JP2004178306A - ジョブ管理装置 - Google Patents

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Jun Horiyama
潤 堀山
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Abstract

【課題】ユーザ環境に応じたメッセージを通知することを可能とする。
【解決手段】統合サーバコンピュータ1070は、クライアントコンピュータ1010からのプリンタ1040の利用の制限を、ユーザ毎またはユーザグループ毎に設定する。クライアントコンピュータからのプリンタに送られるジョブに基づき、クライアントコンピュータを操作するユーザまたはグループによるプリンタの利用状況を検出する。該検出された利用状況と前記設定された制限とに基づき、ユーザまたはグループによるプリンタの利用が前記制限を超えているか否かを判別する。一方、ユーザ毎またはグループ毎に作成されたメッセージを記憶装置に格納しておき、プリンタの利用が前記制限を超えていると判別されたとき、記憶装置に格納された各メッセージの中から、ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジョブ管理装置に関し、特に、情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置に関する。
【0002】
上記情報処理装置は例えばクライアントコンピュータ、周辺機器は例えばプリンタ(印刷装置)、スキャナ、複写機、または、それらを統合したマルチファンクション機器(MFP)などである。
【0003】
【従来の技術】
従来、クライアントコンピュータやサーバコンピュータなどから構成されるネットワーク環境において、そのネットワークに接続されたプリンタ(印刷装置)、スキャナ、複写機、及び、それらを統合したマルチファンクション機器(MFP)などの周辺機器を、ユーザに操作されたクライアントコンピュータが、ネットワークを介してジョブを送って使用した際に、ジョブの管理を行なうジョブ管理装置が知られている。
【0004】
このようなジョブ管理装置では、ユーザによるクライアントコンピュータを介しての周辺機器利用に対して制限値を設定してユーザ毎に利用を制限し、その制限値を超えたユーザに対しては注意または警告が通知されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−123860号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のジョブ管理装置では、各ユーザに対して一律のメッセージからなる注意または警告を行なうだけに留まっており、ユーザ環境に応じて、ユーザが次に行うべき行動を具体的に指示するメッセージを伝えられるようにしたいという要請があった。
【0007】
具体的な例として、大学において学生が無駄な印刷などを行なわないように、印刷枚数の上限値を設定してジョブ管理装置が管理しているケースでは、印刷枚数が上限値を越えた学生(例えば、山田助教授の研究室の学生)に対して、印刷停止を行うとともに、例えば「上限値を越えました。A棟2Fの職員室(山田助教授)まで来てください」というようなメッセージを表示したり、プリペイドカード方式で印刷を管理している場合においては、プリペイドカードを使用している学生に対して「プリペイドカードの残数が無くなりました。C棟1Fの学生課でカードを購入してください」というようなメッセージを表示したりしたいといった要請があった。
【0008】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、ユーザ環境に応じたメッセージを通知することが可能なジョブ管理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置において、情報処理装置からの周辺機器の利用の制限を、ユーザ毎または複数のユーザからなるグループ毎に設定する設定手段と、情報処理装置から周辺機器に送られるジョブに基づき、前記情報処理装置を操作するユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用状況を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された利用状況と前記設定手段により設定された制限とに基づき、前記ユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用が前記制限を超えているか否かを判別する判別手段と、ユーザ毎またはグループ毎に登録されたメッセージを記憶装置に格納する格納手段と、前記判別手段により、前記周辺機器の利用が前記制限を超えていると判別されたとき、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる表示手段とを有することを特徴とするジョブ管理装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
<ジョブアカウントシステム>
図1は、本発明に係るジョブアカウントシステムの一実施の形態の基本的な全体構成を示すブロック図である。
【0012】
図中1010及び1020はクライアントコンピュータである。1030は拠点サーバコンピュータである。1070は統合サーバコンピュータである。
【0013】
1040、1090はプリンタである。ただし、プリンタ1040は、ジョブ(印刷)履歴を保持する機能(ジョブ履歴保持機能)を備えており、プリンタ1090は、ジョブ履歴保持機能を備えていないものとする。1050はMFP(Multi Function Printer)である。MFP1050は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ジョブ履歴保持機能を備えている。
【0014】
コンピュータ1010、1020、1030、1070及びプリンタ1040、1050、1090は、それぞれ、ネットワークを介して他の装置と通信を行なうことができる。
【0015】
クライアントコンピュータ1010において、アプリケーション1011がGDI(Graphics Device Interface)1012を呼び出すと、GDI1012は、アプリケーション1011からの指示に応じて印刷データを生成し、その印刷データをスプーラ1013に送信する。ジョブアカウントクライアントアプリケーション1014は、アプリケーション1011によるGDI1012の呼び出しを監視(フック)して、その印刷データに係るジョブ情報を蓄積する。ジョブ情報とは、印刷枚数やページ枚数、印刷サイズ、使用する用紙のタイプ、印刷要求を発行したユーザに関する情報(ユーザ情報)、カラー印刷に関する情報(カラー情報)などを含む。
【0016】
スプーラ1013は、ネットワークを介して周辺機器(プリンタ1040、MFP1050、プリンタ1090)と通信し、周辺機器がレディ状態であれば印刷データを送信する。また、クライアントコンピュータ1020がプリントサーバとして機能している場合には、GDI1012が生成した印刷データはクライアントコンピュータ1020のスプーラ1023に送信される。
【0017】
ジョブアカウントクライアントアプリケーション1014は、拠点サーバコンピュータ1030のジョブアカウントサーバアプリケーション1031に、定期的に蓄積したジョブ情報を送信する。
【0018】
クライアントコンピュータ1020において、アプリケーション1021、GDI1022、スプーラ1023はそれぞれ、クライアントコンピュータ1010におけるアプリケーション1010、GDI1012、スプーラ1013と同じ処理を行う。
【0019】
クライアントコンピュータ1020のジョブアカウントクライアントアプリケーション1024は、定期的にスプーラ1023を監視する。スプーラ1023にスプールされている印刷ジョブがあれば、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1024はAPI(Application Program Interface)を用いてその印刷ジョブの情報を取得する。具体的には、印刷ジョブの排紙枚数やページ数を取得する。そして、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1024は、蓄積したジョブ情報を拠点サーバコンピュータ1030のジョブアカウントサーバアプリケーション1031に送信する。
【0020】
なお、クライアントコンピュータ1020のOS(Operating System)がスプーラ1023の状態変化を他のアプリケーションに伝える機能を備えていれば、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1024が定期的にスプーラ1023を監視しなくてもよい。印刷ジョブがスプーラ1023にスプールされたことをOSがジョブアカウントクライアントアプリケーション1024に伝えるだけでよい。
【0021】
拠点サーバコンピュータ1030において、ジョブアカウントサーバアプリケーション1031は、利用者情報管理モジュール1031aと、機器情報管理モジュール1031bと、ジョブ情報管理モジュール1031cと、利用状況入出力モジュール1031dとを含む。このうち、利用者情報管理モジュール1031aは、拠点サーバコンピュータ1030に接続された記憶装置1060に利用者情報を格納、管理している。
【0022】
また、機器情報管理モジュール1031bは、ネットワークに接続された周辺機器がジョブ履歴保持機能を有しているか否かを調査し、ジョブ履歴保持機能を有している機器についての情報やその他の機器情報を、記憶装置1060に格納し管理している。
【0023】
利用者情報は、周辺機器を利用するユーザのコンピュータログイン名(ユーザがコンピュータにログインするために入力する名前)やネットワークログイン名(ユーザがネットワークシステムにログインするために入力する名前)を含み、周辺機器を利用したユーザを特定(識別)する情報である。また、機器情報は、周辺機器の印刷スピード、カラー情報、ネットワークアドレスなどである。
【0024】
ジョブ情報管理モジュール1031cは、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1014及び1024からジョブ情報を受信し、記憶装置1060にジョブ情報を格納する。また、ジョブ情報管理モジュール1031cは、ジョブ履歴情報を保持する機能を有する周辺機器(例えば、プリンタ1040)にジョブ履歴情報を要求し、その結果送られたジョブ履歴情報は、利用状況入出力モジュール1031dを介して記憶装置1060に格納される。この処理は、定期的に行なわれてもよい。また、記憶装置1060における周辺機器の履歴情報格納部の記憶容量が少なくなったときに、その旨が利用状況入出力モジュール1031dに通知され、そのときに、この処理が行なわれてもよい。
【0025】
利用状況入出力モジュール1031dは、ジョブ履歴保持機能を有する周辺機器からジョブ履歴(ジョブ情報)を含む利用状況を取得し、記憶装置1060に格納する。また、利用状況入出力モジュール1031dは、記憶装置1060に格納された利用状況データを参照して利用状況レポート(どの利用者がどれだけジョブを実行したかを示すレポート)を作成し、周辺機器のプリンタやモニタに出力する。
【0026】
管理者は、利用状況入出力モジュール1031dに利用状況レポートの出力を行なわせ、周辺機器の利用状況を知ることができる。利用状況入出力モジュール1031dは、記憶部1060に記憶された利用者情報、機器情報、ジョブ(印刷)履歴情報に基づいて、様々な利用状況レポートを出力する。管理者は、その出力様式(出力形式)を利用状況入出力モジュール1031dに対し指定する。なお、この利用状況レポートの出力は、例えば、拠点サーバコンピュータ1030の表示部(不図示)に表示される。また、利用状況レポートに係る出力データがクライアントコンピュータ1010や1020に送信され、利用状況レポートがクライアントコンピュータ1010や1020の表示部(不図示)に表示されてもよい。
【0027】
利用状況レポートには、ユーザごとの利用量(印刷出力に用いられた用紙枚数やトナー量)や周辺機器の利用時間が掲載される。また、カラー印刷や両面印刷などの周辺機器の動作モード(機能)別に利用状況が掲載される。また、使用された用紙のサイズや使用された用紙の種類別に利用状況が掲載される。
【0028】
また、周辺機器の利用料金が機器情報に設定されていれば、周辺機器別に或いはユーザ別に利用金額が掲載される。更に、動作モード別の利用料金、用紙サイズ別の利用料金、用紙の種類別の利用料金が設定されていれば、どのユーザが、どの用紙で、どの動作モードで、どの周辺機器で、どれだけの印刷をして、その結果、どれだけの利用金額になっているかを示す情報が掲載される。
【0029】
また、管理者は、利用者情報管理モジュール1031a及び機器情報管理モジュール1031bを介して、機能別、ユーザ別、ユーザ部門別、利用機器別に利用の制限を設定することもできる。設定可能な制限情報として、利用料金、ページ数、用紙枚数などの項目がある。利用状況入出モジュール1031dは、設定された制限(制限情報)とジョブ(印刷)履歴情報と監視して照らし合わせることにより、利用が制限を越える場合には、その旨を出力する。これは、表示部の画面上への表示出力であっても、メールその他の通信出力であってもよい。
【0030】
また、ジョブ情報管理モジュール1031cが、ユーザごとに設定された制限と印刷履歴情報とを監視して照らし合わせることにより、あるユーザの利用が制限を越える場合には、クライアントコンピュータ1010や周辺機器自体に対して、そのユーザによる利用を拒否させる。或いは、そのユーザに対して、表示部の画面上へ表示することによって、またはメールその他の通信手段によって警告を行うようにしてもよい。
【0031】
統合サーバコンピュータ1070と拠点サーバコンピュータ1030とは、LANやインターネットなどのネットワークを介して通信を行なう。なお、1台の統合サーバコンピュータに対して、拠点サーバコンピュータは複数台存在してもよい。
【0032】
統合サーバコンピュータ1070にはジョブアカウント統合サーバアプリケーション1071があり、ジョブアカウント統合サーバアプリケーション1071は、利用者情報参照モジュール1071aと、機器情報参照モジュール1071bと、ジョブ情報参照モジュール1071cと、利用状況参照モジュール1071dと、拠点サーバ情報入出力モジュール1071eとを含む。なお、統合サーバコンピュータ1070には記憶装置1080が接続され、拠点サーバ情報入出力モジュール1071eが、拠点サーバコンピュータ1030から利用者情報/機器情報/ジョブ情報/利用状況情報を取得し、記憶装置1080に格納する。なおまた、記憶装置1080は統合サーバコンピュータ1070内に設けられ管理されてもよいし、また、統合サーバコンピュータ1070と通信が可能な別のコンピュータ内に設けられ管理されてもよい。
【0033】
利用者情報参照モジュール1071aは、利用状況参照モジュール1071dによって記憶装置1080に格納された利用者情報を参照することができる。
【0034】
また、機器情報参照モジュール1071bは、利用状況参照モジュール1071dによって記憶装置1080に格納された機器情報を参照することができる。
【0035】
ジョブ情報参照モジュール1071cは、利用状況参照モジュール1071dによって記憶装置1080に格納されたジョブ情報を参照することができる。
【0036】
利用状況参照モジュール1071dは、利用状況参照モジュール1071dによって記憶装置1080に格納された機器の利用状況に関する情報を参照することができる。
【0037】
拠点サーバ情報入出力モジュール1071eは、拠点サーバコンピュータ1030から、利用者情報/機器情報/ジョブ情報/利用状況情報を取得する。また、拠点サーバ情報入出力モジュール1071eは、拠点サーバコンピュータ1030の利用状況レポート(どの拠点サーバコンピュータの、どの利用者が、どれだけジョブを実行したかを示すレポート)を、記憶装置1080に格納された利用者情報/機器情報/ジョブ情報/利用状況情報を参照して作成し、周辺機器のプリンタやモニタに出力する。
【0038】
管理者は、拠点サーバ情報入出力モジュール1071eに利用状況レポートの出力を行なわせ、周辺機器の利用状況を得ることができる。
【0039】
また、拠点サーバ情報入出力モジュール1071eは、拠点サーバコンピュータ1030から拠点サーバ情報、利用者情報、機器情報、印刷履歴情報を取得して記憶装置1080に格納し、これらの情報に基づいて、様々な利用状況レポートを出力する。管理者は、その出力様式(出力形式)を拠点サーバ情報入出力モジュール1071eに対し指定する。なお、この利用状況レポートの出力は、例えば、統合サーバコンピュータ1070の表示部(不図示)に表示される。また、利用状況レポートに係る出力データがクライアントコンピュータ1010に送信され、利用状況レポートがクライアントコンピュータ1010の表示部(不図示)に表示されるようにしてもよい。
【0040】
利用状況レポートには、拠点サーバコンピュータ1030(複数の拠点サーバコンピュータの場合もある)に登録されているユーザごとの利用量(印刷出力に用いられた用紙枚数やトナー量)や周辺機器の利用時間が掲載される。また、カラー印刷や両面印刷などの周辺機器の動作モード(機能)別に利用状況が掲載される。また、使用された用紙のサイズや使用された用紙の種類別に利用状況が掲載される。
【0041】
また、周辺機器の利用料金が機器情報に設定されていれば、周辺機器別に或いはユーザ別に利用金額が掲載される。更に、動作モード別の利用料金、用紙サイズ別の利用料金、用紙の種類別の利用料金が設定されていれば、どのユーザが、どの用紙で、どの動作モードで、どの周辺機器で、どれだけの印刷をして、その結果、どれだけの利用金額になっているかを示す情報が掲載される。
【0042】
<コンピュータのハードウェア構成>
図2は、クライアントコンピュータ1010、クライアントコンピュータ1020、拠点サーバコンピュータ1030、統合サーバコンピュータ1070のハードウェア構成を示す図である。図2では、それぞれの構成に共通する部分だけを示す。
【0043】
図中201はCPU(中央処理装置)である。CPU201は、コンピュータ全体の制御、演算処理などを行なう。
【0044】
202はROM(読み出し専用メモリ)である。ROM202は、システム起動プログラムなどを格納する記憶装置である。203はRAM(ランダムアクセスメモリ)である。RAM203は、使用用途制限のないデータ記憶領域を提供する記憶装置である。オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、デバイスドライバ(プリンタドライバ)、通信制御用のプログラムなどはRAM203にロードされて、CPU201によって実行される。
【0045】
204はKBC(キーボード制御部)である。KBC204は、コンピュータに付属のキーボードから入力データを受け取り、CPU201へ入力データを伝達する。205はCRT(ディスプレイ制御部)であり、ディスプレイ装置に対して表示制御を行なう。206はHD(ハードディスク装置)である。なお、HD206は、フロッピー(登録商標)ディスク装置、SRAM(不揮発性記憶メモリ)などの外部記憶装置と代替可能である。HD206はプログラム及びデータを記憶し、これらプログラム及びデータは必要に応じてRAM203へロードされる。例えば、拠点サーバコンピュータ1030内部のHDであれば、利用者情報や機器情報や印刷履歴情報(ジョブ履歴データベース)が格納される。
【0046】
207は通信部であり、ネットワーク通信を制御する。この通信部207により、コンピュータは、ネットワークに接続されている他のコンピュータや周辺機器と通信することが可能となる。
【0047】
208はシステムバスである。上記の構成要素間でやり取りされるデータは、このシステムバス208を通る。
【0048】
<メモリマップ>
図3は、ジョブ管理プログラムがRAM203にロードされ、CPU201により実行可能となった状態でのメモリマップを示す図である。
【0049】
図中31は基本I/Oプログラムである。302はウィンドウシステムなどのオペレーティングシステムである。303はジョブ管理プログラムである。304は関連データである。305は、CPU201がジョブ管理プログラム303などのプログラムを実行するときに使用するワークエリアである。
【0050】
また、ジョブ管理プログラム303及び関連データ304は、フロッピー(登録商標)ディスク(以下「FD」という)やCD−ROM中に記憶され、そこからコンピュータに供給される。
【0051】
図4は、ジョブ管理プログラム303及び関連データ304がFDやCD−ROMに格納されている状態でのメモリマップを示す図である。
【0052】
FDやCD−ROMの記憶領域400は、ボリューム情報401、ディレクトリ情報402、ジョブ管理プログラム(アプリケーション)の実行ファイル403、ジョブアカウントの関連データ404から構成される。
【0053】
図5は、コンピュータ本体とFDドライブとFDとを示す図である。
【0054】
図4に示すプログラムやデータをコンピュータに供給する方法としては、図5に示すように、プログラムやデータをFD500に記憶し、コンピュータ本体502にFDドライブ501を介して供給する方法が一般的である。この場合、FD500から読出されたプログラムコード自体が、本実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0055】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、FDやハードディスク以外にも、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】
<周辺機器の内部構成>
図6は、周辺機器(プリンタ1040、MFP1050、プリンタ1090)の概略の内部構成を示す図である。
【0057】
図中605は、周辺機器全体を制御するコントローラ部である。コントローラ部605は、CPU601,ROM602、RAM603、HD604から構成されている。
【0058】
CPU601は、コントローラ部605及び周辺機器全体の制御、演算処理などを行なう。ROM602は、読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムなどを記憶する記憶装置である。RAM603は、ランダムアクセスメモリであり、データを記憶する記憶装置である。HD604は、ハードディスクであり、SRAMなどの他の不揮発性記憶装置に代替可能である。ジョブ履歴保持機能を有する周辺機器は、ジョブ履歴をRAM603或いはHD604に格納している。また、オペレーティングシステム、通信制御用のプログラム、エンジン制御用のプログラムは、RAM603にロードされて、CPU601によって実行される。
【0059】
606は、周辺機器のエンジン部であり、コントローラ部605の制御の下、印刷動作や画像読み取り動作を行なう。エンジン部606は、具体的には、プリンタエンジンやスキャナエンジン、或いはその両方から構成される。
【0060】
607は、通信部であり、ネットワーク通信を制御するものである。この通信部607によって、周辺機器はクライアントコンピュータ1010,1020やサーバコンピュータ1030,1070と通信が可能となる。608はシステムバスである。上記の構成要素間でやり取りされるデータは、このシステムバス608を通る。
【0061】
<ジョブ管理処理>
図7は、図1に示すジョブアカウントサーバアプリケーション1031のジョブ情報管理モジュール1031cの機能構成を示す図である。
【0062】
ジョブ情報受信部701は、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1014及び1024、ジョブ履歴保持機能を有する周辺機器1040及び1050から、ネットワークを介してジョブ情報を取得する。ジョブ情報登録部702は、ジョブ情報受信部701が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録する。
【0063】
ジョブアカウントサーバアプリケーション1031では、ジョブ履歴データベース703に登録されたジョブ情報を参照することにより、いつ、誰が、どの周辺機器で、どれくらいの量(ページ数、排紙枚数、用紙タイプ)のジョブを実行したかが判別され、詳細なジョブアカウント(ジョブ管理)が行なわれうる。
【0064】
<アプリケーションによる処理>
図8は、ジョブ情報登録部702が、ジョブ情報受信部701が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録するときの処理の手順を示すフローチャートである。
【0065】
まず、未処理のジョブ情報がジョブ情報受信部701に存在するか否かを判定する(S801)。未処理のジョブ情報がなければ処理を終了する。未処理のジョブ情報があれば、ステップS802で、ジョブ情報受信部701からジョブ情報を取得する。次に、ステップS803で、取得したジョブ情報を参照して、対応のジョブに排紙処理が含まれているか否かを判定する。そのジョブに排紙処理が含まれていないならば、ステップS801に戻る。そのジョブに排紙処理が含まれていれば、ステップS804に進む。
【0066】
ステップS804からステップS808までの処理は、ジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録するための処理である。図1において、クライアントコンピュータ1020が、クライアントコンピュータ1010のプリントサーバとして機能する場合には、クライアントコンピュータ1010で生成されたジョブ情報が、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1014と、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1024との両方から、ジョブアカウントサーバアプリケーション1031に送信されることがある。そこで、重複したジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録しないように、ステップS804〜S807でフィルタリングを行う。
【0067】
すなわち、ステップS804で、そのジョブ情報が周辺機器から取得されたものであるか否かを判定する。ジョブ情報が周辺機器から取得されたものであれば、重複登録の虞はないのでステップS808に進み、そのジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録する。ジョブ情報が周辺機器から取得されたものでなければ、ステップS805で、そのジョブ情報がフックにより取得されたものであるか否かを判定する。
【0068】
なお、フックで取得されたものであるか否かを判定する方法のひとつとして、ジョブ情報がどのOSで取得されたものであるかを判定する方法がある。OSの種類によって、ジョブ情報がフックで取得されたか否かが判定可能である。例えば、クライアントコンピュータ1010ではOS1が使われ、クライアントコンピュータ1020ではOS2が使われている場合、ジョブ情報がOS1で取得されたものであれば、そのジョブ情報はフックで取得されたものである。また、ジョブ情報がOS2で取得されたものであれば、スプーラ1023から取得されたものである。
【0069】
ジョブ情報がフックにより取得されたものでなければ、重複登録のおそれは無いため、ステップS808に進み、登録を行なう。ジョブ情報がフックにより取得されたものであれば、ステップS806で、そのジョブ情報に係るジョブの出力先が、共有化されたプリンタであるか否かを判定する。ジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタでなければ、重複登録の虞はないためステップS808に進み、登録を行なう。
【0070】
ジョブ情報に係るジョブの出力先が共有化されたプリンタであれば、ステップS807で、共有化されたプリンタを管理しているプリントサーバとしてのクライアントコンピュータ(例えば、クライアントコンピュータ1020)のスプーラから取得されたジョブ情報であるか否かを判定する。そのジョブ情報が上記スプーラから取得されていなければ、重複登録の恐れはないためステップS808に進み、登録を行なう。
【0071】
ジョブ情報が上記スプーラから取得されていれば、ステップS801に戻る。
【0072】
ステップS808では、ジョブ情報をジョブ履歴データベース703に登録する。
【0073】
図9は、ジョブ履歴データベース703に登録されたジョブ情報の一例を示す図である。
【0074】
ジョブ履歴データベース703は、項目とその項目の内容とから構成される。欄901には、ジョブの出力デバイス、つまり、そのジョブがどの周辺機器で処理されたかが記載される。なお、排紙処理を伴わないジョブの場合、この欄901には、ファイル名であること(原稿のスキャニング)、ファックス送信であること、または、その他の排紙処理を伴わないジョブであることが記載される。
【0075】
欄902には、ジョブ情報の取得方法が記載される。ジョブ情報の取得方法には、フックによる取得、スプーラからの取得、ジョブ履歴保持機能からの取得がある。
【0076】
欄903には、ジョブの開始時刻または終了時刻が記載される。欄904には、排紙された用紙のタイプが記載される。欄905には、出力されたページ数が記載される。欄906には、排紙された枚数が記載される。欄907には、ジョブがクライアントコンピュータから、共有化されたプリンタに投入されたか否かが記載される。欄908には、ジョブの発行者のユーザ名が記載される。欄909には、カラー印刷用のジョブか、モノクロ印刷用のジョブかを識別する情報が記載される。
【0077】
<印刷処理の手順>
図10は、クライアントコンピュータ1010と拠点サーバコンピュータ1030とにおいて行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【0078】
まず、ステップS1101において、ユーザが、クライアントコンピュータ1010のアプリケーション1011において印刷を指示すると、アプリケーション1011は、ユーザの指示に従って、文書や画像などを編集し、印刷要求を出力する。次に、ステップS1102において、ジョブアカウントクライアントアプリケーション1014が、アプリケーション1011から印刷要求を取得して(または印刷要求をフックして)、どのような印刷要求が出されたかを調べ、ジョブ情報として取得する。ジョブ情報は、サーバコンピュータ1030のジョブ情報管理モジュール1031cに送信される。
【0079】
ステップS1103において、拠点サーバコンピュータ1030から印刷許可判定結果を受信する。次にステップS1104において、印刷許可判定結果が印刷の許可を示している場合には、ステップS1105に進み、GDI1012が、アプリケーション1011からの印刷要求を受け付けて、スプーラ1013を介してプリンタに印刷データを出力する。印刷許可判定結果が印刷の不許可を示している場合には、ステップS1106に進み、印刷中止に関する情報を拠点サーバコンピュータ1030から取得し、ステップS1107に進み、印刷中止の旨を表示する。
【0080】
クライアントコンピュータ1010が、ステップS1106において、印刷中止に関する情報を拠点サーバコンピュータ1030に要求すると、拠点サーバコンピュータ1030は、下記に説明するメッセージを示すメッセージ情報を含む、印刷中止に関する情報をクライアントコンピュータ1030に送信する。このとき、サーバコンピュータ1030は、ジョブ情報に基づき、ユーザまたはグループ(下記で説明する、ユーザ全員またはクラス)に対応するメッセージ情報を記憶装置1060から読み出して、これを送信する。クライアントコンピュータ1010は、メッセージ情報を受信して、ステップ1107において、当該メッセージ情報が示すメッセージを表示する。
【0081】
なお、サーバコンピュータ1030は、メッセージ情報をプリンタにも送信し、プリンタが当該メッセージ情報に基づいてメッセージを表示しても良い。これにより、ユーザがプリンタの側まで行ってしまった後でも、ユーザは印刷が中止された旨及びメッセージの内容を認識することができる。
【0082】
一方、拠点サーバコンピュータ1030では、ステップS1108において、ジョブ情報管理モジュール1031cがクライアントコンピュータ1010からのジョブ情報を取得すると、ステップS1109に進み、このジョブ情報に係る印刷を実行することを許可するか否かの判定処理を行ない、結果をクライアントコンピュータ1010に送信する。次にステップS1110で、印刷許可判定結果が印刷の許可を示している場合には、ステップS1111に進み、記憶部1060に印刷履歴情報を追加する。印刷許可判定結果が印刷の不許可を示している場合には、ステップS1108に戻り、クライアントコンピュータ1010からのジョブ情報の送信を待つ。
【0083】
図11から図16までは、図10のフローチャートのステップS1107でプリンタまたはクライアントコンピュータ1010に対して送信する印刷中止指示メッセージを、拠点サーバコンピュータ1030にて設定する場合のGUIの例を示したものである。
【0084】
まず、図11は、拠点サーバコンピュータ1030にて管理されているユーザ情報の例をツリー構造で示した図である。こうしたツリー構造が表示装置に表示され、図11の例では、管理されているユーザ全体を意味する「ルート」が選択された状態を示している。このように選択されると、図12に示すダイアログボックスが表示装置に表示される。このダイアログボックスで、表示すべきメッセージ内容が編集可能である。図12のダイアログボックスに図示されている例は、印刷が許可されない場合にすべてのユーザに対して共通に表示されるべきメッセージを示している。このように、全員のユーザに共通なメッセージを設定・登録できる。
【0085】
図13も、拠点サーバコンピュータ1030にて管理されているユーザ情報の例をツリー構造で示した図であるが、この図では、表示装置に表示されたツリー構造において「Aクラス」が選択されていることを示している。このような選択が行われると、図14に示すダイアログボックスが表示装置に表示される。このダイアログボックスでも、表示すべきメッセージ内容が編集可能である。図14のダイアログボックスに図示されている例は、印刷が許可されないAクラス所属のすべてのユーザに対して共通に表示されるべきメッセージを示している。このように、メッセージをクラスという単位で設定・登録できる。
【0086】
図15も、拠点サーバコンピュータ1030にて管理されているユーザ情報の例をツリー構造で示した図であるが、この図では、表示装置に表示されたツリー構造において「ユーザ1」が選択されていることを示している。このような選択が行われると、図16に示すダイアログボックスが表示装置に表示される。このダイアログボックスでも、表示すべきメッセージ内容が編集可能である。図16のダイアログボックスに図示されている例は、印刷が許可されないユーザ1に対して表示されるべきメッセージを示している。このように、メッセージをユーザ1に限って個別に設定・登録できる。
【0087】
編集または新規に生成されたメッセージは、メッセージ情報として、例えば記憶装置1060に格納される。
【0088】
<ジョブ情報統合処理の手順>
次に、図17及び図18を参照して、統合サーバコンピュータ1070が、拠点サーバコンピュータ1030のジョブ情報を取得する取得処理について説明する。
【0089】
図17は、統合サーバコンピュータ1070が、拠点サーバコンピュータ1030のジョブ情報を取得するスケジュールを設定するためのダイヤグラム画面の例を示す図である。
【0090】
このダイヤグラムでは、毎日所定時刻に統合サーバコンピュータ1070が、拠点サーバコンピュータ1030のジョブ情報の取得処理を行うことを想定している。また、拠点サーバコンピュータが多数存在する場合に、それぞれのジョブ情報を取得する処理が同時に行なわれると、統合サーバコンピュータ1070での負荷が多大となるため、それぞれの拠点サーバコンピュータに対し、異なった処理タイミングを設定する。なお、ジョブ情報を全て取得する処理以外に、差分だけ取得する処理もある。
【0091】
このダイヤグラムには、差分取得の何回ごとに全てのジョブ情報の取得を行うかを指定する回数入力欄101と、全てまたは差分のジョブ情報を取得する処理の実行時刻を指定する時刻入力欄102と、次回全取得を行なう日時を指定する月入力欄103と日入力欄104と、それらの欄に入力された情報を確定するためのOKボタン105と、それらの情報を確定せずに、このダイヤグラムから抜けるためのキャンセルボタン106とを有している。このダイヤグラムは、ある1つの拠点サーバコンピュータに対してのジョブ情報の取得処理方法を指定するものであり、日時入力欄103,104を設けて、次回全取得を実行する日時を指定することによって、統合サーバコンピュータ1070の処理負荷が分散される。すなわち、拠点サーバコンピュータが多数存在する場合に、日時入力欄103,104に設定する日時をずらせば、統合サーバコンピュータ1070が各拠点サーバコンピュータからジョブ情報を取得する日時が一致せず、統合サーバコンピュータ1070の処理負荷が分散される。
【0092】
図18は、統合サーバコンピュータ1070が、拠点サーバコンピュータ1030からジョブ情報を取得する処理の手順を示すフローチャートである。
【0093】
まず、ステップS1201において、統合サーバコンピュータ1070のジョブアカウント統合サーバアプリケーション1071が、拠点サーバコンピュータ1030に対しての差分データ更新処理の実行を管理者から指示されたか否かを判定する。指示された場合は、ステップS1202において、以前にジョブ情報の全取得処理が行なわれたか否かを判定する。もし、行なわれていた場合は、ステップS1203に進んで、拠点サーバコンピュータ1030から差分のジョブ情報を取得する。以前にジョブ情報の全取得が行なわれていない場合は、ステップS1201に戻る。ステップS1201において差分データ更新処理の実行が指示されていないと判定された場合は、ステップS1204に進んで、定期更新処理を行うべきタイミングであるか否かを判定する。
【0094】
定期更新処理とは、図17を参照して前述した、統合サーバコンピュータ1070が拠点サーバコンピュータ1030のジョブ情報を取得するスケジュールに基づき実行されるジョブ情報の更新処理を指している。定期更新処理を行うべきタイミングでない場合はステップS1201に戻る。
【0095】
定期更新処理を行うべきタイミングである場合は、設定内容を確認し(S1205)、全取得処理を行なう設定であるならばステップS1206へ進み、差分取得処理を行なう設定であるならばステップS1203へ進む。
【0096】
ステップS1203では、拠点サーバコンピュータ1030から差分のジョブ情報を取得する。ステップS1206では、拠点サーバコンピュータ1030から全てのジョブ情報を取得する。
【0097】
このようにして、本実施の形態では、情報処理装置による周辺機器の利用が制限された場合に、該情報処理装置を操作するユーザまたはユーザグループに対し、ユーザまたはユーザグループ環境に応じて設定されたメッセージを表示することができる。また、このメッセージは周辺機器毎にも設定可能であり、これによって、周辺機器の特性や設置場所に適したメッセージを設定することができる。
【0098】
以上のように、本発明の一実施の形態を示し説明したが、以下に本発明の実施態様の例を列挙する。
【0099】
〔実施態様1〕 情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置において、
情報処理装置からの周辺機器の利用の制限を、ユーザ毎または複数のユーザからなるグループ毎に設定する設定手段と、
情報処理装置から周辺機器に送られるジョブに基づき、前記情報処理装置を操作するユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用状況を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された利用状況と前記設定手段により設定された制限とに基づき、前記ユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用が前記制限を超えているか否かを判別する判別手段と、
ユーザ毎またはグループ毎に登録されたメッセージを記憶装置に格納する格納手段と、
前記判別手段により、前記周辺機器の利用が前記制限を超えていると判別されたとき、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる表示手段と
を有することを特徴とするジョブ管理装置。
【0100】
〔実施態様2〕 前記格納手段は、ユーザ毎またはグループ毎に加えて、周辺機器毎に作成されたメッセージを前記記憶装置に格納し、
前記表示手段は、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループおよび前記周辺機器に対応するメッセージを読み出して前記表示装置に表示させることを特徴とする実施態様1に記載のジョブ管理装置。
【0101】
〔実施態様3〕 前記周辺機器は、少なくともプリンタまたは複写機であることを特徴とする実施態様1または実施態様2に記載のジョブ管理装置。
【0102】
〔実施態様4〕 情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置に適用されるメッセージ表示方法において、
情報処理装置からの周辺機器の利用の制限を、ユーザ毎または複数のユーザからなるグループ毎に設定する設定ステップと、
情報処理装置から周辺機器に送られるジョブに基づき、前記情報処理装置を操作するユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用状況を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された利用状況と前記設定ステップにより設定された制限とに基づき、前記ユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用が前記制限を超えているか否かを判別する判別ステップと、
ユーザ毎またはグループ毎に作成されたメッセージを記憶装置に格納する格納ステップと、
前記判別ステップにより、前記周辺機器の利用が前記制限を超えていると判別されたとき、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる表示ステップと
を有することを特徴とするメッセージ表示方法。
【0103】
〔実施態様5〕 前記格納ステップは、ユーザ毎またはグループ毎に加えて、周辺機器毎に作成されたメッセージを前記記憶装置に格納し、
前記表示ステップは、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループおよび前記周辺機器に対応するメッセージを読み出して前記表示装置に表示させることを特徴とする実施態様4に記載のメッセージ表示方法。
【0104】
〔実施態様6〕 前記周辺機器は、少なくともプリンタまたは複写機であることを特徴とする実施態様4または実施態様5に記載のメッセージ表示方法。
【0105】
〔実施態様7〕 情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置に適用されるメッセージ表示方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
前記メッセージ表示方法が、
情報処理装置からの周辺機器の利用の制限を、ユーザ毎または複数のユーザからなるグループ毎に設定する設定ステップと、
情報処理装置から周辺機器に送られるジョブに基づき、前記情報処理装置を操作するユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用状況を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された利用状況と前記設定ステップにより設定された制限とに基づき、前記ユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用が前記制限を超えているか否かを判別する判別ステップと、
ユーザ毎またはグループ毎に作成されたメッセージを記憶装置に格納する格納ステップと、
前記判別ステップにより、前記周辺機器の利用が前記制限を超えていると判別されたとき、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる表示ステップと
を有することを特徴とするプログラム。
【0106】
〔実施態様8〕 前記格納ステップは、ユーザ毎またはグループ毎に加えて、周辺機器毎に作成されたメッセージを前記記憶装置に格納し、
前記表示ステップは、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループおよび前記周辺機器に対応するメッセージを読み出して前記表示装置に表示させることを特徴とする実施態様7に記載のプログラム。
【0107】
〔実施態様9〕 情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置に適用されるメッセージ表示方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、
前記メッセージ表示方法が、
情報処理装置からの周辺機器の利用の制限を、ユーザ毎または複数のユーザからなるグループ毎に設定する設定ステップと、
情報処理装置から周辺機器に送られるジョブに基づき、前記情報処理装置を操作するユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用状況を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された利用状況と前記設定ステップにより設定された制限とに基づき、前記ユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用が前記制限を超えているか否かを判別する判別ステップと、
ユーザ毎またはグループ毎に作成されたメッセージを記憶装置に格納する格納ステップと、
前記判別ステップにより、前記周辺機器の利用が前記制限を超えていると判別されたとき、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる表示ステップと
を有することを特徴とする記憶媒体。
【0108】
〔実施態様10〕 前記格納ステップは、ユーザ毎またはグループ毎に加えて、周辺機器毎に作成されたメッセージを前記記憶装置に格納し、
前記表示ステップは、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループおよび前記周辺機器に対応するメッセージを読み出して前記表示装置に表示させることを特徴とする実施態様9に記載の記憶媒体。
【0109】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、情報処理装置による周辺機器の利用が制限された場合に、該情報処理装置を操作するユーザまたはユーザグループに対し、ユーザまたはユーザグループ環境に応じて設定されたメッセージを表示することができる。また、このメッセージは、周辺機器毎にも設定可能であり、これによって、周辺機器の特性やその設置場所に適したメッセージを設定することができる。したがって、ユーザにとって利便性が向上するとともに、周辺機器の管理者にとって管理効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョブアカウントシステムの一実施の形態の基本的な全体構成を示すブロック図である。
【図2】クライアントコンピュータ、拠点サーバコンピュータ、統合サーバコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
【図3】ジョブ管理プログラムがRAMにロードされ、CPUにより実行可能となった状態でのメモリマップを示す図である。
【図4】ジョブ管理プログラム及び関連データがFDやCD−ROMに格納されている状態でのメモリマップを示す図である。
【図5】コンピュータ本体とFDドライブとFDとを示す図である。
【図6】周辺機器の概略の内部構成を示す図である。
【図7】図1に示すジョブアカウントサーバアプリケーションのジョブ情報管理モジュールの機能構成を示す図である。
【図8】ジョブ情報登録部が、ジョブ情報受信部が受信したジョブ情報をジョブ履歴データベースに登録するときの処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】ジョブ履歴データベースに登録されたジョブ情報の一例を示す図である。
【図10】クライアントコンピュータと拠点サーバコンピュータとにおいて行なわれる処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】拠点サーバコンピュータにて管理されているユーザ情報の例をツリー構造で示した図であり、「ルート」が選択された状態のツリー構造が表示装置に表示された図である。
【図12】印刷が許可されない場合にすべてのユーザに対して共通に表示されるべきメッセージが記載されたダイアログボックスを示す図である。
【図13】拠点サーバコンピュータにて管理されているユーザ情報の例をツリー構造で示した図であり、「Aクラス」が選択された状態のツリー構造が表示装置に表示された図である。
【図14】印刷が許可されないAクラス所属のすべてのユーザに対して共通に表示されるべきメッセージが記載されたダイアログボックスを示す図である。
【図15】拠点サーバコンピュータにて管理されているユーザ情報の例をツリー構造で示した図であり、「ユーザ1」が選択された状態のツリー構造が表示装置に表示された図である。
【図16】印刷が許可されないユーザに対して表示されるべきメッセージが記載されたダイアログボックスを示す図である。
【図17】統合サーバコンピュータが拠点サーバコンピュータのジョブ情報を取得するスケジュールを設定するためのダイヤグラム画面の例を示す図である。
【図18】統合サーバコンピュータが拠点サーバコンピュータからジョブ情報を取得する処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1010 クライアントコンピュータ(情報処理装置)
1011 アプリケーション
1012 GDI
1013 スプーラ
1014 ジョブアカウントクライアントアプリケーション
1020 クライアントコンピュータ
1021 アプリケーション
1022 GDI
1023 スプーラ
1024 ジョブアカウントクライアントアプリケーション
1030 拠点サーバコンピュータ
1031 ジョブアカウント拠点サーバアプリケーション
1040 ジョブ履歴保持機能付きプリンタ(周辺機器)
1050 ジョブ履歴保持機能付きMFP
1060 記憶装置
1070 統合サーバコンピュータ(ジョブ管理装置)
1071 ジョブアカウント統合サーバアプリケーション
1080 記憶装置
1090 ジョブ履歴保持機能無しプリンタ

Claims (1)

  1. 情報処理装置から周辺機器にジョブを送って該周辺機器を利用する場合における該利用を制限することが可能なジョブ管理装置において、
    情報処理装置からの周辺機器の利用の制限を、ユーザ毎または複数のユーザからなるグループ毎に設定する設定手段と、
    情報処理装置から周辺機器に送られるジョブに基づき、前記情報処理装置を操作するユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用状況を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された利用状況と前記設定手段により設定された制限とに基づき、前記ユーザまたはグループによる前記周辺機器の利用が前記制限を超えているか否かを判別する判別手段と、
    ユーザ毎またはグループ毎に登録されたメッセージを記憶装置に格納する格納手段と、
    前記判別手段により、前記周辺機器の利用が前記制限を超えていると判別されたとき、前記記憶装置に格納された各メッセージの中から、前記ユーザまたはグループに対応するメッセージを読み出して表示装置に表示させる表示手段と
    を有することを特徴とするジョブ管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8689216B2 (en) 2006-11-01 2014-04-01 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and method thereof

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