JP2004251552A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮機の運転周波数をダウンさせるとき、所定の周波数で必ず周波数固定を所定の時間行う為に、サーモＯＮ／ＯＦＦの発生頻度が多発し、快適性上問題があった。
【解決手段】圧縮機の運転周波数をダウンさせるとき、圧縮機の入力電流が高い時すなわち圧縮機負荷が大きいときだけ、所定の周波数で必ず周波数固定を所定の時間行うことによって、圧縮機負荷が小さい常用使用範囲でサーモＯＮ／ＯＦＦの発生頻度を抑制するものである。
【選択図】 図２
【解決手段】圧縮機の運転周波数をダウンさせるとき、圧縮機の入力電流が高い時すなわち圧縮機負荷が大きいときだけ、所定の周波数で必ず周波数固定を所定の時間行うことによって、圧縮機負荷が小さい常用使用範囲でサーモＯＮ／ＯＦＦの発生頻度を抑制するものである。
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ制御により圧縮機の運転周波数を減少させるときの空気調和機の制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の圧縮機運転周波数を減少させる空気調和機の制御方法は、圧縮機の入力電流の急上昇を抑制する為圧縮機運転周波数が減少するときは圧縮機への入力電流に関係無く所定の周波数で一定時間固定を行って圧縮機の運転周波数を減少させていたり圧縮機の下降速度を上昇速度よりもおそくしていた。（例えば特許文献１参照）
【０００３】
【特許文献１】
特開平１−２３７３７３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では下記のような課題があった。圧縮機への入力電流に関係なく圧縮機の運転周波数を減少させるため、サーモ設定温度近傍でも運転周波数が所定で固定されるため、その固定されているところでサーモＯＮ／ＯＦＦが頻繁に発生した。その結果、冷房・ドライ時は相対湿度の上昇やその上昇を抑制する為にリモコン設定温度よりも冷気味の運転を行ったり、暖房運転においてはサーモＯＮ／ＯＦＦを繰り返すたびに室温変化が大きく、冷風感が発生するといった快適性上の課題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、圧縮機運転周波数を減少させるときに圧縮機入力電流が高い時だけすなわち圧縮機負荷が大きいときだけ所定の周波数で固定して周波数を減少させるようにすることで、サーモＯＮ／ＯＦＦの発生頻度を抑制して、快適性の向上を図る。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【０００７】
図１において、圧縮機９の入力電流を検出する入力電流検出手段７にて検出された圧縮機入力電流Ｉａが、制御部８にて予め設定された圧縮機入力電流Ｉｂより高い領域で制御部８より圧縮機９の運転周波数をダウンさせる圧縮機運転周波数ダウン指令が発信されたとき、現状運転されている圧縮機運転周波数からダウン指令による目標運転周波数までのあいだに制御部８に予め設定された所定時間圧縮機運転周波数を固定する周波数が少なくとも１つ以上ある場合は、その所定時間圧縮機８の運転周波数を固定して目標運転周波数までダウンを行う。
【０００８】
【発明の効果】
上記実施の形態から明らかなように、本発明は、圧縮機運転周波数をダウンさせるときの運転制御手段によるもので、この構成によれば常用使用される条件では圧縮機の固定を行わない為、インバーター制御本来の目的である能力可変が広範囲で行われることで、快適な住環境の提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の空気調和機における冷凍サイクル及びアクチュエータ構成図
【図２】本発明の圧縮機運転周波数制御方法のフローチャート
【符号の説明】
１ 室内熱交換器温度センサ
２ 室内吸込み温センサ
３ 室内ファンモータ
４ 室内制御Ｐ板
５ 室外熱交換器温度センサ
６ 室外吸込み温センサ
７ 圧縮機入力電流検出手段
８ 室外制御Ｐ板
９ 圧縮機
１０ 四方弁
１１ 室外ファンモータ
１２ キャピラリチューブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ制御により圧縮機の運転周波数を減少させるときの空気調和機の制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の圧縮機運転周波数を減少させる空気調和機の制御方法は、圧縮機の入力電流の急上昇を抑制する為圧縮機運転周波数が減少するときは圧縮機への入力電流に関係無く所定の周波数で一定時間固定を行って圧縮機の運転周波数を減少させていたり圧縮機の下降速度を上昇速度よりもおそくしていた。（例えば特許文献１参照）
【０００３】
【特許文献１】
特開平１−２３７３７３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では下記のような課題があった。圧縮機への入力電流に関係なく圧縮機の運転周波数を減少させるため、サーモ設定温度近傍でも運転周波数が所定で固定されるため、その固定されているところでサーモＯＮ／ＯＦＦが頻繁に発生した。その結果、冷房・ドライ時は相対湿度の上昇やその上昇を抑制する為にリモコン設定温度よりも冷気味の運転を行ったり、暖房運転においてはサーモＯＮ／ＯＦＦを繰り返すたびに室温変化が大きく、冷風感が発生するといった快適性上の課題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、圧縮機運転周波数を減少させるときに圧縮機入力電流が高い時だけすなわち圧縮機負荷が大きいときだけ所定の周波数で固定して周波数を減少させるようにすることで、サーモＯＮ／ＯＦＦの発生頻度を抑制して、快適性の向上を図る。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【０００７】
図１において、圧縮機９の入力電流を検出する入力電流検出手段７にて検出された圧縮機入力電流Ｉａが、制御部８にて予め設定された圧縮機入力電流Ｉｂより高い領域で制御部８より圧縮機９の運転周波数をダウンさせる圧縮機運転周波数ダウン指令が発信されたとき、現状運転されている圧縮機運転周波数からダウン指令による目標運転周波数までのあいだに制御部８に予め設定された所定時間圧縮機運転周波数を固定する周波数が少なくとも１つ以上ある場合は、その所定時間圧縮機８の運転周波数を固定して目標運転周波数までダウンを行う。
【０００８】
【発明の効果】
上記実施の形態から明らかなように、本発明は、圧縮機運転周波数をダウンさせるときの運転制御手段によるもので、この構成によれば常用使用される条件では圧縮機の固定を行わない為、インバーター制御本来の目的である能力可変が広範囲で行われることで、快適な住環境の提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の空気調和機における冷凍サイクル及びアクチュエータ構成図
【図２】本発明の圧縮機運転周波数制御方法のフローチャート
【符号の説明】
１ 室内熱交換器温度センサ
２ 室内吸込み温センサ
３ 室内ファンモータ
４ 室内制御Ｐ板
５ 室外熱交換器温度センサ
６ 室外吸込み温センサ
７ 圧縮機入力電流検出手段
８ 室外制御Ｐ板
９ 圧縮機
１０ 四方弁
１１ 室外ファンモータ
１２ キャピラリチューブ
Claims (1)
- インバータ制御により圧縮機の運転周波数可変な空気調和機において、前記圧縮機の入力電流を検知する圧縮機入力電流検知手段を有し、前記圧縮機入力電流検知手段より検出された入力電流値が所定入力電流値より大きいときであって前記圧縮機の運転周波数を減少させる指令信号が発生したとき、現在の運転周波数から指令信号にて設定された目標運転周波数までの間に、周波数が減少するときに所定時間保持する周波数を少なくともひとつ有することを特徴とする空気調和機の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003042844A JP2004251552A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 空気調和機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003042844A JP2004251552A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 空気調和機の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004251552A true JP2004251552A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33026015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003042844A Pending JP2004251552A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 空気調和機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004251552A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105627474A (zh) * | 2016-03-02 | 2016-06-01 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器 |
| CN106610081A (zh) * | 2015-10-22 | 2017-05-03 | 上海三菱电机·上菱空调机电器有限公司 | 一种空调机连续运转的方法 |
| CN112460770A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-03-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 多模块机组及其控制方法、装置、存储介质及处理器 |
-
2003
- 2003-02-20 JP JP2003042844A patent/JP2004251552A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106610081A (zh) * | 2015-10-22 | 2017-05-03 | 上海三菱电机·上菱空调机电器有限公司 | 一种空调机连续运转的方法 |
| CN105627474A (zh) * | 2016-03-02 | 2016-06-01 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器 |
| CN112460770A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-03-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 多模块机组及其控制方法、装置、存储介质及处理器 |
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Legal Events
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