JP2004273261A - アルカリ蓄電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】CeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有する水素吸蔵合金を用いたアルカリ蓄電池において、アルカリ電解液の量を少なくした場合においても、十分なサイクル寿命が得られるようにする。
【解決手段】正極1と、水素吸蔵合金を用いた負極2と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、少なくとも希土類元素とMgとNiとを含み、X線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金を用い、この水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Woに対するアルカリ蓄電池を活性化させた後の水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waの増加量(Wa−Wo)が0.9wt%未満、或いはこの重量比率Waが1.0wt%未満になるようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池に係り、特に、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金、具体的にはCeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有する水素吸蔵合金を用いたアルカリ蓄電池において、アルカリ電解液の量を少なくした場合においても、十分なサイクル寿命が得られるようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルカリ蓄電池として、ニッケル・カドミウム蓄電池が一般に使用されていたが、近年においては、ニッケル・カドミウム蓄電池に比べて高容量で、またカドミウムを使用しないため環境安全性にも優れているという点から、負極に水素吸蔵合金を用いたニッケル・水素蓄電池が注目されるようになった。
【0003】
そして、このようなニッケル・水素蓄電池が各種のポータブル機器に使用されるようになり、このニッケル・水素蓄電池をさらに高性能化させることが期待されている。
【0004】
ここで、このニッケル・水素蓄電池においては、その負極に使用する水素吸蔵合金として、CaCu型の結晶を主相とする希土類−ニッケル系の水素吸蔵合金や、Ti,Zr,V及びNiを含むラーベス相系の水素吸蔵合金等が一般に使用されていた。
【0005】
しかし、これらの水素吸蔵合金は、水素吸蔵能力が必ずしも十分であるとはいえず、ニッケル・水素蓄電池の容量をさらに高容量化させることが困難であるという問題があった。
【0006】
そして、近年においては、上記の希土類−ニッケル系の水素吸蔵合金にMg等を含有させて、水素吸蔵合金における水素吸蔵能力を向上させたCeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有する水素吸蔵合金を用いるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
しかし、上記のCeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有する水素吸蔵合金は、CaCu型の結晶を主相とする希土類−ニッケル系の水素吸蔵合金に比べて酸化されやすく、アルカリ電解液と反応して、アルカリ電解液が消費されるという問題があった。
【0008】
特に、近年においては、アルカリ蓄電池におけるエネルギー密度を高めて高容量化させるために、アルカリ蓄電池におけるアルカリ電解液の量を少なくすることが行われており、このようなアルカリ蓄電池において上記のような水素吸蔵合金を用いると、アルカリ電解液が消費されて不足し、サイクル寿命が大きく低下するという問題があった。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−164045号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金、具体的にはCeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有する水素吸蔵合金を用いたアルカリ蓄電池における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
【0011】
すなわち、この発明は、上記のような水素吸蔵合金を用いたアルカリ蓄電池において、アルカリ電解液が上記の水素吸蔵合金と反応して消費されるのを抑制し、アルカリ電解液の量を少なくした場合においても、十分なサイクル寿命が得られるようにすることを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明における第1のアルカリ蓄電池においては、上記のような課題を解決するため、正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、上記の水素吸蔵合金として、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金を用い、この水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Woに対して、上記のアルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが増加した量(Wa−Wo)が0.9wt%未満になるようにしたのである。
【0013】
また、この発明における第2のアルカリ蓄電池においては、上記のような課題を解決するため、正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、上記の水素吸蔵合金として、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金を用い、上記のアルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが1.0wt%未満になるようにしたのである。
【0014】
そして、上記のような水素吸蔵合金を用いた場合において、第1のアルカリ蓄電池のように、上記の水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Woに対して、アルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが増加した量(Wa−Wo)が0.9wt%未満になるようにし、或いは第2のアルカリ蓄電池のように、アルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが1.0wt%未満になるようすると、このアルカリ蓄電池を繰り返して充放電させた場合においても、水素吸蔵合金との反応によってアルカリ電解液が消費されるのが抑制されるようになる。
【0015】
このため、この発明の第1及び第2のアルカリ蓄電池においては、アルカリ蓄電池におけるエネルギー密度を高めて高容量化させるために、アルカリ電解液の量を少なくし、アルカリ電解液に対する上記の水素吸蔵合金の割合が4.3g/cc以上になるようにした場合においても、十分なサイクル寿命が得られるようになる。
【0016】
そして、水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Wo,Waが上記のような条件を満たすようにするためには、上記の水素吸蔵合金の組成やその粒径等を適切に選択する他、上記の水素吸蔵合金を予め酸化処理しておき、この水素吸蔵合金がアルカリ電解液と反応するのを抑制させるようにすることができる。
【0017】
ここで、上記の水素吸蔵合金の組成としては、例えば、組成式RE1−xMgNi(REは希土類元素から選択される1以上の元素であり、0.15≦x≦0.30、2.8≦y≦3.9、3.0≦y+a≦3.6の条件を満たす。)で表わされ、上記のMとして、酸化を抑制する作用があるAlを組成比で0.2程度含むものを用いることが好ましい。また、水素吸蔵合金の粒径が小さいと、比表面積が増大してアルカリ電解液と反応しやすくなるため、体積平均粒径が53μm以上の水素吸蔵合金を用いることが好ましい。
【0018】
また、上記のように水素吸蔵合金を予め酸化処理するにあたっては、アルカリ溶液や酸溶液を用いて処理することができ、特に、水素吸蔵合金がアルカリ電解液と反応するのを抑制させる上では、同様のアルカリ溶液を用いて処理することが好ましい。
【0019】
【実施例】
以下、この発明の実施例に係るアルカリ蓄電池について具体的に説明すると共に、比較例を挙げ、この発明の実施例のアルカリ蓄電池においては、サイクル寿命が向上することを明らかにする。なお、この発明におけるアルカリ蓄電池は下記の実施例に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
【0020】
(実施例1)
実施例1においては、希土類元素のLa,Pr及びNdと、Mgと、Niと、Alとを、合金組成が(La0.2Pr0.4Nd0.40.83Mg0.17Ni3.1Al0.2になるように混合した後、アルゴン雰囲気中においてアーク溶解し、これを冷却させて水素吸蔵合金のインゴットを作製した。
【0021】
そして、この水素吸蔵合金のインゴットを熱処理して均質化させた後、不活性雰囲気中において機械的に粉砕し、これを分級して、体積平均粒径(MV)が63.2μmになった上記の(La0.2Pr0.4Nd0.40.83Mg0.17Ni3.1Al0.2からなる組成の水素吸蔵合金粉末を得た。
【0022】
ここで、このように作製した水素吸蔵合金粉末について、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定装置(RIGAKU RINT2000システム)を用い、スキャンスピード2°/min,スキャンステップ0.02°,走査範囲20°〜80°の範囲でX線回折測定を行い、その結果を図1に示した。また、この測定結果に基づき、2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBを求めたところ、強度比IA/IBは0.602であり、CaCu型とは異なり、CeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有していた。
【0023】
また、このように作製した水素吸蔵合金粉末について、この水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woを求めた結果、この水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.063wt%であった。
【0024】
次に、上記の水素吸蔵合金粉末100重量部に対して、ポリエチレンオキシドを0.1重量部、ポリビニルピロリドンを0.1重量部、水を20重量部の割合で混合させてペーストを調製し、このペーストをニッケル鍍金を施したパンチングメタルからなる導電性芯体の両面に均一に塗布し、これを乾燥させてプレスした後、所定の寸法に切断して、負極に用いる水素吸蔵合金電極を作製した。
【0025】
一方、正極を作製するにあたっては、亜鉛を2.5wt%,コバルトを1.0wt%含有する水酸化ニッケルの表面に水酸化コバルトを5wt%被覆させた後、これに25wt%の水酸化ナトリウム水溶液を含浸させ、85℃で加熱処理した後、これを水洗し乾燥させて、上記の水酸化ニッケルの表面がナトリウム含有コバルト酸化物で被覆された正極材料を得た。
【0026】
そして、この正極材料を95重量部、酸化亜鉛を3重量部、水酸化コバルトを2重量部の割合で混合させたものに、0.2wt%のヒドロキシプロピルセルロース水溶液を50重量部加え、これらを混合させてスラリーを調製し、このスラリーをニッケル発泡体に充填し、これを乾燥させてプレスした後、所定の寸法に切断して非焼結式ニッケル極からなる正極を作製した。
【0027】
また、セパレータとしてはポリプロピレン製の不織布を使用し、アルカリ電解液としては、KOHとNaOHとLiOH・HOとが15:2:1の重量比で含まれる比重1.30のアルカリ電解液を使用して、設計容量が1800mAhになった、図2に示すような円筒型のアルカリ蓄電池を作製した。
【0028】
ここで、この実施例1のアルカリ蓄電池を作製するにあたっては、図1に示すように、正極1と負極2との間にセパレータ3を介在させ、これらをスパイラル状に巻いて電池缶4内に収容させた後、この電池缶4内に上記のアルカリ電解液を注液し、電池缶4と正極蓋6との間に絶縁パッキン8を介して封口し、正極1を正極リード5を介して正極蓋6に接続させると共に、負極2を負極リード7を介して電池缶4に接続させ、上記の絶縁パッキン8により電池缶4と正極蓋6とを電気的に分離させた。また、上記の正極蓋6と正極外部端子9との間にコイルスプリング10を設け、電池の内圧が異常に上昇した場合には、このコイルスプリング10が圧縮されて電池内部のガスが大気中に放出されるようにした。なお、上記のようにアルカリ電解液を注液するにあたっては、アルカリ電解液に対する上記の水素吸蔵合金の割合が4.3g/ccになるようにした。
【0029】
(実施例2,3)
実施例2,3においては、上記の実施例1における水素吸蔵合金粉末の作製において、水素吸蔵合金のインゴットを粉砕して分級する条件だけを変更し、実施例2では体積平均粒径(MV)が53.8μmになった上記の組成の水素吸蔵合金粉末を、実施例3では体積平均粒径(MV)が74.3μmになった上記の組成の水素吸蔵合金粉末を得た。
【0030】
ここで、実施例2及び実施例3において作製した各水素吸蔵合金粉末におけるX線回折測定の結果は、上記の実施例1において作製した水素吸蔵合金粉末と同じであり、上記の強度比IA/IBも同じ0.602であった。
【0031】
また、実施例2及び実施例3において作製した水素吸蔵合金粉末について、その水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woを求めた結果、実施例2の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.061wt%であり、実施例3の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.049wt%であった。
【0032】
そして、上記のように作製した水素吸蔵合金粉末を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例2及び実施例3のアルカリ蓄電池を作製した。
【0033】
(実施例4)
実施例4においては、上記の実施例1の場合と同様にして、体積平均粒径(MV)が63.2μmになった水素吸蔵合金粉末を得た後、この水素吸蔵合金粉末を80℃になった8規定のKOH水溶液中において3時間攪拌して、この水素吸蔵合金粉末を酸化処理し、その後、この水素吸蔵合金粉末を水洗して、アルカリを除去し、乾燥させて水素吸蔵合金粉末を得た。
【0034】
ここで、このように酸化処理した水素吸蔵合金粉末について、上記の実施例1の場合と同様にしてX線回折測定を行い、その結果を図3に示した。また、この測定結果に基づき、2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBを求めたところ、強度比IA/IBは0.536であった。
【0035】
また、上記の水素吸蔵合金粉末について、その水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woを求めた結果、この水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.493wt%であり、上記の酸化処理により水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woが実施例1のものに比べて増大していた。
【0036】
そして、上記のように作製した水素吸蔵合金粉末を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例4のアルカリ蓄電池を作製した。
【0037】
(比較例1)
比較例1においては、希土類元素のLa,Pr及びNdと、Mgと、Niとを、合金組成が(La0.2Pr0.4Nd0.40.83Mg0.17Ni3.3になるように混合した後、アルゴン雰囲気中においてアーク溶解し、これを冷却させて水素吸蔵合金のインゴットを作製した。
【0038】
そして、この水素吸蔵合金のインゴットを熱処理して均質化させた後、不活性雰囲気中において機械的に粉砕し、これを分級して、体積平均粒径(MV)が54.5μmになった上記の組成の水素吸蔵合金粉末を得た。
【0039】
ここで、このようにして得た水素吸蔵合金粉末について、上記の実施例1の場合と同様にしてX線回折測定を行い、その結果を図4に示した。また、この測定結果に基づき、2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBを求めたところ、強度比IA/IBは0.503であった。
【0040】
また、上記の水素吸蔵合金粉末について、その水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woを求めた結果、この水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.063wt%であった。
【0041】
そして、上記のように作製した水素吸蔵合金粉末を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例1のアルカリ蓄電池を作製した。
【0042】
(比較例2)
比較例2においては、希土類元素のLa,Pr及びNdと、Mgと、Niと、Alとを、合金組成が(La0.2Pr0.4Nd0.40.83Mg0.17Ni3.2Al0.1になるように混合した後、アルゴン雰囲気中においてアーク溶解し、これを冷却させて水素吸蔵合金のインゴットを作製した。
【0043】
そして、この水素吸蔵合金のインゴットを熱処理して均質化させた後、不活性雰囲気中において機械的に粉砕し、これを分級して、体積平均粒径(MV)が47.0μmになった上記の組成の水素吸蔵合金粉末を得た。
【0044】
ここで、このようにして得た水素吸蔵合金粉末について、上記の実施例1の場合と同様にしてX線回折測定を行い、その結果を図5に示した。また、この測定結果に基づき、2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBを求めたところ、強度比IA/IBは0.555であった。
【0045】
また、上記の水素吸蔵合金粉末について、その水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woを求めた結果、この水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.068wt%であった。
【0046】
そして、上記のように作製した水素吸蔵合金粉末を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例2のアルカリ蓄電池を作製した。
【0047】
(比較例3)
比較例3においては、希土類元素のLa,Pr及びNdと、Mgと、Niと、Alとを、合金組成が(La0.2Pr0.4Nd0.40.83Mg0.17Ni3.0Al0.3になるように混合した後、アルゴン雰囲気中においてアーク溶解し、これを冷却させて水素吸蔵合金のインゴットを作製した。
【0048】
そして、この水素吸蔵合金のインゴットを熱処理して均質化させた後、不活性雰囲気中において機械的に粉砕し、これを分級して、体積平均粒径(MV)が64.8μmになった上記の組成の水素吸蔵合金粉末を得た。
【0049】
ここで、このようにして得た水素吸蔵合金粉末について、上記の実施例1の場合と同様にしてX線回折測定を行い、その結果を図6に示した。また、この測定結果に基づき、2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBを求めたところ、強度比IA/IBは0.705であった。
【0050】
また、上記の水素吸蔵合金粉末について、その水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woを求めた結果、この水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woは0.055wt%であった。
【0051】
そして、上記のように作製した水素吸蔵合金粉末を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例3のアルカリ蓄電池を作製した。
【0052】
次に、上記のようにして作製した実施例1〜4及び比較例1〜3の各アルカリ蓄電池を、それぞれ180mAの電流で16時間充電させた後、60℃の温度雰囲気中に24時間放置し、その後、360mAの電流で電池電圧が1.0Vになるまで放電させて、各アルカリ蓄電池を活性化させた。
【0053】
そして、このように活性化された各アルカリ蓄電池を分解して、各アルカリ蓄電池における各水素吸蔵合金を取り出し、活性化後の各水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Waを求めると共に、当初の各水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woからの増加量(Wa−Wo)を算出し、その結果を下記の表1に示した。
【0054】
また、上記のようにして作製した実施例1〜4及び比較例1〜3の各アルカリ蓄電池を、それぞれ1800mAの電流で90分間充電させた後、1800mAの電流で電池電圧が1.0Vになるまで放電させ、これを1サイクルとし、上記の各アルカリ蓄電池の容量が安定するように、5サイクルの充放電を繰り返して行い、この時点における放電容量を初期容量として求めた。
【0055】
次いで、上記の各アルカリ蓄電池をそれぞれ1800mAの電流で電池電圧が最大値に達した後、10mV低下するまで充電させた後、1800mAの電流で電池電圧が1.0Vになるまで放電させ、これを1サイクルとして充放電を繰り返し、アルカリ蓄電池における放電容量が初期容量の80%に低下するまでのサイクル数を求め、その結果をサイクル寿命として下記の表1に示した。
【0056】
【表1】
Figure 2004273261
【0057】
この結果から明らかなように、X線回折測定による上記の強度比IA/IBが0.5以上になったCeNi型、CeNi型及びこれらに類する結晶構造を有する水素吸蔵合金を負極に用いたアルカリ蓄電池において、当初の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woに対する活性化後の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Waの増加量(Wa−Wo)が0.9wt%未満であり、また活性化後の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Waが1.0wt%未満になった実施例1〜4の各アルカリ蓄電池は、これらの条件を満たしていない比較例1〜3の各アルカリ蓄電池に比べて、サイクル寿命が大幅に向上していた。
【0058】
また、実施例1〜4のアルカリ蓄電池を比較した場合、予め酸化処理した水素吸蔵合金粉末を用いた実施例4のアルカリ蓄電池は、実施例1〜3の各アルカリ蓄電池に比べて、当初の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woに対する活性化後の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Waの増加量(Wa−Wo)がさらに少なくなって、サイクル寿命が大幅に向上していた。
【0059】
また、実施例1〜3のアルカリ蓄電池の比較した場合、使用する水素吸蔵合金の体積平均粒径(MV)が大きくなるに従って、当初の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Woに対する活性化後の水素吸蔵合金中に含まれる酸素の重量比率Waの増加量(Wa−Wo)が少なくなり、サイクル寿命も向上していた。
【0060】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明におけるアルカリ蓄電池においては、水素吸蔵合金として、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金を用いた場合において、上記の水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Woに対して、アルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが増加した量(Wa−Wo)が0.9wt%未満になるようにし、或いはアルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが1.0wt%未満になるようしたため、このアルカリ蓄電池を繰り返して充放電させた場合においても、水素吸蔵合金との反応によってアルカリ電解液が消費されるのが抑制されるようになった。
【0061】
この結果、この発明におけるアルカリ蓄電池においては、アルカリ蓄電池におけるエネルギー密度を高めて高容量化させるために、アルカリ電解液の量を少なくし、アルカリ電解液に対する上記の水素吸蔵合金の割合が4.3g/cc以上になるようにした場合においても、十分なサイクル寿命が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1〜3のアルカリ蓄電池に用いた水素吸蔵合金におけるX線回折測定結果を示した図である。
【図2】この発明の実施例1〜4及び比較例1〜3において作製したアルカリ蓄電池の概略断面図である。
【図3】この発明の実施例4のアルカリ蓄電池に用いた水素吸蔵合金におけるX線回折測定結果を示した図である。
【図4】比較例1のアルカリ蓄電池に用いた水素吸蔵合金におけるX線回折測定結果を示した図である。
【図5】比較例2のアルカリ蓄電池に用いた水素吸蔵合金におけるX線回折測定結果を示した図である。
【図6】比較例3のアルカリ蓄電池に用いた水素吸蔵合金におけるX線回折測定結果を示した図である。
【符号の説明】
1 正極
2 負極
3 セパレータ
4 電池缶
5 正極リード
6 正極蓋
7 負極リード
8 絶縁パッキン
9 正極外部端子
10 コイルスプリング

Claims (4)

  1. 正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、上記の水素吸蔵合金として、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金を用い、この水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Woに対して、上記のアルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが増加した量(Wa−Wo)が0.9wt%未満であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  2. 正極と、水素吸蔵合金を用いた負極と、アルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電池において、上記の水素吸蔵合金として、少なくとも希土類元素とマグネシウムとニッケルとを含み、Cu−Kα線をX線源とするX線回折測定において2θ=30°〜34°の範囲に現れる最強ピーク強度IAと、2θ=40°〜44°の範囲に現れる最強ピーク強度IBとの強度比IA/IBが0.5以上である水素吸蔵合金を用い、上記のアルカリ蓄電池を活性化させた後における水素吸蔵合金に含まれる酸素の重量比率Waが1.0wt%未満であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  3. 請求項1又は請求項2に記載したアルカリ蓄電池において、上記のアルカリ電解液に対する上記の水素吸蔵合金の割合が4.3g/cc以上であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載したアルカリ蓄電池において、上記の水素吸蔵合金が酸化処理されていることを特徴とするアルカリ蓄電池。
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