JP2004253295A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップと極柱との間のシール性能をより向上させ、これらの間で起こる短絡を防止できる蓄電素子を提供すること。
【解決手段】蓄電素子101は、その一部がナット143とキャップ105との間に位置してナット143とキャップ105との間を絶縁する第1絶縁部材151と、その一部がキャップ105と極柱131の円盤状部137との間に位置する絶縁性シール部材161であって、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137とにより圧縮されると共にキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより圧縮されて、キャップ105と極柱131との隙間を絶縁しつつシールする絶縁性シール部材161とを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池、キャパシタなどの蓄電素子に関し、特に、ケースの端面を構成するキャップと外部端子をなす極柱との隙間がシールされた蓄電素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エネルギー密度が高いことを理由に利用されるニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池などの電池や、電気二重層の原理を利用したキャパシタなどの蓄電素子が知られている。このような蓄電素子において、ケースの端面を構成するキャップと外部端子をなす極柱との隙間がシールされた蓄電素子がある。例えば、特許文献1に開示された二次電池901が挙げられる(図7参照)。この二次電池901は、キャップ903を貫通する極柱905の先端部に配したナット907と、極柱905の円板状部分とにより、ナット907に接するセラミックワッシャ909と、極柱905の円板状部分に接するセラミック付き当て911とを介して、キャップ903を挟み付けることで、キャップ903と極柱905との絶縁性を確保している。また、この二次電池901では、ナット907を締め付けることにより極柱905をキャップ903に固定するときに、極柱905の中心軸を電池の長手方向の中心軸に保持させるため、セラミックワッシャ909とセラミック付き当て911との間で、かつ、キャップ903の内側と極柱905の外側との間に、断面形状が長方形のリング913を配置している。さらに、この二次電池901では、キャップ903と極柱905の円板状部分との間にシール915を入れて内部の電解液が漏れないように密閉している。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−92241
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような二次電池901では、セラミックワッシャ909とキャップ903との間(図中に矢印Aで示す部分)や、ナット907とセラミックワッシャ909との間(図中に矢印Bで部分)から、水分が内部に侵入し、キャップ903と極柱905との間で短絡を起こす恐れがある。即ち、セラミックワッシャ909とキャップ903との間から侵入した水分が、さらにキャップ903とリング913の間にも侵入し、さらにキャップ903とセラミック付き当て911との間にも侵入して、セラミック付き当て911とシール915との間であって、キャップ903と極柱905の円板状部分との間(図中に矢印Cで示す部分)に溜まる。また、ナット907とセラミックワッシャ909との間から侵入した水分が、さらに極柱905の棒状部分とリング913の間に侵入し、さらにセラミック付き当て911と極柱905の円板状部分との間にも侵入して、同様に、セラミック付き当て911とシール915との間であって、キャップ903と極柱905の円板状部分との間(図中に矢印Cで示す部分)に溜まる。その結果、キャップ903と極柱905との間で短絡を起こす。
【0005】
キャップ903と極柱905の棒状部部分との間にリング913が存在するにも拘わらず、キャップ903とリング913との間に水分が侵入したり、極柱905の棒状部分とリング913との間に水分が侵入するのは、次の理由によるものと考えられる。即ち、リング913は、セラミックワッシャ909とセラミック付き当て911とにより垂直方向(極柱905の軸方向)に挟み付けられているので、セラミックワッシャ909とリング913の間、及び、リング913とセラミック付き当て911との間は、十分なシール性能が確保されている。しかし、リング913は、水平方向には挟み付けられていないので、キャップ903とリング913との間や極柱905の棒状部分とリング913との間は、シール性能が十分でないことから、これらの間に水分が侵入するものと考えられる。
【0006】
また、セラミック付き当て911とシール915との間であって、キャップ903と極柱905の円板状部分との間(図中に矢印Cで示す部分)に水分が溜まり、キャップ903と極柱905との間で短絡を起こすことも、同様に考えることができる。即ち、シール915は、キャップ903と極柱905の円板状部分とにより垂直方向に挟み付けられているので、キャップ903とシール915との間、及び、シール915と極柱905の円板状部分との間は、十分なシール性能が確保されている。しかし、シール915は、水平方向には挟み付けられていないので、セラミック付き当て911とシール915の間(図中に矢印Cで示す部分)は、シール性能が十分でないことから、ここに水分が侵入するものと考えられる。
【0007】
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであって、キャップと極柱との間のシール性能をより向上させ、これらの間で起こる短絡を防止できる蓄電素子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
その解決手段は、ケースの端面を構成し、開口を有する平板状のキャップと、棒状に延び先端側に雄ねじ部が形成された棒状部であって、上記キャップの開口に挿通され、先端が上記ケース外に位置し基端が上記ケース内に位置する棒状部、及び、この棒状部の基端側に位置し円盤状をなす円盤状部であって、上記ケース内に位置する円盤状部、を有する極柱と、上記極柱の棒状部の雄ねじ部に螺合され、上記ケース外に位置するナットと、を備え、上記ナットと上記極柱の円盤状部との間に上記キャップを挟んだ状態でシールされた蓄電素子であって、少なくともその一部が上記ナットと上記キャップとの間に位置して上記ナットと上記キャップとの間を絶縁する第1絶縁部材と、少なくともその一部が上記キャップと上記極柱の円盤状部との間に位置する絶縁性シール部材であって、上記第1絶縁部材と上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されると共に上記キャップと上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されて、上記キャップと上記極柱との隙間を絶縁しつつシールする絶縁性シール部材と、を備えることを特徴とする蓄電素子である。
【0009】
本発明の蓄電素子は、少なくともその一部がナットとキャップとの間に位置してナットとキャップとの間を絶縁する第1絶縁部材を備える。このような第1絶縁部材を備えることによって、ナットとキャップとの間が絶縁されるため、ナットを締め付けても、ナットとキャップが直接接触して短絡することを防止できる。また、この蓄電素子は、少なくともその一部がキャップと極柱の円盤状部との間に位置する絶縁性シール部材を備える。この絶縁性シール部材は、第1絶縁部材と極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されると共にキャップと極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されて、キャップと極柱との隙間を絶縁しつつシールするものである。このような絶縁性シール部材を備えることによって、第1絶縁部材とキャップとの間から水分が侵入したとしても、絶縁性シール部材が第1絶縁部材と極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されているため(シールされているため)、この水分が第1絶縁部材と絶縁性シール部材との間を通って極柱の棒状部にまで達するのを防止できる。また、絶縁性シール部材がキャップと極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されているため(シールされているため)、第1絶縁部材とキャップとの間から侵入した水分がキャップと絶縁性シール部材との間を通って極柱の円盤状部にまで達するのも防止できる。従って、第1絶縁部材とキャップとの間から水分が侵入しても、キャップと極柱との間で短絡を起こすことがない。また、絶縁性シール部材がキャップと極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されているため(シールされているため)、キャップと絶縁性シール部材との間を通って、水分がさらに内部(電解液に満たされた部分)にまで侵入したり、逆に、内部の電解液が外部に漏れるのを防止できる。一方、ナットと第1絶縁部材との間から水分が侵入したとしても、絶縁性シール部材が第1絶縁部材と極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されているため(シールされているため)、この水分が第1絶縁部材と絶縁性シール部材との間を通ってキャップにまで達するのを防止できる。また、ナットと第1絶縁部材との間から侵入した水分が絶縁性シール部材と極柱の円盤状部との間を通ってさらに内部に侵入するのも防止できる。従って、ナットと第1絶縁部材との間から水分が侵入しても、キャップと極柱との間で短絡を起こすことがない。また、絶縁性シール部材がキャップと極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されているため(シールされているため)、絶縁性シール部材と極柱の円盤状部との間を通って、水分がさらに内部(電解液に満たされた部分)にまで侵入したり、逆に、内部の電解液が外部に漏れるのを防止できる。
このように、本発明の蓄電素子は、極柱とキャップの間のシール性能をより向上させることができ、キャップと極柱との間で起こる短絡を防止することができる。
【0010】
さらに、上記の蓄電素子であって、少なくともその一部が上記キャップと上記極柱の円盤状部との間に位置して上記キャップと上記極柱の円盤状部との間を絶縁すると共に、上記キャップと上記極柱の円盤状部とにそれぞれ当接して、上記キャップと上記極柱の円盤状部との隙間の高さを規定する第2絶縁部材を備えることを特徴とする蓄電素子とすると良い。
【0011】
本発明によれば、蓄電素子は、少なくともその一部がキャップと極柱の円盤状部との間に位置してキャップと極柱の円盤状部との間を絶縁すると共に、キャップと極柱の円盤状部にそれぞれ当接して、キャップと極柱の円盤状部との隙間の高さを規定する第2絶縁部材を備える。このような第2絶縁部材を備えることによって、キャップと極柱の円盤状部との間が絶縁されるため、ナットを締め付けても、キャップと極柱の円盤状部とが直接接触して短絡することを防止できる。
加えて、この第2絶縁部材は、キャップと極柱の円盤状部とにそれぞれ当接して、キャップと極柱の円盤状部との隙間の高さを規定するため、ナットの締め圧力によって、キャップと極柱の円盤状部との間で絶縁性シール部材が大きく弾性変形するのを防止し、圧縮された絶縁性シール部材の反発力により生じるシール性能を十分に確保できる。従って、キャップと極柱の円盤状部との間のシールを確実に行うことができる。
【0012】
さらに、上記のいずれかに記載の蓄電素子であって、上記第1絶縁部材は、上記ナットの締め圧力によって上記キャップに当接して変形する変形部を有することを特徴とする蓄電素子とすると良い。
【0013】
本発明によれば、第1絶縁部材は、ナットの締め圧力によってキャップに当接して変形する変形部を有する。このような変形部を持つことにより、ナットの締結時に、第1絶縁部材と極柱の円盤状部とで確実に絶縁性シール部材を圧縮できる。従って、第1絶縁部材と極柱の円盤状部との間のシールをより確実なものとすることができる。
【0014】
さらに、上記のいずれかに記載の蓄電素子であって、上記第1絶縁部材は、上記キャップの開口内に挿通され上記キャップと上記極柱の棒状部との間に位置して上記キャップと上記極柱の棒状部との間を絶縁する絶縁挿通部を有することを特徴とする蓄電素子とすると良い。
【0015】
本発明によれば、第1絶縁部材は、キャップの開口内に挿通されてキャップと極柱の棒状部との間に位置する絶縁挿通部を有する。このため、キャップ(キャップの開口壁)と極柱の棒状部との間は絶縁されるため、キャップと極柱の棒状部とが接触して短絡することを防止できる。
【0016】
あるいは、上記のいずれかに記載の蓄電素子であって、上記絶縁性シール部材は、上記キャップの開口内に挿通され上記キャップと上記極柱の棒状部との間に位置して上記キャップと上記極柱の棒状部との間を絶縁するシール挿通部を有することを特徴とする蓄電素子とすると良い。
【0017】
本発明によれば、絶縁性シール部材は、キャップの開口内に挿通されてキャップと極柱の棒状部との間に位置するシール挿通部を有する。このため、キャップ(キャップの開口壁)と極柱の棒状部との間は絶縁されるため、キャップと極柱の棒状部とが接触して短絡することを防止できる。
【0018】
さらに、上記のいずれかに記載の蓄電素子であって、上記絶縁性シール部材は、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部と外側Oリング部とを有し、上記内側Oリング部は、上記第1絶縁部材と上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮され、上記外側Oリング部は、上記キャップと上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されていることを特徴とする蓄電素子とすると良い。
【0019】
本発明によれば、絶縁性シール部材は、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部と外側Oリング部とを有する。そして、内側Oリング部は、第1絶縁部材と極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮され、外側Oリング部は、キャップと極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されている。このようなものでは、第1絶縁部材と極柱の円盤状部との間のシールを内側Oリング部によって行い、キャップと極柱の円盤状部との間のシールを外側Oリング部によって行うので、それぞれのシールを独立して行うことができる。従って、第1絶縁部材と極柱の円盤状部との間のシールと、キャップと極柱の円盤状部との間のシールを、より確実なものをすることができる。また、Oリング部によりシールを行うことで、例えば、断面矩形状のリング部によりシールを行うよりもシールの接触点が小さくなり、シール部分の面圧を上げることができるため、シールをより確実なものとすることができる。
【0020】
さらに、上記の蓄電素子であって、上記内側Oリング部のうち、上記第1絶縁部材と上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなし、上記外側Oリング部のうち、上記キャップと上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなすことを特徴とする蓄電素子とすると良い。
【0021】
本発明によれば、内側Oリング部のうち、第1絶縁部材と極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなす。このため、シール部分の面圧をさらに上げることができるので、第1絶縁部材と極柱の円盤状部との間のシール性能をより向上させることができる。また、外側Oリング部のうち、キャップと極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮される部分も、それぞれ凹凸形状をなす。このため、シール部分の面圧をさらに上げることができるので、キャップと極柱の円盤状部との間のシール性能をより向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る二次電池(蓄電素子)101の全体図を図1に示す。また、図1における縦断面図を図2に示す。また、図2における正極用外部端子111付近の部分拡大断面図を図3に示す。
この二次電池101は、電気自動車やハイブリッドカーの電源として用いられるリチウムイオン二次電池であり、図1に示すように、略直方体形状の角型電池である。容量が大きく、組電池として使用される二次電池では、このように角型電池とすることで、デットスペースを小さくし体積効率を向上させることができる。二次電池101のケースは、4つの側面を構成するケース本体103と、上端面を構成するキャップ105と、下端面を構成するキャップ107とからなる。そして、ケースの上端面を構成するキャップ105には、正極用外部端子111と負極用外部端子113が設けられている。
【0023】
ケース本体103とキャップ105,107は、電池内部に電解液を注入するため、溶接やカシメ等の手段により密封されている。ケース本体103及びキャップ105,107の材質は、内部の電解液に侵させず、かつ、容易に変形等しない程度の機械的強度を必要とする。また、本実施形態のものとは異なるが、ケースが正極または負極の端子を兼ねるような場合には、電気的に安定で電解液に溶出しないものでなければならない。このような要求を満たす材料としては、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金、ニッケルメッキを施した炭素鋼、ニッケルを多く含むオーステナイト系ステンレス、樹脂などが挙げられる。
正極用外部端子111及び負極用外部端子113は、この二次電池101に接続される外部の機器に応じた形状とすればよいが、電気伝導性が良好で、かつ、電気化学的な反応によって電解液に溶出しない材質から形成される必要がある。
このような要求を満たす材料としては、例えば、ニッケル、アルミニウム、負極としての銅などが挙げられる。
【0024】
この二次電池101の内部を見ると、図2に示すように、電極体121が挿設されている。この電極体121は、活物質層を集電箔表面に形成した正極及び負極をセパレータを介して積層したものである。電極体121の正極は、正極用外部端子111に電気的に接続され、また、電極体121の負極は、負極用外部端子113に電気的に接続されている。
電極体121の正極には、アルミニウム製等の集電箔表面に、正極合材を塗工することによって、正極活物質層が形成されている。正極合材は、正極活物質としてLiCoO等のリチウム遷移金属複合酸化物粉末を用い、これに炭素物質粉状体等の導通助材とポリフッ化ビニリデン等の結着剤を混合して調整することができる。一方、電極体121の負極には、銅製等の集電箔表面に、負極合材を塗工することによって、負極活物質層が形成されている。負極合材は、負極活物質として黒鉛、非晶質炭素等の炭素材料粉状体を用い、これにポリフッ化ビニリデン等の結着剤を混合して調整することができる。
【0025】
正極と負極との間に狭装されるセパレータは、正極と負極とを分離し、電解液を保持する役割を担うもので、ポリプロピレン、ポリエチレン等の微多孔膜を用いるのが好ましい。正極と負極とセパレータの積層方式には、複数枚の正極及び負極を交互に幾重にも重ねる積層型と、帯状の正極と負極を1枚ずつ用い、これを捲回する捲回型があり、さらに、捲回型には、円筒ロール状に捲回するものと、扁平ロール状(反物状)に捲回するものとがあるが、本実施形態では、扁平ロール状の捲回型の電極体121を利用している。組電池を構成した場合に、体積効率が良好になるからである。
【0026】
正極及び負極には、それぞれ幅方向の一端部に、活物質層が形成されていない正極活物質層未形成部及び負極活物質層未形成部が連続して帯状に形成されている。そして、正極は、正極活物質層未形成部がそれぞれ背向し、かつ、負極及びセパレータから一方の側方に突出するように積層され、また、負極は、負極活物質層未形成部がそれぞれ背向し、かつ、正極及びセパレータから他方の側方に突出するように積層されている。従って、電極体121は、図中左側の側端部に正極集電箔(正極活物質層未形成部)のみが積層された正極集電箔積層部123を有し、図中右側の端部に負極集電箔(負極活物質層未形成部)のみが積層された負極集電箔積層部125を有する。これら正極集電箔積層部123及び負極集電箔積層部125が正極及び負極からの集電を行う部分となる。
【0027】
正極集電箔積層部123は、弾性力を自ら持つ狭持部を有する正極積層部狭持部材127によって挟み付けられて電気的に接続し、また、負極集電箔積層部125も、弾性力を自ら持つ狭持部を有する負極積層部狭持部材129によって挟み付けられ電気的に接続している。これら正極積層部狭持部材127及び負極積層部狭持部材129は、弾性力を有しかつ電気伝導性を有する材料から形成される必要があり、また、電解液に侵されない材料から形成される必要がある。このような要求を満たす材料として、例えば、ニッケル、ニッケル合金、ニッケルリッチのオーステナイト系ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金、リチウムイオン二次電池の負極側として銅及び銅合金などが挙げられる。
【0028】
正極積層部狭持部材127は、正極用外部端子111に電気的に接合され、負極積層部狭持部材129は、負極用外部端子113に電気的に接合されている。
ケース内には、電解液が注入されている。本実施形態のようなリチウムイオン二次電池の電解液としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート等、または、これらの混合有機溶媒に、LiPF6、LiBF4等のリチウム塩を溶解させた非水電解液を用いることができる。
【0029】
正極用外部端子111付近の構造について、図3の部分拡大断面図を参照しつつ説明する。なお、負極用外部端子113も、正極用外部端子111と基本的に同様であるので、その説明を省略する。
ケースの上端面をなすキャップ105には、階段状をなし平面視円形状の開口105Hが形成されている。そして、この開口105Hには、正極用外部端子111をなす極柱131の一部が挿通されている。この極柱131は、棒状に延び先端側(図中上方)に雄ねじ部133Nが形成された棒状部133と、この棒状部133の基端側(図中下方)に位置し円盤状をなす円盤状部137とから構成されている。このうち、棒状部133は、外周全体に上記雄ねじ部133Nが形成された小径な略円柱状の第1円柱部134と、この第1円柱部134の基端側に位置し、第1円柱部134よりも径大で第1円柱部134よりも軸方向の長さが短い円柱状の第2円柱部135とからなる。棒状部133は、キャップ105に対して垂直な状態でキャップ105の開口105Hに挿通され、第1円柱部134全体と第2円柱部135の一部(先端側)がケース外に位置し、第2円柱部135の一部(基端側)がケース内に位置している。一方、円盤状部137は、その全体がケース内に位置している。
【0030】
極柱131の棒状部133には、第1円柱部134よりもやや径大で、第2円柱部135よりも径小な開口を有する、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス等(負極側は、銅、銅合金等)からなるワッシャ141が組み込まれ、第2円柱部135の先端面(図中上方の端面)に当接している。また、棒状部133の雄ねじ部133Nには、ステンレス、ニッケル、ニッケル合金等(負極側は、銅、銅合金等)からなるナット143が螺合され、ワッシャ141と当接している。
【0031】
ナット143(ワッシャ141)とキャップ105との間には、第1絶縁部材151が組み込まれている。この第1絶縁部材151は、ナット143よりも径大で、その中央に極柱131の棒状部133の第2円柱部135とほぼ同径な開口151Hが形成された略円盤状の中央部152と、この中央部152の外周縁に円筒状で壁状に形成され、図中上方に向かって突出する突出部153と、中央部152の内周縁に円筒状で壁状に形成され、図中下方に向かって突出する絶縁挿通部154とを有する。このうち、中央部152の一部は、ナット143とキャップ105の間に位置している。突出部153は、ナット143の外周にナット143の下部を取り巻くように位置している。絶縁挿通部154は、キャップ105の開口105H内に挿通されて、キャップ105(開口105Hの壁面)と極柱131の棒状部133との間に位置している。絶縁挿通部154の下面とキャップ105の下面はほぼ同一平面上にある。また、中央部152の下面には、図中下方に向かって筒状で壁状に突出する変形部155が形成されている。この変形部155は、ナット143の締め圧力によって、キャップ105の階段状部105Kに当接し、若干押し潰され変形している。このような第1絶縁部材151は、絶縁性が高く、また、変形部155を有することから、ある程度柔軟性のある材料から形成される必要がある。このような要求を満たす材料として、例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂、ポリプロピレン(PP)などが挙げられる。
【0032】
キャップ143と極柱131の円盤状部137との間には、絶縁性シール部材161が組み込まれている。この絶縁性シール部材161は、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部162と外側Oリング部163とからなる。このうち、内側Oリング部162は、第1絶縁部材151の絶縁挿通部154と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ垂直方向(極柱131の軸方向)に圧縮されている。これにより、第1絶縁部材151の絶縁挿通部154と内側Oリング部162との間、及び、内側Oリング部162と極柱131の円盤状部137との間は、確実にシールされている。一方、外側Oリング部163は、キャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ垂直方向(極柱131の軸方向)に圧縮されている。これにより、キャップ105と外側Oリング部163との間、及び、外側Oリング部163と極柱131の円盤状部137との間は、確実にシールされている。このような絶縁性シール部材161は、絶縁性が高く、弾性力の高い材料から形成される必要がある。また、電解液に侵されない必要がある。このような要求を満たす材料として、例えば、EPDM、ブチルゴムなどが挙げられる。
【0033】
また、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間には、第2絶縁部材171が組み込まれている。この第2絶縁部材171は、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間に位置してキャップ105と極柱131の円盤状部137との間を絶縁する高さ規定部172と、この高さ規定部172の外周縁に形成され、図中下方に向かって延びる突起部173とを有する。このうち、高さ規定部172は、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間を絶縁するのみならず、キャップ105と極柱131の円盤状部137にそれぞれ当接して、キャップ107と極柱131の円盤状部137との隙間の高さHを規定している。このような第2絶縁部材171は、絶縁性が高く、ナット143の締め圧力に対し容易には変形しない材料から形成される必要がある。また、電解液に侵されない必要がある。このような要求を満たす材料として、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリプロピレン(PP)などが挙げられる。
【0034】
以上で説明したように、本実施形態の二次電池101は、その一部がナット143とキャップ105との間に位置してナット143とキャップ105との間を絶縁する第1絶縁部材151を備える。これによって、ナット143とキャップ105との間が絶縁されるため、ナット143を締め付けても、ナット143とキャップ105が直接接触して短絡することを防止できる。また、二次電池101は、その一部がキャップ105と極柱131の円盤状部137との間に位置する絶縁性シール部材161を備える。これによって、第1絶縁部材151とキャップ105との間から水分が侵入したとしても、絶縁性シール部材161が第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、この水分が第1絶縁部材151と絶縁性シール部材161との間を通って極柱131の棒状部133にまで達するのを防止できる。また、絶縁性シール部材161がキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、第1絶縁部材151とキャップ105の間から侵入した水分がキャップ105と絶縁性シール部材161との間を通って極柱131の円盤状部137にまで達するのも防止できる。従って、第1絶縁部材151とキャップ105との間から水分が侵入しても、キャップ105と極柱131との間で短絡を起こすことがない。また、絶縁性シール部材161がキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、キャップ105と絶縁性シール部材161との間を通って、水分がさらに内部(電解液に満たされた部分)にまで侵入したり、逆に、内部の電解液が外部に漏れるのを防止できる。一方、ナット143と第1絶縁部材151との間から水分が侵入したとしても、絶縁性シール部材161が第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、この水分が第1絶縁部材151と絶縁性シール部材161との間を通ってキャップ105にまで達するのを防止できる。また、ナット143と第1絶縁部材151との間から侵入した水分が絶縁性シール部材161と極柱131の円盤状部137との間を通ってさらに内部に侵入するのも防止できる。従って、ナット143と第1絶縁部材151との間から水分が侵入しても、キャップ105と極柱131との間で短絡を起こすことがない。また、絶縁性シール部材161がキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、絶縁性シール部材161と極柱131の円盤状部137との間を通って、水分がさらに内部(電解液に満たされた部分)にまで侵入したり、逆に、内部の電解液が外部に漏れるのを防止できる。このように、本実施形態の蓄電素子101は、キャップ105と極柱131との間のシール性能をより向上させることができ、キャップ105と極柱131との間で起こる短絡を防止することができる。
【0035】
さらに、この二次電池101は、その一部がキャップ105と極柱131の円盤状部137との間に位置してキャップ105と極柱131の円盤状部137との間を絶縁すると共に、キャップ105と極柱131の円盤状部137にそれぞれ当接して、キャップ105と極柱131の円盤状部137との隙間の高さを規定する第2絶縁部材171を備える。これによって、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間が絶縁されるため、ナット143を締め付けても、キャップ105と極柱131の円盤状部137が直接接触して短絡することを防止できる。加えて、第2絶縁部材171は、キャップ105と極柱131の円盤状部137にそれぞれ当接して、キャップ105と極柱131の円盤状部137との隙間の高さHを規定するため、ナット143の締め圧力によって、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間で絶縁性シール部材161が大きく弾性変形するのを防止できる。従って、キャップ105と極柱131の円盤状部137の間のシールをより確実に行うことができる。
【0036】
またさらに、第1絶縁部材151は、ナット143の締め圧力によってキャップ105に当接して変形する変形部155を有する。これによって、ナット143の締結時に、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137とで確実に絶縁性シール部材161を圧縮することができる。従って、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137との間のシールを確実なものとすることができる。またさらに、第1絶縁部材151は、キャップ105の開口105H内に挿通されてキャップ105と極柱131の棒状部133との間に位置する絶縁挿通部154を有する。このため、キャップ105と極柱131の棒状部133との間は絶縁されるため、キャップ105と極柱131の棒状部133とが直接接触して短絡することを防止できる。
【0037】
またさらに、絶縁性シール部材161は、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部162と外側Oリング部163とを有する。そして、内側Oリング部162は、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137とにより圧縮され、外側Oリング部163は、キャップ105と極柱131の円盤状部137とにより圧縮されて、キャップ105と極柱131との隙間を絶縁しつつシールする。つまり、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137との間のシールを内側Oリング部162によって行い、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間のシールを外側Oリング部163によって行うので、それぞれのシールを独立して行うことができる。従って、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137との間のシールと、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間のシールを、より確実なものをすることができる。また、Oリング部によりシールを行うことで、例えば、断面矩形状のリング部によりシールを行うよりもシールの接触点が小さくなり、シール部分の面圧を上げることができるため、シールをより確実なものとすることができる。
【0038】
(変形形態)
次いで、上記実施形態1の変形形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本変形形態では、絶縁性シール部材191の形状が上記実施形態1の絶縁性シール部材161と異なる。それ以外は、上記実施形態1と同様である。図4(a)は、上記実施形態1に用いた絶縁性シール部材161の断面図を示す。上述したように、この絶縁性シール部材161は、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部162と外側Oリング部163とからなる。内側Oリング部162及び外側Oリング部163の上面及び下面は、それぞれ凹凸のない、なだらかな面をなしている。
【0039】
これに対し、図4(b)に断面図を示す本変形形態の絶縁性シール部材191は、内側Oリング部192の上面及び下面にそれぞれ2つの凹溝192MS,192MTが形成されている。つまり、内側Oリング部192のうち、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137とにより圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなしている。従って、内側Oリング部192のシール部分の面圧をさらに上げることができるので、第1絶縁部材151と極柱131の円盤状部137との間のシール性能をより向上させることができる。また、外側Oリング部193の上面及び下面にもそれぞれ2つの凹溝193MS,193MTが形成されている。つまり、外側Oリング部193のうち、キャップ105と極柱131の円盤状部137とにより圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなしている。従って、外側Oリング部193のシール部分の面圧をさらに上げることができるので、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間のシール性能をより向上させることができる。
【0040】
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について図を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態に係る蓄電素子201は、図5に正極用外部端子111付近の部分拡大断面図を示すように、第1絶縁部材251の形状と絶縁性シール部材261の形状が、上記実施形態1の第1絶縁部材151及び絶縁性シール部材161とそれぞれ異なる。その他の部分は、上記実施形態1と同様であるので、同様の番号を付してその説明を省略する。
【0041】
本実施形態の第1絶縁部材251は、上記実施形態1の第1絶縁部材251と同様に、ナット143よりも径大で、その中央に極柱131の棒状部133の第2円柱部135とほぼ同径な開口251Hが形成された略円盤状の中央部252と、この中央部252の外周縁に筒状で壁状に形成され、図中上方に向かって突出する突出部253とを有する。また、中央部252の下面には、図中下方に向かって筒状で壁状に突出する変形部255も形成されている。この変形部255は、上記実施形態1と同様、ナット143の締め圧力によって、キャップ105の階段状部105Kに当接し、若干押し潰され変形している。しかし、本実施形態の第1絶縁部材251には、上記実施形態1の第1絶縁部材151に見られるような絶縁挿通部154は存在しない。従って、この第1絶縁部材251は、キャップ105の開口105H内に挿通される部分がなく、第1絶縁部材251全体がケース外に位置している。
【0042】
一方、本実施形態の絶縁性シール部材261は、上記実施形態1の絶縁性シール部材161と同様に、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部262と外側Oリング部263とを有し、外側Oリング部263は、上記実施形態1の外側Oリング部163と同様な形状をなす。一方、内側Oリング部262は、上記実施形態1の内側Oリング部162よりも垂直方向(極柱131の軸方向)の長さが長くなっている。内側Oリング部262の上端側の部分(シール挿通部262B)は、キャップ105の開口105H内に挿通されて、キャップ105(開口105Hの壁面)と極柱131の棒状部137との間に位置している。そして、内側Oリング部262は、第1絶縁部材251の中央部252と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ垂直方向に圧縮されている。これにより、第1絶縁部材251の中央部252と内側Oリング部262との間、及び、内側Oリング部262と極柱131の円盤状部137との間は、確実にシールされている。一方、外側Oリング部263は、上記実施形態1と同様に、キャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ垂直方向に圧縮されている。これにより、キャップ105と外側Oリング部263との間、及び、外側Oリング部263と極柱131の円盤状部137との間は、確実にシールされている。
【0043】
このような構成の二次電池201も、その一部がナット143とキャップ105との間に位置してナット143とキャップ105との間を絶縁する第1絶縁部材251を備えるので、ナット143とキャップ105との間が絶縁されるため、ナット143を締め付けても、ナット143とキャップ105が直接接触して短絡することを防止できる。また、二次電池201は、その一部がキャップ105と極柱131の円盤状部137との間に位置する絶縁性シール部材261を備えるので、第1絶縁部材251とキャップ105の間から水分が侵入したとしても、絶縁性シール部材261が第1絶縁部材251と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、この水分が第1絶縁部材251と絶縁性シール部材261との間を通って極柱131の棒状部133にまで達するのを防止できる。また、絶縁性シール部材261がキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、第1絶縁部材251とキャップ105の間から侵入した水分がキャップ105と絶縁性シール部材261の間を通って極柱131の円盤状部137にまで達するのを防止できる。従って、第1絶縁部材251とキャップ105との間から水分が侵入しても、キャップ105と極柱131との間で短絡を起こすことがない。また、絶縁性シール部材261がキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、キャップ105と絶縁性シール部材261との間を通って、水分がさらに内部(電解液に満たされた部分)にまで侵入したり、逆に、内部の電解液が外部に漏れるのを防止できる。一方、ナット143と第1絶縁部材251との間から水分が侵入したとしても、絶縁性シール部材261が第1絶縁部材251と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、この水分が第1絶縁部材251と絶縁性シール部材261との間を通ってキャップ105にまで達するのを防止できる。また、ナット143と第1絶縁部材251との間から侵入した水分が絶縁性シール部材261と極柱131の円盤状部137との間を通ってさらに内部に侵入するのも防止できる。従って、ナット143と第1絶縁部材251との間から水分が侵入しても、キャップ105と極柱131との間で短絡を起こすことがない。また、絶縁性シール部材261がキャップ105と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、絶縁性シール部材261と極柱131の円盤状部137との間を通って、水分がさらに内部(電解液に満たされた部分)にまで侵入したり、逆に、内部の電解液が外部に漏れるのを防止できる。よって、本実施形態の蓄電素子201も、キャップ105と極柱131との間のシール性能をより向上させることができ、キャップ105と極柱131との間で起こる短絡を防止することができる。
【0044】
また、本実施形態でも、内側Oリング部262は、第1絶縁部材251と極柱131の円盤状部137とにより挟まれ圧縮されているため、第1絶縁部材251と極柱131の円盤状部137との間のシールを、より確実なものをすることができる。また、Oリング部によりシールを行うことで、例えば、断面矩形状のリング部によりシールを行うよりもシールの接触点が小さくなり、シール部分の面圧を上げることができるため、シールをより確実なものとすることができる。
また、本実施形態では、絶縁性シール部材261は、キャップ105の開口105H内に挿通されてキャップ105と極柱131の棒状部133との間に位置するシール挿通部262Bを有する。このため、キャップ105と極柱131の棒状部133との間は絶縁されるため、キャップ105と極柱131の棒状部133とが直接接触して短絡することを防止できる。
その他、上記実施形態1と同様な部分については、上記実施形態1と同様な作用、効果を奏する。
【0045】
なお、上記変形形態で示したように、本実施形態の絶縁性シール部材261も、内側Oリング部262のうち、第1絶縁部材251と極柱131の円盤状部137とにより圧縮される部分を、それぞれ凹凸形状とするのが好ましい。このシール部分の面圧をさらに上げることができるので、第1絶縁部材251と極柱131の円盤状部137との間のシール性能をより向上させることができるからである。同様に、外側Oリング部263のうち、キャップ105と極柱131の円盤状部137とにより圧縮される部分も、それぞれ凹凸形状とするのが好ましい。このシール部分の面圧をさらに上げることができるので、キャップ105と極柱131の円盤状部137との間のシール性能をより向上させることができるからである。
【0046】
以上において、本発明を実施形態1,2及び変形形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態1,2等では、角型電池に本発明を応用した例を示したが、図6に示すように、円筒型電池301に本発明を適用することもできる。この円筒型電池301のケースは、筒状の側面を構成するケース本体303と、上端面を構成するキャップ305と、下端面を構成するキャップ307とからなる。そして、ケースの上端面を構成するキャップ105に正極用外部端子311が設けられ、ケースの下端面を構成するキャップ307に負極用外部端子313が設けられている。
また、本発明は、上記のような電池以外に、電気二重層の原理を利用したキャパシタなどの蓄電素子にも広く適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、キャップと極柱の間のシール性能をより向上させることができ、キャップと極柱の間で起こる短絡を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る蓄電素子を示す全体図である。
【図2】実施形態1に係る蓄電素子の図1における縦断面図である。
【図3】実施形態1に係る蓄電素子の正極用外部端子付近の部分拡大断面図である。
【図4】絶縁性シール部材の断面図であり、(a)は実施形態1に係る絶縁性シール部材の断面図を示し、(b)は変形形態に係る絶縁性シール部材の断面図を示す。
【図5】実施形態2に係る蓄電素子の正極用外部端子付近の部分拡大断面図である。
【図6】円筒形状をなす蓄電素子を示す全体図である。
【図7】従来技術に係る二次電池の外部端子付近の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
101,201 蓄電素子
105 キャップ
105H (キャップの)開口
131 極柱
133 棒状部
133N 雄ねじ部
137 円盤状部
143 ナット
151,251 第1絶縁部材
154 絶縁挿通部
155,255 変形部
161,261 絶縁性シール部材
162,262 内側Oリング部
163,263 外側Oリング部
171 第2絶縁部材
262B シール挿通部

Claims (7)

  1. ケースの端面を構成し、開口を有する平板状のキャップと、
    棒状に延び先端側に雄ねじ部が形成された棒状部であって、上記キャップの開口に挿通され、先端が上記ケース外に位置し基端が上記ケース内に位置する棒状部、及び、この棒状部の基端側に位置し円盤状をなす円盤状部であって、上記ケース内に位置する円盤状部、を有する極柱と、
    上記極柱の棒状部の雄ねじ部に螺合され、上記ケース外に位置するナットと、を備え、上記ナットと上記極柱の円盤状部との間に上記キャップを挟んだ状態でシールされた蓄電素子であって、
    少なくともその一部が上記ナットと上記キャップとの間に位置して上記ナットと上記キャップとの間を絶縁する第1絶縁部材と、
    少なくともその一部が上記キャップと上記極柱の円盤状部との間に位置する絶縁性シール部材であって、上記第1絶縁部材と上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されると共に上記キャップと上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されて、上記キャップと上記極柱との隙間を絶縁しつつシールする絶縁性シール部材と、を備えることを特徴とする蓄電素子。
  2. 請求項1に記載の蓄電素子であって、
    少なくともその一部が上記キャップと上記極柱の円盤状部との間に位置して上記キャップと上記極柱の円盤状部との間を絶縁すると共に、上記キャップと上記極柱の円盤状部とにそれぞれ当接して、上記キャップと上記極柱の円盤状部との隙間の高さを規定する第2絶縁部材を備えることを特徴とする蓄電素子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蓄電素子であって、
    上記第1絶縁部材は、上記ナットの締め圧力によって上記キャップに当接して変形する変形部を有することを特徴とする蓄電素子。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電素子であって、
    上記第1絶縁部材は、上記キャップの開口内に挿通され上記キャップと上記極柱の棒状部との間に位置して上記キャップと上記極柱の棒状部との間を絶縁する絶縁挿通部を有することを特徴とする蓄電素子。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電素子であって、
    上記絶縁性シール部材は、上記キャップの開口内に挿通され上記キャップと上記極柱の棒状部との間に位置して上記キャップと上記極柱の棒状部との間を絶縁するシール挿通部を有することを特徴とする蓄電素子。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の蓄電素子であって、
    上記絶縁性シール部材は、2つのOリングが径方向に繋がった形状をなす内側Oリング部と外側Oリング部とを有し、
    上記内側Oリング部は、上記第1絶縁部材と上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮され、
    上記外側Oリング部は、上記キャップと上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮されていることを特徴とする蓄電素子。
  7. 請求項6に記載の蓄電素子であって、
    上記内側Oリング部のうち、上記第1絶縁部材と上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなし、
    上記外側Oリング部のうち、上記キャップと上記極柱の円盤状部とにより挟まれ圧縮される部分は、それぞれ凹凸形状をなすことを特徴とする蓄電素子。
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