JP2004277158A - シート処理装置、およびシート束整合方法 - Google Patents

シート処理装置、およびシート束整合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙束の厚みが異なった場合であっても、適度な搬送力を安定して与え、用紙揃え精度を向上させる。
【解決手段】搬送される用紙をコンパイルトレイ105にて受け入れてスタックし、このコンパイルトレイ105に対してスタックされる用紙について、その後端を縦基準壁であるエンドウォール151にて揃えて用紙の整合を行い、縦方向揃え部110では、コンパイルパドル111に対して所定の搬送力を付与して、用紙をエンドウォール151に押し当てており、この縦方向揃え部110のコンパイルパドル111は、コンパイルトレイ105にスタックされる用紙の厚み方向に対して基準位置を変える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置から排出される用紙(シート)を処理するシート処理装置に係り、より詳しくは、用紙のセット機構を備えたシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みの用紙(シート)を受け入れ、所定の後処理を施すシート処理装置が、近年、広く用いられている。これは、画像形成装置のオンライン化と共に、画像形成装置による記録の高生産性が進み、画像形成後の記録紙に対してステープル綴じ、パンチ(丸穴開け)、紙折り、などの後処理手段を装備しながら高生産性を確保する画像形成装置が一般的になってきたことによる。
【0003】
これらの後処理装置では、例えば、ステープル綴じを例に挙げると、記録済みの用紙を受け入れてステープルトレイ(コンパイルトレイ)上にスタックし、所定枚数のシート束を生成した後、ステープルユニットによるステープル綴じが実行される。このような後処理装置としては、従来、ステープルトレイに対するスタック性能を向上させるために、トレイ上に所定の規制部材をシートの厚み方向に設ける技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−130338号公報(第8−9頁、図11)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、この特許文献1では、用紙の後端をガイドする規制押圧部材が設けられ、この規制押圧部材がステープルトレイに積載される用紙の枚数に応じて、用紙束の厚み方向に移動させる技術が示されている。かかる公報によれば、積載用紙の枚数が変わった場合でも、丸まった用紙の揃え状態を良好にすることができると記載されている。
【0006】
しかしながら、例えば定着部によって加熱され押圧されて引き伸ばされた用紙について、単に規制押圧部材の厚み方向を変えた程度では、収容性能を向上させることはできない。ステープルトレイなど排紙(画像形成された出力紙)をスタックするトレイにおいて、用紙揃えを向上させるためには、適度な搬送力を安定して用紙に与えることが好ましく、かかる課題については特許文献1では何ら触れられていない。特に、近年、画像形成装置のオンライン化が進み、画像形成された出力紙を大量にスタックすることが望まれてきており、このような大量な用紙に対して紙揃えを実施しようとすると、少枚数の用紙束の厚みと大容量(多枚数)の用紙束の厚みとの違いによって紙揃え力が安定せず、用紙揃え不良が発生してしまう。
【0007】
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、用紙束の厚みが異なった場合であっても、適度な搬送力を安定して与え、用紙揃え精度を向上させることにある。
また他の目的は、カールや膨らみなどの強い用紙に対しても、高い整合性を維持することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明が適用されるシート処理装置は、搬送されるシートをコンパイルトレイにて受け入れてスタックし、このコンパイルトレイに対してスタックされるシートについて、その後端を縦基準壁にて揃えてシートの整合を行い、縦方向揃え部では、シートに対して所定の搬送力を付与して、シートを縦基準壁に押し当てる。この縦方向揃え部は、コンパイルトレイにスタックされるシートの厚み方向に対して基準位置を変えている。
【0009】
ここで、この縦方向揃え部は、シートの表面に接触しながら回動する部材、より具体的には、シートの表面に接触しながら回動するパドル部材とすることができる。また、縦方向揃え部における基準位置は、コンパイルトレイに積載されるシートの枚数に応じて変わること、より具体的には、少枚数のシートがコンパイルトレイに積載された状態である下位置と、所定枚数以上の多枚数のシートが当該コンパイルトレイに積載された状態である上位置とで基準位置を変えている。更に、この縦方向揃え部は、設定されたシート揃え位置にてシートを縦基準壁に向けて搬送し、所定のシート搬送タイミングに合わせてシート揃え位置から一旦、シート押さえ位置に移動し、その後、シート揃え位置に復帰している。
【0010】
一方、本発明が適用されるシート処理装置では、シートの厚み方向に移動可能であり、縦基準壁に向けてシートを搬送するシート搬送手段と、このシート搬送手段におけるシートの厚み方向位置を規制する規制手段と、シート搬送手段により搬送され、縦基準壁に揃えられたシート束に対してステープル処理を施すステープル手段とを備えている。ここで、この規制手段は、シート搬送手段におけるシートの厚み方向への移動軌跡と同様な軌跡で移動する部材とすることができる。より具体的には、シート搬送手段が回動する軸と同軸に設けられる略円盤状の部材とし、シートの表面に当接した際にはシートの移動と略同等に部位が変位することを特徴とすることができる。更に、この規制手段は、シートの厚みによって異なった部材を用いてシート搬送手段のシートの厚み方向を規制することを特徴とすることができる。
【0011】
他の観点から把えると、本発明が適用されるシート処理装置は、第1の規制部材によって、コンパイルトレイに供給され一つのシート束を形成するn枚目(nは2以上の整数)のシートの表面に当接して、シート束の厚み方向を規制し、第2の規制部材によってこのn枚目のシートの1枚前にコンパイルトレイに供給されたn−1枚目のシートの表面に当接して、シート束の厚み方向を規制している。より詳しくは、この第1の規制部材は、このシート搬送手段による搬送動作位置の近傍に設けられる。このシート搬送手段は、コンパイルトレイに供給されるシートの後端を基準壁に向けて搬送している。また、この第2の規制部材は、コンパイルトレイに供給されるシートの後端を揃える基準壁の近傍に設けられる。更に、この第2の規制部材は、コンパイルトレイに供給されるn枚目のシートが到達する前にn−1枚目のシートの表面から退避することを特徴としている。
【0012】
また、本発明は、縦基準壁に向けてシートを搬送するシート搬送手段と、このシート搬送手段の近傍に設けられ、所定枚数のシートが排出される毎にシート束の上面を押圧する第1の規制部材と、縦基準壁の近傍に設けられ、所定枚数のシートが排出される毎にシート束の上面を押圧する第2の規制部材とを含んでいる。ここで、このシート搬送手段は、コンパイルトレイに所定枚数のシートが積載された際に、シート厚み方向にてシート束から退避する方向に基準位置を変え、第1の規制部材および第2の規制部材は、シート搬送手段が変えた基準位置を基準としてシート厚み方向に向けて変位することを特徴とすることができる。
【0013】
更に、他のカテゴリから把えると、本発明は、搬送されるシートをスタックするコンパイルトレイにて、このコンパイルトレイに受け入れられたシートの後端を揃えてシート束を形成するシート束整合方法であって、回転部材をシートの表面に押し当て、シートの後端を揃える基準壁に向けてシートを搬送するステップと、コンパイルトレイに供給されるシートの枚数をカウントするステップと、カウントされるシートが所定枚数を超えた場合に、シートの厚み方向に対して回転部材の基準位置を変えるステップとを含む。ここで、変えられる基準位置は、シートの厚み方向に対してシートから離れる方向に変えられ、基準位置が変えられた後、所定のタイミングで、シートの厚み方向に対して近寄る方向および離れる方向を繰り返すことを特徴とすれば、カールなどを有するシートの整合性を良好に保つことができる点で好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態が適用されるシート処理装置の全体構成を示した図である。 シート処理装置(用紙処理装置)2は、例えば、電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1に接続され、後処理装置として用いられる。このシート処理装置2は、画像形成装置1に接続されるトランスポートユニット3、このトランスポートユニット3にて取り込まれたシート(用紙)に対して折り処理を施す折りユニット4、この折りユニット4を通過したシートに対して所定の最終処理を施すフィニッシャ5、冊子の表紙などの合紙を供給するインターポーザ6、シート処理装置2の各機構部を制御する制御部7を備えている。尚、制御部7は、図1では、フィニッシャ5の筐体内に設けられているが、他のユニットの筐体内に設けることも可能である。また、画像形成装置1本体内に全ての制御機能を集約させるように構成することもできる。
【0015】
これらの各ユニットにて構成されるシート処理装置2を機能で分割すると、フィニッシャ5に設けられ、用紙束を生成してステープル綴じを実行するステープル機能部10、フィニッシャ5に設けられ、用紙束を中綴じして製本する中綴じ製本機能部30、折りユニット4に設けられ、シートに対して内三折り(C折り)や外三折り(Z折り)を施す折り機能部50、例えばフィニッシャ5に設けられ、2穴や4穴の穴あけ(パンチ)を施すパンチ機能部70、およびインターポーザ6などで構成され、用紙束の表紙に用いられる厚紙や窓空き用紙などの合紙を供給する合紙機能部80を有している。
【0016】
次に、本実施の形態における特徴的な構成である、ステープル機能部10について詳述する。
図2は、ステープル機能部10を示した構成図である。ステープル機能部10は、搬送される用紙をガイドする搬送ガイド101,102、用紙を検知して各機構部の動作を制御するための信号を出力するコンパイルイクジットセンサ103、搬送ガイド101,102の間を通って搬送された用紙を排出(搬送)する搬送ローラ対104、搬送ローラ対104により排出された用紙を積載するコンパイルトレイ105を備えている。また、ステープル綴じされた冊子を排出する排出トレイ109が設けられている。コンパイルトレイ105には、縦方向揃え(用紙搬送方向揃え)の基準壁となる縦基準壁(後述するエンドウォール151)が用紙排出方向と反対方向に設けられている。また、コンパイルトレイ105には、横方向揃え(用紙搬送方向と直交する方向)の基準壁となる横基準壁(図示せず)が、例えば装置の手前側(フロント側)に設けられている。
【0017】
また、各機能を実行する機構部として、コンパイルトレイ105に供給される用紙について、縦方向(用紙搬送方向)の用紙揃えを実行する縦方向揃え部110、縦方向揃え部110による用紙搬送方向(縦方向)の用紙揃えを補助する縦揃え補助部120、用紙束の整合性を良くするために、ステープル綴じを実行する際、用紙束を押さえると共に、ステープル綴じが終了した後の用紙束を排出する用紙束支持・排出部130、コンパイルトレイ105に供給される用紙について、用紙搬送方向に直交する方向(横方向)に対して用紙揃えを実行する横方向揃え部140、縦方向の用紙揃えに際して壁となって用紙揃えを行うエンドウォール151を含み、このエンドウォール151を駆動させる機構を有するエンドウォール部150、ステープルヘッド161を備え、コンパイルトレイ105に供給された用紙束に対してステープル綴じを施すステープル機構部160、コンパイルトレイ105内の用紙を支えるガイドであるシェルフ171を含み、このシェルフ171を駆動させる機構を有するシェルフ機構部170を備えている。
【0018】
まず、縦方向揃え部110について説明する。
縦方向揃え部110は、コンパイルトレイ105に順次、供給される用紙をエンドウォール151に押し当てるコンパイルパドル111、コンパイルパドル111を上下動(リトラクト/アドバンス動作)させるコンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112、コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112に連動して回動やスライドをするリンク113,114、カールの強い用紙を押さえる等、用紙揃えを助けるための規制部材として機能する第1規制ガイド(第1の規制部材)115および第2規制ガイド(第2の規制部材)116を備えている。コンパイルパドル111は、例えばEPDMで形成され、1つのコンパイルパドル111に3本程度の羽根が取り付けられている。この羽根は、コンパイルトレイ105に供給される用紙の表面をたたくようにして回動しており、この回動によって用紙の後端をエンドウォール151に押し当て、この押し当てによって、用紙の後端(縦方向)揃えを実現している。
【0019】
図3は、縦方向揃え部110の各機構を説明するための斜視図である。ここでは、図面の見易さを考慮して、第1規制ガイド115を省略しているが、実際には、コンパイルパドル111と同軸に複数個(例えば3個乃至4個)、設けられている。コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112の軸には、バネ117が設けられている。コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112およびバネ117の作用によってコンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112の軸が図の(A)方向に移動すると、リンク113は(B)方向に回動し、リンク114は(C)方向にスライドする。これらリンク113,114の動きによって、例えば、積載される用紙の枚数等、用紙束の厚さ等に基づき、必要なタイミングにて、コンパイルパドル111を上下動させることができる。一方、第2規制ガイド116は、リンク114の(C)方向の動作に連動して、(D)方向に回動する。これによって、カールの強い用紙の後端を押さえ込むことが可能となる。尚、縦方向揃え部110の構成および動作については、後に詳述する。
【0020】
次に、縦揃え補助部120について説明する。
図2に示す縦揃え補助部120は、コンパイルトレイ105に供給される用紙をエンドウォール151に押し当てる動作を補助するサブパドル121、例えば、用紙枚数が所定枚数(50枚)になった時点でサブパドル121の位置を上昇させる等、サブパドル121を上下動(リトラクト/アドバンス動作)させるサブパドルアップ/ダウンソレノイド122、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122に連動してサブパドル121を上下動させるリンク123,124を備えている。サブパドル121は、コンパイルパドル111と同様に、例えばEPDMで形成され、1つのサブパドル121に3本程度の羽根が取り付けられている。この羽根によって、コンパイルトレイ105に供給される用紙の縦揃えを補助している。
【0021】
図4は、縦揃え補助部120の各機構を説明するための斜視図である。なお、図4に示す斜視図は、装置のリア側(IN側)から縦揃え補助部120を眺めた図を示している。縦揃え補助部120では、用紙の整合時間を短縮するため、および、新たに排出される用紙によって既にコンパイルトレイ105上で整合されている用紙の用紙揃えを乱さないために、用紙が排出されるタイミングに基づいてパドルモータ129を回転動作させてサブパドルクラッチ128を動作させ、このサブパドルクラッチ128と同軸に設けられた第1のギア127a、この第1のギア127aに噛合するように設けられた第2のギア127b、この第2のギア127bに軸(図示せず)がオフセットして取り付けられたリンク(図示せず)を介してリンク126に連動させ、リンク(図示せず)に取り付けられたサブパドル121を動作(上下動)させるようになっている。また、回転動作を実施しているパドルモータ129の駆動を受けるギア125には、軸およびギア(符号なし)を介して、サブパドル121を回転させるサブパドル駆動ベルト125aが取り付けられている。この上下動によって、コンパイルトレイ105からの用紙排出時には、用紙束の排出を妨げることのないような上止点の位置にサブパドル121が移動するように制御され、用紙揃えに搬送力が必要であるときには、搬送力を大きくするために、必要なタイミングにて、下止点の位置にサブパドル121が移動するように制御されている。
【0022】
また、縦揃え補助部120では、コンパイルトレイ105に排出される用紙が、例えば50枚を超えると、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122を吸引する。サブパドルアップ/ダウンソレノイド122の吸引により中心123aを中心として図の(G)方向にリンク123が回動し、連動するリンク124と、サブパドル121を含む全体が上方向(図の(F)方向)に動く。また、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122を開放することにより、中心123aを中心として図の(H)方向にリンク123が回動し、連動するリンク124と、サブパドル121を含む全体が下方向に動き、コンパイルトレイ105に排出される用紙が1枚から50枚までに対応する高さに動く。このようにしてサブパドル121と用紙の積載面との高さを調整することで、用紙積載量が異なった場合であってもサブパドル121による搬送力を略一定の状態に保つことができる。更に、縦揃え補助部120には、用紙用面規制ガイド127が設けられており、サブパドル121によって予定以上の搬送力が用紙に付与された場合であっても、用紙が座屈することのないように構成されている。
【0023】
次に、用紙束支持・排出部130について説明する。
図2に示す用紙束支持・排出部130は、対向ロール139に押圧し、用紙の支持と用紙束の排出を行うイジェクトロール131、例えば、Z形に折られた用紙の折部近傍を押さえ込む押さえ込みロール132を有している。この押さえ込みロール132は、イジェクトロール131よりもコンパイル方向側(用紙排出方向と反対側)に設けられ、例えばA3サイズの用紙(A3SEF)がZ形に折られてA4サイズとなったときの用紙の折部近傍を押さえ込むことができるように構成されている。イジェクトロール131および押さえ込みロール132は、回動中心137を中心として回動する。
【0024】
図5は、用紙束支持・排出部130の各機構を説明するための図である。用紙束支持・排出部130は、イジェクトロール131および押さえ込みロール132を上下動させるイジェクトクランプモータ134、イジェクトロール131を回動させるイジェクトモータ135を備えている。押さえ込みロール132は、板ばね133によって支えられている。イジェクトクランプモータ134の回転によってリンク136が回動し、図2に示す回動中心137を中心に、図5に示す(I)方向に、イジェクトロール131および押さえ込みロール132を下降/上昇させる。
【0025】
イジェクトモータ135は、イジェクトロール131を回動させて、ステープル機構部160によってステープル綴じされた後の用紙を排出方向に向かって排出する。また、本実施の形態が適用されるイジェクトモータ135は、用紙束が排出された後、空のコンパイルトレイ105に最初に用紙が搬送されるタイミングにて、排出方向と反対方向であるコンパイル方向に向かって用紙を搬送するように、イジェクトロール131を逆回転させている。
【0026】
更に、用紙束支持・排出部130は、スプリング138によって所定の押圧力で用紙を押圧している。このとき、スプリング138の圧縮伸張方向(図の(J)方向)とイジェクトロール131の移動方向(図の(I)方向)とが一致していないことから、スプリング138の圧縮または伸張によってイジェクトロール131にかかる圧力の変化を緩和させている。この結果、イジェクトロール131の用紙に対する押圧力が、積載される用紙の量によって大きく変化することを防ぐことができる。
【0027】
次に、横方向揃え部140について説明する。
図2に示す横方向揃え部140は、用紙搬送方向と直交する方向にスライドし、コンパイルトレイ105に搬入される用紙について、例えば装置のリア側からフロント側に向けて、1枚ごとに横揃えを行うタンパ141、タンパ141を往復動させる駆動源であるタンパモータ142、タンパモータ142の駆動力をタンパ141に伝達するベルト143を備えている。
【0028】
図6は、横方向揃え部140の各機構を説明するための斜視図である。横方向揃え部140は、タンパ141のホーム位置を検知するフォトセンサであるタンパホームセンサ144を備えており、このタンパホームセンサ144により検知されたホームポジションにて、タンパ141は待機状態にある。タンパ141のホームポジションは装置のリア側にあり、タンパ141は、装置のフロント側にある横基準壁(図示せず)に向けて用紙のサイドエッジを押さえつけるように機能している。この待機位置は、タンパホームセンサ144の位置に関わらず、用紙のサイズが小さい場合にはフロント側に近づいている。かかる場合に、待機位置は、タンパモータ142のステッピング制御によって決定される。横方向揃えでは、コンパイルトレイ105に対する用紙搬送のタイミングに合わせてタンパモータ142が回転し、タンパ141は、ベルト143の回動に伴って上記用紙サイズに応じた待機位置から図の(K)方向に移動する。この移動動作によって、コンパイルトレイ105に搬入される用紙に対する横揃えを可能としている。より具体的には、タンパ141に設けられた押し付け面である壁部141aを用紙のサイドエッジに押し付けることで、横基準壁(図示せず)に用紙を整合させている。
【0029】
次に、エンドウォール部150について説明する。
図7は、エンドウォール部150の各機構を説明するための斜視図である。エンドウォール部150は、縦方向揃えの基準となるエンドウォール151を備え、ステープル綴じの基準位置(縦方向)に用紙を整列させている。また、エンドウォール部150は、エンドウォール151を退避させる(開かせる)際の駆動源となるステッピングモータであるエンドウォールモータ152、エンドウォールモータ152の駆動力を伝達するベルト153、エンドウォール151の閉じた状態を検知するフォトセンサであるエンドウォールホームセンサ154、エンドウォール151の開いた状態を検知するフォトセンサであるエンドウォールオープンセンサ155、ベルト153からの駆動を受けてエンドウォール151の開閉を行う軸156、エンドウォール151の天井部151bの回動中心となる中心軸157、壁部151aに設けられ、開いた天井部151bを元の状態に戻すスプリング158を備えている。
【0030】
ここで、ステープル綴じは、積載された用紙束の角を1箇所、ステープルするシングル(1箇所綴じ)モードと、複数箇所をステープルするデュアル(2箇所)モードとを選択することができる。このシングル(1箇所綴じ)モードのときには、エンドウォール151は退避しない。デュアル(2箇所)モードのときには、ステープル動作とエンドウォール151とが干渉することから、エンドウォール151をコンパイルトレイ105の積載面から退避させることが必要である。エンドウォール151が退避のために回動する際、用紙束によって天井部151bが押され、中心軸157を介して天井部151bが開く。用紙束との接触がなくなった時点で、スプリング158によって、壁部151aとL字を形成する天井部151bが元の状態に戻り、壁部151a、天井部151bおよび底部151cによってコの字を形成することができる。この状態のまま、エンドウォール151を元の位置に戻すことで、次にコンパイルすることが必要となる用紙の受け入れが可能となる。
【0031】
次に、ステープル機構部160について説明する。
図8は、ステープル機構部160を説明するための斜視図である。ステープル機構部160は、ステープル綴じを実際に行うステープルヘッド161、ステープルヘッド161を支えるベース162、このベース162上に形成され、ステープルヘッド161が動く経路を形成するレール163、ステープルヘッド161を移動させるステッピングモータであるステープルムーブモータ164、ステープルヘッド161のホーム位置を検知するステープルムーブホームセンサ165、ステープルヘッド161の中央位置を検知するステープルセンターポジションセンサ166を備えている。
【0032】
前述のシングル(1箇所綴じ)を行う際には、ステープルヘッド161は、ステープルムーブホームセンサ165によって検知される第1のホームポジション位置に留まって、必要なタイミングにて、順次、ステープル綴じを実行する。一方、デュアル(2箇所)を実行する際には、まず、ステープルセンターポジションセンサ166によって検知される第2のホームポジション位置に待機している。その後、コンパイルトレイ105に一纏まりの用紙が積載され、エンドウォール151が開いた後に、ステープルムーブモータ164を駆動させてステープルヘッド161をステープル位置まで移動させ、2箇所にステープル綴じを施すように機能している。
【0033】
次に、シェルフ機構部170について説明する。
図9は、シェルフ機構部170を説明するための斜視図である。シェルフ機構部170は、コンパイルトレイ105内の用紙を支えるガイドであるシェルフ171、このシェルフ171を駆動するステッピングモータであるシェルフモータ172、シェルフモータ172からの駆動力を受けてシェルフ171を図の(N)方向にスライドさせるラック&ピニオン機構173、シェルフ171のホーム位置を検出するフォトセンサであるシェルフホームセンサ174を備えている。
【0034】
このシェルフ171は、コンパイルトレイ105内の用紙を支えるために、用紙搬送方向(用紙排出方向)に対して所定の長さが必要である。この所定の長さをもったコンパイルトレイ105の先をそのまま排出口とすると、図2に示す排出トレイ109がシート処理装置2から大きく突出してしまう。そこで、用紙束を排出する際には、用紙排出方向と反対方向にシェルフ171を引っ込めるように構成した。これによって、装置全体を小型化することが可能となる。
【0035】
次に、図1〜図9を用いて説明したステープル機能部10の一連の動作について、これらの図を用いて説明する。
画像形成装置1より画像形成された用紙(シート)は、図2に示す搬送ガイド101,102の間を通り、用紙排出手段を構成する搬送ローラ対104によりコンパイルトレイ105に供給される。供給された用紙は、縦方向揃え手段を構成する縦方向揃え部110のコンパイルパドル111および縦方向揃え補助手段を構成する縦揃え補助部120のサブパドル121により、縦基準壁であるエンドウォール151に寄せられる。このとき、横揃え手段を構成する横方向揃え部140のタンパ141により、コンパイルトレイ105の例えばフロント側に設けられた横基準壁(図示せず)に寄せられる。この動作を繰り返すことによって、コンパイルトレイ105の上面にて用紙は整然と集積される。
【0036】
縦方向揃え手段を構成する縦方向揃え部110では、図2に示すように、コンパイルパドル111を常時、回転させ、コンパイルトレイ105に供給される用紙の上面に当接して、用紙の後端側エッジ(リアエッジ)をエンドウォール151に押し当てている。このとき、前述のように、コンパイルトレイ105に積載される用紙が所定の厚み以上となったとき(例えば50枚を超えたとき)には、コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112を動作させて、コンパイルパドル111を上昇させることで、コンパイルパドル111による搬送力が適度な状態に保たれる。
【0037】
一方、縦方向揃え補助手段を構成する縦揃え補助部120では、図4を用いて説明したように、用紙が供給される毎に、サブパドル121を上止点の位置から下止点の位置に移動させている。サブパドル121は常時、図2に示す右回り(時計回り)の方向に回転しており、下止点の位置への移動動作に伴い、用紙をエンドウォール151に押し当てる縦方向揃えを補助している。また、コンパイルトレイ105に積載される用紙が所定の厚み以上となったとき(例えば50枚を超えたとき)には、サブパドルアップ/ダウンソレノイド122を動作させて、サブパドル121の下止点の位置を上昇させることで、サブパドル121による搬送力が適度な状態に保たれる。
【0038】
ここで、横揃え手段を構成する横方向揃え部140では、用紙が供給される際、供給される用紙の奥エッジより更に奥に位置するサイズ位置に待機している。待機位置は、前述のように、図6に示すホームポジション位置である場合の他、搬送される用紙の主走査方向長さ(用紙搬送方向に直交する方向の長さ)が短い用紙が搬送される場合には、ホームポジション位置よりもフロント側に近い位置にある。搬送ローラ対104により用紙の後端が排出された後に、タンパ141が横基準壁方向に移動し、「横基準壁からタンパ141までの距離≦主走査方向長さ」となる位置で停止する。その後、再度、サイズ位置に戻る。この動作を、用紙がコンパイルトレイ105に供給される毎に繰り返すことで、横揃えを可能としている。
【0039】
その後、用紙束を形成する必要枚数の用紙が積載されて整合された後、用紙束支持・排出部130のイジェクトクランプモータ134(図5参照)が動作し、押さえ込みロール132およびイジェクトロール131が下降して、用紙面上に当接し、用紙束を押さえて支持する。そして、シングル(1箇所綴じ)モードの場合には、ステープルヘッド161に設けられたステープルモータ(図示せず)を動作させ、用紙束に対してステープル綴じを施す。その後、イジェクトモータ135(図5参照)が回転し、イジェクトロール131が排出方向に回転することで、用紙束(冊子)を排出トレイ109に向けて排出する。このとき、シェルフ機構部170では、図9に示したシェルフモータ172を動作させ、シェルフ171を引っ込める方向にスライドさせている。
【0040】
一方、デュアル(2箇所)モードの場合には、押さえ込みロール132およびイジェクトロール131が下降し、用紙束が押さえられて支持された後、エンドウォール部150のエンドウォールモータ152(図7参照)が動作する。これによって、エンドウォール151が回動され、コンパイルトレイ105からエンドウォール151が退避される。ここで、デュアル(2箇所)モードの場合、ステープルヘッド161はステープルセンターポジションセンサ166(図8参照)の位置に待機しているが、エンドウォール151が退避した後、ステープル機構部160のステープルムーブモータ164(図8参照)が駆動し、ステープルヘッド161をステープル位置に移動して、2箇所にステープル綴じが施される。その後、シングル(1箇所綴じ)モードの場合と同様にして用紙束(冊子)が排出トレイ109に排出される。
【0041】
以上、説明したようなステープル機能部10の構成によって、所定枚数の用紙を揃え、ステープル綴じを実行することが可能である。しかしながら、例えば、ステープル機構部160におけるステープル動作や横方向揃え部140の横揃え動作などのために、後処理の時間が多く必要となる場合があり、そのままでは、コンパイルトレイ105からステープル後の用紙束が排出される前に、コンパイルトレイ105に対して次のコンパイルのための用紙が供給されてしまう。例えば、横方向揃え部140では、最後の用紙が供給された後、最後の横揃えに際して、タンパ141を2度、動かしており、即ち、一度進んだ後に一回戻してから再度、たたくようにタンパ141を動かすことで、横揃えの品質を向上させている。かかる機能を採用したような場合には、横揃えに対する時間が多く必要となるが、全体の生産性を低くすることは好ましくない。そこで、本実施の形態では、コンパイルトレイ105に対して用紙を供給する前の搬送路に、用紙を重ねて時間を稼ぐバッファ部を設けるように構成している。
【0042】
図10は、シングル(1箇所綴じ)モードが選択された場合における、ステープル機能部10の動作を示すタイミングチャートであり、制御部7によって制御されている。図10では、コンパイルトレイ105に用紙が供給される際におけるコンパイルイクジットセンサ103のタイミングが最下段に示されており、バッファコンパイル方式が採用された場合では、最初のタイミングで、1枚目および2枚目の用紙がコンパイルトレイ105に供給される。この用紙束の最初の用紙がコンパイルトレイ105に供給される場合、用紙束排出兼挟持手段を構成する用紙束支持・排出部130のイジェクトロール131は、対向ロール139と共に、重ねて供給される用紙を搬送ローラ対104より受け取る。用紙後端が搬送ローラ対104から抜け出た後、イジェクトモータ135は、排出方向からコンパイル方向に回転を切り替え、イジェクトロール131と対向ロール139とを排出方向とは逆のコンパイル方向に逆転させる、所謂逆転動作を実施する。この逆転動作によって、コンパイルパドル111によりコンパイルトレイ105の底面に掻き落とされた用紙の後端を、縦基準壁であるエンドウォール151に向けて強制搬送することができる。
【0043】
次に、用紙の後端が、コンパイルパドル111とコンパイルトレイ105の底面とが接触する位置にほぼ達した位置にて、図10に示すように、イジェクトクランプモータ134がオフになり、イジェクトロール131が用紙の狭持を終了するように制御されている。イジェクトロール131による用紙の狭持が終了するタイミングに合わせて、タンパモータ142の動きによって、タンパ141がスライド移動し、横基準壁に用紙が寄せられる。その後、用紙束の最後の用紙に対して、横揃え手段である横方向揃え部140は、横基準壁からタンパ141の面までの距離をD1、供給される用紙について用紙搬送と直交するサイズをD2とすると、
D1 ≦ D2
となる位置で停止後、ステープルヘッド161のステープルモータの駆動によるステープル綴じ作業を実施した後、サイズ位置に戻る動作を実施する。
【0044】
尚、最後の用紙が供給された後、タンパモータ142は、一旦、タンパ141を用紙のエッジから所定の距離まで離した後、再度、用紙のエッジに向けて移動し、再度タンピングを実行している。即ち、D1≦D2となる位置で停止後、D1>D2となるように、一旦、基準壁から離れ、再度、D1≦D2となる位置に移動した後に、ステープル綴りを実施するように制御されている。これによって、最後の用紙が供給された際の用紙整合性を向上させることができる。
【0045】
このようにして、ステープル綴りを終了した後、イジェクトクランプモータ134がONされ、イジェクトロール131が用紙束狭持位置に移動し、用紙束を排出する。このとき、シェルフモータ172が動作し、シェルフ171を引っ込め、用紙束が排出された後、シェルフ171を出して待機し、次にコンパイルトレイ105に供給される用紙束のコンパイルに備えている。
【0046】
次に、本実施の形態における特徴的な構成である、縦方向揃え部110の動作について詳述する。
図11(a),(b)は、縦方向揃え部110における基本的な上下動作を説明するための図である。縦方向揃え部110は、前述したように、コンパイルトレイ105に供給される用紙の後端を、縦基準壁を構成するエンドウォール151(図2参照)に押し当てる機能を有する。そのために、供給される用紙の表面をコンパイルパドル111に接触させ、回転するコンパイルパドル111の搬送力によってエンドウォール151に向けて用紙を搬送することで、用紙の縦揃えを可能としている。ここで、コンパイルパドル111の搬送力が大きすぎる場合には、エンドウォール151の壁部151aに押し当てられた用紙が座屈してしまう。また、搬送力が小さすぎる場合には、整合に時間がかかり、エンドウォール151の壁部151aに用紙を押し当てる前に、次の用紙が供給されてしまう等、用紙の整合性が悪化してしまう。そのために、コンパイルパドル111による用紙の搬送力は、ある一定の範囲内に留めることが望ましい。
【0047】
従前の機械においては、コンパイルトレイ105に集積される用紙の枚数がそれほど多くはないことから、コンパイルパドル111による用紙の搬送力が大きく変動することはなかった。しかしながら、ステープラ綴じの大容量化要求に伴い、コンパイルトレイ105に集積される用紙の枚数が多くなると、積載用紙の厚さが増し、コンパイルパドル111と用紙表面との距離が短くなって、実質的な搬送力が極端に大きくなってしまう。そこで、本実施の形態では、コンパイルトレイ105に積載される用紙束の厚さに応じて、コンパイルパドル111を上下させ、用紙束との接触量、接触圧を変化させるように構成している。ここでは、図11(a)に示すように、積載される用紙(普通紙)の枚数が50枚(t=50)まではコンパイルパドル111を下げて(ダウンさせて)、第1の状態を維持するように構成し、図11(b)に示すように、積載される用紙(普通紙)の枚数が50枚を超えたときに、コンパイルパドル111を上げて(アップさせて)、第2の状態に移行するように構成した。図11(b)では、100枚がコンパイルトレイ105に積載された状態(t=100)が示されている。
【0048】
より具体的には、図2に示すコンパイルイクジットセンサ103の検出信号に基づき、コンパイルトレイ105に積載される用紙の枚数が制御部7によってカウントされ、50枚に達した時点で、制御部7はコンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112に対して動作指示を出す。かかる動作指示を受けて、コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112は、規制板状部材119によって位置が決定される図11(a)に示す状態から、図11(b)に示す状態へと、軸112aを図のa方向へと引っ張る。軸112aの移動により、連結されているリンク113が中心軸113aを中心として図のb方向に回動し、この回動に伴って、リンク114を図のc方向に移動させる。リンク114の移動によって、コンパイルパドル111も図のc方向に移動する。かかる移動、即ち、コンパイルトレイ105からの上昇によって、積載される用紙の枚数が増えた場合であっても、コンパイルパドル111による適度な搬送力を安定して提供することができる。
【0049】
尚、このコンパイルパドル111の上昇時には、第1規制ガイド115および第2規制ガイド116も上昇する。第1規制ガイド115は、コンパイルパドル111と同軸に設けられていることから、コンパイルパドル111の上下動に追従して上下動する。第2規制ガイド116は、図11(a)に示すように、リンク114の一部から伸びるリンク118に連結されており、また、その一端には、搬送ガイド102から伸びる所定の固定位置を中心として回動するためのピポット116aを備えている。図11(b)に示すように、リンク114が図のc方向へ移動することによって、リンク118が図のd方向に引っ張られる。このリンク118の移動によって、第2規制ガイド116は、ピポット116aを中心として図のd方向に回動し、第2規制ガイド116が跳ね上がった状態となる。
【0050】
このようにして、積載される用紙の枚数によりコンパイルパドル111をアップ/ダウンさせ、用紙束の厚み方向に移動させることで、適度な搬送力を維持することができる。しかしながら、画像形成装置1の定着部を経て排出される用紙は、カールや波打ちなどが激しい場合も多く、例えば用紙の枚数が2倍に増えても、単に厚さが2倍になるものではない。特に、用紙の後端などにてカールが大きい場合には、例えば、用紙の枚数が2倍になると厚さが2.5倍程度になる場合もある。このような場合には、用紙をエンドウォール151の壁部151aに押し当てるために、かなり大きな搬送力が必要となる。その一方で、そのまま大きな搬送力を、エンドウォール151の壁部151aに押し当てられた後の用紙に付与すると、座屈などのトラブルが起き易い。また、大きな搬送力は、コンパイルパドル111の回転に際してモータ(図示せず)の負荷を増大させてしまう。そこで、本実施の形態では、用紙の積載枚数がある一定以上になった時点で、用紙の搬送タイミングによってコンパイルパドル111のアップ/ダウン、第1規制ガイド115および第2規制ガイド116のアップ/ダウンを極め細かく制御し、用紙の整合性を更に向上させている。
【0051】
図12(a),(b)は、積載される用紙の枚数が所定量(例えば普通紙50枚)を超えたときに、第2の状態に移行した際に行われるアップ/ダウンの動作を説明するための図である。図12(a)は、例えば普通紙50枚以上の第2の状態における通常の上位置への移動を示し、通常の用紙揃え位置(シート揃え位置)へ移動した状態を示している。図12(b)は、例えば普通紙50枚以上の第2の状態において、積載される用紙の5枚ごとに行われる下位置(シート押さえ位置)への移動を示している。図11を用いて説明したように、用紙の枚数が所定量を超えると、図12(a)に示す上位置へ移動する。これによって、搬送力は所定の範囲に維持できるが、搬送される用紙はカール等で空気が入り、ふわっとした(柔らかな)状態で積載される。そのために、かかる用紙を充分に搬送するために、例えば5枚に1回など、図12(b)に示す状態、即ち、コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド112の吸引を解除し、バネ117の伸びによって軸112aを図のs方向へと押し出す。軸112aの移動により、連結されているリンク113が中心軸113aを中心として図のt方向に回動し、この回動に伴って、リンク114を図のu方向に移動させる。リンク114の移動によって、コンパイルパドル111も図のu方向に移動する。かかる移動、即ち、用紙束の厚み方向を狭める方向に向かって移動することで、カール等により膨らんだ用紙に対して、コンパイルパドル111による適度な搬送力を確保している。
【0052】
このとき、本実施の形態では、第1規制ガイド115および第2規制ガイド116も下位置へ移動する。第1規制ガイド115は円盤状の部材であり、コンパイルパドル111の回動軸と同軸にて配置されている。この第1規制ガイド115は、用紙に接していない状態(図12(a)に示す状態)では、適度な摩擦力でコンパイルパドル111の回転に連れられて回っている。図12(b)に示す用紙の表面に接触している状態では、用紙の移動に連れられて回動している。即ち、用紙上面と円盤状の外周が接した場合には、用紙上面の移動速度と略同等に接触部位が変速する。このようにして、第1規制ガイド115は、バネ117によって得られる適度な圧力で用紙に接触することで、カール等によってばらつく用紙の表面を適度に押さえることができる。
【0053】
また、用紙の表面に接触することで、用紙の表面とコンパイルパドル111との距離が一定以下となることを防ぐことも、この第1規制ガイド115の重要な機能である。即ち、図11(a)に示すように、コンパイルトレイ105に積載される用紙の枚数が少ない(少枚数の)場合には、コンパイルパドル111の最下位置は規制板状部材119によって決定されるが、用紙束が大量(多枚数)になり、用紙束の厚さが増えてくると、第1規制ガイド115によってコンパイルパドル111が押し上げられ、第1規制ガイド115によって縦揃え手段であるコンパイルパドル111の最下位置が決定される。これによって、用紙束の表面に対してコンパイルパドル111が下がり過ぎることがなく、モータにて、過負荷によって制御パルスとモータの回転の同期を失う「脱調」を抑制し、また、過負荷を防ぐことで、用紙整合を阻害することがない。
【0054】
一方、第2規制ガイド116は、例えば5枚に1回行われる、図12(b)に示す下位置への移動では、リンク114が図のu方向の移動することによって、リンク118が図のv方向へ押される。このリンク118の移動によって、第2規制ガイド116は、ピポット116aを中心として図のw方向に回動し、第2規制ガイド116が用紙の後端(用紙の縦基準壁側の端)を押さえている。第2規制ガイド116は、縦基準壁側の用紙束厚さを定めるものであり、この動作によって、カールの強い用紙を整合させることが可能となる。尚、この第2規制ガイド116は、用紙束の厚さが規定量以上に厚くなると、回動を余儀なくされ、リンク118、およびリンク114を押し上げ、コンパイルパドル111を用紙束から離す方向にこのコンパイルパドル111を動かす。即ち、第1規制ガイド115と同様に、用紙束が厚くなってきたときのコンパイルパドル111の最下位置を決定している。
【0055】
このように、第1規制ガイド115および第2規制ガイド116は用紙(シート)束を叩くことで、カールなどによって空気を含んで積載される用紙束の跳ね上がりを規制する機能を有するとともに、コンパイルパドル111の位置を規制する規制手段としての役割を担っている。またこの規制手段としては、コンパイルパドル111の最下位置を規制する規制板状部材119も含まれる。即ち、規制板状部材119や、第1規制ガイド115および第2規制ガイド116を含む規制手段は、シートの厚みによって異なった部材を用いてシート搬送手段を構成するコンパイルパドル111のシート厚み方向を規制している。
【0056】
ここで、図12(a)と図12(b)との間の移動タイミングであるが、搬送の1枚ごと(毎回)であると騒音などに悪影響を及ぼす場合があると共に、電力の消費も大きくなることから、効果の高いレベルとして、数枚の搬送に1回(例えば5枚に1回)程度が好ましい。また、図12(b)に示す下位置への移動は、コンパイルトレイ105にn枚目の用紙(nは2以上の整数)が供給された際の所定のタイミングで行われ、図12(a)に示す上位置への移動は、再上位の用紙(n枚目)が第2規制ガイド116に接する直前のタイミングで行われる。このようなタイミングによって上下動することで、厳密には、第1規制ガイド115は、コンパイルトレイ105に供給された最も新しい用紙(n枚目)の用紙挙動を規制し、あるいは、1枚前(n−1枚目)の用紙挙動を規制し、第2規制ガイド116は、最も新しい用紙(n枚目)の1枚前(n−1枚目)の用紙挙動を規制しているものと言える。第1の規制ガイド115がn−1枚目の用紙を規制していても全く問題はない。
【0057】
尚、図12(a)に示す上位置(用紙揃え位置)から、図12(b)に示す下位置へ移動し、また、図12(a)に示す上位置(用紙揃え位置)へ移動するタイミングとしては、横揃え手段の1つを構成するタンパ141(図2、図6参照)によって用紙が横基準壁(図示せず)に寄せられるまでに、これらの動作が終了するものが好ましい。このように制御されることで、横方向揃え部140による横方向揃えに障害を与えることがない。即ち、排出中の用紙(n枚目)が第2規制ガイド116に接する前のタイミングで図12(a)に示す上位置への移動が行われ、n−1枚目の用紙が縦および横の揃えを終了しているタイミングで図12(b)に示す下位置への移動が行われる。
【0058】
また、第2規制ガイド116は、縦基準壁である、エンドウォール151の壁部151aの近傍に配置されており、ステープル機構部160によるステープル作業に際して、用紙後端のカールなどが激しい場合に、有効に機能している。また、第1規制ガイド115および第2規制ガイド116は、用紙搬送方向と直交する方向に、コンパイルトレイ105のほぼ全域をカバーできるように、複数箇所(例えば3〜4箇所)に配置されている。これによって、一般にカールなどが強い、用紙後端や用紙の端部(角部)に対して、整合を良好に行うことができる。
【0059】
図13は、上述した機能を実現するために、制御部7にて実行される処理を示したフローチャートである。制御部7では、指定された規定部数のステープル冊子を作成するにあたり、コンパイルイクジットセンサ103によってコンパイルトレイ105に供給される用紙を検出する(ステップ201)。例えば、このコンパイルイクジットセンサ103からの信号によって、コンパイルトレイ105に供給される用紙の枚数をカウントすることができる。制御部7は、コンパイルパドル111を所定のタイミングで回転させる(ステップ202)。この回転は、常時回転させて構わない。その後、制御部7では、コンパイルトレイ105に供給された用紙が、予め定められた枚数、例えば50枚を超えたか否かが判断される(ステップ203)。50枚以上になった場合には、コンパイルパドル111、規制部材である第1規制ガイド115および第2規制ガイド116を上昇させる(ステップ204)。50枚に達するまでは、下降位置のまま、コンパイルパドル111による搬送動作が継続される。
【0060】
その後、制御部7は、所定枚数、例えば5枚のカウントを行う(ステップ205)。5枚カウントが終了すると、コンパイルパドル111、規制部材である第1規制ガイド115および第2規制ガイド116を下降させ(ステップ206)、下位置にて、コンパイルパドル111による用紙の搬送が行われ、例えば、用紙の後端が第2規制ガイド116に接触する直前などの所定のタイミングでコンパイルパドル111、規制部材である第1規制ガイド115および第2規制ガイド116を上昇させる(ステップ207)。この動作を繰り返し、シート束としての規定枚数のコンパイルが終了したか否かが判断される(ステップ208)。終了していない場合には、ステップ205に戻り、終了した場合には、ステープル機構部160などによるステープル、排紙処理が行われる(ステップ209)。ここで予め定められた規定部数のシート束を生成したか否かが判断され(ステップ210)、規定部数が終了していない場合には、ステップ201に戻って処理が繰り返され、規定部数が終了した場合には、一連の処理が終了する。
【0061】
以上、詳述したように、本実施の形態によれば、コンパイルトレイ105における用紙揃えを実施する際に、供給される用紙に対して、用紙束(シート束)の厚さに対して適度な搬送力を安定して与えることが可能となり、大容量の用紙束であっても整然と揃えることが可能となる。また、用紙揃えと連動して、および、回転速度が用紙揃え速度に応じて変化可能な第1規制ガイド115を具備することにより、更に精度の高い整合性を実現できる。また更に、縦基準壁の近傍に、および/または、縦基準壁の位置まで伸びた第2規制ガイド116を具備することで、用紙後端(縦基準壁側の端)における用紙カールや膨らみなどを押さえることができ、用紙の整合性を更に強化することができる。
【0062】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、シート束の厚みが異なった場合であっても、適度な搬送力を安定して与えることができ、シート揃え精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が適用されるシート処理装置の全体構成を示した図である。
【図2】ステープル機能部を示した構成図である。
【図3】縦方向揃え部の各機構を説明するための斜視図である。
【図4】縦揃え補助部の各機構を説明するための斜視図である。
【図5】用紙束支持・排出部の各機構を説明するための図である。
【図6】横方向揃え部の各機構を説明するための斜視図である。
【図7】エンドウォール部の各機構を説明するための斜視図である。
【図8】ステープル機構部を説明するための斜視図である。
【図9】シェルフ機構部を説明するための斜視図である。
【図10】シングル(1箇所綴じ)モードが選択された場合における、ステープル機能部の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】(a),(b)は、縦方向揃え部における基本的な上下動作を説明するための図である。
【図12】(a),(b)は、積載される用紙の枚数が所定量を超えたときに、第2の状態に移行した際に行われるアップ/ダウンの動作を説明するための図である。
【図13】制御部にて実行される処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…シート処理装置、5…フィニッシャ、7…制御部、10…ステープル機能部、103…コンパイルイクジットセンサ、104…搬送ローラ対、105…コンパイルトレイ、110…縦方向揃え部、111…コンパイルパドル、112…コンパイルパドルアップ/ダウンソレノイド、113…リンク、114…リンク、115…第1規制ガイド(第1の規制部材)、116…第2規制ガイド(第2の規制部材)、117…バネ、118…リンク、119…規制板状部材、120…縦揃え補助部、130…用紙束支持・排出部、140…横方向揃え部、150…エンドウォール部、160…ステープル機構部、170…シェルフ機構部

Claims (19)

  1. 搬送されるシートを受け入れてスタックするコンパイルトレイと、
    前記コンパイルトレイに対してスタックされるシートの後端を揃えてシートの整合を行う縦基準壁と、
    前記コンパイルトレイにスタックされるシートの厚み方向に対して基準位置を変え、当該コンパイルトレイに順次供給されるシートに対して所定の搬送力を付与して、当該シートを前記縦基準壁に押し当てる縦方向揃え部と
    を含むシート処理装置。
  2. 前記縦方向揃え部は、シートの表面に接触しながら回動する部材を用いて当該シートを前記縦基準壁に向けて搬送することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記縦方向揃え部におけるシートの表面に接触しながら回動する前記部材は、パドル部材であることを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 前記縦方向揃え部における前記基準位置は、前記コンパイルトレイに積載されるシートの枚数に応じて変わることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  5. 前記縦方向揃え部における前記基準位置は、少枚数のシートが前記コンパイルトレイに積載された状態である下位置と、所定枚数以上の多枚数のシートが当該コンパイルトレイに積載された状態である上位置とであることを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。
  6. 前記縦方向揃え部は、設定されたシート揃え位置にてシートを前記縦基準壁に向けて搬送すると共に、所定のシート搬送タイミングに合わせて当該シート揃え位置から一旦、シート押さえ位置に移動し、その後、当該シート揃え位置に復帰することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  7. 搬送されるシートを受け入れてスタックするコンパイルトレイと、
    前記コンパイルトレイに対してスタックされるシートの後端を突き当ててシートの整合を行う縦基準壁と、
    シートの厚み方向に移動可能であり、前記縦基準壁に向けてシートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段における前記シートの厚み方向位置を規制する規制手段と
    を含むシート処理装置。
  8. 前記規制手段は、前記シート搬送手段における前記シートの厚み方向への移動軌跡と同様な軌跡で移動する部材であることを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
  9. 前記規制手段は、前記シート搬送手段が回動する軸と同軸に設けられる略円盤状の部材であり、シートの表面に当接した際には当該シートの移動と略同等に当接部位が変位することを特徴とする請求項8記載のシート処理装置。
  10. 前記規制手段は、シートの厚みによって異なった部材を用いて前記シート搬送手段の前記シートの厚み方向を規制することを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
  11. 前記シート搬送手段により搬送され、前記縦基準壁に揃えられたシート束に対してステープル処理を施すステープル手段とを更に含む請求項7記載のシート処理装置。
  12. 搬送されるシートを受け入れてスタックするコンパイルトレイと、
    前記コンパイルトレイに供給され一つのシート束を形成するn枚目(nは2以上の整数)のシートの表面に当接して、当該シート束の厚み方向を規制する第1の規制部材と、
    前記n枚目のシートの1枚前に前記コンパイルトレイに供給されたn−1枚目のシートの表面に当接して、当該シート束の厚み方向を規制する第2の規制部材と
    を含むシート処理装置。
  13. 前記コンパイルトレイに供給されるシートの後端を基準壁に向けて搬送するシート搬送手段を更に備え、
    前記第1の規制部材は、前記シート搬送手段による搬送動作位置の近傍に設けられることを特徴とする請求項12記載のシート処理装置。
  14. 前記第2の規制部材は、前記コンパイルトレイに供給されるシートの後端を揃える基準壁の近傍に設けられることを特徴とする請求項12記載のシート処理装置。
  15. 前記第2の規制部材は、前記コンパイルトレイに供給される前記n枚目のシートが到達する前に前記n−1枚目のシートの表面から退避することを特徴とする請求項14記載のシート処理装置。
  16. 搬送されるシートを受け入れてスタックするコンパイルトレイと、
    前記コンパイルトレイに対してスタックされるシートの後端を突き当ててシートの整合を行う縦基準壁と、
    前記縦基準壁に向けてシートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段の近傍に設けられ、所定枚数のシートが排出される毎にシート束の上面を押圧する第1の規制部材と、
    前記縦基準壁の近傍に設けられ、所定枚数のシートが排出される毎にシート束の上面を押圧する第2の規制部材と
    を含むシート処理装置。
  17. 前記シート搬送手段は、前記コンパイルトレイに所定枚数のシートが積載された際に、シート厚み方向にてシート束から退避する方向に基準位置を変え、
    前記第1の規制部材および前記第2の規制部材は、前記シート搬送手段が変えた前記基準位置を基準として前記シート厚み方向に向けて変位することを特徴とする請求項16記載のシート処理装置。
  18. 搬送されるシートをスタックするコンパイルトレイにて当該コンパイルトレイに受け入れられたシートの後端を揃えてシート束を形成するシート束整合方法であって、
    回転部材をシートの表面に押し当て、シートの後端を揃える基準壁に向けてシートを搬送し、
    前記コンパイルトレイに供給されるシートの枚数をカウントし、
    カウントされるシートが所定枚数を超えた場合に、シートの厚み方向に対して前記回転部材の基準位置を変えることを特徴とするシート束整合方法。
  19. 変えられる前記基準位置は、前記シートの厚み方向に対してシートから離れる方向に変えられ、
    前記基準位置が変えられた後、所定のタイミングで、前記シートの厚み方向に対して近寄る方向および離れる方向を繰り返すことを特徴とする請求項18記載のシート束整合方法。
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