JP2004177533A - 定着装置 - Google Patents

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明子 宮原
Toshiaki Hinokigaya
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Abstract

【課題】一対の無端ベルトの間に記録媒体を通過させ、このとき熱と圧力によって、記録媒体上のトナー像を定着する誘導加熱方式の定着装置において、連続通紙時の定着不良の発生を阻止する。
【解決手段】互いに当接して走行駆動される非磁性体より成る一対の無端ベルト1,2と、その無端ベルト1の内部に配置され、該無端ベルト1の内側面に当接する加熱体7と、その加熱体7に誘導電流を生じさせて、該加熱体7を加熱させるコイル8とを有し、加熱体7の熱を無端ベルト1を介して記録媒体P上のトナー像Tに付与して、そのトナー像Tを定着する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の無端ベルトの間に、トナー像を担持した記録媒体を挟んで搬送しながら、該トナー像を加熱して記録媒体に定着する誘導加熱方式の定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体上にトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に定着して記録画像を得る複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機などとして構成される画像形成装置に、上記形式の定着装置を採用することは従来より公知である(例えば、特許文献1参照)。この形式の定着装置によれば、定着ローラよりも熱容量の小さな無端ベルトを用いるので、その無端ベルトを迅速に加熱させることができ、定着装置の立ち上げ時間を短縮できる。しかも、一対の無端ベルトの間に記録媒体を挟んで搬送するので、記録媒体に担持されたトナー像に、長い時間に亘って熱を与えることができ、トナー像の定着効率を高めることが可能である。
【0003】
ところで、従来のこの種の定着装置は、磁性体を含む無端ベルトを用い、コイルに高周波電流を流すことによって、その無端ベルトに誘導電流を生じさせ、該無端ベルト自体を発熱させるように構成されている。ところが、このように構成すると、一対の無端ベルト間に複数枚の記録媒体を連続して通過させる、所謂連続通紙を行った際、熱容量の小なる無端ベルトから記録媒体に大量の熱が奪われるので、無端ベルトの温度が、トナー像の定着に適した温度、すなわち定着温度よりも大きく低下し、トナー像の定着不良が発生するおそれがある。また、小幅の記録媒体を一対の無端ベルト間に通過させてトナー像を定着すると、無端ベルトの幅方向中央部の熱は記録媒体に奪われて、その温度が低下するが、無端ベルトの幅方向各端部領域は記録媒体に接触しないので、記録媒体に熱を奪われずにその温度が高くなり、無端ベルトの幅方向における温度が不均一となる。この状態で広幅の記録媒体を一対の無端ベルト間に通過させてトナー像を定着すると、そのトナー像に与えられる熱量が一定とならず、定着むらなどの定着不良が発生するおそれがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−74004号公報(第4−5頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、無端ベルトを用いた利点と、誘導加熱方式を採用した利点を生かしながら、定着不良の発生を防止できる定着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、互いに当接して走行駆動される非磁性体より成る一対の無端ベルトと、少なくとも一部が磁性体より成る加熱体と、該加熱体の磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイルとを有し、前記加熱体は、少なくとも一方の無端ベルトの内側に配置されて、互いに当接する無端ベルト部分の内側面に当接しており、一対の無端ベルトの間にトナー像を担持した記録媒体を挟んで搬送しながら、該トナー像を加熱することを特徴とする定着装置を提案する(請求項1)。
【0007】
その際、前記加熱体は、磁性体層と、該磁性体層よりも熱伝導率の高い熱伝導層を具備していると有利である(請求項2)。
【0008】
また、上記請求項2に記載の定着装置において、前記熱伝導層が無端ベルトの内側面に当接していると有利である(請求項3)。
【0009】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の定着装置において、複数のコイルを有し、該コイルが無端ベルトの幅方向に位置をずらして配置されていると有利である(請求項4)。
【0010】
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置において、複数のコイルを有し、該コイルのそれぞれが、別々の無端ベルトの内部に設けられていると有利である(請求項5)。
【0011】
さらに、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置において、前記コイルが無端ベルトの外部に設けられていると有利である(請求項6)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0013】
図1は、誘導加熱方式の定着装置の一例を示す概略図であり、ここに示した定着装置は、上下に配置された一対の無端ベルト1,2を有している。一方の無端ベルト1は、入口側のローラ3と出口側のローラ4に巻き掛けられ、これらのローラ3,4がそれぞれ時計方向に回転し、一方の無端ベルト1は矢印A方向に走行駆動される。他方の無端ベルト2も入口側のローラ5と出口側のローラ6に巻き掛けられ、これらのローラ5,6が反時計方向に回転して、他方の無端ベルト2が矢印B方向に走行駆動される。図示した例では、両出口側のローラ4,6が駆動ローラとして構成され、そのローラ4,6を回転駆動することにより、入口側のローラ3,5が従動して回転する。両無端ベルト1,2は、その入口側のローラ3,5と出口側のローラ4,6の間の部分において互いに当接し、その当接部において同じ方向に同一の速度で移動する。
【0014】
一対の無端ベルト1,2は、共に非磁性体よりなる。例えば、ポリイミド(PI)やポリベンゾイミダゾール(PBI)などの耐熱性の樹脂によって両無端ベルト1,2が構成される。ベルト状に加工できる材料であれば、他の非磁性材料によって無端ベルト1,2を構成することもできるが、200℃を超える耐熱性を持った樹脂により当該無端ベルト1,2を構成することが好ましい。各無端ベルト1,2の表面にテフロン(登録商標)などのトナーに対する離型性の高い物質をコートすることもできる。
【0015】
入口側のローラ3,5と出口側のローラ4,6も非磁性材料により構成することが好ましく、その材料として、例えば、アルミニウムなどの金属を用いることができる。
【0016】
一方の無端ベルト1の内側には、その少なくとも一部が磁性体より成る加熱体7と、その加熱体7の磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイル8が配置され、その加熱体7は、他方の無端ベルト2に当接する一方の無端ベルト部分の内側面に当接している。また、他方の無端ベルト2の内側には、ガイド板9と、そのガイド板9を両無端ベルト部分を介して加熱体7に加圧する加圧ばね10が配置されている。
【0017】
加熱体7は、その少なくとも一部が磁性体、例えばSUS、Fe、Ni、Coなどの強磁性体により構成されるものであるが、図1に示した例では、加熱体7の全体が磁性体によって構成されている。ガイド板9は、無端ベルト2からの熱の逃げを抑えることができるように熱伝導率の低い材料から構成されることが好ましく、またかかるガイド板9と加圧ばね10は共に非磁性材料により構成されていることが望ましい。
【0018】
図1に示した定着装置は、図示していない画像形成装置本体内に配置され、同じく画像形成装置本体内に配置された感光体上にトナー像が形成され、そのトナー像が転写紙などから成る記録媒体上に転写される。このようにして、図1に示す如くトナー像Tを担持した記録媒体Pは、矢印A,B方向に走行駆動された一対の無端ベルト1,2の間に矢印Cで示すように送り込まれ、両無端ベルト1,2の当接部に挟まれて搬送され、次いで両無端ベルト1,2の間から矢印Dで示すように排出される。このとき、コイル8には高周波電流が流され、これによってコイル8が発生する磁界の変化に伴い、磁性体より成る加熱体7に誘導電流が生じ、ジュール熱が発生して該加熱体7が加熱される。その熱は、一方の無端ベルト1を通して、両無端ベルト1,2の間を搬送される記録媒体上のトナー像Tに伝えられ、該トナー像が加熱される。このとき、トナー像Tには、加圧ばね10の作用により圧力が加えられる。このようにして記録媒体上のトナー像が熱と圧力を受け、該トナー像が記録媒体上に定着される。ガイド板9と加圧ばね10は、両無端ベルト1,2を互いに圧接させ、両無端ベルト1,2が互いに圧接したニップ部を形成させる押圧手段の一例を構成している。
【0019】
上述のように、本例の定着装置によれば、一対の無端ベルト1,2の間に、トナー像を担持した記録媒体Pを挟んで搬送しながら、該トナー像を加熱することによって当該トナー像を確実に定着することができる。
【0020】
両無端ベルト1,2の表面の移動方向に対して直交する無端ベルトの表面に沿う方向を無端ベルト1,2の幅方向とし、同じく記録媒体Pの搬送方向に対して直交する記録媒体の表面に沿う方向を記録媒体の幅方向とすると、加熱体7とコイル8は、記録媒体Pの全幅に亘って、該記録媒体に熱を付与できるように、無端ベルト1,2の幅方向に長く延びている。コイル8と加熱体7の無端ベルト幅方向における長さが、最大幅サイズの記録媒体Pの幅と同一か、又はこれよりも大きく設定されているのである。これにより、記録媒体P上のトナー像を、その全体に亘って加熱することができる。
【0021】
上述した定着装置によれば、一対の無端ベルト1,2が互いに当接したニップ部に記録媒体Pを搬送してトナー像を加熱するので、一対の定着ローラ間に記録媒体を通過させてトナー像を加熱する定着装置に比べて、ニップ部を大きくとることができ、トナー像の定着効率を高めることができる。しかも定着ローラよりも熱容量の小さな無端ベルトを用いるので、定着装置の立ち上げ時間を短縮することが可能である。
【0022】
しかも、無端ベルト1,2に誘導電流を生じさせてその無端ベルトを直接、加熱するのではなく、無端ベルト1の内側面に当接した加熱体7に誘導電流を生じさせて該加熱体7を加熱し、その熱を無端ベルト1を介してトナー像に付与するので、連続通紙や、小幅サイズの記録媒体を通紙したときも、その次に通紙される記録媒体上のトナー像の定着不良が発生する不具合を阻止できる。すなわち、加熱体7には、その材質や大きさによって決まる或る程度の熱容量があるので、多数の記録媒体を連続して両無端ベルト1,2の間に通過させても、加熱体7に蓄えられた熱が各記録媒体Pに供給され、トナー像の定着不良が発生することを阻止できる。同様に、小幅サイズの記録媒体を両無端ベルト1,2の間のニップ部に通したとき、その記録媒体に無端ベルト1の熱が奪われても、加熱体7から即座に無端ベルト1に熱が伝えられるので、その小幅サイズの記録媒体が通過した後に、無端ベルト1の幅方向中央部の温度が、その各端部領域の温度よりも極端に低くなることはない。従って、次に広幅サイズの記録媒体を両無端ベルト1,2の間に通しても、その記録媒体上のトナー像の定着不良が発生することを阻止できる。但し、加熱体7の熱容量が大きすぎると、定着装置の立ち上げ時にその加熱体が所定温度に上昇するまでの時間、すなわち立ち上げ時間が長くなるので、この点をも考慮に入れて加熱体7の熱容量を設定すべきである。
【0023】
また、無端ベルト1に誘導電流を生じさせてその無端ベルト1の全体を加熱すると、表面積の大なる無端ベルト1から多量の熱が放熱されることになるが、本例の定着装置においては、両無端ベルト1,2の当接したニップ部のみを加熱体7によって加熱するので、無端ベルトからの放熱量が減り、定着装置の消費電力を低減できる利点も得られる。
【0024】
図2に示す定着装置においては、他方の無端ベルト2の内側にも、加熱体7Aと、コイル8Aが配置され、該加熱体7Aは、一方の無端ベルト1に当接する他方の無端ベルト2の部分の内側面に当接している。この加熱体7Aも、その少なくとも一部が磁性体より成り、コイル8Aに高周波電流を流すことにより、その加熱体7Aの磁性体に誘導電流を生じさせて該加熱体を加熱し、無端ベルト1,2の間に挟まれて搬送される記録媒体P上のトナー像を加熱して定着させることができる。このように、両無端ベルト1,2の内側に加熱体7,7Aを設けると、図2に示すように、記録媒体Pの他方の面にもトナー像T1が形成されている場合、そのトナー像T1も効率よく定着することができる。図2に示した定着装置には、図1に示したガイド板9と加圧ばね10は設けられておらず、両加熱体7,7Aによって両無端ベルト1,2を圧接させているが、図2に示した定着装置に、例えば加圧ばねより成る押圧手段を設けることもできる。図2における他の構成は、図1に示した定着装置と変りはなく、その同一部分には図1に付した符号と同一の符号を付してある。
【0025】
図1及び図2に示した例から判るように、加熱体は、少なくとも一方の無端ベルトの内側に配置されて、互いに当接する無端ベルト部分の内側面に当接するものである。両無端ベルト1,2の内側に加熱体を設ける構成は、後述の例の定着装置にも採用することができる。
【0026】
図3に示した定着装置においては、その加熱体7が、例えばNi、Co、Fe、SUSなどの強磁性体より成る磁性体層11と、その磁性体層11よりも熱伝導率の高い熱伝導層12とを有する多層構造体により構成され、その熱伝導層12が無端ベルト1の内側面に当接している。熱伝導層12は、例えばアルミニウムなどの高熱伝導率を有する材料により構成される。かかる多層構造体としては、例えばクラッド材を用いることができる。他の構成は、図1に示した定着装置と変りはなく、同一部分には図1と同じ符号を付してある。
【0027】
図3に示した定着装置によると、コイル8に高周波電流を流すことによって、加熱体7の磁性体層11に誘導電流を生じさせて、その磁性体層11を発熱させるが、その熱が熱伝導層12を介して無端ベルト1の幅方向に伝えられる。このため、小幅サイズの記録媒体Pを両無端ベルト1,2のニップ部に通したとき、無端ベルト1の幅方向中央部における熱がその記録媒体Pに奪われても、熱伝導層12を通して即座に無端ベルト1の幅方向中央部へ熱が供給され、無端ベルト1の幅方向における温度むらが低減され、次に広幅サイズの記録媒体を通紙したときにトナー像の定着不良が発生する不具合をより確実に防止することができる。図3に示した例では、磁性体層11がコイル8に近い側に位置しているので、コイル8と磁性体層11との間のギャップが小さくなり、磁性体層11の発熱効率が高められる。
【0028】
図4に示した定着装置においては、複数のコイル8A,8Bが設けられていると共に、加熱体7が、中央の熱伝導層12と、その熱伝導層12を挟んだ状態で配置された第1及び第2の磁性体層11,11Aによって構成され、第1の磁性体層11が無端ベルト1の内側面に当接している。図5はかかる加熱体7の拡大図であり、図6はコイル8A,8Bの配置状態を示す斜視図であって、この図には、図4に示した加熱体7、ガイド板9及び加圧ばね10の図示は省略してある。図6から判るように、コイル8A,8Bは無端ベルト1,2の幅方向に互いに位置をずらして配置され、一方の無端ベルト1の内側には、その幅方向中央部に1つのコイル8Aが配置され、他の無端ベルト2の内側には、コイル8Aよりも無端ベルトの幅方向各外側に1つずつのコイル8Bが配置されている。これらのコイル8A,8Bに高周波電流を供給することにより、無端ベルト幅方向中央部に位置するコイル8Aが加熱体7の磁性体層の無端ベルト幅方向中央部を発熱させ、無端ベルト幅方向各端部側に位置するコイル8Bが加熱体7の磁性体層の無端ベルト幅方向各端部領域を発熱させる。他の構成は、図1に示した定着装置と変りはなく、同一の部分には図1に付した符号と同じ符号を付してある。
【0029】
図4乃至図6に示した定着装置によれば、各コイル8A,8Bへの電流の供給を制御することにより、加熱体7の所望する個所を加熱することができる。例えば、小幅サイズの記録媒体を両無端ベルト1,2間に通紙するときは、中央部に位置するコイル8Aにだけに電流を供給して、加熱体7の無端ベルト幅方向中央部だけを加熱する。これにより、小幅サイズの記録媒体によって熱を奪われない無端ベルト1の幅方向各端部領域の温度が上昇しすぎて、無端ベルトの温度むらの発生を防止することができる。従って、次に広幅サイズの記録媒体を通紙したときも、これに担持されたトナー像の定着不良の発生を防止できる。
【0030】
また、複数のコイル8A,8Bのそれぞれが、別々の無端ベルト1,2の内部に設けられているので、そのコイル8A,8Bを交換するようなとき、当該コイル8A,8Bを容易に脱着することができる。仮に、複数のコイル8A,8Bが一方の無端ベルトの内部にのみ設けられていたとすると、無端ベルト幅方向中央部側に位置するコイルだけを交換するときも、無端ベルト幅方向各端部側に位置するコイルも取り出さなければならず、その作業が煩雑なものとなる。
【0031】
また、図7に示した定着装置も複数のコイル8A,8Bを有しているが、これらのコイル8A,8Bが無端ベルト1,2の外部に設けられている。他の構成は図4乃至図6に示した定着装置と変りはなく、同一の部分には図4に付した符号と同一の符号を付してある。
【0032】
図7に示した定着装置のように、コイルを無端ベルトの外部に設けると、無端ベルトを交換する際、コイルを外す必要がなく、無端ベルトの交換作業を容易に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、無端ベルトを用いた利点と、誘導加熱方式を採用した利点を生かし、しかも、トナー像の定着不良の発生を効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の一例を示す概略図である。
【図2】定着装置の他の例を示す概略図である。
【図3】定着装置のさらに他の例を示す概略図である。
【図4】定着装置のさらに別の例を示す概略図である。
【図5】図4に示した定着装置の加熱体の拡大図である。
【図6】図4に示した定着装置のコイルの配置状態を説明する斜視図である。
【図7】定着装置のさらに他の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1,2 無端ベルト
7,7A 加熱体
8,8A,8B コイル
11,11A 磁性体層
12 熱伝導層
P 記録媒体
T,T1 トナー像

Claims (6)

  1. 互いに当接して走行駆動される非磁性体より成る一対の無端ベルトと、少なくとも一部が磁性体より成る加熱体と、該加熱体の磁性体に誘導電流を生じさせて該磁性体を発熱させるコイルとを有し、前記加熱体は、少なくとも一方の無端ベルトの内側に配置されて、互いに当接する無端ベルト部分の内側面に当接しており、一対の無端ベルトの間にトナー像を担持した記録媒体を挟んで搬送しながら、該トナー像を加熱することを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱体は、磁性体層と、該磁性体層よりも熱伝導率の高い熱伝導層を具備する請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記熱伝導層が無端ベルトの内側面に当接している請求項2に記載の定着装置。
  4. 複数のコイルを有し、該コイルが無端ベルトの幅方向に位置をずらして配置されている請求項1乃至3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 複数のコイルを有し、該コイルのそれぞれが、別々の無端ベルトの内部に設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記コイルが無端ベルトの外部に設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置。
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