JP2004255003A - 鍋の仕切り容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鍋の中に取り出し自在に設置するもので、容器部1を有し、該容器部1の底面に円錐台形の筒状台部2を一体に設け、該容器部には鍋の中のだし汁又は湯水を導入して還流させる上下2段の多数の通水孔3a,3bを貫通穿切し、台部に転覆防止用の通水孔4を貫通穿切してなる。また、前記容器部の底面中央部に砂溜め用の凹部5を有すると共に皿より深く、碗より浅く上面を広く開いてなる
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種鍋料理に際して、多数の具の内の特定の具のみを取り出して、これを同じ鍋の中で、他の具から仕切り料理できるようにする独立した器として鍋の中に入れて使用する鍋の仕切り容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の鍋料理は、野菜類、魚介類、肉類等その他の多くの具を、それぞれの具の種類に応じて順に鍋の中に入れて煮込まれるが、これらの具は最終的には、同じ鍋の中に一緒に入れられて煮込まれ、それぞれの具の食べごろを見計らって取り出して食するが、凡そ他の具と共に同じ時間で煮込まれているのが一般的な鍋料理の料理法である。
特に牡蠣鍋においても同様の料理法で、牡蠣はあまり長い時間煮込むと硬くなって旨味しくなくなるにも拘わらず、牡蠣も、野菜やその他の魚介類、肉類と多少の時間差を置いて順番に入れて同じ鍋の中で一緒に煮込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
牡蠣鍋では、牡蠣を野菜や他の具とは多少の時間差を置いて入れたとしても、野菜と同じ鍋の中に一緒に入れられた牡蠣は、熱が早く通り過ぎて、硬くなったり、小さくなったりして牡蠣の旨味を悪くする。また、牡蠣は、野菜やその他の具と同じような時間を一緒に煮たりすると、硬くなって小さくなって味が悪くなるばかりでなく、牡蠣が鍋底に沈んでしまって、野菜の陰に隠れたりして箸で探し難くなってしまったりして、牡蠣本来の旨味を堪能して美味しく食することができなくなることが往々に経験する。
【0004】
魚介類の中には、牡蠣に限らず、野菜類や肉類等の他の具と同じ鍋の中へ一緒に入れると、熱の通りが早過ぎたり、或いは煮込み過ぎたりして旨味を悪くするものがあり、このような特定の具を他の具から別けて、例えば他の具より熱の通りを遅らせたり、或いは、単独の器により、少ない時間で、特別に煮込む方が美味しく食せるものがある。
【0005】
しかしながら、鍋料理は、本来、一つの鍋の中に全ての具を一緒に入れて一緒に煮込む料理法であるから、特定の具を他の具から別けることもなく、他の具等と一緒に、一つ鍋で煮込んでしまって、本来持っている具の味を引き出せないで、旨味を落としてしまうことは鍋料理の宿命のようでもあり、ましてや特定の具のための単独の器を用意することは、鍋料理の作法から外れるようにも思われる。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、鍋料理用の鍋の中に、例えば、牡蠣のような特定の具を、単独で熱を加えることができるように、鍋の中の他の具から仕切ると共に他の具と同じ出し汁が流入するようにして、周囲の鍋の温度差を受けて、この特定の具の料理に必要な熱をゆっくり通してふっくらした状態に美味しく煮上げることを可能にした、独立した器であり且つ鍋の付属器具として鍋の中に入れて使用する鍋の仕切り容器を提供したことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の鍋の仕切り容器は、鍋料理用鍋の中に取り出し自在に設置するものであって、容器部を有して該容器部の底面に円錐台形の筒状台部を一体に設け、前記容器部には鍋の中のだし汁又は湯水を導入して還流させる上下2段の多数の通水孔を貫通穿切し、前記台部に転覆防止用の通水孔を貫通穿切してなる。
【0008】
前記容器部は、その底面中央部に、砂溜め用の凹部を有してなるのが好ましい。
【0009】
前記容器部は、皿より深く、碗より浅く上面を広く開いてなるのが好ましい。
【0010】
前記台部は、底面を開放する円錐台形の筒体に形成してなるのが好ましい。
【0011】
前記仕切り容器は、容器部の開口縁が鍋の中のだし汁又は湯水とほぼ同一水面乃至やや高い位置となるように形成するのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の仕切り容器の斜視図、図2はその縦断正面図、図3は鍋に設置した使用状態の縦断面図を示し、仕切り容器Aは、鍋Bからは独立した別体として鍋の中に取り出し自在に設置するものであって、容器部1を有して該容器部1の底面に円錐台形の筒状の台部2を一体に設け、前記容器部1には鍋の中のだし汁又は湯水を導入して還流させる上下2段に多数の通水孔3a,3bを貫通穿切し、前記台部に多数の転覆防止用の通水孔4を貫通穿切して構成する。
【0013】
前記容器部1は、その底面中央部に、砂溜め用の凹部5を有して形成し、貝類を入れたときに、貝が吐き出した砂が、容器部1の内部はもとより、鍋Bへ流出して周囲に拡散することのないように、この凹部5に集合して溜まるようにする。
【0014】
前記容器部1は、皿より深く、碗より浅く上面を広く開いた形状に形成し、前記台部2は、底面を開放する円錐台形の筒体に形成し、そして、前記仕切り容器Aの全体高さを、容器部1の開口縁が鍋Bの中のだし汁又は湯水の水面hとほぼ同一水面乃至やや高い位置となるように形成するのが好ましい。
【0015】
前記台部2の貫通孔4は、台部2の下方から略3分の2位の位置にかかる程度の大きな孔を穿って形成し、仕切り容器Aを鍋Bの中に置いたときに、台部2の上方に多少の空気の残留があったとしても、鍋の中にある沢山の具と共に仕切り容器Aを、鍋の中に比較的安定した状態に設置でき、そして、この仕切り容器Aを鍋の中に逆さまにして設置すると、即ち、容器部1を下側にして台とした場合に、台部2が上側になって、湯豆腐の汁入れとして使用することができるように形成するのが好ましい。。
【0016】
前記仕切り容器Aは、ステンレス、アルミ、銅、耐熱合成樹脂、セラミック、陶器等の材質のものが選択されるが、本発明においては、陶器製が好ましい。即ち、陶器製容器は、鍋Bの中に設置された場合に、鍋Bの湯温との温度差がでるので、容器部1に入れられた具、特に牡蠣にはゆっくり熱が通るので、牡蠣が硬くなったり、小さくなったりするこがなく、ふっくらとして美味しく仕上げるので、陶器製が好ましい。
【0017】
従って、本発明の仕切り容器Aは、鍋Bの中央部に設置される。円筒になる台部2の中空内部に通水孔4を介して鍋Bの中のだし汁又は湯水が入っているし、鍋Bの中に沢山の具があるので、鍋Bのだし汁又は湯水が沸騰しても浮き上がって転覆することなく安定した状態を保持する。そして、容器部1の中には、通水孔3a、3bを介してだし汁又は湯水が流入して還流する。このように、単独の器として鍋Bの具とは別けられて、単独で熱が加えられる。しかも、容器部1は鍋Bの中の鍋の状態になるので、容器部1の湯温は、鍋Bの中より低い温度差があるので、ゆっくり熱を加えることができ、程よく煮ることができて、煮え具合もふっくらとして美味しく出来上がる。しかも、容器部1の中の具は、常に煮え具合を目視により確かめることができるので、ふっくらと一番おいしい状態のときに食することができる。更には、容器部1の中の具は野菜の下に沈むことも無いので、特定の具を特に探すような気づかいも無く美味しく口に入れることができる。
また、容器部1の底に設けた凹部5は砂溜りとなって、牡蠣が吐き出した砂が容器部1の中に拡散したり、或いは鍋Bへ流れ出ることも無く、確実に集合させるので、汁が砂っぽくならないので美味しく食することができる。
【0018】
図4は、本発明の他の実施例の仕切り容器を示す斜視図で、この仕切り容器A1は、容器部1aの開口面を楕円形に形成したもので、牡蠣のような細長い具の煮込みに適している。しかし、台部2aは安定を確保するために円形の筒状体として形成される。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記の構成になるので、鍋の仕切り容器は、特定の具を他の具から別けて、煮込む独立した器として提供し、しかも、鍋料理の鍋に使用する付属器具であって、大勢の人達で一つの鍋を囲むという鍋料理本来の作法に叶い、付属品として邪魔にならない便利な道具であり、使用においても、鍋の中のだし汁又は湯水を容器部の中に導入して味付けがされ、しかも、鍋の中の湯温と容器部の中の湯温との温度差が生じているので、容器内の具をゆっくり熱を加えてふっくらとした煮上がりを得る。また、野菜等の他の具の陰に隠れることもなく、常に、目視により煮上がりを確認しながら、煮上がりの最も食べごろのものを口にすることができ、更に、容器部の底に設けた凹部には貝が吐き出した砂が集合して保留するので、汁が砂っぽくなら無いので一層美味しく食することができる。なお更に、台部は通水孔からだし汁を流入しているので、料理中のだし汁の沸騰等による容器の転覆することの無い安定性を有し、料理中の不慮の事故を生じることの無い安全性を確保している等の効果を奏する。
なお更に、本発明の仕切り容器はこれを逆さまにして、即ち、容器部を下側にして鍋底に載置することにより、台部が湯豆腐の汁入れに使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕切り容器の斜視図である。
【図2】本発明の仕切り容器の縦断正面図である。
【図3】本発明の仕切り容器を鍋に設置した状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の容器部が楕円形の仕切り容器の斜視図である。
【符号の説明】
A 仕切り容器
B 鍋
h 水面
1 容器部
2 台部
3a,3b 通水孔
4 通水孔
5 凹部
Claims (3)
- 鍋料理用鍋の中に取り出し自在に設置するものであって、容器部を有して該容器部の底面に円錐台形の筒状台部を一体に設け、前記容器部には鍋の中のだし汁又は湯水を導入して還流させる上下2段の多数の通水孔を貫通穿切し、前記台部に転覆防止用の多数の通水孔を貫通穿切してなる鍋の仕切り容器。
- 前記容器部は底面の中央部に砂溜まり用の凹部を設けてなる請求項1記載の鍋の仕切り容器。
- 前記容器部は皿より深く鉢より浅く上面を広く開いて形成してなる請求項1記載の鍋の仕切り容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003050652A JP2004255003A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 鍋の仕切り容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003050652A JP2004255003A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 鍋の仕切り容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004255003A true JP2004255003A (ja) | 2004-09-16 |
Family
ID=33116006
Family Applications (1)
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JP2003050652A Pending JP2004255003A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | 鍋の仕切り容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004255003A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108523687A (zh) * | 2017-03-01 | 2018-09-14 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 一种火锅料筒及具有其的食材自动分离火锅装置 |
CN109341802A (zh) * | 2018-11-13 | 2019-02-15 | 浙江瑞德电子科技有限公司 | 一种电饭煲判米量的方法 |
CN109393331A (zh) * | 2018-12-04 | 2019-03-01 | 曹永康 | 一种长筒竹筒饭 |
-
2003
- 2003-02-27 JP JP2003050652A patent/JP2004255003A/ja active Pending
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CN109341802B (zh) * | 2018-11-13 | 2020-08-07 | 浙江瑞德电子科技有限公司 | 一种电饭煲判米量的方法 |
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