JP2004232127A - 肩紐 - Google Patents

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JP2004232127A JP2003021385A JP2003021385A JP2004232127A JP 2004232127 A JP2004232127 A JP 2004232127A JP 2003021385 A JP2003021385 A JP 2003021385A JP 2003021385 A JP2003021385 A JP 2003021385A JP 2004232127 A JP2004232127 A JP 2004232127A
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Shohei Uko
章平 宇高
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Abstract

【課題】肩紐の肩に当る部分を湾曲させて肩の三角筋と僧帽筋の境界線の形状に一致させ、その境界線の身体の窪みに肩紐を収められると共に、肩紐の面圧の集中を防止するために肩に当る部分にクッション材を入れて圧力を分散させる。
【解決手段】ブラジャー等の女性用下着や水着等に付属する肩紐であって、肩に当る部分を一側方に突出する湾曲部4に形成してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラジャー、ボディスーツ、スリップ等の女性用下着や水着等の肩紐に関するもので、さらに詳しくは、肩からずれ落ちることがなく、着用感に優れた肩紐に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブラジャー、ボディスーツ、スリップ等の女性用下着や水着等には、***を立体的に覆い着用者のバストシルエット全体を美しく整容する機能があると共に、バストとバストトップ(乳首)の位置を美しく見えるようにするため、上方向にバストカップを吊り上げる機能が必要とされ、そのための肩紐が取り付けられている。
【0003】
バストのトップ位置は、着用者により個人差があってブラジャーカップの理想位置への固定、すなわちバストカップによるバストシルエットの形状保持と、そのバストカップの頂点位置を着用者の理想体形に合わせる目的で肩紐には長さを調整する機能が必要とされる。
【0004】
バストのトップ位置は、年齢の経過や出産を経験することにより垂下するが、美しい若年女性のシルエットに類似させるためには、バスト全体、特にバストトップの位置を上方向に位置させることが重要なポイントになっている。
【0005】
しかし、肩紐はブラジャー等の女性下着や水着等の着用者の身体動きにより、バストから見た肩の相対的位置が上下に変化することから、肩紐の長さが一定で固定され伸縮特性のない場合は、肩紐長さが身体皮膚延長を瞬間的に超えることで緩み、さらに首筋から肩方向に傾斜していることから、肩紐の位置ズレが徐々に発生して甚だしい場合は肩から脱落することがある。
【0006】
このような肩紐の肩からの外れ、位置ズレの不具合を避けるために、肩紐に長さ方向の弾力性や伸縮性を付与することにより、着用者の身体皮膚の伸縮動きに追随して伸縮することで肩紐が肩から脱落することのないように工夫されている。しかしながら、着用者の身体運動が大きく・激しくなるとこの伸縮限度を超えることがあり、現状の設計は必ずしも十分とは言えないものである。
【0007】
さらに、着用者の身体運動による緩みや肩からの脱落を防止しようとして、ブラジャー等の女性用下着や水着等の着用者が肩紐を意図的に短く設定し、着用時の身体運動で発生する肩紐の弛みに対抗する場合がある。このような着用方法では、肩紐に常時強いテンションが発生して皮膚を押さえて圧迫することから、皮下の血流を阻害し肩凝りを起因させる問題がある。
【0008】
この肩紐によるテンションの発生により生じる肌に対する圧力(単位面積あたりの圧力)を下げる目的で、肩に当る肩紐の部分の幅を広げた肩紐が存在する。(例えば、特許文献1〜3参照)
また、肩紐調節具の紐通し孔の角度を傾斜させることで肩紐の接続角度を変えて肩紐が片側に移動することを防止するのもある。(例えば、特許文献4参照)
【0009】
【特許文献1】
実開昭63−177920号公報(第3〜4頁、図2)
【特許文献2】
実開平1−37408号公報(第7〜8頁、図1)
【特許文献3】
特開平7−48753号公報(第3頁、図1)
【特許文献4】
特開2002−61006号公報(第4〜5頁、図2)
【0010】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、前記の特許文献1〜3は、肩紐の素材が柔軟であることから、幅を広げても肩紐の中心線部分の面圧が高くなり、肩紐幅全体にわたって均等に圧力がかかる構造を実現出来なかったため、必ずしも十分な効果を得ることができなかった。また、前記の特許文献4は、スライダ−の孔内部での肩紐の遊びがあり、効果が確実とは言えない問題があった。
【0011】
本発明は上記のような問題を解決することを課題として研究開発されたもので、肩紐の肩に当る部分を湾曲させて肩の三角筋と僧帽筋の境界線の形状に一致させ、その境界線の身体の窪みに肩紐を収められると共に、肩紐の面圧の集中を防止するために肩に当る部分にクッション材を入れて圧力を分散させるようにした肩紐を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明では、ブラジャー等の女性用下着や水着等に付属する肩紐であって、肩に当る部分を一側方に突出する湾曲部に形成してあることを特徴とする肩紐を開発し、採用した。
【0013】
また、本発明は、上記のように構成した肩紐において、湾曲部の内部にクッション材を内在してある肩紐、およびクッション材は不織布またはゲル状物質である肩紐を開発し、採用した。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、1は下端部がカップ布に取り付けられ、上端部がバック布に取り付けられる肩紐で、その上下両端部2,3を垂直状で細幅に形成すると共に、その上下両端部2,3の垂直部から一側中央部に向かって徐々に幅広くなる湾曲部4(着用時の肩上に位置する部分)に形成してある。
【0015】
上下両端部2,3は、その一方あるいは両端部が縦方向に伸縮性良好な生地であればよく、表生地5と裏生地6とを2枚接合して形成されているが、1枚の生地でもよいのは勿論のことである。
【0016】
一方、湾曲部4は上下両端部2,3と異なり伸縮性の無い生地で構成されている。その理由は、一般的な肩紐のように、経糸にウレタン系弾性糸を使用し、緯糸でそれらを固定しつつ装飾模様を構成している肩紐は、肩紐全体が伸縮することから、肩紐1の前後からテンションがかかった場合に湾曲部4の形状を維持出来なくなるからである。
【0017】
その湾曲部4には、表生地5と裏生地6との間に、芯生地7を介して内部に3mm程度の厚さの略三日月状にカットしたクッション材8の不織布8aを挿入してあり、横方向の曲げ応力に対抗して着用時の肩紐1が湾曲した形状を維持するようにすると共に、厚み方向にクッション性を持たせて、肩紐1の幅全体にわたって均等に圧力がかかる構造にしてある。この結果、肩紐1にかかる力が分散され血行障害が少なくなり着心地が向上する。
【0018】
上記の裏生地6には肌触りの良いカットパイル生地が使用され、表生地5にはブラジャ−カップの生地にあわせてデザインの生地を使用するが、湾曲部4には肩紐1としての伸縮性を具備する必要がないので、当然、自然派指向の強いデザインに対しては綿混の生地を使用することも可能である。
【0019】
上記の実施の形態のクッション材8としては、略三日月状にカットした不織布8aで説明したが、不織布8aの代わりに、ゲル状物質8bを用いることもある。すなわち、図3に示すように、ゲル状物質8bの上下にウレタンフィルム9,9で覆い両側縁を熱接着して封入し、表生地5と裏生地6とを接着して使用する場合もある。このゲル状物質8bの場合においても、上記と同様の略三日月形状に形成して挿入することは同じであり、肩紐1にかかる圧力の分散効果をさらに向上させ、形状保持能力、フイット性も向上できるものである。
【0020】
また、上記のように、肩に当るクッション材8の形状が略三日月の形状をしており、肩紐1の肩に当る部分が湾曲部4で肩の三角筋と僧帽筋の境界線の窪み形状に一致していることから、移動し難くなって肩紐位置のズレの防止に効果の高いものになっている。
【0021】
上記のように構成した実施の形態による肩紐1の使用例を作用、効果と共に説明すれば、従来の肩紐と異なり、肩上部で紐が捩れたりすることがなく着用に優れる。また、肩紐1の湾曲部4の内部にクッション材8として不織布8aを挿入したことにより、肌当たりが柔らかくなり部分的に厚みを増すが、この厚い部分は湾曲していて肩の三角筋と僧帽筋の境界線に存在する身体の窪みに収まり着用時の外観も盛り上がることなくスッキリしたものになる。
【0022】
さらに肩紐1により発生する身体に対する圧力軽減効果を最大に引き出すために、クッション材8としてゲル状物質8bを肩紐1の湾曲部4の内部に納め、三角筋と僧帽筋の境界部に沿わせたので、ゲル物質8bがバストにより肩紐1が引っ張られることで発生した力を完全に分散したことから、バスト重量を感じない、優れたブラジャ−になることが判明した。
【0023】
以上、本発明の主要な実施の形態について説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であり、それらも全て本発明の範囲に包含されるものである。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1の発明は、ブラジャー等の女性用下着や水着等に付属する肩紐であって、肩に当る部分を一側方に突出する湾曲部に形成してあるから、三角筋と僧帽筋の境界線の窪み形状に合致するので肩紐は移動しなくなり、位置ズレおよびズレ落ちることがなくなる。
【0025】
また、本発明の請求項2の発明は、湾曲部の内部にクッション材を内在してあるから、面圧を下げ圧力を分散させ肩部の圧迫感がなくなって血行障害がなくなり肩こりがなくなる。
【0026】
さらに、本発明の請求項3の発明は、クッション材は不織布またはゲル状物質であるから、肌当りが柔らかくて圧力を完全に分散でき、かつ形状保持能力、フイット性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】肩紐の正面図である。
【図2】図1のA−A線切断端面図である。
【図3】クッション材がゲル状物質の断面図である。
【図4】着用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 肩紐
4 湾曲部
8 クッション材
8a 不織布
8b ゲル状物質

Claims (3)

  1. ブラジャー等の女性用下着や水着等に付属する肩紐であって、肩に当る部分を一側方に突出する湾曲部に形成してあることを特徴とする肩紐。
  2. 湾曲部の内部にクッション材を内在してある請求項1に記載の肩紐。
  3. クッション材は不織布またはゲル状物質である請求項2に記載の肩紐。
JP2003021385A 2003-01-30 2003-01-30 肩紐 Pending JP2004232127A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038315A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Lecien Corp 衣類用肩紐
KR200474018Y1 (ko) 2013-04-17 2014-08-18 주식회사 동경모드 기능성 브래지어

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JP4714648B2 (ja) * 2006-08-10 2011-06-29 株式会社ルシアン 衣類用肩紐
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