JP2004170041A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】野菜等の食品の高鮮度保存性に優れた冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】冷蔵室36の天井面には天井ダクト41が固定されており、天井ダクト41の上方には壁面冷却器10が固定されている。この天井ダクト41は上方から落下する結露水を受けるものであり、冷蔵室36内には庫内ダクト39から天井ダクト41を通して冷風が送られる。この構成の場合、冷風が天井ダクト41内を流通するときに結露水により加湿されるので、冷蔵室36内に高湿度の風が供給される。このため、冷蔵室36内の湿度が高くなるので、野菜等の食品の高鮮度保存性が向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品を冷蔵保存する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用冷蔵庫には、間冷蒸発器およびファンを上下段に設置し、ファンから間冷蒸発器を通して冷蔵室内に風を送ることに基づいて冷蔵室内を冷却する構成のものがある。また、業務用冷蔵庫には冷蔵室の壁面に壁面蒸発器を設置し、冷蔵室内を自然対流で冷却する構成のものがある。この業務用冷蔵庫の場合、壁面蒸発器に結露が生じるので、結露水を庫外に排出している。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−28257号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
野菜等の食品を高鮮度で保存するには庫内の湿度を高める必要がある。しかしながら、上記従来の家庭用冷蔵庫では下部の間冷蒸発器で十分に冷却された空気を上部に送風しているので、間冷蒸発器での除湿量が多くなり、庫内を高湿度に保つことが困難である。また、上記従来の業務用冷蔵庫では結露水を排水しているので、庫内の湿度が低くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、庫内を高湿度に保つことができる食品の高鮮度保存性に優れた冷蔵庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
<請求項1に係る発明について>
請求項1に係る発明は、壁面冷却器から落下する結露水を受けるダクトを設け、ダクト内に風を送るところに特徴を有する。この壁面冷却器の設置場所は冷蔵室内の天井面が好ましく、壁面冷却器の種別は冷却板に冷却パイプを固定してなるパイプオンシート形が好ましい。
請求項1に係る発明によれば、風がダクト内を流通するときに結露水により加湿されるので、冷蔵室内に高湿度の風が供給される。このため、冷蔵室内の湿度が高くなるので、野菜等の食品の高鮮度保存性が向上する。
【0006】
<請求項2に係る発明について>
請求項2に係る発明は、冷蔵用冷却器で生成された冷気をファンからダクト内に送風するところに特徴を有する。この冷蔵用冷却器は壁面冷却器とは機械的に別の冷却器であり、具体的には冷蔵室内を冷蔵温度に冷却する冷気を生成する冷却器である。
請求項2に係る発明によれば、冷蔵室内に冷蔵用冷却器および壁面冷却器を通して冷風が送られるので、冷風の温度が下がる。このため、冷蔵室内の高湿度化が促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0007】
<請求項3に係る発明について>
請求項3に係る発明は、ダクトに親水処理を施すところに特徴を有する。この親水処理とはダクトに対する結露水の付着性を高める処理を総称するものであり、例えばダクトの表面粗度を粗くすること,ダクトの表面積を大きくすること,ダクトの表面に親水性被膜を形成することを称する。
請求項3に係る発明によれば、ダクトに対する結露水の付着性が高まるので、ダクト内を流通する風と結露水との接触量が増える。このため、風の高湿度化が促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0008】
<請求項4に係る発明について>
請求項4に係る発明は、ダクトに貯留部を設けるところに特徴を有する。この貯留部とは結露水を作為的に貯留する部分を総称するものであり、例えば複数の壁部によって確定される空間部,凹状の空間部を称する。
請求項4に係る発明によれば、ダクトに結露水が作為的に貯留されるので、ダクト内を流通する風と結露水との接触量が増える。このため、風の高湿度化が促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0009】
<請求項5に係る発明について>
請求項5に係る発明は、冷蔵用冷却器と壁面冷却器と冷凍用冷却器とを同時に使用可能な冷凍サイクルを用いたところに特徴を有する。
請求項5に係る発明によれば、冷凍用冷却器だけに冷媒を流す冷凍モードおよび冷蔵用冷却器・壁面冷却器の双方に冷媒を流す冷蔵モード間で運転状態を切換える必要がなくなり、冷蔵用冷却器および壁面冷却器に冷媒を連続的に流すことができる。このため、冷蔵用冷却器および壁面冷却器を相対的に高温度で運転することが可能になるので、冷蔵用冷却器および壁面冷却器での着霜量が減る。従って、冷蔵室の高湿度化が促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1〜図3に基づいて説明する。尚、本実施例は本発明をファンクール式の家庭用冷蔵庫に適用したものである。
<冷凍サイクルについて>
図3のコンプレッサ1は中圧加圧用の第1段圧縮室2および高圧加圧用の第2段圧縮室3を内蔵する2段圧縮形のものである。このコンプレッサ1には高圧側吐出口4と中間圧側吸込口5と低圧側吸込口6とが設けられており、低圧側吸込口6から吸込まれる冷媒は第1段圧縮室2内で中間圧に加圧され、中間圧側吸込口5から吸込まれる冷媒と合流して混合される。この混合冷媒は高圧加圧用の第2段圧縮室3内で高圧に加圧され、高圧側吐出口4から吐出される。
【0011】
コンプレッサ1の高圧側吐出口4には凝縮器7が接続されている。この凝縮器7の出口には冷蔵用キャピラリーチューブ8の入口が接続されており、冷蔵用キャピラリーチューブ8の出口には冷蔵用冷却器9の入口が接続されている。この冷蔵用冷却器9の出口には壁面冷却器10の入口が接続されており、壁面冷却器10の出口には気液分離器11の入口が接続されている。この気液分離器11は第1の出口および第2の出口を有するものであり、気液分離器11の第2の出口は冷蔵用サクションパイプ12を介してコンプレッサ1の中間圧側吸込口5に接続され、気液分離器11の第1の出口には冷凍用キャピラリーチューブ13の入口が接続されている。この冷凍用キャピラリーチューブ13の出口には冷凍用冷却器14の入口が接続されており、冷凍用冷却器14の出口はアキュムレータ15および冷凍用サクションパイプ16を介してコンプレッサ1の低圧側吸込口6に接続されている。
【0012】
コンプレッサ1の高圧側吐出口4から吐出された高圧ガス冷媒は凝縮器7内で凝縮して高圧2相冷媒になり、高圧2相冷媒は冷蔵用キャピラリーチューブ8で減圧されることに基づいて中間圧の2相冷媒になる。そして、冷蔵用冷却器9内に流入し、冷蔵用冷却器9内で一部が蒸発する。この冷媒は2相状態で壁面冷却器10内および気液分離器11内に流入し、気液分離器11内で液冷媒およびガス冷媒に分離される。このうちガス冷媒は冷蔵用サクションパイプ12を通って中間圧側吸込口5内に吸込まれる。また、液冷媒は冷凍用キャピラリーチューブ13で減圧され、低圧の2相冷媒となって冷凍用冷却器14内に流入し、アキュムレータ15および冷凍用サクションパイプ16を通ってコンプレッサ1の低圧側吸込口6内に吸込まれる。
【0013】
コンプレッサ1の低圧側吸込口6内に吸込まれた低圧冷媒は第1段圧縮室2内で中間圧に加圧され、中間圧側吸込口5内に吸込まれた冷媒と合流・混合する。そして、第2段圧縮室3内で高圧に加圧され、高圧側吐出口4から吐出される。この冷凍サイクルによれば、冷蔵用冷却器9・壁面冷却器10の双方に冷媒を流す冷蔵モードおよび冷凍用冷却器14だけに冷媒を流す冷凍モード間で運転モードを切換える必要がなくなり、冷蔵用冷却器9と壁面冷却器10と冷凍用冷却器14とを異なる温度で連続使用できるので、冷蔵用冷却器9および壁面冷却器10の温度が必要以上に下がることがない。このため、サイクルの熱効率を高めることができ、しかも、冷蔵用冷却器9および壁面冷却器10での着霜量を減らして冷蔵室内を高湿度に保つことができる。
【0014】
<冷蔵庫の内部構成について>
冷蔵庫本体21は、図1に示すように、前面が開口する矩形箱状をなすものであり、外箱22および内箱23間に断熱材24を充填することに基づいて構成されている。この冷蔵庫本体21内の後端部には機械室25が形成されており、機械室25内にはコンプレッサ1が固定されている。
【0015】
冷蔵庫本体21内には最下部に位置して冷凍室26が形成されている。この冷凍室26の前面には扉27が前後方向へスライド可能に装着されており、冷凍室26の前面は扉27のスライド操作に基づいて開閉される。また、冷蔵庫本体21内には冷凍室26の上段に位置して製氷室28が形成されており、製氷室28の前面には扉29が前後方向へスライド可能に装着されている。この製氷室28は冷凍室26内に通じるものであり、製氷室28の前面は扉29のスライド操作に基づいて開閉される。
【0016】
冷蔵庫本体21内には冷凍室26および製氷室28の後方に位置して冷凍用冷気生成室30が形成されており、冷凍用冷気生成室30内には冷凍用冷却器14が固定されている。この冷凍用冷却器14はフィンアンドチューブ熱交換器を使用した間冷蒸発器からなるものであり、蛇行状の冷却パイプに複数の冷却フィンを固定することに基づいて構成されている。
【0017】
冷凍用冷気生成室30内には冷凍用冷却器14の上方に位置して冷凍用ファン装置31が固定されている。この冷凍用ファン装置31は冷凍用ファンモータ32の回転軸に冷凍用ファン33を固定することに基づいて構成されたものであり、冷凍用ファン33の回転時には、矢印で示すように、冷凍用ファン33から製氷室28内に風が吐出される。この風は製氷室28内から冷凍室26内を通して冷凍用冷気生成室30内に吸引され、冷凍用冷却器14を通して冷凍用ファン33から製氷室28内に再び吐出される。冷凍用冷却器14は風の循環中に風から熱を奪うことに基づいて冷風を生成するものであり、冷凍室26内および製氷室28内は冷凍用冷却器14が生成する冷風により冷却される。
【0018】
冷蔵庫本体21内には製氷室28の上段に位置して野菜室34が形成されている。この野菜室34の前面には扉35が前後方向へスライド可能に装着されており、野菜室34の前面は扉35のスライド操作に基づいて開閉される。また、冷蔵庫本体21内には野菜室34の上段に位置して冷蔵室36が形成されており、冷蔵室36の前面には扉37が垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この冷蔵室36は野菜室34内に通じるものであり、冷蔵室36の前面は扉37の回動操作に基づいて開閉される。尚、野菜室34は冷蔵室に相当するものである。
【0019】
冷蔵庫本体21内には野菜室34の後方に位置して冷蔵用冷気生成室38が形成されており、冷蔵用冷気生成室38内には冷蔵用冷却器9が固定されている。この冷蔵用冷却器9はフィンアンドチューブ熱交換器を使用した間冷蒸発器からなるものであり、蛇行状の冷却パイプに複数の冷却フィンを固定することに基づいて構成されている。また、冷蔵用冷気生成室38の上端部には垂直な庫内ダクト39が接続されている。この庫内ダクト39は冷蔵室36内の後端部に固定されたものであり、庫内ダクト39には冷蔵室36内に開口する複数の吹出口40が形成されている。
【0020】
庫内ダクト39の上端部には天井ダクト41の後端部が接続されており、天井ダクト41の前端部には冷蔵室36内に開口する吹出口42が形成されている。この天井ダクト41は冷蔵室36内の天井面に固定されたものであり、天井ダクト41の内面は後方へ向うに従って下降する傾斜状をなしている。この天井ダクト41の内面には親水性被膜(図示せず)が形成されており、天井ダクト41の内面には親水性被膜を介して水が層状に付着する。尚、天井ダクト41はダクトに相当するものである。
【0021】
冷蔵用冷気生成室38内には冷蔵用冷却器9の上方に位置して冷蔵用ファン装置43が固定されている。この冷蔵用ファン装置43は冷蔵用ファンモータ44の回転軸に冷蔵用ファン45を固定することに基づいて構成されたものであり、冷蔵用ファン45の回転時には、矢印で示すように、冷蔵用ファン45から庫内ダクト39内および天井ダクト41内に風が吐出され、庫内ダクト39の吹出口40および天井ダクト41の吹出口42から冷蔵室36内に吐出される。この風は冷蔵室36内から野菜室34内を通して冷蔵用冷気生成室38内に吸引され、冷蔵用冷却器9を通して冷蔵用ファン45から庫内ダクト39内および天井ダクト41内に再び吐出される。冷蔵用冷却器9は風の循環中に風から熱を奪うことに基づいて冷風を生成するものであり、野菜室34内および冷蔵室36内は冷蔵用冷却器9が生成する冷風により冷却される。尚、冷蔵用ファン45はファンに相当するものである。
【0022】
断熱材24には、図2に示すように、天井ダクト41内に位置して冷却パイプ47が埋設されており、冷却パイプ47と断熱材24との間にはアルミニウム製のテープ48が介在されている。この冷却パイプ47は、図3に示すように、天井ダクト41内の左半部に位置する蛇行状の左パイプ部49と天井ダクト41内の右半部に位置する蛇行状の右パイプ部50とを有するものであり、左パイプ部49は冷蔵用冷却器9側に接続され、右パイプ部50は気液分離器11側に接続されている。また、冷却パイプ47には、図2に示すように、冷却板51が固定されている。この冷却板51は厚さ寸法が「1mm以下」の金属板からなるものであり、内箱23の上面に接触している。
【0023】
冷却パイプ47および冷却板51はパイプオンシート形の壁面冷却器10を構成するものであり、天井ダクト41は壁面冷却器10の下方に配置されている。この壁面冷却器10は天井ダクト41内を流通する冷風を冷却することに基づいて冷風の温度を下げるものであり、天井ダクト41は内箱23の天井面のうち壁面冷却器10に対応する部分から落下する結露水を受ける露受けとしての機能も備えている。
【0024】
上記第1実施例によれば、壁面冷却器10から落下する結露水を受ける天井ダクト41を設け、冷蔵用ファン45から天井ダクト41内に風を送った。このため、風が天井ダクト41内を流通するときに結露水により加湿されるので、冷蔵室36内および野菜室34内に高湿度の風が供給される。このため、冷蔵室36内および野菜室34内の湿度が高くなるので、野菜等の食品の高鮮度保存性が向上する。
【0025】
また、壁面冷却器10とは別の冷蔵用冷却器9で生成された冷気を冷蔵用ファン45から天井ダクト41内に送風したので、冷風の温度が下がる。このため、野菜室34内および冷蔵室36内の高湿度化が促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0026】
また、天井ダクト41の内面に親水性被膜を形成した。このため、天井ダクト41の内面に対する結露水の付着性が高まるので、天井ダクト41内を流通する風と結露水との接触量が増える。従って、風の高湿度化が一層促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0027】
また、冷蔵用冷却器9と壁面冷却器10と冷凍用冷却器14とを同時に使用可能な冷凍サイクルを用いたので、冷凍モードおよび冷蔵モード間で冷凍サイクルの運転状態を切換える必要がなくなり、壁面冷却器9および冷蔵用冷却器10に冷媒を連続的に流すことができる。このため、壁面冷却器9および冷蔵用冷却器10を相対的に高温度で運転することが可能になるので、壁面冷却器9および冷蔵用冷却器10での着霜量が減る。従って、冷蔵室36内および野菜室34内の高湿度化が一層促進されるので、食品の高鮮度保存性が一層向上する。
【0028】
尚、上記第1実施例においては、天井ダクト41の内面に親水性被膜を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば天井ダクト41の内面の粗度を粗くすることに基づいて結露水の付着力を高めたり、表面積を大きくすることに基づいて結露水の付着力を高めても良い。この場合、天井ダクト41の内面に複数の溝や凹部を設けると良い。
【0029】
また、上記第1実施例においては、天井ダクト41に結露水の付着性を高める処理を施したが、これに限定されるものではなく、例えば天井ダクト41に結露水を貯留する貯留部を設けても良い。この場合、本発明の第2実施例を示す図4のように、天井ダクト41の内面に複数の壁部61を設けることに基づいて空間状の貯留部62を形成すると良い。
尚、上記第2実施例においては、天井ダクト41に壁部61を設けることに基づいて貯留部62を形成したが、これに限定されるものではなく、例えば天井ダクト41の下面から下方へ突出する凹状の貯留部を形成しても良い。
【0030】
また、上記第1および第2実施例においては、冷蔵庫本体21の断熱材24内に壁面冷却器10を埋設したが、これに限定されるものではなく、例えば内箱23内の天井面に直接的に貼り付けても良い。
【0031】
また、上記第1および第2実施例においては、冷蔵用冷却器9の下流側に壁面冷却器10を直列に接続したが、これに限定されるものではなく、例えば冷蔵用冷却器9の上流側に壁面冷却器10を直列に接続したり、冷蔵用冷却器9および壁面冷却器10を並列に接続しても良い。
【0032】
また、上記第1および第2実施例においては、本発明をファンクール式の冷蔵庫に適用したが、これに限定されるものではなく、例えば直冷式の冷蔵庫に適用しても良い。この構成の場合、冷蔵室内の天井面に壁面冷却器を固定し、壁面冷却器により冷蔵室内を自然対流で冷却する。この壁面冷却器の下方に露受けを兼用するダクトを固定し、ファンからダクト内に送風する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(冷蔵庫の内部構成を示す断面図)
【図2】壁面冷却器の設置状態を示す断面図
【図3】冷凍サイクルを示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す図(壁面冷却器の設置状態を示す図)
【符号の説明】
1はコンプレッサ、4は高圧側吐出口、5は中間圧側吸込口、6は低圧側吸込口、7は凝縮器、8は冷蔵用キャピラリーチューブ、9は冷蔵用冷却器、10は壁面冷却器、11は気液分離器、13は冷凍用キャピラリーチューブ、14は冷凍用冷却器、34は野菜室(冷蔵室)、36は冷蔵室、41は天井ダクト(ダクト)、45は冷蔵用ファン(ファン)、62は貯留部を示す。

Claims (5)

  1. 食品が収納される冷蔵室と、
    前記冷蔵室の壁面に設けられた壁面冷却器と、
    前記壁面冷却器から落下する結露水を受けるダクトと、
    前記ダクト内に風を送るファンと
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. ファンは、壁面冷却器とは別の冷蔵用冷却器で生成された冷気をダクト内に送風するものであることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. ダクトには、親水処理が施されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の冷蔵庫。
  4. ダクトには、結露水を貯留する貯留部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 低圧側吸込口,中間圧側吸込口,高圧側吐出口を有する2段圧縮形のコンプレッサと、
    前記コンプレッサの高圧側吐出口に凝縮器および冷蔵用キャピラリーチューブを介して接続された冷蔵用冷却器と、
    前記冷蔵用冷却器の出口に接続され、第1の出口および第2の出口を有する気液分離器と、
    前記気液分離器の第1の出口に冷凍用キャピラリーチューブを介して接続された冷凍用冷却器とを備え、
    前記コンプレッサの中間圧側吸込口および低圧側吸込口には、前記気液分離器の第2の出口および前記冷凍用冷却器の出口が接続され、
    前記冷蔵用冷却と前記気液分離器との間には、壁面冷却器が介在されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の冷蔵庫。
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