JP2005313041A - ダストコレクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルタエレメントからダストを効率よく払い落とすことができ、フィルタエレメントを容易に交換でき、内部を容易に確認して清掃できるダストコレクタの提供。
【解決手段】 ダストコレクタ1のフィルタエレメント33を、フィルタカートリッジ35と、フィルタカートリッジ35上部の蓋部材37と、フィルタカートリッジ35につながる排気室Erを内部に有してフィルタカートリッジ35下部に配置された保持部材39と、から構成し、フィルタエレメント33を上部コイルスプリング45と下部コイルスプリング47によってケーシング3内に支持し、ケーシング3外から加振装置55によってフィルタエレメント33に振動を付与可能とし、排気室Erとケーシング3の排気流出口17とをベローズ管51でつなぐ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種装置の排気経路上に設けられて、排気経路を通って排気とともに排出されるダストを捕集可能なダストコレクタに関する。
各種装置から排出される排気は、ダストを含む場合がある。ダストを排出する装置では、排気とともにダストが大気中に放散されることを防止するため、装置の排気経路にダストコレクタを設置し、ダストコレクタによってダストを捕集している。
従来あるダストコレクタは、排気流入口、排気流出口及びダスト排出口を有するケーシングと、ケーシング内をダスト捕集室と排気室とに仕切るフィルタエレメントとを備え、ダスト捕集室に排気流入口とダスト排出口が位置し、排気室に排気流出口が位置している。排気がダストとともに排気経路上流側から排気流入口を通ってダスト捕集室に流入し、フィルタエレメントを通過して排気室に流入する。排気がフィルタエレメントを通過する際、フィルタエレメントがダストを捕集し、ダストを除去された排気が排気室から排気流出口を通って排気経路下流側へ流出する。
排気とともにダストを排出する装置として、例えば、ハイドライド気相成長法(HVPE法)により化合物半導体を製造するハイドライド気相成長装置(HVPE装置)がある。
HVPE装置は窒化ガリウム(GaN)等の窒化物系半導体を製造する際、同時に、大量の塩化アンモニウム(NH4Cl)が副生成物として生成し、生成したNH4Clの微粉末が排気とともにHVPE装置から排出される。HVPE装置の排気経路にダストコレクタを設置してNH4Clの微粉末をダストとして捕集するが、ダストコレクタのフィルタエレメントが大量のダストによって短時間のうちに目詰まりし、目詰まりしたフィルタエレメントが排気経路における排気の流れを阻害してしまう。
排気経路において排気の流れが阻害されると、排気経路上流側のHVPE装置がその影響を受け、化合物半導体の製造に支障をきたす。このため、ダストコレクタのフィルタエレメントが目詰まりする度にHVPE装置の稼動を停止し、フィルタエレメントを清掃しなければならない。しかし、フィルタエレメントが短時間のうちに再び目詰まりしてしまうので、HVPE装置を頻繁に停止しなければならず、HVPE装置の稼動率が著しく低下する。
そこで、排気とともに大量のダストを排出し、そのダストのために排気の流れの状態が変化し、稼動率に影響を及ぼしやすいHVPE装置等においては、ダスト払落機構を備えるダストコレクタを排気経路に設置し、ダスト払落機構を用いてHVPE装置等を停止することなくフィルタエレメントからダストを払い落とし、HVPE装置等の稼動率の低下を防止している。
ダスト払落機構の方式には、パルスジェットエアをフィルタエレメントに吹付けるパルスジェット方式、フィルタエレメントに衝撃を与える衝撃方式、フィルタエレメントに振動を与える振動方式(特許文献1を参照)等がある。
パルスジェット方式のダスト払落機構では、パルスジェットエアがダストコレクタ内の排気の流れを大きく乱し、HVPE装置における化合物半導体の製造に支障をきたす原因となる。したがって、パルスジェット方式のダスト払落機構を、HVPE装置等のダストコレクタに用いることは好ましくない。
衝撃方式のダスト払落機構では、頻繁に衝撃がフィルタエレメントに加わるので、フィルタエレメントがダメージを受けやすく、フィルタエレメントに衝撃を与える際の騒音も問題となる。
したがって、HVPE装置等のダストコレクタに振動方式のダスト払落機構を用いることが好ましい。
振動方式のダスト払落機構を備えるダストコレクタの一例を図4に示す。排気経路70に設置されたダストコレクタ1は、横長のケーシング3とケーシング3外の加振装置55とを備えている。ケーシング3には排気流入口15、排気流出口17及びダスト排出口19が形成されており、ケーシング3内にフィルタエレメント33が組み込まれている。フィルタエレメント33はフレーム部材80とフレーム部材80に支持された筒状のメッシュ部材84とからなり、ケーシング3内の両端(図4において左右両端)に弾性支持部材82が装着され、弾性支持部材82がフレーム部材80の両端を支持するとともに、メッシュ部材84の両端部とケーシング3の内壁との間を緊密にシールしている。ケーシング3内はメッシュ部材84によってダスト捕集室Crと排気室Erとに仕切られており、メッシュ部材84とケーシング3内壁との間の空間がダスト捕集室Crをなし、メッシュ部材84内側の空間が排気室Erをなしている。ダスト捕集室Crの上方が排気流入口15に連なり、ダスト捕集室Crの下方がダスト排出口19に連なり、排気室Erの側方が排気流出口17に連なっている。フレーム部材80の側部が加振装置55に接続されており、加振装置55がフレーム部材80を介してフィルタエレメント33に水平方向の振動を与える構成となっている。
排気がダストとともに排気経路70上流側からダストコレクタ1の排気流入口15に流入する。排気流入口15に流入した排気はダスト捕集室Crに入ってから、フィルタエレメント33のメッシュ部材84を通過して排気室Erへ入る。排気がメッシュ部材84を通過する際、ダストがメッシュ部材84に捕集され、排気のみが排気室Erへ入る。そして、排気が排気室Erから排気流出口17を通って排気経路70下流側に流出する。ダストがメッシュ部材84に捕集されて付着するので、加振装置55がフレーム部材80を介してフィルタエレメント33を振動させて、ダストをメッシュ部材84から払い落とし、払い落とされたダストがダスト捕集室Crの下部に堆積する。ダスト排出口19に設けられた開閉弁86を定期的に開いて、ダスト捕集室Crに堆積したダストをダスト排出口19から落下させてケーシング3外に排出する。
WO99/02238号公報
しかしながら、上記の振動方式のダスト払落機構を備えるダストコレクタ1において、加振装置55によって振動するフィルタエレメント33の振動方向が重力方向と直交しており、加振装置55からフィルタエレメント33に与えられた振動エネルギーの一部が、フレーム部材80を支持する弾性支持部材82における剪断抵抗として吸収されてしまい、フィルタエレメント33に与えられる振動エネルギーを効率的にダストの払い落としに利用できていない。
弾性支持部材82がメッシュ部材84の両端部とケーシング3の内壁との間をシールし、ダスト捕集室Crと排気室Erとがメッシュ部材84を介さずに直接連通することを防止しているので、弾性支持部材82に許容される変形量は限定されており、弾性支持部材82が大きく変形するような振幅の振動を加振装置55がフィルタエレメント33に与えることができない。
フィルタエレメント33を交換する場合、フィルタエレメント33が弾性支持部材82によってケーシング3内に緊密に組み込まれているので、フィルタエレメント33の着脱が困難である。
ダスト捕集室Crに堆積したダストをケーシング3外に排出する場合、ダストをダスト排出口19から落下させているので、ダスト排出口19から離れた場所に堆積したダストがダスト排出口19から落下せず、ダスト捕集室Crに滞留してしまう。ダスト捕集室Crに滞留したダストを確認する手段も存在しないので、滞留したダストがメッシュ部材84の局部的目詰まりの原因となったり、フィルタエレメント33の振動を妨げる原因となるおそれもある。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、フィルタエレメントを振動させてダストを効率よく払い落とすことが可能であり、振動条件の調整範囲を大きくすることができ、でフィルタエレメントを振動可能であり、フィルタエレメントを容易に交換可能であり、内部を容易に清掃可能であり、内部の状態を確認可能なダストコレクタを提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明に係るダストコレクタは、排気流入口、排気流出口及びダスト排出口を有するケーシングと、ケーシング内に立設されたフィルタエレメントと、ケーシング内壁とフィルタエレメントとの間のダスト捕集室とを備えるダストコレクタであって、フィルタカートリッジと、フィルタカートリッジの上部を覆う蓋部材と、フィルタカートリッジに連なる排気室を内部に有してフィルタカートリッジの下部に配置された保持部材と、から構成されるフィルタエレメントと、フィルタエレメントの上部及び下部を支持するコイルスプリングと、フィルタエレメントに上下方向の振動を付与可能な加振装置と、保持部材の排気室と排気流出口とをつなぐ伸縮可能な排気流出管と、を備える。
請求項1の発明によれば、排気がダストともに排気流入口からダスト捕集室に流入し、ダスト捕集室からフィルタカートリッジを通過して保持部材の排気室へ入り、排気室から排気流出管を通って排気流出口へ流れ、排気流出口から排出される。排気がフィルタカートリッジを通過する際、ダストがフィルタカートリッジの表面に捕集される。フィルタカートリッジに捕集されたダストが付着するが、加振装置がフィルタエレメントに振動を与え、フィルタカートリッジからダストを払い落とす。
加振装置がフィルタエレメントに与える振動は上下方向の振幅を有し、フィルタエレメントの上部及び下部がコイルスプリングによって支持され、フィルタエレメントの下部の保持部材の排気室と排気流出口とが伸縮可能な排気流出管によってつながれているので、フィルタエレメントが上下の重力方向に振動し、排気流出管が振動に伴って上下の重力方向に伸縮し、加振装置からフィルタエレメントに与えられる振動エネルギーの大半がフィルタエレメントの振動に用いられることとなり、フィルタカートリッジからのダストの払い落とし効率が向上する。
フィルタエレメントの上部及び下部を支持するコイルスプリングは、ダスト捕集室と排気室との間をシールする機能を有しておらず、これらのコイルスプリングが大きな振幅で振動しても、ダスト捕集室と排気室とがフィルタカートリッジを介さずに直接連通してしまうことはない。したがって、加振装置を調節して、ダストの性状に応じた適切な振幅の振動をフィルタエレメントに与えることができる。
また、天板を着脱可能とすれば、天板を取り外してフィルタカートリッジをケーシングから容易に抜き出し可能であり、フィルタカートリッジの交換が容易化される。
なお、保持部材の排気室と排気流出口とをつなぐ伸縮可能な排気流出管として、例えば、ベローズ管を挙げることができる。
請求項2の発明に係るダストコレクタは、請求項1記載のダストコレクタであって、ケーシングの天板と蓋部材との間に装着されてフィルタエレメントの上部を支持するコイルスプリングと、保持部材を懸吊してフィルタエレメントの下部を支持するコイルスプリングと、を備える。
請求項2の発明によれば、保持部材を懸吊するコイルスプリングによって、フィルタエレメントの下部が支持されているので、フィルタエレメントの下部とケーシングの底との間の空間容積を大きくし、ケーシングの底に堆積可能なダストの容量を大きくでき、ダストの排出頻度を少なくできるとともに、堆積したダストを簡単に排出でき、清掃が容易化される。
請求項3の発明に係るダストコレクタは、請求項1又は請求項2記載のダストコレクタであって、加振装置によって振動するフィルタエレメントの振幅が所定幅に達するとフィルタエレメントと衝突する衝突子をケーシング内に備える。
請求項3の発明によれば、加振装置が所定幅の振幅の振動をフィルタエレメントに与えると、衝突子とフィルタエレメントが衝突するので、衝撃が衝突子からフィルタカートリッジに与えられる。フィルタエレメントを振動させるだけではフィルタカートリッジからのダストを充分に払い落とすことが困難な場合であっても、フィルタカートリッジに衝撃を与えてダストを効率よく払い落とすことが可能である。
請求項4の発明に係るダストコレクタは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のダストコレクタであって、ケーシングの下方に形成されたダスト排出口と、ダスト排出管の上端に着脱自在に配置された覗き窓とを備える。
請求項4の発明によれば、覗き窓を介してケーシングの底に堆積したダストの状態を監視でき、多量のダストの堆積を覗き窓から確認したら、覗き窓をダスト排出管から取り外し、ダストを排出する。適切な時期にダストを排出でき、ダストの堆積量が大きくなってダストの捕集効率が低下することを防止できる。
本発明に係るダストコレクタは、上記のような構成であるので、フィルタエレメントを振動させてダストを効率よく払い落とすことが可能であり、振動条件の調整範囲を大きくすることができ、フィルタエレメントを容易に交換可能であり、内部を容易に清掃可能であり、内部の状態を確認可能である。
本発明を実施するための最良の形態を図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の一形態に係るダストコレクタの構成図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。
HVPE装置(図示せず)の排気経路70にダストコレクタ1が設置されている。ダストコレクタ1は脚13によって支承された円筒形状のケーシング3を有する。ケーシング3は円筒側板5、天板7及び底板11とからなり、天板7が円筒側板5の上部から着脱可能に構成されている。円筒側板5には排気流入口15、ダスト排出口19及び上部覗き窓29が形成されており、排気流入口15及び上部覗き窓29が円筒側板5の中間よりもやや上方に位置し、ダスト排出口19が円筒側板5の下方に位置している。排気流入口15は排気経路70上流側に連なっており、上部覗き窓29には窓ガラスが嵌っている。ダスト排出口19には斜め上方に傾斜するダスト排出管21が設けられており、ダスト排出管21の上端側にはバタフライ弁25を有する延長管23がシール(図示略)を介して着脱可能に嵌っている。延長管23の上端部には下部覗き窓31が着脱可能に配置されており、下部覗き窓31には窓ガラスが嵌っている。バタフライ弁25と下部覗き窓31の間の延長管23内側には外側からエア導入管27が挿通され、延長管23内側でエア導入管27の開口端が下部覗き窓31を向いて、エア導入管27から下部覗き窓31に向けて窒素ガス等を噴出可能に構成されている。
ケーシング3内に、複数本の円筒状のフィルタカートリッジ35、蓋部材37及び保持部材39からなるフィルタエレメント33が装填されており、ケーシング3の内面とフィルタエレメント33との間の空間がダスト捕集室Crを形成している。
蓋部材37は中央にボルト孔を有する円盤状の板部材であり、蓋部材37が各フィルタカートリッジ35の上部を覆っている。保持部材39は中空のリング状部材であり、保持部材39内部の中空部分が排気室Erをなし、保持部材39中央のリング孔には、ボルト孔を中央に有する十字形のクロスフレーム40が装着されている。保持部材39が各フィルタカートリッジ35の下部に接続され、排気室Erと各フィルタカートリッジ35の円筒内部とが連通している。
蓋部材37のボルト孔と保持部材39のクロスフレーム40のボルト孔には連結ボルト41が挿通されて、連結ボルト41の上下両端がナット43によって締結され、各フィルタカートリッジ35が蓋部材37と保持部材39との間に挟持されている。
上部コイルスプリング45が蓋部材37と天板7の凹部9との間に装着されており、下部コイルスプリング47が保持部材39を円筒側板5の内周面に形成されたスプリングハンガ49から懸吊している。スプリングハンガ49は、排気流入口15及び上部覗き窓29よりも上方に位置している。
保持部材39内の排気室Erは、保持部材39の下面から底板11に形成された排気流出口17までベローズ管51によってつながれており、排気流出口17が排気経路70下流側に連なっている。
保持部材39の下面とケーシング3の底板11との間には、2本のベローズ53が装着されており、ベローズ53の下端が底板11に形成された挿通孔59に接続されている。ベローズ53の上端と保持部材39の下面との間及びベローズ53の下端と底板11との間はそれぞれシールされている。ベローズ53及び挿通孔59を加振装置55の保持フレーム57が貫通し、保持フレーム57の上端が保持部材39の下面と接続され、底板11から下方に突出する保持フレーム57の下端に加振装置55が懸吊されている。加振装置55はピストン式バイブレータであり、上下方向の振動を発生可能に構成されている。
ケーシング3の円筒側板5の内周面において、衝突子ハンガ63がスプリングハンガ49よりも上方に形成されており、衝突子61が衝突子ハンガ63にボルト65によって装着されている。衝突子61は蓋部材37の上面から所定距離だけ上方に位置している。
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
排気がダストともにHVPE装置から排気経路70に排出され、排気経路70上流側からダストコレクタ1の排気流入口15に流入する。排気流入口15に流入した排気及びダストはダスト捕集室Crに入ってから、フィルタエレメント33を通過して排気室Erへ入る。排気がフィルタエレメント33を通過する際、ダストがフィルタエレメント33に捕集され、排気のみが排気室Erへ入り、排気室Erからベローズ管51を通って排気流出口17に流れ、排気経路70下流側に流出する。フィルタエレメント33の表面には捕集されたダストが付着する。
ダストコレクタ1に排気及びダストが流入している間は、加振装置55を所定の間隔で上下方向に振動させる。加振装置55が振動すると、加振装置55を懸吊する保持部材39に振動が伝わり、フィルタエレメント33が上下方向に振動する。フィルタエレメント33が上下方向に振動すると、上部コイルスプリング45及び下部コイルスプリング47も上下方向に振動し、ベローズ管51及びベローズ53も上下方向に伸縮する。フィルタエレメント33の上下方向に振動するので、フィルタカートリッジ35も上下方向に振動し、フィルタカートリッジ35の表面に付着しているダストが払い落とされて底板11上に堆積する。
加振装置55の振動方向、上部コイルスプリング45及び下部コイルスプリング47の振動方向、ベローズ管51及びベローズ53の伸縮方向が、すべて、上下の重力方向となって一致しているので、加振装置55からフィルタエレメント33に加わる振動エネルギーの大半が、フィルタエレメント33の振動エネルギーとなり、上部コイルスプリング45、下部コイルスプリング47、ベローズ管51及びベローズ53によって吸収される割合は小さく抑制されている。したがって、加振装置55の振動エネルギーを、殆ど無駄なくフィルタカートリッジ35の表面からのダストの払い落としに用いることができ、ダストの払い落とし効率が優れたものとなる。
ダストの性状にあわせて、加振装置55の振動条件を変え、フィルタエレメント33の上下方向の振幅、振動数を調整すると、フィルタカートリッジ35からのダストの払い落とし効率がさらに向上する。上部コイルスプリング45及び下部コイルスプリング47の各弾性係数を調整することによっても、フィルタエレメント33の上下方向の振幅、振動数を調整できる。
ダストの性状によっては、フィルタエレメント33を振動させるだけでは、フィルタカートリッジ35からダストを充分に払い落とせない場合がある。このような場合、加振装置55の振動条件を変え、フィルタエレメント33の振動の上下方向の振幅を大きくして、蓋部材37と衝突子61とを衝突させる。蓋部材37と衝突子61とが衝突すると、衝撃が蓋部材37を介してフィルタカートリッジ35に加わり、フィルタカートリッジ35に付着していたダストは、上下方向の振動と衝突子61からの衝撃とによって払い落とされる。
上部覗き窓29からフィルタカートリッジ35の表面に付着したダストの状態を監視できるので、必要に応じて加振装置55を稼動させることができ、衝突子61から衝撃をフィルタカートリッジ35に加える必要の有無をも的確に判断でき、加振装置55の振動条件の調整等が容易である。
下部覗き窓31から底板11上に堆積したダストを監視できるので、ダストの清掃が必要なタイミングを的確に判断でき、底板11上に堆積したダストが、ダストコレクタ1のダストの捕集効率を低下させたり、フィルタエレメント33の振動を妨げることが防止される。下部覗き窓31から底板11上に堆積したダストを監視する場合のみバタフライ弁25を開き、他のときはバタフライ弁25を閉じておくことで、下部覗き窓31にダストが付着することを防止できる。バタフライ弁25を開き、下部覗き窓31からダストの堆積を監視する場合、下部覗き窓31は、斜め上方に傾斜するダスト排出管21の上端側に嵌った延長管23に形成されているので、ダストが下部覗き窓31に付着しにくい。また、下部覗き窓31にダストが付着した場合、エア導入管27から下部覗き窓31に向けて窒素ガス等を噴出し、下部覗き窓31に付着したダストを吹き飛ばすことができる。エア導入管27から噴出する窒素ガス等は、下部覗き窓31に付着したダストを吹き飛ばすだけなので、僅かな噴出量で足り、ダスト捕集室Crに流入する排気の流れがエア導入管27から噴出する窒素ガス等によって乱されることを回避でき、エア導入管27から噴出する窒素ガス等が排気経路70上流側のHVPE装置に影響することは防止されている。
下部覗き窓31から底板11上に堆積したダストを監視して、ダストの清掃が必要と判断した場合、HVPE装置及びダストコレクタ1の運転を停止し、バタフライ弁25を開き、下部覗き窓31を延長管23から取り外し、バキュームノズル(図示せず)を延長管23上側端からケーシング3内に挿入し、底板11上に堆積したダストをダストコレクタ1外へ吸引する。フィルタカートリッジ35は下部コイルスプリング47によってケーシング3内に懸吊された状態となっており、保持部材39の下面と底板11との間には2本のベローズ53と1本のベローズ管51が存在するだけなので、底板11上に堆積したダストを残らず容易に吸引できる。
なお、バキュームノズルをケーシング3内に挿入する際、バタフライ弁25を開いて下部覗き窓31を延長管23から取り外す代わりに、延長管23自体をダスト排出管21から取り外し、ダスト排出管21からバキュームノズルをケーシング3内に挿入してもよい。
本実施の形態では、下部覗き窓31に付着したダストはエア導入管27から窒素ガスを噴出させることで除去しているが、別途ワイパ装置を設けてもよい。
フィルタカートリッジ35を交換する場合、以下の手順で作業を行う。天板7をケーシング3から取り外し、上部コイルスプリング45を取り出す。上部コイルスプリング45を取り出したら、ボルト65を緩めて衝突子61を蓋部材37の上方から移動させ、連結ボルト41から上側のナット43を取り外し、蓋部材37を取り外して、古いフィルタカートリッジ35を抜き出して新しいフィルタカートリッジ35と交換する。フィルタカートリッジ35を交換したら、逆の手順によってダストコレクタ1を復旧する。緊密にシールされた部分を取り外す等する必要はなく、フィルタカートリッジ35の交換は非常に容易なものとなっている。
本発明の実施の一形態に係るダストコレクタの構成図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 従来のダストコレクタの断面図である。
符号の説明
1 ダストコレクタ
3 ケーシング
5 円筒側板
7 天板
9 凹部
11 底板
13 脚
15 排気流入口
17 排気流出口
19 ダスト排出口
21 ダスト排出管
23 延長管
25 バタフライ弁
27 エア導入管
29 上部覗き窓
31 下部覗き窓
33 フィルタエレメント
35 フィルタカートリッジ
37 蓋部材
39 保持部材
40 クロスフレーム
41 連結ボルト
43 ナット
45 上部コイルスプリング
47 下部コイルスプリング
49 スプリングハンガ
51 ベローズ管
53 ベローズ
55 加振装置
57 保持フレーム
59 挿通孔
61 衝突子
63 衝突子ハンガ
65 ボルト
70 排気経路
Cr ダスト捕集室
Er 排気室

Claims (4)

  1. 排気流入口、排気流出口及びダスト排出口を有するケーシングと、ケーシング内に立設されたフィルタエレメントと、ケーシング内壁とフィルタエレメントとの間のダスト捕集室とを備えるダストコレクタであって、
    フィルタカートリッジと、フィルタカートリッジの上部を覆う蓋部材と、フィルタカートリッジに連なる排気室を内部に有してフィルタカートリッジの下部に配置された保持部材と、から構成されるフィルタエレメントと、
    フィルタエレメントの上部及び下部を支持するコイルスプリングと、
    フィルタエレメントに上下方向の振動を付与可能な加振装置と、
    保持部材の排気室と排気流出口とをつなぐ伸縮可能な排気流出管と、を備えることを特徴とするダストコレクタ。
  2. ケーシングの天板と蓋部材との間に装着されてフィルタエレメントの上部を支持するコイルスプリングと、保持部材を懸吊してフィルタエレメントの下部を支持するコイルスプリングと、を備えることを特徴とする請求項1記載のダストコレクタ。
  3. 加振装置によって振動するフィルタエレメントの振幅が所定幅に達するとフィルタエレメントと衝突する衝突子をケーシング内に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダストコレクタ。
  4. ケーシングの下方に形成されたダスト排出口と、ダスト排出管の上端に着脱自在に配置された覗き窓とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のダストコレクタ。
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