JP2004203501A - 産業車両用の重量調整型カウンタウエイト - Google Patents
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Abstract
【課題】カウンタウエイトとして異なる車体サイズに応じて適合させることができるほか、カウンタウエイトを構成する複数のウエイト部材のうち、一部のウエイト部材が異なる車体サイズの間で共通して使用することができ、しかもカウンタウエイトとしての重量調整を行うことができる産業車両用の重量調整型カウンタウエイトの提供にある。
【解決手段】ウエイト部材14〜19の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合するカウンタウエイト11〜13を構成する。複数のウエイト部材11〜19のうち、少なくともカウンタウエイト11として単独で構成するウエイトコア部材14が含まれたり、ウエイトコア部材14を除くウエイト部材15〜19が、車体サイズに応じて付加される重量調整用のウエイトサブ部材であって、ウエイトサブ部材15〜19にはカウンタウエイト12、13の表面の一部を成す露出部が備えられる。
【選択図】 図1
【解決手段】ウエイト部材14〜19の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合するカウンタウエイト11〜13を構成する。複数のウエイト部材11〜19のうち、少なくともカウンタウエイト11として単独で構成するウエイトコア部材14が含まれたり、ウエイトコア部材14を除くウエイト部材15〜19が、車体サイズに応じて付加される重量調整用のウエイトサブ部材であって、ウエイトサブ部材15〜19にはカウンタウエイト12、13の表面の一部を成す露出部が備えられる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、産業車両用の重量調整型カウンタウエイトに関し、複数のウエイト部材の組み合わせから構成される重量調整型カウンタウエイトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、産業車両においては、荷役作業等の作業時における車体バランスの保持や産業車両の重心の位置調整等のためにカウンタウエイトを車体に取り付けることが広く知られている。
また、車両の仕様等に応じてカウンタウエイトの重量を調整することが可能な重量調整型カウンタウエイトが車体に取り付けられることがある。
こうした重量調整型カウンタウエイトは、図5に示されるように車体31に取り付けられ外観面を成すカウンタウエイト本体32と、このカウンタウエイト本体32の背面側に取り付けられる重量調整用カウンタウエイト(Aウエイト33、Bウエイト34)とから構成されている。
【0003】
そして、このAウエイト33とBウエイト34は車両の構成に応じて適宜配設数及び組み合わせが自在であり、車体31にカウンタウエイト本体32が取り付けられたとき、これらのAウエイト33、Bウエイト34は外観露出しないものである(例えば特許文献1を参照)。
この種の重量調整型カウンタウエイトは特定のサイズの車体に適合することから、同一サイズの車体に対して外観を変更することなくカウンタウエイトの重量を変更させることができ、例えば、同一サイズの車体であっても互いに重量の異なるカウンタウエイトを実現することができるとしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−151470号公報(図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の産業車両用の重量調整型カウンタウエイトでは、同一サイズの車体に対して、外観を変更することなくカウンタウエイトの重量を変更させることができるものの、異なるサイズの車体に対して適合しないという問題がある。
【0006】
また、従来の技術では高所作業車のカウンタウエイトが具体的に例示されているが、例えば、図6に示されるフォークリフトの場合では、車体サイズ毎にその全長、全幅、高さ等の諸寸法の許容範囲(図6における破線内)が法令等により定められている。
従って、例えば大型車用カウンタウエイト43bをそのまま異なる小型車41及び中型車42の車体41a、42aへ取り付け、大型車用カウンタウエイト43bの共通化を図るといったような対応は、大型車用カウンタウエイト43bが小型車41、中型車42における許容範囲から逸脱するほか、外観上車体との一体感もなくフォークリフトとしての意匠的価値を低下させることになる。
このため各車体サイズ41a、42a、43aに適合するカウンタウエイトを夫々準備する必要がある。
カウンタウエイトを車体サイズ毎に準備することは製造コストの上昇を招くほか、製造時における作業の煩雑さ増大させる要因となる。
【0007】
本発明の目的は、カウンタウエイトとして異なる車体サイズに応じて適合させることができるほか、カウンタウエイトを構成する複数のウエイト部材のうち、一部のウエイト部材が異なる車体サイズの間で共通して使用することができ、しかもカウンタウエイトとしての重量調整を行うことができる産業車両用の重量調整型カウンタウエイトの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数のウエイト部材の組み合わせから構成される産業車両用の重量調整型カウンタウエイトであって、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合することを特徴とする産業車両用の重量調整型カウンタウエイト。
請求項1記載の発明によれば、車体サイズ毎にウエイト部材の組み合わせパターンを設定すれば、車体サイズに適合するとともに重量調整されたカウンタウエイトが構成される。
なお、ここでいう車体サイズに適合するカウンタウエイトとは、カウンタウエイトを車体に取り付けた場合に、車体に対して一体感を有するカウンタウエイトを指し、また、車体サイズ毎の諸寸法の許容範囲が設定されている場合には、この許容範囲から逸脱しないカウンタウエイトを意味する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業車両用の重量調整型カウントウエイトにおいて、複数のウエイト部材のうち、少なくともカウンタウエイトを単独で構成するウエイトコア部材が含まれることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、複数のウエイト部材のうち、少なくともカウンタウエイトを単独で構成するウエイトコア部材が含まれることから、ウエイトコア部材は、特定の車体サイズに適合するカウンタウエイトとして機能するほか、ウエイトコア部材を除くウエイト部材の付加により、異なる車体サイズのウエイトカウンタの一部を構成する。
従って、ウエイトコア部材は車体サイズが異なる場合でも、カウンタウエイトの全部又は一部として共通して使用される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の産業車両用の重量調整型カウントウエイトにおいて、ウエイトコア部材を除くウエイト部材が、車体サイズに応じて付加される重量調整用のウエイトサブ部材であって、ウエイトサブ部材にはカウンタウエイトの表面の一部を成す露出部が備えられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、重量調整用のウエイトサブ部材が付加されることにより、車体サイズに応じたカウンタウエイトとして必要な重量調整が行われるとともに、ウエイトサブ部材が備える露出部がカウンタウエイトの表面の一部と成す。
なお、ここでいうカウンタウエイトの表面とは、車体に取り付けた状態において、外観視可能な部位を指し、車体により隠蔽される部位は除外される。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る産業車両用の重量調整型カウンタウエイトを図1〜図3に基づいて説明する。
この実施形態では、産業車両としてのフォークリフトにおける重量調整型カウンタ(以下、単にカウンタウエイトと称す)を例示している。
また、この実施形態では、図1に示されるように、小型車用カウンタウエイト11、中型車用カウンタウエイト12、大型車用カウンタウエイト13の3つカウンタウエイトについて説明する。
図1に示される各カウンタウエイト11、12、13は、1以上のウエイト部材から構成されており、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合するカウンタウエイトである。
この実施形態におけるウエイト部材は、具体的にはウエイトコア部材14及び後述する5種類のウエイトサブ部材である。
【0012】
まず、ウエイトコア部材14について説明すると、ウエイトコア部材14は小型車用カウンタウエイト11として単独で構成するほか、中型車用カウンタウエイト12、大型車用カウンタウエイト13の核となるウエイト部材である。
ウエイトコア部材14は、車体との取付面となるほぼ垂直の前面部14aのほか、上面部14b、左右の側面部14c、側面部14cから下方へ傾斜された傾斜部14d、後面部14eを備えている。
このウエイトコア部材14は、小型車用カウンタウエイト11を単独で構成することから、小型車用カウンタウエイト11として必要な重量を備えている。
さらに、ウエイトコア部材14の前面部14aを除く上面部14b、側面部14c、傾斜部14d、後面部14eは、外観視可能な小型車用カウンタウエイト11の表面としての露出部となっている。
【0013】
また、ウエイトコア部材14は小型車用カウンタウエイト11を単独で構成することから、ウエイトコア部材14の前面部14aは小型車の車体幅と一致するものとなっている。
従って、カウンタウエイト11を車体に取り付けた場合に、車体に対する一定の一体感を有することになる。
さらに、ウエイトコア部材14の前後の長さは小型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
なお、ここで説明するフォークリフトは車輪を4個備えた4輪式であり、小型車用カウンタウエイト11としてウエイトコア部材14を車体に取り付けた場合、図示はしないがウエイトコア部材14の左右の傾斜部14dの近傍に後輪が夫々配置される。
【0014】
また、ウエイトコア部材14の上面部14bには、前後方向に沿う3本の凹溝14f、14g、14hが互い平行となるように備えられているが、これは後述する第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16を付加する際に、カウンタコア部材14に対する左右の位置決めを図るためのものである。
また、カウンタコア部材14の後面部14eの一部と傾斜部14dは、中型車用カウンタウエイト12及び大型車用カウンタウエイト13において、露出部として露出されるものとなっている。
【0015】
次に、ウエイトサブ部材について説明するが、ウエイトサブ部材は、車体サイズに応じて付加される重量調整のためのウエイト部材である。
この実施形態のウエイトサブ部材は、具体的には図1に示される第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16、第3ウエイトサブ部材17と、図2に示される第4ウエイトサブ部材18、第5ウエイトサブ部材19である。
ここでは、ウエイトコア部材14に直接付加される第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16により、中型車用カウンタウエイト12が構成され、中型車用カウンタウエイト12に付加される第3ウエイトサブ部材17により大型車用カウンタウエイト13が形成されるものとしている。
なお、第4ウエイトサブ部材18及び第5ウエイトサブ部材19の詳細については後述するが、これらのウエイトサブ部材15〜19は、中型車用カウンタウエイト12又は大型車用カウンタウエイト13の表面の一部と成す露出部を備えているものである。
【0016】
ここで、ウエイトコア部材14に直接付加される第1ウエイトサブ部材15、左右一対の第2ウエイトサブ部材16について詳しく説明する。
第1ウエイトサブ部材15は、ウエイトコア部材14の上面部14bから後面部14eにおける中央付近の大部分を覆うように屈曲された形状であって、水平部15aと後壁部15bとから構成されている。
そして、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aの裏面には、ウエイトコア部材14の上面部14b中央の凹溝14gに対応する突条15cが設けられており、ウエイトコア部材14に対する係止及び幅方向の位置決めを容易に行えるように図られている。
さらに、第1サブウエイト部材15の水平部15aの上面には凹溝15dが備えられているが、この凹溝15dは第3ウエイトサブ部材17が付加される際に利用するものである。
【0017】
一方、左右一対の第2サブウエイト部材16は、ウエイトコア部材14における側面部14cと、上面部14b及び後面部14eの一部を覆うことができる形状であって、水平端部16a及び側壁部16bとから構成されている。
そして、第2ウエイトサブ部材16の水平端部16aの裏面には、ウエイトコア部材14の上面部14bの両側付近の凹溝14f、14hに対応する突条16cが設けられており、ウエイトコア部材14に対する係止及び幅方向の位置決めを容易に行えるように図られている。
これらの第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16は、それぞれの突条15c、16cとウエイトコア部材14の凹溝14f、14g、14hにより係止されるが、図示しないボルトや固定ピン等の適宜の固定手段により強固な固定を図るものとしている。
なお、各ウエイトサブ部材の付加と取り外しが容易な固定手段が好ましい。
【0018】
そして、ウエイトコア部材14に第1ウエイトサブ部材15及び左右一対の第2ウエイトサブ部材16が付加されることにより、中型車用カウンタウエイト12が構成される。
従って、ウエイトコア部材14と第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16を併せた重量は中型車用カウンタウエイト12として必要な重量となっている。
また、中型車用カウンタウエイト12の前面部は中型車の車体幅と一致するものとなっており、カウンタウエイト12を車体に取り付けた場合に、車体に対する一定の一体感を有することになる。
さらに、中型車用カウンタウエイト12の前後の長さは中型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
そして、第1ウエイトサブ部材15における水平部15aの上面、後壁部15bの表面、第2ウエイトサブ部材16における水平端部16aの上面、側壁部16bの表面は、中型車用カウンタウエイト12の表面の一部と成す露出部となる。
他方、ウエイトコア部材14は前面部14aおよび傾斜部14dを除き、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16により覆われる。
【0019】
次に、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16に付加される左右一対の第3ウエイトサブ部材17について説明する。
これらの第3ウエイトサブ部材17は、中型車用カウンタウエイト12の上面部及び後面部の半分を夫々覆うほか、側面部を夫々片側づつ覆うような形状であり、水平部17a及び側面から後面へ延在された垂直な曲壁部17bとから構成されている。
この点について詳しく説明すると、第3ウエイトサブ部材17の水平部17aは第2ウエイトサブ部材16の水平端部16aと、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aの半分を夫々覆い、また、第3ウエイトサブ部材17の曲壁部17bは第2ウエイトサブ部材16の側壁部16bおよび第1ウエイトサブ部材15の後壁部15bの半分を夫々覆うことになる。
【0020】
そして、第3ウエイトサブ部材17の水平部17aの裏面には、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aの凹溝15dの片側面だけに対応する半突条17cが設けられており、これらの第3ウエイトサブ部材17が中型車用カウンタウエイト12に付加されたとき、第1ウエイトサブ部材15の凹溝15dに完全に一致することになる。
従って、第1ウエイトサブ部材15に対する第3ウエイトサブ部材17の係止及び幅方向の位置決めを容易に行うことができる。
これらの第3ウエイトサブ部材17は、それぞれ設けられた突条17cと第1ウエイトサブ部材15の凹溝15dとの係止により取り付けられるが、図示しないボルトや固定ピン等による適宜の固定手段により強固な固定を図るものとしている。
【0021】
そして、中型車用カウンタウエイト12に左右一対の第3ウエイトサブ部材17が付加され、大型車用カウンタウエイト13が構成される。
従って、ウエイトコア部材14と第1ウエイトサブ部材15〜第3ウエイトサブ部材17を併せた重量は大型車用カウンタウエイト13として必要な重量となっている。
この大型車用カウンタウエイト13の前面部は大型車の車体幅と一致しており、大型車用カウンタウエイト13を車体に取り付けた場合に、車体に対する一体感を有することになる。
また、大型車用カウンタウエイト13の前後の長さは大型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
そして、第3ウエイトサブ部材17の水平部17a及び曲壁部17bの表面は、大型車用カウンタウエイト13の表面の一部と成す露出部となる。
他方、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16は、ほぼ第3ウエイトサブ部材17により覆われる。
【0022】
なお、この実施形態ではウエイトコア部材14の上面部14bに凹溝14f、14g、14hが設けられているほか、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aに凹溝15dが設けられていることを説明した。
そこで、小型車用カウンタウエイト11、中型車用カウンタウエイト12としての意匠的効果をより向上させるために、図2に示されるように、第4ウエイトサブ部材18を小型車用カウンタウエイト11に、また、第5ウエイトサブ部材19を中型車用カウンタウエイト12に取り付けるようにしてもよい。
第4ウエイトサブ部材18及び第5ウエイトサブ部材19の表面はいずれも平坦であり、また、第4ウエイトサブ部材18の裏面にはウエイトコア部材14の凹溝14f、14g、14hに対応する突条18aが備えられ、第5ウエイトサブ部材19の裏面には第1ウエイトサブ部材15の凹溝15dに対応する突条19aが備えられている。
これらのウエイトサブ部材18、19は一定の重量を有するほか、各カウンタウエイト11、12の表面の一部と成す露出部を備えたウエイト部材として機能するが、各カウンタウエイト11、12に対して専用のウエイト部材でもある。
【0023】
次に、この実施形態の大型用カウンタウエイト13に含まれるウエイトサブ部材の一部を取り外すことにより、大型車用カウンタウエイト13でありながら軽量化が図られた別の大型車用カウンタウエイトを実現することができるため、この点について言及する。
先に説明した大型車用カウンタウエイト13は、ウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15〜第3ウエイトサブ部材17を全て組み合わるウエイト部材の組み合わせパターンに基づくものであるが、この場合、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16が、第3ウエイトサブ部材17によりほぼ覆われることを先に説明した。
従って、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16のいずれか一方を取り外しても、大型車用カウンタウエイト13としての外観を維持することができる。
まず、第2ウエイト部材16が取り外された大型車用カウンタウエイト13Aについて説明すると、図3に示されるように、大型車用カウンタウエイト13Aはウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15及び第3ウエイトサブ部材17の組み合わせパターンにより構成されている。
従って、大型車用カウンタウエイト13Aは、第2ウエイトサブ部材16が取り除かれている分だけ軽量化が図られている。
【0024】
次に、第1ウエイト部材16が取り外された大型車用カウンタウエイト13Bについて説明すると、大型車用カウンタウエイト13Bはウエイトコア部材14、第2ウエイトサブ部材16、第3ウエイトサブ部材17の組み合わせパターンにより構成されている。
従って、大型車用カウンタウエイト13Bは、第1ウエイトサブ部材15が取り除かれている分だけ軽量化が図られており、また、先に説明した大型車用カウンタウエイト13Aの重量とは異なる重量を有している。
このようにすれば、ウエイトサブ部材の組み合わせパターンに応じて重量が夫々異なる3種類の大型車用カウンタウエイト13、13A、13Bを得ることができるが、これらの大型車用カウンタウエイト13、13A、13Bを大型車の車体に取り付けた場合、その外観は互いに全く一致する。
これにより大型車用カウンタウエイト13としての外観を維持しつつ段階的な重量調整を実現することができる。
【0025】
この実施形態によれば、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて大型車、中型車、小型車といった車体サイズに適合するカウンタウエイトが得られる。
例えば、小型車用カウンタウエイト11が必要な場合には、ウエイトコア部材14を単独で使用するほか、ウエイトコア部材14と第4ウエイトサブ部材との組み合わせパターンとすればよい。
また、中型車用カウンタウエイト12が必要な場合には、少なくともウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16の組み合わせパターンとすればよい。
さらに、大型車用カウンタウエイト13が必要な場合には、例えば、ウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16、第3ウエイトサブ部材17の組み合わせパターンとすればよい。
【0026】
この実施形態のカウンタウエイト1は以下の効果を奏する。
(1)ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて大型車、中型車、小型車といった車体サイズ毎に適合するカウンタウエイト11、12、13を得ることができるから、車体サイズ毎に専用のカウンタウエイトを製作する必要がない。
特に、ウエイトコア部材14は全てのカウンタウエイトにおける共通部材として使用でき、また、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16は中型車用カウンタウエイト12及び大型車用カウンタウエイト13において使用でき、これらのカウンタウエイト12、13の構成部材としての汎用性が高い。
(2)大型車に適合する大型車用カウンタウエイト13となるように組み合わされたウエイト部材のうち、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16のいずれか一方は取り外しが可能であり、大型車用カウンタウエイトとしての外観を維持しつつ重量調整を図ることができる。
(3)カウンタウエイトは鋼材を材料とする複数のウエイト部材から構成されているので、廃車後に取り外されたウエイト部材の再利用又は再生が容易である。
(4)カウンタウエイトは車体サイズに応じてその外観が変わるが、基本的にはカウンタウエイトとして互いに略相似形の形状を保っており、また、車体との一定の一体感を有することから意匠的価値を低下させることがない。
【0027】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るカウンタウエイトついて説明する。
この実施形態のカウンタウエイトは、第1の実施形態とは形状の異なるウエイトコア部材とウエイトサブ部材とから構成されるものである。
図4に示されるように、この実施形態のカウンタウエイトを構成するウエイト部材は、ウエイトコア部材23、第1ウエイトサブ部材24、第2ウエイトサブ部材25及び第3ウエイトサブ部材26である。
この実施形態のウエイトコア部材23は、小型車用カウンタウエイト21として単独で構成するように、小型車の車体サイズに適合するものとなっている。
そしてウエイトコア部材23は、水平部23aと水平部23aの下面から下方へ垂設された曲壁部23bを備えている。
曲壁部23bの大部分は垂直面となっているが、曲壁部23bの下端付近のみ傾斜部23cが形成されている。
曲壁部23b内の空間部23dには、後述する第2ウエイトサブ部材25が装着できるように図られている。
【0028】
次に、第1ウエイトサブ部材24について説明すると、第1ウエイトサブ部材24はウエイトコア部材23の水平部23aに重ねられるものである。
従って、第1ウエイトサブ部材24の裏面は、ウエイトコア部材23の水平部23aに対応する凹部24aが形成されている。
そして、第1ウエイトサブ部材24はウエイトコア部材23と一体となって中型車用カウンタウエイト22を構成し、中型車用カウンタウエイト22は車体サイズに応じた重量を備えている。
この中型車用カウンタウエイト22の前面部は中型車の車体幅と一致しており、中型車用カウンタウエイト22を車体に取り付けた場合に、車体に対する一定の一体感を有することになる。
また、中型車用カウンタウエイト22の前後の長さは中型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
【0029】
次に、第2ウエイトサブ部材25について説明すると、この実施形態の第2ウエイトサブ部材25は、ウエイトコア部材23の空間部23dにほぼ収容されるものであるが、第2ウエイトサブ部材25の下端部のみウエイトコア部材23から突出される。
第2ウエイトサブ部材25の下端部の表面には、ウエイトコア部材23の傾斜部と同じ傾斜角度を以って形成された傾斜部25aが備えられており、ウエイトコア部材23に第2ウエイトサブ部材25が装着されたときには、これらの傾斜部25aが同一平面を呈することになる。
従って、ウエイトコア部材23に第2ウエイトサブ部材25が付加された小型車用カウンタウエイト21Aは、第2ウエイトサブ部材25が付加されない小型車用カウンタウエイト21と比較すると、僅かにその外観が異なるが小型車の車体の寸法の許容範囲内に収められている。
【0030】
この場合、第2ウエイトサブ部材25の傾斜部25aが小型車用カウンタウエイト21Aの表面の一部を形成する露出部として機能する。
一方、第2ウエイトサブ部材25には第3サブウエイト部材26が装着できる凹部25bが設けられているが、他方、第3ウエイトサブ部材26は重量調整を図るためのだけのウエイト部材である。
従って、ウエイトコア部材23、第2ウエイトサブ部材25及び第3ウエイトサブ部材26の組み合わせパターンによる小型車用カウンタウエイト21Bの場合、第3サブウエイト部材26が小型車用カウンタウエイト21Bの表面の一部と成す露出部として機能することはない。
なお、ウエイトコア部材23及び各ウエイトサブ部材24〜26は、先の実施形態と同様に適宜の固定手段により互いに固定されるものである。
【0031】
この実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果のほか、以下の効果を奏する。
第2ウエイトサブ部材25をウエイトコア部材23に対して着脱させることにより、小型車用カウンタウエイト21と外観がほぼ同じであって重量調整された小型車用カウンタウエイト21Aを得ることできる。
さらに、第2ウエイトサブ部材25に装着される第3ウエイトサブ部材26を組み合わせることにより、さらに重量調整された小型車用カウンタウエイト21Bを得ることができ、小型車の車体サイズに適合するカウンタウエイトについて段階的な重量調整が可能となる。
また、小型車用カウンタウエイト21に対して第1ウエイトサブ部材24を付加した状態で、第2ウエイトサブ部材25及び第3ウエイトサブ部材26の付加を選択的に行えば、中型車用カウンタウエイト22についても同様に段階的な重量調整が可能となる。
【0032】
なお、本発明は、上記した第1、第2の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 第1の実施形態では、車体サイズを具体的に説明するために大型車、中型車、小型車を例にして説明したが、このような区別に限定されるものではなく、例えば車格、機種又は能力等に基づく車体サイズの区別についても適用でき、少なくとも異なる車体サイズが複数存在する場合に本発明が効果的に適用される。
○ ウエイトコア部材を除く各ウエイトサブ部材の数、形状は、第1、第2の実施形態に限定されることなく自由であり、少なくとも、車体サイズに適合するカウンタウエイトを実現する範囲であればよい。
○ 第1の実施形態では、ウエイトコア部材やウエイトサブ部材の互いの位置決めを容易とするために凹溝を設けたが、凹溝の位置、向き、数は自由である。
さらに言うと、凹溝に限らず突起、凹部との組み合わせ等位置決めを容易する手段であれば特に制限されない。
○ 第1、第2の実施形態では産業車両としてフォークリフトのカウンタウエイトについて説明したが、高所作業車あるいはカウンタウエイトを備える建設機械に適用できることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、カウンタウエイトとして異なる車体サイズに応じて適合させることができるほか、カウンタウエイトを構成する複数のウエイト部材のうち、一部のウエイト部材が異なる車体サイズの間で共通して使用することができ、しかもカウンタウエイトとしての重量調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る重量調整型カウンタウエイトを説明する斜視図。
【図2】第1の実施形態に係るカウンタウエイトの変形例を示す斜視図。
【図3】第1の実施形態に係る大型車用カウンタウエイトを示す斜視図。
【図4】第2の実施形態に係るカウンタウエイトを示す斜視図。
【図5】従来の重量調整型カウンタウエイトを示す斜視図。
【図6】従来のフォークリフトのカウンタウエイトと車体との関係を説明する平面図。
【符号の説明】
11 小型車用カウンタウエイト
12 中型車用カウンタウエイト
13 大型車用カウンタウエイト
14 ウエイトコア部材
15 第1ウエイトサブ部材
16 第2ウエイトサブ部材
17 第3ウエイトサブ部材
【発明の属する技術分野】
この発明は、産業車両用の重量調整型カウンタウエイトに関し、複数のウエイト部材の組み合わせから構成される重量調整型カウンタウエイトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、産業車両においては、荷役作業等の作業時における車体バランスの保持や産業車両の重心の位置調整等のためにカウンタウエイトを車体に取り付けることが広く知られている。
また、車両の仕様等に応じてカウンタウエイトの重量を調整することが可能な重量調整型カウンタウエイトが車体に取り付けられることがある。
こうした重量調整型カウンタウエイトは、図5に示されるように車体31に取り付けられ外観面を成すカウンタウエイト本体32と、このカウンタウエイト本体32の背面側に取り付けられる重量調整用カウンタウエイト(Aウエイト33、Bウエイト34)とから構成されている。
【0003】
そして、このAウエイト33とBウエイト34は車両の構成に応じて適宜配設数及び組み合わせが自在であり、車体31にカウンタウエイト本体32が取り付けられたとき、これらのAウエイト33、Bウエイト34は外観露出しないものである(例えば特許文献1を参照)。
この種の重量調整型カウンタウエイトは特定のサイズの車体に適合することから、同一サイズの車体に対して外観を変更することなくカウンタウエイトの重量を変更させることができ、例えば、同一サイズの車体であっても互いに重量の異なるカウンタウエイトを実現することができるとしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−151470号公報(図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の産業車両用の重量調整型カウンタウエイトでは、同一サイズの車体に対して、外観を変更することなくカウンタウエイトの重量を変更させることができるものの、異なるサイズの車体に対して適合しないという問題がある。
【0006】
また、従来の技術では高所作業車のカウンタウエイトが具体的に例示されているが、例えば、図6に示されるフォークリフトの場合では、車体サイズ毎にその全長、全幅、高さ等の諸寸法の許容範囲(図6における破線内)が法令等により定められている。
従って、例えば大型車用カウンタウエイト43bをそのまま異なる小型車41及び中型車42の車体41a、42aへ取り付け、大型車用カウンタウエイト43bの共通化を図るといったような対応は、大型車用カウンタウエイト43bが小型車41、中型車42における許容範囲から逸脱するほか、外観上車体との一体感もなくフォークリフトとしての意匠的価値を低下させることになる。
このため各車体サイズ41a、42a、43aに適合するカウンタウエイトを夫々準備する必要がある。
カウンタウエイトを車体サイズ毎に準備することは製造コストの上昇を招くほか、製造時における作業の煩雑さ増大させる要因となる。
【0007】
本発明の目的は、カウンタウエイトとして異なる車体サイズに応じて適合させることができるほか、カウンタウエイトを構成する複数のウエイト部材のうち、一部のウエイト部材が異なる車体サイズの間で共通して使用することができ、しかもカウンタウエイトとしての重量調整を行うことができる産業車両用の重量調整型カウンタウエイトの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数のウエイト部材の組み合わせから構成される産業車両用の重量調整型カウンタウエイトであって、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合することを特徴とする産業車両用の重量調整型カウンタウエイト。
請求項1記載の発明によれば、車体サイズ毎にウエイト部材の組み合わせパターンを設定すれば、車体サイズに適合するとともに重量調整されたカウンタウエイトが構成される。
なお、ここでいう車体サイズに適合するカウンタウエイトとは、カウンタウエイトを車体に取り付けた場合に、車体に対して一体感を有するカウンタウエイトを指し、また、車体サイズ毎の諸寸法の許容範囲が設定されている場合には、この許容範囲から逸脱しないカウンタウエイトを意味する。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の産業車両用の重量調整型カウントウエイトにおいて、複数のウエイト部材のうち、少なくともカウンタウエイトを単独で構成するウエイトコア部材が含まれることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、複数のウエイト部材のうち、少なくともカウンタウエイトを単独で構成するウエイトコア部材が含まれることから、ウエイトコア部材は、特定の車体サイズに適合するカウンタウエイトとして機能するほか、ウエイトコア部材を除くウエイト部材の付加により、異なる車体サイズのウエイトカウンタの一部を構成する。
従って、ウエイトコア部材は車体サイズが異なる場合でも、カウンタウエイトの全部又は一部として共通して使用される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の産業車両用の重量調整型カウントウエイトにおいて、ウエイトコア部材を除くウエイト部材が、車体サイズに応じて付加される重量調整用のウエイトサブ部材であって、ウエイトサブ部材にはカウンタウエイトの表面の一部を成す露出部が備えられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、重量調整用のウエイトサブ部材が付加されることにより、車体サイズに応じたカウンタウエイトとして必要な重量調整が行われるとともに、ウエイトサブ部材が備える露出部がカウンタウエイトの表面の一部と成す。
なお、ここでいうカウンタウエイトの表面とは、車体に取り付けた状態において、外観視可能な部位を指し、車体により隠蔽される部位は除外される。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る産業車両用の重量調整型カウンタウエイトを図1〜図3に基づいて説明する。
この実施形態では、産業車両としてのフォークリフトにおける重量調整型カウンタ(以下、単にカウンタウエイトと称す)を例示している。
また、この実施形態では、図1に示されるように、小型車用カウンタウエイト11、中型車用カウンタウエイト12、大型車用カウンタウエイト13の3つカウンタウエイトについて説明する。
図1に示される各カウンタウエイト11、12、13は、1以上のウエイト部材から構成されており、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合するカウンタウエイトである。
この実施形態におけるウエイト部材は、具体的にはウエイトコア部材14及び後述する5種類のウエイトサブ部材である。
【0012】
まず、ウエイトコア部材14について説明すると、ウエイトコア部材14は小型車用カウンタウエイト11として単独で構成するほか、中型車用カウンタウエイト12、大型車用カウンタウエイト13の核となるウエイト部材である。
ウエイトコア部材14は、車体との取付面となるほぼ垂直の前面部14aのほか、上面部14b、左右の側面部14c、側面部14cから下方へ傾斜された傾斜部14d、後面部14eを備えている。
このウエイトコア部材14は、小型車用カウンタウエイト11を単独で構成することから、小型車用カウンタウエイト11として必要な重量を備えている。
さらに、ウエイトコア部材14の前面部14aを除く上面部14b、側面部14c、傾斜部14d、後面部14eは、外観視可能な小型車用カウンタウエイト11の表面としての露出部となっている。
【0013】
また、ウエイトコア部材14は小型車用カウンタウエイト11を単独で構成することから、ウエイトコア部材14の前面部14aは小型車の車体幅と一致するものとなっている。
従って、カウンタウエイト11を車体に取り付けた場合に、車体に対する一定の一体感を有することになる。
さらに、ウエイトコア部材14の前後の長さは小型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
なお、ここで説明するフォークリフトは車輪を4個備えた4輪式であり、小型車用カウンタウエイト11としてウエイトコア部材14を車体に取り付けた場合、図示はしないがウエイトコア部材14の左右の傾斜部14dの近傍に後輪が夫々配置される。
【0014】
また、ウエイトコア部材14の上面部14bには、前後方向に沿う3本の凹溝14f、14g、14hが互い平行となるように備えられているが、これは後述する第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16を付加する際に、カウンタコア部材14に対する左右の位置決めを図るためのものである。
また、カウンタコア部材14の後面部14eの一部と傾斜部14dは、中型車用カウンタウエイト12及び大型車用カウンタウエイト13において、露出部として露出されるものとなっている。
【0015】
次に、ウエイトサブ部材について説明するが、ウエイトサブ部材は、車体サイズに応じて付加される重量調整のためのウエイト部材である。
この実施形態のウエイトサブ部材は、具体的には図1に示される第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16、第3ウエイトサブ部材17と、図2に示される第4ウエイトサブ部材18、第5ウエイトサブ部材19である。
ここでは、ウエイトコア部材14に直接付加される第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16により、中型車用カウンタウエイト12が構成され、中型車用カウンタウエイト12に付加される第3ウエイトサブ部材17により大型車用カウンタウエイト13が形成されるものとしている。
なお、第4ウエイトサブ部材18及び第5ウエイトサブ部材19の詳細については後述するが、これらのウエイトサブ部材15〜19は、中型車用カウンタウエイト12又は大型車用カウンタウエイト13の表面の一部と成す露出部を備えているものである。
【0016】
ここで、ウエイトコア部材14に直接付加される第1ウエイトサブ部材15、左右一対の第2ウエイトサブ部材16について詳しく説明する。
第1ウエイトサブ部材15は、ウエイトコア部材14の上面部14bから後面部14eにおける中央付近の大部分を覆うように屈曲された形状であって、水平部15aと後壁部15bとから構成されている。
そして、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aの裏面には、ウエイトコア部材14の上面部14b中央の凹溝14gに対応する突条15cが設けられており、ウエイトコア部材14に対する係止及び幅方向の位置決めを容易に行えるように図られている。
さらに、第1サブウエイト部材15の水平部15aの上面には凹溝15dが備えられているが、この凹溝15dは第3ウエイトサブ部材17が付加される際に利用するものである。
【0017】
一方、左右一対の第2サブウエイト部材16は、ウエイトコア部材14における側面部14cと、上面部14b及び後面部14eの一部を覆うことができる形状であって、水平端部16a及び側壁部16bとから構成されている。
そして、第2ウエイトサブ部材16の水平端部16aの裏面には、ウエイトコア部材14の上面部14bの両側付近の凹溝14f、14hに対応する突条16cが設けられており、ウエイトコア部材14に対する係止及び幅方向の位置決めを容易に行えるように図られている。
これらの第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16は、それぞれの突条15c、16cとウエイトコア部材14の凹溝14f、14g、14hにより係止されるが、図示しないボルトや固定ピン等の適宜の固定手段により強固な固定を図るものとしている。
なお、各ウエイトサブ部材の付加と取り外しが容易な固定手段が好ましい。
【0018】
そして、ウエイトコア部材14に第1ウエイトサブ部材15及び左右一対の第2ウエイトサブ部材16が付加されることにより、中型車用カウンタウエイト12が構成される。
従って、ウエイトコア部材14と第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16を併せた重量は中型車用カウンタウエイト12として必要な重量となっている。
また、中型車用カウンタウエイト12の前面部は中型車の車体幅と一致するものとなっており、カウンタウエイト12を車体に取り付けた場合に、車体に対する一定の一体感を有することになる。
さらに、中型車用カウンタウエイト12の前後の長さは中型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
そして、第1ウエイトサブ部材15における水平部15aの上面、後壁部15bの表面、第2ウエイトサブ部材16における水平端部16aの上面、側壁部16bの表面は、中型車用カウンタウエイト12の表面の一部と成す露出部となる。
他方、ウエイトコア部材14は前面部14aおよび傾斜部14dを除き、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16により覆われる。
【0019】
次に、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16に付加される左右一対の第3ウエイトサブ部材17について説明する。
これらの第3ウエイトサブ部材17は、中型車用カウンタウエイト12の上面部及び後面部の半分を夫々覆うほか、側面部を夫々片側づつ覆うような形状であり、水平部17a及び側面から後面へ延在された垂直な曲壁部17bとから構成されている。
この点について詳しく説明すると、第3ウエイトサブ部材17の水平部17aは第2ウエイトサブ部材16の水平端部16aと、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aの半分を夫々覆い、また、第3ウエイトサブ部材17の曲壁部17bは第2ウエイトサブ部材16の側壁部16bおよび第1ウエイトサブ部材15の後壁部15bの半分を夫々覆うことになる。
【0020】
そして、第3ウエイトサブ部材17の水平部17aの裏面には、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aの凹溝15dの片側面だけに対応する半突条17cが設けられており、これらの第3ウエイトサブ部材17が中型車用カウンタウエイト12に付加されたとき、第1ウエイトサブ部材15の凹溝15dに完全に一致することになる。
従って、第1ウエイトサブ部材15に対する第3ウエイトサブ部材17の係止及び幅方向の位置決めを容易に行うことができる。
これらの第3ウエイトサブ部材17は、それぞれ設けられた突条17cと第1ウエイトサブ部材15の凹溝15dとの係止により取り付けられるが、図示しないボルトや固定ピン等による適宜の固定手段により強固な固定を図るものとしている。
【0021】
そして、中型車用カウンタウエイト12に左右一対の第3ウエイトサブ部材17が付加され、大型車用カウンタウエイト13が構成される。
従って、ウエイトコア部材14と第1ウエイトサブ部材15〜第3ウエイトサブ部材17を併せた重量は大型車用カウンタウエイト13として必要な重量となっている。
この大型車用カウンタウエイト13の前面部は大型車の車体幅と一致しており、大型車用カウンタウエイト13を車体に取り付けた場合に、車体に対する一体感を有することになる。
また、大型車用カウンタウエイト13の前後の長さは大型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
そして、第3ウエイトサブ部材17の水平部17a及び曲壁部17bの表面は、大型車用カウンタウエイト13の表面の一部と成す露出部となる。
他方、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16は、ほぼ第3ウエイトサブ部材17により覆われる。
【0022】
なお、この実施形態ではウエイトコア部材14の上面部14bに凹溝14f、14g、14hが設けられているほか、第1ウエイトサブ部材15の水平部15aに凹溝15dが設けられていることを説明した。
そこで、小型車用カウンタウエイト11、中型車用カウンタウエイト12としての意匠的効果をより向上させるために、図2に示されるように、第4ウエイトサブ部材18を小型車用カウンタウエイト11に、また、第5ウエイトサブ部材19を中型車用カウンタウエイト12に取り付けるようにしてもよい。
第4ウエイトサブ部材18及び第5ウエイトサブ部材19の表面はいずれも平坦であり、また、第4ウエイトサブ部材18の裏面にはウエイトコア部材14の凹溝14f、14g、14hに対応する突条18aが備えられ、第5ウエイトサブ部材19の裏面には第1ウエイトサブ部材15の凹溝15dに対応する突条19aが備えられている。
これらのウエイトサブ部材18、19は一定の重量を有するほか、各カウンタウエイト11、12の表面の一部と成す露出部を備えたウエイト部材として機能するが、各カウンタウエイト11、12に対して専用のウエイト部材でもある。
【0023】
次に、この実施形態の大型用カウンタウエイト13に含まれるウエイトサブ部材の一部を取り外すことにより、大型車用カウンタウエイト13でありながら軽量化が図られた別の大型車用カウンタウエイトを実現することができるため、この点について言及する。
先に説明した大型車用カウンタウエイト13は、ウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15〜第3ウエイトサブ部材17を全て組み合わるウエイト部材の組み合わせパターンに基づくものであるが、この場合、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16が、第3ウエイトサブ部材17によりほぼ覆われることを先に説明した。
従って、第1ウエイトサブ部材15及び第2ウエイトサブ部材16のいずれか一方を取り外しても、大型車用カウンタウエイト13としての外観を維持することができる。
まず、第2ウエイト部材16が取り外された大型車用カウンタウエイト13Aについて説明すると、図3に示されるように、大型車用カウンタウエイト13Aはウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15及び第3ウエイトサブ部材17の組み合わせパターンにより構成されている。
従って、大型車用カウンタウエイト13Aは、第2ウエイトサブ部材16が取り除かれている分だけ軽量化が図られている。
【0024】
次に、第1ウエイト部材16が取り外された大型車用カウンタウエイト13Bについて説明すると、大型車用カウンタウエイト13Bはウエイトコア部材14、第2ウエイトサブ部材16、第3ウエイトサブ部材17の組み合わせパターンにより構成されている。
従って、大型車用カウンタウエイト13Bは、第1ウエイトサブ部材15が取り除かれている分だけ軽量化が図られており、また、先に説明した大型車用カウンタウエイト13Aの重量とは異なる重量を有している。
このようにすれば、ウエイトサブ部材の組み合わせパターンに応じて重量が夫々異なる3種類の大型車用カウンタウエイト13、13A、13Bを得ることができるが、これらの大型車用カウンタウエイト13、13A、13Bを大型車の車体に取り付けた場合、その外観は互いに全く一致する。
これにより大型車用カウンタウエイト13としての外観を維持しつつ段階的な重量調整を実現することができる。
【0025】
この実施形態によれば、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて大型車、中型車、小型車といった車体サイズに適合するカウンタウエイトが得られる。
例えば、小型車用カウンタウエイト11が必要な場合には、ウエイトコア部材14を単独で使用するほか、ウエイトコア部材14と第4ウエイトサブ部材との組み合わせパターンとすればよい。
また、中型車用カウンタウエイト12が必要な場合には、少なくともウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16の組み合わせパターンとすればよい。
さらに、大型車用カウンタウエイト13が必要な場合には、例えば、ウエイトコア部材14、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16、第3ウエイトサブ部材17の組み合わせパターンとすればよい。
【0026】
この実施形態のカウンタウエイト1は以下の効果を奏する。
(1)ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて大型車、中型車、小型車といった車体サイズ毎に適合するカウンタウエイト11、12、13を得ることができるから、車体サイズ毎に専用のカウンタウエイトを製作する必要がない。
特に、ウエイトコア部材14は全てのカウンタウエイトにおける共通部材として使用でき、また、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16は中型車用カウンタウエイト12及び大型車用カウンタウエイト13において使用でき、これらのカウンタウエイト12、13の構成部材としての汎用性が高い。
(2)大型車に適合する大型車用カウンタウエイト13となるように組み合わされたウエイト部材のうち、第1ウエイトサブ部材15、第2ウエイトサブ部材16のいずれか一方は取り外しが可能であり、大型車用カウンタウエイトとしての外観を維持しつつ重量調整を図ることができる。
(3)カウンタウエイトは鋼材を材料とする複数のウエイト部材から構成されているので、廃車後に取り外されたウエイト部材の再利用又は再生が容易である。
(4)カウンタウエイトは車体サイズに応じてその外観が変わるが、基本的にはカウンタウエイトとして互いに略相似形の形状を保っており、また、車体との一定の一体感を有することから意匠的価値を低下させることがない。
【0027】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るカウンタウエイトついて説明する。
この実施形態のカウンタウエイトは、第1の実施形態とは形状の異なるウエイトコア部材とウエイトサブ部材とから構成されるものである。
図4に示されるように、この実施形態のカウンタウエイトを構成するウエイト部材は、ウエイトコア部材23、第1ウエイトサブ部材24、第2ウエイトサブ部材25及び第3ウエイトサブ部材26である。
この実施形態のウエイトコア部材23は、小型車用カウンタウエイト21として単独で構成するように、小型車の車体サイズに適合するものとなっている。
そしてウエイトコア部材23は、水平部23aと水平部23aの下面から下方へ垂設された曲壁部23bを備えている。
曲壁部23bの大部分は垂直面となっているが、曲壁部23bの下端付近のみ傾斜部23cが形成されている。
曲壁部23b内の空間部23dには、後述する第2ウエイトサブ部材25が装着できるように図られている。
【0028】
次に、第1ウエイトサブ部材24について説明すると、第1ウエイトサブ部材24はウエイトコア部材23の水平部23aに重ねられるものである。
従って、第1ウエイトサブ部材24の裏面は、ウエイトコア部材23の水平部23aに対応する凹部24aが形成されている。
そして、第1ウエイトサブ部材24はウエイトコア部材23と一体となって中型車用カウンタウエイト22を構成し、中型車用カウンタウエイト22は車体サイズに応じた重量を備えている。
この中型車用カウンタウエイト22の前面部は中型車の車体幅と一致しており、中型車用カウンタウエイト22を車体に取り付けた場合に、車体に対する一定の一体感を有することになる。
また、中型車用カウンタウエイト22の前後の長さは中型車としての寸法の許容範囲内となるような長さとなっている。
【0029】
次に、第2ウエイトサブ部材25について説明すると、この実施形態の第2ウエイトサブ部材25は、ウエイトコア部材23の空間部23dにほぼ収容されるものであるが、第2ウエイトサブ部材25の下端部のみウエイトコア部材23から突出される。
第2ウエイトサブ部材25の下端部の表面には、ウエイトコア部材23の傾斜部と同じ傾斜角度を以って形成された傾斜部25aが備えられており、ウエイトコア部材23に第2ウエイトサブ部材25が装着されたときには、これらの傾斜部25aが同一平面を呈することになる。
従って、ウエイトコア部材23に第2ウエイトサブ部材25が付加された小型車用カウンタウエイト21Aは、第2ウエイトサブ部材25が付加されない小型車用カウンタウエイト21と比較すると、僅かにその外観が異なるが小型車の車体の寸法の許容範囲内に収められている。
【0030】
この場合、第2ウエイトサブ部材25の傾斜部25aが小型車用カウンタウエイト21Aの表面の一部を形成する露出部として機能する。
一方、第2ウエイトサブ部材25には第3サブウエイト部材26が装着できる凹部25bが設けられているが、他方、第3ウエイトサブ部材26は重量調整を図るためのだけのウエイト部材である。
従って、ウエイトコア部材23、第2ウエイトサブ部材25及び第3ウエイトサブ部材26の組み合わせパターンによる小型車用カウンタウエイト21Bの場合、第3サブウエイト部材26が小型車用カウンタウエイト21Bの表面の一部と成す露出部として機能することはない。
なお、ウエイトコア部材23及び各ウエイトサブ部材24〜26は、先の実施形態と同様に適宜の固定手段により互いに固定されるものである。
【0031】
この実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果のほか、以下の効果を奏する。
第2ウエイトサブ部材25をウエイトコア部材23に対して着脱させることにより、小型車用カウンタウエイト21と外観がほぼ同じであって重量調整された小型車用カウンタウエイト21Aを得ることできる。
さらに、第2ウエイトサブ部材25に装着される第3ウエイトサブ部材26を組み合わせることにより、さらに重量調整された小型車用カウンタウエイト21Bを得ることができ、小型車の車体サイズに適合するカウンタウエイトについて段階的な重量調整が可能となる。
また、小型車用カウンタウエイト21に対して第1ウエイトサブ部材24を付加した状態で、第2ウエイトサブ部材25及び第3ウエイトサブ部材26の付加を選択的に行えば、中型車用カウンタウエイト22についても同様に段階的な重量調整が可能となる。
【0032】
なお、本発明は、上記した第1、第2の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 第1の実施形態では、車体サイズを具体的に説明するために大型車、中型車、小型車を例にして説明したが、このような区別に限定されるものではなく、例えば車格、機種又は能力等に基づく車体サイズの区別についても適用でき、少なくとも異なる車体サイズが複数存在する場合に本発明が効果的に適用される。
○ ウエイトコア部材を除く各ウエイトサブ部材の数、形状は、第1、第2の実施形態に限定されることなく自由であり、少なくとも、車体サイズに適合するカウンタウエイトを実現する範囲であればよい。
○ 第1の実施形態では、ウエイトコア部材やウエイトサブ部材の互いの位置決めを容易とするために凹溝を設けたが、凹溝の位置、向き、数は自由である。
さらに言うと、凹溝に限らず突起、凹部との組み合わせ等位置決めを容易する手段であれば特に制限されない。
○ 第1、第2の実施形態では産業車両としてフォークリフトのカウンタウエイトについて説明したが、高所作業車あるいはカウンタウエイトを備える建設機械に適用できることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、カウンタウエイトとして異なる車体サイズに応じて適合させることができるほか、カウンタウエイトを構成する複数のウエイト部材のうち、一部のウエイト部材が異なる車体サイズの間で共通して使用することができ、しかもカウンタウエイトとしての重量調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る重量調整型カウンタウエイトを説明する斜視図。
【図2】第1の実施形態に係るカウンタウエイトの変形例を示す斜視図。
【図3】第1の実施形態に係る大型車用カウンタウエイトを示す斜視図。
【図4】第2の実施形態に係るカウンタウエイトを示す斜視図。
【図5】従来の重量調整型カウンタウエイトを示す斜視図。
【図6】従来のフォークリフトのカウンタウエイトと車体との関係を説明する平面図。
【符号の説明】
11 小型車用カウンタウエイト
12 中型車用カウンタウエイト
13 大型車用カウンタウエイト
14 ウエイトコア部材
15 第1ウエイトサブ部材
16 第2ウエイトサブ部材
17 第3ウエイトサブ部材
Claims (3)
- 複数のウエイト部材の組み合わせから構成される産業車両用の重量調整型カウンタウエイトであって、ウエイト部材の組み合わせパターンに応じて異なる車体サイズに適合することを特徴とする産業車両用の重量調整型カウンタウエイト。
- 複数のウエイト部材のうち、少なくともカウンタウエイトとして単独で構成するウエイトコア部材が含まれることを特徴とする請求項1に記載の産業車両用の重量調整型カウンタウエイト。
- ウエイトコア部材を除くウエイト部材が、車体サイズに応じて付加される重量調整用のウエイトサブ部材であって、ウエイトサブ部材にはカウンタウエイトの表面の一部を成す露出部が備えられることを特徴とする請求項1又は2に記載の産業車両用の重量調整型カウンタウエイト。
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Cited By (4)
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CN103771301A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-05-07 | 江苏南铸科技股份有限公司 | 一种叉车配重 |
JP2018123005A (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械 |
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-
2002
- 2002-12-24 JP JP2002371207A patent/JP2004203501A/ja active Pending
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