JP2004073497A - 遊技システム、サーバ及び遊技機 - Google Patents

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JP2004073497A JP2002238387A JP2002238387A JP2004073497A JP 2004073497 A JP2004073497 A JP 2004073497A JP 2002238387 A JP2002238387 A JP 2002238387A JP 2002238387 A JP2002238387 A JP 2002238387A JP 2004073497 A JP2004073497 A JP 2004073497A
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Abstract

【課題】遊技機で使用される遊技媒体数を管理する遊技システムで、遊技場で行われる、「横流し」、「台移動」、「持ち込み」等といった遊技媒体の不正使用を防止する遊技管理システムを提供する。
【解決手段】遊技媒体貸し機は、遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備え、遊技機は、投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に基づいた遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、サーバは、貸し出し個数算出手段により算出された貸し出し個数と、投入個数算出手段により算出された投入個数と、還元個数算出手段により算出された還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、演算結果に基づいて、遊技媒体貸し機及び遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものであるように構成することを特徴とする。
【選択図】   図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチスロやパチンコゲーム等の遊技機を制御する遊技サーバ、遊技機及び遊技管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スロット遊技機やパチンコ遊技機で行われる遊技では、コインやパチンコ球といった遊技媒体が必要とされ、遊技者は、相当の対価を支払うことにより、コインやパチンコ球といった遊技媒体の貸し出しを受けなければ遊技を行うことができない。
【0003】
また、コインやパチンコ球といった遊技媒体が手元に無くなったときは、遊技の終了となり、遊技者は再度遊技を続ける場合には、さらに相当の対価を支払って遊技媒体の貸し出しを受けることが必要である。
【0004】
更に、遊技場では、一般的に、遊技者が遊技場から貸し出しを受ける遊技媒体に対して支払う遊技媒体1個あたりの対価と、遊技場が遊技者の獲得した遊技媒体に対して支払う遊技媒体1個あたりの対価との差の如何によって遊技場の経営に大きく影響を及ぼすものである。
【0005】
しかし、多くの遊技者は、少ない資金でできるだけ多くの役を得ようと考えるのが普通であり、相当の対価を支払い遊技媒体の貸し出しを受けることなく、不正な行為により遊技媒体を得ようとする者も存在する。
【0006】
遊技場では、このような遊技者により、磁石の使用による不正遊技や電波の使用による不正遊技や遊技媒体の不正抜き取り等、様々な不正行為が行われている。
【0007】
上述したように、相当の対価を支払うことなく、不正に遊技媒体を得ようとする行為の中には、大当たりに当選する等により、多くの遊技媒体を獲得した他の遊技者から遊技媒体を貰い受ける、いわゆる「横流し」と呼ばれる行為や、ある遊技機で獲得した遊技媒体を所持したまま他の遊技機へ移動する、いわゆる「台移動」と呼ばれる行為や、他の遊技場で獲得した遊技媒体を使用する、いわゆる「持ち込み」と呼ばれる行為等を行い、相当の対価を支払い遊技媒体の貸し出しを受けることなく、遊技媒体を不正に使用する者が存在する。
【0008】
このような遊技媒体を不正に使用する行為は、磁石を使って賞球を獲得したり、電波を使ってコンピュータを誤動作させ、大当たりを連発させるといった不正行為に比べると、遊技者に不正行為を行っているという意識が低く、頻繁に行われる可能性が高い。
【0009】
このように、遊技者により遊技媒体が不正に使用されることが頻繁に行われ、不正に使用された遊技媒体により大当たりが連発等し、多くの遊技媒体が獲得された場合には、遊技場は、遊技者から遊技媒体を貸し出すことに対して支払われる相当な対価を得ていないのに、遊技媒体を不正に使用した遊技者が獲得した遊技媒体に対して対価を支払うこととなるため、遊技場の経営に打撃を与えかねない。
【0010】
上述したような遊技媒体の「横流し」等の遊技媒体を不正に使用する行為を管理するシステムとして、遊技機において払い出された遊技媒体数と、遊技の終了後に、いわゆるジェットカウンターで計数された遊技媒体数とを比較することにより、遊技媒体の「横流し」等を発見するものが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなシステムでは、遊技媒体の「横流し」等が発見されるのは常に遊技の終了後であり、既に、遊技媒体を不正に使用することにより遊技を行ってしまった後であるため、「横流し」等の遊技媒体を不正に使用することにより遊技が行われてしまうことを防止することにはならない。
【0012】
また、「横流し」等の遊技媒体を不正に使用することにより遊技を行ったとしても、遊技媒体を獲得することができない場合もあるが、この場合であっても、遊技媒体を不正に使用する遊技者に遊技機が使用されていることとなり、他の不正を行わない遊技者がその遊技機で遊技を行う機会が妨げられてしまうことにもなる。
【0013】
さらに、遊技場にとっても、遊技者の回転率が低下してしまうことにもつながり、遊技場の経営に打撃を与えかねない。
【0014】
さらに、遊技者が遊技機で行われる遊技に使用可能な、即ち、遊技機に投入可能な遊技媒体数は、原則として、貸し出しを受けた遊技媒体数と、遊技を進めていく過程で遊技機から遊技者に払い出された遊技媒体数とを合計した遊技媒体数に限られるため、遊技機において払い出された遊技媒体数のみを管理するだけでは不十分である。
【0015】
本発明は以上のような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技機で使用される遊技媒体数を管理する遊技システムであって、遊技場で行われる、「横流し」、「台移動」、「持ち込み」等といった遊技媒体の不正使用を防止することができるような遊技管理システムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機の各々と通信回線を通じて接続されたサーバと、を備えた遊技システムにおいて、前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものであるように構成することを特徴とする。
【0017】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0018】
(1) 遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機の各々と通信回線を通じて接続されたサーバと、を備えた遊技システムであって、前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものであることを特徴とする遊技システム。
【0019】
(1)の発明によれば、「前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものである」ので、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不正行為の可能性を低下させることができる。
【0020】
(2) 前記増減個数管理手段により管理された遊技媒体の増減個数に基づいて、遊技媒体の増減に関する報知を行う増減報知手段を備えたことを特徴とする(1)記載の遊技システム。
【0021】
(2)の発明によれば、(1)記載の遊技システムに「前記増減個数管理手段により管理された遊技媒体の増減個数に基づいて、遊技媒体の増減に関する報知を行う増減報知手段を備えた」ので、遊技場の係員等、様々な者により、不正行為を行った遊技者を捕まえる可能性が高まり、遊技場におけるより安全な遊技環境を提供することができる。
【0022】
尚、この報知を行う増減報知手段は、「遊技機」、「遊技媒体貸し機」、「サーバ」に備えられたものであってもよいが、携帯電話、ポケットベル、PDA等、各種の端末装置と通信を行うことにより、その旨の報知を行ってもよく、そのような端末装置を遊技場の従業員に所持させることにより、より一層早急に遊技者を捕まえることができ、更には、遊技者に知られることなく、その旨が報知されるため、より一層早急に遊技者を捕まえることができる。
【0023】
(3) 前記増減報知手段は、前記増減個数管理手段により管理されている増減個数が所定の範囲を超えたときには、遊技の増減に関する報知を行うものであることを特徴とする(2)記載の遊技システム。
【0024】
(3)の発明によれば、(2)記載の遊技システムは「前記増減報知手段は、前記増減個数管理手段により管理されている増減個数が所定の範囲を超えたときには、遊技の増減に関する報知を行うものである」ので、増減個数が必ずしも一致しなくても、ある程度の許容範囲を設けることにより、誤動作、誤検知等の機会を減少させることができ、遊技場の管理者、従業員等の作業が煩雑なものではなくなる。
【0025】
(4) 前記サーバは、遊技場ごと、若しくは、遊技場における複数の遊技機ごと、に管理することを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載の遊技システム。
【0026】
(4)の発明によれば、(1)から(3)のいずれか記載の遊技システムに「前記サーバは、遊技場ごと、若しくは、遊技場における複数の遊技機ごと、に管理する」ので、集中管理ができ、従来では煩雑であった管理作業が煩雑なものではなくなる。特に、複数の遊技機ごとに管理する場合、例えば、一列に並んだ遊技機群、即ち、島ごとに管理する場合では遊技者の従業員等にとっては、管理しやすくなる。
【0027】
(5) 遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、に通信回線を通じて接続されたサーバであって、前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたことを特徴とするサーバ。
【0028】
(5)の発明によれば、「遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、に通信回線を通じて接続された」サーバに、「前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えた」ので、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不正行為の可能性を低下させることができる。
【0029】
(6) 遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、前記遊技媒体貸し機の管理を行うサーバと、に通信回線を通じて接続され、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機であって、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備え、前記サーバが、前記投入個数と、前記還元個数と、前記遊技媒体貸し機において遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数と、に基づいて遊技媒体の増減に関する演算処理を実行された後、当該演算処理の結果に基づいて、遊技媒体の増減個数の管理が行われるように、前記サーバに対して、前記投入個数と、前記還元個数と、を供給する機能を有することを特徴とする遊技機。
【0030】
(6)の発明によれば、「前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備え、前記サーバが、前記投入個数と、前記還元個数と、前記遊技媒体貸し機において遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数と、に基づいて遊技媒体の増減に関する演算処理を実行された後、当該演算処理の結果に基づいて、遊技媒体の増減個数の管理が行われるように、前記サーバに対して、前記投入個数と、前記還元個数と、を供給する機能を有する」ので、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不正行為の可能性を低下させることができる。
【0031】
また、本発明は以下に示すものを提供するものでもある。
【0032】
遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、を備えた遊技システムであって、前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記遊技媒体貸し機は、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものであることを特徴とする遊技システム。
【0033】
当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機に通信回線を通じて接続され、遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機であって、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備え、前記遊技媒体貸し機は、前記貸し出し個数と、前記遊技機において算出された、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づく遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたことを特徴とする遊技媒体貸し機。
【0034】
上述した発明によれば、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不正行為の可能性を低下させることができる。
【0035】
[用語の定義等]
「遊技機」とは、いわゆるパチンコ遊技機やスロット遊技機を含む概念であり、何らかの媒体を用いて遊技者自信の益を増やすために遊技を行い得る機構を備えたものをさす。
【0036】
「遊技媒体」とは、パチンコ遊技機やスロット遊技機やメダル遊技機といった遊技機で遊技を行う際に必要とされるものであり、例えばメダル、パチンコ球、又は、クレジット等といったものを指す。この遊技媒体を多く獲得するほど、遊技状態が遊技者にとって有利な状態となることを示すものである。また、メダル、パチンコ球、又は、クレジット等といったもののほか、例えば、無償の遊技権利を与えるボーナスゲーム等を含むものである。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に好適な実施形態の一例について、図を参照しながら説明する。
【0038】
尚、以下において説明する実施形態においては、本発明に係る遊技機に好適な実施形態の一例として、本発明をスロット遊技機に適用した場合を示す。
【0039】
また、スロット遊技機だけでなくとも、パチンコ遊技機、メダル遊技機等、遊技媒体を用いて遊技が行われる遊技機に適用するものであればよい。
【0040】
[システムの全体構成]
図1は、本発明に係るサーバ80及び複数のスロット遊技機10及びスロット遊技機10に併設されるCRサンド200を有する遊技管理システムの構成を示すブロック図である。
【0041】
この図1に示す遊技管理システムにおいて、各スロット遊技機10にはCRサンド200が併設され、スロット遊技機10及びCRサンド200はネットワークNTを介してサーバ80に接続されている。このネットワークNTを介してサーバ80と種々の情報を送受信できるようになされている。
【0042】
サーバ80は、複数のスロット遊技機10及び複数のCRサンド200からなるスロット遊技機群G01を一括管理し、複数のスロット遊技機群G02〜Gxxごとに管理することにより遊技場全体を管理している。また、サーバ80は、スロット遊技機群G01に含まれるスロット遊技機10とCRサンド200とを一組として各組ごとに、それぞれ固有の識別番号(例えば、G01−01、G01−02、・・・、G01−10)が付され、サーバ80は当該識別番号により各スロット遊技機10及びCRサンド200から送られてくるデータの出所を判別している。サーバ80からスロット遊技機10及びCRサンド200にデータを送信する場合にも、上述した識別番号を用いて送信先のスロット遊技機10及びCRサンド200を指定している。
【0043】
また、スロット遊技機10及びCRサンド200から送受信されるデータには、スロット遊技機10とCRサンド200とを一組として設定された各組ごとの識別番号以外に、そのCRサンド200から遊技者に貸し出されたコインの枚数、スロット遊技機10に投入されたコイン枚数、及びスロット遊技機10から払い出されたコイン枚数を示すデータ等も含まれている。これらのコイン枚数を示すデータにより、サーバ80では、スロット遊技機10で使用されるコイン枚数を管理するようにしている。
【0044】
尚、本実施形態では、サーバ80は、複数のスロット遊技機10及び複数のCRサンド200からなるスロット遊技機群ごとに遊技場全体を管理することとしたが、本発明はこれに限らず、CRサンド200を含む各スロット遊技機10ごとに管理することとしてもよい。
【0045】
[遊技機の構成]
スロット遊技機10及びCRサンド200の概略を示す図を図2に示す。図2に示す10はスロット遊技機の本体である。スロット遊技機10の全体を形成している筐体12の正面には、矩形状の表示パネル14が設けられている。表示パネル14は、光の透過が可能な透過部16と、画像表示可能な表示部18とが設けられ、表示部18は透過部16を囲むように位置している。
【0046】
筐体12の内部には、各々の外周面に複数種類の識別情報画像が描かれた3個のリール26L、26C、26Rが回転自在に設けられている。これらのリール26L、26C、26Rの各々は、上述した表示パネル14の透過部16を介して視認可能に設けられている。後述する如く、リール26L、26C、26Rは、透過部16において、リール26L、26C、26Rの外周面に描かれた識別情報画像が上から下に向かって移動するように回転駆動される。そしてリール26L、26C、26Rの各々の回転が停止したときには、1リール毎に3つの外周面に描かれた識別情報画像が透過部16を介して視認されるように停止するのである。
【0047】
表示パネル14の上方には、警報ランプ48が設けられている。後述する如く、この警報ランプ48が点灯することにより、スロット遊技機10で使用されたコイン枚数に異常があったことが遊技場内に報知されるのである。
【0048】
この警報ランプ48は、請求項中の増減報知手段を含むものに相当する。
【0049】
表示パネル14の下方には、略水平の台座部28が設けられており、その上面右側には、コイン投入口31が設けられている。遊技者によりこのコイン投入口31にコインが投入されると、後述する投入コインカウンタ52(図3参照)により投入されたコイン枚数がカウントされる。投入されたコイン枚数は台座部28の略中央に設けられたクレジット表示部17にクレジット表示される。
【0050】
この投入コインカウンタ52は、請求項中の投入個数算出手段を含むものに相当する。
【0051】
また、台座部28の上面左側には、1回の押圧操作により、既に投入されているコインのうちの1枚だけを遊技の賭けの対象とするための1−BETスイッチ20と、既に投入されているコインのうちの2枚だけを遊技の賭けの対象とするための2−BETスイッチ22と、既に投入されているコインのうち1回の遊技に可能な最大枚数のコインを遊技の賭けの対象とするための最大BETスイッチ24とが設けられている。
【0052】
この1−BETスイッチ20を遊技者が操作したときには、上述したクレジット表示部17に表示されたクレジット数から1が減算され、3個のリール各々の視認可能な3つの識別情報画像の内、各々中央の識別情報画像の組合せからなる入賞ラインのみが遊技結果の判定に対して有効(以下、遊技結果の判定に対して有効となる識別情報画像の組合せを「有効ライン」と称する)となる。また、2−BETスイッチ22を操作したときには、上述したクレジット表示部17に表示されたクレジット数から2が減算され、上述の有効ラインの他に、3個のリール各々の視認可能な3つの識別情報画像の内、各々上側の識別情報画像の組合せ、又は各々下側の識別情報画像の組合せからなる入賞ラインを加えた、合計3本の入賞ラインが有効ラインとなる。
【0053】
更に、最大BETスイッチ24を操作したときには、上述したクレジット表示部17に表示されたクレジット数から5が減算され、既に投入されているコインが3枚以上であるときには、上述したクレジット表示部17に表示されたクレジット数から5枚にいたる不足分が減算され、上述の有効ラインの他に、リール26L上の上側の識別情報画像、リール26C上の中央の識別情報画像及びリール26R上の下側の識別情報画像の組合せからなる入賞ラインと、リール26L上の下側の識別情報画像、リール26C上の中央の識別情報画像及びリール26R上の上側の識別情報画像との組合せからなる入賞ラインと、を加えた5本の入賞ラインの全てを有効化する。
【0054】
これらのBETスイッチ20、22又は24を押圧操作することで、押圧操作されたBETスイッチに応じて上述した入賞ラインが有効化されることとなる。
【0055】
台座部28の前面の左側には、スタートレバー32が傾動可能に設けられている。このスタートレバー32を遊技者が傾動操作することにより、上述した3つのリール26L、26C、26Rの回転が一斉に開始される。3つのリール26L、26C、26Rが回転したときには、リール26L、26C、26Rの各々の外周面に描かれている識別情報画像が、表示パネル14の透過部16において変動表示されることとなる。
【0056】
上述した3つのリール26L、26C、26Rの回転速度が所定の速度に達したときには後述するリール停止スイッチ34L、34C、34Rの遊技者による操作が有効となる。
【0057】
台座部28の前面の中央には、3個のリール停止スイッチ34L、34C、34Rが設けられている。リール停止スイッチ34Lはリール26Lに対応し、リール停止スイッチ34Cはリール26Cに対応し、リール停止スイッチ34Rはリール26Rに対応している。リール停止スイッチ34Lを遊技者が押圧操作したときには、リール26Lが停止し、リール停止スイッチ34Cを遊技者が押圧操作したときには、リール26Cが停止し、リール停止スイッチ34Rを遊技者が押圧操作したときには、リール26Rが停止するように制御が行われる。
【0058】
スタートレバー32の左側には、払出スイッチ36が設けられている。遊技者が払出スイッチ36を押圧操作したときには、正面下部に設けられたコイン払出口38の内部に設けられた、コインを払い出すためのホッパを含む払出装置58(図3参照)により、クレジット表示部17に表示されたクレジット数に応じた枚数のコインがコイン払出口38から払い出され、払い出されたコインはコイン受け部40に溜められる。また、払い出されたコイン枚数は、後述するコイン払出口38の内部に設けられた払出コインカウンタ54(図3参照)によってカウントされることとなる。
【0059】
この払出コインカウンタ54は、請求項中の還元個数算出手段を含むものに相当する。
【0060】
また、このコイン受け部40の上側には、筐体12の内部に収納されたスピーカ(図示せず)から発せられた音を筐体12の外部へ出すための透音口42が設けられている。
【0061】
上述したリール26L、26C、26Rの各々には、外周面に複数種類の識別情報画像が、所定の数、例えば21個ずつ描かれている。リール26L,26C,26Rの各々の回転が停止したときの、表示パネル14の透過部16から視認可能なこれらの識別情報画像の配置により、所定量のコインの賞与や、遊技者に対して有利な状態への遊技の移行などが行われる。
【0062】
[遊技媒体貸し機の構成]
スロット遊技機10及びCRサンド200の概略を示す図を図2に示す。
【0063】
図2に示す10はスロット遊技機の本体であり、これに隣接させてCRサンド200を設けている。
【0064】
CRサンド200は、プリペイドカード等の磁気カードを挿入するカード投入口201、カードの残度数が表示される度数表示部202、コインを貸し出す貸出スイッチ203、挿入したカードを返却する返却スイッチ204及び貸し出されたコインが排出されるコイン貸出口206が設けられている。
【0065】
後述する如く、遊技者によって、カード投入口201にカードが挿入されると、度数表示部202にカードの残度数が表示される。
【0066】
遊技者により貸出スイッチ203が押圧操作されたときには、コイン貸出口206の内部に設けられた、貸し出されるコインを払い出すためのホッパを含む貸出装置209により、遊技者による貸出スイッチ203の押圧操作に応じた所定枚数のコインがコイン貸出口206から払い出され、払い出されたコインはコイン貸出口206の下方に設けられたコイン受け部に溜められる。また、貸し出されたコイン枚数は、後述するコイン貸出口206の内部に設けられた貸出コインカウンタ205(図4参照)によってカウントされることとなる。
【0067】
この貸出コインカウンタ205は、請求項中の貸し出し個数算出手段を含むものに相当する。
【0068】
遊技球の貸し出しが行われると、これに応じてカード度数が減算され、磁気カードの残度数が度数表示部202に表示される。遊技者は残度数が0になるまで遊技球の貸し出しを受けることができる。また、遊技者によって返却スイッチ204が押されると、挿入された磁気カードが返却される。
【0069】
尚、本実施形態では、遊技媒体貸し機は、プリペイドカード等の磁気カードを用いるCRサンド200を用いることとしたが、本発明はこれに限らず、現金を投入する現金サンドを用いることとしてもよい。
【0070】
尚、本実施形態における遊技媒体貸し機では、遊技媒体の貸し出しは、実際にコインが払いだされることにより行われることとしたが、コインが払いだされることなく、スロット遊技機10にカード度数分に相当するコイン枚数がクレジットされることにより行われることとしてもよい。
【0071】
[遊技機の制御部の構成]
スロット遊技機10を制御する制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図を図3に示す。
【0072】
主制御回路100は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行う中央処理回路(以下、CPUと称する)106と、記憶手段であるROM108(リード・オンリー・メモリ)及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)110とを含むものである。
【0073】
CPU106は、請求項中の投入個数算出手段、還元個数算出手段、増減報知手段を含むものに相当する。
【0074】
また、ROM108は、請求項中の投入個数算出手段、還元個数算出手段、増減報知手段を含むものに相当する。
【0075】
更に、RAM110は、請求項中の投入個数算出手段、還元個数算出手段、増減報知手段を含むものに相当する。
【0076】
この主制御回路100には、後述する如く、インターフェイス回路群102、入出力バス104、乱数発生部112、通信用インターフェイス回路126が備えられている。
【0077】
また、CPU106には、入出力バス104を介して、データ信号又はアドレス信号の入出力が行われるものである。
【0078】
上述したスタートレバー32は、主制御回路100のインターフェイス回路群102に接続され、インターフェイス回路群102は、入出力バス104に接続されている。スタートレバー32から発せられた始動開始信号は、インターフェイス回路群102において所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。入出力バス104は、CPU106にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0079】
また、上述したインターフェイス回路群102には、リール停止スイッチ34L,34C,34R、1−BETスイッチ20、2−BETスイッチ22、最大BETスイッチ24及び払出スイッチ36も接続されている。これらのスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0080】
更に、インターフェイス回路群102には、上述した投入コインカウンタ52も接続されている。この投入コインカウンタ52から発せられる信号は、インターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0081】
更にまた、インターフェイス回路群102には、上述した払出コインカウンタ54も接続されている。この払出コインカウンタ54から発せられる信号は、インターフェイス回路群102に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス104に供給される。
【0082】
上述した入出力バス104には、ROM108及びRAM110も接続されている。ROM108は、スロット遊技機10の全体の流れを制御する制御プログラムを記憶する。更に、ROM108は、スロット遊技機10で行われる遊技を制御するための制御プログラムを実行するための初期データ等を記憶する。
【0083】
また、本実施形態におけるスロット遊技機10におけるプログラムは、具体的には、下記のようなものを含む。
【0084】
(A) 「前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出ステップ」をコンピュータに実行せしめるプログラム。
【0085】
(B) 「遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出ステップ」をコンピュータに実行せしめるプログラム。
【0086】
上述したプログラムを実行させることによって、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不法行為の可能性を低下させることができる。
【0087】
更には、このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能であればよく、遊技機自体に限らず、サーバ等における記憶媒体に記憶されていればよい。更にまた、このようなプログラムは、別の構成となっている機器に内蔵された記憶媒体に記憶されていればよく、遊技機及びサーバに内蔵された記憶媒体に分割して記憶されていてもよい。
【0088】
更にまた、本実施形態でのプログラムは、ROM108に記録されていたが、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD等の記憶媒体に記録されていてもよい。更にまた、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にRAM110等に記録されるものでもよい。更にまた、各々のプログラムが別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
【0089】
RAM110は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶する。
【0090】
入出力バス104には、乱数を発生するための乱数発生部112も設けられている。乱数発生部112は、一定の範囲の数値、例えば0〜65535(2の16乗)に含まれる乱数を発生する。尚、乱数は、CPU106の演算処理により発するように構成してもよい。
【0091】
また、入出力バス104には、表示パネル14の表示部18における画像表示と、リール26L,26C,26Rにおける識別情報画像の表示と、を制御するための表示制御回路114も接続されている。
【0092】
更に、表示制御回路114には、表示パネル14の表示部18を駆動する表示駆動回路116も接続されており、CPU106は、ROM108に記憶されている画像データや文字データ等を読み出し、そのデータを表示駆動回路116に供給する。
【0093】
更にまた、表示制御回路114には、クレジット表示部17も接続されており、CPU106は、上述した投入コインカウンタ52及び払出コインカウンタ54から発せられた投入信号及び払出信号に応じて、を介してクレジット表示部17にクレジット数を表示させる。
【0094】
更にまた、表示制御回路114には、モータ駆動回路118も接続されている。モータ駆動回路118には、上述した3つのリール26L、26C、26Rの各々を回転駆動するステッピングモータ62L、62C、62Rが接続されている。ステッピングモータ62L、62C、62Rの各々は、3つのリール26L、26C、26Rの内部に設けられ、ステッピングモータ62L、62C、62Rの回転シャフトがリール26L、26C、26Rの回転中心となるように、リール26L、26C、26Rは、ステッピングモータ62L、62C、62Rに設けられている。
【0095】
CPU106から発せられる駆動制御命令は、モータ駆動回路118により駆動信号に変換され、駆動信号はステッピングモータ62L、62C、62Rに供給される。尚、駆動制御命令には、回転速度の命令も含まれており、ステッピングモータ62L、62C、62Rの回転制御及び停止制御を行うとともに、回転速度の制御も行う。
【0096】
更にまた、リール26L、26C、26Rの各々には、各リールの回転角度位置を検出するための回転角度位置センサ(図示せず)が設けられており、回転角度位置センサは、リール回転角度位置検出回路120に接続されている。リール26L、26C、26Rの各々の回転角度位置を示す信号が回転角度位置センサから発せられたときには、リール回転角度位置検出回路120に供給され、所定の信号に変換された後、表示制御回路114に供給される。
【0097】
更にまた、ランプ駆動回路122には警報ランプ48が接続されており、CPU106は、後述するサーバ80から供給された警報ランプ48を点灯駆動させる旨の信号に応じて、警報ランプ48を点灯駆動させるのである。これにより、スロット遊技機10で使用されるコイン枚数が不正な状態にあることを遊技場内に報知することができる。
【0098】
更にまた、入出力バス104には、スピーカ46を駆動するためのスピーカ駆動回路124も接続されており、CPU106は、ROM108に記憶されている音声データを読み出し、そのデータをスピーカ駆動回路124に供給する。このようにすることより、スピーカ46から所定の音声が発せられるのである。
【0099】
更にまた、入出力バス104には、ホッパ駆動回路56が接続されており、後述する如く、CPU106は、上述した如く、遊技者の押圧操作により払出スイッチ36から払出信号が発せられたことに応じて、駆動信号及び駆動電力をホッパ駆動回路56に供給する。
【0100】
更にまた、入出力バス104には、通信用インターフェイス回路126が接続されており、後述する如く、公衆電話回線網やローカルエリアネットワーク(LAN)等の通信回線を介して、サーバ80等との通信を行うためのものである。
【0101】
[遊技媒体貸し機の制御部の構成]
CRサンド200を制御する制御回路と、これに電気的に接続されている周辺装置とを含む回路構成を示すブロック図を図4に示す。
【0102】
主制御回路210は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行う中央処理回路(以下、CPUと称する)216と、記憶手段であるROM(リード・オンリー・メモリ)218及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)220とを含むものである。
【0103】
CPU216は、請求項中の貸し出し個数算出手段、増減報知手段を含むものに相当する。
【0104】
また、ROM218は、請求項中の貸し出し個数算出手段、増減報知手段を含むものに相当する。
【0105】
更に、RAM220は、請求項中の貸し出し個数算出手段、増減報知手段を含むものに相当する。
【0106】
この主制御回路210には、後述する如く、インターフェイス回路群212、入出力バス214、通信用インターフェイス回路222が備えられている。
【0107】
また、CPU216には、入出力バス214を介して、データ信号又はアドレス信号の入出力が行われるものである。
【0108】
上述したカード投入口201は、主制御回路210のインターフェイス回路群212に接続され、インターフェイス回路群212は、入出力バス214に接続されている。遊技者によりプリペイドカード等が投入されることに応じてカード投入口201から発せられた投入検知信号は、インターフェイス回路群212において所定の信号に変換された後、入出力バス214に供給される。入出力バス214は、CPU216にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
【0109】
また、上述したインターフェイス回路群212には、貸出スイッチ203及び返却スイッチ204も接続されている。これらのスイッチから発せられる信号もインターフェイス回路群212に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス214に供給される。
【0110】
更に、インターフェイス回路群212には、上述した貸出コインカウンタ205も接続されている。この貸出コインカウンタ205から発せられる信号は、インターフェイス回路群212に供給され、所定の信号に変換された後、入出力バス214に供給される。
【0111】
更にまた、上述した入出力バス214には、ROM218及びRAM220も接続されている。ROM218は、CRサンド200で行われるコインの貸し出しを制御するための制御プログラムを実行するための初期データ等を記憶する。
【0112】
本実施形態におけるCRサンド200におけるプログラムは、具体的には、下記のようなものを含む。
【0113】
(A) 「遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出ステップ」をコンピュータに実行せしめるプログラム。
【0114】
上述したプログラムを実行させることによって、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不法行為の可能性を低下させることができる。
【0115】
更に、このようなプログラムは、コンピュータ読み取り可能であればよく、遊技機自体に限らず、サーバ等における記憶媒体に記憶されていればよい。更にまた、このようなプログラムは、別の構成となっている機器に内蔵された記憶媒体に記憶されていればよく、遊技機及びサーバに内蔵された記憶媒体に分割して記憶されていてもよい。
【0116】
更にまた、本実施形態でのCRサンド200におけるプログラムは、ROM218に記録されていたが、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD等の記憶媒体に記録されていてもよい。更にまた、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にRAM220等に記録されるものでもよい。更にまた、各々のプログラムが別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
【0117】
RAM220は、上述した制御プログラムで使用するフラグや変数の値を一時的に記憶する。
【0118】
また、入出力バス214には、度数表示部202におけるカード度数の表示を制御するための表示制御回路224も接続されている。
【0119】
更にまた、入出力バス214には、ランプ駆動回路226も接続されており、CPU216は、後述するサーバ80から供給された警報ランプ208を駆動させる旨の信号に応じて、ランプ駆動回路226に点灯駆動信号及び点灯駆動電力を供給し、警報ランプ208を点灯駆動させるのである。これにより、スロット遊技機10で使用されるコイン枚数が不正な状態にあることを遊技場内に報知することができる。
【0120】
更にまた、入出力バス214には、ホッパ駆動回路228が接続されており、後述する如く、CPU216は、上述した如く、遊技者の押圧操作により貸出スイッチ203から貸出信号が発せられたことに応じて、駆動信号及び駆動電力をホッパ駆動回路228に供給し、貸出装置209を駆動させるのである。
【0121】
更にまた、入出力バス214には、通信用インターフェイス回路222が接続されており、後述する如く、公衆電話回線網やローカルエリアネットワーク(LAN)等の通信回線を介して、サーバ80等との通信を行うためのものである。
【0122】
[遊技機の動作]
上述したスロット遊技機10の主制御回路100において実行されるスロット遊技機10を制御するサブルーチンを図5から図7に示す。尚、図5に示すサブルーチンは、予め実行されているスロット遊技機10のメインプログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
【0123】
以下においては、スロット遊技機10は予め起動されており、上述したCPU106において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
【0124】
[遊技機処理]
図5は、スロット遊技機10で行われる遊技機処理を示すサブルーチンである。
【0125】
図5に示すサブルーチンでは、最初に、投入コイン計数処理を実行する(ステップS31)。この処理において、CPU106は、遊技者の操作によりコインが上述したコイン投入口31を介してスロット遊技機10に投入されたことに応じて、投入コインカウンタ52から投入信号が発せられたか否かを検出することにより、投入されたコイン枚数を記録する。詳しくは、図6を用いて後述する。この処理が終了した後、ステップS32に処理を移す。
【0126】
次いで、ベット処理が行われたか否かを判断する(ステップS32)。この処理において、CPU106は、遊技者により上述した1−BETスイッチ20、2−BETスイッチ22、及び、最大BETスイッチ24のいずれかが押圧操作されたことに応じて、上述した各ベットスイッチのいずれかから操作信号が発せられたか否かを判断する。CPU106は、各ベットスイッチのいずれかから操作信号が発せられたと判別した場合には、押圧操作により各ベットスイッチのいずれかから発せられた操作信号に応じて、ベットされたコイン枚数をベットコインデータとしてRAM110に記録し、各ベットスイッチのいずれかから発せられた操作信号に応じて有効となった賭けラインを示すべく、表示制御回路114に表示駆動信号を発し、ステップS33に処理を移す。一方、各ベットスイッチから操作信号が発せられないと判別した場合には、再びステップS32に処理を移し、ベット処理が行われたか否かを判断する処理を行う。
【0127】
次いで、スタートレバー32が操作されたか否かを判断する(ステップS33)。この処理において、CPU106は、遊技者により上述したスタートレバー32が傾動操作されたことに応じて、スタートレバー32から始動開始信号が発せられたか否かを判断する。CPU106は、スタートレバー32から始動開始信号が発せられたと判別した場合には、ステップS34に処理を移し、スタートレバー32から始動開始信号が発せられていないと判別した場合には、再びステップS33に処理を移し、スタートレバー32が操作されたか否かを判断する処理を行う。尚、後述する如く、遊技者によりスタートレバー32が操作され、3個のリール26L、26C、26Rが回転開始し始めてから停止し、再度スタートレバー32が操作されるまでを一連の遊技と考えることとする。
【0128】
次いで、内部抽選処理を行う(ステップS34)。この処理において、CPU106は、乱数発生部112に対して乱数を発生させる旨の命令を発し、当該命令を受けた乱数発生部112は、乱数を発生させる。そしてCPU106は、得られた乱数に基づく内部抽選データをRAM110の所定の位置に記録するのである。以上の処理が終了した後、ステップS35に処理を移す。
【0129】
次いで、リール回転制御処理が行われる(ステップS35)。この処理において、CPU106は、3個のリール26L、26C、26Rの各々を回転させる旨の信号をモータ駆動回路118に送信する。これにより3個のステッピングモータ62L、62C、62Rの各々が駆動され、3個のリール26L、26C、26Rの各々が回転を開始するのである。この処理が終了した場合には、ステップS36に処理を移す。
【0130】
次いで、リール停止スイッチが操作されたか否かを判断する(ステップS36)。この処理において、CPU106は、遊技者により3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの内のいずれか一つが押圧操作されたことに応じて、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの内のいずれかから停止信号が発せられたか否かを判断する。CPU106は、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの内のいずれからも停止信号が発せられていないと判別した場合には、再びステップS36に処理を戻し、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの内のいずれか一つが押圧されるのを待ち、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの内のいずれか一つから停止信号が発せられたと判別した場合には、ステップS37に処理を移す。
【0131】
次いで、停止制御処理を行う(ステップS37)。この処理において、CPU106は、上述したステップS36において、停止信号を発したリール停止スイッチに対応するリール(リール停止スイッチ34Lから停止信号が発せられた場合にはリール26L、リール停止スイッチ34Cから停止信号が発せられた場合にはリール26C、リール停止スイッチ34Rから停止信号が発せられた場合にはリール26)を停止させるために、当該リール停止スイッチから停止信号が発せられた旨の信号を表示制御回路114に送信する。当該信号を受信した表示制御回路114は、RAM110の所定の位置に記録された、上述したステップS34において得られた内部抽選データと、リール回転角度位置検出回路120から送信された、当該リール停止スイッチが押圧された時点におけるリール回転角度位置と、を加味することにより、適正なリールの停止角度を算出する。そして、表示制御回路114は、当該リールを算出した停止角度において停止させる旨の信号をモータ駆動回路118に送信する。これにより対応するステッピングモータが停止され、対応するリールが回転を停止するのである。この処理が終了した後ステップS38に処理を移す。
【0132】
次いで、全リールスイッチが操作されたか否かを判断する(ステップS38)。この処理において、CPU106は、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの全てから停止信号が発せられたか否かを判断する。CPU106は、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの全てから停止信号が発せられたと判別した場合には、ステップS39に処理を移し、3つのリール停止スイッチ34L、34C、34Rの全てから停止信号が発せられていないと判別した場合には、ステップS36に処理を戻す。
【0133】
次いで、停止したリール上の識別情報画像の組合せにより役が完成したか否かの判断が行われる(ステップS39)。この処理において、CPU106は、停止したリール上の識別情報画像の組合せの中で、役が完成した組合せが有効ライン上に並んでいるか否かを判断する。CPU106は、役が完成していないと判別した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させ、役が完成していると判別した場合には、ステップS40に処理を移す。
【0134】
次いで、還元コイン計数処理を行う(ステップS40)。この処理において、CPU106は、コインの還元、即ち、払出しがあったときには、上述した払出コインカウンタ54から払出信号が発せられたか否かを検出することにより、払い出されたコイン枚数を記録する。詳しくは、図7を用いて後述する。
【0135】
以上の処理が終了した後、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0136】
[投入コイン計数処理]
上述したステップS31における投入コイン計数処理では、図6に示すサブルーチンが呼び出される。
【0137】
最初に、コインが投入されたか否かを判断する(ステップS41)。この処理において、CPU106は、遊技者によりコイン投入口31にコインが投入されたことに応じて、投入コインカウンタ52から投入信号が発せられたか否かを判断する。CPU106は、投入コインカウンタ52から投入信号が発せられたと判別した場合には、ステップS42に処理を移し、投入コインカウンタ52から投入信号が発せられないと判別した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0138】
次いで、投入コイン計数処理を行う(ステップS42)。この処理においては、遊技者により遊技を行うために遊技機にコインが投入される毎に、遊技開始から遊技機に投入されたコイン枚数の累計を算出する処理を行う。上述したコイン投入口31から投入されたコインは、上述した投入コインカウンタ52により、投入されたコイン枚数が計数されることとなる。CPU106は、投入コインカウンタ52から発せられた投入信号を検出すると、RAM110に位置付けられた投入コインデータを読み出し、その読み出した投入コインデータに「1」を示すデータを加算し、更新された投入コインデータとしてRAM110に記録する処理を行う。CPU106は、投入コインカウンタ52から発せられた投入信号を検出する毎に、RAM110に記録されている投入コインデータに「1」を示すデータを累積的に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS43に処理を移す。
【0139】
次いで、計数結果送信処理を行う(ステップS43)。この処理においては、上述したステップS42において算出された、遊技開始から遊技機に投入されたコイン枚数の累計を投入コインデータとしてサーバ80にデータ送信する処理を行う。CPU106は、RAM110に記録されている投入コインデータを読み出し、その読み出したデータを、通信用インターフェイス回路126を介してサーバ80に送信する。以上の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了させる。
【0140】
尚、本実施形態では、コインが遊技機に投入されるごとに、遊技開始から遊技機に投入されたコイン枚数の累計を投入コインデータとしてサーバ80にデータ送信する処理を行うこととしたが、本発明はこれに限らず、投入コインデータをサーバ80に送信するタイミングは、どのようなタイミングで行われることとしても良い。例えば、遊技者によりスタートレバー32が傾動操作されることにより3個のリール(26L,26C、26R)の回転が開始されてから停止され、再度スタートレバー32が傾動操作されるまでを1回の遊技とした場合には、スタートレバー32が傾動操作されるごとに、遊技開始から遊技機に投入されたコイン枚数の累計を投入コインデータとしてサーバ80に送信することとしてもよい。
【0141】
[払出コイン計数処理]
上述したステップS40における払出コイン計数処理では、図7に示すサブルーチンが呼び出される。
【0142】
最初に、コインの払出しがあったか否かを判断する(ステップS51)。この処理において、CPU106は、遊技者により上述した払出スイッチ36が押圧操作されたことに応じて、払出スイッチ36から払出信号が発せられたか否かを判断する。CPU106は、払出スイッチ36から払出信号が発せられたと判別した場合には、ホッパ駆動回路56に入出力バス104を介して払出装置58を駆動させコインを払い出すための駆動信号及び駆動電力を供給し、ステップS52に処理を移す。一方、払出スイッチ36から払出信号が発せられないと判別した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0143】
次いで、払出コイン計数処理を行う(ステップS52)。この処理においては、払出装置58からコインが払い出されるごとに、遊技開始から遊技機から払い出されたコイン枚数の累計を算出する処理を行う。上述した払出装置58から払い出されたコインは、上述した払出コインカウンタ54により、払いだされたコイン枚数が計数されることとなる。CPU106は、払出コインカウンタ54から発せられた払出信号を検出すると、RAM110に位置付けられた払出コインデータを読み出し、その読み出した払出コインデータに「1」を示すデータを加算し、更新された払出コインデータとしてRAM110に記録する処理を行う。CPU106は、払出コインカウンタ54から発せられた払出信号を検出する毎に、RAM110に記録されている払出コインデータに「1」を示すデータを累積的に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS53に処理を移す。
【0144】
次いで、計数結果送信処理を行う(ステップS53)。この処理においては、上述したステップS52において算出された、遊技開始から遊技機から払い出されたコイン枚数の累計を払出コインデータとしてサーバ80にデータ送信する処理を行う。CPU106は、RAM110に記録されている払出コインデータを読み出し、その読み出したデータを、通信用インターフェイス回路126を介してサーバ80に送信する。以上の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了させる。
【0145】
尚、本実施形態では、払出装置58からコインが払い出されるごとに、遊技開始から遊技機から払い出されたコイン枚数の累計を払出コインデータとしてサーバ80にデータ送信する処理を行うこととしたが、本発明はこれに限らず、払出コインデータをサーバ80に送信するタイミングは、どのようなタイミングで行われることとしても良い。例えば、遊技者によりスタートレバー32が傾動操作されることにより3個のリール(26L,26C、26R)の回転が開始されてから停止され、再度スタートレバー32が傾動操作されるまでを1回の遊技とした場合には、スタートレバー32が傾動操作されるごとに、遊技開始から遊技機遊技機から払い出されたコイン枚数の累計を払出コインデータとしてサーバ80に送信することとしてもよい。
【0146】
[遊技媒体貸し機の動作]
上述したCRサンド200の主制御回路210において実行されるCRサンド200を制御するサブルーチンを図8に示す。尚、図8に示すサブルーチンは、予め実行されているCRサンド200のメインプログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
【0147】
以下においては、CRサンド200は予め起動されており、上述したCPU216において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
【0148】
[遊技媒体貸し機処理]
図8は、CRサンド200で行われる遊技媒体貸し機処理を示すサブルーチンである。
【0149】
最初に、カードが有効か否かを判断する(ステップS21)。この処理において、CPU216は、遊技者によりカード投入口201に磁気カードが投入されたことに応じて、磁気カードに記録された磁気データを読出し、読み出した磁気データに基づいて、遊技者により投入された磁気カードが有効であるか否かを判断する。具体的には、磁気カードに残度数があるか、違法改造カードであるか否かを判断するのである。CPU216は、投入された磁気カードが有効であると判別した場合には、ステップS22に処理を移し、挿入された磁気カードが有効でないと判別した場合には、カード投入口201にカードを排出する旨の信号を発し、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0150】
次に、貸出スイッチ203が操作されたか否かを判断する(ステップS22)。この処理において、CPU216は、遊技者により貸出スイッチ203が押圧操作されたことに応じて、貸出スイッチ203から貸出信号が発せられたか否かを判断する。CPU216は、インターフェイス回路群212を介して、貸出スイッチ203から貸出信号が発せられたと判別した場合には、貸出装置209を駆動させるための駆動信号及び駆動電力をホッパ駆動回路228に供給し、ステップS23に処理を移す。一方、貸出スイッチ203から貸出信号が発せられていないと判別した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0151】
次いで、貸出コイン計数処理を行う(ステップS23)。この処理においては、貸出装置209からコインが貸し出される毎に、遊技開始からCRサンド200から貸し出されたコイン枚数の累計を算出する処理を行う。上述した貸出装置209から貸し出されたコインは、上述した貸出コインカウンタ205により、貸し出されたコイン枚数が計数されることとなる。CPU216は、貸出コインカウンタ205から発せられた貸出信号を検出すると、RAM220に位置付けられた貸出コインデータを読み出し、その読み出した貸出コインデータに「1」を示すデータを加算し、更新された払出コインデータとしてRAM220に記録する処理を行う。CPU216は、貸出コインカウンタ205から発せられた貸出信号を検出する毎に、RAM220に記録されている貸出コインデータに「1」を示すデータを累積的に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS24に処理を移す。
【0152】
次いで、計数結果送信処理を行う(ステップS24)。この処理においては、上述したステップS23において算出された、遊技開始から遊技機から貸し出されたコイン枚数の累計を貸出コインデータとしてサーバ80にデータ送信する処理を行う。CPU216は、RAM220に記録されている貸出コインデータを読み出し、その読み出したデータを、通信用インターフェイス回路222を介してサーバ80に送信する。以上の処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了させる。
【0153】
尚、本実施形態では、貸出装置209からコインが貸し出される毎に、遊技開始からCRサンド200から貸し出されたコイン枚数の累計を貸出コインデータとしてサーバ80にデータ送信する処理を行うこととしたが、本発明はこれに限らず、貸出コインデータをサーバ80に送信するタイミングは、どのようなタイミングで行われることとしても良い。例えば、1回の貸し出しが終了するごとに、即ち、1回の貸し出しで貸し出される所定量のコイン枚数が計数されたことに応じて、遊技開始からCRサンド200から貸し出されたコイン枚数の累計を貸出コインデータとしてサーバ80に送信することとしてもよい。
【0154】
[サーバの構成]
図1に示すように、CRサンド200及びスロット遊技機10は、通信回線を介してサーバ80に接続されている。この通信回線は、公衆電話回線網や、携帯電話回線網等からなる通信回線である。
【0155】
サーバ80は、後述する如く、通信回線を介して、CRサンド200から発せられた貸出コインデータと、スロット遊技機10から発せられた投入コインデータ及び払出コインデータとを受信し、そのデータに基づいてスロット遊技機10で使用されるコインの枚数を管理し、コインの出入りに異変があるか否かを判断することとなる。
【0156】
即ち、サーバ80は、CRサンド200、スロット遊技機10を管理するものであり、以下の機能を有するものである。
【0157】
(A) 「前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する」機能。
【0158】
(B) 「前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う」機能。
【0159】
(C) 「遊技場ごと、若しくは、遊技場における複数の遊技機ごと、に管理する」機能。
【0160】
サーバ80が、上述した(A)及び(B)の機能を有することにより、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不法行為の可能性を低下させることができる。
【0161】
また、サーバ80が、上述した(C)の機能を有することにより、集中管理ができ、従来では煩雑であった管理作業が煩雑なものではなくなる。特に、複数の遊技機ごとに管理する場合、例えば、一列に並んだ遊技機群、即ち、島ごとに管理する場合では遊技者の係員等にとっては、管理しやすくなる。
【0162】
[サーバの制御部の構成]
上述したサーバ80の構成を示すブロック図を図9に示す。
【0163】
サーバ80は、CPU82と、ROM84と、RAM86と、ハードディスクドライブ88と、通信用インターフェイス回路90と、から構成されている。ハードディスクドライブ88には、後述するプログラム等が記録される。また、通信用インターフェイス回路90は、図1に示した如く、公衆電話回線網や、携帯電話回線網等からなる通信回線を介して、複数のCRサンド200、複数のスロット遊技機10と通信可能に接続され、貸出コインデータ、投入コインデータ、及び、払出コインデータを受け取ることとなる。
【0164】
また、CRサンド200、スロット遊技機10、及びサーバ80間の送信データは、ヘッダ部とパケット部から構成されており、ヘッダ部には送信元を示す送信先データ、送信先を示すデータ等が含まれている。一方、パケット部には命令コードと、その命令コードに基づいたデータ等が含まれている。
【0165】
尚、本実施形態では、サーバ80が、複数のスロット遊技機10及び複数のCRサンド200からなる遊技機群G01を一括管理し、さらに複数の遊技機群G02〜Gxxごとに管理することにより遊技場全体を管理することとしたが、本発明はこれに限らず、サーバ80が、併設されたスロット遊技機10をそれぞれ個別に管理することとしてもよく、また、サーバ80が、複数のスロット遊技機10からなるスロット遊技機群G01を一括管理することとしてもよい。
【0166】
尚、本実施形態では、サーバ80が、複数のスロット遊技機10及び複数のCRサンド200からなる遊技機群G01を一括管理し、さらに複数の遊技機群G02〜Gxxごとに管理することにより遊技場全体を管理することとしたが、本発明はこれに限らず、CRサンド200が、併設されたスロット遊技機10をそれぞれ個別に管理することとしてもよく、また、CRサンド200が、複数のスロット遊技機10からなるスロット遊技機群G01を一括管理することとしてもよい。
【0167】
この場合には、CRサンド200は、図13に示した如く、公衆電話回線網や、携帯電話回線網等からなる通信回線を介して、併設された1台の、または、複数台のスロット遊技機10及び複数台のスロット遊技機10に併設された他の複数台のCRサンド200と通信可能に接続され、貸出コインデータ、投入コインデータ、及び、払出コインデータを受け取ることとなる。
【0168】
また、後述するサーバで行われる各種の処理は、CRサンド200で行われることとなる。
【0169】
[サーバの制御プログラム]
上述したハードディスクドライブ88に記録されているプログラムには、CRサンド200から発せられた貸出コインデータ、スロット遊技機10から発せられた投入コインデータ及び払出コインデータを受信するためのプログラムや、受信した各データを記録するためのプログラムや、スロット遊技機10で使用されているコイン枚数に異変かあるか否かを判断するための演算プログラムや、スロット遊技機10で使用されているコイン枚数に異変かある旨を管理者又は従業員等に通知するプログラムや、CRサンド200及びスロット遊技機10を制御するためのプログラム等がある。
【0170】
また、上述したハードディスクドライブ88には、各種データベースが記録されている。
【0171】
図12に示すコイン枚数管理データベースは、サーバ80と通信可能に接続されている複数のCRサンド200の各々における貸出コインデータ、複数のスロット遊技機10の各々における投入コインデータ及び払出コインデータを集中管理可能としたものであり、このデータベースの項目としては、遊技機番号、貸出コインデータ(A)、投入コインデータ(B)、払出コインデータ(C)がある。また、図12に示すデータベースには、検出日時データ、検出内容コード、検出位置データが含まれている。
【0172】
上述した如く、貸出コインデータ(A)は、CRサンド200から供給されるものであり、貸出コインデータ(A)が供給される度に更新記録される。また、投入コインデータ(B)、払出コインデータ(C)は、スロット遊技機10から供給されるものであり、投入コインデータ(B)、払出コインデータ(C)が供給されるごとに更新記録される。
【0173】
[サーバの動作]
上述したサーバ80の主制御回路において実行されるサーバ80を制御するサブルーチンを図10から図11に示す。尚、図10に示すサブルーチンは、予め実行されているサーバ80のメインプログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
【0174】
[サーバ処理]
サーバ80を制御するサブルーチンを図10に示す。
【0175】
本実施形態におけるサーバ80では、図10に示す如く、サーバ処理を行うサブルーチンが呼びだされる。
【0176】
最初に、サーバ80では、所定のタイミングで、各CRサンド200又は各スロット遊技機10からの各データを受信したか否かを判断する(ステップS101)。
【0177】
各データとは、サーバ80が一括管理する、各CRサンド200から送信される貸出コインデータ、各スロット遊技機10から送信される投入コインデータ及び払出コインデータのことを指すものであり、各CRサンド200の通信用インターフェイス回路222又は各スロット遊技機10の通信用インターフェイス回路126、ネットワークNT(図1参照)、及びサーバ80の通信用インターフェイス回路90を介して各CRサンド200又は各スロット遊技機10から送信されるものである。
【0178】
上述した各データは、後述するように、各スロット遊技機10間で「コインの横流し」、コインを所持したままでの「台移動」等のコインの不正使用が行われたか否かを判断するために用いられるものである。
【0179】
この処理において、サーバ80のCPU82は、各CRサンド200又は各スロット遊技機10からの各データを受信したと判別した場合には、ステップS102に処理を移し、各CRサンド200又は各スロット遊技機10からの各データを受信していないと判別した場合には、再びステップS101に戻って各CRサンド200又は各スロット遊技機10からの各データを待ち受ける状態に移行することとなる。
【0180】
次いで、サーバ80では、データ記録処理を行う(ステップS102)。この処理では、サーバ80のCPU82は、各CRサンド200又は各スロット遊技機10から発せられた、上述した各データをサーバ80の通信用インターフェイス回路90を介して受信し、上述した各データに応じて、コイン枚数管理データベース(図12)としてハードディスクドライブ88に記録する。
【0181】
図1に示す如く、CRサンド200とスロット遊技機10とは併設されており、サーバ80は、これを一体として付与された固有の識別番号に基づいて上述した各データの管理を行っている。
【0182】
図12に示す如く、上述した各データは、サーバ80のハードディスクドライブ88に位置付けられたコイン枚数管理データベースに各識別番号ごとに記録されているものであり、CPU82は、各データを送信したCRサンド200及びスロット遊技機10に付与された識別番号に基づいて、コイン枚数管理データベースに識別番号ごとに記録されている各データを読み出すこととなる。CPU82は、読み出したデータに受信したデータを加算して、再びハードディスクドライブ88に記録する。
【0183】
例えば、CPU82は、識別番号G01−02を有するスロット遊技機10から投入コインデータである「100」を示すデータを受信したときには、図12に示す如く、コイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の位置に位置付けられた投入コインデータ(B)を読み出し、その読み出した投入コインデータを新たに受信した投入コインデータである「100」を示すデータに書き換える処理を行い、再びハードディスクドライブ88に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS103に処理を移す。
【0184】
次いで、演算処理を行う(ステップS103)。この処理において、サーバ80のCPU82は、ハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースに記録されている各データ、即ち、貸出コインデータ(A)、投入コインデータ(B)、及び払出コインデータ(C)を読み出し、ハードディスクドライブ88に記録されているスロット遊技機10で使用されているコイン枚数に異変かあるか否かを判断するための演算プログラムに基づいて、演算処理を行うこととなる。詳しくは、図11を用いて後述する。
【0185】
以上の処理が終了した場合には、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0186】
[演算処理]
上述したステップS103における演算処理では、図11に示すサブルーチンが呼び出される。
【0187】
最初にデータ(A)を参照する処理を行う(ステップS111)。CPU82は、上述した各データ、即ち、貸出コインデータ(A)、投入コインデータ(B)、及び払出コインデータ(C)のいずれかのデータを送信したCRサンド200及びスロット遊技機10が有する識別番号に基づいて、コイン枚数管理データベースの対応する識別番号の位置に記録されている各データ、即ち、貸出コインデータ(A)、投入コインデータ(B)、及び払出コインデータ(C)を読み出すこととなる。この処理においては、CPU82は、上述したハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースに記録されている貸出コインデータ(A)を読み出す。例えば、CPU82は、識別番号G01−02を有するスロット遊技機10から各データ、即ち、貸出コインデータ、投入コインデータ、及び払出コインデータのいずれかを受信したときには、図12に示す如く、コイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の(A)の位置に位置付けられた貸出コインデータである「100」を読み出す。この処理が終了した後、ステップS112に処理を移す。
【0188】
次いで、データ(B)を参照する処理を行う(ステップS112)。この処理において、CPU82は、上述したハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースに記録されている投入コインデータ(B)を読み出す。上述した例によれば、CPU82は、図12に示す如く、コイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の(B)の位置に位置付けられた投入コインデータである「130」を読み出す。この処理が終了した後、ステップS113に処理を移す。
【0189】
次いで、データ(C)を参照する処理を行う(ステップS113)。この処理において、CPU82は、上述したハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースに記録されている払出コインデータ(C)を読み出す。上述した例によれば、CPU82は、図12に示す如く、コイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の(C)の位置に位置付けられた払出コインデータである「10」を読み出す。この処理が終了した後、ステップS114に処理を移す。
【0190】
次いで、貸出コインデータ(A)+払出コインデータ(C)−投入コインデータ(B)、の演算式に基づいて演算結果を算出する処理を行う(ステップS114)。
【0191】
ある遊技者がスロット遊技機10で行われる遊技に使用可能な、即ち、スロット遊技機10に投入可能なコイン枚数は、原則として、CRサンド200から貸し出されたコイン枚数と、遊技を進めていく過程でスロット遊技機10から遊技者に払い出されたコイン枚数とを合計したコイン枚数に限られるため、スロット遊技機10に投入されるコイン枚数と、CRサンド200から貸し出されたコイン枚数に遊技を進めていく過程でスロット遊技機10から遊技者に払い出されたコイン枚数を合計したコイン枚数とは、原則として同枚数となる。
【0192】
したがって、CRサンド200から貸し出されたコイン枚数と、遊技を進めていく過程でスロット遊技機10から遊技者に払い出されたコイン枚数とを合計したコイン枚数を超過したコイン枚数がスロット遊技機10に投入されたときには、超過枚数分のコインは、その遊技者が遊技を行うCRサンド200を含むスロット遊技機10において使用可能なコイン以外のコインが使用されたと判定することができ、各スロット遊技機10間でコインの「横流し」、他のスロット遊技機10で獲得したコインを所持したままでの「台移動」、以前獲得したコインの「再使用」、他の遊技場からのコインの「持ち込み」等が行われた可能性が高いと判断することができる。
【0193】
この処理において、CPU82は、上述したステップS111からステップS113の処理において読み出した各データ((A)、(B)、及び(C))に基づいて、(A)+(C)−(B)、の演算を行い、演算結果(X)を算出する処理を行う。
【0194】
上述した如く、図12に示すコイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の位置に位置付けられた各データ((A)、(B)、及び(C))を参照した例によれば、CPU82は、貸出コインデータ(A)が示すデータである「100」+払出コインデータ(C)が示すデータである「10」−投入コインデータ(B)が示すデータである「121」、の演算を行うことにより、演算結果(X)である「−11」を示すデータを算出する。
【0195】
また、図12に示す如く、CPU82は、上述した演算処理を行うことにより算出された演算結果を演算結果データとして、識別番号ごとに、ハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースの(X)の位置に記録する。
【0196】
上述した例によれば、CPU82は、上述した演算処理を行うことにより算出された演算結果(X)が示す「−11」を示すデータをコイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の(X)の位置に記録する。この処理が終了した後、ステップS115に処理を移す。
【0197】
次いで、演算結果(X)は許容範囲内か否かを判断する(ステップS115)。この処理においてCPU82は、上述したステップS114の処理において、ハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースの(X)の位置に記録した演算結果データを読み出し、一方で、ハードディスクドライブ88に記録されている許容範囲設定データを読み出し、その読み出したデータ演算結果データと許容範囲設定データとを比較することにより、許容範囲内にあるか否かを判断する。
【0198】
許容範囲設定データが、「−10」≦(X)と設定されている場合において、上述した如く、図12に示すコイン枚数管理データベースの識別番号G01−02の(X)の位置に記録された演算結果データを判断するときには、識別番号G01−02の(X)の位置に記録された演算結果データ(X)である「−11」を示すデータは「−10」≦(X)の許容範囲内ではないと判別されることとなる。
【0199】
CPU82は、上述の処理を行うことにより、演算結果(X)が許容範囲内であると判別した場合には直ちに本サブルーチンを終了させ、演算結果(X)が許容範囲内でないと判別した場合には、ステップS116に処理を移す。
【0200】
次いで、報知処理を行う(ステップS116)。この処理において、CPU82は、上述したステップS115により演算結果(X)が許容範囲内でないと判別された識別番号データを読み出し、その読み出した識別番号データを有するスロット遊技機10に設けられた警報ランプ48(図2、図3参照)、及びCRサンド200に設けられた警報ランプ208(図4参照)を点灯表示させる処理を行う。CPU82は、スロット遊技機10に設けられた警報ランプ48を点灯させるべく、スロット遊技機10の警報ランプ48を駆動させる旨の信号を、サーバ80の通信用インターフェイス回路90、ネットワークNT、スロット遊技機10の通信用インターフェイス回路126を介して、スロット遊技機10のランプ駆動回路122に供給する。また、CPU82は、CRサンド200に設けられた警報ランプ208(図4参照)を点灯させるべく、CRサンド200の警報ランプ208を駆動させる旨の信号を、サーバ80の通信用インターフェイス回路90、ネットワークNT、CRサンド200の通信用インターフェイス回路222を介して、CRサンド200のランプ駆動回路226に供給する。これにより、スロット遊技機10で使用されるコイン枚数が不正な状態にあることを遊技場内に報知することができる。
【0201】
また、CPU82は、遊技場の管理者、従業員等が携帯する、携帯電話300、PDA400(図1参照)等の各種の携帯通信端末装置に、コイン枚数が不正な状態にある旨を報知する処理を行う。CPU82は、図12に示すごとく、ハードディスクドライブ88のコイン枚数管理データベースから、上述したステップS115により演算結果(X)が許容範囲内でないと判別された識別番号データを読み出し、その読み出した識別番号データの位置に記録されている、貸出コインデータ(A)、投入コインデータ(B)、払出コインデータ(C)、及び演算結果データ(X)を読み出し、これらの各データに基づいて、管理者及び従業員用の報知データを作成する。CPU82は作成した報知データを、サーバ80の通信用インターフェイス回路90を介して、遊技場の管理者、従業員等が携帯する携帯電話300、PDA400(図1参照)等の各種の携帯通信端末装置に送信する。これにより、遊技場の管理者、従業員等は、各スロット遊技機10間でコインの「横流し」、他のスロット遊技機10で獲得したコインを所持したままでの「台移動」、以前獲得したコインの「再使用」、他の遊技場からのコインの「持ち込み」等、コインの不正使用が行われた可能性が高いスロット遊技機10を特定することができる。
【0202】
以上の処理が終了した後、直ちに本サブルーチンを終了させる。
【0203】
尚、本実施形態では、スロット遊技機10及びCRサンド200の両方に警報ランプを設けることとしたが、本発明はこれに限らず、スロット遊技機10又はCRサンド200のいずれか一方に設けることとしてもよい。
【0204】
また、本実施形態では、スロット遊技機10及びCRサンド200の警報ランプを点灯させ、遊技場内に報知を行い、不正を行った可能性の高い遊技者に対して警報を行うとともに、遊技場の管理者、従業員等が携帯する携帯電話300、PDA400(図1参照)等の各種の携帯通信端末装置に対しても報知を行うこととしたが、本発明はこれに限らず、スロット遊技機10及びCRサンド200の警報ランプを点灯させ、遊技場内に報知を行うか、又は遊技場の管理者、従業員等が携帯する携帯電話300、PDA400(図1参照)等の各種の携帯通信端末装置に対しても報知を行うか、のいずれか一方の報知を行うこととしてもよい。
【0205】
更にまた、スロット遊技機10及びCRサンド200の警報ランプを点灯させずに、遊技場の管理者、従業員等が携帯する携帯電話300、PDA400(図1参照)等の各種の携帯通信端末装置に対してのみ報知を行う場合には、不正を監視する管理者あるいは従業員のみに報知することができ、不正を行った可能性が高い遊技者に気付かれることなく不正行為を取り締まることが期待できる。
【0206】
更にまた、本実施形態では、サーバ80が、複数のスロット遊技機10及び複数のCRサンド200からなる遊技機群G01を一括管理し、複数の遊技機群G02〜Gxxごとに管理することにより遊技場全体を管理することとしたが、本発明はこれに限らず、CRサンド200が、併設されたスロット遊技機10をそれぞれ個別に管理することとしてもよく、または、CRサンド200が、複数のスロット遊技機10からなるスロット遊技機群G01を一括管理することとしてもよい。
【0207】
この場合には、上述したようなサーバで行われた各種の処理は、CRサンド200で行われることとなる。
【0208】
以上、本発明をスロット遊技機に適用した例について説明したが、本発明は、スロット遊技機だけでなくとも、パチンコ遊技機、メダル遊技機等、遊技媒体を用いて遊技が行われる遊技機に適用されることとしてもよい。
【0209】
また、パチンコ遊技機に適用する例であれば、遊技媒体の投入個数は、遊技盤面上に発射されたパチンコ遊技球の個数に該当するものである。また、戻り球があった場合には、発射されたパチンコ遊技球の個数から戻り球の個数を減算した個数であることが好ましい。
【0210】
【発明の効果】
本発明によれば、「前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものである」ので、遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不正行為の可能性を低下させることができる。遊技媒体貸し機から貸し出され、遊技機に投入され、遊技の結果に基づいて還元されるまでの遊技媒体の流れを把握することができる。つまり、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りが行われることにより、遊技媒体の増減個数が正常なものとならず、別の遊技場での遊技媒体、別の遊技者からの遊技媒体を横流し、及び、別の遊技者からの遊技媒体の受け取りを検知することができる。このため、遊技媒体の横流し、及び、遊技媒体の受け取りを防止することができ得、不正行為の可能性を低下させることができる。
【0211】
また、「前記増減個数管理手段により管理された遊技媒体の増減個数に基づいて、遊技媒体の増減に関する報知を行う増減報知手段を備えた」ので、遊技場の係員等、様々な者により、不正行為を行った遊技者を捕まえる可能性が高まり、遊技場におけるより安全な遊技環境を提供することができる。
【0212】
更に、「前記増減報知手段は、前記増減個数管理手段により管理されている増減個数が所定の範囲を超えたときには、遊技の増減に関する報知を行うものである」ので、増減個数が必ずしも一致しなくても、ある程度の許容範囲を設けることにより、誤動作、誤検知等の機会を減少させることができ、遊技場の管理者、従業員等の作業が煩雑なものではなくなる。
【0213】
更にまた、「前記サーバは、遊技場ごと、若しくは、遊技場における複数の遊技機ごと、に管理する」ので、集中管理ができ、従来では煩雑であった管理作業が煩雑なものではなくなる。特に、複数の遊技機ごとに管理する場合、例えば、一列に並んだ遊技機群、即ち、島ごとに管理する場合では遊技者の係員等にとっては、管理しやすくなる。
【0214】
尚、この報知を行う増減報知手段は、「遊技機」、「遊技媒体貸し機」、「サーバ」に備えられたものであってもよいが、携帯電話、ポケットベル、PDA等、各種の端末装置と通信を行うことにより、その旨の報知を行ってもよく、そのような端末装置を遊技場の従業員に所持させることにより、より一層早急に遊技者を捕まえることができ、更には、遊技者に知られることなく、その旨が報知されるため、より一層早急に遊技者を捕まえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における遊技サーバ及び遊技機及び遊技媒体貸し機の関係を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態における遊技機及び遊技媒体貸し機の概観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例である遊技機の主制御回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例である遊技媒体貸し機の主制御回路を示すブロック図である。
【図5】本発明による遊技機において実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明による遊技機において実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明による遊技機において実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明による遊技機媒体貸し機において実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の実施例であるサーバの主制御回路を示すブロック図である。
【図10】本発明によるサーバにおいて実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【図11】本発明によるサーバにおいて実行される制御処理のフローチャートを示す図である。
【図12】サーバが一括管理する遊技機及び遊技媒体貸し機で使用されている遊技媒体数を示す遊技媒体数管理テーブルの一例である。
【図13】本発明の実施形態における遊技機及び遊技媒体貸し機の関係を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
10 スロット遊技機
48 警報ランプ
52 投入コインカウンタ
54 払出コインカウンタ
80 サーバ
88 ハードディスクドライブ
90 通信用インターフェイス回路
100 主制御回路
102 インターフェイス回路群
104 入出力バス
112 乱数発生部
114 表示制御回路
116 表示駆動回路
118 モータ駆動回路
120 リール回転角度位置検出回路
122 ランプ駆動回路
124 スピーカ駆動回路
126 通信用インターフェイス回路
200 サンド
201 カード投入口
202 度数表示部
203 貸出スイッチ
204 返却スイッチ
205 貸出コインカウンタ
206 コイン貸出口
208 警報ランプ
209 貸出装置
210 主制御回路
212 インターフェイス回路群
214 入出力バス
222 通信用インターフェイス回路
224 表示制御回路
226 ランプ駆動回路
228 ホッパ駆動回路

Claims (6)

  1. 遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、
    当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、
    前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機の各々と通信回線を通じて接続されたサーバと、を備えた遊技システムであって、
    前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、
    前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、
    前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたものであることを特徴とする遊技システム。
  2. 前記増減個数管理手段により管理された遊技媒体の増減個数に基づいて、遊技媒体の増減に関する報知を行う増減報知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技システム。
  3. 前記増減報知手段は、前記増減個数管理手段により管理されている増減個数が所定の範囲を超えたときには、遊技の増減に関する報知を行うものであることを特徴とする請求項2記載の遊技システム。
  4. 前記サーバは、遊技場ごと、若しくは、遊技場における複数の遊技機ごと、に管理することを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の遊技システム。
  5. 遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、
    当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機と、に通信回線を通じて接続されたサーバであって、
    前記遊技媒体貸し機は、遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数を算出する貸し出し個数算出手段を備えたものであり、
    前記遊技機は、前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備えたものであり、
    前記サーバは、前記遊技媒体貸し機における前記貸し出し個数算出手段により算出された遊技媒体の貸し出し個数と、前記遊技機における前記投入個数算出手段により算出された遊技媒体の投入個数と、前記遊技機における前記還元個数算出手段により算出された遊技媒体の還元個数と、に基づいて、遊技媒体の増減に関する演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段による演算結果に基づいて、前記遊技媒体貸し機及び前記遊技機における遊技媒体の増減個数の管理を行う増減個数管理手段と、を備えたことを特徴とするサーバ。
  6. 遊技者の操作に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸し機と、前記遊技媒体貸し機の管理を行うサーバと、に通信回線を通じて接続され、当該遊技媒体の投入に応じて遊技が開始可能な状態に移行され、遊技の結果に応じて遊技媒体の還元を行い得る遊技機であって、
    前記遊技媒体貸し機により貸し出された遊技媒体に応じて投入される遊技媒体の投入個数を算出する投入個数算出手段と、
    遊技の結果に応じて遊技媒体の還元が行われ得、当該還元の結果に基づいて遊技媒体の還元個数を算出する還元個数算出手段と、を備え、
    前記サーバが、前記投入個数と、前記還元個数と、前記遊技媒体貸し機において遊技者の操作に応じて貸し出される遊技媒体の貸し出し個数と、に基づいて遊技媒体の増減に関する演算処理を実行された後、当該演算処理の結果に基づいて、遊技媒体の増減個数の管理が行われるように、前記サーバに対して、前記投入個数と、前記還元個数と、を供給する機能を有することを特徴とする遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149543A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Daito Giken:Kk 遊技台及び管理装置
JP2010000181A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Nishijin Co Ltd 遊技システム
JP2014030627A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Universal Entertainment Corp 遊技場装置、遊技媒体貸出装置、及び遊技場システム

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