JP2004255111A - 遊戯情報表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遊戯者にとって有効かつ興味のある情報を各遊戯台において提供でき、さらに、遊戯場利用者に不公平のない適切な特典を提供できる遊戯情報表示システムを提供することを目的とする。
【解決手段】入力されてくる情報を処理する情報端末3と、情報端末3に入力される情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネル4と、表示パネル4の表示内容を選択操作する操作キー5と、遊戯場の駐車場にて発券される駐車場カードCに対して読み書き可能なリードライト手段6と、を備える。表示パネル4と操作キー5とリードライト手段6とは、遊戯台1の所定位置に配設されている。そして、リードライト手段6にて遊戯台1におけるリアルタイム遊戯データに基づき駐車場カードCに無料駐車時間データを入力する。
【選択図】 図4
【解決手段】入力されてくる情報を処理する情報端末3と、情報端末3に入力される情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネル4と、表示パネル4の表示内容を選択操作する操作キー5と、遊戯場の駐車場にて発券される駐車場カードCに対して読み書き可能なリードライト手段6と、を備える。表示パネル4と操作キー5とリードライト手段6とは、遊戯台1の所定位置に配設されている。そして、リードライト手段6にて遊戯台1におけるリアルタイム遊戯データに基づき駐車場カードCに無料駐車時間データを入力する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ台やスロットマシン台等を有する遊戯場において、各遊戯台毎に遊戯者が希望する各種情報を表示させ、また、駐車場利用者に適切なサービスを提供する遊戯情報表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ台やスロットマシン台等の遊戯台において、例えば大当たり等の情報を表示させる手段として、遊戯台に表示パネル媒体を配設している。そして、従来の表示パネル媒体の表示は、LED(Light Emitting Diode)が搭載され、LEDの点灯により遊戯台の遊戯情報を遊戯者(顧客)に提供している。
従来の表示パネル媒体はLEDを使用するため、遊戯に関する簡単な情報を表示するのみで情報量が少ない。
また、従来では、遊戯場の駐車場における駐車料金の無料・割引のサービスについて、遊戯場利用者とその他の者との間において差別化を図る駐車場管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この駐車場管理システムは、遊戯場の顧客毎に発行される顧客カードを遊戯機に備えられた遊戯情報書き込み手段に差し込むことにより、遊戯が行われたこと及び日付が顧客カードに記録される。そして、駐車場の出口ゲートにおいて、遊戯者は顧客カードの記録に基づき本日中に遊戯が行われたことを条件として、または、その他の者は駐車料金が支払われたことを条件として、遮断機が開き退出できるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−221618号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の表示パネル媒体は、遊戯台側からの一方的な情報しか表示できず、また単調なものであり、遊戯者を楽しませ、有効利用されるものではない。
また、従来の駐車場管理システムは、遊戯した日付の他は単に遊戯が行われたことを顧客カードに記録させるのみであるために、長時間にわたって遊戯を行った者と、駐車料金のサービスを受けるためだけに形式的に極短時間だけ遊戯を行った者との識別ができず、不公平が生ずるという問題点がある。
この対策として、例えばパチンコ店においてはパチンコ玉の購入額を顧客カードに記録させる手段が考えられる。しかし、遊戯者によってはパチンコ玉を多く購入することなく長時間にわたって遊戯を継続できる場合もあり、この手段はパチンコ店等の遊戯場における特性を考慮したものではない。
【0005】
そこで本発明は、遊戯者にとって有効かつ興味のある情報を各遊戯台において提供でき、さらに、遊戯場利用者に不公平のない適切な特典を提供できる遊戯情報表示システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る遊戯情報表示システムは、入力されてくる情報を処理する情報端末と、該情報端末に入力される該情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネルと、該表示パネルの表示内容を選択操作する操作キーと、遊戯場の駐車場にて発券される駐車場カードに対して読み書き可能なリードライト手段と、を備え、上記表示パネルと上記操作キーと上記リードライト手段とが遊戯台の所定位置に配設され、上記リードライト手段にて遊戯台におけるリアルタイム遊戯データに基づき上記駐車場カードに無料駐車時間データが入力可能とされるものである。
また、上記情報端末が処理し上記表示パネルに表示させる情報は、時間情報と、予めサーバに保存され遊戯者による選択にて該サーバからネットワークを介してファイル転送されてくるコンテンツ情報と、遊戯台から発生するリアルタイム情報と、蓄積保存された該遊戯台の過去遊戯情報と、を有する。
また、上記情報端末と上記リードライト手段と上記遊戯台とは演算処理を行う収集処理手段を介して相互が接続され、上記遊戯台はアウト玉の検知を行うアウト玉検知手段を有し、該収集処理手段が有する時間演算手段が、上記リードライト手段が上記駐車場カードを受け付けてから上記アウト玉検知手段が所定個数のアウト玉を検知した後に遊戯時間の計数を開始しかつ該アウト玉検知手段がアウト玉を検知しなくなってから所定時間経過後に該遊戯時間の計数を停止するよう演算処理する遊戯時間計数部と、該遊戯時間計数部により計数された合計遊戯時間に所定の計数を乗じさらに付加時間を加えて無料駐車時間として演算処理し上記無料駐車時間データとする無料駐車時間算出部と、を有し、該リードライト手段にて上記駐車場カードに上記無料駐車時間データが入力可能とされるよう構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0008】
図1は本発明に係る遊戯情報表示システムを採用する遊戯場10と駐車場11を示す全体平面図であり、図2はこのシステムのうち一台の遊戯台における概略構成図であり、図3は遊戯場10全体におけるシステムの概略構成図である。また、図4は遊戯台1の上部位置に配設する表示パネル媒体部を拡大して示した遊戯台1の正面図である。
【0009】
本発明に係る遊戯情報表示システムは、図1と図2と図4に示すように、遊戯者が利用する一台の遊戯台1に対して、サーバ7及び収集処理手段2より入力されてくる情報(伝送フレーム情報)をアプリケーションプログラムにて処理する情報端末3と、情報端末3に入力される情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネル4と、表示パネル4に表示されるインフォーメーション情報画面から選択することにより表示パネル4の表示内容を選択操作する操作キー5と、遊戯場10の駐車場11にて発券される駐車場カードCに対して時間データの読み書き可能なリードライト手段6と、を備えている。
【0010】
そして、図4に示すように、表示パネル4と操作キー5とリードライト手段6とが、遊戯台1の上部位置にある表示パネル媒体部(遊戯部28より上方位置)に配設され、遊戯者により遊戯台1の前にて遊戯の際に利用操作可能とされている。つまり、表示パネル4は実際遊戯を行う部分以外の箇所に配設され、操作キー5は実際遊戯を行うレバーやボタン以外にさらに設けられたものである。また、表示パネル媒体部には、従業員を呼び出すヘルプキー29や、電飾表示させるLED部36も設けている。
【0011】
そして、図3に示すように、複数台の遊戯台1により一群の遊戯台島Aを構成し、遊戯場10は複数の遊戯台島Aを有している。遊戯台島Aにはハブ27が設置され、ハブ27と各遊戯台1が備える夫々の情報端末3との間は100BASE−T の通信制御でLAN(ローカルエリアネットワーク)環境が構築され、また、遊戯場10が管理するサーバ7と各遊戯台島Aとが同様にLAN環境が構築され、サーバ7と各遊戯台1(情報端末3)とが通信可能とされている。つまり、遊戯台毎に情報端末3を設け、各情報端末3は、同一LAN環境下に位置するコンテンツ配信用のサーバ7にて管理されている。また、後に説明する収集処理手段2とホール収集サーバ35とが接続されている。
【0012】
情報端末3は、CPUを用いたマイクロコンピュータであり、入力されてくる種々のデータ(伝送フレーム情報)に対応して作動するアプリケーションプログラムを有している。入力されてくるデータのうちの一つとしては、例えばサーバ7に予め保存されたコンテンツデータがあり、コンテンツデータは遊戯者が表示パネル4を見ながら操作キー5を操作してコンテンツを選択し、サーバ7からネットワークNを介してファイル転送されるデータである。そして、情報端末3にて転送されたコンテンツデータに応じてアプリケーションプログラムが作動し、入力されたコンテンツデータをプログラムにより処理し、表示パネル4にコンテンツ情報として遊戯者に提供する。
【0013】
表示パネル4は、5〜7インチ程度の液晶型ディスプレイを使用しており、静止画及び動画を表示可能としている。なお、表示パネル4は、静止画・動画表示可能とすれば液晶型以外でもよく、また、デイスプレイサイズも限定されない。操作キー5は図4に示すように、表示パネル4を見ながらメニューをコントロールする十字型のコマンドキーであり、操作を容易にさせている。つまり、操作キー5によりメニュー操作を行うことで情報端末3がそれに応じて作動し、所望する情報を選択し、表示パネル4にその情報を表示させる。
また、リードライト手段6は、駐車場カードCに対してデータの読み書きが可能な装置であり、差し込み式(ポケット式)等の形式とすればよい。
【0014】
そして、情報端末3が処理し表示パネル4に表示させる情報としては、駐車場利用時間を含む時間情報と、上述した予めサーバ7に保存され遊戯者による操作キー4の選択操作にてサーバ7からネットワークNを介してファイル転送されてくるコンテンツ情報と、遊戯台1から発生するリアルタイム情報と、蓄積保存された遊戯台1の過去遊戯情報と、を有する。
【0015】
時間情報としては、駐車場カードCに発券の際に入力された入庫時刻データと現在時刻との差である駐車場利用時間、や後述する遊戯時間(合計遊戯時間)がある。
リアルタイム情報は、遊戯台1から発信される情報であり、遊戯者にて遊戯を行っている遊戯台の状態───例えば、大当たりやビッグボーナス───を表す情報がある。
また、過去遊戯情報は、その遊戯台1の過去の遊戯に関する情報であり、例えば、本日その時間まで及び前日から所定日数前のその日に発生した大当たり回数や確率変動回数等がある。なお、この過去遊戯情報は、一台の遊戯台1に夫々一台ずつ接続される収集処理手段(カウンターコントロール)2に保存されている。
【0016】
コンテンツ情報は、新台情報、景品情報、その遊戯台の遊び方、占い情報、遊戯場(店舗)イベント情報等がある。これら情報となるためのデータは、図3に示すように、コンテンツ作成ワークステーション30上にてCD−R、DVD−R、VFS等に記録された遊戯台1の遊び方・新台説明の元情報を使用し、動画・静止画データ(コンテンツ情報)を作成する。そして、作成したデータをコンテンツ配信用サーバ7にファイル転送する。ファイル転送を実施するにはLANを使用し、中継機器にスイッチング・ハブ31を使用している。
また、サーバ7から遊戯台島A間は上述したようにLANを使用し通信制御しており、その際、中継機器として1ギガバイトのデータを通信処理できるスイッチング・ハブ33を使用し、通信制御のトラフィックを平準化するためにロードバランサー32を使用する。
【0017】
遊戯台1が備える収集処理手段2について説明すると、収集処理手段2は、後に説明するが無料駐車時間を演算するために遊戯台1から発生するリアルタイム遊戯データ(パルス信号)を受信しデータ収集処理を行うもので、CPUを用いたマイクロコンピュータとしている。そして、収集処理手段2は、処理結果をシリアル通信を使用してベーシック手順にて情報端末3に対し伝送フレーム情報として送信する。
そして、情報端末3上にはアプリケーションプログラムが搭載され、プログラムの作動によりその伝送フレーム情報が編集・加工され、情報端末3に接続される表示パネル4に表示させる。リアルタイム遊戯データ(パルス信号)は、遊戯台1から発生するリアルタイム情報のうちの一つであるが、表示パネル4に情報として表示されない。
【0018】
操作キー5についてさらに説明すると、操作キー5は情報端末3により表示させる情報の切り替え及び処理実行を行うトリガー(契機)として使用される。情報の切り替えとは、初期値(初期状態)として表示パネル4に遊戯台1のリアルタイム情報を表示するが、操作キー5を操作(押下)することにより動画・静止画等のコンテンツ情報等の表示(配信)をするためのメニュー画面に切り替えが行える。そして、メニューの項目選択を操作キー5にて行うことにより、様々な動画・静止画を表示(配信)することが可能となる。
【0019】
次に、遊戯場10の駐車場11における遊戯台1利用者へのサービスを行う駐車料金管理機能について説明する。つまり、このシステムは、各種情報の提供を行うと共に、遊戯台1利用者に対して駐車料金の割引・無料サービスを行う。
つまり、このシステムは、遊戯者が遊戯台1に設置したリードライト手段6に駐車場カードCを差し込むことにより、遊戯者が利用している遊戯台1における上記リアルタイム遊戯データ(パルス信号)に基づき、駐車場カードCに無料駐車時間データが入力可能とされるよう構成されている。そして、その駐車場利用時間及び遊戯時間を含む時間情報は、表示パネル4にて表示可能とされている。
以下において、このシステムが有する駐車料金管理機能について具体的に説明する。
【0020】
図1の遊戯場10と駐車場11を示す全体平面図に示すように、駐車場11の入口ゲート12には、入口発券機13と入口遮断機14とが設置され、入口発券機13は図示省略の発券ボタンと駐車場カード繰り出し口とを備えており、発券ボタンを押すことにより駐車場カード(ICカード)Cが繰り出し口から発券され、遮断機14が開く。発券の際、駐車場カードCには入庫時刻のデータが書き込まれる。駐車場カードCとしては、磁気カードによるものでもよいが、ICカードが好ましい。
一方、駐車場11の出口ゲート15には、出口読み取り機16と自動料金精算機17と出口遮断機18とが設置され、出口読み取り機16は図示省略の駐車場カード差し込み口を備えており、差し込み口に差し込まれた駐車場カードCの情報に基づいて遮断機18が開く。
つまり、駐車場利用時間が、遊戯場10にて駐車場カードCに書き込まれた無料駐車時間データ(無料駐車時間)以内であるときは遮断機18は直ちに開き、駐車場利用時間が無料駐車時間データを越えているとき、又は遊戯場10を利用せず無料駐車サービスを受けていない場合は、該当(不足)駐車料金を自動料金精算機17にて支払い、その後遮断機18が開く。
【0021】
一方、遊戯場10において、遊戯台1の背面側には、アウト玉を検知して計数するアウト玉検知手段(アウトメータ)8が配設されている(図4参照)。
そして、図2に示すように、1台の遊戯台1において、情報端末3とリードライト手段6と遊戯台1のアウト玉検知手段8とは、演算処理を行う収集処理手段2を介して相互が接続され相互情報通信を行う。
【0022】
アウト玉検知手段8は、遊戯者が遊戯台1に投入した(打ち込んだ)玉のうち、どこにも入らずに遊戯台1の(図示省略の)アウトタンクとアウトレールを流れ、島に戻され遊戯場側に回収されるアウト玉の個数をパルス信号(リアルタイム遊戯情報)として出力する装置である。
【0023】
リードライト手段6は、駐車場カードC用の(図示省略の)挿入口とカード確認ランプと動作表示ランプとを備えており、遊戯者が駐車場カードCを挿入口に差し込むと収集処理手段2が備える時間演算手段9が作動する。挿入口に差し込まれたカードCと時間演算手段9間の通信が成立している間、カード確認ランプが点灯し、通信にエラーが発生していると点滅等して遊戯者に注意を促す。
そして、駐車場カードCがリードライト手段6にセットされると、駐車場カードCに入力されていた入庫時刻が、リードライト手段6から収集処理手段2にその情報が送信され、さらに、収集処理手段2から情報端末3へ送られてアプリケーションプログラムにより、表示パネルに時間情報が表示される。
【0024】
時間演算手段9は、図5の本発明に係る遊戯情報表示システムが有する駐車料金管理機能を説明する構成図に示すように、アウト玉検知手段8に接続される遊戯時間計数部20と、無料駐車時間算出部21と、設定スイッチ22と、リードライト手段6との通信インターフェース23と、メモリ24と、累計時間記憶部25と、これら各部の動作タイミング制御用のタイマ26と、を備えている。なお、遊戯時間計数部20と無料駐車時間算出部21とメモリ24と累計時間記憶部25と通信インターフェース23は、CPUを用いたマイクロコンピュータとして構成される。
【0025】
時間演算手段9の遊戯時間計数部20は、リードライト手段6が駐車場カードCが差し込まれた後(受け付けてから)、アウト玉検知手段8からパルス信号(アウト玉数)のカウントを開始する。そして、所定回数(個数)のパルス信号(アウト玉)を検知した後に、遊戯時間の計数を開始する。なお、パルス信号の所定回数としては、平均的当初購入金額───例えばパチンコでいえば平均的な初回購入金額である 500〜1000円相当分───、或いは、初期所定遊戯時間における───例えば遊戯5分程度で想定される───アウト玉の数とすればよい。そして、所定の頻度でアウト玉検知手段8からパルス信号が出力されている間は、当該遊戯台1は遊戯中であると判断する。
【0026】
さらに、遊戯時間計数部20は、アウト玉検知手段8がアウト玉を検知しなくなってから所定時間経過後に遊戯時間の計数を停止するよう演算処理している。つまり、アウト玉検知手段8からのパルス信号が停止して所定時間(例えば30分)が経過したときには、遊戯中ではないと自動的に判断し、遊戯時間計数部20は遊戯時間の計数を停止する。従って、リードライト手段6に駐車場カードCが差し込まれていても、遊戯を中止していると無料駐車時間の対象となる遊戯時間は増大しない。しかし、その後再びパルス信号の出力が検知されると、上記構成と同様に遊戯時間に対応した無料駐車時間データが加算され、リードライト手段6にてデータの書き込みが行われる。
【0027】
そして、無料駐車時間算出部21が、遊戯時間計数部20により計数された合計遊戯時間に所定の係数を乗じさらに付加時間を加えて無料駐車時間として演算処理し、無料駐車時間データとしている。例えば、無料駐車時間算出部21は、遊戯時間計数部20により計数された1分の遊戯時間に対して1ポイントとして計算し、その1ポイントに対して5分の無料駐車時間として与えるよう演算する。
【0028】
付加時間は、駐車場11から遊戯場10への入退出に要する時間、景品交換時間、食事等の休憩時間等とされ、遊戯時間により算出される無料駐車時間に付加時間が加えられる。そして、付加時間が加えられた無料駐車時間データが、累計時間記憶部25において更新記録され、その記憶値が通信インターフェース23を介してリードライト手段6に差し込まれた駐車場カードCに、所定時間間隔(例えば1分間隔)で逐次書き込まれる(書き換えられる)。
【0029】
付加時間として加算される休憩時間について説明する。休憩時間を遊戯者が要求するとき、図2に示す専用のリモコン34を遊戯台1に向け操作すると、収集処理手段2が赤外線で情報を受け取り、情報端末3のアプリケーションプログラムの機能により表示パネル4に休憩中表示を行う。そして、収集処理手段2は、予め初期値として設定された最大休憩時間からタイマ26(図5)により1分ずつ時間を減少させ、その都度アプリケーションプログラムに情報伝達し、アプリケーションプログラムが減少した時間を画面表示させる。そして、休憩時間が0となると収集処理手段2からの情報は終了するが、遊戯者が休憩終了の信号をリモコン34により送信しない限り表示パネル4の表示は休憩時間の状態のままである。
【0030】
なお、上述した1ポイントに対する無料駐車時間の換算率(係数)や付加時間、最大休憩時間は、設定スイッチ22により予め入力されてメモリ24に記憶されている。そして、メモリ24に記憶された設定値を用いて無料駐車時間算出部21は、無料駐車時間を算出する。また、設定スイッチ22は、遊戯時間を計数開始するまでのアウト玉の個数、ポイントの単位時間、累計ポイントから無料駐車時間の換算率、付加時間等を設定或いは変更でき、その内容がメモリ24に記憶される。
【0031】
なお、遊戯を終了し、駐車場カードCがリードライト手段6から抜き取られると、時間演算手段9において、遊戯時間計数部20内の累計ポイント及び累計時間記憶部25内の無料駐車時間の各データはリセットされ、次の遊戯者の駐車場カードCの差し込みを待つ。
【0032】
そして、遊戯者が抜き取ったカードCが、図1に示す駐車場11の出口ゲート15の出口読み取り機16の差し込み口に差し込まれると、出口読み取り機16では駐車場カードCに書き込まれた入庫時刻から現在時刻までの駐車時間を演算し、カードCに書き込まれた無料駐車時間とを比較し、駐車時間が無料駐車時間以下であれば出口遮断機18が開かれ、駐車時間が無料駐車時間より長いと自動料金精算機17へその情報を送信し、不足駐車料金が徴収される。
なお、回収された駐車カードCはICカードとすることで、書き込まれた情報のリセットができ、入口発券機13において再度使用することができる。
【0033】
このような時間演算手段9によれば、従来のように、初めと最後だけの短時間の遊戯で長時間駐車しようとする不正な行為に対しては短い無料時間しか与えられないので、適切公平なサービスの提供が行える。また、磁気カードやICカードからなる駐車場カードCとするため、従来より一般に普及しているカードの発券、読み取り機器を採用することができ、既存の駐車場設備をそのまま利用することが可能となり、このシステムの実施が容易にかつ低コストで行える。
【0034】
上述した実施の形態は、パチンコ店の駐車場管理に適用した場合を説明したが、パチンコ店に限定されず、例えばスロット台を設置した遊戯場にも適用される。そして、スロット台の場合には、アウト玉の代わりに投入メダルの個数をカウントしパルス信号として上述のように処理すればよい。
【0035】
次に、本発明に係る遊戯情報表示システムの構成についてさらに説明する。図6〜図12は、このシステムの設定動作等を説明するフロー図である。
まず、初期処理について説明すると、図6に示すように、収集処理手段2の電源をONすることにより情報端末3を含む周辺機器群に電源が供給される。そして、情報端末3の電源がONされることにより初期ファイル読み込み・端末IPアドレスの取得等の「初期処理」が起動する。「初期処理」が終了すると遊戯台のリアルタイム情報を表示するための「初期設定編集」を実施する。以降、収集処理手段2からの伝送フレーム情報に従い、「リアルタイム編集(パチンコ)」「リアルタイム編集(スロット)」「インフォーメーション情報編集」「リモコン設定編集」「駐車場カード情報編集」の処理を振分け、当該処理を実行させる。また、コンテンツ配信サーバ7をトリガー(契機)にし、指定した時間に店内イベント情報の動画・静止画を表示させる「定例・緊急イベント情報処理」の処理が起動する。
【0036】
次に、初期設定編集について説明する。図7に示すように、情報端末3のシステム時間をコンテンツ配信サーバ7で管理するシステム時間に合わせる(時間同期取り)処理を行う。この処理は「定例・緊急イベント処理」等、絶対時間を契機に起動する処理を行うときに使用することになる。
電源は収集処理手段2から各装置に供給させるため、収集処理手段2から順にセットアップが行われる。情報端末3と収集処理手段2のインターフェースを確立させるためには、情報端末3がセットアップした旨を収集処理手段2に通知させる必要がある。
【0037】
収集処理手段2の機能の1つとして、上述したように駐車場カードC用のリードライト手段6に時間を通知させる機能がある。情報端末3で絶対時間を保有するため、同時間情報を収集処理手段2に通知することにより収集処理手段2も絶対時間を有し、リードライト手段6に遊戯時間を通知するときに当時間情報が使用される。
【0038】
情報端末3準備完了の通知を受け取った収集処理手段2は、遊戯台1の初期情報を情報端末3に通知する。通知情報の1つとして遊戯台1がパチンコ台であるのかパチスロ台であるのかを判別するための「機種情報」が含まれ、アプリケーションプログラムは「機種情報」により表示するリアルタイム画面イメージを決定する。
また、「機種情報」以外に「台番号」および7日前までの過去遊戯情報がセットされており、同情報を蓄積している。本日情報については初期情報(すべてゼロ)として情報を蓄積する。
【0039】
情報端末3はDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol )を使用しIPアドレスを取得し、アプリケーションプログラムはIPアドレス情報と台番号をコンテンツ配信サーバ7に転送する。遊戯台管理者はイベント情報を各遊戯台1へ配信するとき台番号を入力し処理を実行する。コンテンツ配信サーバ7上で起動するアプリケーションプログラムは遊戯台管理者が入力した台番号を基にIPアドレスに変換し配信処理の実行を行う。
そして、初期設定を終えたアプリケーションプログラムは、遊戯台1・収集処理手段2からの電送フレーム情報を待ち受ける。
【0040】
次にリアルタイム情報の設定について説明すると、図8と図9に示すように、パチンコ台から「大当り」「確変(確率変動)」、スロット台から「ビッグボーナス:BB」「レギュラーボーナス:RB」が発生したとき収集処理手段2より上記イベントが発生した旨の電送フレーム情報(通知情報)がアプリケーションプログラムに伝達される。
これらイベントが発生したとき、情報端末3により表示パネル4に大当り画像の動画を表示する。動画は2種類あり、1つはアプリケーションプログラムで管理している固定的な動画画像、もう1つは遊戯者が予め選択した動画画像である。後者は後述する「インフォーメーション情報編集」の「大当たり画像選択」により遊戯者が選択した場合にのみ適用される。大当り画像を表示した後、リアルタイム画面のパチンコ台から「大当り」「確変」、スロット台から「BB」「RB」の回数、および、上述イベントが発生するまでの状況を、棒グラフとして作成し表示する。回数および棒グラフを使用することにより、当該遊戯台の状況を確認することが可能となる。
【0041】
また、遊戯台1への打ち込み個数、払い出し個数は定期的に収集処理手段2よりアプリケーションプログラムに対し電送フレーム情報(通知情報)として通知される。その際、アプリケーションプログラムは電送フレーム情報を蓄積し、上述の操作キー5の実行キーが押下された時、折れ線グラフに編集しリアルタイム画面に表示する。
蓄積した過去情報は、操作キー5の矢印キーを押下することにより、7日前までの当該遊戯台1の状況を画面に表示し遊戯台1を選択するための基準として使用することが可能となる。
【0042】
通常、遊戯台情報が状態遷移する都度、収集処理手段2を介して、アプリケーションプログラムに電送フレーム情報(通知情報)を通知する。電送フレーム情報(通知情報)を受けたアプリケーションプログラムは画面に当該情報を表示し、遊戯者が当該遊戯台1の現況を確認するときにその情報を見ることになる。
【0043】
上述したように、大当たり時に表示する大当たり画像(動画/コンテンツデータ)をコンテンツワークステーション30上にて作成しコンテンツ配信サーバ7に転送する。そして、図10に示すように、表示パネル4にて表示されるインフォーメーション情報画面のメニューから大当たり画像(動画)を選択することにより、アプリケーションはコンテンツ配信サーバ7から情報端末3に同情報を取り込み、大当たりが発生する都度、画面表示することを可能とする。また、大当たり画像(動画)は複数動画情報から構成され、大当たりが発生する都度、1種類ずつ動画を切り換えて表示させてもよい。
【0044】
また、現在遊戯場10に新台として入庫した遊戯台1、次の新装開店で入庫する予定の遊戯台情報を遊戯台メーカーから提供されるCD、DVD、VHS等のメディアより、動画・静止画(コンテンツデータ)をコンテンツ作成ワークステーション30上にて作成しコンテンツ配信サーバ7に転送する。表示パネル4にて表示されるインフォーメーション情報画面のメニューから新台情報を選択することにより、アプリケーションはコンテンツ配信サーバ7より情報端末3に同情報を取り込み、静止画を表示した後、動画を表示する。アプリケーションプログラムは動画の転送中に静止画を表示する。(静止画の表示時間は動画サイズによりアプリケーションプログラムにより解析する。)
【0045】
また、店舗内案内情報(カウンター・自動販売機、トイレ等の配置)、景品情報、遊戯場におけるコマーシャル等のイベント情報、及び、遊戯者の本日の占い情報コンテンツ作成ワークステーション30上にて動画・静止画(コンテンツデータ)として作成しコンテンツ配信サーバ7に転送する。表示パネル4にて表示されるインフォーメーション情報画面のメニューから店舗情報を選択することにより、アプリケーションはコンテンツ配信サーバから情報端末3に同情報を取り込み、動画・静止画として映像する。
【0046】
図11に示すように、リモコン34の操作にて収集処理手段2上で稼動するプログラムが使用するとされる設定情報を変更することが可能である。変更する値はアプリケーションプログラムの収集処理手段2設定画面に表示させ、変更内容を確認しながら操作する。これにより、入力誤り等を防ぐことができる。
また、遊戯者が昼食・夕食等で一時遊戯台1を離れるとき、リモコン34から休憩指示を送ると表示パネル4に休憩中時間を表示し、遊戯台1を他遊戯者の使用が不可となる。休憩時間は上述のとおり収集処理手段2によりコントロールされ1分ずつ減少し0分になるまで処理を繰り返す。そして、休憩を中断させるとき、リモコン34にて休憩終了指示を送ると、表示されていた休憩中時間が解除され通常の画面に戻る。
【0047】
次に、図12に示すように、駐車場11を利用した遊戯者が遊戯台1毎に設置しているリードライト手段6に駐車場カードCをセットすると、入庫時間、遊戯時間、遊戯ポイント等を画面に表示する。そして、遊戯時間等の情報から遊戯ポイントが換算され無料駐車時間データとして駐車場カードCに書き込みされ、駐車場カードCをリードライト手段6から抜き出し、駐車料金のサービスを受けることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0049】
(請求項1によれば)パチンコやスロット等の遊戯自体以外にも、遊戯に関する情報が楽しめ、遊戯者を癒し娯楽を満喫させることができる。また、駐車場11利用者に対しては、忘れること無く駐車サービスの提供ができ、さらに遊戯者を満足させることができる。
会員のみがサービスを受けるのではなく、遊戯場10を利用するだれもが駐車サービスの特典を得ることができる。
【0050】
(請求項2によれば)遊戯者が選択することにより、所望する様々な情報を遊戯しながら知ることができる。
【0051】
(請求項3によれば)遊戯台1のアウト玉検知手段8が所定個数のアウト玉を検知した後に遊戯時間の計数を開始し、アウト玉を検知している間は遊戯中であると判断して、その遊戯時間に基づいて無料駐車時間を決定できるため、従来のように、パチンコ玉等の購入金額等に基づく場合と異なり、遊戯に実質費やした時間に相応した駐車サービスを与えることができ、遊戯者は駐車料金を気にすることなく安心して遊戯が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊戯情報表示システムを採用する遊戯場と駐車場を示す全体平面図である。
【図2】遊戯情報表示システムのうち一台の遊戯台における概略構成図である。
【図3】遊戯場全体における遊戯情報表示システムの概略構成図である。
【図4】遊戯台の正面図である。
【図5】駐車料金管理機能を説明する構成図である。
【図6】遊戯情報表示システムにおける初期処理を説明するフロー図である。
【図7】遊戯情報表示システムにおける初期設定編集を説明するフロー図である。
【図8】遊戯情報表示システムにおけるリアルタイム設定を説明するフロー図である。
【図9】遊戯情報表示システムにおけるリアルタイム設定を説明するフロー図である。
【図10】遊戯情報表示システムにおけるインフォーメーション情報編集を説明するフロー図である。
【図11】遊戯情報表示システムにおけるリモコン設定を説明するフロー図である。
【図12】遊戯情報表示システムにおける駐車場カード情報を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 遊戯台
2 収集処理手段
3 情報端末
4 表示パネル
5 操作キー
6 リードライト手段
7 サーバ
8 アウト玉検知手段
9 時間演算手段
10 遊戯場
11 駐車場
20 遊戯時間計数部
21 無料駐車時間算出部
C 駐車場カード
N ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ台やスロットマシン台等を有する遊戯場において、各遊戯台毎に遊戯者が希望する各種情報を表示させ、また、駐車場利用者に適切なサービスを提供する遊戯情報表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ台やスロットマシン台等の遊戯台において、例えば大当たり等の情報を表示させる手段として、遊戯台に表示パネル媒体を配設している。そして、従来の表示パネル媒体の表示は、LED(Light Emitting Diode)が搭載され、LEDの点灯により遊戯台の遊戯情報を遊戯者(顧客)に提供している。
従来の表示パネル媒体はLEDを使用するため、遊戯に関する簡単な情報を表示するのみで情報量が少ない。
また、従来では、遊戯場の駐車場における駐車料金の無料・割引のサービスについて、遊戯場利用者とその他の者との間において差別化を図る駐車場管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この駐車場管理システムは、遊戯場の顧客毎に発行される顧客カードを遊戯機に備えられた遊戯情報書き込み手段に差し込むことにより、遊戯が行われたこと及び日付が顧客カードに記録される。そして、駐車場の出口ゲートにおいて、遊戯者は顧客カードの記録に基づき本日中に遊戯が行われたことを条件として、または、その他の者は駐車料金が支払われたことを条件として、遮断機が開き退出できるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−221618号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の表示パネル媒体は、遊戯台側からの一方的な情報しか表示できず、また単調なものであり、遊戯者を楽しませ、有効利用されるものではない。
また、従来の駐車場管理システムは、遊戯した日付の他は単に遊戯が行われたことを顧客カードに記録させるのみであるために、長時間にわたって遊戯を行った者と、駐車料金のサービスを受けるためだけに形式的に極短時間だけ遊戯を行った者との識別ができず、不公平が生ずるという問題点がある。
この対策として、例えばパチンコ店においてはパチンコ玉の購入額を顧客カードに記録させる手段が考えられる。しかし、遊戯者によってはパチンコ玉を多く購入することなく長時間にわたって遊戯を継続できる場合もあり、この手段はパチンコ店等の遊戯場における特性を考慮したものではない。
【0005】
そこで本発明は、遊戯者にとって有効かつ興味のある情報を各遊戯台において提供でき、さらに、遊戯場利用者に不公平のない適切な特典を提供できる遊戯情報表示システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る遊戯情報表示システムは、入力されてくる情報を処理する情報端末と、該情報端末に入力される該情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネルと、該表示パネルの表示内容を選択操作する操作キーと、遊戯場の駐車場にて発券される駐車場カードに対して読み書き可能なリードライト手段と、を備え、上記表示パネルと上記操作キーと上記リードライト手段とが遊戯台の所定位置に配設され、上記リードライト手段にて遊戯台におけるリアルタイム遊戯データに基づき上記駐車場カードに無料駐車時間データが入力可能とされるものである。
また、上記情報端末が処理し上記表示パネルに表示させる情報は、時間情報と、予めサーバに保存され遊戯者による選択にて該サーバからネットワークを介してファイル転送されてくるコンテンツ情報と、遊戯台から発生するリアルタイム情報と、蓄積保存された該遊戯台の過去遊戯情報と、を有する。
また、上記情報端末と上記リードライト手段と上記遊戯台とは演算処理を行う収集処理手段を介して相互が接続され、上記遊戯台はアウト玉の検知を行うアウト玉検知手段を有し、該収集処理手段が有する時間演算手段が、上記リードライト手段が上記駐車場カードを受け付けてから上記アウト玉検知手段が所定個数のアウト玉を検知した後に遊戯時間の計数を開始しかつ該アウト玉検知手段がアウト玉を検知しなくなってから所定時間経過後に該遊戯時間の計数を停止するよう演算処理する遊戯時間計数部と、該遊戯時間計数部により計数された合計遊戯時間に所定の計数を乗じさらに付加時間を加えて無料駐車時間として演算処理し上記無料駐車時間データとする無料駐車時間算出部と、を有し、該リードライト手段にて上記駐車場カードに上記無料駐車時間データが入力可能とされるよう構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0008】
図1は本発明に係る遊戯情報表示システムを採用する遊戯場10と駐車場11を示す全体平面図であり、図2はこのシステムのうち一台の遊戯台における概略構成図であり、図3は遊戯場10全体におけるシステムの概略構成図である。また、図4は遊戯台1の上部位置に配設する表示パネル媒体部を拡大して示した遊戯台1の正面図である。
【0009】
本発明に係る遊戯情報表示システムは、図1と図2と図4に示すように、遊戯者が利用する一台の遊戯台1に対して、サーバ7及び収集処理手段2より入力されてくる情報(伝送フレーム情報)をアプリケーションプログラムにて処理する情報端末3と、情報端末3に入力される情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネル4と、表示パネル4に表示されるインフォーメーション情報画面から選択することにより表示パネル4の表示内容を選択操作する操作キー5と、遊戯場10の駐車場11にて発券される駐車場カードCに対して時間データの読み書き可能なリードライト手段6と、を備えている。
【0010】
そして、図4に示すように、表示パネル4と操作キー5とリードライト手段6とが、遊戯台1の上部位置にある表示パネル媒体部(遊戯部28より上方位置)に配設され、遊戯者により遊戯台1の前にて遊戯の際に利用操作可能とされている。つまり、表示パネル4は実際遊戯を行う部分以外の箇所に配設され、操作キー5は実際遊戯を行うレバーやボタン以外にさらに設けられたものである。また、表示パネル媒体部には、従業員を呼び出すヘルプキー29や、電飾表示させるLED部36も設けている。
【0011】
そして、図3に示すように、複数台の遊戯台1により一群の遊戯台島Aを構成し、遊戯場10は複数の遊戯台島Aを有している。遊戯台島Aにはハブ27が設置され、ハブ27と各遊戯台1が備える夫々の情報端末3との間は100BASE−T の通信制御でLAN(ローカルエリアネットワーク)環境が構築され、また、遊戯場10が管理するサーバ7と各遊戯台島Aとが同様にLAN環境が構築され、サーバ7と各遊戯台1(情報端末3)とが通信可能とされている。つまり、遊戯台毎に情報端末3を設け、各情報端末3は、同一LAN環境下に位置するコンテンツ配信用のサーバ7にて管理されている。また、後に説明する収集処理手段2とホール収集サーバ35とが接続されている。
【0012】
情報端末3は、CPUを用いたマイクロコンピュータであり、入力されてくる種々のデータ(伝送フレーム情報)に対応して作動するアプリケーションプログラムを有している。入力されてくるデータのうちの一つとしては、例えばサーバ7に予め保存されたコンテンツデータがあり、コンテンツデータは遊戯者が表示パネル4を見ながら操作キー5を操作してコンテンツを選択し、サーバ7からネットワークNを介してファイル転送されるデータである。そして、情報端末3にて転送されたコンテンツデータに応じてアプリケーションプログラムが作動し、入力されたコンテンツデータをプログラムにより処理し、表示パネル4にコンテンツ情報として遊戯者に提供する。
【0013】
表示パネル4は、5〜7インチ程度の液晶型ディスプレイを使用しており、静止画及び動画を表示可能としている。なお、表示パネル4は、静止画・動画表示可能とすれば液晶型以外でもよく、また、デイスプレイサイズも限定されない。操作キー5は図4に示すように、表示パネル4を見ながらメニューをコントロールする十字型のコマンドキーであり、操作を容易にさせている。つまり、操作キー5によりメニュー操作を行うことで情報端末3がそれに応じて作動し、所望する情報を選択し、表示パネル4にその情報を表示させる。
また、リードライト手段6は、駐車場カードCに対してデータの読み書きが可能な装置であり、差し込み式(ポケット式)等の形式とすればよい。
【0014】
そして、情報端末3が処理し表示パネル4に表示させる情報としては、駐車場利用時間を含む時間情報と、上述した予めサーバ7に保存され遊戯者による操作キー4の選択操作にてサーバ7からネットワークNを介してファイル転送されてくるコンテンツ情報と、遊戯台1から発生するリアルタイム情報と、蓄積保存された遊戯台1の過去遊戯情報と、を有する。
【0015】
時間情報としては、駐車場カードCに発券の際に入力された入庫時刻データと現在時刻との差である駐車場利用時間、や後述する遊戯時間(合計遊戯時間)がある。
リアルタイム情報は、遊戯台1から発信される情報であり、遊戯者にて遊戯を行っている遊戯台の状態───例えば、大当たりやビッグボーナス───を表す情報がある。
また、過去遊戯情報は、その遊戯台1の過去の遊戯に関する情報であり、例えば、本日その時間まで及び前日から所定日数前のその日に発生した大当たり回数や確率変動回数等がある。なお、この過去遊戯情報は、一台の遊戯台1に夫々一台ずつ接続される収集処理手段(カウンターコントロール)2に保存されている。
【0016】
コンテンツ情報は、新台情報、景品情報、その遊戯台の遊び方、占い情報、遊戯場(店舗)イベント情報等がある。これら情報となるためのデータは、図3に示すように、コンテンツ作成ワークステーション30上にてCD−R、DVD−R、VFS等に記録された遊戯台1の遊び方・新台説明の元情報を使用し、動画・静止画データ(コンテンツ情報)を作成する。そして、作成したデータをコンテンツ配信用サーバ7にファイル転送する。ファイル転送を実施するにはLANを使用し、中継機器にスイッチング・ハブ31を使用している。
また、サーバ7から遊戯台島A間は上述したようにLANを使用し通信制御しており、その際、中継機器として1ギガバイトのデータを通信処理できるスイッチング・ハブ33を使用し、通信制御のトラフィックを平準化するためにロードバランサー32を使用する。
【0017】
遊戯台1が備える収集処理手段2について説明すると、収集処理手段2は、後に説明するが無料駐車時間を演算するために遊戯台1から発生するリアルタイム遊戯データ(パルス信号)を受信しデータ収集処理を行うもので、CPUを用いたマイクロコンピュータとしている。そして、収集処理手段2は、処理結果をシリアル通信を使用してベーシック手順にて情報端末3に対し伝送フレーム情報として送信する。
そして、情報端末3上にはアプリケーションプログラムが搭載され、プログラムの作動によりその伝送フレーム情報が編集・加工され、情報端末3に接続される表示パネル4に表示させる。リアルタイム遊戯データ(パルス信号)は、遊戯台1から発生するリアルタイム情報のうちの一つであるが、表示パネル4に情報として表示されない。
【0018】
操作キー5についてさらに説明すると、操作キー5は情報端末3により表示させる情報の切り替え及び処理実行を行うトリガー(契機)として使用される。情報の切り替えとは、初期値(初期状態)として表示パネル4に遊戯台1のリアルタイム情報を表示するが、操作キー5を操作(押下)することにより動画・静止画等のコンテンツ情報等の表示(配信)をするためのメニュー画面に切り替えが行える。そして、メニューの項目選択を操作キー5にて行うことにより、様々な動画・静止画を表示(配信)することが可能となる。
【0019】
次に、遊戯場10の駐車場11における遊戯台1利用者へのサービスを行う駐車料金管理機能について説明する。つまり、このシステムは、各種情報の提供を行うと共に、遊戯台1利用者に対して駐車料金の割引・無料サービスを行う。
つまり、このシステムは、遊戯者が遊戯台1に設置したリードライト手段6に駐車場カードCを差し込むことにより、遊戯者が利用している遊戯台1における上記リアルタイム遊戯データ(パルス信号)に基づき、駐車場カードCに無料駐車時間データが入力可能とされるよう構成されている。そして、その駐車場利用時間及び遊戯時間を含む時間情報は、表示パネル4にて表示可能とされている。
以下において、このシステムが有する駐車料金管理機能について具体的に説明する。
【0020】
図1の遊戯場10と駐車場11を示す全体平面図に示すように、駐車場11の入口ゲート12には、入口発券機13と入口遮断機14とが設置され、入口発券機13は図示省略の発券ボタンと駐車場カード繰り出し口とを備えており、発券ボタンを押すことにより駐車場カード(ICカード)Cが繰り出し口から発券され、遮断機14が開く。発券の際、駐車場カードCには入庫時刻のデータが書き込まれる。駐車場カードCとしては、磁気カードによるものでもよいが、ICカードが好ましい。
一方、駐車場11の出口ゲート15には、出口読み取り機16と自動料金精算機17と出口遮断機18とが設置され、出口読み取り機16は図示省略の駐車場カード差し込み口を備えており、差し込み口に差し込まれた駐車場カードCの情報に基づいて遮断機18が開く。
つまり、駐車場利用時間が、遊戯場10にて駐車場カードCに書き込まれた無料駐車時間データ(無料駐車時間)以内であるときは遮断機18は直ちに開き、駐車場利用時間が無料駐車時間データを越えているとき、又は遊戯場10を利用せず無料駐車サービスを受けていない場合は、該当(不足)駐車料金を自動料金精算機17にて支払い、その後遮断機18が開く。
【0021】
一方、遊戯場10において、遊戯台1の背面側には、アウト玉を検知して計数するアウト玉検知手段(アウトメータ)8が配設されている(図4参照)。
そして、図2に示すように、1台の遊戯台1において、情報端末3とリードライト手段6と遊戯台1のアウト玉検知手段8とは、演算処理を行う収集処理手段2を介して相互が接続され相互情報通信を行う。
【0022】
アウト玉検知手段8は、遊戯者が遊戯台1に投入した(打ち込んだ)玉のうち、どこにも入らずに遊戯台1の(図示省略の)アウトタンクとアウトレールを流れ、島に戻され遊戯場側に回収されるアウト玉の個数をパルス信号(リアルタイム遊戯情報)として出力する装置である。
【0023】
リードライト手段6は、駐車場カードC用の(図示省略の)挿入口とカード確認ランプと動作表示ランプとを備えており、遊戯者が駐車場カードCを挿入口に差し込むと収集処理手段2が備える時間演算手段9が作動する。挿入口に差し込まれたカードCと時間演算手段9間の通信が成立している間、カード確認ランプが点灯し、通信にエラーが発生していると点滅等して遊戯者に注意を促す。
そして、駐車場カードCがリードライト手段6にセットされると、駐車場カードCに入力されていた入庫時刻が、リードライト手段6から収集処理手段2にその情報が送信され、さらに、収集処理手段2から情報端末3へ送られてアプリケーションプログラムにより、表示パネルに時間情報が表示される。
【0024】
時間演算手段9は、図5の本発明に係る遊戯情報表示システムが有する駐車料金管理機能を説明する構成図に示すように、アウト玉検知手段8に接続される遊戯時間計数部20と、無料駐車時間算出部21と、設定スイッチ22と、リードライト手段6との通信インターフェース23と、メモリ24と、累計時間記憶部25と、これら各部の動作タイミング制御用のタイマ26と、を備えている。なお、遊戯時間計数部20と無料駐車時間算出部21とメモリ24と累計時間記憶部25と通信インターフェース23は、CPUを用いたマイクロコンピュータとして構成される。
【0025】
時間演算手段9の遊戯時間計数部20は、リードライト手段6が駐車場カードCが差し込まれた後(受け付けてから)、アウト玉検知手段8からパルス信号(アウト玉数)のカウントを開始する。そして、所定回数(個数)のパルス信号(アウト玉)を検知した後に、遊戯時間の計数を開始する。なお、パルス信号の所定回数としては、平均的当初購入金額───例えばパチンコでいえば平均的な初回購入金額である 500〜1000円相当分───、或いは、初期所定遊戯時間における───例えば遊戯5分程度で想定される───アウト玉の数とすればよい。そして、所定の頻度でアウト玉検知手段8からパルス信号が出力されている間は、当該遊戯台1は遊戯中であると判断する。
【0026】
さらに、遊戯時間計数部20は、アウト玉検知手段8がアウト玉を検知しなくなってから所定時間経過後に遊戯時間の計数を停止するよう演算処理している。つまり、アウト玉検知手段8からのパルス信号が停止して所定時間(例えば30分)が経過したときには、遊戯中ではないと自動的に判断し、遊戯時間計数部20は遊戯時間の計数を停止する。従って、リードライト手段6に駐車場カードCが差し込まれていても、遊戯を中止していると無料駐車時間の対象となる遊戯時間は増大しない。しかし、その後再びパルス信号の出力が検知されると、上記構成と同様に遊戯時間に対応した無料駐車時間データが加算され、リードライト手段6にてデータの書き込みが行われる。
【0027】
そして、無料駐車時間算出部21が、遊戯時間計数部20により計数された合計遊戯時間に所定の係数を乗じさらに付加時間を加えて無料駐車時間として演算処理し、無料駐車時間データとしている。例えば、無料駐車時間算出部21は、遊戯時間計数部20により計数された1分の遊戯時間に対して1ポイントとして計算し、その1ポイントに対して5分の無料駐車時間として与えるよう演算する。
【0028】
付加時間は、駐車場11から遊戯場10への入退出に要する時間、景品交換時間、食事等の休憩時間等とされ、遊戯時間により算出される無料駐車時間に付加時間が加えられる。そして、付加時間が加えられた無料駐車時間データが、累計時間記憶部25において更新記録され、その記憶値が通信インターフェース23を介してリードライト手段6に差し込まれた駐車場カードCに、所定時間間隔(例えば1分間隔)で逐次書き込まれる(書き換えられる)。
【0029】
付加時間として加算される休憩時間について説明する。休憩時間を遊戯者が要求するとき、図2に示す専用のリモコン34を遊戯台1に向け操作すると、収集処理手段2が赤外線で情報を受け取り、情報端末3のアプリケーションプログラムの機能により表示パネル4に休憩中表示を行う。そして、収集処理手段2は、予め初期値として設定された最大休憩時間からタイマ26(図5)により1分ずつ時間を減少させ、その都度アプリケーションプログラムに情報伝達し、アプリケーションプログラムが減少した時間を画面表示させる。そして、休憩時間が0となると収集処理手段2からの情報は終了するが、遊戯者が休憩終了の信号をリモコン34により送信しない限り表示パネル4の表示は休憩時間の状態のままである。
【0030】
なお、上述した1ポイントに対する無料駐車時間の換算率(係数)や付加時間、最大休憩時間は、設定スイッチ22により予め入力されてメモリ24に記憶されている。そして、メモリ24に記憶された設定値を用いて無料駐車時間算出部21は、無料駐車時間を算出する。また、設定スイッチ22は、遊戯時間を計数開始するまでのアウト玉の個数、ポイントの単位時間、累計ポイントから無料駐車時間の換算率、付加時間等を設定或いは変更でき、その内容がメモリ24に記憶される。
【0031】
なお、遊戯を終了し、駐車場カードCがリードライト手段6から抜き取られると、時間演算手段9において、遊戯時間計数部20内の累計ポイント及び累計時間記憶部25内の無料駐車時間の各データはリセットされ、次の遊戯者の駐車場カードCの差し込みを待つ。
【0032】
そして、遊戯者が抜き取ったカードCが、図1に示す駐車場11の出口ゲート15の出口読み取り機16の差し込み口に差し込まれると、出口読み取り機16では駐車場カードCに書き込まれた入庫時刻から現在時刻までの駐車時間を演算し、カードCに書き込まれた無料駐車時間とを比較し、駐車時間が無料駐車時間以下であれば出口遮断機18が開かれ、駐車時間が無料駐車時間より長いと自動料金精算機17へその情報を送信し、不足駐車料金が徴収される。
なお、回収された駐車カードCはICカードとすることで、書き込まれた情報のリセットができ、入口発券機13において再度使用することができる。
【0033】
このような時間演算手段9によれば、従来のように、初めと最後だけの短時間の遊戯で長時間駐車しようとする不正な行為に対しては短い無料時間しか与えられないので、適切公平なサービスの提供が行える。また、磁気カードやICカードからなる駐車場カードCとするため、従来より一般に普及しているカードの発券、読み取り機器を採用することができ、既存の駐車場設備をそのまま利用することが可能となり、このシステムの実施が容易にかつ低コストで行える。
【0034】
上述した実施の形態は、パチンコ店の駐車場管理に適用した場合を説明したが、パチンコ店に限定されず、例えばスロット台を設置した遊戯場にも適用される。そして、スロット台の場合には、アウト玉の代わりに投入メダルの個数をカウントしパルス信号として上述のように処理すればよい。
【0035】
次に、本発明に係る遊戯情報表示システムの構成についてさらに説明する。図6〜図12は、このシステムの設定動作等を説明するフロー図である。
まず、初期処理について説明すると、図6に示すように、収集処理手段2の電源をONすることにより情報端末3を含む周辺機器群に電源が供給される。そして、情報端末3の電源がONされることにより初期ファイル読み込み・端末IPアドレスの取得等の「初期処理」が起動する。「初期処理」が終了すると遊戯台のリアルタイム情報を表示するための「初期設定編集」を実施する。以降、収集処理手段2からの伝送フレーム情報に従い、「リアルタイム編集(パチンコ)」「リアルタイム編集(スロット)」「インフォーメーション情報編集」「リモコン設定編集」「駐車場カード情報編集」の処理を振分け、当該処理を実行させる。また、コンテンツ配信サーバ7をトリガー(契機)にし、指定した時間に店内イベント情報の動画・静止画を表示させる「定例・緊急イベント情報処理」の処理が起動する。
【0036】
次に、初期設定編集について説明する。図7に示すように、情報端末3のシステム時間をコンテンツ配信サーバ7で管理するシステム時間に合わせる(時間同期取り)処理を行う。この処理は「定例・緊急イベント処理」等、絶対時間を契機に起動する処理を行うときに使用することになる。
電源は収集処理手段2から各装置に供給させるため、収集処理手段2から順にセットアップが行われる。情報端末3と収集処理手段2のインターフェースを確立させるためには、情報端末3がセットアップした旨を収集処理手段2に通知させる必要がある。
【0037】
収集処理手段2の機能の1つとして、上述したように駐車場カードC用のリードライト手段6に時間を通知させる機能がある。情報端末3で絶対時間を保有するため、同時間情報を収集処理手段2に通知することにより収集処理手段2も絶対時間を有し、リードライト手段6に遊戯時間を通知するときに当時間情報が使用される。
【0038】
情報端末3準備完了の通知を受け取った収集処理手段2は、遊戯台1の初期情報を情報端末3に通知する。通知情報の1つとして遊戯台1がパチンコ台であるのかパチスロ台であるのかを判別するための「機種情報」が含まれ、アプリケーションプログラムは「機種情報」により表示するリアルタイム画面イメージを決定する。
また、「機種情報」以外に「台番号」および7日前までの過去遊戯情報がセットされており、同情報を蓄積している。本日情報については初期情報(すべてゼロ)として情報を蓄積する。
【0039】
情報端末3はDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol )を使用しIPアドレスを取得し、アプリケーションプログラムはIPアドレス情報と台番号をコンテンツ配信サーバ7に転送する。遊戯台管理者はイベント情報を各遊戯台1へ配信するとき台番号を入力し処理を実行する。コンテンツ配信サーバ7上で起動するアプリケーションプログラムは遊戯台管理者が入力した台番号を基にIPアドレスに変換し配信処理の実行を行う。
そして、初期設定を終えたアプリケーションプログラムは、遊戯台1・収集処理手段2からの電送フレーム情報を待ち受ける。
【0040】
次にリアルタイム情報の設定について説明すると、図8と図9に示すように、パチンコ台から「大当り」「確変(確率変動)」、スロット台から「ビッグボーナス:BB」「レギュラーボーナス:RB」が発生したとき収集処理手段2より上記イベントが発生した旨の電送フレーム情報(通知情報)がアプリケーションプログラムに伝達される。
これらイベントが発生したとき、情報端末3により表示パネル4に大当り画像の動画を表示する。動画は2種類あり、1つはアプリケーションプログラムで管理している固定的な動画画像、もう1つは遊戯者が予め選択した動画画像である。後者は後述する「インフォーメーション情報編集」の「大当たり画像選択」により遊戯者が選択した場合にのみ適用される。大当り画像を表示した後、リアルタイム画面のパチンコ台から「大当り」「確変」、スロット台から「BB」「RB」の回数、および、上述イベントが発生するまでの状況を、棒グラフとして作成し表示する。回数および棒グラフを使用することにより、当該遊戯台の状況を確認することが可能となる。
【0041】
また、遊戯台1への打ち込み個数、払い出し個数は定期的に収集処理手段2よりアプリケーションプログラムに対し電送フレーム情報(通知情報)として通知される。その際、アプリケーションプログラムは電送フレーム情報を蓄積し、上述の操作キー5の実行キーが押下された時、折れ線グラフに編集しリアルタイム画面に表示する。
蓄積した過去情報は、操作キー5の矢印キーを押下することにより、7日前までの当該遊戯台1の状況を画面に表示し遊戯台1を選択するための基準として使用することが可能となる。
【0042】
通常、遊戯台情報が状態遷移する都度、収集処理手段2を介して、アプリケーションプログラムに電送フレーム情報(通知情報)を通知する。電送フレーム情報(通知情報)を受けたアプリケーションプログラムは画面に当該情報を表示し、遊戯者が当該遊戯台1の現況を確認するときにその情報を見ることになる。
【0043】
上述したように、大当たり時に表示する大当たり画像(動画/コンテンツデータ)をコンテンツワークステーション30上にて作成しコンテンツ配信サーバ7に転送する。そして、図10に示すように、表示パネル4にて表示されるインフォーメーション情報画面のメニューから大当たり画像(動画)を選択することにより、アプリケーションはコンテンツ配信サーバ7から情報端末3に同情報を取り込み、大当たりが発生する都度、画面表示することを可能とする。また、大当たり画像(動画)は複数動画情報から構成され、大当たりが発生する都度、1種類ずつ動画を切り換えて表示させてもよい。
【0044】
また、現在遊戯場10に新台として入庫した遊戯台1、次の新装開店で入庫する予定の遊戯台情報を遊戯台メーカーから提供されるCD、DVD、VHS等のメディアより、動画・静止画(コンテンツデータ)をコンテンツ作成ワークステーション30上にて作成しコンテンツ配信サーバ7に転送する。表示パネル4にて表示されるインフォーメーション情報画面のメニューから新台情報を選択することにより、アプリケーションはコンテンツ配信サーバ7より情報端末3に同情報を取り込み、静止画を表示した後、動画を表示する。アプリケーションプログラムは動画の転送中に静止画を表示する。(静止画の表示時間は動画サイズによりアプリケーションプログラムにより解析する。)
【0045】
また、店舗内案内情報(カウンター・自動販売機、トイレ等の配置)、景品情報、遊戯場におけるコマーシャル等のイベント情報、及び、遊戯者の本日の占い情報コンテンツ作成ワークステーション30上にて動画・静止画(コンテンツデータ)として作成しコンテンツ配信サーバ7に転送する。表示パネル4にて表示されるインフォーメーション情報画面のメニューから店舗情報を選択することにより、アプリケーションはコンテンツ配信サーバから情報端末3に同情報を取り込み、動画・静止画として映像する。
【0046】
図11に示すように、リモコン34の操作にて収集処理手段2上で稼動するプログラムが使用するとされる設定情報を変更することが可能である。変更する値はアプリケーションプログラムの収集処理手段2設定画面に表示させ、変更内容を確認しながら操作する。これにより、入力誤り等を防ぐことができる。
また、遊戯者が昼食・夕食等で一時遊戯台1を離れるとき、リモコン34から休憩指示を送ると表示パネル4に休憩中時間を表示し、遊戯台1を他遊戯者の使用が不可となる。休憩時間は上述のとおり収集処理手段2によりコントロールされ1分ずつ減少し0分になるまで処理を繰り返す。そして、休憩を中断させるとき、リモコン34にて休憩終了指示を送ると、表示されていた休憩中時間が解除され通常の画面に戻る。
【0047】
次に、図12に示すように、駐車場11を利用した遊戯者が遊戯台1毎に設置しているリードライト手段6に駐車場カードCをセットすると、入庫時間、遊戯時間、遊戯ポイント等を画面に表示する。そして、遊戯時間等の情報から遊戯ポイントが換算され無料駐車時間データとして駐車場カードCに書き込みされ、駐車場カードCをリードライト手段6から抜き出し、駐車料金のサービスを受けることができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0049】
(請求項1によれば)パチンコやスロット等の遊戯自体以外にも、遊戯に関する情報が楽しめ、遊戯者を癒し娯楽を満喫させることができる。また、駐車場11利用者に対しては、忘れること無く駐車サービスの提供ができ、さらに遊戯者を満足させることができる。
会員のみがサービスを受けるのではなく、遊戯場10を利用するだれもが駐車サービスの特典を得ることができる。
【0050】
(請求項2によれば)遊戯者が選択することにより、所望する様々な情報を遊戯しながら知ることができる。
【0051】
(請求項3によれば)遊戯台1のアウト玉検知手段8が所定個数のアウト玉を検知した後に遊戯時間の計数を開始し、アウト玉を検知している間は遊戯中であると判断して、その遊戯時間に基づいて無料駐車時間を決定できるため、従来のように、パチンコ玉等の購入金額等に基づく場合と異なり、遊戯に実質費やした時間に相応した駐車サービスを与えることができ、遊戯者は駐車料金を気にすることなく安心して遊戯が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊戯情報表示システムを採用する遊戯場と駐車場を示す全体平面図である。
【図2】遊戯情報表示システムのうち一台の遊戯台における概略構成図である。
【図3】遊戯場全体における遊戯情報表示システムの概略構成図である。
【図4】遊戯台の正面図である。
【図5】駐車料金管理機能を説明する構成図である。
【図6】遊戯情報表示システムにおける初期処理を説明するフロー図である。
【図7】遊戯情報表示システムにおける初期設定編集を説明するフロー図である。
【図8】遊戯情報表示システムにおけるリアルタイム設定を説明するフロー図である。
【図9】遊戯情報表示システムにおけるリアルタイム設定を説明するフロー図である。
【図10】遊戯情報表示システムにおけるインフォーメーション情報編集を説明するフロー図である。
【図11】遊戯情報表示システムにおけるリモコン設定を説明するフロー図である。
【図12】遊戯情報表示システムにおける駐車場カード情報を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 遊戯台
2 収集処理手段
3 情報端末
4 表示パネル
5 操作キー
6 リードライト手段
7 サーバ
8 アウト玉検知手段
9 時間演算手段
10 遊戯場
11 駐車場
20 遊戯時間計数部
21 無料駐車時間算出部
C 駐車場カード
N ネットワーク
Claims (3)
- 入力されてくる情報を処理する情報端末(3)と、該情報端末(3)に入力される該情報に応じて動画及び静止画を表示させる表示パネル(4)と、該表示パネル(4)の表示内容を選択操作する操作キー(5)と、遊戯場(10)の駐車場(11)にて発券される駐車場カード(C)に対して読み書き可能なリードライト手段(6)と、を備え、上記表示パネル(4)と上記操作キー(5)と上記リードライト手段(6)とが遊戯台(1)の所定位置に配設され、上記リードライト手段(6)にて遊戯台(1)におけるリアルタイム遊戯データに基づき上記駐車場カード(C)に無料駐車時間データが入力可能とされることを特徴とする遊戯情報表示システム。
- 上記情報端末(3)が処理し上記表示パネル(4)に表示させる情報は、時間情報と、予めサーバ(7)に保存され遊戯者による選択にて該サーバ(7)からネットワーク(N)を介してファイル転送されてくるコンテンツ情報と、遊戯台(1)から発生するリアルタイム情報と、蓄積保存された該遊戯台(1)の過去遊戯情報と、を有する請求項1記載の遊戯情報表示システム。
- 上記情報端末(3)と上記リードライト手段(6)と上記遊戯台(1)とは演算処理を行う収集処理手段(2)を介して相互が接続され、上記遊戯台(1)はアウト玉の検知を行うアウト玉検知手段(8)を有し、該収集処理手段(2)が有する時間演算手段(9)が、上記リードライト手段(6)が上記駐車場カード(C)を受け付けてから上記アウト玉検知手段(8)が所定個数のアウト玉を検知した後に遊戯時間の計数を開始しかつ該アウト玉検知手段(8)がアウト玉を検知しなくなってから所定時間経過後に該遊戯時間の計数を停止するよう演算処理する遊戯時間計数部(20)と、該遊戯時間計数部(20)により計数された合計遊戯時間に所定の計数を乗じさらに付加時間を加えて無料駐車時間として演算処理し上記無料駐車時間データとする無料駐車時間算出部(21)と、を有し、該リードライト手段(6)にて上記駐車場カード(C)に上記無料駐車時間データが入力可能とされるよう構成した請求項1又は2記載の遊戯情報表示システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003052091A JP2004255111A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 遊戯情報表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003052091A JP2004255111A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 遊戯情報表示システム |
Related Child Applications (1)
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004255111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034480A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Saxa Inc | 充電管理システムおよび充電管理方法 |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003052091A patent/JP2004255111A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034480A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Saxa Inc | 充電管理システムおよび充電管理方法 |
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