JP2004177493A - 共焦点顕微鏡およびディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】取り扱いが簡単で、しかも良好な共焦点像や非共焦点像を取得できる共焦点顕微鏡およびディスクを提供する。
【解決手段】光を透過する透過部5aと光を遮光する遮光部5bをそれぞれ有するディスク5を光路上で回転させ、ディスク5を透過した光を試料に対して走査するとともに、試料からの光をディスク5を透過させて像として取得する共焦点顕微鏡に用いられるもので、遮光部5bは、特定の波長域の光を透過するフィルタ材料で構成される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、共焦点法のセクショニング効果を利用して観察画像を取得する共焦点顕微鏡およびこの共焦点顕微鏡に用いられるディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、回転ディスクを用いた共焦点法のセクショニング効果を利用することで、リアルタイムで高い解像度の観察像を得ることが可能なディスク回転型の共焦点顕微鏡が実用化されている。
【0003】
この種の共焦点顕微鏡は、通常の顕微鏡の光路中に、ピンホール等の光通過部を設けた回転ディスクを挿入して回転させるもので、ピントのずれた面の画像を除去し、ピントのあった面の画像のみを抽出することにより、非常に高いコントラストを持つ共焦点像を取得できるようになっている。
【0004】
一方、このような共焦点顕微鏡は、その性質上、高倍率観察時でさらに強調された像を得ることを目的として用いられる傾向にあり、この場合、像観察の前に、試料の位置合わせやピント合わせを必ず行なう必要がある。
【0005】
しかし、共焦点顕微鏡は、共焦点像として、ピントのあった面の像のみしか抽出しないため、このままでは試料の位置合わせやピント合わせを行うのが非常に難しくなる。また、モニタを使用して像観察を可能にしたものは、一般に撮像手段としてCCDカメラが用いられる。しかし、CCDカメラは、目視と比べてコントラストがよいため、CCDカメラを用いて共焦点観察をした場合、目視観察の場合に比べてピントの合った位置のさらに近傍まで動かさないと、モニタ上の像が暗いままであり、ピント合わせの作業がさらに難しくなってしまう。
【0006】
そこで、特許文献1に開示されるように試料からの反射光をハーフミラーで2分し、このうち透過光を共焦点光路側のディスク上で結像させ、ピンホールを通った光をCCDカメラで撮影すると共に、反射光を非共焦点光路側のリレーレンズを介して再結像させて他のCCDカメラで撮影し、これら2台のカメラで撮影した観察像を1つのモニタ上に同時に表示させることで、ピント合わせやパターン認識を容易にできるようにしたものが考えられている。
【0007】
ところが、特許文献1に開示されるものは、ディスクより試料側の光路にハーフミラーが設けられ、このハーフミラーにより試料からの反射光が共焦点光路と非共焦点光路に分岐されるため、ディスク面に結像される光量は小さくなってしまう。このため、それでなくとも明るい像の取得が難しいとされる回転ディスクを用いた共焦点像は、ますます暗いものなってしまうという問題を生じる。
【0008】
また、非共焦点光路をディスクより試料側で分岐させるようになっているため、事前にハーフミラーと非共焦点光路を組み込んだ専用の共焦点顕微鏡が必要となり、このため一般的な共焦点顕微鏡を所持している場合は、後付けの装置により上述した非共焦点光路を付加するようなことは困難であった。
【0009】
一方、従来、試料の位置合わせやピント合わせを行う場合、光路中から回転ディスクを退避させることにより、回転ディスクを透過しない非共焦点像を取得できるようにしたものも考えられている。
【0010】
【特許文献1】
特開平11−40629号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、非共焦点像を取得する度に回転ディスクを光路から退避させるのでは、このための操作が非常に煩わしく、使いづらいという問題を生じる。
【0012】
一方、最近になって遺伝子研究の遺伝子分析などに、共焦点顕微鏡による蛍光観察が用いられるようになっている。このような蛍光観察を行う場合、さまざまな波長の光が用いられるが、これら波長の異なる光を使用した場合、ディスク上のエアリディスク直径が大きくなる。このため、それぞれの波長の光に対して共焦点効果を最大限確保しようとすると、ディスクのピンホール径あるいは光を通過する部分のスリット幅を、それぞれの波長に応じて異ならす必要があり、従来では、使用する光の波長に応じて、ピンホール径あるいは光を通過する部分のスリット幅の異なる最適なディスクに交換して対応するようにしている。
【0013】
このような場合も、蛍光観察に使用する光の波長に応じて、その都度、最適なディスクに交換するのでは、このための作業が非常に煩わしく、使いづらいばかりか、ディスク交換の際に、機内にほこりやゴミなどが進入して観察像の劣化を招くという問題も生じる。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、取り扱いが簡単で、しかも良好な共焦点像や非共焦点像を取得できる共焦点顕微鏡およびディスクを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、光を透過する透過部と光を遮光する遮光部をそれぞれ有するディスクを光路上で回転させ、前記ディスクを透過した光を試料に対して走査するとともに、試料からの光を前記ディスクを透過させて像として取得する共焦点顕微鏡に用いられるディスクにおいて、前記遮光部は、特定の波長域の光を透過するフィルタ材料で構成されることを特徴としている。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記透過部および遮光部は、それぞれ直線状をなし、これら直線状の透過部および遮光部が交互に並べられ縞状に形成されることを特徴としている。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記縞状に形成された透過部および遮光部は、複数のディスク片にそれぞれ形成されるとともに、これらディスク片を重ね合わせてなり、それぞれのディスク片の遮光部は、異なる特定波長域の光を透過するフィルタ材料で構成されることを特徴としている。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載のディスクを光路上で回転させ、光源からの光を前記ディスクを透過させて試料に対して走査するとともに、試料からの光を前記ディスクを透過させて像として取得する共焦点顕微鏡であって、前記ディスクを透過した光路上に配置され、前記試料からの光のうち前記ディスクの前記透過部および遮光部を透過する波長域の光と前記透過部のみを透過する波長域の光を、それぞれ異なる光路に分離する光路分離手段と、前記光路分離手段で分離された光の像を同時に表示する表示手段とを具備したことを特徴としている。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項3記載のディスクを光路上で回転させ、励起フィルタを通った特定波長の励起光を前記ディスクを透過させて試料に対し走査するとともに、試料より発せられる蛍光を前記ディスクを透過させ、前記蛍光の波長を選択する吸収フィルタを介して像として取得する共焦点顕微鏡であって、少なくとも前記励起フィルタおよび吸収フィルタを備えたユニットを複数個有するとともに、これらユニットを光路上で切換え、前記ディスクを構成する一方のディスク片の透過部および遮光部を透過し、他方のディスク片の透過部のみ透過するような波長域の光を選択することにより、各種の励起法の観察を可能にしたことを特徴としている。
【0020】
この結果、本発明によれば、特定の波長域の光に対しては透過部と遮光部とも光を透過して共焦点効果に影響を及ぼさず、他の波長域の光に対しては透過部のみに光を透過し共焦点効果を得られるディスクを提供できる。
【0021】
また、本発明によれば、ディスクを透過した光路上に、ディスクの透過部および遮光部を透過する波長域の光と、透過部のみを透過する波長域の光を分離する光路分離手段が設けられることで、既設の共焦点顕微鏡にに対して後付けで光路分離手段を有する装置を取り付けることができる。
【0022】
さらに、本発明によれば、励起法によって使用する光の波長域が異なっても、ディスクを交換することなく、最適な共焦点観察を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0024】
図1は、本発明の第1の実施の形態が適用される共焦点顕微鏡の概略構成を示している。図において、1は光源で、この光源1から出射した照明光の光路上には、コレクタレンズ2とビームスプリッタ3が配置されている。コレクタレンズ2は、光源1からの光を平行光に変換するものである。ビームスプリッタ3は、コレクタレンズ2で平行光になった光を90度曲げるようにしている。
【0025】
ビームスプリッタ3で90度曲げられた反射光路には、ディスク5および結像レンズ6が配置されている。
【0026】
ディスク5は、走査手段を構成する回転手段としてモータ4の回転軸に連結され、一定の回転速度で回転されるようになっている。
【0027】
ディスク5は、図2(a)(a)に示すように、光が透過する直線状の透過部5aと特定波長の光以外を反射(遮光)する直線状の遮光部5bが交互に並べられ縞状に形成されている。この場合、ディスク5は、ガラスなどの基板上前面に、例えばフィルタ材料を蒸着し、この状態で、電子ビームなどを用いて透過部5aに相当する部分のフィルタ材料を除去して、遮光部5bのみを残すようにして形成される。ここでのフィルタ材料からなる遮光部5bは、例えば600nm以上の光を透過し、それ以下、つまり600nm以下の光は反射(遮光)する特性のものが用いられている。
【0028】
図1に戻って、光源1、コレクタレンズ2、ビームスプリッタ3、ディスク5および結像レンズ6は、共焦点観察ユニットAとして一体に構成されている。
【0029】
ディスク5および結像レンズ6を通った光は、対物レンズ7の瞳上で結像し試料8を照射する。また、試料8から戻った光は、対物レンズ7を通って平行光となり結像レンズ6を通ってディスク5上で結像する。ディスク5から出た光は、ビームスプリッタ3を直進する。
【0030】
ビームスプリッタ3の直進光路には、結像レンズ9および光路分離手段としてダイクロイックミラー10が配置されている。ダイクロイックミラー10は、例えば600nm以上の波長の光を透過し、それ以下の波長の光を90度曲げる(反射)するようになっている。
【0031】
この場合、結像レンズ9およびダイクロイックミラー10は、鏡筒Bとして一体に構成され、上述した共焦点観察ユニットAに対して後付けにより、取り付けることができるようになっている。
【0032】
ビームスプリッタ3を直進し、結像レンズ9を介してダイクロイックミラー10に入射した光は、600nm以上の波長の光については、透過し、撮像素子11の撮像面に結像し、非共焦点像として撮像され、また、600nm以下の波長の光については、反射し、撮像素子12の撮像面で結像し、共焦点像として撮像される。
【0033】
これら撮像素子11および12は、撮像した画像を電気信号に変換して出力するようになっている。
【0034】
撮像素子11および12には、合成機14が接続されている。この合成機14は、撮像素子11および12より出力される電気信号を合成するものである。
【0035】
合成機14には、表示手段としてモニタ13が接続されている。このモニタ13は、左右2つの表示画面13a、13bを並べて有するもので、合成機14で合成された電気信号により、表示画面13aに撮像素子11で撮像された非共焦点画像、表示画面13bに撮像素子12で撮像された共焦点画像をそれぞれ表示するようになっている。
【0036】
次に、以上のように構成した実施の形態の動作を説明する。
【0037】
光源1から照明光が出射すると、この照明光は、コレクタレンズ2を通って平行光となり、ビームスプリッタ3に入射する。そして、ビームスプリッタ3により90度曲げられた光は、モータ4により回転しているディスク5に入射する。
【0038】
この場合、ディスク5において、光源1からの照明光のうち、600nm以下の波長の光は、透過部5aを通る光のみを透過し、遮光部5bを透過しようとする光を遮光し、また、600nm以上の波長の光は、透過部5aおよび遮光部5bに入射するいずれの光も透過する。
【0039】
ディスク5を透過した光は、結像レンズ6に入射する。結像レンズ6を通った光は、対物レンズ7の瞳上で結像し試料8を照射する。
【0040】
また、試料8から戻った光は対物レンズ7を通って平行光となり、結像レンズ6を通ってディスク5上で結像する。
【0041】
この場合も、ディスク5に入射した光のうち、600nm以下の波長の光は、透過部5aを通る光のみを透過し、遮光部5bを透過しようとする光を遮光し、また、600nm以上の波長の光は、透過部5aおよび遮光部5bに入射するいずれの光も透過する。
【0042】
そして、ディスク5から出た光は、ビームスプリッタ3を直進し、結像レンズ9に入射する。また、結像レンズ9を通った光は、ダイクロイックミラー10に入射する。
【0043】
この場合、ダイクロイックミラー10に入射した光のうち、600nm以上の波長の光は、そのまま透過し、撮像素子11で非共焦点像として撮像され、合成機14を通ってモニタ13の右側の表示画面13aに非共焦点画像として表示される。また、600nm以下の波長の光については、90度曲げられて、撮像素子12で共焦点像として撮像され、合成機14を通ってモニタ13の左側の表示画面13bに共焦点画像として表示される。
【0044】
従って、このようにすれば、ディスク5として、光が透過する透過部5aと特定波長の光以外を反射(遮光)する遮光部5bを有するものを用い、特定の光の波長域について、例えば600nm以下の波長の光は、透過部5aを通る光のみを透過し、遮光部5bを透過しようとする光を遮光し、また、600nm以上の波長の光は、透過部5aおよび遮光部5bに入射するいずれの光も透過するように設定することにより、ディスク5を光路上に配した状態のまま、共焦点像および非共焦点像を同時に取得することができる。これにより、従来の非共焦点像を取得する度に回転ディスクを光路から退避させるものと比べ、このための作業を簡素化でき、取り扱いやすい共焦点顕微鏡を実現できる。
【0045】
また、ディスク5から出た光を、鏡筒Bを構成するダイクロイックミラー10により波長域ごとに分離し、共焦点像および非共焦点像として、それぞれモニタ13に表示するようにしたので、従来のディスクより試料側の光路にハーフミラーを設け、このハーフミラーにより試料からの反射光を共焦点光路と非共焦点光路に分岐するものと比べ、ディスク5面に結像される光量を大きいまま確保できるので、明るく良好な共焦点像を取得することができる。
【0046】
さらに、ディスク5から出た光を共焦点像と非共焦点像に分離するダイクロイックミラー10を有する鏡筒Bは、ディスク5と撮像素子11,12との間の光路に配置されるため、常設される共焦点観察ユニットAに対して後付けで鏡筒Bを取り付けることができる。このことは、従来から共焦点顕微鏡を所持している場合、新たに専用の共焦点顕微鏡を購入することなく、後付けで非共焦点像を取得するための機能を簡単に付加することができる。
【0047】
なお、上述した第1の実施の形態のディスク5において、遮光部5bで光を透過する波長を例えば700nm以下、それ以上の光を遮光とし、ダイクロイックミラー10も、例えば700nm以下の光を反射、700nm以上の光を透過とすれば、モニタ13の右側の表示画面13aに赤外光の共焦点像を表示し、モニタ13の左側の表示画面13bに可視光の非共焦点像を同時に表示することができる共焦点顕微鏡を提供できる。
【0048】
また、ディスク5の遮光部5bで光を透過する波長を例えば400nm以上、それ以下の光を遮光とし、ダイクロイックミラー10も、例えば400nm以下の光を反射、400nm以上の光を透過とすれば、モニタ13の右側の表示画面13aに可視光の非共焦点像を表示し、モニタ13の左側の表示画面13bに紫外光の共焦点像を同時に表示することができる共焦点顕微鏡を提供できる。
【0049】
さらに、上述した第1の実施の形態では、ダイクロイックミラー10を用いたが、ハーフミラーを用いて、結像レンズ9を透過した光を2分割し、それぞれの光路中に然るべき波長を透過するようなハイパスフィルタ、ローパスフィルタを配置するようにしても、同様な効果を期待できる。
【0050】
さらに、上述した第1の実施の形態に用いられる対物レンズ7は、どのような対物レンズを使用してもよいが、軸上の色収差を除去した対物レンズを使用することが望ましい。
【0051】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0052】
第1の実施の形態では、共焦点観察と非共焦点観察をディスクを交換することなく実現できる例を述べたが、この第2の実施では、励起法の異なる共焦点蛍光観察をディスクを交換することなく実現できるようにしたものである。
【0053】
図3は、本発明の第2の実施の形態が適用される共焦点顕微鏡の概略構成を示している。図において、21は光源で、この光源21から出射した照明光の光路上には、コレクタレンズ22、ターレット23が配置されている。
【0054】
コレクタレンズ22は、光源21からの光を平行光に変換するものである。ターレット23は、回転体23aに複数のキューブ24、25、26を保持したもので、回転体23aを各種励起法の観察に応じて回転操作することにより、キューブ24、25、26を選択的に光軸上に配置できるようになっている。この場合、U励起法の観察では、キューブ24が光軸上に配置され、B励起法の観察では、キューブ25が光軸上に配置され、G励起法の観察では、キューブ26が光軸上に配置されるようになっている。図示例では、U励起法の観察に用いられるキューブ24が光軸上に配置されている。
【0055】
キューブ24は、励起フィルタ241、ダイクロイックミラー242、吸収フィルタ243をユニットとして構成したものである。
【0056】
そして、コレクタレンズ22を通って平行光となった照明光は、キューブ24の励起フィルタ241に入射する。
【0057】
ここで、励起フィルタ241には、図6(a)に示すように365nm付近の波長の光のみを透過するものが用いられる。また、ダイクロイックミラー242は、同図(b)に示すように365nm付近の波長の光を反射し、それ以上の波長の光を透過するようにしている。
【0058】
励起フィルタ241を通った光は、ダイクロイックミラー242により90度曲げられる。
【0059】
ダイクロイックミラー242で90度曲げられた反射光路には、ディスク28および結像レンズ29が配置されている。
【0060】
ディスク28は、走査手段を構成する回転手段としてモータ27の回転軸に連結され、一定の回転速度で回転されるようになっている。
【0061】
ディスク28は、図4に示すように2枚のディスク片281、282から構成されている。これらディスク片281、282は、図5(a)(b)に示すように、光を透過する直線状の透過部281a(282a)と特定波長の光以外を反射(遮光)する直線状の遮光部281b(282b)が交互に並べられ縞状に形成されている。この場合、ディスク片281は、透過部281aの幅寸法が、例えば15μm、遮光部281bの幅寸法が、例えば300μmからなり、このうち遮光部281bは、450nm以下の波長の光のみを透過するフィルタ材料で構成されている。また、ディスク片282は、透過部282aの幅寸法が、例えば10μm、遮光部282bの幅寸法が、例えば200μmからなり、このうち遮光部282bは、450nm以上の波長の光のみを透過するフィルタ材料で構成されている。
【0062】
そして、これらディスク片281、282は、それぞれの透過部281a(282a)および遮光部281b(282b)を設けた面同士を合わせた状態で重ねて接合されている。
【0063】
図3に戻って、ディスク28および結像レンズ29を通った光は、対物レンズ30の瞳上で結像し、励起光として試料31を照射する。この場合、試料31は、このときの励起光で励起される蛍光染料が付されている。
【0064】
試料31から発せられた蛍光は、対物レンズ30を通って平行光となり結像レンズ29を通ってディスク28上で結像する。ディスク28から出た光は、キューブ24内のダイクロイックミラー242を直進して吸収フィルタ243に入射する。
【0065】
吸収フィルタ243は、図6(c)に示すように420nm以上の波長の光を透過するものが用いられる。
【0066】
吸収フィルタ243の透過光路には、結像レンズ32と対物レンズ33が配置されている。結像レンズ32を透過した光は、対物レンズ33上で結像し、観察者により蛍光の共焦点像の観察を可能にしている。
【0067】
なお、ターレット23に保持されるキューブ24以外のB励起法の観察に用いられるキューブ25についても、励起フィルタ251、ダイクロイックミラー252、吸収フィルタ253をユニットとして構成している。ここで、励起フィルタ251は、図7(a)に示すように480nm付近の波長の光のみ透過するものが用いられる。ダイクロイックミラー252は、同図(b)に示すように480nm付近の波長の光を反射し、それ以上の波長の光を透過するようにしている。吸収フィルタ253は、同図(c)に示すように515nm以上の波長の光のみを透過するものが用いられる。
【0068】
また、G励起法の観察に用いられるキューブ26についても同様で、励起フィルタ261、ダイクロイックミラー262、吸収フィルタ263をユニットとして構成している。ここで、励起フィルタ261には、図8(a)に示すように550nm付近の波長の光のみ透過するものが用いられる。ダイクロイックミラー262は、同図(b)に示すように550nm付近の波長の光を反射し、それ以上の波長の光を透過するようにしている。吸収フィルタ263は、同図(c)に示すように590nm以上の波長の光のみを透過するものが用いられる。
【0069】
次に、以上のように構成した実施の形態の動作を説明する。
【0070】
まず、U励起法の観察を行う場合は、ターレット23を回転させてキューブ24を光軸上に位置させる。
【0071】
この状態から、光源21から照明光が出射すると、照明光は、コレクタレンズ22を通って平行光となり、キューブ24の励起フィルタ241に入射する。励起フィルタ241では、365nm付近の波長の光のみが透過し、ダイクロイックミラー242で90度曲げられた光は、モータ27で回転しているディスク28に入射する。
【0072】
この場合、ディスク28に入射した365nm付近の波長の光は、ディスク片281では、透過部281aと遮光部281bとも透過し、ディスク片282では、透過部282aを透過するが、遮光部282bで遮光される。
【0073】
このようにして、ディスク28を透過した光は、結像レンズ29を通って対物レンズ30の瞳上で結像し試料31を照射する。
【0074】
これにより、試料31に付された蛍光染料が励起される。そして、試料31から発せられた蛍光(約430nm付近の波長の光)は、対物レンズ30を通って平行光となり結像レンズ29を通ってディスク28上で結像する。
【0075】
ディスク28に入射した約430nm付近の波長の蛍光は、ディスク片282では、透過部282aを透過するが、遮光部282bで遮光され、ディスク片281では、透過部281aと遮光部281bとも透過される。
【0076】
ディスク28を出射した光は、キューブ24内のダイクロイックミラー242を直進し、吸収フィルタ243に入射する。
【0077】
吸収フィルタ243では、420nm以上の波長の光のみが透過し、結像レンズ32を通って対物レンズ33上で結像し、観察者により蛍光の共焦点像の観察が行われる。
【0078】
次に、B励起法で観察する場合は、ターレット23を回転させてキューブ25を光軸上に位置させる。
【0079】
この状態から、光源21から照明光が出射すると、照明光は、コレクタレンズ22を通って平行光となり、キューブ25の励起フィルタ251に入射する。励起フィルタ251では、480nm付近の波長の光のみが透過し、ダイクロイックミラー252で90度曲げられた光は、モータ27で回転しているディスク28に入射する。
【0080】
この場合、ディスク28に入射した480nm付近の波長の光は、ディスク片281では、透過部281aを透過するが、遮光部281bで遮光され、ディスク片282では透過部282aと遮光部282bとも透過する。
【0081】
このようにして、ディスク28を透過した光は、結像レンズ29を通って対物レンズ30の瞳上で結像し試料31を照射する。
【0082】
これにより、試料31に付された蛍光染料が励起される。そして、試料31から発せられた蛍光(約525nm付近の波長の光)は、対物レンズ30を通って平行光となり結像レンズ29を通ってディスク28上で結像する。
【0083】
ディスク28に入射した約525nm付近の波長の蛍光は、ディスク片282では、透過部282aと遮光部282bとも透過するが、ディスク片281では、透過部281aを透過するが、遮光部281bで遮光される。
【0084】
ディスク28を出射した光は、キューブ25内のダイクロイックミラー252を直進し、吸収フィルタ253に入射する。
【0085】
吸収フィルタ253では、515nm以上の波長の光のみが透過し、結像レンズ32を通って対物レンズ33上で結像し、観察者により蛍光の共焦点像の観察が行われる。
【0086】
次に、G励起法で観察する場合、ターレット23をさらに回転させ、キューブ26を光軸上に位置させる。
【0087】
この状態から、光源21から照明光が出射すると、照明光は、コレクタレンズ22を通って平行光となり、キューブ26の励起フィルタ261に入射する。励起フィルタ261では、550nm付近の波長の光のみが透過し、ダイクロイックミラー262で90度曲げられた光は、モータ27で回転しているディスク28に入射する。
【0088】
この場合、ディスク28に入射した550nm付近の波長の光は、ディスク片281では、透過部281aを透過するが、遮光部281bで遮光され、ディスク片282では透過部282aと遮光部282bとも透過する。
【0089】
このようにして、ディスク28を透過した光は、結像レンズ29を通って対物レンズ30の瞳上で結像し試料31を照射する。
【0090】
これにより、試料31に付された蛍光染料が励起される。そして、試料31から発せられた蛍光(約600nm付近の波長の光)は、対物レンズ30を通って平行光となり結像レンズ29を通ってディスク28上で結像する。
【0091】
ディスク28に入射した約600nm付近の波長の蛍光は、ディスク片282では、透過部282aと遮光部282bとも透過するが、ディスク片281では、透過部281aを透過するが、遮光部281bで遮光される。
【0092】
ディスク28を出射した光は、キューブ26内のダイクロイックミラー262を直進し、吸収フィルタ263に入射する。
【0093】
吸収フィルタ263では、590nm以上の波長の光のみが透過し、結像レンズ32を通って対物レンズ33上で結像し、観察者により蛍光の共焦点像の観察が行われる。
【0094】
ちなみに、例えば、対物レンズ30として倍率60×、NA1.4を使用した場合、ディスク片281の透過部281aの幅15μmと、下式で示されるディスク面上のエアリディスク径D
D=1.22×λ/NA×対物レンズの倍率(ただし、λ:光の波長、NA:対物レンズのNA)
の比は、表1で表わすことができる。
【0095】
【表1】
Figure 2004177493
【0096】
また、ディスク片282の透過部282aの幅10μmと、エアリディスク径Dの比は、表2で表わすことができる。
【0097】
【表2】
Figure 2004177493
【0098】
一般に、透過部と反射部を縞状に形成したスリットパターンのディスクを用いた場合、透過部の幅とエアリディスク径の比が40〜60%の範囲の時、良好な共焦点像の観察ができるとされているが、表1から明らかなように、U励起の場合、透過部の幅が10μmであると、透過部の幅とエアリディスク径の比が60%以上にもなり、良好な共焦点像が得られない。また、B励起、G励起の場合も、透過部の幅が15μmであると、透過部の幅とエアリディスク径の比が40%以下となって、この場合も良好な共焦点像が得られない。
【0099】
このことについて、上述した第2の実施の形態によれば、U励起法の場合は、ディスク片282の幅10μmの透過部282aにより共焦点効果を出しており、この場合は、幅15μmの透過部281aを有するディスク片281は、共焦点効果において何の効果も及ぼさないようにし、また、B励起法、G励起法の場合は、ディスク片281の幅15μmの透過部281aで共焦点効果を出しており、この場合は、幅10μmの透過部282aを有するディスク片282は、共焦点効果において何の効果も及ぼさないようにしたので、これらU励起を始め、B励起法、G励起法の観察の場合でも、その都度ディスク28を交換するような必要がなくなり、取り扱いやすく、しかも、常に良好な共焦点像を取得できる共焦点顕微鏡を実現できる。
【0100】
なお、上述した第2の実施の形態では、ディスク28として、異なるフィルタ材料を用い異なるパターンを形成した2枚のディスク片281、282を重ねるように構成したが、これに代えて、1枚のディスクに異なるフィルタ材料を重ねてパターンを形成するようにしたものでもよいし、1枚のディスクの表裏面にそれぞれ異なるフィルタ材料でパターンを形成するようにしてもよい。この場合、上述した実施の形態では、UBGの3種類の励起法に対応できるものについて述べたが、上述したように異なるフィルタ材料で形成されるパターンの層数を増やしていけば、対応できる励起法を3種類以上にできることは勿論である。
【0101】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態では、ディスクに透過部、遮光部が縞上に形成されたものを用いたが、透過部分がピンホール状の形状をしたディスクを使用してもよい。
【0102】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0103】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、取り扱いが簡単で、しかも良好な共焦点像や非共焦点像を取得できる共焦点顕微鏡およびディスクを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態が適用される共焦点顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態に用いられるディスクの詳細を説明する図。
【図3】本発明の第2の実施の形態が適用される共焦点顕微鏡の概略構成を示す図。
【図4】第2の実施の形態に用いられるディスクの概略構成を示す図。
【図5】第2の実施の形態に用いられるディスクの詳細を説明する図。
【図6】第2の実施の形態のU励起法に用いられる励起フィルタ、ダイクロイックミラー、吸収フィルタの特性を示す図。
【図7】第2の実施の形態のB励起法に用いられる励起フィルタ、ダイクロイックミラー、吸収フィルタの特性を示す図。
【図8】第2の実施の形態のG励起法に用いられる励起フィルタ、ダイクロイックミラー、吸収フィルタの特性を示す図。
【符号の説明】
1…光源
2…コレクタレンズ
3…ビームスプリッタ
4…モータ
5…ディスク
5a…透過部
5b…遮光部
6…結像レンズ
7…対物レンズ
8…試料
9…結像レンズ
10…ダイクロイックミラー
11…撮像素子
11.12…撮像素子
13…モニタ
13a.13b…表示画面
14…合成機
21…光源
22…コレクタレンズ
23…ターレット
23a…回転体
24、25、26…キューブ
241、251、261…励起フィルタ
242、252、262…ダイクロイックミラー
243、253、263…吸収フィルタ
27…モータ
28…ディスク
281、282…ディスク片
281a…透過部
281b…遮光部
282a…透過部
282b…遮光部
29、32…結像レンズ
30、33…対物レンズ
31…試料

Claims (5)

  1. 光を透過する透過部と光を遮光する遮光部をそれぞれ有するディスクを光路上で回転させ、前記ディスクを透過した光を試料に対して走査するとともに、試料からの光を前記ディスクを透過させて像として取得する共焦点顕微鏡に用いられるディスクにおいて、
    前記遮光部は、特定の波長域の光を透過するフィルタ材料で構成されることを特徴とするディスク。
  2. 前記透過部および遮光部は、それぞれ直線状をなし、これら直線状の透過部および遮光部が交互に並べられ縞状に形成されることを特徴とする請求項1記載のディスク。
  3. 前記縞状に形成された透過部および遮光部は、複数のディスク片にそれぞれ形成されるとともに、これらディスク片を重ね合わせてなり、それぞれのディスク片の遮光部は、異なる特定波長域の光を透過するフィルタ材料で構成されることを特徴とする請求項2記載のディスク。
  4. 請求項1または2記載のディスクを光路上で回転させ、光源からの光を前記ディスクを透過させて試料に対して走査するとともに、試料からの光を前記ディスクを透過させて像として取得する共焦点顕微鏡であって、
    前記ディスクを透過した光路上に配置され、前記試料からの光のうち前記ディスクの前記透過部および遮光部を透過する波長域の光と前記透過部のみを透過する波長域の光を、それぞれ異なる光路に分離する光路分離手段と、
    前記光路分離手段で分離された光の像を同時に表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  5. 請求項3記載のディスクを光路上で回転させ、励起フィルタを通った特定波長の励起光を前記ディスクを透過させて試料に対し走査するとともに、試料より発せられる蛍光を前記ディスクを透過させ、前記蛍光の波長を選択する吸収フィルタを介して像として取得する共焦点顕微鏡であって、
    少なくとも前記励起フィルタおよび吸収フィルタを備えたユニットを複数個有するとともに、これらユニットを光路上で切換え、前記ディスクを構成する一方のディスク片の透過部および遮光部を透過し、他方のディスク片の透過部のみ透過するような波長域の光を選択することにより、各種の励起法の観察を可能にしたことを特徴とする共焦点顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006235250A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Nikon Corp 測定顕微鏡
JP2015084059A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 株式会社キーエンス 顕微鏡装置

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