JP2004271731A - 画像形成装置 - Google Patents

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Mugijirou Uno
麦二郎 宇野
Atsuya Oojiya
篤哉 大慈彌
Jun Okamoto
潤 岡本
Keizo Yasuda
恵三 安田
Osamu Ariizumi
修 有泉
Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
Kensho Funamoto
憲昭 船本
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Abstract

【課題】画像形成装置に用いられる熱定着装置においては、トナーが加熱ローラに付着するオフセット現象が生ずる。オフセットトナーは加圧ローラに転写させ、さらにクリーニングローラで取り除いている。新規トナー補給時に摩擦帯電のため現像装置を駆動するとき、熱定着装置にも駆動をかけると、ヒータに通電した加熱状態ではオフセットトナーが再融解し加圧ローラ、加熱ローラに付着して次の画像形成において転写紙を汚してしまう。ヒータに通電しない冷却状態では温度センサ等に付着しているトナーが加熱ローラ表面を傷つける。
【解決手段】通常の画像形成動作のときは、メインモータ500が感光体ユニット8と熱定着装置22を駆動し、給紙現像モータ501が現像装置12を駆動する。トナー補給、あるいは現像剤交換のときは、定着クラッチ502を切って、メインモータ500から熱定着装置22への駆動力伝達を遮断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。特に、電子写真式の画像形成装置における熱定着装置の、トナー逆転写防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真式の画像形成装置では、内部に熱源を有する加熱ローラ等の加熱部材に加圧ローラ等の加圧部材を押し当て、それらの間に画像転写後の記録媒体を通してその記録媒体を搬送しながら、その記録媒体上のトナー画像を定着する熱定着装置を備えるものが主である。
この種の熱定着装置では、記録媒体上のトナーが加熱部材に付着する、いわゆるオフセットと呼ばれる現象を生ずることがある。このようなオフセットを生ずると、オフセットしたトナーが加圧部材にも付着し、それら加熱部材および加圧部材から記録媒体に逆転写して記録媒体を汚すことが知られている。
【0003】
このようなオフセットを防止すべく、従来の熱定着装置では、例えば加熱部材の表面にフッ素コートなどを施していた。しかし、環境条件や記録媒体の種類などによって、オフセットを完全に防止することは難しく、やはり逆転写を生ずる問題があった。
そこで、従来の熱定着装置では、加熱部材や加圧部材に接触してクリーニングローラ等のクリーニング部材を設け、加熱部材や加圧部材に付着したトナーを除去するものがある。すなわち、表面離型性を向上した加熱部材や加圧部材に対して無垢の金属材料でつくったクリーニング部材を押し当てることにより、表面離型性の差からトナーを除去するものがあった。
【0004】
図5は本発明を適用しうる画像形成装置の1例の概要を示す図である。
同図において符号100は複写機本体、200は画像読み取り装置、300はシートバンク、400は自動原稿搬送装置をそれぞれ示す。その他の符号は以後の説明中で直接引用する。
以下、同図を用いて画像形成動作の流れを簡単に説明する。
【0005】
複写機装置本体100は、その上に画像読取装置200を取り付け、シートバンク300上に載置してなる。また、画像読取装置200の上には、背面側を支点に上下に開閉自在に自動原稿搬送装置400を取り付けてなる。
複写機装置本体100には、内部に、全体の制御を司る制御部1、および感光体ユニット8を設ける。
感光体ユニット8には、像担持体としてドラム状の感光体10を設ける。この感光体10のまわりには、図中左側に配置する帯電装置11から、感光体10の回転方向(反時計方向)Aに順に、下側に現像装置12、右側に転写装置13、上側にクリーニング装置14を配置してなる。
【0006】
そのうち、現像装置12では、トナーとして、重合法により製造した重合トナーを用い、その重合トナーを現像ローラを用いて付着して感光体10上の静電潜像を可視像化する。
また、転写装置13は、上下のローラ15、16の間に転写ベルト17を掛け回して構成し、その転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当ててなる。
図5中帯電装置11およびクリーニング装置14の左側に設けるものは、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20である。トナー補給装置20には、後述のトナーボトルが着脱自在に取り付けられている。
【0007】
複写機装置本体100の内部には、シートバンク300の後述するシートカセット61から送り出したシートSを転写位置Bを経てスタック位置まで下方から上方へと搬送するシート搬送装置Cを備える。シート搬送装置Cは、供給路R1、手差し供給路R2、およびシート搬送路Rを有してなる。そのシート搬送路Rには、感光体10の上流位置にレジストローラ21を設ける。また、感光体10の下流位置には、熱定着装置22を設ける。詳しくは後述する熱定着装置22には、加熱ローラ(加熱部材)30と加圧ローラ(加圧部材)32を設ける。
熱定着装置22のさらに下流には、排出分岐爪34、排出ローラ35、第1加圧ローラ36、第2加圧ローラ37、腰付ローラ38を設ける。そして、その先に、画像形成済みのシートSをスタックする排出スタック部(排出位置)39を設けてなる。
【0008】
複写機装置本体100には、図中右側面に、スイッチバック装置42を設けてなる。そのスイッチバック装置42は、シート搬送路Rの排出分岐爪34位置から分岐し、一対のスイッチバックローラ43を備えるスイッチバック位置44まで導く反転路R3と、スイッチバック位置44から、再びシート搬送路Rのレジストローラ21まで導く再搬送路R4とを有するシート搬送装置Dを備える。そのシート搬送装置Dには、シートを搬送する複数のシート搬送ローラ66を備えてなる。
現像装置12の図中左側には、レーザ書込装置47を備える。レーザ書込装置47には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50などを設けてなる。
【0009】
画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCD等のイメージセンサ56などを設ける。そして、上面にはコンタクトガラス57を備えてなる。コンタクトガラス57の上の自動原稿搬送装置400には、原稿の載置位置に不図示の原稿セット台を設けるとともに、排出位置に不図示の原稿スタック台を設ける。また、原稿シートを、原稿セット台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て原稿スタック台まで搬送する不図示の原稿搬送路を有するシート搬送装置を備える。そのシート搬送装置には、原稿シートを搬送する不図示のシート搬送ローラを複数備えてなる。
【0010】
シートバンク300には、内部に、記録媒体であるシート、OHPフィルム等のシートSを収納するシートカセット61を多段に備える。各シートカセット61には、それぞれ対応して呼出ローラ62、供給ローラ63、分離ローラ64を設ける。多段に備えるシートカセット61の図中右側に、装置本体100のシート搬送路Rへと通じる上述した供給路R1を形成する。供給路R1にも、シートSを搬送するいくつかのシート搬送ローラ66(シート搬送回転体)を備える。複写機装置本体100には、図中右側面に、手差し供給部68を設ける。その手差し供給部68に、手差しトレイ67を開閉自在に設けるとともに、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを、シート搬送路Rへと導く上述した手差し供給路R2を備える。その手差しトレイ67にも同様に、呼出ローラ62、供給ローラ63、分離ローラ64を設ける。
【0011】
このような複写装置の熱定着装置22には、以下に述べるような問題がある。
図6は熱定着装置におけるオフセットトナーを説明するための図である。
同図において符号31は加熱用のヒータ、33はクリーニングローラ、Toはオフセットトナーをそれぞれ示す。
通常の画像出力では、シートから加熱ローラ30に静電オフセットなどで付着したトナーは加熱ローラ30と加圧ローラ32の接触するニップ部で加圧ローラ32に転写される。加圧ローラ32に付着したトナーは、加圧ローラ32とクリーニングローラ33とのニップ部でクリーニングローラ33に回収される。このような流れで加熱ローラ30に付着したトナーはクリーニングローラ33に回収されて、15万枚コピーでクリーニングローラに6g程度のトナーが回収される。
【0012】
図7は熱定着装置における溶け出しトナーを説明するための図である。
同図において符号Tmは溶け出しトナーを示す。
従来の均一な樹脂で構成されていた粉砕トナーでは、図6のようにクリーニングローラ33にトナーが付着した状態で、記録紙を通紙させないで、ヒータ31を制御させて熱定着装置を回転させても問題は無かった。これは樹脂が均一であるため定着工程前後でのトナーの融ける温度が変わらないためである。
【0013】
ところが、コア・シェル構造を持つ重合トナーを用いた場合、定着時には外殻の高分子樹脂を溶かすための熱が必要であるが、一度定着工程を経たトナーはコア・シェル構造が崩れ、再融解のときは比較的低い温度で融ける低分子量樹脂の温度特性が支配的となり、定着設定温度よりも低い温度で融ける傾向がある。
図8は従来のトナーとコア・シェル構造のトナーの違いを模式的に示す図である。同図(a)は従来の粉砕型トナー、(b)はコア・シェル型トナーをそれぞれ示す図である。
このために、図6のようにクリーニングローラ33にトナーが付着した状態で、記録紙を通紙させないで、ヒータ31を制御させ(所定の通電をさせ)て熱定着装置を回転させると、クリーニングローラ33から回収したトナーが再融解温度を超えて溶け出してTmとなり、逆に加圧ローラ32や加熱ローラ30に再付着してしまう。この状態で画像を出力させると溶け出していたトナーが記録紙に付着して記録紙の表裏を汚す問題が発生していた。
【0014】
ヒータ制御させないで、熱定着装置が冷えている状態で加熱ローラ30を回転させると、加熱ローラ30に接触している温度センサや分離爪に付着してしまったトナーが、固まった状態で擦り付けられるので、加熱ローラ30の表面コーティングを削り取ってしまうという問題が発生する。
【0015】
図9は図5に示す画像形成装置に用いられている従来の各駆動系の構成を分解して示した図である。
同図において符号10は感光体、11は帯電装置、12は現像装置、13は転写装置、14はクリーニング装置、22は熱定着装置、500は感光体駆動源としてのメインモータ、501は現像装置等の駆動源としての給紙現像モータをそれぞれ示す。
駆動源としては感光体ユニット8や、転写装置13、熱定着装置22を駆動するメインモータ500と、給紙系、および現像装置12を駆動する給紙現像モータ501の2系統がある。ただし、給紙現像モータ501を省略して、その駆動をメインモータ500から受ける構成にする場合もある。
【0016】
図10はトナーボトルを示す図である。
同図において符号23はトナーボトル、24はトナーボトルを駆動するボトル駆動源をそれぞれ示す。矢印Aはトナーボトルの装着方向、Bはトナーボトルの回転方向をそれぞれ示す。
トナーボトル23はトナー補給装置20に対しボトル部分がほぼ水平になるように設置され、ボトルの底の部分にある係合突起23aに、ボトル駆動源24の係合凹部24aが噛み合うよう矢印A方向に組み合わせる。ボトル駆動源はトナーボトルを矢印B方向に回転させるように構成されている。
【0017】
トナーボトルの外周には、ボトルの内側に突出した螺旋状の溝23bが、ボトルのほぼ全長に亘って形成されている。この溝23bによって、ボトル内のトナーはボトルのB方向への回転と共に、ボトル底部からボトル首部方向へ、すなわち、図10では右から左方向へ移動していく。ボトル首部に至ったトナーは、図10では隠れている口部から現像装置へ向けて排出される。
【0018】
トナー補給装置20に装着されているトナーボトル23が空になったとき、新しいトナーボトル23を取り付けてトナーの補給を再開することになるが、このとき、現像装置12、および感光体ユニット8を駆動させながら行っている。これは、トナーボトルから現像装置12に供給されたトナーを適正な帯電量に摩擦帯電させるためであり、正常な画像を作るためには不可欠な動作である。この摩擦帯電が不足すると未帯電トナーが多量に現像器内に入り込み地汚れを起こしてしまう。
【0019】
図9に示すように感光体ユニット8を駆動させると、同時に熱定着装置22も駆動を受けてしまい、加熱ローラ30、加圧ローラ32、クリーニングローラ33も同時に回転してしまう。このとき、通紙は行っていないので、前述のように、加熱ローラ30のヒータ31に通電すれば溶け出しトナーの問題が起こり、通電しなければ加熱ローラ30表面の損傷の問題が起こる。
【0020】
トナーの溶け出しが加圧ローラ両端部に起こりやすいことに着目して、両端近傍の加熱を低めに抑え、クリーニングローラの長さを加圧ローラの長さより長くした例がある(例えば、特許文献1 参照。)。あるいはトナーの再融解を防ぐためクリーニングローラを空冷する例がある(例えば、特許文献2 参照。)。さらに、温度センサを具備したクリーニングローラを2組用意し、トナーの再融解温度にならないうちに動作状態のクリーニングローラを交代させる方法が提案されている(例えば、特許文献3 参照。)。
これらはいずれも、従来の粉砕型トナー、すなわち、定着温度とトナーの再融解温度が異ならないトナーに対応するための技術であって、コア・シェル型トナーのように、定着温度とトナー再融解温度が異なるタイプのトナーには対応できていない。
【0021】
【特許文献1】
特開2000−194223号公報(第4頁、第3図)
【特許文献2】
特開2002−123119号公報(第4頁、第3図)
【特許文献3】
特開2002−318500号公報(第3頁、第1、2図)
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
図8(b)に示すようなコア・シェル型のトナーを用いても、トナーボトル交換時に溶け出しトナーが発生という弊害が発生しない定着装置を提供する。
【0023】
【課題を解決するための手段】
像担持体と、該像担持体上の静電潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置にトナーを供給するトナー補給装置と、前記像担持体上の顕像化されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、該転写後の記録媒体を通して熱により該記録媒体上のトナー像を該記録媒体に定着させる熱定着装置とを有する画像形成装置において、前記像担持体と前記現像装置が駆動されるとき、前記熱定着装置を選択的に駆動、または停止するよう制御する制御部を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成装置の状況が、前記熱定着装置を停止すべく予め設定されている所定の条件に合致したときは、前記熱定着装置の駆動を停止するよう制御することを特徴とする。
【0024】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の画像形成装置において、前記現像装置は、最初に融解する時の温度より、再融解の時の温度の方が低くなる性質を有するトナーを用いることを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の画像形成装置において、前記現像装置は、コア・シェル構造を有し、外殻が高分子樹脂、内部が低分子樹脂で構成される重合トナーを用いることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記所定の条件は、前記画像形成装置を初めて使用開始する場合であることを特徴とする。
【0025】
請求項6に記載の発明では、請求項2ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記所定の条件は、前記現像装置にトナーを補給する場合であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項2ないし6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記所定の条件は、前記現像装置内の現像剤を交換した場合であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項2ないし7のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記トナー像の濃度を検知する像濃度検知手段をさらに有し、前記所定の条件は、前記像濃度検知手段が像濃度低下を検知した場合であることを特徴とする。
【0026】
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記トナー補給装置にはトナーボトルが着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記像担持体と前記熱定着装置は同一駆動源から駆動され、該駆動源から前記熱定着装置に至る駆動系にクラッチを介在させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明では、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記像担持体と前記熱定着装置は互いに異なる駆動源により駆動されることを特徴とする。
【0027】
【実施形態】
以下に実施形態に従って本発明を説明する。
図1は本発明の実施形態による駆動系を示す図である。
同図において符号502は定着クラッチである。
本発明は図5に示す複写装置において、従来の駆動系を図1に示す駆動系で置き換えて構成する。この構成では感光体や現像装置を動作させる場合に、必要に応じて熱定着装置の動作を止めることができる。
【0028】
この複写機を用いてコピーをとるときの動作の流れを、図5を参照しながら説明する。
不図示のメインスイッチをオンするとともに、自動原稿搬送装置400の原稿セット台に原稿をセットする。ブック原稿のような場合には、自動原稿搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じてそれで押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿をシート搬送ローラにより原稿搬送路を通して、コンタクトガラス57上へと移動してから画像読取装置200を駆動し、原稿内容を読み取って原稿スタック台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に直接原稿をセットしたときは、直ちに画像読取装置200を駆動する。
【0029】
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動するとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経て、イメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。
このとき同時に、メインモータ100で感光体10を回転し、まず図示例では帯電ローラを用いた帯電装置11で表面を一様に帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置47で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置12でトナーを付着させてその静電潜像を顕像化する。
【0030】
スタートスイッチを押したとき同時に、シートバンク300中に多段に備える複数のシートカセット61中の選択サイズに対応するシートカセット61内から呼出ローラ62により記録媒体としてのシートSを送り出し、続く供給ローラ63、分離ローラ64で1枚ずつ分離して搬送しながら供給路R1に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、レジストローラ21に突き当てて止める。そして、上述した感光体10の可視像化したトナー画像の移動にタイミングを合わせてレジストローラ21を回転し、感光体10の右側へと送り込む。
または、手差し給紙部68の手差しトレイ67を開けて、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを呼出ローラ62により送り出し、続く供給ローラ63、分離ローラ64で1枚ずつ分離して搬送しながら手差し供給路R2に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、同じくレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて感光体10の右側へと送り込む。
【0031】
それから、感光体10の右側へと送り込んだシートSに、図示例では転写装置13により転写位置Bで感光体10上のトナー像を転写して画像を形成する。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14で除去して清掃し、不図示の除電装置で感光体10上の残留電位を除去して帯電装置11からはじまる次の画像形成に備える。
【0032】
一方、画像転写後のシートSは、転写ベルト17で搬送されて熱定着装置22に入り、加熱ローラ30と加圧ローラ32間に通して搬送されながら、それらにより熱と圧力を加えられてシートS上のトナー画像が定着される。その後、排出ローラ35、第1加圧ローラ36、第2加圧ローラ37、腰付ローラ38により、シートに腰をつけられて、排出スタック部39上に排出されてそこにスタックされる。
【0033】
なお、シートSの両面に画像を転写する場合、排出分岐爪34を切り替える。そして、表面にトナー画像を転写したシートを、シート搬送路Rから反転路R3に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してスイッチバック位置44へ入れ、スイッチバックローラ43でスイッチバックすることにより再搬送路R4に入れて反転し、シート搬送ローラ66で搬送して再びシート搬送路Rに導き、前述と同様にしてシートの裏面にも画像を転写、定着する。
このように、通常の画像形成の場合は、感光体10と熱定着装置22は連動して動作を行って何ら差し支えない。
【0034】
ここでトナーボトル交換の場合について説明する。
画像形成に伴って、現像装置12内のトナーは消費されていくが、通常の画像形成動作中は、トナー補給装置20から常時少量ずつのトナーが補給されているので、特に問題は起こらない。
トナーボトルが空になった場合は、現像装置内のトナーが不足してくるので、その状態を図示しないセンサで検出しトナーボトル交換の指示を出す。
新品のトナーボトルへの交換時において前述のように、新規トナーの帯電量確保のため特別な動作が必要になる。
【0035】
すなわち、現像装置に未帯電のトナーが含まれると正しい画像形成が行われないので、トナーが現像装置に供給されたらただちに必要量の帯電をさせておく。トナーボトルを交換したときは、不足分のトナーを一度に補給するため、新規トナーが大量に補給された場合は、通常の画像形成動作とは別に、トナー帯電のために現像装置を駆動させる。
このとき、現像ローラと感光体の対向部分には、現像のための現像剤の穂立ちがあり、感光体の表面を現像剤の穂が摺擦するように構成されているので、もし、感光体が停止したままであると、現像ローラに対向した感光体上の同一部分を現像剤の穂が摺擦し続けることとなり、感光体が部分的に傷ついてしまう。それを避けるため、感光体も現像装置が回転している間回転させておく必要がある。
【0036】
従来の装置として説明した図9の駆動系では、このとき、熱定着装置22も動作してしまったが、本実施形態では、このようなトナーボトル交換のように、予め定めてある所定の条件に状況が合致したときは、クラッチ502を切って、感光体ユニットの駆動に伴う定着装置への駆動力伝達が遮断されるように制御する。これにより、この時点では熱定着装置が停止しているので、ヒータ31への通電は行っても、行わなくても、前述したような弊害が起こらない。省エネルギのためにはヒータ31への通電は行わない方がよい。
【0037】
図2は図1に示す実施形態に用いる制御部を説明するための図である。
制御部1はCPUを含むコントロールボードからなる。オペレータからの指示は操作盤を介して制御部1に入力される。通常の画像形成であれば、メインモータ、給紙現像モータ等各モータその他の装置に所定の指示を出して画像形成動作を行う。
【0038】
現像装置に設置されたトナー濃度センサからのトナー不足情報により、トナー補給制御を行う。トナー補給が行われると、トナーに対し所定の帯電量を確保するため現像剤の撹拌を行う。この動作が画像形成中に行われれば特に問題はないが、画像形成終了直前直後などの場合は現像装置の駆動を継続することになる。そのときは、画像形成終了と同時に、感光体と同一駆動源から駆動される熱定着装置に対し、熱定着装置に至る駆動系に介在する定着クラッチを切って、熱定着装置の動作を止める。像担持体と現像装置は共に動作を続け、所定の撹拌が済めば両者ともに停止する。画像形成していないときでも、トナーボトルが空になったことが分かった場合はトナーボトル交換が行われる。このときはトナーボトルから新しいトナーの供給が強制的に行われるので、メインモータと給紙現像モータを共に回すことになる。それと同時に、定着クラッチを切って、駆動力が熱定着装置に伝わらないように制御する。
【0039】
図3は本発明の他の実施形態の駆動系を示す図である。
同図において符号503は定着排紙モータを示す。
先の実施形態では定着クラッチ502の接続の入・切で熱定着装置22の動作の駆動、停止を切り換えたが、本実施形態では、定着モータ503のオン、オフで熱定着装置22の動作の駆動、停止を切り換える。その他の動作については先の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0040】
図4は図3に示す実施形態に用いる制御部を説明するための図である。
図2と異なるところは、定着クラッチの代わりに定着モータが制御部1に接続されている点である。したがって通常の画像形成動作においては、メインモータと、給紙現像モータの他に、定着モータも駆動する。図2における説明中、「定着クラッチを切る」とした部分を、「定着モータを停止させる」と置き換えれば本実施形態の説明になる。
【0041】
これまで、トナーボトルの交換を例にとって説明してきたが、いわゆるトナーカートリッジを用いる場合でも、本発明の適用は実質的に同じである。また、2成分系現像装置における現像剤の交換時においても、トナーとの撹拌、および帯電が必要になるので、図1、3に示す駆動系を用いて、現像装置と感光体ユニットを動作させながら、一時的に熱定着装置を停止させる制御が有効である。新規現像剤は通常所定量のトナーと予め混合してあるので、この場合はトナー補給は必要なく、単に帯電のための撹拌を行えばよい。
また、複写装置を初めて使用開始するときも、画像形成以前に、準備段階として現像装置を駆動させる必要があり、同様に、本発明の駆動系制御が有効になる。初めての使用開始に当たっては種々の初期設定を行うので、初めての使用開始であることを制御部に認識させることは簡単にできる。
これらの条件も所定の条件として予め制御部に設定しておき、状況が所定の条件のいずれかに合致したときは、熱定着装置の駆動を停止させる制御を行う。
【0042】
トナーボトルが空になっていないときでも、環境条件が大きく変わったときなど、画像濃度が所望の濃度より極端に薄くなるような場合がある。画像濃度をチェックしている像濃度検知手段としてのPセンサが、このような像濃度低下の状態を検出したとき、トナー濃度センサがトナー不足を検出していなければ、湿度等によって帯電量が足りなくなっている場合と考えられる。このような場合、強制的にトナーを補給したり、摩擦帯電を多目に行ったりすることで、画像濃度を回復させることができる。その場合でも、これを所定の条件として設定しておき、本発明の駆動系による制御を用いれば、前述のような弊害が起こらない。
本発明はコア・シェル型の重合トナーを用いる画像形成装置に用いれば、最もその効果を発揮できるが、従来の粉砕型のトナーを用いる画像形成装置であっても、特許文献1ないし3にも示されているように、オフセットトナーの再融解の問題は発生するので、本発明を適用すれば効果が期待できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、トナー補給や、現像剤交換など、通常の画像形成とは別に現像装置を駆動させる場合、熱定着装置の駆動を停止させるので、トナーの再融解による画像汚れや、加熱ローラ表面の損傷などの弊害が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による駆動系を示す図である。
【図2】図1に示す実施形態に用いる制御部を説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施形態の駆動系を示す図である。
【図4】図3に示す実施形態に用いる制御部を説明するための図である。
【図5】本発明を適用しうる画像形成装置の1例の概要を示す図である。
【図6】熱定着装置におけるオフセットトナーを説明するための図である。
【図7】熱定着装置における溶け出しトナーを説明するための図である。
【図8】従来のトナーとコア・シェル構造のトナーの違いを模式的に示す図である。
【図9】図5に示す画像形成装置に用いられている従来の各駆動系の構成を分解して示した図である。
【図10】トナーボトルを示す図である。
【符号の説明】
1 制御部
8 感光体ユニット
10 感光体
12 現像装置
13 転写装置
20 トナー補給装置
22 熱定着装置
30 加熱ローラ
31 ヒータ
32 加圧ローラ
33 クリーニングローラ
500 メインモータ
501 給紙現像モータ
502 定着クラッチ
503 定着モータ

Claims (11)

  1. 像担持体と、該像担持体上の静電潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置にトナーを供給するトナー補給装置と、前記像担持体上の顕像化されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、該転写後の記録媒体を通して熱により該記録媒体上のトナー像を該記録媒体に定着させる熱定着装置とを有する画像形成装置において、前記像担持体と前記現像装置が駆動されるとき、前記熱定着装置を選択的に駆動、または停止するよう制御する制御部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成装置の状況が、前記熱定着装置を停止すべく予め設定されている所定の条件に合致したときは、前記熱定着装置の駆動を停止するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記現像装置は、最初に融解する時の温度より、再融解の時の温度の方が低くなる性質を有するトナーを用いることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記現像装置は、コア・シェル構造を有し、外殻が高分子樹脂、内部が低分子樹脂で構成される重合トナーを用いることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記所定の条件は、前記画像形成装置を初めて使用開始する場合であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記所定の条件は、前記現像装置にトナーを補給する場合であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2ないし6のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記所定の条件は、前記現像装置内の現像剤を交換した場合であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2ないし7のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記トナー像の濃度を検知する像濃度検知手段をさらに有し、前記所定の条件は、前記像濃度検知手段が像濃度低下を検知した場合であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記トナー補給装置にはトナーボトルが着脱自在に取り付けられていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記像担持体と前記熱定着装置は同一駆動源から駆動され、該駆動源から前記熱定着装置に至る駆動系にクラッチを介在させることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記像担持体と前記熱定着装置は互いに異なる駆動源により駆動されることを特徴とする画像形成装置。
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