JP2004215222A - 色変換処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】DLUTによって色変換を行っていた処理を1次元LUTと線形マトリクスの組み合わせによって近似し、処理コスト低減と高速化を実現すること。
【解決手段】本発明は、複数の入力色信号に基づき複数の出力色信号を生成する色変換処理装置において、1つの入力色信号に対して出力色信号の個数と同じ数の1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第1LUT処理部1と、第1LUT処理部1で変換されたデータを線形マトリクスによって演算を行うマトリクス処理部2と、マトリクス処理部2で変換されたデータを1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第2LUT処理部3と、第1LUT処理部1、マトリクス処理部2、第2LUT処理部3のパラメータを演算するパラメータ演算部4とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、複数の入力色信号に基づき複数の出力色信号を生成する色変換処理装置において、1つの入力色信号に対して出力色信号の個数と同じ数の1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第1LUT処理部1と、第1LUT処理部1で変換されたデータを線形マトリクスによって演算を行うマトリクス処理部2と、マトリクス処理部2で変換されたデータを1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第2LUT処理部3と、第1LUT処理部1、マトリクス処理部2、第2LUT処理部3のパラメータを演算するパラメータ演算部4とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、入力色信号から出力色信号を生成する色変換処理装置に関し、特に、入力色値と出力色値を対応付けた多次元ルックアップテーブル(以下、「LUT」と言う。)を用いた演算を1次元LUTやマトリクスなどの簡単な演算処理に置き換える色変換処理装置に関するものである。
デジタルカラー画像処理システムでは、色空間特性が異なる種々の画像入出力装置が接続され、これらデバイスに応じた変換特性で、入力色空間の画像データを出力色空間の画像データに変換する必要がある。また、デジタルカラー画像はデータ量が多く、低コストで高速な色変換が要求される。
従来の多次元ダイレクトルックアップテーブル(以下、「DLUT」と言う。)を用いる色変換処理装置では、離散的な複数の入力色値(以下格子点と記す)に対応する色変換処理後の出力色値をテーブルに保持しておき、変換したい入力色値を含む領域の頂点である複数格子点の出力色値を用いて補間することで、入力色空間と出力色空間との関係が非線形であっても精度の高い色変換処理を行うようにしている。
一般に入力色空間がRGB(レッド、グリーン、ブルー)のように3次元の場合には前記領域として立方体(8格子点)、四面体(4格子点)、あるいは、三角柱(6格子点)などが用いられている。また、複数格子点の補間方式としては線形補間を複数回行う方法が一般的である。このうち領域選択方式にはそれぞれ精度、算出速度等に特徴があるため、用途に応じて領域選択方式を切り換えたいという要求がある。
また、一般に色変換される対象として、種々の入出力デバイス色空間が考えられるが、種々の色空間に対しても柔軟に対応可能な色空間装置の実現が要求されている。
上記のさまざまな要求に対して、特許文献1に記載の装置では、速度重視の場合には補間回数が少ない三角柱を、色変換精度重視の場合には補間に用いる格子点が多い立方体を領域として選択し、線形補間を実行するように構成し、三角柱あるいは立方体の2つの領域選択が可能な構成を提供している。
また、特許文献2に記載の画像処理装置では、入力される画像の種類に応じてLUTを用いた色補正処理における補間演算方法を切り換えることによって、各領域により適した色補正処理を行っている。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、三角柱と立方体のどちらの領域選択方式にした場合でもDLUTの処理が必要になり、演算量が多いという問題がある。また、補間方式が線形補間に固定されているため、例えば領域を入力色空間の各軸方向に複数連続して取り、この複数の領域を用いる多次方程式による非線形補間方式を使うということができず、領域境界部分のなめらかな階調表現ができないという問題がある。
また、特許文献2に記載の装置では、入力画像の種類を判別する処理に時間がかかり、補間演算を行う場合はさらに処理時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来DLUTによって色変換を行っていた処理を1次元LUTと線形マトリクスの組み合わせによって近似し、処理コスト低減と高速化を実現する色変換処理装置を提供することを目的とする。
本発明は上述のような目的を達成するために成された色変換処理装置であり、入力色信号から出力色信号を生成する色変換処理装置において、1つの入力色信号に対して出力色信号の個数と同じ数の1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第1LUT処理部と、前記第1LUT処理部で変換されたデータを線形マトリクスによって演算を行うマトリクス処理部と、前記マトリクス処理部で変換されたデータを1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第2LUT処理部を有することを特徴とする。
このような本発明では、DLUTの処理を1次元LUTと線形マトリクスとで近似することによって、色変換処理を簡略化することができ、DLUTの補間演算など、複雑な処理を省いた色変換処理を実現することができる。
本発明によれば、DLUTの処理をLUTと線形マトリクスで近似することによって、色変換処理を簡略化することができ、DLUTの補間演算など、複雑な処理を省いた色変換処理を実現することができる。また、3×6マトリクスによる色変換処理をLUTと1×3マトリクスの演算に置き換えることによって画質を劣化させることなく、単純な構成で色変換処理を行うことが可能になる。
さらに、DLUTを多項式に置き換える際、画質劣化の影響が少ない多項式の項を省く方法やユーザの許容範囲内の画質になるように多項式の最高次数を下げる方法などにより、処理コストを低減させることができる。
また、DLUTで行っていた単位領域への分割処理が不要となるため、境界部分の滑らかな階調表現も可能となる。このように、複雑な色変換処理をLUTとマトリクスに置き換えることにより、処理コストを低減させ、高速化することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。図1は、本発明に係る色変換処理装置を示すブロック図である。色変換処理装置は第1LUT処理部1、マトリクス処理部2、第2LUT処理部3、パラメータ演算部4を備える。
第1LUT処理部1では、複数の入力色信号を受け取り、1つの入力信号に対して複数のLUTを用いて色変換処理を行い、マトリクス処理部2に出力する。入力信号としては、例えばRGBやL*a*b*などがある。また、1つの入力信号に対し、出力信号と同じ数のLUTを備える。例えば、出力信号がCMYの場合は1つの入力信号に対し3つのLUTを備え、出力信号がCMYKの場合は1つの入力信号に対し4つのLUTを備える。
マトリクス処理部2では、前記第1LUT処理部1から受け取った信号を1×3マトリクスによって演算を行い、前記第2LUT処理部3に出力する。
第2LUT処理部3では、前記マトリクス処理部2から信号を受け取り、1つの信号に対して1つのLUTを用いて色変換処理を行い、信号を出力する。出力信号としては、例えばCMYやCMYKなどがある。
パラメータ演算部4では、DLUTやマトリクスを用いて色変換を行う処理をLUTとマトリクスによる演算に置き換えあるいは近似を行い、第1LUT処理部1、マトリクス処理部2、第2LUT処理のLUTやマトリクスのパラメータを決定する。
また、このパラメータ演算部4は、図6に示すように、第1LUT処理パラメータ演算部41、マトリクス処理パラメータ演算部42、第2LUT処理パラメータ演算部43、パラメータ演算制御部44、DLUT多項式変換部45を備える構成となっている。
DLUT多項式変換部45では、DLUTの処理を同じ色変換処理結果が得られる多項式に変換する。第1LUT処理パラメータ演算部41では、前記第1LUT処理部1のパラメータを演算し、値をセットする。
マトリクス処理パラメータ演算部42では、前記マトリクス処理部2のパラメータを演算し、値をセットする。第2LUT処理パラメータ演算部43では、前記第2LUT処理部3のパラメータを演算し、値をセットする。
パラメータ演算制御部44では、前記第1LUT処理パラメータ演算部41と、前記マトリクス処理パラメータ演算部42と、前記第2LUT処理パラメータ演算部43のパラメータ算出を制御する。
次に、式(1)で示すような3×6マトリクスを用いてRGB,R2,G 2,B 2の入力信号をCMYの信号に変換する色変換処理を、本発明の色変換処理装置に置き換える方法について説明する。
式(1)は、RGB色空間からCMY色空間に3×6マトリクスを用いて変換する演算を表している。ここで、Cの値は式(2)で表される。
第1LUT処理部1のLUTを2次多項式で表すと、RGBをLUTに通した結果はそれぞれaR2+bR+c、dG2+eG+f、gB2+hB+iとなる。
次に、マトリクス処理部2で1×3マトリクスを掛けるとCの値は式(3)で示すようになる。
ここで、1×3マトリクスの係数を1とし、2次多項式の定数項を0(j=k=l=1,c=f=i=0)とする。
次に、第2LUT処理部3ではマトリクス処理部2から送られた値をそのまま出力し、Cの値は式(4)のようになる。
同様に、出力色信号M,Yの値はそれぞれ式(5)、式(6)のように表せる。
式(2)と式(4)より、式(1)のマトリクス係数m1,1〜m1,6は一意に求まり、式(7)のようになる。
同様に、出力色信号M,Yの場合も式(1)のマトリクス係数m2,1〜m2,6、m3,1〜m3,6は一意に求まり、それぞれ式(8)、式(9)に示した結果が得られる。
このように、パラメータ演算部4では3×6マトリクスによる色変換をLUTとマトリクス処理によって完全な置き換えを行う。
3×6マトリクスをLUTとマトリクスに置き換える処理をフローチャートで表すと図3のようになる。すなわち、ステップS11では、第1LUT処理部のLUTを2次多項式で表し、ステップS12では、マトリクス処理部の1×3マトリクスを(1,1,1)にする。
ステップS13では、マトリクス処理部から送れてきた値を第2LUT処理部によってそのまま出力、ステップS14では、第2LUT処理部からの出力信号の式と、3×6マトリクスの係数とから各パラメータを求め、ステップS15では、第1LUT処理部、マトリクス処理部、第2LUT処理部の順に処理を行う。
また、ここでは1×3マトリクスの係数を1、2次多項式の定数項を0(j=k=l=1,c=f=i=0)としたが、任意の値を代入することによって基本構成を変えずにより正確な色変換を行うことができる。
次に、式(10)で示すような3×9マトリクスを用いてRGB,R2,G2,B2,R*G,G*B,B*Rの入力信号をCMYの信号に変換する色変換処理を、本発明の色変換処理装置で近似する方法について説明する。
式(10)は、RGB色空間からCMY色空間に3×9マトリクスを用いて変換する演算を表している。
まず第1LUT処理部1で、入力された色信号RGBをそれぞれ定数倍する。出力色信号はCMYの3つであるため、1つの入力信号に対して3つのLUTを用いる。よって、入力色信号がRの場合の出力値はaR,a'R,a"Rの3つとなる。
次に、マトリクス処理部2では1×3のマトリクスによって前記第1LUT処理部1から送られた値を掛け合わせる。マトリクス1の出力値はaR+bG+cB、マトリクス2の出力値はa'R+b'G+c'B、マトリクス3の出力値はa"R+b"G+c"Bとなる。
次に、第2LUT処理部3では2次多項式で表すことができる1次元LUT処理を行う。LUT4の出力値はCの値となり、式(11)のように表すことができる。
式(10)で示した9個の入力値と同じ項がすべて揃っているため、3×9マトリクスによる色変換処理を1次元LUTと1×3マトリクスの組み合わせで近似することができる。近似方法の例としては、最小2乗法などがある。
同様にM,Yの場合も、それぞれ式(12)、式(13)に示すように式(10)で示した9個の入力値と同じ項がすべて揃っているため、1次元LUTと1×3マトリクスの組み合わせで近似することができる。
このように、3×9マトリクスによる色変換処理を1次元LUTと線形マトリクスという簡単な構成によって近似することが可能になる。
3×9マトリクスをLUTとマトリクスの組み合わせによって近似する処理をフローチャートで表すと図4のようになる。すなわち、ステップS21では、第1LUT処理部のLUTを定数倍で表し、ステップS22では、マトリクス処理部の1×3マトリクスを(1,1,1)にする。
ステップS23では、第2LUT処理部のLUTを2次多項式で表し、ステップS24では、第2LUT処理部からの出力信号の式と、3×9マトリクスの係数とから各パラメータを近似し、ステップS25では、第1LUT処理部、マトリクス処理部、第2LUT処理部の順に処理を行う。
次に、3次元DLUTを1次元LUTと線形マトリクスで近似する例を示す。まず、簡単な例として3格子点の2次元DLUTをLUTとマトリクス演算の組み合わせに置き換える方法を示す。
最初に、DLUTの格子点の値から多項式への置き換えを行う。図2(a)に示した3格子点の2次元DLUTの例では、入力信号をx,y、出力信号をzとすると数(14)で示すような多項式で表すことができる。
同様に、17格子点DLUTの場合は、16次多項式で表すことが可能である。次に、図2(b)に示した3格子点の3次元DLUTでは、Cの値は式(15)のような多項式で表すことができる。
RGBそれぞれの最高次数が2次の多項式となる。また、M,Yの場合もRGBそれぞれの最高次数が2次の多項式となる。また、N(Nは自然数)格子点の3次元DLUTの場合、Cの値は式(16)に示すようにRGBそれぞれ最高次数がN−1次の多項式で表すことができる。
同様に、M,Yの値も最高次数がN−1次の多項式で表すことができる。
次に、画質劣化の影響が少ない多項式の項を省く方法について説明する。先ず、N格子点3次元DLUTの係数を式(16)によってN−1次多項式に置き換え、多項式の係数ai,j,kが0に近い項を省く方法が挙げられる。
すなわち、係数ai,j,kがあらかじめ決めておいた閾値以下の項はすべて省き、画質に影響が出やすい係数ai,j,kの値が大きい(閾値を越える)項だけを残す。この場合、閾値を決めるのではなく、係数ai,j,kの小さい項から所定の数だけ多項式の項を省く方法でもよい。
また、DLUT係数から変曲点の数を調べておき、それによって多項式の最高次数を制限する方法が挙げられる。例えば、17格子点DLUTを多項式に置き換える場合、変曲点の数がk個であれば最高次数がk+1次の多項式に置き換えることによって、無駄な項を省くことができる。
変曲点の数がk個の場合でも、置き換える多項式の最高次数をk+1次に制限するだけでなく、k次以下の次数まで下げて省く項を増やしてもよい。この場合、画質劣化が許容範囲内になるように次数を下げていくことができる。
他には、置き換える多項式をユーザが指示した次数以下に制限する方法が挙げられる。ユーザが画質を重視する場合は多項式の次数を上げ、処理時間を重視する場合は多項式の次数を下げればよい。
さらに、異なる次数の多項式に置き換える処理を複数用意しておき、ユーザが同一文書内の複数の画像に対して画質を設定できるようにする方法も挙げられる。この場合、ユーザは高画質モードから低画質モードまで複数のモードを選択できるようにしておき、高画質モードが選択された場合には次数の大きい多項式を用いて画質を向上させ、低画質モードが選択された場合には次数の小さい多項式を用いて処理時間の短縮化を図るようにする。
このように、係数が0に近い項を省く方法や、多項式の最高次数を制限する方法により、画質劣化の影響が少ない項を省き処理を簡略化することができる。
次に、式(14)に示した3格子点2次元DLUTの処理を表した多項式をLUTとマトリクスに置き換える方法について説明する。まず、第1LUT処理部1では2次多項式で表すことができる1次元LUT処理を行う。出力色信号はCMYの3つであるため、1つの入力信号に対して3つのLUTを用いる。
入力色信号がRGBの場合、LUT11の出力はaR2+bR+c、LUT21の出力はdG2+eG+f、LUT31の出力はgB2+hB+iとなる。同様にLUT12の出力はa'R2+b'R+c'、LUT13の出力はa"R2+b"R+c"、LUT22の出力はd'G2+e'G+f'、LUT23の出力はd"G2+e"G+f"、LUT32の出力はg'B2+h'B+i'、LUT33の出力はg"B2+h"B+i"となる。
次に、マトリクス処理部2で1×3マトリクス演算を行う。1×3マトリクスのパラメータをすべて1とするとマトリクス1の出力信号は、aR2+bR+dG2+eG+gB2+hB+j(j=c+f+i)となる。
次に、第2LUT処理部3において3次多項式で表すことができる1次元LUT処理を行う。LUT4の出力は、式(17)のようになる。
式(15)に示した多項式のすべての項が式(17)に現れるため、各項の係数を近似することができる。M,Yの場合も同様に、各項の係数を近似することができる。
パラメータ演算部4ではこのような方法で、第1LUT処理部1、マトリクス処理部2、第2LUT処理部3のLUTとマトリクスのパラメータを決める。
図5は、3格子点2次元DLUTをLUTとマトリクスの組み合わせで近似する処理を説明するフローチャートである。先ず、ステップS31では、3格子点2次元DLUTを多項式に置き換える。次いで、ステップS32では、第1LUT処理部のLUTを2次多項式で表す。続いて、ステップS33では、マトリクス処理部の1×3マトリクスを(1,1,1)にして、ステップS34では、第2LUT処理部のLUTを3次元多項式で表す。
その後、ステップS35では、第2LUT処理部からの出力信号の式と3格子点2次元DLUTを置き換えた多項式からパラメータを近似し、ステップS36では、第1LUT処理部、マトリクス処理部、第2LUT処理部の順に処理を行う。
ここでは、3格子点2次元DLUTをLUTとマトリクスで近似する方法について説明したが、17格子点3次元DLUTなど、より複雑なDLUTについても同様な方法で近似することが可能である。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
例えば、入力色信号はRGBやL*a*b*などの3つの信号に限らず、任意のn個の信号でもよい。入力信号がn個の場合は第1LUT処理部1のLUTの数はn*出力信号数となる。
また、3×6マトリクスによる色変換処理をLUTとマトリクス処理に置き換える場合、3×6マトリクスの入力信号は3つの入力値とそれぞれの2乗値の組み合わせに限らず、3つの入力値とそれぞれのn乗値の組み合わせでもよい。
1…第1LUT処理部、2…マトリクス処理部、3…第2LUT処理部、 4…パラメータ演算部、41…第1LUT処理パラメータ演算部、42…マトリクス処理パラメータ演算部、43…第2LUT処理パラメータ演算部、44…パラメータ演算制御部、45…DLUT多項式変換部
Claims (7)
- 複数の入力色信号に基づき複数の出力色信号を生成する色変換処理装置において、
1つの入力色信号に対して出力色信号の個数と同じ数の1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第1LUT処理部と、
前記第1LUT処理部で変換されたデータを線形マトリクスによって演算を行うマトリクス処理部と、
前記マトリクス処理部で変換されたデータを1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行う第2LUT処理部と、
前記第1LUT処理部、前記マトリクス処理部、前記第2LUT処理部のパラメータを演算するパラメータ演算部と
を備えていることを特徴とする色変換処理装置。 - 前記入力色信号が、複数の色信号とそれぞれの色信号をn乗した値とから成る場合のマトリクス演算によるm個の出力色信号への色変換処理を、前記第1LUT処理部でn次多項式で表すことが可能な1次元ルックアップテーブルで色変換を行い、前記マトリクス処理部で1×mマトリクスによる演算を行った後、前記第2LUT処理部で定数倍することにより、処理を置き換えること
を特徴とする請求項1記載の色変換処理装置。 - 前記第1LUT処理部で、1つの入力色信号に対し出力信号数m個の1次元ルックアップテーブルを用いて色変換を行い、
前記マトリクス処理部で1×mマトリクスを用いた演算を行った後、第2LUT処理部で1次元ルックアップテーブルによる変換を行うことにより、3次元ルックアップテーブルによる色変換処理を近似する
ことを特徴とする請求項1記載の色変換処理装置。 - 前記入力色信号が、複数の色信号とそれぞれの信号をn乗した値およびそれぞれの信号を掛け合わせた値から成る場合のマトリクス演算によるm個の出力色信号への色変換処理を、前記第1LUT処理部でn次多項式で表せる1次元ルックアップテーブルで色変換を行い、前記マトリクス処理部で1×mマトリクスによる演算を行った後、前記第2LUT処理部で1次元ルックアップテーブルを用いて変換することにより、演算結果を近似する
ことを特徴とする請求項1記載の色変換処理装置。 - N格子点(Nは自然数)の3次元ルックアップテーブルを前記第1LUT処理部によってN−1次多項式に置き換えるにあたり、係数が0に近い項を省く
ことを特徴とする請求項1記載の色変換処理装置。 - 3次元ルックアップテーブルを前記第1LUT処理部によって多項式へ置き換えて処理するにあたり、前記3次元ルックアップテーブルの変曲点の数に応じて置き換える多項式の最高次数を決める
ことを特徴とする請求項1記載の色変換処理装置。 - 3次元ルックアップテーブルを前記第1LUT処理部によって多項式へ置き換えて処理するにあたり、任意に選択された多項式の項を省く
ことを特徴とする請求項1記載の色変換処理装置。
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JP2010271367A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Nikon Corp | 色変換パラメータ設定方法、および画像表示装置 |
JP2014164500A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 画像合成装置、画像合成方法及び画像合成プログラム |
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2003
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