JP2004181824A - シリアル記録装置におけるラインフィード用モーター制御機構および方法 - Google Patents

シリアル記録装置におけるラインフィード用モーター制御機構および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シリアル記録装置のラインフィードにDCモーターを使用した際の停止精度および停止安定度の向上を実現する。
【解決手段】シリアル記録装置のラインフィード機構に通電により磁力を発生するコイルと発生した磁力によりラインフィード機構を停止状態に保持する力を発生するホールド機構を有する。また、ラインフィード機構の通常駆動時にはDCモーターを使用し、停止状態への移行および停止状態の保持に前記ホールド機構により発生する保持力を使用する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを吐出することが可能な印字ヘッドを装着したキャリッジが記録媒体上を往復駆動して記録を行った後、DCモーターにより記録媒体を所定量搬送して再び前記キャリッジが記録媒体上を往復駆動して記録を行うシリアル記録装置のラインフィード機構およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンター、FAX、複写装置に装着して画像情報に基づいて紙やプラスチック薄板(OHP等)の被記録媒体に画像(文字や記号を含む)の記録を行う手段としてインクジェット記録装置は広く利用されている。
インクジェット印刷の構成図を図2に示す。図2において、記録媒体201は記録領域に配置された記録媒体送りローラ202により支持され、ラインフィードモーター203で駆動される記録媒体送りローラ202によって矢印α方向へ搬送される。ラインフィードモーター203にはステッピングモーターやDCモーターが使用されるが、静粛性等の理由により最近ではDCモーターが多く利用されている。この場合、記録媒体送りローラ202に図示されていないローターリーエンコーダーを設置してそこから得られるエンコーダー信号を基にラインフィードモーター203の制御を行う。記録媒体送りローラ202の前方にはこれと平行にシャフト204が設けられている。このシャフト204に沿ってキャリッジ205がキャリッジモーター206の出力によりベルト207を介して矢印β方向に往復される。シャフト204とキャリッジ205の間には摩擦等による機械的負荷を減らす為、グリース等の潤滑油が塗られている。キャリッジモーター206も上記ラインフィードモーター203同様にステッピングモーターやDCモーターが使用されるが、静粛性等の理由により最近ではDCモーターが多く利用されている。この場合、キャリッジ205上に図示されていないリニアエンコーダーを配置し、シャフト204と平行に図示されていないリニアエンコーダースケールを配置する。このリニアエンコーダーから得られる信号を基にキャリッジモーター206の制御を行う。また、このリニアエンコーダーから得られる信号を基に印字ヘッド208からインクを吐出するタイミングの生成も行っている。
【0003】
印字ヘッド移動手段としてのキャリッジ205には、印字ヘッド208および記録インクが入っているタンク209が搭載されている。図中印字ヘッドは、カラー画像用であり、キャリッジの操作方向に黒ヘッド208−BK、シアンヘッド208−C、マゼンタヘッド208−M、イエローヘッド208−Yのように配置されている。また、各色のタンク、ブラック(BK)209−BK、シアン(C)209−C、マゼンタ(M)209−M、イエロー(Y)209−Yは、それぞれの色に対応したヘッドにインクを供給している。印字ヘッド209の前面、すなわち記録媒体201の記録面と所定間隔(例えば0.8mm)を隔て対抗する面には複数(例えば48個または64個)のインク吐出口をキャリッジの操作方向と交差させる方向として縦一列に配置したインク吐出部が設けられている。
【0004】
また、図示されていない記録装置の制御回路(CPU、ASIC)やこれに併設されたROM,RAM等を含む制御部には、例えばインターフェースを介して外部のホスト機のコントローラーから印字モードの情報や記録データを受信し、これに基づいて各種モーター等の駆動源などとともにヘッド駆動回路を介して各印字ヘッドを制御し、これによりインク等が吐出され、記録媒体201上に印刷が行われる。
【0005】
前記ラインフィードモーター203にDCモーターを使用した場合の記録媒体送り動作は、希望の記録媒体送り位置の手前で記録媒体の送り速度を低速にし、希望の記録媒体送り位置でDCモーター203への通電を止めることにより、メカ的な摩擦力により記録媒体送りを終了する。その後の記録媒体はメカ的な摩擦力により保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし摩擦力により記録媒体を保持する機構の場合、保持力を大きくする為にメカ的な摩擦を大きくすると記録媒体を搬送する際に必要とするトルクが大きくなってしまう。逆にメカ的な摩擦を小さくすると小さなトルクで高速に且つスムーズに記録媒体の搬送時が可能になるが、記録媒体を停止させる直前の速度を非常に遅く且つ安定させる必要があり、また、記録媒体を停止状態に保持する際に外力により記録媒体のズレを生じ易くなるという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような問題点に鑑みて、印字ヘッドを装着したキャリッジが記録媒体上を往復駆動して印字を行い、キャリッジの駆動毎に記録媒体を所定量送るシリアル記録装置のラインフィード機構において、ラインフィード機構を駆動するDCモーターと、ラインフィード機構の駆動量を検出するエンコーダーセンサーと、通電により磁力を発生し、その結果ラインフィード機構を停止状態に維持するに保持力を発生するホールド機構を備えたシリアル記録装置のラインフィード機構により解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、図面を用いて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0009】
図3にホールド機構を有するLFモーターの外観図例を示す。DCモーター301のボディ302はビス303,304によりプリンターのシャーシ304に固定されている。DCモーター301により発生したトルクによりシャフト305を回転させる。シャフト305にはプーリー306が付けられており、前記プーリー306は図示されていないベルトまたはギアに回転力を伝達してプリンターの駆動元として使用する。また、前記シャフト305にはホールド機構307が接続されており、ホールド機構のボディ308はビス309,310により前記DCモーターのボディ302に固定されている。これにより、ホールド機構307に通電することにより発生した保持力がシャフト305に伝わる。
【0010】
図1にホールド機構の構成図を示す。シャフト101には、磁力により引きつけられる金属製の歯A 102が付いており、シャフト101と共に回転する。また、シャフト101に付いている歯A102を引きつける為の磁力を発生させるコイルB103,C104が配置されている。ここで図1は、ホールド機構内部の一部分を拡大して示している。シャフト101に付いている歯は図示されている以外にも複数存在し、シャフト101が回転することにより発生する遠心力により、シャフトが偏芯運動しないようにバランス良く配置されている。また、コイルも図示されている以外に複数存在しても良く、停止位置に対応した角度に保持力を発生させ得る位置に配置されている。シャフト101の中心からコイルB103方向とコイルC 104方向の間の角度をαとし、αの1/2の位置をβとする。ここで、シャフト101の回転により生じる慣性力を考えない場合、位置βよりもコイルB 103側に歯A 102がある時にコイルB103に通電して磁力を発生させると、歯A102はコイルB 103に引きつけられてコイルb103に正対する位置で安定する。つまり、シャフト101は、歯A 102がコイルB103に正対する方向に停止すると共にこの位置を維持する保持力が発生される。一方、位置βよりもコイルC104側に歯A102がある時にコイルC104に通電して磁力を発生させると、歯A102はコイルC 104に引きつけられてコイルC104に正対する位置で安定する。つまり、シャフト101は、歯A102がコイルC104に正対する方向に停止すると共にこの位置を維持する保持力が発生される。
【0011】
図4に本実施例における停止動作制御タイミングチャートを示す。エンコーダー検出位置401はエンコーダーからの信号をアップダウンカウントすることにより、シリアル記録装置のラインフィード機構の駆動量を検出している。停止動作開始位置設定レジスタ402は、ラインフィード機構の停止動作を開始する位置を設定するレジスタである。この停止動作開始位置設定レジスタ402に設定される値は図3にて説明したように、停止位置にホールド機構による保持力で引き込むことが可能な角度内に達している位置を設定する。また、停止位置としては、予めホールド機構により停止可能な角度情報を測定および記憶しておき、前記記憶された停止可能な位置を設定する。つまり、ホールド機能で停止することが可能な位置に同期したラインフィード量を常に使用して印刷装置を制御する。図4では、停止位置を6とし、停止位置の1つ前の位置の5が停止動作開始位置として設定されている。DCモーター出力Enable信号 403は、DCモーターの出力ON/OFF信号で、図4では、HighレベルでDCモーター出力ON、LowレベルでDCモーター出力OFFを示してしる。ホールド機能Enable信号404は、ホールド機能のON/OFF信号で、図4中ではHighレベルでホールド機能内の所定のコイルへの通電をON、Lowレベルでホールド機能内のコイルへの通電をOFFすることを示している。DCモーター出力Enable信号がHighレベルの状態で、DCモーターによりトルクが発生し、ラインフィード機構を駆動する。これにより、エンコーダーから駆動量に対応した信号が出力され、この信号を受けてエンコーダー検出位置401は変化する。図4では、カウントアップしている。この時、ホールド機能Enable信号404はLowレベル、つまりホールド機能はOFF状態である。ラインフィード機構の駆動が続き、停止動作開始位置設定レジスタ402に設定されている位置(図4では5)にエンコーダー検出位置401が達すると、DCモーター出力Enable信号403はLow(DCモーター出力OFF)、ホールド機能Enable信号404はHigh(ホールド機能ON)に移行する。ラインフィード機構の駆動による慣性およびホールド機能の保持力により、ラインフィード機構は停止位置6まで移動後に停止する。この時、ホールド機能はON状態なので停止位置6を維持するトルクが発生し続けている。
【0012】
図5に本実施例における制御フローチャートを示す。ラインフィード機構の駆動開始(S501)によりLF DCモーターの駆動を開始する(S502)。停止準備位置に達するまでは(S503)DCモーターはエンコーダー信号より得られる位置情報や速度情報によりサーボコントローラーにより通常のサーボがかけられている(S504)。LFDCモーターの駆動が進み、停止準備位置まで進むと(S503)、超低速サーボ制御(S505)に移行する。停止動作開始位置到達するまでは(506)超低速サーボ制御(S505)を続ける。停止動作開始位置に到達すると(S506)、DCモーターの出力をOFFすると同時にホールド機能をONする(S507)。その後、停止状態および停止位置の確認を行い(S508)、一連のラインフィード制御を終了する(S509)。
【0013】
本実施例では、図1に示すように、シャフト101に付いている歯A102に磁化されていない金属を使用した。この場合、DCモーターによりシャフトおよび歯が回転した場合に、コイルに起電力は発生せず、シャフトの回転による負荷の増加やコイルの起電力によるホールド機能駆動電気回路へのダメージが無いことが特徴である。
【0014】
(実施例2)
図6に実施例2におけるホールド機構の構成図を示す。シャフト601には、磁力により引きつけられるN極に磁化された製の歯A602とS極に磁化された歯B603が付いており、シャフト601と共に回転する。また、シャフト601に付いている歯A602、歯B603を引きつけ又は反発させる磁力を発生するコイルC606,D605が配置されている。ここで図6は、ホールド機構内部の一部分を拡大して示している。シャフト601に付いている歯は図示されている以外にも複数存在し、シャフト601が回転することにより発生する遠心力により、シャフトが偏芯運動しないようにバランス良く配置されている。また、コイルも図示されている以外に複数存在しても良く、停止位置に対応した角度に保持力を発生させ得る位置に配置されている。
シャフト601の中心からコイルC604方向とコイルD605方向の間の角度をαとする。ここで、シャフト601の回転により生じる慣性力を考えない場合、角度α内に歯A60が位置する時にコイルC604に図中aの方向に電流を通電させる。つまり、コイルC604のシャフト601に正対する面が磁石のS極として作用する。同様にコイルD605に図中bの方向に電流を通電させると、コイルD605のシャフト601に正対する面が磁石のN極として作用するようになる。すると、角度α内にある歯A602はN極に磁化されているので、コイルC604から吸引力、コイルD605から反発力を受ける。その結果、歯A602はコイルC602に正対する位置に移動して、その位置での保持力を発生し続ける。一方、コイルに流す電流の向きを上記a、bの逆方向に流すと歯A602はコイルD605に正対する位置に移動する。
【0015】
本実施例では、図6に示すように、シャフト601に付いている歯A602、歯B603は磁石になっている。この場合、図6図中の角度α内に対象とする歯が存在すれば、対象の歯を制御することが可能である。つまり、実施例1に対して対象とする歯の制御可能な範囲が広くなるという特徴がある。また、角度α内に歯A602が存在する時に、コイルC604に図中aの方向、コイルD605に図中bと反対の方向に電流を流す、つまりコイルC604とコイルD605のシャフト601に正対する面を共にS極にする。この時、歯A602のN極はコイルC604とコイルD605の両方に引きつけられる。その結果、コイルC604とコイルD605が同じ力で引きつけた場合、原理的には角度αの1/2の位置で安定する。つまり、原理的にはコイルに流す電流の方向を制御すれば、シャフト601の停止可能分解能を実施例1に対して細かくすることが可能になるという特徴もある。
【0016】
(実施例3)
図7に実施例3における停止動作制御タイミングチャートを示す。本実施例では、ホールド機構としてステッピングモーターを使用している。エンコーダー検出位置701はエンコーダーからの信号をアップダウンカウントすることにより、シリアル記録装置のラインフィード機構の駆動量を検出している。停止動作開始位置設定レジスタ702はラインフィード機構の停止動作を開始する位置、停止位置設定レジスタ703はラインフィード機構の停止位置を設定するレジスタである。この停止動作開始位置設定レジスタ702に設定される値は停止希望の位置から所定値前を設定する。また、停止位置設定レジスタ703には予めステッピングモーターにより停止可能な角度情報を測定および記憶しておき、前記記憶された停止可能な位置を設定する。図7では、停止位置を6とし、停止位置の4つ前の2が停止動作開始位置として設定されている。DCモーター出力Enable信号704は、DCモーターの出力ON/OFF信号で、図7では、HighレベルでDCモーター出力ON、LowレベルでDCモーター出力OFFを示してしる。ステッピングモーターEnable信号705は、ステッピングモーターのON/OFF信号で、図7中ではHighレベルでEnable、LowレベルでDisableを示している。ステッピングモーター制御信号706は、ステッピングモーターを駆動する際の1ステップ毎の制御信号を示している。停止位置到達フラグ707は、シリアル記録装置のラインフィード機構の駆動量が停止位置に到達したことを検出するフラグで、エンコーダー検出位置701と停止位置設定レジスタ703が一致した時にHighレベルを出力する。DCモーター出力Enable信号704がHighレベルの状態で、DCモーターによりトルクが発生し、ラインフィード機構を駆動する。これにより、エンコーダーから駆動量に対応した信号が出力され、この信号を受けてエンコーダー検出位置701は変化する。図7では、カウントアップしている。この時、ステッピングモーターEnable信号705はLowレベルである。ラインフィード機構の駆動が続き、停止動作開始位置設定レジスタ702設定されている位置(図7では2)にエンコーダー検出位置701が達すると、DCモーター出力Enable信号704はLowレベル(DCモーター出力OFF)になる。それと同時にステッピングモーターEnable信号705がHighレベル(ステッピングモーター駆動Enable)に移行し、ステッピングモーター制御信号が送られてステッピングモーターの駆動が開始される。以後ラインフィード機構はDCモーターでなく、ステッピングモーターにより発生するトルクで駆動される。DCモーター駆動からステッピングモーター駆動に切り替わる際には、サーボ制御によりDCモーターの駆動速度をステッピングモーターの駆動開始速度に合わせ、ステッピングモーターの駆動に切り替える。その時、ステッピングモーターの駆動開始速度を自起動周波数領域内の速度にすると、ステッピングモーター駆動を開始した際に相合わせが行われる。ステッピングモーターによる駆動が進み停止位置までラインフィード機構が到達、つまり停止位置設定レジスタ703の値とエンコーダー検出位置701の値が一致すると、停止位置到達フラグ707が発生する。停止位置到達フラグが発生されると、ステッピングモーター制御信号706は現状の制御情報を維持する。つまり、ステッピングモーターは停止する。この時、ステッピングモーターEnable信号はHighレベル(ステッピングモーター駆動Enable)状態なので停止位置6を維持するトルクが発生し続けている。つまり、ラインフィード機構をホールドしていることになる。ここで、停止位置到達フラグ707が発生した際、ステッピングモーターやモータードライバーの発熱や消費電力を抑える目的で現状の位置を維持しつつ電流値のみを低下させる制御を行っても良い。また、停止動作開始位置に到達してからのステッピングモーター駆動に関しては、エンコーダー検出位置701からステッピングモーターの何ステップ駆動後に停止位置に到達するかを演算して、演算結果に基づいてランプダウン制御を行いステッピングモーターの停止を実現しても良い。
【0017】
本実施例では、ラインフィード機構の駆動元としてDCモーターとステッピングモーターの2つが存在する。ラインフィード機構の停止およびホールド機構に移行する際には、ステッピングモーターのみによる駆動がされている為、停止制御が安定でかつ簡単であるという特徴がある。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、従来のメカの負荷によるラインフィード機構の停止では、停止前の超低速サーボの安定度や負荷の変動等による停止精度への影響が非常に大きく、常に安定した精度でラインフィード機構の停止を実現することがとても困難だった。
【0019】
また、停止している際に外力により停止精度に悪影響を与える可能性が大きかった。
【0020】
しかし、本発明の機構および制御により、停止精度はホールド機構の保持力による安定点が停止位置になる為、常に安定した精度でのラインフィード機構の停止が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を説明する為のホールド機構構成図
【図2】インクジェット印刷の構成図
【図3】本発明によるホールド機構を有するLFモーターの外観図
【図4】本発明の実施例1を説明する為のタイミングチャート
【図5】本発明の実施例1を説明する為のフローチャート
【図6】本発明の実施例2を説明する為のホールド機構構成図
【図7】本発明の実施例3を説明する為のタイミングチャート
【符号の説明】
101,305,601 シャフト
102,206,602,603 シャフトに付いている歯
103,104,604,605 コイル
203 LFモーター
307 ホールド機構
401,701 エンコーダー検出位置
402,702 停止動作開始位置設定レジスタ
403,704 DCモーター出力Enable信号
404 ホールド機能Enable信号
703 停止位置設定レジスタ
705 テッピングモーターEnable信号
706 ステッピングモーター制御信号

Claims (6)

  1. 印字ヘッドを装着したキャリッジが記録媒体上を往復駆動して印字を行い、キャリッジの駆動毎に記録媒体を所定量送るシリアル記録装置のラインフィード機構において、
    ラインフィード機構を駆動するDCモーターと、
    ラインフィード機構の駆動量を検出するエンコーダーセンサーと、
    ラインフィード機構を停止状態に保持するホールド機構を備えたことを特徴とするシリアル記録装置のラインフィード機構。
  2. 請求項1において、前記ホールド機構は通電することにより磁力を生じるコイルと、
    前記通電により発生した磁力により引きつけられる金属または磁化された歯を有し、
    非通電時には、ラインフィード機構を停止状態に維持する保持力を発生せず、通電時にのみラインフィード機構を停止状態に維持する為の保持力を発生することを特徴とするシリアル記録装置のラインフィード機構。
  3. 請求項1おいて、前記シリアル記録装置のラインフィード機構の駆動量を検出するエンコーダーセンサーにより、前記DCモーターが1周する間に前記ホールド機構により保持力が発生した際の停止角度を記憶しておく停止可能角度記憶手段を有し、
    印字中のラインフィード機構による記録媒体の停止位置は、前記停止可能角度記憶手段内に記憶されている停止角度に同期した位置で停止するように制御することを特徴とするシリアル記録装置のラインフィード機構制御方法。
  4. 請求項1において、前記シリアル記録装置のラインフィード機構の駆動量を検出するエンコーダーセンサーにより、前記DCモーターが1周する間に前記ホールド機構により保持力が発生した際の停止角度を記憶しておく停止可能角度記憶手段を有し、
    前記エンコーダーにより検出される位置が停止希望位置に対して所定位置(角度)前になったら前記コイルに通電して保持力を発生することを特徴とするシリアル記録装置のラインフィード機構制御方法。
  5. 請求項4において、前記エンコーダーにより検出される位置が前記ホールド機構により発生する保持力により停止希望位置に引き込むことが可能な所定位置(角度)前に到達したら前記コイルに通電して保持力を発生すると共にDCモーターの出力をOFFすることを特徴とするシリアル記録装置のラインフィード機構制御方法。
  6. 請求項1において、前記ホールド機構にステッピングモーターを使用し、前記ステッピングモーターのステップ角に同期した位置で停止するように制御することを特徴とするシリアル記録装置のラインフィード機構制御方法。
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