JP2004195290A - パルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食防止方法、パルス式バグフィルタ装置 - Google Patents

パルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食防止方法、パルス式バグフィルタ装置 Download PDF

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章人 谷中
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【課題】パルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食を防止するための方法、および噴射管の腐食が生じることのないパルス式バグフィルタ装置を提供することを主たる課題とする。
【解決手段】パルス式バグフィルタ装置において、前記圧縮空気を噴射しない時間においても噴射管内に圧縮空気を流出せしめることにより、噴射管の外側よりも内側の方が気圧が高くなるようして、当該噴射管内に排ガスが侵入することを防止するようにする。また、パルス式バグフィルタ装置における噴射管に、排ガスパージ用配管と流量調整弁とを設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、廃棄物処理炉などから生じる排ガスを除塵する際に用いられるパルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食防止方法、及び噴射管が腐食することがないパルス式バグフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
排ガスを濾布で除塵するバグフィルタ装置としては、図2に示すようなバグフィルタ装置が知られている。図2は、従来技術に係るバグフィルタ装置を示す正面断面図である。図2に示すように、このバグフィルタ装置50は、いわゆる外面濾過式のバグフィルタ装置であり、ガス入口51に連絡される下部の入口側領域52とガス出口53に連絡される上部の出口側領域54とが仕切板55により仕切られ、この仕切板55に、多数の貫通孔56が縦横に形成されている。そして、この貫通孔56に対して、袋状の濾布57が接続されているもので、ガス入口51を介して入口側領域52に導入された排ガスが濾布57を通過する際に、当該濾布57で排ガス中のダストを捕集し、この除塵されたガスを貫通孔56、出口側領域54、ガス出口53を介して外部に排出する。
【0003】
また、このようなバグフィルタ装置50においては、各々の袋状濾布57の開放端に対向して設置される噴射管58を備え、この噴射管58に接続されるバルブ59を開放し当該噴射管58から圧縮空気を所定の時間毎に瞬間的に順次与えることで濾布57を逆洗し、当該濾布57に付着堆積したダストを周期的に払い落とすことが行われている。
【0004】
現在においては、上記のような噴射管58を備え、濾布57に付着堆積したダストを周期的に払い落とす機構を有するバグフィルタ装置50を特にパルス式バグフィルタ装置と呼んでいる。
【0005】
しかしながら、上記のような噴射管58を備えるパルス式バグフィルタ装置50にあっては、圧縮空気を噴射しない時間には、濾布を通過して除塵されたガスが徐々に噴射管内に侵入してしまい、当該侵入したガスが冷却され、バグフィルタ外部の噴射管の内壁を腐食するという問題が生じていた。このような噴射管には、通常、外気による冷却を防ぐ目的で保温材が施されているため、腐食の進行の発見が遅れるという問題も生じていた。
【0006】
このような問題を解決するために、噴射管をステンレス鋼で形成することも行われている。
【0007】
しかしながら、たとえステンレス鋼を用いたとしても完全に腐食を防止することは不可能であり、また、現在使用されている通常のパルス式バグフィルタ装置には、バグフィルタ装置のサイズにより、噴射管は25〜100本程度設けられており、これらの全てをステンレス鋼で形成した場合にはその費用も膨大なものとなってしまう。
【特許文献1】
特開2002−282636
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況においてなされたものであり、パルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食を防止するための方法、および噴射管の腐食が生じることのないパルス式バグフィルタ装置を提供することを主たる課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の第1の観点では、排ガスを濾布で除塵することができるとともに、前記排ガスの出口付近に設けられた噴射管を用いて、間歇的に前記濾布に対して圧縮空気を噴射することにより当該濾布に付着堆積したダストを払い落とすことができるパルス式バグフィルタ装置において用いられる前記噴射管の腐食防止方法であって、噴射管内に連続して圧縮空気を流出せしめることにより、当該噴射管内に排ガスが侵入することを防止することを特徴とする。
【0010】
この方法によれば、噴射管内に連続して圧縮空気を流出せしめているので、濾布を通過した排ガスが噴射管内に侵入することがなく、その結果、排ガスにより噴射管内が腐食されることを防止することができる。しかも、本発明の方法は、濾布を逆洗するために既に装備されている圧縮空気を用い、これを噴射管内に流出せしめる(つまり、故意に圧縮空気を漏らしておく)という手段を用いているので、既存のパルス式バグフィルタ装置に改良を加えるのみでそのまま利用することができる。
【0011】
また、上記課題を解決するための本発明の別の観点では、排ガスを濾布で除塵することができるとともに、前記排ガスの出口付近に設けられた噴射管を用いて、間歇的に前記濾布に対して圧縮空気を噴射することにより当該濾布に付着堆積したダストを払い落とすことができるパルス式バグフィルタ装置であって、当該装置における前記噴射管には、噴射管内へ連続して圧縮空気を流出せしめるための排ガスパージ用配管と、当該配管上に設けられ、噴射管内に流入せしめる圧縮空気の流量を調整するための流量調整弁と、が設けられていることを特徴とする。
【0012】
この装置によれば、前記本発明の方法を実現することができ、噴射管の腐食を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のパルス式バグフィルタ装置について図面を用いて具体的に説明しつつ、本発明のパルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食防止方法についてもあわせて説明する。
【0014】
図1は、本発明のパルス式バグフィルタ装置の正面断面図である。
【0015】
図1に示すように、まず本発明のパルス式バグフィルタ装置10は、排ガス入口11と排ガス出口12とを有する本体部13と、当該本体部13内部を入口側領域14と出口側領域15とに仕切るための仕切板16と、から構成されている。そして、前記仕切板16には、多数の貫通孔17が縦横に形成されており、この貫通孔17には濾布18が設置されており、ガス入口11から本体部13内に送入された排ガスは、入口側領域14から仕切板16に形成された貫通孔17に設置された濾布18を通過することにより、排ガス中のダストが濾布18に捕集される。濾布により浄化された排ガスは、出口側領域15を通過して、ガス出口12から排出される。さらに、本発明のパルス式バグフィルタ装置10の出口側領域15には、噴射管20が設けられている。なお、図2に示すように、当該噴射管20の先端部20aは、前記貫通孔17に設置された濾布18ごとに複数存在し、ここから噴射される圧縮空気によってそれぞれの濾布18に付着堆積したダストを払い落とすことができるようになっている。噴射管20は、ダイアフラム弁22を介して、パルス式バグフィルタ装置10の本体部13の外に設けられたパルス圧縮空気噴射用ヘッダ21と接続されている。そして、ダイアフラム弁22が一定時間毎に瞬間的に開くことで、パルス圧縮空気噴射用ヘッダ21から圧縮された空気が、噴射管20内部を通ってその先端部20aから濾布18へ噴射され、これにより当該濾布18に付着堆積したダストが払い落とされる。
【0016】
このようなパルス式バグフィルタ装置10において、本発明の噴射管の腐食防止方法は、前記圧縮空気を噴射しない時間においても噴射管内に圧縮空気を流出せしめることにより、当該噴射管内に排ガスが侵入することを防止することに特徴を有しており、また、当該本発明の方法を実現する本発明のパルス式バグフィルタ装置10としては、前記噴射管20に、圧縮空気を噴射しない時間においても噴射管内へ圧縮空気を流出せしめるための排ガスパージ用配管30と、当該排ガスパージ用配管30上に設けられ、噴射管に流入せしめる圧縮空気の流量を調整するための流量調整弁40と、が設けられていることに特徴を有している。
【0017】
この流量調整弁40を含む排ガスパージ用配管30は、その一端が前記パルス圧縮空気噴射用ヘッダ21と接続されており、他端がダイアフラム弁22出口近くの噴射管20とに接続されている。つまり、前記ダイアフラム弁22を介することなく、圧縮空気をごく僅か噴射管内に常時流入せしめるためのものである。
【0018】
また、前記排ガスパージ用配管30上に設けられる流量調整弁40は、排ガスパージ用配管30によって噴射管20内に送入せしめられる圧縮空気の量を調整する役割を果たすものである。また、パルス圧縮空気噴射用ヘッダは、パルス式バグフィルタ装置の近くに装備されるので、排ガスパージ用配管30は短くて済み経済的である。
【0019】
本発明の方法においては、圧縮空気を噴射しない時間においても噴射管内に圧縮空気を流出せしめることにより、噴射管の内側に侵入する排ガスをパージすればよく、また、当該噴射管の内側に流入せしめる空気の量の設定は、流量調節弁40にて調整すればよい。
【0020】
前記排ガスパージ用配管30と流量調整弁40を用いて、圧縮空気を噴射管20へ流出せしめることにより、本発明のパルス式バグフィルタ装置10は、本発明の方法を実現することができる。ここで、本発明のパルス式バグフィルタ装置10における排ガスパージ用配管30と流量調整弁40以外の部分については、特に限定されることはなく、従来公知のパルス式バグフィルタ装置と同様のものを全て利用することができる。
【0021】
また、前記排ガスパージ用配管30と流量調整弁40についても、その材質等は特に限定されない。
【0022】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0023】
例えば、腐食防止のために圧縮空気を噴射管へ流出せしめる際に、当該圧縮空気の圧力が大きすぎる場合には、前記排ガスパージ用配管30上で流量調整弁40の上流側にフィルタ付き減圧弁23を設けることが好ましい(図1参照)。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、圧縮空気を噴射しない時間においても、噴射管の内側に侵入する排ガスを常時パージするので、濾布を通過した排ガスが噴射管内に侵入することがなく、その結果、排ガスにより噴射管内が腐食されることを防止することができる。しかも、本発明の方法は、噴射管の内側に侵入する排ガスをパージする手段として、濾布を逆洗するために既に装備されているパルス圧縮空気用ヘッダの圧縮空気を用い、これを噴射管内に常時流出せしめるという手段を用いているので、既存のパルス式バグフィルタ装置においても、容易に本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルス式バグフィルタ装置の正面断面図である。
【図2】従来技術に係るバグフィルタ装置を示す正面断面図である。
【符号の簡単な説明】
10、50 パルス式バグフィルタ装置
11、51 排ガス入口
12、53 排ガス出口
13 本体部
14、52 入口側領域
15、54 出口側領域
16、55 仕切板
17、56 貫通孔
18、57 濾布
20、58 噴射管
21 パルス圧縮空気噴射用ヘッダ
22 ダイアフラム弁
23 フィルタ付き減圧弁
30 排ガスパージ用配管
40 流量調節弁

Claims (2)

  1. 排ガスを濾布で除塵することができるとともに、前記排ガスの出口付近に設けられた噴射管を用いて、間歇的に前記濾布に対して圧縮空気を噴射することにより当該濾布に付着堆積したダストを払い落とすことができるパルス式バグフィルタ装置において用いられる前記噴射管の腐食防止方法であって、
    噴射管内に連続して圧縮空気を流出せしめることにより、当該噴射管内に排ガスが侵入することを防止することを特徴とするパルス式バグフィルタ装置における噴射管の腐食防止方法。
  2. 排ガスを濾布で除塵することができるとともに、前記排ガスの出口付近に設けられた噴射管を用いて、間歇的に前記濾布に対して圧縮空気を噴射することにより当該濾布に付着堆積したダストを払い落とすことができるパルス式バグフィルタ装置であって、
    当該装置における前記噴射管には、
    噴射管内へ連続して圧縮空気を流出せしめるための排ガスパージ用配管と、
    当該配管上に設けられ、噴射管内に流入せしめる圧縮空気の流量を調整するための流量調整弁と、
    が設けられていることを特徴とするパルス式フィルタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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