JP2004218547A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

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丈夫 串田
Hideya Kikuchi
英弥 菊地
Takeshi Nagaki
剛 長岐
Keisuke Matsumoto
圭右 松本
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Abstract

【課題】圧力リリーフ弁22を高圧燃料ポンプの吐出弁25部分に組み込んで、圧力リリーフ弁22の開弁圧の調整を容易に行うことができるとともに、全体の小型化および軽量化を可能とした高圧燃料ポンプを提供すること。
【解決手段】圧力リリーフ弁22をコモンレール8(蓄圧器)に取り付けるのではなく、高圧燃料ポンプの吐出弁25に一体化することに着目し、燃料を吸入弁31からポンプ室46に吸い込むとともに燃料を高圧として吐出弁25から蓄圧器8に吐出するプランジャ33と、吸入弁31を開閉制御する電磁弁14と、を有する高圧燃料ポンプであって、吐出弁25の吐出弁ハウジング49内に、蓄圧器8の圧力を制御可能な圧力リリーフ弁22を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高圧燃料ポンプにかかるもので、とくに内燃機関の燃焼室内にガソリンその他の燃料を直接噴射する筒内直接噴射式燃料噴射装置などに装備される高圧燃料ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高圧燃料ポンプについて、図11にもとづき概説する。
図11は、高圧燃料ポンプ5を備えた燃料噴射装置1の概略回路図であって、燃料噴射装置1は、燃料タンク2と、フィードポンプ3(低圧ポンプ)と、低圧レギュレーター4と、可変容量タイプの高圧燃料ポンプ5と、高圧配管6に設けたオリフィス7と、コモンレール8(蓄圧器)と、圧力リリーフ弁9と、複数本のインジェクター10と、を有する。
【0003】
フィードポンプ3は、電動モーター(図示せず)などによりこれを駆動し、ガソリンなどの燃料を高圧燃料ポンプ5に供給する。
低圧レギュレーター4は、フィードポンプ3による燃料の圧力を制御する。
【0004】
高圧燃料ポンプ5は、フィルター11と、低圧ダンパー12と、高圧ポンプ部13と、を有する。
高圧ポンプ部13には、電磁弁14を一体に設けている。
【0005】
こうした構成の燃料噴射装置1および高圧燃料ポンプ5において、高圧燃料ポンプ5により高圧化された燃料を高圧配管6およびオリフィス7を介してコモンレール8に供給し、インジェクター10からの燃料噴射に応じてコモンレール8内の圧力を所定範囲内に維持するように高圧燃料ポンプ5を運転するとともに、コモンレール8内の異常高圧については、安全弁としての圧力リリーフ弁9を開弁して、高圧燃料ポンプ5(高圧ポンプ部13)の低圧側に圧力を開放して圧力制御する。
【0006】
従来の、たとえば特許文献1などにおける高圧ポンプにおいては、このような圧力リリーフ弁(安全弁)をポンプハウジングに設けている。
しかしながら、圧力リリーフ弁9がポンプハウジングに設けられているため、その分ポンプハウジングが大型化するとともに、圧力リリーフ弁の開弁圧力調整が困難であるなどの問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−230025号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、高圧燃料ポンプないしそのポンプハウジング部分を大型化することなく、圧力リリーフ弁を組み込んだ高圧燃料ポンプを提供することを課題とする。
【0009】
また本発明は、圧力リリーフ弁の開弁圧の調整を容易に行うことができる高圧燃料ポンプを提供することを課題とする。
【0010】
また本発明は、圧力リリーフ弁を高圧燃料ポンプの吐出弁部分に組み込んで、全体の小型化および軽量化を可能とした高圧燃料ポンプを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、圧力リリーフ弁をコモンレール(蓄圧器)に取り付けるのではなく、高圧燃料ポンプの吐出弁に一体化することに着目したもので、燃料タンクからの燃料を吸入弁からポンプ室に吸い込むとともにこの燃料を高圧として吐出弁から蓄圧器に吐出するプランジャと、上記吸入弁を開閉制御する電磁弁と、を有する高圧燃料ポンプであって、上記吐出弁の吐出弁ハウジング内に、上記蓄圧器の圧力を制御可能な圧力リリーフ弁を設けたことを特徴とする高圧燃料ポンプである。
【0012】
上記吐出弁ハウジング内に隔壁を設けることにより、上記吐出弁を組み込み可能な吐出弁取付け空間と、上記圧力リリーフ弁を組み込み可能な圧力リリーフ弁取付け空間と、上記蓄圧器に連通可能なポート連通路と、を画成することができる。
【0013】
上記圧力リリーフ弁は、上記吐出弁直後の圧力を制御可能とすることができる。
【0014】
本発明による高圧燃料ポンプにおいては、圧力リリーフ弁を高圧燃料ポンプの吐出弁に一体化するようにしたので、コモンレールに圧力リリーフ弁を設けることなく、燃料噴射装置ないしその高圧燃料ポンプ全体の小型化および軽量化を実現することができるとともに、圧力リリーフ弁による制御圧力をできるだけ平坦にすることができる。
さらに、吐出弁の部分において圧力リリーフ弁の開弁圧の調整を容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態による高圧燃料ポンプを図1ないし図7にもとづき説明する。ただし、図11と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、当該高圧燃料ポンプを備えた燃料噴射装置20の概略回路図であって、燃料噴射装置20においては、図11の燃料噴射装置1と同様に、燃料タンク2と、フィードポンプ3と、低圧レギュレーター4と、可変容量タイプの高圧燃料ポンプ21と、高圧配管6に設けたオリフィス7と、コモンレール8と、複数本のインジェクター10と、を有するが、圧力リリーフ弁22を高圧燃料ポンプ21に組み込んでいる。
【0016】
図2は、高圧燃料ポンプ21の断面図であって、高圧燃料ポンプ21は、そのポンプハウジング23に吸入ポート24と、吐出弁25および吐出ポート26と、を設けるとともに、低圧ダンパー27と、高圧ポンプ部28と、を有する。
低圧ダンパー27は、燃料供給通路29に対向させてこれを設け、燃料供給通路29と燃料吐出通路30との間に高圧ポンプ部28を設けてある。
【0017】
高圧ポンプ部28は、前記電磁弁14と、吸入弁31と、プランジャバレル32と、プランジャ33と、を有する。
【0018】
電磁弁14は、その非励磁状態で吸入弁31を「開」とするノーマルオープンタイプ、およびその非励磁状態で吸入弁31を「閉」とするノーマルクローズタイプの二種があり、いずれを採用してもよく、図2に示す電磁弁14は、ノーマルクローズタイプのものであって、バルブケース34と、ソレノイド35と、アーマチュア36および一体のロッド部37と、リターンスプリング38と、ボール39およびそのボール固定部40と、バルブシート41と、を有し、ソレノイド35オンによってバルブケース34にアーマチュア36が吸引される。
アーマチュア36の先端部(ロッド部37の先端部37A)に臨んで上記吸入弁31を設けている。
【0019】
吸入弁31は、バルブボディ42と、バルブスプリング43と、バルブストッパー44と、を有する。
バルブシート41には、吸入通路45を形成してあり、吸入弁31のバルブボディ42がバルブシート41の下面からリフト、および同下面にシートすることにより、吸入通路45を開閉可能とする。
プランジャバレル32は、プランジャ33を軸方向に往復摺動可能に収容しているとともに、燃料吐出通路30および吸入弁31に連通するポンプ室46をプランジャ33の頂部との間に形成している。プランジャ33の下方部にはプランジャスプリング47を設けている。なお、バルブストッパー44にはポンプ室46に連通する連通口48を形成してある。
プランジャ33は、エンジンのカム(図示せず)により駆動されて、ポンプ室46における燃料圧縮作用を行う。
【0020】
図3は、圧力リリーフ弁22、吐出弁25および吐出ポート26部分の拡大断面図であって、吐出弁25における、燃料吐出通路30から吐出ポート26に至る吐出弁ハウジング49内を隔壁50により、吐出弁取付け空間51と、圧力リリーフ弁取付け空間52と、ポート連通路53と、に画成している。
吐出弁取付け空間51には、当該吐出弁25として、バルブシート54と、バルブボディ55と、バルブスプリング56と、スプリングシート57と、を設ける。
圧力リリーフ弁取り付け空間52には、圧力リリーフ弁22として、ボールバルブシート58と、ボールバルブ59と、可動スプリングシート60および固定スプリングシート61と、バルブスプリング62と、開弁圧調整用ボール63と、を設け、ボールバルブ59のボールバルブシート58からのリフトにより、スプリングシート57の連通窓64および吐出弁ハウジング49の低圧側連通窓65を互いに連通可能とし、低圧側連通窓65から、吐出弁ハウジング49とポンプハウジング23との間の低圧側連通路66を通って燃料供給通路29に連通可能として、低圧側に圧力を逃がすようになっている。
なお、吐出弁ハウジング49とポンプハウジング23との間にはシール部材としてOリング67を設けている。
【0021】
こうした構成の燃料噴射装置20、高圧燃料ポンプ21およびそのノーマルクローズタイプの電磁弁14による燃料の吸入および吐出の作用を説明する。
プランジャ33によりポンプ室46への燃料の吸入およびポンプ室46からの吐出作用を行い、電磁弁14のオンオフにより燃料の吐出のタイミングを制御して、燃料の吐出容量を可変とすることができる。
図4は、前記カムのリフト、電磁弁14への信号、吸入弁31(バルブボディ42)の動き、および燃料の吐出を示すタイミングチャート図であって、電磁弁14のソレノイド35がオフの非励磁状態では、リターンスプリング38の付勢力によりアーマチュア36はバルブケース34から離れていて、そのロッド部37の頂部がボール39に突き当たって、ロッド部37がバルブシート41の下面から内方に位置し、吸入弁31のバルブボディ42をバルブスプリング43の付勢力(およびプランジャ33による圧縮工程においてはポンプ室46の高圧)によって吸入通路45を「閉」状態としている。
したがって、ソレノイド35のオフ状態で、プランジャ33が上昇し、ポンプ室46から燃料吐出通路30を介して吐出弁25への燃料の吐出動作を行うことができる。
【0022】
ソレノイド35がオン状態となって、アーマチュア36がバルブケース34の上面に当接するまでリフト(下降)すると、ロッド部37の先端部37Aがわずかに吸入弁31側に突出し、吸入弁31のバルブボディ42をバルブスプリング43の付勢力に抗して吸入通路45をわずかに「開」状態とし、低圧スピルを可能とするスピル通路を形成可能である。
この低圧スピル状態とは、プランジャ33の燃料圧縮作用にともなってポンプ室46から低圧側に燃料が漏れ出るように供給される状態をいう。したがって、電磁弁14が正常な状態で作動しているときには、コモンレール8側が高圧となっているため、吐出弁25を開くことなく、吸入弁31(吸入通路45)側から吸入ポート24ないし燃料タンク2側に燃料をスピルする。一方、電磁弁14がソレノイド35オフのまま故障した場合には、インジェクター10による燃料噴射にともなってコモンレール8内がより低圧となり、吐出弁25を開いてスピル通路を形成し、コモンレール8側に低圧燃料を供給可能であるため、エンジン停止という事態を回避することができる。
さらにソレノイド35をオンからオフに切り替えて、吸入弁31を「閉」とし、プランジャ33の下死点からの上昇にともなって、燃料の吐出を開始する。以後、同様の燃料吸入および吐出作用を行う。
なお、電磁弁14をオフにするタイミングを変えることにより、吐出の開始時点を制御し、燃料吐出量を可変とすることができる。
【0023】
かくして、吸入工程では、ソレノイド35のオンオフにかかわらず、プランジャ33が下降すると、バルブボディ42はバルブストッパー44に突き当たるまで最大限に開弁する。
吐出工程では、その前段として、ソレノイド35がオンでは、アーマチュア36がリターンスプリング38の付勢力に抗してバルブケース34の上方突出部34Aに吸引されているため、バルブボディ42はアーマチュア36のロッド部37に突き当たっていて、バルブボディ42が開弁しているので吐出が行われず、低圧側に燃料をスピルする。
さらにソレノイド35がオフで、リターンスプリング38によりアーマチュア36が閉弁方向に保持されており、バルブボディ42はバルブシート41の下面に突き当たり、吸入弁31が閉弁状態となって燃料の吐出が始まる。
【0024】
図5および図6は、圧力リリーフ弁22の作動時の様子を示すグラフであって、図5は、時間に対する圧力の関係を示し、図6は、同グラフの要部を拡大して示している。
図5に示すように、ポンプ室46内の圧力(図中点線)は、プランジャ33の往復動により変化し、吐出弁25の直後であって圧力リリーフ弁22直前の圧力(図中実線)は、圧力リリーフ弁22の開弁圧を周期的にこえて変化し、圧力リリーフ弁22の作用により、コモンレール8内の圧力(図5中太い点線)はほぼ一定となる。
すなわち、圧力リリーフ弁22を従来のように(図11参照)、コモンレール8に直接取り付ける場合に比較して、圧力リリーフ弁22を吐出弁25と一体的にその直後に設けることにより、吐出弁25からの吐出流量の大小にかかわらず、ポンプ室46における高圧変動を直ちに低圧側にリークしてこれを制御可能である。
とくに図6に拡大して示すように、吐出弁25の直後に位置している圧力リリーフ弁22が直ちに高圧部分を制御することができるので、コモンレール8内の圧力を、より平坦に制御可能である。
【0025】
図7は、高圧燃料ポンプ21による流量に対する制御圧力の関係を示すグラフである。
図7に示すように、高圧燃料ポンプ21の低流量域では、ポンプ室46におけるプランジャ33のオーバーシュートが小さいため、吐出弁25直後の吐出弁取付け空間51ないしはポート連通路53内の圧力と、コモンレール8内の圧力とは互いに大きな差はない。
しかして、高圧燃料ポンプ21の大流量域になるほど、ポンプ室46におけるプランジャ33のオーバーシュートが大きくなって、従来のように(図11参照)圧力リリーフ弁22をコモンレール8に装着した場合には、図7中点線で示すように、吐出弁25直後の圧力変動が大きくなり、制御圧力が上昇してしまう可能性がある。
一方、本発明のように、圧力リリーフ弁22を吐出弁25に一体化するとともにそのの直後に取り付けた場合には、圧力リリーフ弁22を取り付ける圧力リリーフ弁取付け空間52における圧力変動がコモンレール8部分より大きいので、高圧燃料ポンプ21の流量が増加して吐出弁25直後の圧力変動が大きくなっても、吐出弁取付け空間51のとなりの圧力リリーフ弁取り付け空間52に位置している圧力リリーフ弁22が直ちに圧力を制御可能であり、制御圧力が減少し、図7中実線で示すように、コモンレール8の制御圧力を平坦にし、望ましい圧力制御特性を得ることができる。
かくして、流量に対して平坦な制御圧力を得て、コモンレール8内の圧力を下がり気味にし、インジェクター10の異常噴射時などにも早めに減圧可能であるとともに、この異常時にあたって修理工場までの運搬時にも安全である。
【0026】
なお、圧力リリーフ弁22の開弁圧は、吐出ポート26から操作可能な開弁圧調整用ボール63の圧入量によりこれを調節可能であり、圧力調整が容易である。
【0027】
また、吐出弁25における吐出弁ハウジング49内の余分な空間を活用して吐出弁取付け空間51、圧力リリーフ弁取り付け空間52、ポート連通路53等を画成し、圧力リリーフ弁取り付け空間52に圧力リリーフ弁を設けるようにしたので、全体を小型軽量化および低コスト化することができる。
【0028】
さらに、吐出弁25の部分に圧力リリーフ弁22を設けない場合には、吐出弁ハウジング49とポンプハウジング23との間のシールを行うOリング67は、これを高圧シールとする必要があったが、本発明のように吐出弁25と圧力リリーフ弁22とを一体化することにより、Oリング67は、これを低圧シールとすることができる。
すなわち、吐出弁ハウジング49内が異常高圧になっても、圧力リリーフ弁22が開弁して圧力調整を行うため、吐出弁ハウジング49とポンプハウジング23との間のシールを高圧タイプにすることなく低圧タイプですむもので、燃料の外部漏れにかかわる部分を、すべて低圧タイプとすることができる。
【0029】
本発明においては、電磁弁14の構成は任意であるとともに、吐出弁25と圧力リリーフ弁22との一体構造、ないしは吐出弁25における圧力リリーフ弁22の取付け構造は任意の形態を採用可能である。
たとえば、図8は、吐出弁25への圧力リリーフ弁22の取付け形態の第1の変形例を示す要部断面図であって、この形態では、隔壁50に直交する第2の隔壁68を設けて、ここに吐出弁25のスプリングシート57および圧力リリーフ弁22のバルブスプリング62をシートさせている。
吐出弁25の開弁方向と圧力リリーフ弁22の開弁方向とは互いに逆方向であり、吐出弁25側からの高圧をポート連通路53を介して圧力リリーフ弁22のボールバルブ59が受けることになる。
なお、圧力リリーフ弁22の開弁圧は、ボールバルブシート58の圧入量によりこれを調節することができる。
【0030】
図9は、圧力リリーフ弁22の取付け形態の第2の変形例を示した要部断面図であって、この形態では、圧力リリーフ弁22を吐出弁ハウジング49の中央から偏心した位置に設けるとともに、ポート連通路53を複数本形成している。
【0031】
図10は、圧力リリーフ弁22の取付け形態の第3の変形例を示した要部断面図であって、この形態では、圧力リリーフ弁22を吐出弁ハウジング49の中央位置に設けるとともに、そのまわりに複数本のポート連通路53を放射状に形成している。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、吐出弁内に圧力リリーフ弁を一体化したので、全体を小型軽量化および低コスト化可能とするとともに、圧力リリーフ弁の交換も容易で、圧力制御ないしその調整も適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による高圧燃料ポンプ21を備えた燃料噴射装置20の概略回路図である。
【図2】同、高圧燃料ポンプ21の断面図である。
【図3】同、圧力リリーフ弁22、吐出弁25および吐出ポート26部分の拡大断面図である。
【図4】同、カムのリフト、電磁弁14への信号、吸入弁31(バルブボディ42)の動き、および燃料の吐出を示すタイミングチャート図である。
【図5】同、圧力リリーフ弁22の作動時の様子を示すグラフであって、時間に対する圧力の関係を示す。
【図6】同、圧力リリーフ弁22の作動時の様子を示すグラフであって、図5のグラフの要部を拡大して示す。
【図7】同、高圧燃料ポンプ21による流量に対する制御圧力の関係を示すグラフである。
【図8】同、吐出弁25への圧力リリーフ弁22の取付け形態の第1の変形例を示す要部断面図である。
【図9】同、圧力リリーフ弁22の取付け形態の第2の変形例を示した要部断面図である。
【図10】同、圧力リリーフ弁22の取付け形態の第3の変形例を示した要部断面図である。
【図11】従来の高圧燃料ポンプ5を備えた燃料噴射装置1の概略回路図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射装置(図11)
2 燃料タンク
3 フィードポンプ(低圧ポンプ)
4 低圧レギュレーター
5 高圧燃料ポンプ
6 高圧配管
7 オリフィス
8 コモンレール(蓄圧器)
9 圧力リリーフ弁
10 インジェクター
11 フィルター
12 低圧ダンパー
13 高圧ポンプ部
14 電磁弁
20 燃料噴射装置(図1)
21 高圧燃料ポンプ(実施の形態、図2)
22 圧力リリーフ弁
23 ポンプハウジング
24 吸入ポート
25 吐出弁
26 吐出ポート
27 低圧ダンパー
28 高圧ポンプ部
29 燃料供給通路
30 燃料吐出通路
31 吸入弁
32 プランジャバレル
33 プランジャ
34 バルブケース
34A バルブケース34の上方突出部
35 ソレノイド
36 アーマチュア
37 アーマチュア36のロッド部
37A ロッド部37の先端部
38 リターンスプリング
39 ボール
40 ボール固定部
41 バルブシート
42 バルブボディ
43 バルブスプリング
44 バルブストッパー
45 吸入通路
46 ポンプ室
47 プランジャスプリング
48 連通口
49 吐出弁ハウジング
50 隔壁
51 吐出弁取付け空間
52 圧力リリーフ弁取り付け空間
53 ポート連通路
54 バルブシート
55 バルブボディ
56 バルブスプリング
57 スプリングシート
58 ボールバルブシート
59 ボールバルブ
60 可動スプリングシート
61 固定スプリングシート
62 バルブスプリング
63 開弁圧調整用ボール
64 連通窓
65 低圧側連通窓
66 低圧側連通路
67 Oリング
68 第2の隔壁(図8)

Claims (3)

  1. 燃料タンクからの燃料を吸入弁からポンプ室に吸い込むとともにこの燃料を高圧として吐出弁から蓄圧器に吐出するプランジャと、
    前記吸入弁を開閉制御する電磁弁と、を有する高圧燃料ポンプであって、
    前記吐出弁の吐出弁ハウジング内に、前記蓄圧器の圧力を制御可能な圧力リリーフ弁を設けたことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  2. 前記吐出弁ハウジング内に隔壁を設けることにより、
    前記吐出弁を組み込み可能な吐出弁取付け空間と、
    前記圧力リリーフ弁を組み込み可能な圧力リリーフ弁取付け空間と、
    前記蓄圧器に連通可能なポート連通路と、を画成することを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプ。
  3. 前記圧力リリーフ弁は、前記吐出弁直後の圧力を制御可能であることを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプ。
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