JP2011229196A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル本体を有効に振らせることが可能なワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネスは、複数本の高圧電線4を含むハーネス本体5を備える。このハーネス本体5の中間5aは、複数本の高圧電線4の振れを許容する範囲として振れ許容範囲R1を有する。この振れ許容範囲R1は、電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4とで構成され、電線・個別振れ範囲R3では複数本の高圧電線4を個別に振れ可能に配線する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の高圧電線を含むワイヤハーネスに関する。
電気自動車やハイブリッド自動車は、動力源となるモーターと、このモーターの駆動に必要な3相交流を発生させるインバータと、これらモーター及びインバータを接続するワイヤハーネスとを備えている。
下記特許文献1に開示されたワイヤハーネスは所謂モータケーブル装置であって、このモーターケーブル装置は、複数本の高圧電線を含むハーネス本体と、このハーネス本体の一端に設けられてモーターの接続部分となるモーター側接続部と、ハーネス本体の他端に設けられてインバータの接続部分となるインバータ側接続部と、ハーネス本体の中間に設けられてこの中間部分を車体に固定するためのハーネス固定具とを備えて構成されている。
ハーネス固定具は、専用の取付台及び固定金具を用いて車体に固定されるようになっている。ハーネス固定具や専用の取付台及び固定金具は、車体に対する固定部分であって、これらは車両に生じる振動や衝撃に起因したハーネス本体の振れを規制するために備えられている。
特開2008−253017号公報
上記従来技術にあっては、次のような問題点を有している。すなわち、モーターは動力源であるとともに振動発生源でもあることから、発生した振動がハーネス本体を介して固定部分にまで伝わり、仮に固定部分において構造上のガタ等が大きい場合には、固定部分での異音や破損等を引き起こしてしまうという問題点を有している。
そこで本願発明者は、モーターからの振動や車両に生じる振動及び衝撃をケーブル本体に積極的に伝え、これによりケーブル本体を振らせ、そして、この振れにより振動等を吸収して上記問題点を解消することを考えている。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、ケーブル本体を有効に振らせることが可能なワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のワイヤハーネスは、複数本の高圧電線を含むハーネス本体を備える車両用のワイヤハーネスにおいて、前記ハーネス本体の中間は前記複数本の高圧電線の振れを許容する範囲を有し、該振れを許容する範囲の一部又は全部においては前記複数本の高圧電線を個別に振れ可能に配線することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、外部からの振動や衝撃(例えばモーターからの振動や車両に生じる振動及び衝撃)をハーネス本体の中間における複数本の高圧電線に積極的に伝えて高圧電線を振らせ、そして、この振れにより振動等の吸収を可能にする。高圧電線は比較的腰のある電線であるが、高圧電線を個別に振らせることが可能に配線することで、振動等は有効に吸収される。
請求項2記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記複数本の高圧電線として複数本のシールド電線を用いることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、複数本のシールド電線を含むハーネス本体になる。シールド電線は、電線自体の構成にシールド部材を含むことから、ワイヤハーネスとして少ない構成で電磁シールド対策を施すことが可能になる。
請求項3記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記複数本の高圧電線として複数本の非シールド電線を用いる一方、前記ハーネス本体として前記複数本の非シールド電線を一括して覆うシールド部材を含むことを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、非シールド電線を用いることで、電線自体の構成を簡素化することが可能になる。本発明におけるハーネス本体は、複数本の非シールド電線と、これを一括して覆うシールド部材とを含む構成になる。
請求項4記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1ないし請求項3いずれか記載のワイヤハーネスにおいて、 前記ハーネス本体は前記個別に振れ可能な状態を保ちつつ前記複数本の高圧電線を覆う保護部材を含むことを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、高圧電線を個別に振らせる範囲において、保護部材は恰も「ブカブカ」の状態で複数本の高圧電線を覆う。保護部材は、個別の振れに対して影響を来さないように保護機能を発揮する。
請求項1に記載された本発明によれば、外部からの振動や衝撃を積極的にハーネス本体の中間に伝えることから、また、複数本の高圧電線を個別に振らせることが可能であることから、有効に振動等の吸収をすることができるという効果を奏する。本発明のように、振動等の吸収をすることができれば、異音や破損等の発生も防止することができるという効果を奏する。本発明によれば、ケーブル本体を有効に振らせることが可能なワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
請求項2、3に記載されたそれぞれの本発明によれば、ハーネス本体としてのより良い一例を提供することができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、保護部材にて複数本の高圧電線を保護することができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネスを示す図であり、(a)は使用状態を示す概略図、(b)は振れ許容範囲の電線・個別振れ範囲におけるハーネス本体の概略図、(c)は(b)の断面図、(d)は振れ許容範囲の電線・束状振れ範囲におけるハーネス本体の概略図、(e)は(d)の断面図である。 電線・束状振れ範囲における高圧電線の状態に係る図であり、(a)は重ねた場合の斜視図、(b)は並べた場合の斜視図、(c)は整列・保持部材の斜視図である。 ハーネス本体の構成に係る図であり、(a)は保護部材として外装部材と編組とを備える場合の構成図、(b)は保護部材として外装部材と金属箔とを備える場合の構成図、(c)は保護部材として外装部材を備えるとともに高圧電線がシールド電線である場合の構成図である。 ワイヤハーネスの製造に係る図であり、(a)は第一工程を示す概略図、(b)は第二工程を示す概略図、(c)第三工程を示す概略図である。
ワイヤハーネスは、複数本の高圧電線を含むハーネス本体を備え、ハーネス本体の中間は複数本の高圧電線の振れを許容する範囲を有する。この範囲では、複数本の高圧電線を個別に振れ可能とするように配線をする。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスを示す図である。また、図2は高圧電線の状態に係る図、図3はハーネス本体の構成に係る図、図4はワイヤハーネスの製造に係る図である。
本実施例のワイヤハーネスは、特に限定するものでないが、ハイブリッド自動車又は電気自動車に配索されるものを対象にしている。具体的には、高圧用のものであって、モーターとインバータとを繋ぐように配索されるワイヤハーネスや、インバータとバッテリーとを繋ぐように配索されるワイヤハーネス、或いは機器間(例えば電気接続箱などの機器を含む)を繋ぐように配索されるワイヤハーネスを対象にしている。以下では、モーターとインバータとを繋ぐワイヤハーネスを例を挙げて説明をする。
図1において、電気自動車やハイブリッド自動車におけるモーター1及びインバータ2は、ワイヤハーネス3(モーターケーブルともいう)により電気的に接続されている。ワイヤハーネス3は、複数本の高圧電線4を含むハーネス本体5と、ハーネス本体5の一端(端末部)に設けられるモーター側接続部6と、ハーネス本体5の他端(端末部)に設けられるインバータ側接続部7とを含んで構成されている。
ワイヤハーネス3は、ハーネス本体5における複数本の高圧電線4の所定範囲に、モーター1からの振動や車両からの衝撃等を積極的に伝え、これにより図中矢印方向に振れを生じさせることができるようになっている。そして、この振れにより振動等を吸収することができるようになっている。ワイヤハーネス3は、上記のような振動吸収構造を有するように構成されている。以下、ワイヤハーネス3の各構成について説明をする。
図1及び図2において、上記ハーネス本体5は、複数本の高圧電線4と、これらを一括して覆う保護部材8とを含んで構成されている。複数本の高圧電線4には、モーター1からの振動や衝撃を積極的に伝えて振れが生じるようにする振れ許容範囲R1を有している。振れ許容範囲R1は、ハーネス本体5の中間における複数本の高圧電線4の振れを許容する範囲として設定されている。振れ許容範囲R1は、本実施例においてハーネス本体5の中間5aの全部が該当するようになっている。すなわち、本実施例においては、ハーネス本体5の両方の端末部5bを除く範囲が振れ許容範囲R1として設定されている。尚、ハーネス本体5の中間5aに固定点(例えば特許文献1のハーネス固定具など)を設けるような場合には、この固定点の振動発生源側に振れ許容範囲R1が設定されるものとする。
本実施例において、振れ許容範囲R1の両側は、端末部5bの形成範囲に対応する端末部形成範囲R2として設定されている。また、振れ許容範囲R1においては、電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4とで構成されるように設定されている(この構成に限らず、電線・個別振れ範囲R3のみであってもよいものとする)。電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4は連続しており、電線・個別振れ範囲R3が振動発生源側に配置されている。これら電線・個別振れ範囲R3及び電線・束状振れ範囲R4の詳細に関しては後述する。
高圧電線4は、高圧用の電線(高圧ケーブル)であって、本実施例では3本用いられている。3本の高圧電線4は、全て同じものが用いられている。高圧電線4は、導体部と、この導体部を被覆する被覆部とを含んで構成されている。導体部は、特に限定するものでないが、銅やアルミニウムからなる撚り線導体にて形成されている。或いは、同じく銅やアルミニウムからなる平角導体や丸導体にて形成されている。尚、図中においては、平角導体を含む高圧電線4として示されている(一例であるものとする)。本実施例における高圧電線4は、非シールド電線の構成になっている(シールド電線の構成にする場合については後述する)。
高圧電線4は、モーター1及びインバータ2の距離に相当する長さと、図1矢印方向の振れに必要な長さとを合計した長さにて形成されている。言い換えれば、本実施例の場合、振れ許容範囲R1と端末部形成範囲R2とに対応する長さを少なくとも確保して形成されている。
振れ許容範囲R1における電線・個別振れ範囲R3において、複数本の高圧電線4は、各高圧電線4が個別に振れ可能となるような状態に配線されている。具体的な一例としては、隣り合う高圧電線4同士が所定の間隔をあけて個別に振れ可能となるような状態に配線されている。尚、個別に振れ可能であれば、上記所定の間隔をあけることは任意であるものとする。
振れ許容範囲R1における電線・束状振れ範囲R4において、高圧電線4同士は、これらが接し合いの状態になるように配線されている。もう少し具体的に説明すると、電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4との境界あたりでは、個別に振れ可能な状態である複数本の高圧電線4の間隔が次第に狭まり、これにより接し合いの状態になるようになっている。接し合いの状態は、高圧電線4同士を図2(a)に示す如く上下に重ねたり、図2(b)に示す如く横に並べたりすることにより形成されている。高圧電線4同士を接し合いの状態にすると、細くなり、配索スペース面での配慮をすることができるという利点を有している。高圧電線4同士を接し合いの状態にすると、束状になるようになっている。
引用符号Tで示す電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4との境界部分は、図中の場合、高さ方向が狭くなるようになっている(低背化されている)。また、引用符号Wで示す上下に重なる部分は、幅方向が狭くなるようになっている(狭小化されている)。
尚、接し合いの状態を維持するためには、図2(c)に示す如くの整列維持部材9を用いてもよいものとする。整列維持部材9は、例えば樹脂製であって、略U字状に形成されている。整列維持部材9は、この内側に高圧電線4を挿入すると、接し合いの状態や整列状態を維持したまま保持をすることができるように形成されている。
図1、図2、及び図3(a)において、保護部材8は、上記の如く複数本の高圧電線4を一括して覆う部材であって、高圧電線4が本実施例では非シールド電線であることから、電線保護機能と電磁シールド機能とを発揮することができるように構成されている。
保護部材8の構成に関して図3(a)を参照しながら具体的に説明をすると、保護部材8は、シールド部材としての機能を有する編組10と、この編組10の外側に設けられる外装部材11と、外装部材11のバラケを防止するテープ巻き12とを含んで構成されている。このような構成の保護部材8は、図1(b)〜(e)、及び図2(a)に示す如く設けられている。具体的には、振れ許容範囲R1における電線・個別振れ範囲R3において、個別に振れ可能な状態を保ちつつ複数本の高圧電線4を覆うように、言い換えれば複数本の高圧電線4を「ブカブカ」に覆うように設けられている。また、電線・束状振れ範囲R4においては、束状になった複数本の高圧電線4に対し「きっちりと付く」ように設けられている。尚、「きっちりと付く」ように設けるには、テープ巻き12をきつく巻くことや密に巻くことが有効である。
電線個別振れ範囲R3に対応する保護部材8の内部空間13(図1(c)参照)においては、矢印に示す如く高圧電線4が個別に振れる(自由に振れる)ことができるような状態になっている。
編組10は、導電性を有する極細の素線を筒状に編んで形成されている。編組10の内側には、複数本の高圧電線4が一括して挿通されるようになっている。編組10は、電線・個別振れ範囲R3に対応する部分が径方向に引き伸ばされ、電線・束状振れ範囲R4に対応する部分は高圧電線4に対し密着する(外装部材11を設けた時に密着するような状態になればよい)ような使用形態、或いは上記引き伸ばしをする必要のないサイズのものが用いられ、電線・束状振れ範囲R4に対応する部分は窄められて高圧電線4に対し密着するような使用形態になっている。尚、編組10は上記に限らず、シート状のものを巻いて筒状に形成してもよいものとする。
外装部材11は、外部に対して保護機能を発揮させる部材として設けられている。外装部材11は、本実施例において耐摩耗性があり柔軟性を有するシート状のものが用いられている。外装部材11は、編組10の外側に巻き付けられるようになっている。外装部材11としては、例えばツイストチューブが一例として挙げられるものとし、所定の位置でテープ巻き12が施されるようになっている。外装部材11は、この全長が編組10よりも若干短く、このため編組10が露出するようになっている。編組10が露出する境界部分は、例えばアセテートクロスからなるテープが巻き付けられてアセテートチューブ(図示省略)が形成されている。
保護部材8に関し、編組10の替わりに金属箔14(図3(b)参照)を用い、この金属箔14の外側に外装部材11を巻き付けるようにしてもよいものとする。また、高圧電線4が非シールド電線でなくシールド電線4′の場合には、編組10や金属箔14を設けずに外装部材11を直接高圧電線4に巻き付けるようにしてもよいものとする(図3(c)参照)。
保護部材8は、モーター側接続部6及びインバータ側接続部7(図1(a)参照)に跨るような長さに形成されている。
モーター側接続部6は、高圧電線4の各端末に設けられる端子金具(図示省略)と、この端子金具を各々収容固定するための絶縁性のハウジング(図示省略)と、モーター1側でアースされるアース部(図示省略)と、編組10の一端をアース部に接続固定するための金属シェル(図示省略)とを備えて構成されている。モーター側接続部6は、公知の構造が採用されている(公知の構造であることから、ここでの詳細な説明は省略するものとする)。
インバータ側接続部7は、上記モーター側接続部6と同じに構成されている。すなわち、インバータ側接続部7は、高圧電線4の各端末に設けられる端子金具(図示省略)と、この端子金具を各々収容固定するための絶縁性のハウジング(図示省略)と、インバータ2側でアースされるアース部(図示省略)と、編組10の他端をアース部に接続固定するための金属シェル(図示省略)とを備えて構成されている。インバータ側接続部7は、公知の構造が採用されている(公知の構造であることから、ここでの詳細な説明は省略するものとする)。
モーター側接続部6及びインバータ側接続部7は、ワイヤハーネス3における接続部として設けられており、ワイヤハーネス3の使用形態(配索)に応じて構成等が変わるものとする。
次に、上記構成及び構造に基づき、ワイヤハーネス3の製造について説明をする。
図4において、ワイヤハーネス3は、複数本の高圧電線4に振れ許容範囲R1を設定するとともに、この振れ許容範囲R1に電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4とを設定してなるものであり、図4(a)に示す如く電線・個別振れ範囲R3を設定する範囲では、個別に振れ可能な状態を形成するためとして、例えば高圧電線4同士の間にダミーの電線15を介在させる作業を先ず行う(ダミーの電線15に限らず、単なる棒であってもよいものとする。本実施例においては、高圧電線4同士の間をあけるようにしてダミーの電線15を設けているが、個別に振れ可能な状態を形成できればよいことから、単なる棒を1本抱き合わせるようにすることでも有効であるものとする)。一方、電線・束状振れ範囲R4を設定する範囲では、高圧電線4同士を接し合いの状態にする作業を行う。
次に、ダミーの電線15を介在させた状態の複数本の高圧電線4に編組10(図3(a)参照)を挿通する作業を行う(編組10に対し挿通するようにしてもよいものとする)。
続いて、編組10の外側にシート状の外装部材11を巻き付けるとともに、所望の位置にテープ巻き12を施す作業を行う。外装部材11の巻き付けは、電線・個別振れ範囲R3において、個別に振れ可能な状態を保つように、言い換えれば「ブカブカ」の状態を保つように行われる。また、電線・束状振れ範囲R4においては、「きっちりと付く」ように行われる。
続いて、図4(b)及び(c)に示す如くダミーの電線15を引き抜く作業を行う。ダミーの電線15を完全に引き抜くと、複数本の高圧電線4は個別に振れ可能な状態になる。
続いて、特に図示しないが、各高圧電線4の端末にモーター側接続部6やインバータ側接続部7を設ける作業を行う。また、編組10の端部をアース部に接続固定する作業や、上記アセテートチューブ(図示省略)を形成する作業を行う。以上によりワイヤハーネス3の製造が完了する。
続いて、上記構成及び構造に基づき、ワイヤハーネス3の作用について説明をする。
図1(a)において、モーター1とインバータ2とをワイヤハーネス3により電気的に接続し、この接続状態でモーター1を駆動させたり車両を走行させたりすると、ワイヤハーネス3にはモーター1又は外部からの振動や衝撃が伝わり、これによって振れ許容範囲R1に対応する部分(特に電線・個別振れ範囲R3)に矢印方向の振れが生じる。この振れは上記振動等の吸収に寄与する。従って、上記の振れが生じても、インバータ側接続部7に影響を与えるような振れの力が加わることはない。
以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明のワイヤハーネス3によれば、ハーネス本体5における複数本の高圧電線4に設定した振れ許容範囲R1(電線・個別振れ範囲R3と電線・束状振れ範囲R4)に対し、モーター1等からの振動や衝撃を積極的に伝えることから、振動等の吸収を図ることができる。本発明のワイヤハーネス3のように、振動等の吸収をすることができれば、異音や破損等の発生も防止することができる。また、本発明のワイヤハーネス3によれば、電線・個別振れ範囲R3における複数本の高圧電線4を個別に振れ可能な状態に配線することから、高圧電線4を有効に振らせることができる。
この他、本発明のワイヤハーネス3によれば、特に電線・束状振れ範囲R4において低背化を図ることが可能であることから、配索スペースの面において配慮することができる。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…モーター
2…インバータ
3…ワイヤハーネス
4…高圧電線
4′…シールド電線
5…ハーネス本体
5a…中間
5b…端末部
6…モーター側接続部
7…インバータ側接続部
8…保護部材
9…整列維持部材
10…編組(シールド部材)
11…外装部材
12…テープ巻き
13…内部空間
14…金属箔
15…ダミーの電線
R1…振れ許容範囲(振れを許容する範囲)
R2…端末部形成範囲
R3…電線・個別振れ範囲
R4…電線・束状振れ範囲

Claims (4)

  1. 複数本の高圧電線を含むハーネス本体を備える車両用のワイヤハーネスにおいて、
    前記ハーネス本体の中間は前記複数本の高圧電線の振れを許容する範囲を有し、
    該振れを許容する範囲の一部又は全部においては前記複数本の高圧電線を個別に振れ可能に配線する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記複数本の高圧電線として複数本のシールド電線を用いる
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記複数本の高圧電線として複数本の非シールド電線を用いる一方、前記ハーネス本体として前記複数本の非シールド電線を一括して覆うシールド部材を含む
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記ハーネス本体は前記個別に振れ可能な状態を保ちつつ前記複数本の高圧電線を覆う保護部材を含む
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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