JP2004182440A - 画像形成装置および記録ヘッド - Google Patents

画像形成装置および記録ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2004182440A
JP2004182440A JP2002353767A JP2002353767A JP2004182440A JP 2004182440 A JP2004182440 A JP 2004182440A JP 2002353767 A JP2002353767 A JP 2002353767A JP 2002353767 A JP2002353767 A JP 2002353767A JP 2004182440 A JP2004182440 A JP 2004182440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
roller
platen
recording
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002353767A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Tsurui
紀夫 鶴井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002353767A priority Critical patent/JP2004182440A/ja
Publication of JP2004182440A publication Critical patent/JP2004182440A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】記録媒体のプラテンからの浮き等から生じる記録精度の低下を防止しつつ、安定した給紙動作を行う。
【解決手段】第一の搬送手段である従動ローラ41と副走査ローラ21より下流側、記録ヘッド23より上流側で、プラテン22上に複数の回転可能な従動コロ48が配され、該従動コロ48は前記プラテン22に所定圧で押圧されるとともにプラテン22に対し接離自在に構成されている。記録ヘッド23より下流側に第二の搬送手段である拍車32と排紙ローラ31が配され、該拍車32と排紙ローラ31、前記従動ローラ41と副走査ローラ21、前記従動コロ48とプラテン22はは連動して接離する。前記従動ローラ41と副走査ローラ21の離間距離をl、前記従動コロ48とプラテン22の離間距離をl、前記拍車32と排紙ローラ31の離間距離をlとすると、l<l<lである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプリンタやファクシミリ、複写機などの画像形成装置および、該画像形成装置に用いられる記録ヘッドであって、特に、画像形成装置の紙やフィルムなどの紙搬送に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータやワードプロセッサ等と併用され、あるいは単独で使用される複写機、ファクシミリ等の、記録紙や記録フィルムなどの記録媒体を搬送させながら画像形成を行う装置の一つに、図9に示すような、ロール状の記録紙を搬送させながら記録行う画像形成装置が知られている。
【0003】
従来の一例として示す図9の画像形成装置は、ロール状の記録紙を回転可能に保持し、かつ、給紙するためのロール紙ホルダ100と、送り出された記録紙Prを保持しながら、画像形成を行う画像形成部110と、画像形成後機外に排出させる排紙部120とを有する。画像形成部110には、記録紙Prを所定量搬送するための副走査ローラ111と従動ローラ112、紙を平面に保持するためのプラテン113、記録ヘッド114から構成される。排紙部120には、排紙ローラ121とこれに従動回転する複数個の拍車122が配されており、拍車122による記録紙Prの搬送速度は副走査ローラ111の搬送速度よりも数%速く設定されている。これにより、記録紙Prには所定の張力が生じ、プラテン113上での記録紙Prが弛まないようにしている。
【0004】
給紙時は、ロール紙ホルダ100よりガイドに案内されながら各給紙ローラによって画像形成部110に搬送され、所定位置で停止後、記録が開始される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置においては、以下のような問題が生じる場合があった。
【0006】
記録紙は、所定の張力でプラテン側に付勢されているものの、反り(カール)の大きい紙や剛性のない薄い紙などに記録を行うと、プラテンからの浮き、皺などが生じ、記録時、記録ヘッドと接触して画像品位を著しく低下させてしまう場合があった。特に、インクを記録紙に対して吐出することで記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドの場合、記録後、記録紙がインクを吸収するに従って、波打ち(コックリング)が発生し、記録紙と記録ヘッドとが接触するおそれがあった。このような記録紙と記録ヘッドとの接触を回避するために、記録ヘッドと記録紙の間隔を広げると、インクの着弾精度が低下して、記録精度を低下させてしまうこととなる。
【0007】
また、給紙時、先端が波打ちを生じていている記録紙や、剛性のない薄い紙は、ロール紙の給紙の際に従動ローラと副走査ローラのニップ部での噛み込みが不均一となり、斜行や紙詰まりが発生するおそれがあり、特に、紙サイズが大きくなるほど不利となる。
【0008】
さらに、紙先端が従動ローラを抜けた後、プラテンとの合流部では、前述のような紙、また、ロール紙の巻芯に近いカールの強い紙などは、紙の一部あるいは、全域がプラテン下部の副走査ローラの間の隙間に入り込み、紙詰まりを生じる場合がある。仮にこのような現象が発生した場合、副走査ローラに紙が巻きつく、プラテン下部での紙の滞留でプラテンを押し上げて変形させてしまうなど、簡単には復旧できない重欠点的なトラブルに派生するおそれがある。
【0009】
さらに、紙の搬送が行われ、プラテンより下流の拍車部の噛み込みにおいても前述と同様であり、紙が多少でもカールしていたり、剛性がない場合、この拍車部で紙詰まりとなり、安定して給紙させることは極めて困難を要する。
【0010】
そこで、本発明は、装置の大型化や複雑化、あるいは信頼性の低下を防ぎつつ、常に安定し、かつ、高品位な画像を形成することができる画像形成装置および記録ヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
搬送されてくる前記記録媒体を前記画像形成手段と対向する位置で支持するプラテンと、
前記プラテンよりも、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置された、前記記録媒体を挟持しながら搬送する第1の搬送手段と、
前記プラテンよりも、前記記録媒体の搬送方向の下流側に配置された、前記記録媒体を挟持しながら搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送手段よりも下流で、前記画像形成手段よりも上流で、かつ前記プラテン上に配置され、前記プラテンに対して所定の圧力で押圧され、回転可能で、かつ前記プラテンと接離自在な、少なくとも1つの回転部材とを有することを特徴とする。
【0012】
上記の通り構成された本発明の画像形成装置は、第1の搬送手段よりも下流で、画像形成手段よりも上流で、かつプラテン上に配置され、プラテンに対して所定の圧力で押圧される回転部材を有するため、プラテンからの記録媒体の浮き、あるいは皺などの発生を防止することができる。このため、記録媒体の画像形成手段への接触を防止することができるので、記録媒体と画像形成手段とを極力近づけることができる。
【0013】
また、本発明の画像形成装置は、第1の搬送手段が、駆動回転する第1の駆動ローラと、第1の駆動ローラに所定の圧力で押圧されるとともに従動回転し、第1の駆動ローラに対して接離自在に従動ローラとを有するものであってもよいし、第2の搬送手段が、駆動回転する第2の駆動ローラと、第2の駆動ローラに所定の圧力で押圧されるとともに従動回転し、第2の駆動ローラに対して接離自在な拍車とを有するものであってもよい。
【0014】
さらに、本発明の画像形成装置は、回転部材と、第1の搬送手段と、第2の搬送手段とはそれぞれ連動して接離するものであってもよい。この場合、第1の搬送手段、第2の搬送手段、あるいは回転部材とプラテンの間等で紙詰まりを起こした記録媒体の除去の対応処置を容易に行うことができる。
【0015】
また、本発明の画像形成装置は、第1の駆動ローラと従動ローラとが離れているときの、第1の駆動ローラと従動ローラとの間の間隙である離間距離lと、回転部材とプラテンとが離れているときの、回転部材とプラテンとの間の間隙である離間距離lと、第2の駆動ローラと拍車とが離れているときの、第2の駆動ローラと拍車との間の間隙である離間距離lとの関係は
<l<l
であってもよい。
【0016】
また、lは、記録媒体の厚み以上2mm以下、lは、1mm以上3mm以下、lは、5mm以上であっても良く、前記回転部材の搬送方向の位置は、前記画像記録領域の上流端部から15mm以下、第一の駆動ローラの搬送方向の位置は、前記回転部材から30mm以下であっても良い。
【0017】
この場合、先端が多少波打ったような記録媒体や、薄く剛性の低い紙、ロール紙の巻き芯に近い紙でカールの強い紙、記録面方向に反っている逆カール紙など必ずしも給紙性の良くない紙においても、記録媒体の搬送方向下流側に向かうほど離間距離が広くなることで、記録媒体の反り等を吸収でき、安定した給紙動作が行える。
【0018】
また、回転部材は、記録媒体の搬送方向に略直交する方向の、記録媒体の幅より広い範囲に配されているものであってもよい。
【0019】
また、本発明の画像形成装置は、画像形成手段が、前記記録媒体の搬送方向に対して交差する方向に往復走査して画像を形成する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジを有するものであってもよいし、画像形成手段が、記録幅が記録媒体の幅に相当するフルラインタイプの記録ヘッドを有するものであってもよい。
【0020】
本発明の記録ヘッドは、本発明の画像形成装置に用いられる記録ヘッドであって、
記録媒体に対してインクを吐出して記録するためのインク吐出用の熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えていることを特徴とする。
【0021】
また、本発明の記録ヘッドは、電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させるものであってもよい。
【0022】
以上、本発明を整理して要約すれば以下の構成に集約できる。
【0023】
(1)記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
搬送されてくる前記記録媒体を前記画像形成手段と対向する位置で支持するプラテンと、
前記プラテンよりも、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置された、前記記録媒体を挟持しながら搬送する第1の搬送手段と、
前記プラテンよりも、前記記録媒体の搬送方向の下流側に配置された、前記記録媒体を挟持しながら搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送手段よりも下流で、前記画像形成手段よりも上流で、かつ前記プラテン上に配置され、前記プラテンに対して所定の圧力で押圧され、回転可能で、かつ前記プラテンと接離自在な、少なくとも1つの回転部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
【0024】
(2)前記第1の搬送手段が、駆動回転する第1の駆動ローラと、前記第1の駆動ローラに所定の圧力で押圧されるとともに従動回転し、前記第1の駆動ローラに対して接離自在な従動ローラとを有することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
【0025】
(3)前記第2の搬送手段が、駆動回転する第2の駆動ローラと、前記第2の駆動ローラに所定の圧力で押圧されるとともに従動回転し、前記第2の駆動ローラに対して接離自在な拍車とを有することを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
【0026】
(4)前記回転部材と、前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段とはそれぞれ連動して接離することを特徴とする前記(1)ないし(3)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0027】
(5)前記第1の駆動ローラと前記従動ローラとが離れているときの、前記第1の駆動ローラと前記従動ローラとの間の間隙である離間距離lと、前記回転部材と前記プラテンとが離れているときの、前記回転部材と前記プラテンとの間の間隙である離間距離lと、前記第2の駆動ローラと前記拍車とが離れているときの、前記第2の駆動ローラと前記拍車との間の間隙である離間距離lとの関係は、
<l<l
であることを特徴とする前記(3)または(4)に記載の画像形成装置。
【0028】
(6)前記第一の駆動ローラと従動ローラの離間距離lは、記録媒体の厚み以上2mm以下、前記回転部材と前記プラテンの離間距離lは、1mm以上3mm以下、前記第2の駆動ローラと前記拍車との離間距離lは、5mm以上であることを特徴とする前記(5)に記載の画像形成装置。
【0029】
(7)前記回転部材の搬送方向の位置は、前記画像記録領域の上流端部から15mm以下、第一の駆動ローラの搬送方向の位置は、前記回転部材から30mm以下であることを特徴とする前記(5)に記載の画像形成装置。
【0030】
(8)前記回転部材は、前記記録媒体の搬送方向に略直交する方向の、前記記録媒体の幅より広い範囲に配されていることを特徴とする前記(1)ないし(7)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0031】
(9)前記画像形成手段が、前記記録媒体の搬送方向に対して交差する方向に往復走査して画像を形成する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジを有することを特徴とする前記(1)ないし(8)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0032】
(10)前記画像形成手段が、記録幅が前記記録媒体の幅に相当するフルラインタイプの記録ヘッドを有することを特徴とする前記(1)ないし(8)のいずれかに記載の画像形成装置。
【0033】
(11)前記(9)または(10)に記載の画像形成装置に用いられる記録ヘッドであって、前記記録媒体に対してインクを吐出して記録するためのインク吐出用の熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えていることを特徴とする記録ヘッド。
【0034】
(12)前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする前記(11)に記載の記録ヘッド。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0036】
なお、本発明における記録方式はインクジェット方式や感熱方式あるいは静電方式などいかなるものであってもよい。また記録ヘッドが、記録紙の搬送方向に対して交差する方向に往復走査するキャリッジに搭載され、記録紙上を往復走査しつつ、かつ記録紙の間欠送りを繰り返しながら記録するものでも、記録ヘッドは、記録幅が記録媒体の幅に相当し、固定された状態で紙の連続搬送により記録される場合であっても本発明に適用可能である。そこで、以下の各実施形態では、記録方式として記録ヘッドが往復動しつつ、それに同期して記録紙が規定量だけ間欠送りされる構成のインクジェット方式を例として説明する。
【0037】
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の画像形成装置の斜視外観図であり、図2は図1に示した画像形成装置の側断面図であり、図3は図1に示した画像形成装置の画像形成部の構成を示す斜視透視図である。
【0038】
本実施形態の画像形成装置は、ロール状の記録紙Prを回転可能に保持し、給紙するロール紙ホルダ10と、ロール紙ホルダ10から送り出された記録紙Prを保持しながら画像形成を行う画像形成部20と、画像形成後の記録紙Prを機外に排出するための排紙部30とを有する。
【0039】
ロール紙ホルダ10は、記録紙Prを回転自在に保持するためのスプール11、記録紙Prを給紙搬送するためのロール給紙ローラ12、複数個のロール従動ローラ13からなる。ロール紙ホルダ10は記録紙Prの交換作業を容易に行うため、スライドレール15L、15Rにより装置本体より引き出し可能に支持されている。ロール給紙ローラ12の一端にローラギア14が固定されており、装置内部にあるロール駆動ユニット16の各駆動ギアと噛み合うようになっている。
【0040】
画像形成部20は、画像形成時に記録紙Prを所定量搬送するための副走査ローラ21(本実施形態の画像形成装置において記録中の記録紙搬送を副走査と呼ぶ)と、後述する従動部40と、記録紙Prを平面状に保持するためのプラテン22と、記録ヘッド23を搭載し、プラテン22に対向する位置で往復走査されるキャリッジ23aとを有する。
【0041】
記録ヘッド23は、複数の電気熱変換体等の吐出エネルギー発生素子を配列した素子基板と、複数の微細な吐出口およびそれらに連通した複数の液流路溝が形成された溝付き天板とを有し、各吐出エネルギー発生素子と各液流路溝を正確に位置合わせした状態で素子基板と溝付き天板とを組み合わせ接合して製作されている。そして、各吐出エネルギー発生素子に電気エネルギーを入力することで、これら各吐出エネルギー発生素子に接する、外部から供給されたインクに急峻な体積変化(気泡の発生)を伴う状態変化を生じさせ、このインクの状態変化に基づく作用力によって不図示の吐出口からインクを吐出し、この吐出されたインクを記録紙Pr上に付着させて画像形成を行うように構成されている。そして、この記録ヘッド23は、キャリッジ23aに搭載されて、紙搬送方向Bと略直角方向の走査方向Aに往復走査されながら(これを主走査と呼ぶ)、その動作周期に応じて生成された画像データに基づいたヘッド駆動信号によりインク滴を記録紙Prに向かって吐出口から吐出し、画像を形成していく。
【0042】
なお、本実施例における記録ヘッド23の複数の吐出口は搬送方向Bに沿って所定の幅Xに配列されており、全吐出口でインクを吐出させて画像形成を行う場合、搬送方向Bの印字域幅もXとなる。
【0043】
副走査ローラ21は記録ヘッド23の各走査間に記録紙Prを所定量搬送するが、その搬送精度が画像品位に大きく関与するため、外径や振れなど高精度に仕上げ、かつローラ表面の摩擦係数をサンドブラスト加工などにより高め、記録紙Prのスリップを極力防ぐようにしている。この副走査ローラ21は、副走査モータ60により駆動される。また、副走査ローラ21は、後述の排紙ローラ31、およびロール給紙ローラ12へ駆動を伝達している。
【0044】
副走査ローラ21とロール給紙ローラ12の間には、記録紙Prを案内する一対のガイド24,25と、このガイド24,25内の紙の有無を検知する紙センサ26と、搬送経路上の副走査ローラ21との合流部にガイドローラ27が配されている。給紙時はロール紙ホルダ10より各給紙ローラによってガイド24,25に案内されながらプラテン22上へと搬送される。
【0045】
排紙部30は、排紙ローラ31、排紙ローラ31に従動回転する複数の拍車32、拍車32を保持する拍車ステイ33、記録紙Prを所定の長さにカットするカッタ35、および排紙センサ36を有する。
【0046】
排紙ローラ31と、排紙ローラ31に対して、所定の圧力で押圧され、かつ接離自在な各拍車32とは、プラテン22よりも、記録紙Prの搬送方向の下流側に配されており、排紙ローラ31と、各拍車32とで記録紙Prを挟持しながら搬送することで装置外に記録紙Prを排出する。
【0047】
拍車ステイ33は、回動軸34を中心に回動可能に設けられており、不図示の制御手段から所定の信号を受けて、ソレノイド37、リンク機構38により記録紙Prの搬送経路を開閉する機構となっている。
【0048】
排紙ローラ31による記録紙Prの搬送速度は、副走査ローラ21による搬送速度よりも数%速く設定されており、これによりプラテン22上での記録紙Prが弛まないようにしている。また、排紙ローラ31の搬送力を副走査ローラ21の搬送力よりも小さくして、記録紙Prを常に排紙ローラ31側でスリップさせている。
【0049】
次に従動部40について説明する。
【0050】
従動部40は、副走査ローラ21に従動回転する複数の従動ローラ41と、従動ローラ41の両側に設けられた、従動ローラ41を回転自在に保持する加圧アーム42とを有する。
【0051】
副走査ローラ21と、副走査ローラ21に対して、所定の圧力で押圧され、かつ接離自在な各従動ローラ41とは、プラテン22よりも、記録紙Prの搬送方向の上流側に配されており、記録紙Prを、副走査ローラ21と、各従動ローラ41とで挟持しながらプラテン22へと搬送する。
【0052】
加圧アーム42は、支持軸43を中心に回転可能に設けられており、加圧アーム42の後部42a側に取り付けられた加圧バネ44によって従動ローラ41に所定の加圧力を与えている。また、加圧アーム42の後部42aの上方に位置するリリースカム45は、制御手段からの所定の信号を受けて回転するリリースモータ46の回転軸に取り付けられており、その回転位置はリリースカム45と同軸上にあるリリースセンサ47に基づくものである。このリリースカム45の制御についての詳細は後述することとする。
【0053】
複数の従動コロ48は、従動ローラ41よりも下流側で、記録ヘッド23よりも近傍の上流側で、かつ、プラテン22上に配されているとともに、記録紙Prの搬送方向に略直交する方向の、記録紙Prの幅よりも広い範囲に配されている。
【0054】
各従動コロ48は、コロホルダ49に回動可能に保持されており、コロホルダ49は、コロ支持板50の軸50a(図4参照)を中心に回動可能である。
【0055】
コロホルダ49の軸50aには、ネジリコイルバネのコロバネ51がかけられており、これによって従動コロ48はプラテン22に対し、所定の加圧力で付勢されている。以上の構成により、従動コロ48と記録紙Prの搬送に伴って回転することとなる。仮に、従動コロ48が回転せず記録紙Prの表面を摺擦していく場合、その表面性によっては搬送負荷が大きくなるばかりでなく、記録紙表面にキズ、スジが発生する可能性があるが、この回転によってそれを防止することができる。また、記録ヘッドからインクを吐出した際に画像記録に付与しない微小なインク浮遊粒子(インクミスト)が発生し、経時的に装置内、特に印字域近傍の各部位に付着、堆積して、これが記録紙に転写して画像不良となる可能性があるが、この回転動作によりそれを防止することが出来る。
【0056】
次に、従動コロ48の付勢力等の各条件について説明する。
【0057】
先ず、本実施例における従動コロ48の付勢力としては、その線圧Fが2〜3gf/mmとなるよう設定されている。これ以上線圧が高いと搬送負荷となって搬送精度の低下の原因となったり、これ以下だとプラテン上で記録紙Prの浮きや印字時の波打ち(これをコックリングという)を抑える効果が低減してしまう。
【0058】
次に、従動コロ48の搬送方向Bの位置関係としては、前述の印字域幅Xの上流端からの距離をXとすると、本実施例においてXは、15mm以下に設定されている。これは、従動コロ48の開閉がキャリッジ23aの走査に支障のない位置であって、これ以上だと前述の記録紙Prの浮きやコックリングが増大し、その結果、記録ヘッド23と記録紙Prの接触して画像へのインクの付着や記録ヘッド23の破損等が発生する可能性がある。
【0059】
更に、従動コロ48と従動ローラ41の搬送方向Bの距離をXとすると、本実施例においては、30mm以下に設定されている。これ以上だと給紙時、記録紙Pr先端が従動コロ48と従動ローラ41の間で引っ掛かり、JAMとなる可能性がある。
【0060】
以上、従動コロ48の付勢力F、従動コロ48、従動ローラ41の位置X、Xは、記録紙Prの仕様(特にカール量、剛性など)や従動ローラ41や拍車32の搬送力等の条件により最適値を設定するのが望ましい。
【0061】
次に、従動ローラ41と従動コロ48の動作について、図4に示す従動部の閉状態(初期状態)を示す側面図、および図5に示す従動部の開状態を示す側面図を用いて説明する。
【0062】
図4のように、初期状態では、従動ローラ41は副走査ローラ21に当接し、従動コロ48はプラテン22に当接し、拍車32は排紙ローラ31に当接している。
【0063】
図4の閉状態では、リリースモータ46の回転により、リリースカム45が加圧アーム42の後部42aを押し下げない回転位置にある。よって、加圧バネ44が加圧アーム42の後部42aを上方に引き上げることで加圧アーム42を支持軸43を中心として時計回り方向に回転させようとする。これにより、加圧アーム42の前部42b側の従動ローラ41は副走査ローラ21に対して付勢されることとなる。この状態では、コロホルダ49に設けられた従動コロ48は、軸50aにかけられたコロバネ51によってプラテン22に対し、所定の加圧力で付勢されている。
【0064】
また、この閉状態では、ソレノイド37には、リンク機構38を折り曲げる方向に作動するように信号が制御手段から送られる。すなわち、リンク機構38のリンク部に接続されているソレノイド37の軸が矢印aの方向に引き込まれることでリンク機構38が折り曲がり、これにより、拍車ステイ33が回転軸34を中心に反時計方向に回転し、拍車32が排紙ローラ31に押圧されることとなる。
【0065】
ロール紙ホルダ10からの記録紙Prの給紙動作が開始されると、リリースモータ46が回転し、図4に示した閉状態から、図5のように、従動ローラ41は開状態(リリース状態)となる。
【0066】
図5に示す開状態では、従動ローラ41は副走査ローラ21から離れ、従動コロ48はプラテン22から離れ、拍車32は排紙ローラ31から離れた状態となっている。
【0067】
図5の開状態では、リリースモータ46の回転により、リリースカム45が加圧アーム42の後部42aを押し下げる回転位置にあり、加圧アーム42を支持軸43を中心として反時計回り方向に回転させようとする。これにより、加圧アーム42の前部42b側の従動ローラ41は副走査ローラ21から引き離されることとなる。この際に、加圧アーム42の前部42bの下面が、コロホルダ49の内面と接触して、加圧アーム42により押し上げられることで従動コロ48もプラテン22から引き離され開状態となる。すなわち、従動ローラ41が副走査ローラ21から引き離されるのに連動して、従動コロ48もプラテン22から引き離される。
【0068】
さらに、上記動作に連動して、ソレノイド37の軸が矢印bの方向に押し出される方向に作動するように制御手段から信号がソレノイド37に送られる。すなわち、ソレノイド37の軸が押し出されることでリンク機構38が延び、これにより、拍車ステイ33が回転軸34を中心に時計方向に回転し、拍車32が排紙ローラ31から引き離される。
【0069】
このように、従動ローラ41、従動コロ48、および拍車32が連動して、それぞれ副走査ローラ21、プラテン22、および排紙ローラ31から引き離された開状態での、従動ローラ41と副走査ローラ21との間の離間距離l、従動コロ48とプラテン22との離間距離l、および拍車32と排紙ローラ31との離間距離lの関係は、
<l<l
となる。
ここで、本実施例におけるl、l、lの各設定値は、下記である。
:0.5〜2.0mm
:1〜3mm
:5mm以上
特にlは、画像形成領域の搬送経路上の最上流であるため、使用されるメディアの厚み以上で記録紙Prの搬送挙動を拘束できる高さが必要である。また、記録紙Prの搬送挙動は下流になるほど大きくなるため、lはlより大きく、lはlよりも大きく設定する必要がある。
【0070】
上記の値は、前述の従動ローラ41、従動コロ48の位置X,X、及び拍車32の搬送方向Bの位置と併せて、記録紙Prの仕様条件(特にカール量、剛性など)や搬送経路形態(搬送経路上の曲率等)により最適値を設定するのが望ましい。
【0071】
このように、記録紙Prの搬送方向下流に向かうほど、記録紙Prが通過する間隙が広くなるため、先端が多少波打ったような記録紙Prや、薄く剛性の低い紙、ロール紙の巻き芯に近い紙でカールの強い記録紙Pr、記録面方向に反っている逆カール紙など必ずしも給紙性の良くない記録紙Prにおいても安定した給紙動作が行える。
【0072】
記録紙Prは、従動ローラ41、コロホルダ49の底面部、従動コロ48へと順に案内され、排紙センサ36が検知すると、この信号を受けて、給紙動作が停止し、図6に示すように、ソレノイド37によって拍車32の加圧状態となり、従動ローラ41、従動コロ48はリリースモータ46の回転により加圧状態になる。この後、記録動作が開始される。
【0073】
以上説明したように本実施形態の画像形成装置によれば、印字域の上流近傍で従動コロ48が記録紙Prをプラテン22に対して押し付けているため、記録紙Prの反り量(カール量)や剛性に関わらず、記録紙Prのプラテン22からの浮き、あるいは皺などの発生を防止することができる。よって、記録紙Prと記録ヘッド23を極力近づけることができるため、より高品位な画像記録が行える。
【0074】
また、記録紙Prの給紙時に、従動ローラ41と副走査ローラ21との接離、従動コロ48とプラテン22との接離、拍車32と排紙ローラ31との接離を自動に行えるため、安定した給紙動作が行える。特に、先端が多少波打ったような記録媒体や、薄く剛性の低い紙、ロール紙の巻き芯に近い紙でカールの強い紙、記録面方向に反っている逆カール紙など必ずしも給紙性の良くない紙においても安定した給紙動作が行える。さらに、上述した各部の接離は同時にできるので、作業者は紙詰まりを起こした記録紙の除去の対応処置を容易に行え、良好な操作性を実現できる。
【0075】
(第2の実施形態)
次に、図7に本実施形態の画像形成装置の画像形成部の構成を示す斜視透視図を示す。
【0076】
第1の実施形態の画像形成装置における従動ローラ41の自動開閉の駆動源がリリースモータ46であったのに対し、本実施形態の画像形成装置は、従動ローラ241の自動開閉の駆動源として、副走査モータ260より駆動を伝達し、その経路の中間にクラッチ252を設けて開閉の制御を行う。なお、これ以外は、第1の実施形態で説明した画像形成装置と構成は基本的に同様であるため、詳細の説明は省略する。
【0077】
上述の構成により、本実施形態も、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、モータのかわりにクラッチ252を用い、駆動源を減らせたことで、より安価な構成とすることができる。
【0078】
(第3の実施形態)
上述の各実施形態においては、ロール状の記録紙Prに対して記録を行う画像形成装置について説明してきたが、図8のように本体前面よりの手差し給紙手段をもつ、カットシート状の記録紙Prの画像形成装置についても有効である。なお、本実施形態の画像形成装置は、ロール状の記録紙Prではなく、カットシート状の記録紙Prを供給する給紙部70の構成が第1の実施形態と異なる以外は基本的に同様の構成であるため、ここでは、詳細の説明は省略するとともに、第1の実施形態で用いた符号を用いて説明する。
【0079】
図8に示す画像形成装置の場合、作業者が給紙部70の手差し口74より、記録紙Prをセットすると手差し給紙センサ73が検知することで、手差し給紙ローラ71の回転駆動が開始され、これによって記録紙Prは画像形成部20へと搬送される。これと同時に、手差し給紙センサ73の信号により、従動ローラ41、従動コロ48、拍車32が開状態となる。これ以降の動作は前述の実施形態と同様である。
【0080】
特に、カットシート状の記録紙の場合、ロール状の記録紙と異なり、カールが殆どない、あるいは、逆方向(記録面方向)にカールしている場合も考えられる。このような場合においても、各ローラや拍車部が開状態のため、スムーズな給紙動作を行える。
【0081】
なお、第2の実施形態で説明したクラッチ252を設けた構成を本実施形態に適用するものであってもよい。
【0082】
以上の通りの構成により、本実施形態も、第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の画像形成装置は、印字域近傍にプラテンに対して所定の圧力で押圧される回転部材により、記録媒体の剛性や反り量(カール量)に関わらず、プラテンからの記録媒体の浮き、あるいは皺の発生の防止や、印字時の記録媒体の波打ち(コックリング)を抑えるのことができる。このため、記録媒体の画像形成手段への接触を防止することができるので、記録媒体と画像形成手段とを極力近づけることができ、より高品位な画像を形成することができる。
【0084】
また、記録紙の給紙時は、印字域上流の第一の搬送手段のローラ対の接離、プラテンとそれに押圧される回転部材との接離、印字域下流の第二の搬送手段のローラとの接離を自動に行えるため、先端が多少波打ったような記録媒体や、薄く剛性の低い紙、ロール紙の巻き芯に近い紙でカールの強い紙、記録面方向に反っている逆カール紙など必ずしも給紙性の良くない紙においても安定した給紙動作が行える。さらに、上述した各部が自動で同時に接離するため、例えば、紙詰まりを起こした記録紙の除去の対応処置(JAM処理)を容易に行え、良好な操作性を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置の斜視外観図
【図2】図1に示した画像形成装置の側断面図
【図3】図1に示した画像形成装置の画像形成部の構成を示す斜視透視図
【図4】従動部の閉状態を示す側面図
【図5】従動部の開状態を示す側面図
【図6】記録時における記録紙の搬送状態を示す側面図
【図7】本発明の第2の実施形態における画像形成部の構成を示す斜視透視図
【図8】本発明の第3の実施形態における画像形成装置の側断面図
【図9】従来の画像形成装置の一例の側断面図
【符号の説明】
10 ロール紙ホルダ
11 スプール
12 ロール給紙ローラ
13 ロール従動ローラ
14 ローラギア
15L、15R スライドレール
16 ロール駆動ユニット
20 画像形成部
21 副走査ローラ
22 プラテン
23 記録ヘッド
23a キャリッジ
24,25 ガイド
26 紙センサ
27 ガイドローラ
30 排紙部
31 排紙ローラ
32 拍車
33 拍車ステイ
34 回動軸
35 カッタ
36 排紙センサ
37 ソレノイド
38 リンク機構
40 従動部
41 従動ローラ
42 加圧アーム
43 支持軸
44 加圧バネ
45 リリースカム
46 リリースモータ
47 リリースセンサ
48 従動コロ
49 コロホルダ
50 コロ支持板
50a 軸
51 コロバネ
60 副走査モータ
71 給紙ローラ
73 給紙センサ
74 手差し口
252 クラッチ
A 主走査方向
B 紙搬送方向
Pr 記録紙
従動ローラと副走査ローラとの間の離間距離
従動コロとプラテンとの離間距離
拍車と排紙ローラとの離間距離
搬送方向Bの印字域幅
搬送方向Bの印字域上流端から従動コロの距離
搬送方向Bの従動コロと従動ローラの距離

Claims (12)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    搬送されてくる前記記録媒体を前記画像形成手段と対向する位置で支持するプラテンと、
    前記プラテンよりも、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置された、前記記録媒体を挟持しながら搬送する第1の搬送手段と、
    前記プラテンよりも、前記記録媒体の搬送方向の下流側に配置された、前記記録媒体を挟持しながら搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段よりも下流で、前記画像形成手段よりも上流で、かつ前記プラテン上に配置され、前記プラテンに対して所定の圧力で押圧され、回転可能で、かつ前記プラテンと接離自在な、少なくとも1つの回転部材とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の搬送手段が、駆動回転する第1の駆動ローラと、前記第1の駆動ローラに所定の圧力で押圧されるとともに従動回転し、前記第1の駆動ローラに対して接離自在な従動ローラとを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の搬送手段が、駆動回転する第2の駆動ローラと、前記第2の駆動ローラに所定の圧力で押圧されるとともに従動回転し、前記第2の駆動ローラに対して接離自在な拍車とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転部材と、前記第1の搬送手段と、前記第2の搬送手段とはそれぞれ連動して接離することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の駆動ローラと前記従動ローラとが離れているときの、前記第1の駆動ローラと前記従動ローラとの間の間隙である離間距離lと、前記回転部材と前記プラテンとが離れているときの、前記回転部材と前記プラテンとの間の間隙である離間距離lと、前記第2の駆動ローラと前記拍車とが離れているときの、前記第2の駆動ローラと前記拍車との間の間隙である離間距離lとの関係は、
    <l<l
    であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の駆動ローラと従動ローラの離間距離lは、記録媒体の厚み以上2mm以下、前記回転部材と前記プラテンの離間距離lは、1mm以上3mm以下、前記第2の駆動ローラと前記拍車との離間距離lは、5mm以上であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記回転部材の搬送方向の位置は、前記画像記録領域の上流端部から15mm以下、第一の駆動ローラの搬送方向の位置は、前記回転部材から30mm以下であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記回転部材は、前記記録媒体の搬送方向に略直交する方向の、前記記録媒体の幅より広い範囲に配されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成手段が、前記記録媒体の搬送方向に対して交差する方向に往復走査して画像を形成する記録ヘッドを搭載するためのキャリッジを有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段が、記録幅が前記記録媒体の幅に相当するフルラインタイプの記録ヘッドを有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 請求項9または10に記載の画像形成装置に用いられる記録ヘッドであって、前記記録媒体に対してインクを吐出して記録するためのインク吐出用の熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備えていることを特徴とする記録ヘッド。
  12. 前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請求項11に記載の記録ヘッド。
JP2002353767A 2002-12-05 2002-12-05 画像形成装置および記録ヘッド Withdrawn JP2004182440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002353767A JP2004182440A (ja) 2002-12-05 2002-12-05 画像形成装置および記録ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002353767A JP2004182440A (ja) 2002-12-05 2002-12-05 画像形成装置および記録ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004182440A true JP2004182440A (ja) 2004-07-02

Family

ID=32754974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002353767A Withdrawn JP2004182440A (ja) 2002-12-05 2002-12-05 画像形成装置および記録ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004182440A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088389A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像記録装置及びそれに搭載される記録液カートリッジ
JP2006123260A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Noritsu Koki Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2011168001A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Canon Inc 印刷装置、制御方法、プログラム及び記録媒体
JP2014069531A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088389A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像記録装置及びそれに搭載される記録液カートリッジ
JP4570925B2 (ja) * 2004-09-21 2010-10-27 株式会社リコー 画像記録装置
JP2006123260A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Noritsu Koki Co Ltd インクジェットプリンタ
JP4507825B2 (ja) * 2004-10-27 2010-07-21 ノーリツ鋼機株式会社 インクジェットプリンタ
JP2011168001A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Canon Inc 印刷装置、制御方法、プログラム及び記録媒体
JP2014069531A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4934488B2 (ja) 記録装置
US7438288B2 (en) Recording apparatus
US8554127B2 (en) Method of correcting curl of sheet and recording apparatus
JP5014384B2 (ja) 記録装置およびシート処理方法
JP4764073B2 (ja) シート供給装置及び記録装置
JP2008213290A (ja) 記録装置
JP2007160879A (ja) 画像記録装置
JP2006306579A (ja) 画像読取記録装置
JP2004182440A (ja) 画像形成装置および記録ヘッド
US20090267284A1 (en) Transport device and image recording apparatus
JP2002293458A (ja) 画像形成装置および記録ヘッド
JP3797411B2 (ja) 給紙装置および記録装置
JP2002332153A (ja) シート材搬送装置および画像形成装置
JP2007176017A (ja) 搬送機構及びそれを備えた記録装置
JP2005001293A (ja) 画像形成装置
JP5700941B2 (ja) 記録装置
JP3572002B2 (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP3815541B2 (ja) 記録装置の紙送り装置及び該装置を備える記録装置
JP6638625B2 (ja) デカール装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4387819B2 (ja) 記録装置
JP3738833B2 (ja) ロール紙の巻き癖矯正装置及び該ロール紙の巻き癖矯正装置を備える記録装置
JP2004180147A (ja) 画像読取記録装置
JP2001341910A (ja) 画像形成装置
JP2005247434A (ja) 給送装置、これを備える記録装置及び液体噴射装置並びに給送方法
JP2007145466A (ja) 紙送り装置及びこれを用いる記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050722

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060207