JP2004213984A - ポリマーポスト碍子装置及びその装着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリマーポスト碍子の強度は長尺化ともに低下する。ポリマーポスト碍子を組み合わせ、任意の方向への強度強化構造とすることで、長い絶縁間隔を必要とする長尺の高電圧用としても十分な強度と剛性をもつポリマーポスト碍子装置及びその装着方法を提供する。
【解決手段】複数本のポリマーポスト碍子1−1〜1−4を多段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を構成するポリマーポスト碍子1−1〜1−4の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレート13−1〜13−3を介して連結することにより、ポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べた方向の曲げ強度を強化するとともに、ポリマーポスト碍子1−1〜1−4を段積みした方向の圧縮強度を強化する。
【選択図】 図2
【解決手段】複数本のポリマーポスト碍子1−1〜1−4を多段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を構成するポリマーポスト碍子1−1〜1−4の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレート13−1〜13−3を介して連結することにより、ポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べた方向の曲げ強度を強化するとともに、ポリマーポスト碍子1−1〜1−4を段積みした方向の圧縮強度を強化する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変電所において、導体あるいはスイッチ装置等を支持することにより大きな圧縮荷重を受けるポスト碍子に関するもので、その中でも特に、ポリマーポスト碍子から構成される碍子装置及びその装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から 、変電所に用いられるポスト碍子は導体を支持するだけでなく、変電機器の構成構造材でもあるため、高剛性と、特にスイッチ装置の開閉部を支持するものについては、スイッチング動作の再現性を確保するために高い位置精度を要求される。そのためステーションポストには剛性に優れる磁器製碍子が広く用いられている。しかし、磁器製碍子は脆性も高く、大きな地震等の動的ストレスにより折損してしまうことがある。ポリマー碍子は、曲げ、圧縮等の機械荷重を支える中実のFRPコア、FRPコアを保護し碍子に適当な漏洩距離を与えるシリコーンゴム等の耐侯性を有する外被、碍子と支持構造体および電線等を連結するための金具から構成され、耐震特性、汚損特性に優れているため、近年地震が多く、汚損の厳しい沿岸地区を中心に変電所用がいしへの適用が進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したポリマーポスト碍子は、 磁器ポスト碍子がほとんど変形しないのに対し、曲げ荷重に対してたわみ変形、圧縮荷重に対して座屈変形を生じる。その変形は碍子が長尺になるほど大きくなり、また強度も長尺になるほど低下する。そのため変電所用碍子へのポリマーポスト碍子の適用において、特に長い絶縁長を必要とする高電圧向けに、ポリマーポスト碍子の剛性不足が問題となっている。
【0004】本発明の目的は上述した課題を解決して、希望する方向への強度を強化することができるとともに、 長尺であることが要求される高電圧用ステーションポストへの適用が可能なポリマーポスト碍子装置及びその装着方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマーポスト碍子装置は、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、並列に並べた方向の曲げ強度を強化するとともに、段積み方向の圧縮強度を強化したことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法は、基台に対し垂直に上述した構成のポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が圧縮加重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】本発明では、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、基台に対し垂直に上述した構成のポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が圧縮 荷重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付けることができる。そのため、 曲げ荷重負荷方向及び圧縮荷重負荷方向の強度を特に向上させることができる。
【0008】もちろん、並列にポリマーポスト碍子柱が並ぶ方向を任意の方向とすることで、希望する方向の強度を向上させることができるとともに、強度を向上させた方向以外の方向の強度も、その強度を向上させた方向ほどではないが、単独のポリマーポスト碍子のみの場合の強度と比べると強度の向上を達成することができる。また、本発明のポリマーポスト碍子装置は、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結して構成されているため、長尺のポリマーポスト碍子装置を、ポリマーポスト碍子装置を構成する個々のポリマーポスト碍子のFRPコアの径を従来と同じ程度に維持したまま簡単に得ることができる。
【0009】さらに、好ましい態様としては、 スイッチ装置の開閉により発生する曲げ荷重の負荷方向にポリマー碍子柱を並列に並べることである。このように配置することで、変電所のスイッチ装置を本発明のポリマーポスト碍子装置で構成した場合、 ポリマーポスト碍子装置の大きく強度を向上させた方向に開閉部の動作により頭部にかかる曲げ荷重 がかかることになり、より大きな曲げ荷重に対して十分な 位置精度を保つことが出来るとともに、開閉部が載ることによりポリマーポスト碍子装置にかかる圧縮荷重に対しても十分な強度を発揮することができるため好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のポリマーポスト碍子装置を構成するポリマーポスト碍子の一例の構成を示す図である。図1に示す例において、ポリマーポスト碍子1は、コア部材2と、コア部材2の周囲に設けられた胴部3および笠4からなる外被5と、コア部材2の両端に設けられた把持金具6とから構成されている。また、コア部材2は中実のFRPから構成され、胴部3および笠4からなる外被5は例えばシリコーンゴムから構成されている。さらに、把持金具6の先端はフランジ形状を有し、平面のプレート部材等に対しネジ止めできる構成をとっている。このポリマーポスト碍子の構成は従来と同様である。
【0011】図2は本発明のポリマーポスト碍子装置の一例の構成を示す図である。図2に示す例において、本発明のポリマーポスト碍子装置11は、複数本ここでは2本のポリマーポスト碍子1−1、1−3 および1−2、1−4を多段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を構成するポリマーポスト碍子1−1〜1−4の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱12−1、12−2相互を一体プレート13−1〜13−3を介して連結して構成されている
【0012】ポリマーポスト碍子装置11の下端部におけるポリマーポスト碍子1−1、1−2と一体プレート13−1との連結は、ポリマーポスト碍子1−1、1−2の把持金具6−1、6−2の先端のフランジ形状の部分を一体プレート13−1にネジ止めすることで、また、ポリマーポスト碍子装置11の上端部におけるポリマーポスト碍子1−3、1−4と一体プレート13−3との連結は、ポリマーポスト碍子1−3、1−4の把持金具6−3、6−4の先端のフランジ形状の部分を一体プレート13−3にネジ止めすることで、それぞれ達成することができる。また、ポリマーポスト碍子装置11の連結部におけるポリマーポスト碍子1−1〜1−4と一体プレート13−2との連結は、ポリマーポスト碍子1−1〜1−4の先端がフランジ形状の把持金具6−1〜6−4を、把持金具6−1と6−3及び把持金具6−2と6−4を対にして一体プレート13−2を介して配置し、把持金具6−1、一体プレート12−2、把持金具6−3の組と、把持金具6−2、一体プレート13−2、把持金具6−4との組を、組毎に一体にネジ止めすることで達成することができる。
【0013】図2に示す構成の本発明のポリマーポスト碍子装置11の曲げ強度については、一体プレート13−1を固定してポリマーポスト碍子装置11を立設した状態で、柱頭頂部の一 体プレート13−3に曲げ荷重(矢印Aとして示す) が加わる場合は、 並列に並んで連結されたポリマーポスト碍子1−1〜1−4が段積みしたラーメン構造となり、高い強度を発揮する。
【0014】図3(a)に示す単独のポリマーポスト碍子1に対し、および、図3(b)に示す複数本、ここでは2本のポリマーポスト碍子1−1、1−3を段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1に対し、ポリマーポスト碍子の中心軸から外れた圧縮荷重(矢印Bとして示す)が、ポリマーポスト碍子1もしくはポリマーポスト碍子柱12−1が支持する構造体21を介して加わると、図4(a)に示すような柱頭頂部座屈モードとなり、その圧縮荷重に対する座屈強度はオイラーの座屈理論による式、W=(1/4)・π2 EIz÷l2 に概ね一致する。ここで、Wは座屈荷重、πは円周率、Eは弾性係数、Izは断面二次モーメント、lは柱の長さを示す。
【0015】図3(a)に示す単独のポリマーポスト碍子1、および図3(b)に示す2本のポリマーポスト碍子を段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1に、ポリマーポスト碍子またはポリマーポスト碍子柱の中心軸上に圧縮荷重(矢印Cとして示す)が加わると、図4(b)に示すような柱中央部座屈モードとなり、その圧縮荷重に対する座屈強度はオイラーの座屈理論による式、W=π2 EIz÷l2 に概ね一致する。
【0016】従って、同じポリマーポスト碍子柱でも、座屈モードが柱中央部座屈モードをとる場合、柱頭頂部座屈モードをとる場合にくらべ4倍の圧縮強さを発揮することになる。図4(c)は二本の柱を並列に並べ、その両端を固定した構造体、即ちラーメン構造体の中心軸上に圧縮荷重が加わった場合の座屈変形の様相であり、その強度は柱の長さlが同一であれば、図4(b)で示される一本の柱の柱中央部座屈モードの2倍、図4(a)で示される一本の柱の柱頭頂部座屈モードの8倍の座屈強度となる。
【0017】図2に示す構成の本発明のポリマーポスト碍子装置11は、ポリマーポスト碍子1−1と1−3から構成されるポリマーポスト碍子柱12−1とポリマーポスト碍子1−2と1−4から構成されるポリマーポスト碍子柱12−2を並列に並べ、その上下端を一体プレート13−1と13−3で連結し、かつ柱の中央部を一体プレート13−2で連結し・固定しているため、中央部の一体プレート13−2の作用により図4(c)に示す柱中央部座屈の変形を完全に抑制できる。
【0018】従って、ポリマーポスト碍子装置11に圧縮荷重が加わる場合、ポリマーポスト碍子1−1〜1−4の各々が柱中央部座屈モードをとるため、オイラーの式に適用される柱の長さはポリマーポスト碍子1−1〜1−4の長さとなり、ポリマー碍子装置11の約二分の一となる。オイラーの式から明らかなように、その座屈強度は柱の長さlの二乗に反比例するため、柱の長さが例えば二分の一になれば、座屈強度二分の一の二乗の逆数、すなわち4倍となる。従って、図2に示すポリマーポスト碍子装置11の座屈強度は、同様の柱の長さlを有する柱において、図4(b)で示される一本の柱の柱中央部座屈モードの8倍、図4(a)で示される一本の柱の柱頭頂部座屈モードの32倍の座屈強度となる。
【0019】1本のポリマーポスト碍子柱で本発明のポリマー碍子装置11と同等の座屈強度を得るためには、ポリマー碍子装置11のポリマーポスト碍子1−1〜1−4に使用している既存の標準的ポリマーポスト碍子に比べ、FRP径で2.38倍、重量で5.66倍のFRPコアが必要となる。このようにして、既存の標準的なポリマーポスト碍子を組み合わせることで、変形が少なく、特に座屈強度を強化した本発明のポリマーポスト碍子装置11を得ることができる。
【0020】図5は本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の一例を説明するための図である。図5に示す例は、本発明のポリマーポスト碍子装置11を変電所等における上下方向に開閉するスイッチ装置の一例として利用した例を示している。図5に示す例では、一体プレート13−1を基台14にネジ止めして固定するとともに、一体プレート13−3上に設置した、スイッチ装置15の開閉部16を回動自在に接続する開閉部装着部17を、曲げ荷重負荷方向、ここでは、スイッチ装置15の開閉部16の動作(両矢印方向)する面と平行(矢印方向)な方向がポリマーポスト碍子1−1〜1−4を並列に並べて連結した方向となるよう配置して、ポリマーポスト碍子装置11を基台14に装着している。
【0021】図6は本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の他の例を説明するための図である。図6に示す例は、本発明のポリマーポスト碍子装置11を変電所等における旋回開閉するスイッチ装置の一例として利用した例を示している。図6に示す例では、図示されていない基台にネジ止めしたポリマーポスト碍子装置11に旋回開閉部23と旋回開閉部23を回動自在に接続する開閉部装着部24を有するスイッチ装置22が設置されており、図示されていない基台にネジ止めした上述したものとは別のポリマーポスト碍子装置11には旋回開閉部23を接続するためのスイッチ装置25が設置されている。この場合は、旋回開閉部23がスイッチ装置25に接続される際に発生する荷重の方向E、Fと一致する方向にポリマーポスト碍子1−1〜1−4を並列に並べて連結した方向となるよう配置して、それぞれのポリマーポスト碍子装置11を図示されていない基台に装着している。
【0022】このように、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結して構成した本発明のポリマーポスト碍子装置は、既存のポリマーポスト碍子を使用することで、ポリマーポスト碍子のFRPの径を太径とすることなく、曲げ荷重に対する強度及び圧縮荷重に対する座屈強度を向上させることができるため、特に長尺となる高電圧用の単体ポリマーポスト碍子の代替品として好適に使用することができる。本発明のポリマーポスト碍子装置によれば、現在、強度面から中空のコア部材を使用している500kV以上のポリマーポスト碍子の代替えが可能となるとともに、たわみの問題からスイッチ装置としては69kVまでしか適用されていないポリマーポスト碍子の使用限度を115kVクラス以上にまで高めることができる。
【0023】なお、上述した実施例では、2本のポリマーポスト碍子1−1、1−3または1−2、1−4を多段積みして構成した2本のポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べて連結することで、ポリマーポスト碍子装置11を構成している。しかし、この例は一例であって、ポリマーポスト碍子を段積みする数は2本に限定されないこと、および、段積みして構成したポリマーポスト碍子柱を並列に並べて連結する数も2本に限定されないこと、ポリマーポスト碍子柱が3本以上となる場合、並列に並んだポリマーポスト碍子柱は上方からみて直列だけでなく、三角・四角等の多角形を構成するように配置される場合があることは、いうまでもない。また、上述した実施例では、把持金具6−1〜6−4の先端をフランジ形状とし、一体プレート13−1〜13−3にネジ止めして固定したが、固定さえできればどのような方法で把持金具6−1〜6−4と一体プレート13−1〜13−3とを固定しても良いことはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、基台に対し垂直にポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が 圧縮荷重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付けることができる。そのため、曲げ荷重負荷方向及び圧縮加重負荷方向の強度を特に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリマーポスト碍子装置を構成するポリマーポスト碍子の一例の構成を示す図である。
【図2】本発明のポリマーポスト碍子装置の一例の構成を示す図である。
【図3】(a)は一本のポリマーポスト碍子によるポリマーポスト碍子装置の一例、(b)は一列にポリマーポスト碍子を二段積みしたポリマーポスト碍子装置の一例を示す図である。
【図4】(a)は柱頭頂部座屈モードを示す図で あり、(b)は1本の柱、(c)は2本の柱の場合の柱中央部座屈モードを示す図である。
【図5】本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の一例を説明するための図である。
【図6】本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1、1−1〜1−4 ポリマーポスト碍子、2 コア部材、3 胴部、4 笠、5 外被、6、6−1〜6−4 把持金具、11 ポリマーポスト碍子装置、12−1、12−2 ポリマーポスト碍子柱、13−1〜13−4 一体プレート、14 基台、15 スイッチ装置、16 開閉部、17 開閉部装着部 、21 構造体、22 スイッチ装置、23 開閉部、24 開閉部装着部、25 スイッチ装置
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば変電所において、導体あるいはスイッチ装置等を支持することにより大きな圧縮荷重を受けるポスト碍子に関するもので、その中でも特に、ポリマーポスト碍子から構成される碍子装置及びその装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から 、変電所に用いられるポスト碍子は導体を支持するだけでなく、変電機器の構成構造材でもあるため、高剛性と、特にスイッチ装置の開閉部を支持するものについては、スイッチング動作の再現性を確保するために高い位置精度を要求される。そのためステーションポストには剛性に優れる磁器製碍子が広く用いられている。しかし、磁器製碍子は脆性も高く、大きな地震等の動的ストレスにより折損してしまうことがある。ポリマー碍子は、曲げ、圧縮等の機械荷重を支える中実のFRPコア、FRPコアを保護し碍子に適当な漏洩距離を与えるシリコーンゴム等の耐侯性を有する外被、碍子と支持構造体および電線等を連結するための金具から構成され、耐震特性、汚損特性に優れているため、近年地震が多く、汚損の厳しい沿岸地区を中心に変電所用がいしへの適用が進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したポリマーポスト碍子は、 磁器ポスト碍子がほとんど変形しないのに対し、曲げ荷重に対してたわみ変形、圧縮荷重に対して座屈変形を生じる。その変形は碍子が長尺になるほど大きくなり、また強度も長尺になるほど低下する。そのため変電所用碍子へのポリマーポスト碍子の適用において、特に長い絶縁長を必要とする高電圧向けに、ポリマーポスト碍子の剛性不足が問題となっている。
【0004】本発明の目的は上述した課題を解決して、希望する方向への強度を強化することができるとともに、 長尺であることが要求される高電圧用ステーションポストへの適用が可能なポリマーポスト碍子装置及びその装着方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のポリマーポスト碍子装置は、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、並列に並べた方向の曲げ強度を強化するとともに、段積み方向の圧縮強度を強化したことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法は、基台に対し垂直に上述した構成のポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が圧縮加重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付けたことを特徴とするものである。
【0007】本発明では、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、基台に対し垂直に上述した構成のポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が圧縮 荷重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付けることができる。そのため、 曲げ荷重負荷方向及び圧縮荷重負荷方向の強度を特に向上させることができる。
【0008】もちろん、並列にポリマーポスト碍子柱が並ぶ方向を任意の方向とすることで、希望する方向の強度を向上させることができるとともに、強度を向上させた方向以外の方向の強度も、その強度を向上させた方向ほどではないが、単独のポリマーポスト碍子のみの場合の強度と比べると強度の向上を達成することができる。また、本発明のポリマーポスト碍子装置は、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結して構成されているため、長尺のポリマーポスト碍子装置を、ポリマーポスト碍子装置を構成する個々のポリマーポスト碍子のFRPコアの径を従来と同じ程度に維持したまま簡単に得ることができる。
【0009】さらに、好ましい態様としては、 スイッチ装置の開閉により発生する曲げ荷重の負荷方向にポリマー碍子柱を並列に並べることである。このように配置することで、変電所のスイッチ装置を本発明のポリマーポスト碍子装置で構成した場合、 ポリマーポスト碍子装置の大きく強度を向上させた方向に開閉部の動作により頭部にかかる曲げ荷重 がかかることになり、より大きな曲げ荷重に対して十分な 位置精度を保つことが出来るとともに、開閉部が載ることによりポリマーポスト碍子装置にかかる圧縮荷重に対しても十分な強度を発揮することができるため好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のポリマーポスト碍子装置を構成するポリマーポスト碍子の一例の構成を示す図である。図1に示す例において、ポリマーポスト碍子1は、コア部材2と、コア部材2の周囲に設けられた胴部3および笠4からなる外被5と、コア部材2の両端に設けられた把持金具6とから構成されている。また、コア部材2は中実のFRPから構成され、胴部3および笠4からなる外被5は例えばシリコーンゴムから構成されている。さらに、把持金具6の先端はフランジ形状を有し、平面のプレート部材等に対しネジ止めできる構成をとっている。このポリマーポスト碍子の構成は従来と同様である。
【0011】図2は本発明のポリマーポスト碍子装置の一例の構成を示す図である。図2に示す例において、本発明のポリマーポスト碍子装置11は、複数本ここでは2本のポリマーポスト碍子1−1、1−3 および1−2、1−4を多段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を構成するポリマーポスト碍子1−1〜1−4の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱12−1、12−2相互を一体プレート13−1〜13−3を介して連結して構成されている
【0012】ポリマーポスト碍子装置11の下端部におけるポリマーポスト碍子1−1、1−2と一体プレート13−1との連結は、ポリマーポスト碍子1−1、1−2の把持金具6−1、6−2の先端のフランジ形状の部分を一体プレート13−1にネジ止めすることで、また、ポリマーポスト碍子装置11の上端部におけるポリマーポスト碍子1−3、1−4と一体プレート13−3との連結は、ポリマーポスト碍子1−3、1−4の把持金具6−3、6−4の先端のフランジ形状の部分を一体プレート13−3にネジ止めすることで、それぞれ達成することができる。また、ポリマーポスト碍子装置11の連結部におけるポリマーポスト碍子1−1〜1−4と一体プレート13−2との連結は、ポリマーポスト碍子1−1〜1−4の先端がフランジ形状の把持金具6−1〜6−4を、把持金具6−1と6−3及び把持金具6−2と6−4を対にして一体プレート13−2を介して配置し、把持金具6−1、一体プレート12−2、把持金具6−3の組と、把持金具6−2、一体プレート13−2、把持金具6−4との組を、組毎に一体にネジ止めすることで達成することができる。
【0013】図2に示す構成の本発明のポリマーポスト碍子装置11の曲げ強度については、一体プレート13−1を固定してポリマーポスト碍子装置11を立設した状態で、柱頭頂部の一 体プレート13−3に曲げ荷重(矢印Aとして示す) が加わる場合は、 並列に並んで連結されたポリマーポスト碍子1−1〜1−4が段積みしたラーメン構造となり、高い強度を発揮する。
【0014】図3(a)に示す単独のポリマーポスト碍子1に対し、および、図3(b)に示す複数本、ここでは2本のポリマーポスト碍子1−1、1−3を段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1に対し、ポリマーポスト碍子の中心軸から外れた圧縮荷重(矢印Bとして示す)が、ポリマーポスト碍子1もしくはポリマーポスト碍子柱12−1が支持する構造体21を介して加わると、図4(a)に示すような柱頭頂部座屈モードとなり、その圧縮荷重に対する座屈強度はオイラーの座屈理論による式、W=(1/4)・π2 EIz÷l2 に概ね一致する。ここで、Wは座屈荷重、πは円周率、Eは弾性係数、Izは断面二次モーメント、lは柱の長さを示す。
【0015】図3(a)に示す単独のポリマーポスト碍子1、および図3(b)に示す2本のポリマーポスト碍子を段積みしたポリマーポスト碍子柱12−1に、ポリマーポスト碍子またはポリマーポスト碍子柱の中心軸上に圧縮荷重(矢印Cとして示す)が加わると、図4(b)に示すような柱中央部座屈モードとなり、その圧縮荷重に対する座屈強度はオイラーの座屈理論による式、W=π2 EIz÷l2 に概ね一致する。
【0016】従って、同じポリマーポスト碍子柱でも、座屈モードが柱中央部座屈モードをとる場合、柱頭頂部座屈モードをとる場合にくらべ4倍の圧縮強さを発揮することになる。図4(c)は二本の柱を並列に並べ、その両端を固定した構造体、即ちラーメン構造体の中心軸上に圧縮荷重が加わった場合の座屈変形の様相であり、その強度は柱の長さlが同一であれば、図4(b)で示される一本の柱の柱中央部座屈モードの2倍、図4(a)で示される一本の柱の柱頭頂部座屈モードの8倍の座屈強度となる。
【0017】図2に示す構成の本発明のポリマーポスト碍子装置11は、ポリマーポスト碍子1−1と1−3から構成されるポリマーポスト碍子柱12−1とポリマーポスト碍子1−2と1−4から構成されるポリマーポスト碍子柱12−2を並列に並べ、その上下端を一体プレート13−1と13−3で連結し、かつ柱の中央部を一体プレート13−2で連結し・固定しているため、中央部の一体プレート13−2の作用により図4(c)に示す柱中央部座屈の変形を完全に抑制できる。
【0018】従って、ポリマーポスト碍子装置11に圧縮荷重が加わる場合、ポリマーポスト碍子1−1〜1−4の各々が柱中央部座屈モードをとるため、オイラーの式に適用される柱の長さはポリマーポスト碍子1−1〜1−4の長さとなり、ポリマー碍子装置11の約二分の一となる。オイラーの式から明らかなように、その座屈強度は柱の長さlの二乗に反比例するため、柱の長さが例えば二分の一になれば、座屈強度二分の一の二乗の逆数、すなわち4倍となる。従って、図2に示すポリマーポスト碍子装置11の座屈強度は、同様の柱の長さlを有する柱において、図4(b)で示される一本の柱の柱中央部座屈モードの8倍、図4(a)で示される一本の柱の柱頭頂部座屈モードの32倍の座屈強度となる。
【0019】1本のポリマーポスト碍子柱で本発明のポリマー碍子装置11と同等の座屈強度を得るためには、ポリマー碍子装置11のポリマーポスト碍子1−1〜1−4に使用している既存の標準的ポリマーポスト碍子に比べ、FRP径で2.38倍、重量で5.66倍のFRPコアが必要となる。このようにして、既存の標準的なポリマーポスト碍子を組み合わせることで、変形が少なく、特に座屈強度を強化した本発明のポリマーポスト碍子装置11を得ることができる。
【0020】図5は本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の一例を説明するための図である。図5に示す例は、本発明のポリマーポスト碍子装置11を変電所等における上下方向に開閉するスイッチ装置の一例として利用した例を示している。図5に示す例では、一体プレート13−1を基台14にネジ止めして固定するとともに、一体プレート13−3上に設置した、スイッチ装置15の開閉部16を回動自在に接続する開閉部装着部17を、曲げ荷重負荷方向、ここでは、スイッチ装置15の開閉部16の動作(両矢印方向)する面と平行(矢印方向)な方向がポリマーポスト碍子1−1〜1−4を並列に並べて連結した方向となるよう配置して、ポリマーポスト碍子装置11を基台14に装着している。
【0021】図6は本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の他の例を説明するための図である。図6に示す例は、本発明のポリマーポスト碍子装置11を変電所等における旋回開閉するスイッチ装置の一例として利用した例を示している。図6に示す例では、図示されていない基台にネジ止めしたポリマーポスト碍子装置11に旋回開閉部23と旋回開閉部23を回動自在に接続する開閉部装着部24を有するスイッチ装置22が設置されており、図示されていない基台にネジ止めした上述したものとは別のポリマーポスト碍子装置11には旋回開閉部23を接続するためのスイッチ装置25が設置されている。この場合は、旋回開閉部23がスイッチ装置25に接続される際に発生する荷重の方向E、Fと一致する方向にポリマーポスト碍子1−1〜1−4を並列に並べて連結した方向となるよう配置して、それぞれのポリマーポスト碍子装置11を図示されていない基台に装着している。
【0022】このように、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結して構成した本発明のポリマーポスト碍子装置は、既存のポリマーポスト碍子を使用することで、ポリマーポスト碍子のFRPの径を太径とすることなく、曲げ荷重に対する強度及び圧縮荷重に対する座屈強度を向上させることができるため、特に長尺となる高電圧用の単体ポリマーポスト碍子の代替品として好適に使用することができる。本発明のポリマーポスト碍子装置によれば、現在、強度面から中空のコア部材を使用している500kV以上のポリマーポスト碍子の代替えが可能となるとともに、たわみの問題からスイッチ装置としては69kVまでしか適用されていないポリマーポスト碍子の使用限度を115kVクラス以上にまで高めることができる。
【0023】なお、上述した実施例では、2本のポリマーポスト碍子1−1、1−3または1−2、1−4を多段積みして構成した2本のポリマーポスト碍子柱12−1、12−2を並列に並べて連結することで、ポリマーポスト碍子装置11を構成している。しかし、この例は一例であって、ポリマーポスト碍子を段積みする数は2本に限定されないこと、および、段積みして構成したポリマーポスト碍子柱を並列に並べて連結する数も2本に限定されないこと、ポリマーポスト碍子柱が3本以上となる場合、並列に並んだポリマーポスト碍子柱は上方からみて直列だけでなく、三角・四角等の多角形を構成するように配置される場合があることは、いうまでもない。また、上述した実施例では、把持金具6−1〜6−4の先端をフランジ形状とし、一体プレート13−1〜13−3にネジ止めして固定したが、固定さえできればどのような方法で把持金具6−1〜6−4と一体プレート13−1〜13−3とを固定しても良いことはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、基台に対し垂直にポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が 圧縮荷重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付けることができる。そのため、曲げ荷重負荷方向及び圧縮加重負荷方向の強度を特に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリマーポスト碍子装置を構成するポリマーポスト碍子の一例の構成を示す図である。
【図2】本発明のポリマーポスト碍子装置の一例の構成を示す図である。
【図3】(a)は一本のポリマーポスト碍子によるポリマーポスト碍子装置の一例、(b)は一列にポリマーポスト碍子を二段積みしたポリマーポスト碍子装置の一例を示す図である。
【図4】(a)は柱頭頂部座屈モードを示す図で あり、(b)は1本の柱、(c)は2本の柱の場合の柱中央部座屈モードを示す図である。
【図5】本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の一例を説明するための図である。
【図6】本発明のポリマーポスト碍子装置の装着方法の他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1、1−1〜1−4 ポリマーポスト碍子、2 コア部材、3 胴部、4 笠、5 外被、6、6−1〜6−4 把持金具、11 ポリマーポスト碍子装置、12−1、12−2 ポリマーポスト碍子柱、13−1〜13−4 一体プレート、14 基台、15 スイッチ装置、16 開閉部、17 開閉部装着部 、21 構造体、22 スイッチ装置、23 開閉部、24 開閉部装着部、25 スイッチ装置
Claims (3)
- 複数本のポリマーポスト碍子を多段積みしたポリマーポスト碍子柱を並列に並べて、ポリマーポスト碍子柱を構成するポリマーポスト碍子の各連結部及び上下端部において、並列に並べられたポリマーポスト碍子柱相互を一体プレートを介して連結することにより、並列に並べた方向の曲げ強度を強化するとともに、段積み方向の圧縮強度を強化 することを特徴とするポリマーポスト碍子装置。
- 基台に対し垂直に請求項1記載のポリマーポスト碍子装置を装着するにあたり、ポリマーポスト碍子柱を並列に並べた方向が曲げ荷重負荷方向となるとともに、ポリマーポスト碍子を段積みした方向が圧縮加重負荷方向となるように、ポリマーポスト碍子装置を取り付け ることを特徴とするポリマーポスト碍子装置の装着方法。
- スイッチ装置の開閉により発生する曲げ荷重負荷方向と同じ方向にポリマーポスト碍子柱を並列に並べる請求項2記載のポリマーポスト碍子装置の装着方法。
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