JP2003228004A - 共焦点蛍光顕微鏡 - Google Patents

共焦点蛍光顕微鏡

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JP2003228004A
JP2003228004A JP2002029852A JP2002029852A JP2003228004A JP 2003228004 A JP2003228004 A JP 2003228004A JP 2002029852 A JP2002029852 A JP 2002029852A JP 2002029852 A JP2002029852 A JP 2002029852A JP 2003228004 A JP2003228004 A JP 2003228004A
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fluorescence
disc
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Tomio Endo
富男 遠藤
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/645Specially adapted constructive features of fluorimeters
    • G01N21/6456Spatial resolved fluorescence measurements; Imaging
    • G01N21/6458Fluorescence microscopy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で変倍を行うことができるとともに、小
型で、価格的にも安価にできる共焦点蛍光顕微鏡を提供
する。 【解決手段】 光源1からの光路上に光透過部と光遮蔽
部を有する回転ディスク4を回転可能に配置し、この回
転ディスク4の光透過部を透過した光を共焦点光学系5
を介して試料8に入射するとともに、試料8から発する
蛍光を試料像として回転ディスク4上に投影させ、回転
ディスク4に投影された試料像のうち光透過部を透過し
た部分を結像光学系9を介してCCDカメラ10に結像
させるとともに、この結像光学系9の光路上にCCDカ
メラ10に結像される像の結像倍率を可変する変倍光学
系14を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ディスクを用
いた共焦点法のセクショニング効果を利用し、蛍光を観
察する共焦点蛍光顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、遺伝子研究は、ますます盛んにな
っており、この遺伝子研究における遺伝子分析などに
は、蛍光観察が用いられている。
【0003】このような蛍光観察において、蛍光をコン
トラストよく観察するものとして、共焦点法のセクショ
ニング効果を利用した共焦点蛍光顕微鏡が知られてい
る。この共焦点蛍光顕微鏡は、蛍光による細胞の微細3
次元観察などに用いられることが多く、高倍率での観察
を行っているものがほとんどである。
【0004】図5は、このような共焦点蛍光顕微鏡のう
ち、ディスク回転タイプのものを一例として示してい
る。
【0005】この場合、ハロゲン光源又は水銀光源等の
光源1から出射される光の光路上にコリメータレンズ
2、ダイクロイックミラー3が配置され、ダイクロイッ
クミラー3の反射光路上に回転ディスク4、共焦点光学
系5を形成する結像レンズ6、対物レンズ7を介して試
料8が配置されている。また、試料8からの光を透過す
るダイクロイックミラー3の透過光路上に結像光学系9
を介して撮像手段としてのCCDカメラ10が配置され
ている。このCCDカメラ10の画像出力端子には、図
示しないモニタが接続され、CCDカメラ10で撮像さ
れた画像を表示する。
【0006】ここで、ダイクロイックミラー3は、光源
1からの光のうち、蛍光を励起する波長の励起光を反射
し、また、試料8からの蛍光波長を透過するようになっ
ている。回転ディスク4は、微小な開口が多数配置され
ており、この微小な開口のみが光を通過させるようにし
ている。また、回転ディスク4は、回転軸11aを介し
てモータ11に連結され、一定の回転速度で回転される
ようになっている。
【0007】このような構成によれば、光源1から出射
された光は、コリメータレンズ2を通って、ダイクロイ
ックミラー3で励起光となる短い波長のみが反射され、
一定の速度で回転する回転ディスク4に入射され、この
回転ディスク4を通過した光が結像レンズ6を通り、対
物レンズ7によって結像され、試料8に入射する。試料
8は、この入射した励起光により蛍光が発生する。試料
8からの蛍光は、対物レンズ7を介し、結像レンズ6に
より回転ディスク4上に試料像として投影される。そし
て、この投影された試料像のうち焦点の合っている部分
は回転ディスク4の微小開口を通過し、さらにダイクロ
イックミラー3で蛍光である長い波長が結像光学系9の
方向に透過し、この結像光学系9を介してCCDカメラ
10で撮像される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、顕微
鏡では、観察時に観察対象によって倍率を変えられるよ
うになっているが、この倍率を変える場合、対物レンズ
7を交換することで対処するようにしている。
【0009】ところが、ディスク回転タイプの共焦点蛍
光顕微鏡の場合は、対物レンズ7の倍率を変えると、試
料8の回転ディスク4上への投影倍率が変化してしま
う。この場合、回転ディスク4上に形成される微小開口
は、投影倍率と対物レンズ7の開口数であるNAに大き
く依存するため、例えば、微小開口がピンホールである
周知のNipkowディスクのような場合、投影倍率を
M、対物レンズ7の開口数をNA、光の波長をλとする
と、ディスクのピンホールの直径Rは R=K・Mλ/NA …(1) ただし、K=0.5〜1.0 となる関係を満たすようにし、また、微小開口がスリッ
トであるようなラインパターンディスクの場合も、スリ
ットの幅Lは、 L=K・Mλ/NA …(2) ただし、K=0.3〜0.8 となる関係を満たすようにする必要がある。
【0010】このことから、対物レンズ7の倍率を変更
すると、対物レンズ7の交換に応じて適切なピンホール
やラインパターンとなるように回転ディスク4も交換す
るなど対応させる必要ある。しかし、これら対物レンズ
7と同時に回転ディスク4を交換するには、かなり大掛
かりな交換機構が必要となり、全体が大型化するばかり
か価格的にも高価になるという問題を生じる。
【0011】そこで、従来、特開平9−230245号
公報に開示されるように、回転ディスクの前後に変倍光
学系を配置し、対物レンズの交換と同時に変倍光学系を
用いて変倍を行うことにより、回転ディスクの交換が不
要で、且つセクショニング効果を劣化させない方法が考
えられている。
【0012】ところが、このような方法によると、回転
ディスクの前後に変倍光学系が設けられることで、対物
レンズの交換機構が大型で、価格的に高価なものとな
り、さらにレンズ交換のための時間がかかるという問題
がある。
【0013】特に、最近、共焦点蛍光顕微鏡は、細胞な
どの蛍光を高いコントラストで詳細に比較的高倍率で観
察する用途だけでなく、DNAの解析等の分野にも使わ
れるようになっている。この分野では、図6に示すよう
に蛍光色素をつけたDNA101を多数並べたサンプル
102を一度に連続して観察するような方法がとられる
ことが多いが、このようなサンプル102の蛍光観察を
行うには、低倍で広い視野を観察する必要があるととも
に、微弱な蛍光を高速で観察するため高NAも必要とな
り、このため高NA低倍率という特殊で高価な対物レン
ズが使用され、さらに、多数のDNA101の蛍光観察
中に異常が発見されたならば、その部分を拡大して詳細
に観察したいこともある。
【0014】このような用途に、上述した共焦点蛍光顕
微鏡を適用すると、倍率の異なる特殊で高価な対物レン
ズが複数本必要となり、さらに経済的に不利になってし
まい、また、特開平9−230245号公報のもので
も、対物レンズの交換機構が大型となって、レンズ交換
に時間がかかり、しかも、価格的に高価となってしまう
ことに変りはない。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、高速で変倍を行うことができるとともに、小型で、
価格的にも安価にできる共焦点蛍光顕微鏡を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源と、光透過部と光遮蔽部を有し、且つ前記光源から
の光路上に回転可能に配置されたディスクと、前記ディ
スクの光透過部を透過した光を試料に入射するととも
に、該試料から発する蛍光を試料像として前記ディスク
上に投影する共焦点光学系と、前記ディスクに投影され
た試料像のうち前記ディスクの光透過部を透過した部分
を所定位置に結像させる結像光学系と、前記結像光学系
の光路上に配置され、前記所定位置に結像される像の結
像倍率を可変する変倍光学系とを具備したことを特徴と
している。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記光源と前記ディスクとの間の光路に配
置され、前記光源からの光から蛍光を励起する波長の光
を選択して透過する第1のフィルタと、前記ディスクと
前記結像光学系との間の光路に配置され、前記試料から
の蛍光の波長を透過する第2のフィルタとをさらに有す
ることを特徴としている。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記ディスクは、光を透過する直
線状に形成された透過部と光を遮蔽する直線状に形成さ
れた遮蔽部のそれぞれのパターンを交互に並べて配置し
たものであることを特徴としている。
【0019】この結果、本発明によれば、結像光学系の
光路上に変倍光学系を配置し、観察対象により倍率を変
える場合、変倍光学系により結像倍率を任意に変えられ
るようにしたので、構成が簡単で小型化を実現でき、価
格的に安価にできる。
【0020】また、変倍光学系は、セクショニング効果
を劣化させることがない位置に配置されており、変倍光
学系を操作することで、所望する変倍を行うことができ
るので、高コントラストの観察が可能であるとともに、
高速で変倍を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。
【0022】図1は、本発明が適用される共焦点蛍光顕
微鏡の概略構成を示すもので、図5と同一部分には、同
符号を付している。
【0023】この場合、コリメータレンズ2とダイクロ
イックミラー3の間の光路には、第1のフィルタとして
励起フィルタ12が配置されている。また、ダイクロイ
ックミラー3の透過光路上のダイクロイックミラー3と
結像光学系9との間の光路には、第2のフィルタとして
吸収フィルタ13が配置されている。さらに、結像光学
系9は、複数のレンズ9a、9bを有するとともに、こ
れらレンズ9a、9bの間の光路には、変倍光学系14
が配置されている。この変倍光学系14は、例えばズー
ム光学系や焦点距離の異なる複数のレンズの挿脱機構な
どにより構成されている。
【0024】ここで、励起フィルタ12は、図2(a)
に示すように光源1からの光から蛍光を励起する波長の
光を選択して透過し、その他の波長(蛍光の波長Aを含
む)を遮断するような特性を有している。また、ダイク
ロイックミラー3は、図2(b)に示すように励起フィ
ルタ12を透過した波長の光は反射し、試料8からの蛍
光の波長Aは透過するような特性を有している。さら
に、吸収フィルタ13は、図2(c)に示すように試料
8からの蛍光の波長Aは透過し、その他の波長(励起光
を含む)を遮断するような特性を有している。
【0025】この場合、これら励起フィルタ12、ダイ
クロイックミラー3および吸収フィルタ13のそれぞれ
の特性は、使用する蛍光色素により異なっており、例え
ば、FITCを観察する場合、励起最大波長が490n
m、蛍光最大波長が520nmであることから、励起フ
ィルタ12を透過する波長およびダイクロイックミラー
3で反射する波長は、460〜490nmのものが、ダ
イクロイックミラー3および吸収フィルタ13を透過す
る波長は、510nmのものがそれぞれ使用されてい
る。
【0026】図3(a)は、回転ディスク4の概略構成
を示すもので、光を透過する直線状に形成された透過部
4aと光を遮蔽する直線状に形成された遮蔽部4bのそ
れぞれのパターンを交互に並べて配置し、これら透過部
4aと遮蔽部4bの直線状のパターンのうち、観察視野
内でのディスクの回転により走査方向と平行になる部分
に、これら透過部4aと遮蔽部4bの直線状パターンと
直交する方向に光を透過する直線状に形成された透過部
4cと光を遮蔽する直線状に形成された遮蔽部4dのそ
れぞれのパターンを交互に並べて配置した一定の幅Dを
有する領域4eを設けるようにしている。
【0027】この場合、同図(b)に示すように光を遮
蔽する直線状の遮蔽部4b、4dの幅寸法は、光を透過
する直線状の透過部4a、4cの幅寸法より大きく、例
えば、1:9の比に設定されている。また、透過部4
a、4cの幅Lは、上述した式(2)により決定されて
いる。
【0028】次に、このように構成された実施の形態の
作用を説明する。
【0029】光源1から出射された光は、コリメータレ
ンズ2を通って平行光となり、励起フィルタ12に入射
される。励起フィルタ12では、光源1からの光のうち
蛍光を励起する波長の光を励起光として選択し、ダイク
ロイックミラー3に入射する。ダイクロイックミラー3
に入射した励起光は、ここで反射され、一定の速度で回
転する回転ディスク4に入射される。そして、回転ディ
スク4の光を透過する直線状の透過部4a、4cを透過
し、結像レンズ6を通り、対物レンズ7によって結像さ
れ、試料8に入射される。
【0030】試料8では、入射された励起光により蛍光
を発生する。この試料8からの蛍光は、対物レンズ7を
通り、結像レンズ6により回転ディスク4上に試料像と
して投影される。そして、この投影された試料像のうち
焦点の合っている部分は回転ディスク4の透過部4a、
4cを透過し、さらにダイクロイックミラー3を蛍光波
長が透過し、吸収フィルタ13に入射される。吸収フィ
ルタ13では、励起光の波長を遮断し、試料8からの蛍
光波長のみを結像光学系9方向に透過する。そして、結
像光学系9側に透過された蛍光は、試料像として変倍光
学系14を介してCCDカメラ10の撮像面に結像され
撮像される。
【0031】この状態で、変倍光学系14によりCCD
カメラ10での試料像の結像倍率を任意に変更すること
ができる。これにより、例えば、図6で述べたDNAの
解析分野に用いられるような場合で、微弱な蛍光を高速
で、しかも広視野で観察する必要がある場合は、変倍光
学系14を低倍率に設定することで対応でき、一方、異
常部分の拡大検査を行う場合は、変倍光学系14を高倍
率に設定することで対応できる。この場合、変倍光学系
14は、回転ディスク4からCCDカメラ10に至る光
路に配置されるが、高コントラスト像を得るためのセク
ショニング効果は、回転ディスク4の前方の共焦点光学
系5によって決定されることから、変倍光学系14の存
在がセクショニング効果を劣化させることにならない。
【0032】従って、このようにすれば、回転ディスク
4からCCDカメラ10に至る光路に変倍光学系14を
配置し、観察対象により倍率を変える場合、変倍光学系
14によりCCDカメラ10での結像倍率を任意に変え
られるようにしたので、従来の対物レンズの倍率を変え
るのに、対物レンズと同時に回転ディスクを交換するた
め、大掛かりな交換機構が必要となるものと比べ、構成
が簡単で小型化を実現でき、価格的にも安価にできる。
【0033】また、変倍光学系14は、セクショニング
効果を劣化させることがない位置に配置されており、変
倍光学系14を操作することで、所望する変倍に対応さ
せることができるので、高コントラストの観察が可能で
あるとともに、高速で変倍を行うことができる。
【0034】さらに、DNAの解析等の分野に使われる
場合も、高NA低倍率という特殊で高価な対物レンズ
は、1個のみ用意すればよく、しかも、変倍光学系14
を操作することで、低倍で広い視野を観察する広域の蛍
光観察と、多数のDNAの蛍光観察中に異常が発見され
たならば、その部分を拡大して詳細に観察する部分拡大
観察を簡単に切換えて対処することができる。
【0035】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない
範囲で種々変形することが可能である。
【0036】例えば、回転ディスク4は、直線状の遮蔽
部4b(4d)の幅寸法と直線状の透過部4a(4c)
の幅寸法の比を1:9に設定されているが、この比は、
もっと小さくても大きくてもよい。例えば、非常に暗い
蛍光の場合は、非合焦成分が増えるが、1:3程度にす
ると、像を明るくできる。また、非常に明るい蛍光の場
合は、1:20または1:50にすると、非合焦成分が
ほとんどなくなり、焦点の合った像のみのセクショニン
グ画像を得ることができる。しかし、このときの像は暗
くなる。
【0037】また、回転ディスク4のパターン形状も種
々考えられ、例えば、図4(a)に示すように、光を透
過する直線状に形成された透過部4aと光を遮蔽する直
線状に形成された遮蔽部4bのそれぞれのパターンを交
互に並べて配置するとともに、これら透過部4aと遮蔽
部4bの直線状のパターンのうち、観察視野内でのディ
スクの回転により走査方向と平行になる部分に、これら
透過部4aと遮蔽部4bの直線状パターンと直交する方
向に沿って、中心角度を数度程度にした扇状の遮光領域
4f、4gを形成するようにしたもの、あるいは、同図
(b)に示すように、同図(a)と同様に交互に並べて
配置された光を透過する直線状に形成された透過部4a
と光を遮蔽する直線状に形成された遮蔽部4bの直線状
のパターンのうち、観察視野内でのディスクの回転によ
り走査方向と平行になる部分に、これら透過部4aと遮
蔽部4bの直線状パターンと直交する方向に沿って、デ
ィスク周縁からの長さ寸法を順に変えるようにした透過
部4hおよび遮蔽部4iの複数の直線状パターンを有す
る扇状の領域を形成するようにしたものなどを用いるこ
とができる。
【0038】さらに、回転ディスク4は、直線状パター
ンを有するものである必要はなく、光軸方向にセクショ
ニング効果をもたらすものであれば、どのような形状、
パターンのであってもよく、例えば、Nipkowディ
スクのような螺旋状にピンホールを形成したディスクも
用いることができる。
【0039】さらに、上述した実施の形態では、試料像
をCCDカメラ10で撮像するCCD撮像方式としてい
るが、試料像を目視により観察する目視タイプのもので
もよいし、観察光路にハーフミラーを配置し、CCDに
よる撮像光路と目視による観察光路を分けて両方設ける
ようにしてもよい。
【0040】さらに、励起フィルタ12、ダイクロイッ
クミラー3および吸収フィルタ13を共通のユニット構
成とし、このユニットを顕微鏡の光路に対して差し替え
たり、あるいはターレットによる交換式にして、使用さ
れる蛍光色素によって使い分けるようにしてもよい。
【0041】さらに、励起フィルタ12と吸収フィルタ
13の配置を入れ替え、ダイクロイックミラー3の反射
透過特性を逆のものとすれば、光源と観察の光学配置を
入れ替えることができる。
【0042】さらに、上述した実施の形態では、対物レ
ンズ7と試料8の距離は一定の場合を述べたが、例え
ば、試料8を上下方向に移動できるZステージを設け、
試料8と対物レンズ7の距離を変化させて次々に画像を
取り込めば、3次元観察を行うこともできる。
【0043】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高速
で変倍を行うことができるとともに、小型で、価格的に
も安価にできる共焦点蛍光顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共焦点蛍光顕微鏡の一実施の形態の概
略構成を示す図。
【図2】一実施の形態に用いられる励起フィルタ、ダイ
クロイックミラーおよび吸収フィルタの特性を示す図。
【図3】一実施の形態に用いられる回転ディスクの概略
構成を示す図。
【図4】本発明の他の実施の形態に用いられる回転ディ
スクの概略構成を示す図。
【図5】従来の共焦点蛍光顕微鏡の概略構成を示す図。
【図6】DNA解析に用いられるサンプルの一例を示す
図。
【符号の説明】
1…光源 2…コリメータレンズ 3…ダイクロイックミラー 4…回転ディスク 4a、4c、4h…透過部 4b、4d、4i…遮蔽部 4e…領域 4f.4g…遮光領域 5…共焦点光学系 6…結像レンズ 7…対物レンズ 8…試料 9…結像光学系 9a.9b…レンズ 10…CCDカメラ 11…モータ 11a…回転軸 12…励起フィルタ 13…吸収フィルタ 14…変倍光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 EA01 FA02 GA01 GB01 HA01 HA15 JA02 KA02 KA05 LA03 MA16 2H052 AA08 AA09 AB24 AC04 AC15 AC27 AC29 AD31 AD34 AD35 AF14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 光透過部と光遮蔽部を有し、且つ前記光源からの光路上
    に回転可能に配置されたディスクと、 前記ディスクの光透過部を透過した光を試料に入射する
    とともに、該試料から発する蛍光を試料像として前記デ
    ィスク上に投影する共焦点光学系と、 前記ディスクに投影された試料像のうち前記ディスクの
    光透過部を透過した部分を所定位置に結像させる結像光
    学系と、 前記結像光学系の光路上に配置され、前記所定位置に結
    像される像の結像倍率を可変する変倍光学系とを具備し
    たことを特徴とする共焦点蛍光顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記光源と前記ディスクとの間の光路に
    配置され、前記光源からの光から蛍光を励起する波長の
    光を選択して透過する第1のフィルタと、 前記ディスクと前記結像光学系との間の光路に配置さ
    れ、前記試料からの蛍光の波長を透過する第2のフィル
    タとをさらに有することを特徴とする請求項1記載の共
    焦点蛍光顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記ディスクは、光を透過する直線状に
    形成された透過部と光を遮蔽する直線状に形成された遮
    蔽部のそれぞれのパターンを交互に並べて配置したもの
    であることを特徴とする請求項1または2記載の共焦点
    蛍光顕微鏡。
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Cited By (4)

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