JP2004167894A - ゲートカットユニット付き取出機及びゲートカット方法 - Google Patents

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明正 福島
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Abstract

【課題】チャックユニットにゲートカットユニットを組み込めない場合であっても、左右方向に走行中にゲートカットを行うことで成形品の取出サイクルを短くする。
【解決手段】射出成形機50の左右方向に延出する左右フレーム11に前後方向に延出する前後フレーム14を左右方向に走行可能に設け、前後フレーム14にチャックユニット18を前後方向に走行可能に設け、成形品1を左右フレーム11に沿って移動させて取り出すトラバースタイプの取出機において、ゲートカットユニット25を、ゲートカット時にはチャックユニット18と相対接近可能なように前後フレーム14に取り付け、左右フレーム11に沿って移動中の成形品1を同じく移動中の相対接近したゲートカットユニット25のエアニッパーによりゲートカットできるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形機により成形された成形品を型から取り出すための取出機に関し、詳しくは成形品から不要部を切り離すためのゲートカットユニットを備えた取出機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のゲートカットユニット付き取出機としては、射出成形機により成形された成形品を取出機のチャックユニットにより把持して取り出した後、該成形品からゲート、ランナー及びスプルーよりなる不要部を切り離すために、チャックユニットを備えているチャックユニットにゲートカットユニットが組み込まれたものが多く存在している(特許文献1参照。)。しかし、成形品の形状・寸法・取り数等によっては、チャックユニットにゲートカットユニットを組み込むことができない場合がある。
そこで、本願出願人は、図7に示すように、射出成形機61の左右方向に延出する左右フレーム62に沿って、チャックユニット66により把持した成形品を移動させて取り出すトラバースタイプの取出機63において、切断治具が配設されたゲートカットユニット64を左右フレーム62の延出端を避けて左右方向途中部位に直接又は前後方向に実質的に延出しない取付部材65を介して取り付けたものを提案した。このゲートカットユニット付き取出機63によれば、チャックユニットにゲートカットユニットが組み込めない場合でもゲートカットできるという利点がある(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−67104公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のゲートカットユニット付き取出機63では、ゲートカットユニット64が左右フレーム62に取付けられていたために、ゲートカットを行う際には、チャックユニット66の左右方向の走行を一旦停止する必要があった。これは、成形品を取り出すたびに取出機63の動作を止めることになるので、取出サイクルを長くする原因になっていた。
【0005】
本発明の目的は、上記課題を解決し、チャックユニットにゲートカットユニットを組み込めない場合であっても、左右方向に走行中にゲートカットを行うことで成形品の取出サイクルを短くすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のゲートカットユニット付き取出装置は、射出成形機の左右方向に延出する左右フレームに射出成形機の前後方向に延出する前後フレームを左右方向に走行可能に設け、前後フレームに射出成形機から成形品を把持するチャックユニットを前後方向に走行可能に設け、成形品を前記チャックユニット及び前後フレームと共に左右フレームに沿って移動させて取り出すトラバースタイプの取出機において、切断治具を有するゲートカットユニットを、常にはチャックユニットと離間しているがゲートカット時にはチャックユニットと相対接近可能なように前後フレームに取り付け、左右フレームに沿って移動中の成形品を同じく移動中の相対接近したゲートカットユニットの切断治具によりゲートカットできるようにしたことを特徴としている。
【0007】
ゲートカットユニットは、切断治具と、切断治具を支える支持体とをユニット化したもので、切断治具及び支持体は、特定のものに限定されない。
【0008】
本発明のゲートカット方法は、射出成形機の左右方向に延出する左右フレームに沿って走行する射出成形機の前後方向に延出する前後フレームに、常には前後フレームに沿って走行可能なチャックユニットと離間しているがゲートカット時にはチャックユニットと相対接近可能なように取り付けられたゲートカットユニットの切断治具により、チャックユニット及び前後フレームと共に左右フレームに沿って移動中の成形品をゲートカットすることを特徴としている。
【0009】
ゲートカットユニットとチャックユニットとを相対接近させる手段としては、次の三態様がある。
(1)前後フレームにゲートカットユニットを固定的に取り付け、ゲートカット時にはチャックユニットをゲートカットユニットに向けて走行させることにより相対接近するようにした態様。
(2)前後フレームにゲートカットユニットを前後方向に走行可能に取り付け、ゲートカット時にはゲートカットユニットをチャックユニットに向けて走行させることにより相対接近するようにした態様。
(3)前後フレームにゲートカットユニットを前後方向に走行可能に取り付け、ゲートカット時にはゲートカットユニットとチャックユニットとを互いに向けて走行させることにより相対接近するようにした態様。
但し、コストを抑えるためには、(2)(3)よりも(1)が好ましい。また、ゲートカットをより迅速に行うためには、(1)(2)よりも(3)が好ましい。
【0010】
上記(1)の場合、ゲートカットユニットを前後フレームに取付ける手段としては、特に限定されないが、取付金具を介して前後フレームにゲートカットユニットを取付けるのが簡便である。また、ゲートカットユニットの取付位置は、特に限定されないが、ゲートカットユニットの揺れを最小限に抑えるためには、前後フレームのより基端側が好ましく、取付金具を用いる場合は、前後フレームとゲートカットユニットとの距離が近くなるように短いものを使用することが好ましい。
【0011】
上記(2)又は(3)の場合、ゲートカットユニットを前後フレームに取付ける手段としては、特に限定されないが、前後フレームに前後方向に延びるように設けられたレールに沿ってチャックユニットが前後に走行する場合、ゲートカットユニットも前記レールに沿ってチャックユニットと干渉しない範囲内で前後に走行するように設けてもよいし、前記レールとは別に設けた前後方向に延びるレールに沿って前後方向に走行するように設けてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したゲートカットユニット付き取出機の第一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、各方向の見方は、図1において左手前に向かう方向を前方向、右奥に向かう方向を後方向、左奥に向かう方向を左方向、右手前に向かう方向を右方向とするが、これは見方の一例であって限定されるものではない。
【0013】
本実施形態のゲートカットユニット付き取出機10は、射出成形機50の左右方向に延出する左右フレーム11に沿って成形品1を移動させて取り出すトラバースタイプの取出機であり、射出成形機50は、固定型51及び可動型52の取付面を上下方向とし型開閉方向を前後方向としたものである。
【0014】
ゲートカットユニット付き取出機10には、射出成形機50の固定盤53に取り付けられて射出成形機50の左右方向(例えば右方向)に延出する左右フレーム11が設けられている。左右フレーム11には、左右レール12に沿って左右方向に走行する左右走行体13が設けられている。左右走行体13には、左右走行体13と共に左右フレーム11に設けられた左右レール12に沿って左右方向に走行するとともに、射出成形機50の前後方向(例えば前方向)に延出する前後フレーム14が取付けられている。前後フレーム14には、前後フレーム14に設けられた前後レール15に沿って前後方向に走行する前後走行体16が設けられている。前後走行体16には、ロッド17aを上下方向に駆動する上下シリンダ17が取付けられている。ロッド17aの下端には、前後走行体16及び上下シリンダ17と共に前後レール15に沿って前後方向に走行するとともに、射出成形機50から成形品1を把持して取り出すチャックユニット18が設けられている。従って、ゲートカットユニット付き取出機10は、左右走行体13と前後フレーム14とを左右方向に走行させることにより、チャックユニット18で把持した成形品1を左右フレーム11に沿って左右方向に移動させて取り出すものである。
【0015】
チャックユニット18は、その前向き面に成形品1の把持と解放とを行う例えば4つのチャック部材19が配設され、ゲートカット時を除くと、常に前後フレーム14の基端寄りに位置して、成形品1の取り出し動作に速やかに対応できるようにしている。また、チャックユニット18には、不要部5の把持と解放とを行う別のチャック部材(図示略)が設けられている。なお、チャック部材19が配設された面を、チャックユニット18のチャック作用面ということにする。
【0016】
また、切断治具を有するゲートカットユニット25が、常にはチャックユニット18と離間しているが、ゲートカット時にはチャックユニット18をゲートカットユニット25に向けて走行させることにより、ゲートカットユニット25がチャックユニット18と相対接近するように前後フレーム14に固定的に取り付けられていて、左右フレーム11に沿って移動中の成形品1を、同じく移動中の相対接近したゲートカットユニット25の切断治具によりゲートカットできるようになっている。
【0017】
即ち、前後フレーム14の前後方向途中部位には、取付部材22を介してゲートカットユニット25が取付けられている。ゲートカットユニット25は、図示しない駆動装置により、図2及び図3に示すように、実線で示すゲートカット位置と二点鎖線で示す退避位置との二点間で駆動されるようになっている。ゲートカットユニット25がゲートカット位置に駆動されると、ゲートカットユニット25がチャックユニット18の前後走行線上に、ゲートカットユニット25のカット作用面(切断治具が配設された面)を後ろ向きにして配置され、チャックユニット18とゲートカットユニット25とが前後方向で対峙させられる。また、ゲートカットユニット25が退避位置に駆動されると、チャックユニット18の前後走行の邪魔にならないよう、ゲートカットユニット25がチャックユニット18の前後走行線上から退避され、チャックユニット18がゲートカットユニット25を越えて前後走行させられるようになる。
【0018】
ゲートカットユニット25は、切断治具と切断治具を支える支持体とをユニット化したもので、支持体は例えば2つのベースバー26と、両ベースバー26の間に渡されるとともにネジで取り付けられた例えば2本の左右バー27と、両左右バー27の間に渡されるとともに左右バー27に形成された左右長孔28(アリ溝でもよい)に対しネジで左右位置調整可能に取り付けられた例えば2本の前後バー29とからなる。各前後バー29の後向き面には、2つずつ(合計4つ)の切断治具としてのエアニッパー31が配設されるとともに、前後バー29に形成された前後長孔30に対しネジで前後位置調整可能に取り付けられている。
【0019】
また、ゲートカットユニット25とチャックユニット18とは、ゲートカットユニット25が前後フレーム14の前後方向途中部位に取付けられ、チャックユニット18がゲートカット時以外は前後フレーム14の基端寄りの位置にあるため、ゲートカット時以外は常に離間した状態となっている。
【0020】
ゲートカットユニット25は、チャックユニット18を例えば最も上昇させた位置(シリンダ17のロッド17aを最上位置に駆動した状態)で前方向に走行させると、チャックユニット18に把持された成形品1と不要部5との境界部であるゲート2の切断箇所が、ゲートカットユニット25に設けられたエアニッパー31の切断刃に位置するようになっている。
【0021】
また、チャックユニット18とゲートカットユニット25とが両方共に前後フレーム14に設けられていることにより、前後フレーム14が左右方向に走行中であっても、上記と同様にチャックユニット18とゲートカットユニット25とを前後フレーム14に沿って相対接近させてゲート2の切断箇所をエアニッパー31の切断刃に位置させることができる。従って、左右フレーム11に沿って左右方向に移動中の成形品1を、同じく移動中の相対接近したゲートカットユニットのエアニッパー31によりゲートカットできるようになっている。
【0022】
以上のように構成されたゲートカットユニット付き取出機10によるゲートカットの方法について説明する。まず、射出成形機50で成形品1が成形され、可動型52が開いて可動型52側の型面に成形品1が残り、その成形品1がエジェクトピン(図示略)で離型される。次に、図2に示すように、成形品1は例えば4個取りであり、各成形品1に接続するゲート2、ランナー3及びスプルー4よりなる不要部5が付随する。なお、この型開き時に成形品1が残る型面を、成形品残存型面ということにする。
【0023】
続いて、チャック作用面を前向きとしたチャックユニット18が、成形品1と固定型51の間に下降(上下シリンダ17のロッド17aを下方向に駆動)してから、前方向に走行して成形品1に接近し、図3(a)に示すように、各チャック部材19が成形品1を把持し、不要部5も図示しないチャック部材により把持される。その後、成形品1を把持したチャックユニット18は後方向に走行してから上限位置まで上昇(上下シリンダ17のロッド17aを上限位置まで上方向に駆動)し、成形品1がチャックユニット18、ゲートカットユニット25及び前後フレーム14と共に左右フレーム11に沿って右方向へ移動を開始する。ここまでチャックユニット18は、前後フレーム14の基端部付近に位置しており、ゲートカット位置に駆動制御されたゲートカットユニット25とは離間している。
【0024】
成形品1の左右フレーム11に沿った移動が始まると、チャックユニット18は前後フレーム14に沿ってゲートカット位置にあるゲートカットユニット25に向かって前方向に走行し始め、ゲートカットユニット25とチャックユニット18とが前後フレーム14に沿って相対接近し始める。
【0025】
ゲートカットユニット25とチャックユニット18との前後フレーム14に沿った相対接近が進み、図3(b)に示すように、各成形品1との境界部であるゲート2の切断箇所が、各エアニッパー31の切断刃に位置すると、チャックユニット18の前方向への走行のみが停止され、エアニッパー31により、チャックユニット18及び前後フレーム14と共に左右フレーム11に沿って右方向に移動中の成形品1から不要部5が切り離される(ゲートカット)。その後、チャック部材(図示略)が不要部5を解放するが、そのタイミングは、ゲートカット後から次の成形品1の取出しに備えてチャックユニット18が左方向への移動を完了するまでの間で、チャック部材19が成形品1を解放するタイミングを除けばいつでもよい。
【0026】
ゲートカット後には、チャックユニット18が後方向に走行し、ゲートカットユニット25からチャックユニット18が離れ始める。
【0027】
その後、図3(c)に示すように、チャックユニット18が成形品解放位置(例えば、前後フレーム14が左右フレーム11の右限位置に到達し、チャックユニット18が前後フレーム14の後限位置に到達した時の位置)に到達すると、チャック部材19が成形品1を解放し、成形品1が速やかに回収される。
【0028】
このゲートカットユニット付き取出機10及びゲートカット方法によれば、ゲートカットユニット25を、常にはチャックユニット18と離間しているが、ゲートカット時にはチャックユニット18と相対接近可能なように前後フレーム14に取付け、左右フレーム11に沿って移動中の成形品1に同じく移動中の相対接近したゲートカットユニット25のエアニッパー31によりゲートカットするので、チャックユニットにゲートカットユニットを組み込めない場合であっても、成形品1の前記移動を停止させることなく、成形品1の前記移動中にゲートカットができるので成形品1の取出サイクルの短縮を図ることができる。
【0029】
次に、本発明を具体化したゲートカットユニット付き取出機の第二実施形態について、図4〜図5を参照して説明する。本実施形態は、ゲートカットユニットの設け方、及び成形品残存型面が異なる点においてのみ第一実施形態と相違するもので、他は第一実施形態とほぼ共通である。
【0030】
即ち、本実施形態の射出成形機50には、固定型側の型面に成形品1が残る固定型56が取付けられ、可動型側には成形品1が残らない可動型57が取付けられ、それに伴って、ゲートカットユニット付き取出機10はチャックユニット18のチャック作用面が後向きに変更されている。
【0031】
本実施形態のゲートカットユニット付き取出機10では、前後フレーム14にゲートカットユニット25を前後方向に走行可能に取り付け、ゲートカット時にはゲートカットユニット25とチャックユニット18とを互いに向けて走行させることにより相対接近するようになっている。
【0032】
即ち、ゲートカットユニット25が、前後走行体16とは別に、前後レール15に沿って前後方向に走行するもう一つの前後走行体41に取付けられている。前後走行体41は、前後走行体16の後側に位置し、前後走行体16と衝突しない範囲内で、前後走行体16とは独立して前後方向に走行させられるようになっている。
【0033】
また、前後走行体41には、前後走行体16と同様にロッド42aを上下方向に駆動する上下シリンダ42が設けられ、該ロッド42aの下端にはゲートカットユニット25が設けられている。ゲートカットユニット25は、カット作用面がチャックユニット18のチャック作用面と対峙するように前向きに向けられている。なお、上下シリンダ42を省いて、前後走行体41にゲートカットユニット25が直接取り付けられていてもよい。また、第一実施形態と同様に、可動型52側の型面に成形品1が残る固定型51と可動型52とを用いてもよい。その場合、前後走行体16にゲートカットユニット25をカット作用面が後向きとなるように取付け、前後走行体41にチャックユニット18をチャック作用面が前向きとなるように取付ければよい。
【0034】
以上のように構成されたゲートカットユニット付き取出機10によるゲートカットの方法について第一実施形態と異なる点についてのみ説明する。まず、射出成形機50で成形品1が成形され、可動型57が開いて固定型56側の型面に成形品1が残り、その成形品1がエジェクトピン(図示略)で離型される。
【0035】
続いて、チャック作用面を後向きとしたチャックユニット18が、成形品1と可動型57との間に下降してから、後方向に走行して成形品1に接近し、図5(a)に示すように、各チャック部材19が成形品1を把持する。その後、成形品1を把持したチャックユニット18は前方向に走行してから上昇し、成形品1がチャックユニット18、ゲートカットユニット25及び前後フレーム14と共に左右フレーム11に沿って右方向へ移動を開始する。
【0036】
成形品1の左右フレーム11に沿った移動が始まると、チャックユニット18は前後フレーム14に沿ってゲートカットユニット25に向かって後方向に走行し始めると共に、ゲートカットユニット25は前後フレーム14に沿ってチャックユニット18に向かって前方向に走行し始めて、ゲートカットユニット25とチャックユニット18とが前後フレーム14に沿って相対接近し始める。
【0037】
ゲートカットユニット25とチャックユニット18との前後フレーム14に沿った相対接近が進み、図5(b)に示すように、各成形品1との境界部であるゲート2の切断箇所が、各エアニッパー31の切断刃に位置すると、チャックユニット18の後方向への走行とゲートカットユニット25の前方向への走行とが停止され、エアニッパー31により、チャックユニット18及び前後フレーム14と共に左右フレーム11に沿って移動中の成形品1から不要部5が切り離される(ゲートカット)。その後、チャック部材(図示略)が不要部5を解放するが、そのタイミングは、ゲートカット後から次の成形品1の取出しに備えてチャックユニット18が左方向への移動を完了するまでの間で、チャック部材19が成形品1を解放するタイミングを除けばいつでもよい。
【0038】
ゲートカット後には、チャックユニット18が前方向に走行し始めると共に、ゲートカットユニット25が後方向に走行し始めて、ゲートカットユニット25とチャックユニット18とが離れ始める。
【0039】
その後、図5(c)に示すように、チャックユニット18が成形品解放位置(例えば、前後フレーム14が左右フレーム11の右限位置に到達し、チャックユニット18が前後フレーム14の前限位置に到達した時の位置)に到達すると、チャック部材19が成形品1を解放し、成形品1が速やかに回収される。
【0040】
本実施形態では、前後フレーム14にゲートカットユニット25を前後方向に走行可能に取り付け、ゲートカット時にはゲートカットユニット25とチャックユニット18とを互いに向けて走行させることによりゲートカットユニット25とチャックユニット18とを相対接近するようにしたことにより、ゲートカット可能な位置にまでゲートカットユニット25とチャックユニット18とを相対接近させるのに必要な時間を第一実施形態よりも短縮できる。これにより第一実施形態で得られる効果に加えて、取出サイクルを更に短縮することができる。
【0041】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)第一実施形態において、図6に示すように、ゲートカットユニット25の位置を前後フレーム14の前端部位に変更すること。これにより、ゲートカットユニット25を退避位置に駆動する必要がなくなるので、ゲートカットユニット25をゲートカット位置と退避位置との間で駆動する駆動装置を省くことができる。
(2)第一実施形態の固定型51と可動型52とを第二実施形態の固定型56と可動型57とに変更して、チャックユニット18をチャック作用面が後向きになるように変更するとともに、ゲートカットユニット25をカット作用面を前向きに変更してチャックユニット18よりも後側に取付位置を変更すること。
【0042】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1〜3記載のゲートカットユニット付き取出機及び請求項4記載のゲートカット方法によれば、チャックユニットにゲートカットユニットを組み込めない場合であっても、左右方向に走行中にゲートカットを行うことで成形品の取出サイクルを短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るゲートカットユニット付き取出機の全体を示す斜視図である。
【図2】同ゲートカットユニット付き取出機のゲートカットユニットを示す示す斜視図である。
【図3】同ゲートカットユニット付き取出機による成形品の取出から成形品の解放までを段階的に示す説明図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係るゲートカットユニット付き取出機の全体を示す斜視図である。
【図5】同ゲートカットユニット付き取出機による成形品の取出から成形品の解放までを段階的に示す説明図である。
【図6】本発明のゲートカットユニット付き取出機の変更例を示す斜視図である。
【図7】従来例のゲートカットユニット付き取出機の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 成形品
11 左右フレーム
14 前後フレーム
18 チャックユニット
25 ゲートカットユニット
31 エアニッパー
50 射出成形機

Claims (5)

  1. 射出成形機の左右方向に延出する左右フレームに射出成形機の前後方向に延出する前後フレームを前記左右方向に走行可能に設け、前記前後フレームに射出成形機から成形品を把持するチャックユニットを前記前後方向に走行可能に設け、前記成形品を前記チャックユニット及び前記前後フレームと共に前記左右フレームに沿って移動させて取り出すトラバースタイプの取出機において、切断治具を有するゲートカットユニットを、常には前記チャックユニットと離間しているがゲートカット時には前記チャックユニットと相対接近可能なように前記前後フレームに取り付け、前記左右フレームに沿って移動中の前記成形品を同じく移動中の前記相対接近したゲートカットユニットの切断治具によりゲートカットできるようにしたことを特徴とするゲートカットユニット付き取出機。
  2. 射出成形機の左右方向に延出する左右フレームに沿って走行する射出成形機の前後方向に延出する前後フレームに、常には前記前後フレームに沿って走行可能なチャックユニットと離間しているがゲートカット時には前記チャックユニットと相対接近可能なように取り付けられたゲートカットユニットの切断治具により、前記チャックユニット及び前記前後フレームと共に前記左右フレームに沿って移動中の前記成形品をゲートカットすることを特徴とするゲートカット方法。
  3. 前記前後フレームに前記ゲートカットユニットを固定的に取り付け、前記ゲートカット時には前記チャックユニットを前記ゲートカットユニットに向けて走行させることにより相対接近するようにした請求項1記載のゲートカットユニット付き取出機又は請求項2記載のゲートカット方法。
  4. 前記前後フレームに前記ゲートカットユニットを前記前後方向に走行可能に取り付け、前記ゲートカット時には前記ゲートカットユニットを前記チャックユニットに向けて走行させることにより相対接近するようにした請求項1記載のゲートカットユニット付き取出機又は請求項2記載のゲートカット方法。
  5. 前記前後フレームに前記ゲートカットユニットを前記前後方向に走行可能に取り付け、前記ゲートカット時には前記ゲートカットユニットと前記チャックユニットとを互いに向けて走行させることにより相対接近するようにした請求項1記載のゲートカットユニット付き取出機又は請求項2記載のゲートカット方法。
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