引っ掛かり等なく低摺動力でスムーズに回動するから、ハーネス固定具の組付時におけるワイヤハーネスの捩れがスムーズに吸収されると共に、請求項1におけるリブへの回動部材の突起の当接動作がスムーズに行われ、請求項1の効果が助長される。
【0053】
請求項3記載の発明によれば、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスが回動部材と一体に揺動した際に、ケースのハーネスガイド壁に沿って湾曲状に屈曲されるから、ワイヤハーネスの折れ曲がりが防止され、ワイヤハーネスの耐久性が一層向上する。これにより、スライドドア側の各補機への電源電流や信号電流の給電の信頼性が一層高まる。
【0054】
請求項4記載の発明によれば、例えばスライドドアを強く開け閉めした際における回動部材の突起とケースのリブとの強い突き当たりが防止され、突起やリブの経時的な摩耗や傷みが防止され、ハーネス固定具の経時的な品質が向上する。
【0055】
請求項5記載の発明によれば、上記同様に、車両ボディへのハーネス固定具の組付時にワイヤハーネスに捩れを生じても、回動部材の突起がケースのリブに当接して、それ以上の捩れが阻止され、さらにそれ以上の捩れが作用した場合には、作業者が捩れ反力を感じ取って捩れを修正するから、車両組付後のワイヤハーネスに無理な応力がかからず、スライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドア給電用のハーネス固定具を用いた給電構造の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同じくスライドドア給電用のハーネス固定具の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】図2の形態と類似するスライドドア給電用のハーネス固定具の組立状態を示す横断面図である。
【図4】既存のスライドドア用給電装置の一形態を示す概観斜視図である。
【符号の説明】
1 ハーネスプロテクタ
9 開口部
11 ワイヤハーネス
25,25’ ハーネス固定具
17,17’ ケース
18 回動部材
19 収容空間
21 ハーネスガイド壁
26 リブ
27 突起
34 円弧状のリブ
Claims (5)
- スライドドアに給電するためのワイヤハーネスを保持する球状の回動部材と、該回動部材を回動自在に保持する円弧状の収容空間を有するケースとを備え、該回動部材の外周面に突起が設けられ、該ケースの収容空間に、該突起をハーネス捩り方向に当接させるリブが設けられたことを特徴とするスライドドア給電用のハーネス固定具。
- 前記リブに交差して前記回動部材を摺接自在に支持する円弧状のリブが設けられたことを特徴とする請求項1記載のハーネス固定具。
- 前記ワイヤハーネスを沿わせて導出するための湾曲状のハーネスガイド壁が前記ケースに設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のスライドドア給電用のハーネス固定具。
- 前記突起が前記リブに当接する前に前記ワイヤハーネスが前記ハーネスガイド壁に当接することを特徴とする請求項3記載のハーネス固定具。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載のスライドドア給電用のハーネス固定具を車両ボディに設け、前記スライドドアにハーネスプロテクタを設け、該ハーネス固定具から導出した前記ワイヤハーネスを該ハーネスプロテクタの横長の開口部から該ハーネスプロテクタ内に湾曲状に収容しつつ該スライドドア内に導出させたことを特徴とするスライドドア給電用のハーネス固定具を用いた給電構造。
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