JP2004196356A - キャップ - Google Patents

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政志 矢野
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Abstract

【課題】容器の口部周壁に高周波誘導加熱によりシール材を溶着する際に、シール材として用いるデコレーション用フィルムと金属箔積層フィルムが一体になっていても、あるいは別体になっていても、シール材を確実に溶着する。
【解決手段】容器1の口部周壁3に高周波誘導加熱によりシール材(デコレーション用フィルム11、金属箔積層フィルム20)を溶着する際に、容器1の口部2にシール材を介して嵌められ、シール材を容器1の口部周壁3の端面3aに押圧する高周波誘導加熱シール用キャップ30Aが、その内天面に環状溝31と該環状溝31の外側に形成された環状突起33を有する。キャップ30Aを容器1の口部2に嵌めた状態で、環状溝31はその溝幅の中心31a が口部周壁3の端面3aに対向する領域A内にあり、環状突起33は口部周壁3の端面を押圧するように形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の口部に嵌めるキャップであって、容器の口部周壁の端面に高周波誘導加熱によりシール材を溶着する際に用いる高周波誘導加熱シール用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
マヨネーズ、ケチャップ等の粘稠な内容物を充填した合成樹脂製容器の口部をシール材で密封する方法として、図8に示すように、まず、シール材として用いる蓋材10を、星形などの吐出口12を刻設したデコレーション用フィルム11と、金属箔21の両面に耐熱フィルム22を貼り合わせた金属箔積層フィルム20とを剥離可能に接着することにより形成し、これを図9に示すように、容器1のキャップ30に挿入し、それを容器1の口部2に嵌め、金属箔21を高周波誘導加熱することによりデコレーション用フィルム11を容器1の口部周壁3の端面3aに溶着させる方法が知られている。
【0003】
こうして容器1に密封した内容物の使用時には、まず、キャップ30を外し、次いで蓋材10の金属箔積層フィルム20を引き上げる。これにより、図10に示すようにデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20とが剥離し、容器1の口部2にはデコレーション用フィルム11が残り、そこに吐出口12が形成される。
【0004】
一般に、高周波誘導加熱を用いた密封方法においては、その加熱の条件によってシール性能が変動する。また、容器1の口部周壁3へデコレーション用フィルム11を確実に溶着させるために、高周波誘導加熱時の加熱条件が高く設定されるので、キャップ30や蓋材10に変形や変色が生じたり、蓋材10とキャップ30が溶着し、そのために高周波誘導加熱後にキャップ30を外す際のトルクが高くなるという問題がある。そこで、図9に示すように、キャップ30の内天面の外周部に環状溝31と環状突起32を設け、環状突起32で蓋材10を押圧することにより熱伝導遮断効果を生じさせて蓋材10の外周部の余分な熱を除去すると共に環状溝31に存在する空気層を冷却媒体として作用させ、蓋材10とキャップ30との溶着を防止することが提案されている(特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】特開平10−129694号公報、段落0010、段落0027
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の密封方法では、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20とを予め剥離可能に接着して蓋材10を形成しておかなくてはならず、蓋材10の製造工程が複雑となる。
【0007】
これに対しては、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20とを予め接着することなく、それぞれをキャップ30内に入れ、それを容器1の口部2に嵌めて高周波誘導加熱を行うことが考えられるが、この場合に、高周波誘導加熱時のキャップ30の締めトルクを従前通りに調整すると(例えば、80N・cm)、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20との溶着が不十分となり、シール不良が生じやすい。
【0008】
デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20とのシール不良をなくすためには、容器1の口部周壁3上におけるデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20の押圧力を高めることが考えられるが、キャップ30の締めトルクを上げたり(例えば、120N・cm)、キャップ30を締めた後に高周波誘導加熱を行うまでの時間を長くすると、図11に示すように、高周波誘導加熱時に環状溝31や環状突起32が潰れ、キャップ30の内天面の突起や溝部が平坦化し、溝部が無くなる。このため、高周波誘導加熱時に金属箔積層フィルム20とキャップ30との接触面積が多くなり、熱が金属箔積層フィルム20からキャップ30に逃げ、また、容器1の口部周壁3上でデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20が突起によって押圧されなくなるので、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20とのシール不良がかえって生じ易くなる。
【0009】
そこで、本発明は、容器の口部周壁の端面に高周波誘導加熱によりシール材を溶着する際に、シール材を構成するデコレーション用フィルムと金属箔積層フィルムが一体になっていても、あるいは別体になっていても、容器の口部周壁にシール材を完全に溶着し、かつ、デコレーション用フィルムと金属箔積層フィルムとを、剥離可能ではあるが、シール漏れのないよう十分に溶着することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、キャップの内天面の環状溝と環状突起を特定の位置に形成することにより、高周波誘導加熱時のキャップの締めトルクを高めても、環状溝や環状突起が潰れにくくなること、これにより、別体になっているデコレーション用フィルムと金属箔積層フィルムをシール材として用いても、これらのシール不良を防止でき、また、容器の口部へのデコレーション用フィルムのシール強度を向上させられることを見出した。
【0011】
即ち、本発明は、容器の口部周壁に高周波誘導加熱によりシール材を溶着する際に、容器の口部にシール材を介して嵌められ、シール材を容器の口部周壁の端面に押圧する高周波誘導加熱シール用キャップであって、該キャップの内天面が、環状溝と該環状溝の外側に形成された環状突起を有し、キャップを容器の口部に嵌めた状態で、環状溝の溝幅の中心が口部周壁の端面に対向する領域内にあり、環状突起が口部周壁の端面を押圧するキャップを提供する。
【0012】
また、本発明は、マヨネーズを充填した容器の口部にシール材を介して請求項1又は2記載のキャップを嵌め、高周波誘導加熱することにより容器の口部を密封した容器入りマヨネーズを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0014】
図1は、マヨネーズ、ケチャップ、みそ等の粘稠な内容物を充填した合成樹脂製のスクイズ容器1の口部2を、高周波誘導加熱によりデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20で密封するために、本発明の一実施例のキャップ30Aを、容器1の口部2にデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20を介して嵌めた状態の部分断面図とその部分拡大断面図である。
【0015】
このキャップ30Aは、容器1の口部2に螺合するように形成されている。また、内天面に環状溝31を有し、その外側に第1の環状突起33を有し、さらにその外側に環状溝34を挟んで第2の環状突起35を有している。
【0016】
環状溝31は、キャップ30Aを容器1の口部2に嵌めた状態で、その溝幅の中心31a が口部周壁3の端面3aに対向する領域A内(即ち、口部周壁3の壁厚の範囲内)の中央部に位置するように形成されている。なお、口部周壁3の壁厚は通常1.0〜3.0mmであり、環状溝31の溝幅Wは、0.3〜1.0mmとすることが好ましい。溝幅Wが小さすぎると、高周波誘導加熱時にこの部分を局部的に高温にすることが難しく、反対に大きすぎるとキャップ30Aの締めトルクによって環状溝31が潰れやすくなる。
【0017】
第1の環状突起33は、その頂部33aが口部周壁3の端面3aの外周縁部を押圧するように形成されており、したがって、口部周壁3の端面上のデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20は、この第1の環状突起33によって押し付けられている。
【0018】
第2の環状突起35は、その頂部35a が、口部周壁3の端面3aに対向する領域Aから外側に外れている。また、この頂部35a は、第1の環状突起33の頂部33aよりも容器本体側に位置するように、第1の環状突起33に対して段差xが付けられている。この段差xは、0.1mm〜1.0mmとすることが好ましい。
【0019】
また、キャップ30Aの内側面には、キャップ30A内に金属箔積層フィルム20を挿入した状態において、金属箔積層フィルム20の一部を突出させた摘み部20aに掛かる位置に凸部36が形成されている。
【0020】
キャップ30Aの形成素材としては、例えば、融点100〜150℃の高密度ポリエチレン(HDPE)等のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
【0021】
また、容器1の形成素材は、ポリエチレン(融点100〜150℃)、ポリプロピレン系樹脂等とすることができる。
【0022】
デコレーション用フィルム11としては、例えば、図2に示すように、シーラント層である低密度ポリエチレン層(融点100〜150℃)13を、高密度ポリエチレン層14の上下両面に積層したものからなり、その中央部にデコレーション用の星形の吐出口12を開口したものを使用する。
【0023】
金属箔積層フィルム20としては、例えば、図3に示すように、セルロース等からなる弱接着剤層(融点180〜220℃)23、厚さ5〜30μmの低密度ポリエチレン層(融点100〜150℃)24、厚さ10〜60μmのPETからなる合成樹脂フィルム層25、厚さ10〜50μmのアルミニウム箔からなる金属箔21、印刷層26、及び5〜40μmのPTセロハンからなる剥離層27を、低密度ポリエチレン層24と合成樹脂フィルム層25を接着するアンカーコート層28、及び合成樹脂フィルム層25と金属箔21を接着するドライラミネーション用接着剤層29を用いて順次積層した積層フィルムを使用する。なお、金属箔積層フィルム20の層構成としては、少なくとも金属箔21の片面に合成樹脂フィルム層25が積層され、その上に最外層として弱接着剤層23が積層され、金属箔21の他面に最外層として剥離層27が積層されたものであればよいが、図3に示した層構成の積層フィルムとすることにより、高周波誘導加熱時に過熱されてもきれいな仕上がりを得ることができる。
【0024】
キャップ30Aを用いた容器1の口部2の好ましい密封方法とその作用は次の通りである。図4に示すように、まず、キャップ30A内に金属箔積層フィルム20を挿入し、次いでデコレーション用フィルム11を挿入し、このキャップ30Aを図1に示したように容器1の口部2に嵌める。
【0025】
キャップ30A内に金属箔積層フィルム20及びデコレーション用フィルム11を挿入すると、キャップ30Aの内側面には凸部36が形成されているので、凸部36で金属箔積層フィルム20及びデコレーション用フィルム11はキャップ30Aから脱落せずに位置が固定される。
【0026】
次に、キャップ30Aを所定のトルクで締める。この締めトルクとしては、50〜150N・cmが好ましい。なお、この締めトルクは、サーボキャッパーによって設定された数値である。
【0027】
このキャップ30Aによれば、環状溝31の溝幅の中心31aが口部周壁3の壁厚の範囲に形成されており、第1の環状突起33が口部周壁3を押圧する部位も口部周壁3の壁厚の範囲に形成されているので、締めトルクを150N・cmに高めても、環状溝31や第1の環状突起33は潰れず、これらの形状は維持される。
【0028】
次いで、高周波誘導加熱する。高周波の出力は、デコレーション用フィルム11の低密度ポリエチレン層13と弱接着剤層23とが接着強度2〜12Nで擬似接着し、かつデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20で容器1が確実に密封できるように調整する。より具体的には、高周波誘導加熱後の容器1の密封度を図5に示すリーク試験装置を用いて試験した場合に、10kPa以上となるように高周波誘導加熱時の出力を調整する。なお、図5において、符号80は、Oリングで容器1の肩部に密着するバキュームチャンバーであり、符号81はリークテスター(高千穂精機社、パッケージリークテスタPLT−3021FX)であり、符号82はデータ処理用のパーソナルコンピュータである。
【0029】
高周波誘導加熱によると、金属箔21の最外端が最もよく加熱され、その熱が順次内部方向に伝熱される。一方、このキャップ30Aを用いると、高周波誘導加熱時にも環状溝31や第1の環状突起33の形状が維持されているので、環状突起33が金属箔積層フィルム20とデコレーション用フィルム11を容器1の口部周壁3の端面3aの外周縁部に押圧する。また、金属箔積層フィルム20とキャップ30Aの内天面とが接触している部分では、金属箔積層フィルム20からキャップ30Aに熱が逃げやすいが、環状溝31の部分では、金属箔積層フィルム20とキャップ30Aの内天面とが接触していないので、この部分は熱が逃げにくいため高温となりやすい。したがって、このキャップ30Aを用いると、環状溝31に対応する口部周壁3の端面3a中央部上が局部的に高温となる。したがって、この環状溝31による口部周壁3の端面中央部の高温と、前述の第1の環状突起33による口部周壁3の端面3aの外周縁部の押圧とにより、口部周壁3とデコレーション用フィルム11とは完全に溶着し、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20もシール不良が生じないように十分に溶着する。また、このように口部周壁3の端面3a上が局部的に加熱されるので、高周波出力を必要以上に高くする必要が無く、省エネルギー化でき、また、キャップ30A、金属箔積層フィルム20及びデコレーション用フィルム11の全体的な変形や変色も防止できる。
【0030】
また、このキャップ30Aによれば、第2の環状突起35により段差xが形成されているので、金属箔積層フィルム20及びデコレーション用フィルム11の周縁部が下方に曲げた状態で保持され、キャップ30A内側面と、金属箔積層フィルム20とが接触しないので、高周波誘導加熱時にキャップ30A内側面と金属箔積層フィルム20とは溶着しない。また高周波誘導加熱後、キャップ30Aを外しても金属箔積層フィルム20及びデコレーション用フィルム11の周縁部が下方に曲げた状態が保持されるので、外観上大変奇麗である。
【0031】
高周波誘導加熱により密封した容器1を開封する際には、まずキャップ30Aを外し、摘み部20aを摘み、引き上げる。このとき、口部周壁3の端面3aとデコレーション用フィルム11とは完全に溶着し、また、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20も溶着しているが、金属箔積層フィルム20のデコレーション用フィルム11側面は弱接着剤層23となっているので、摘み部20aの引き上げにより、金属箔積層フィルム20がデコレーション用フィルム11から引き剥がされ、容器1の口部2にデコレーション用フィルム11が残り、そこに吐出口12が形成される。
【0032】
図6は、本発明の異なる実施例のキャップ30Bの部分拡大断面図である。このキャップ30Bは、上述のキャップ30Aに対して、環状溝31が口部周壁3の内周縁側に位置し、また、第1の環状突起33が口部周壁3の端面3aの中央部を押圧するように形成されている。このように環状溝31と第1の環状突起33の位置が変わっても、環状溝31の溝幅の中心31a が口部周壁3の端面3aに対向する領域A内にあり、第1の環状突起33が口部周壁3の端面3aを押圧するように形成されているので、キャップ30Bを容器の口部に嵌める際の締めトルクを大きくしても、環状溝31や第1の環状突起33は潰れにくく、高周波誘導加熱により口部周壁3の端面3a上を局部的に十分に加熱できるので、口部周壁3の端面3aとデコレーション用フィルム11とを完全に溶着させ、また、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20も確実に溶着させることができる。
【0033】
図7は、さらに異なる実施例のキャップ30Cの部分拡大断面図である。このキャップ30Cは、環状溝31の外側に一つの環状突起33を有し、その環状突起33の頂部33aが口部周壁3の外周縁の外側で、かつ口部周壁3の端面3aよりも下方に位置するように形成されている。このように、頂部33aを形成することにより、環状溝31の外側に二つの環状突起を形成しなくても、環状突起33の頂部33aと、口部周壁3の端面を押圧する部位33bとの間の段差yにより、金属箔積層フィルム20及びデコレーション用フィルム11の周縁部が下方に曲げた状態で保持され、キャップ内側面と、金属箔積層フィルム20とが接触しないので、高周波誘導加熱時にキャップ内側面と金属箔積層フィルム20とは溶着しない。
【0034】
本発明のキャップは、この他種々の態様をとることができる。例えば、図1のキャップ30Aでは、天面の表面37について、周縁部よりも中央部が凹んでいるが、キャップの天面を肉厚にして、天面の表面37が周縁部と中央部で平坦になるようにしてもよい。このように天面の肉厚を厚くすることにより、キャップ30Aの内天面の突起や溝部を平坦になり難くすることができる。
【0035】
また、本発明のキャップは、上述のように、別個に形成されたデコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20を用いて容器1の口部2を密封する場合に限らず、デコレーション用フィルム11と金属箔積層フィルム20とを予め一体にしたシール材で容器1の口部2を密封する場合にも用いることができる。シール材の層構成も上述の例に限られない。
【0036】
本発明のキャップで密封する容器とその内容物について、特に制限はないが、好ましい例としては、マヨネーズ、ドレッシング、ケチャップ、みそ等を充填した合成樹脂製のスクイズ容器をあげることができ、中でも好ましい例としては、マヨネーズを充填したスクイズ容器をあげることができる。そこで、本発明は、マヨネーズを充填した容器の口部にシール材を介して本発明のキャップを嵌め、高周波誘導加熱することにより容器の口部を密封した容器入りマヨネーズも包含する。
【0037】
【発明の効果】
本発明のキャップによれば、容器の口部周壁の端面に高周波誘導加熱によりシール材を溶着する際に、シール材として用いるデコレーション用フィルムと金属箔積層フィルムが一体になっていても、あるいは別体になっていても、容器の口部周壁にデコレーション用フィルムを完全に溶着し、かつ、デコレーション用フィルムと金属箔積層フィルムとを、剥離可能ではあるが、シール漏れのないよう十分に溶着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のキャップを容器の口部にシール材を介して嵌めた状態の部分断面図と部分拡大断面図である。
【図2】デコレーション用フィルムの平面図(a)とその層構成の説明図(b)である。
【図3】金属箔積層フィルムの平面図(a)とその層構成の説明図(b)である。
【図4】デコレーション用フィルム、金属箔積層フィルムで容器の口部をシールする方法の説明図である。
【図5】リーク試験装置の説明図である。
【図6】本発明の異なる実施例のキャップの部分拡大断面図である。
【図7】本発明の異なる実施例のキャップの部分拡大断面図である。
【図8】従来の蓋材の層構成を示す断面図である。
【図9】従来の高周波誘導加熱により密封する、キャップを嵌めた容器の部分断面図である。
【図10】従来の密封容器の開封時の側面図である。
【図11】内天面の環状溝や環状突起が潰れたキャップの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器
2 口部
3 口部周壁
11 デコレーション用フィルム
12 吐出口
20 金属箔積層フィルム
30A、30B、30C キャップ
31 環状溝
31a 環状溝の溝幅の中心
32 環状突起
33 環状突起(第1の環状突起)
33a 第1の環状突起の頂部
34 環状溝
35 第2の環状突起
35a 第2の環状突起の頂部
36 凸部
x、y 段差

Claims (3)

  1. 容器の口部周壁に高周波誘導加熱によりシール材を溶着する際に、容器の口部にシール材を介して嵌められ、シール材を容器の口部周壁の端面に押圧する高周波誘導加熱シール用キャップであって、該キャップの内天面が、環状溝と該環状溝の外側に形成された環状突起を有し、キャップを容器の口部に嵌めた状態で、環状溝の溝幅の中心が口部周壁の端面に対向する領域内にあり、環状突起が口部周壁の端面を押圧するキャップ。
  2. 内天面が前記環状突起(以下、第1の環状突起という)の外側に第2の環状突起を有し、キャップを容器の口部に嵌めた状態で、第2の環状突起の頂部が、口部周壁の端面の外側にあって、第1の環状突起の頂部よりも容器本体側に位置するように、第1の環状突起と第2の環状突起に段差が付けられている請求項1記載のキャップ。
  3. マヨネーズを充填した容器の口部にシール材を介して請求項1又は2記載のキャップを嵌め、高周波誘導加熱することにより容器の口部を密封した容器入りマヨネーズ。
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