JP2012211551A - 高圧ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吐出リリーフ部90が備える弁ボディ92において、端面921には弁ボディ92の中心軸上にリリーフ弁出口953、当該中心軸に対して点対称に吐出弁入口931、932が形成されている。一方、端面922には当該中心軸上に吐出弁出口933、当該中心軸に対して点対称にリリーフ弁入口951、952が形成されている。吐出弁出口933と吐出弁入口931、932とは連通しており、吐出弁出口933を閉塞可能な吐出弁部材94によって加圧室14から燃料吐出口99への燃料の流れを規制する。また、リリーフ弁出口953とリリーフ弁入口951、952とは連通しており、リリーフ弁出口953を閉塞可能なリリーフ弁部材96によって燃料吐出口99から加圧室14への燃料の流れを規制する。
【選択図】 図7
Description
そこで、特許文献2の高圧ポンプは、吐出弁が収容される穴とリリーフ弁が収容される穴とを、1つの大きな穴(チャンバー)の底に別々に加工した後、大きな穴の開口に吐出コネクタを接合する。これにより、高圧シールが必要な箇所を低減する。
さらに、特許文献1、2、3の高圧ポンプは、いずれも吐出弁とリリーフ弁とがそれぞれ別の通路内に設けられており、両方の弁の収容部をハウジングに加工する必要がある。また、両方の弁について組立工程が必要である。よって、ハウジングの体格が大きくなり、製造コストが増大するという問題がある。
ハウジングと接続する弁ボディは、加圧室側の端面に形成され燃料通路と連通する吐出弁入口およびリリーフ弁出口、反加圧室側の端面に形成される吐出弁出口およびリリーフ弁入口、吐出弁入口と吐出弁出口とを連通する吐出弁通路、ならびにリリーフ弁入口とリリーフ弁出口とを連通し吐出弁通路とは非連通であるリリーフ弁通路、を有する。また、弁ボディの反加圧室側の端面には吐出弁座が形成される。一方、弁ボディの加圧室側の端面にはリリーフ弁座が形成される。吐出弁部材は、吐出弁座に当接可能に設けられる。リリーフ弁部材は、吐出弁部材との関係で弁ボディの軸方向に直列に設けられ、リリーフ弁座に当接可能に設けられる。吐出弁付勢手段は、吐出弁部材を吐出弁座に着座する方向に付勢する。リリーフ弁付勢手段は、リリーフ弁部材をリリーフ弁座に着座する方向に付勢する。
また、反加圧室側の燃圧がリリーフ弁部材の反加圧室側の端面に作用する第3受圧力が加圧室側の燃圧がリリーフ弁部材の加圧室側に作用する第4受圧力とリリーフ弁付勢手段の付勢力との合力であるリリーフ弁作用力以下のとき、リリーフ弁部材はリリーフ弁座に着座してリリーフ弁出口を閉塞する。これにより、反加圧室側から加圧室側への燃料の流れが遮断される。また、第3受圧力がリリーフ弁作用力より大きいとき、リリーフ弁部材はリリーフ弁座から離座してリリーフ出口を開放する。これにより、反加圧室側から加圧室側への燃料の流れを許容する。
(a)高圧ポンプのメイン組立とは別のサブ組立ラインで吐出リリーフ弁ユニットを生産することができるため、タクトタイムを短縮することができる。
吐出弁出口に対して複数形成されている吐出弁入口、および吐出弁入口と連通する複数の吐出通路は弁ボディの中心軸を中心として周方向に均等配置されている。これにより、加圧室より流入する燃料は偏ることなく吐出弁出口に到達する。したがって、偏った燃料の流れによる圧力分布が吐出弁に作用した結果、吐出弁が傾いた状態でリフトするために発生する吐出効率の低下を防止することができる。
リリーフ弁出口に対して複数形成されているリリーフ弁入口、およびリリーフ弁入口と連通する複数のリリーフ弁通路は弁ボディの中心軸を中心として周方向に均等配置されている。これにより、反加圧室側から流入する燃料は偏ることなくリリーフ弁出口に到達する。したがって、偏った燃料の流れによる圧力分布がリリーフ弁に作用した結果、リリーフ弁が傾いた状態でリフトするために発生するリリーフ特性の悪化を防止することができる。
請求項6に記載の発明によると、吐出弁部材またはリリーフ弁部材は、略球形状である。請求項7に記載の発明によると、吐出弁部材またはリリーフ弁部材は、略円錐形状である。
請求項8に記載の高圧ポンプでは、リリーフ弁付勢手段ホルダの挿入深さによりリリーフ弁付勢手段ホルダとリリーフ弁部材との距離が変化する。これにより、リリーフ弁付勢手段ホルダおよびリリーフ弁部材に当接するリリーフ弁付勢手段の設置状態での長さが変化する。設置状態でのリリーフ弁付勢手段の長さが変化することにより、リリーフ弁付勢手段の付勢力が変化する。したがって、リリーフ弁部材をリリーフ弁座に押し付ける力を制御することができる。すなわち、リリーフ弁の開弁圧を調整することができる。
本発明の第1実施形態による高圧ポンプ1を図1〜図7に示す。高圧ポンプ1は、図示しない燃料タンクから図示しない低圧ポンプにより汲み上げられた燃料を加圧室14に供給し、加圧室14で加圧した燃料を吐出弁93から図示しない燃料レールへ圧送する。燃料レールはインジェクタに接続されている。以下、図1の上側を「上」、図1の下側を「下」として説明する。
本体部10は、下部ハウジング11、シリンダ13、上部ハウジング15を備える。
下部ハウジング11は、円筒状のシリンダ保持部111、そのシリンダ保持部111の下部から径外方向へ周方向に連続し突出する環状かつ板状のエンジン取付部112、およびエンジン取付部112からシリンダ保持部111の反対側へ突出する円筒状の嵌合部113を有する。エンジン取付部112には、シリンダ保持部111の径方向外側かつ嵌合部113の径方向内側において厚み方向に貫通する燃料通路114が形成されている。本実施形態では、燃料通路114は、例えば周方向の等間隔に2つ設けられている。また嵌合部113の外壁にはOリング溝115が設けられている。このOリング溝115には、嵌合部113と図示しないエンジンとの間に形成される隙間を液密に封止するためのOリングが装着されている。下部ハウジング11は、特許請求の範囲に記載の「ハウジング」に相当する。
上部ハウジング15は、吐出口142に対し加圧室14の反対側に向けて上部ハウジング15の長手方向に貫通する段付状の第1吐出通路163を有する。第1吐出通路163には、燃料吐出リリーフ部90が圧入固定される。上部ハウジング15は、特許請求の範囲に記載の「ハウジング」に相当する。第1吐出通路163は、特許請求の範囲に記載の「燃料通路」に相当する。
燃料供給部30は、カバー31、パルセーションダンパ33、燃料インレット40を備える。
プランジャ部50は、プランジャ51、オイルシールホルダ52、スプリングシート53およびプランジャスプリング54などを備える。
プランジャ51は、加圧室14を挟んでシリンダ13の底部に対向するように配置される。プランジャ51は、シリンダ13の内部を軸方向に往復移動可能に保持されている中実円筒状部材である。プランジャ51は、外径が相対的に大きい大径部511と外径が相対的に小さい小径部512とが一体に形成される。加圧室14側に形成される大径部511は、シリンダ13の内壁を摺動する。加圧室14と反対側に形成される小径部512は、オイルシールホルダ52に挿入される。
圧入部522は、基部521の周囲に円筒状に張り出す部分であり、円筒部分は縦断面が「コの字」状となっている。下部ハウジング11には、圧入部522に対応する凹部526が形成される。オイルシールホルダ52は、圧入部522が凹部526の径外方向の内壁に圧接するように圧入される。
かかる構成により、カムシャフトの回転に応じてプランジャ51が往復移動する。このとき、プランジャ51の大径部511の移動によって加圧室14の容積が変化する。
燃料吸入部70は、吸入弁部71および電磁駆動部81を備える。
吸入弁部71は、吸入弁ボディ72、シートボディ73、吸入弁部材74、第1スプリングホルダ75、第1スプリング76などを備える。
吸入弁ボディ72は、第1吸入通路161に例えば圧入固定することにより上部ハウジング15に接合する。吸入弁ボディ72は、内部に吸入室711を有する。吸入室711は、吸入通路712および第2吸入通路162を経由して燃料ギャラリ32と連通している。吸入室711には、略円筒状のシートボディ73が配置されている。シートボディ73の加圧室14側には、吸入弁部材74と当接可能な弁座731が形成されている。
フランジ82は、吸入弁ボディ72の径外側に取り付けられている。吸入弁ボディ72のフランジ82が取り付けられている内部に略円筒状の可動コア室85が設けられる。
この可動コア室85に略円筒状の可動コア84が軸方向に往復移動可能に収容されている。また、可動コア84にはニードル86が接続している。ニードル86は、吸入弁ボディ72の内壁に固定されている第2スプリングホルダ852に往復移動可能に支持されている。ニードル86は、一方の端部が可動コア84に固定され、他方の軸部741が吸入弁部材74に当接可能である。第2スプリングホルダ852は、一端を第2スプリングホルダ852の軸方向の壁面に当接し、他端を軸部741の加圧室14側とは反対側の壁面に当接する第2スプリング851を有する。第2スプリング851は、第1スプリング76が吸入弁部材74を閉弁方向に付勢する力よりも強い力で可動コア84およびニードル86を開弁方向へ付勢している。
コイル87に通電されると、吸入弁ボディ72、固定コア83、可動コア84、フランジ82およびケース89によって形成される磁気回路に磁束が発生し、可動コア84が第2スプリング851の弾性力に抗し、固定コア83側に磁気吸引される。これにより、ニードル86は、吸入弁部材74に対する押圧力を解除する。
燃料吐出リリーフ部90は、燃料吐出リリーフハウジング91、弁ボディ92、吐出弁93、リリーフ弁95などを備える。
燃料吐出リリーフハウジング91は略円筒状をなしており、内部に弁ボディ92、吐出弁93、リリーフ弁95を収容している。燃料吐出リリーフハウジング91は、上部ハウジング15に形成されている第1吐出通路163に圧入固定されている。燃料リリーフハウジング91の第1吐出通路163側には加圧室14にて加圧される燃料が流入する燃料流入口98が形成されている。また、燃料リリーフハウジング91の第1吐出通路163側とは反対側には燃料吐出口99が形成されている。
第1吐出弁通路935は、第1リリーフ弁通路955より燃料吐出口99側にあり、第1吐出弁通路935と第1リリーフ弁通路955とは弁ボディ92の周方向にずれて互いにねじれの位置に形成されている。第1リリーフ弁通路955および第2リリーフ弁通路956、957は、特許請求の範囲に記載の「リリーフ弁通路」に相当する。
次に、高圧ポンプ1の作動について説明する。
(I)吸入行程
図示しないカムシャフトの回転によりプランジャ51が上死点から下死点に向かって下降すると、加圧室14の容積が増加し、燃料が減圧される。吐出弁93の吐出弁部材94は、吐出弁座947に着座し燃料吐出口99を閉塞する。このとき、コイル87への通電は停止されているので、可動コア85およびニードル86は第2スプリング85の付勢力により加圧室14側に移動する。その結果、ニードル86が吸入弁部材74を押圧し、吸入弁部材74が第1スプリングホルダ75に当接した状態で開弁状態が維持される。これにより、燃料ギャラリ32から第2吸入通路162、吸入通路712、吸入室711、第1吸入通路161および吸入口141を経由して加圧室14に燃料が吸入される。
カムシャフトの回転によりプランジャ51が下死点から上死点に向かって上昇すると、加圧室14の容積が減少する。このとき、所定の時期まではコイル87への通電が停止され、吸入弁部材74は開弁状態となっている。このため、一度加圧室14に吸入された低圧燃料が吸入孔141、第1吸入通路161を経由して吸入室711へ戻される。
プランジャ51が上昇する途中の所定の時期にコイル87への通電を開始することにより、固定コア83と可動コア84との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力が第2スプリング851の付勢力より大きくなると、可動コア84およびニードル86が固定コア83側に移動し、吸入弁部材74に対するニードル86の押圧力が解除される。
吸入弁部材74が閉弁した後、加圧室14の燃圧は、プランジャ51の上昇と共に高くなる。加圧室14側の燃料の圧力が吐出弁部材94の面941に作用する力が燃料吐出口99側の燃料の圧力が吐出弁部材94の面942に作用する力と吐出弁スプリング943の付勢力との合力よりも大きくなると、吐出弁93は開弁する。これにより、加圧室14で加圧された加圧燃料は燃料吐出口99から吐出される。
なお、加圧行程の途中でコイル87への通電が停止される。加圧室14の燃圧が吸入弁部材74に作用する力は、第2スプリング851の付勢力より大きいので、吸入弁部材74は閉弁状態を維持する。
本発明の第1実施形態による高圧ポンプ1の効果を説明する。
(A)1つの弁ハウジング91内に吐出弁93およびリリーフ弁95の2つの弁を収容している。また、この2つの弁の弁部材は弁ボディ92の同軸上に形成されており、直列に配置されている。これにより、加圧室14で加圧された燃料を吐出するとともに燃料レールの異常により高圧燃料を加圧室に戻す吐出リリーフ部90の構成を簡素にすることができる。
(a)高圧ポンプ1のメイン組立とは別のサブ組立ラインで吐出リリーフ弁ユニットを生産することができるため、タクトタイムを短縮することができる。
(b)リリーフ弁95の開弁圧を検査しつつ所定の範囲内に収めるように調整する工程で、ハウジング全体を検査設備に載せる場合に比べて、小さな吐出リリーフハウジング91を検査設備に載せればよいため、検査設備を小型化、簡素化することができる。また、作業者が持ち上げるワークを軽量化し、作業負荷を軽減することができる。
(c)上記(b)のリリーフ弁95の開弁圧の検査、調整工程において、設備の故障等の理由によってリリーフ弁開弁圧が所定の範囲内に収まらず、しかも修正ができない場合、不良品として廃却せざるを得ない。そのため、ハウジング全体でリリーフ弁95の開弁圧を調整する構成では、不良品を廃却する場合、多数の工程を経てコストが累積されたハウジングごと廃却しなければならない。それに対し、吐出リリーフ部91をサブアッセンブリとすることで、不良品となった吐出リリーフ部のみを廃却すればよく、廃却による損失コストを大幅に低減することができる。
また、弁ボディ92に形成されるリリーフ弁入口951、952は、弁ボディ92の中心軸を中心として周方向に均等に配置される。これにより、第1リリーフ弁通路955、および第2リリーフ弁通路956、957内を流れる燃料は、特定の方向に偏らないで流れることができる。したがって、燃料の偏り流れによる圧力分布がリリーフ弁に作用した結果、リリーフ弁が傾いた状態でリフトするために発生するリリーフ特性の悪化を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図8に基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対して、リリーフ弁の弁体の形状が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
リリーフ弁97では、燃料吐出口99側の燃料の圧力がリリーフ弁部材975の燃料吐出口99側の面971に作用する第5受圧力が加圧室14側の燃料の圧力がリリーフ弁部材975の加圧室14側の面972に作用する力とリリーフ弁スプリング963の付勢力との合力であるリリーフ弁作用力以下の場合、リリーフ弁部材975はリリーフ弁座967に着座し、閉弁している。一方、第5受圧力がリリーフ弁作用力より大きくなる場合、リリーフ弁部材975はリリーフ弁座967から離座し、開弁する。これにより、燃料吐出口99側から燃料吐出リリーフ部90に流入した燃料は、第2リリーフ弁通路956、957、および第1リリーフ弁通路955を経由して加圧室14に戻る。
次に、本発明の第3実施形態を図9に基づいて説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して、燃料吐出リリーフハウジングの形状が一部異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態を図10に基づいて説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して、弁ボディの形状が一部異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(ア)上述の第1実施形態、第3実施形態および第4実施形態ではリリーフ弁部材の形状を平板形状とした。また、上述の第2実施形態ではリリーフ弁部材の形状を球形状とした。しかしながら、リリーフ弁部材の形状はこれに限定されない。円錐形状であってもよい。また、吐出弁部材の形状も平板形状に限定されるものでなく、球形状、円錐形状であってもよい。
11 ・・・下部ハウジング(ハウジング)、
13 ・・・シリンダ、
132a ・・・外側壁、
132b ・・・内側壁(内壁)、
14 ・・・加圧室、
15 ・・・上部ハウジング(ハウジング)、
163 ・・・第1吐出通路(燃料通路)、
51 ・・・プランジャ、
515 ・・・上端面(外壁)
91 ・・・吐出リリーフ部ハウジング、
92 ・・・弁ボディ、
921 ・・・端面(加圧室側の端面)、
922 ・・・端面(反加圧室側の端面)、
93 ・・・吐出弁、
931、932 ・・・吐出弁入口、
933 ・・・吐出弁出口、
935 ・・・第1吐出通路(吐出弁通路)、
936、937 ・・・第2吐出通路(吐出弁通路)、
94 ・・・吐出弁部材、
943 ・・・吐出弁スプリング(吐出弁付勢手段)、
947 ・・・吐出弁座、
95 ・・・リリーフ弁、
951、952 ・・・リリーフ弁入口、
953 ・・・リリーフ弁出口、
955 ・・・第1リリーフ通路(リリーフ弁通路)
956、957 ・・・第2リリーフ通路(リリーフ弁通路)、
96 ・・・リリーフ弁部材、
963 ・・・リリーフ弁スプリング(リリーフ弁付勢手段)、
965 ・・・リリーフ弁スプリングホルダ(リリーフ弁付勢手段ホルダ)、
967 ・・・リリーフ弁座。
Claims (8)
- 往復移動可能なプランジャと、
前記プランジャを摺動可能な内壁と前記プランジャの外壁とで形成される加圧室を有するシリンダと、
前記シリンダを収容し、前記加圧室にて加圧された燃料を吐出可能な燃料通路を有するハウジングと、
前記加圧室側の端面に形成され前記燃料通路と連通する吐出弁入口およびリリーフ弁出口、反加圧室側の端面に形成される吐出弁出口およびリリーフ弁入口、前記吐出弁入口と前記吐出弁出口とを連通する吐出弁通路、ならびに前記リリーフ弁入口と前記リリーフ弁出口とを連通し前記吐出弁通路とは非連通であるリリーフ弁通路、を有する弁ボディと、
前記弁ボディの前記反加圧室側の端面に形成される吐出弁座と、
前記弁ボディの前記加圧室側の端面に形成されるリリーフ弁座と、
前記吐出弁座に当接可能な吐出弁部材と、
前記吐出弁部材との関係で前記弁ボディの軸方向に直列に設けられ、前記リリーフ弁座に当接可能なリリーフ弁部材と、
前記吐出弁部材を前記吐出弁座に着座する方向に付勢する吐出弁付勢手段と、
前記リリーフ弁部材を前記リリーフ弁座に着座する方向に付勢するリリーフ弁付勢手段と、
を備えることを特徴とする高圧ポンプ。 - 前記吐出弁通路は、前記リリーフ弁通路に対して前記弁ボディの周方向でずれて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
- 前記加圧室側の端面に複数形成される吐出弁入口に連通する複数の吐出弁通路は、前記弁ボディの中心軸を中心として周方向に均等に設けられ、前記吐出弁出口と連通することを特徴とする請求項1または2に記載の高圧ポンプ。
- 前記反加圧室側の端面に複数形成されるリリーフ弁入口に連通する複数のリリーフ弁通路は、前記弁ボディの中心軸を中心として周方向に均等に設けられ、前記リリーフ弁出口と連通することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
- 前記吐出弁部材または前記リリーフ弁部材は、略平板形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
- 前記吐出弁部材または前記リリーフ弁部材は、略球形であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
- 前記吐出弁部材または前記リリーフ弁部材は、略円錐形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
- 前記リリーフ弁付勢手段の前記加圧室側の端部に当接し前記弁ボディに挿入されるリリーフ弁付勢手段ホルダは、前記弁ボディに対する挿入深さを変更することにより前記リリーフ弁付勢手段の付勢力を調整可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
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