JP2004166441A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】昇圧コイルLと第1スイッチング素子S1との接続線路上の中継点Aを接地する第2スイッチング素子S2を備え、昇圧コイルLと第1スイッチング素子S1を直流電源回路側の給電点Bとインバータ側の給電点Cとの間に直列に接続することにより、給電点Cにおける給電電圧を昇圧する昇圧回路を備えた電動パワーステアリング装置において、中継点Aと第2スイッチング素子S2との間に余剰電力消費用の放熱抵抗Rを挿入し、昇圧コイルLに対して並列に第1短絡線路J1を接続し、更に、インバータ4における余剰電力発生時に、第2スイッチング素子S2を接地状態にスイッチすることにより、従来の昇圧回路に対して代替的に動作する回生電力放熱回路110を構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流電源回路の電源電圧を昇圧する形態の回生回路(昇圧回路)、又は、回生電力を電気抵抗で消費(放熱)する形態の回生回路(回生電力放熱回路)を備えた電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
直流電源に対する昇圧手段を有する電動パワーステアリング装置としては、例えば、下記の特許文献1に記載されているもの等が一般にも知られている。
これらの電動パワーステアリング装置では、この様な昇圧手段を用いることにより、比較的高出力の電動パワーステアリング装置を実現している。
【0003】
図5に、従来技術による電動パワーステアリング装置900のシステム構成図を例示する。この電動パワーステアリング装置900の直流電源回路は、12V直流電源1と電源リレー2と電源フィルタ3等から構成されている。ECU等とも呼ばれる制御装置901は、昇圧回路910を内蔵している。第2スイッチング素子S2は、昇圧コイルLと第1スイッチング素子S1との接続線路上の中継点Aをタイミング自在に接地する。直流電源回路側の給電点Bとインバータ側の給電点Cとの間に直列に、昇圧コイルLと第1スイッチング素子S1とを接続(挿入)することにより、給電点Cにおける給電電圧が昇圧制御可能となる。この昇圧制御は、制御回路マイコン920の指令に基づいて、スイッチング素子S1、S2を自在にON/OFF制御することにより、実現される。
【0004】
尚、上記の給電点B或いは給電点Cには、他方が接地されたコンデンサを接続しても良い。この様なコンデンサは、上記の昇圧回路において整流作用若しくは昇圧作用を効果的に奏する場合があることが知られている。
また、上記の昇圧回路を構成する第1スイッチング素子或いは第2スイッチング素子は、寄生ダイオードを有するものであっても良い。
【0005】
比較的高出力の電動パワーステアリング装置を実現するために用いられるその他の電源構成としては、例えば、DC−DCコンバータ等を利用して構成される42V系の直流電源を直截的に使用するもの等も考えられる。この42V系の直流電源を直截的に使用する場合には、特に昇圧回路や昇圧制御を導入する必要がない等の利点があり、よってこの構成は、前記の昇圧回路910を用いる図5の電動パワーステアリング装置900の構成と同様に、十分に実用的であると言える。
従って今後は、これらの2系統に代表される比較的高出力の電動パワーステアリング装置が、広範に普及していくものと考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−260907号公報 (第2図、第7図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の2系統に対して個別にECU(例:制御装置901)等の制御機構を開発し、提供していくことは、電動パワーステアリング装置の生産性の面で非常に不効率となる。
即ち、生産性を重視する時、上記の様な制御機構の生産体制は、極力部品等を共通化する等の工夫により、殆ど1系統で実現していく必要があるものと考えられる。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、相異なる電源回路に対して、大半の部品の共通化が可能又は容易な回路構成を有する比較的高出力の電動パワーステアリング装置を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段、並びに、作用及び発明の効果】
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
即ち、本発明の第1の手段は、昇圧コイルと第1スイッチング素子との接続線路上の中継点Aをタイミング自在に接地する第2スイッチング素子を備え、昇圧コイルと第1スイッチング素子を直流電源回路側の給電点Bとインバータ側の給電点Cとの間に直列に接続することにより、給電点Cにおける給電電圧を昇圧する昇圧回路を備えた電動パワーステアリング装置において、中継点Aと第2スイッチング素子との間に余剰電力消費用の放熱抵抗を挿入し、昇圧コイルに対して並列に第1短絡線路を接続し、更に、インバータからの回生電力が発生した際に、第2スイッチング素子を接地状態(ON状態)にスイッチするスイッチング制御手段を設けることにより、回生電力を余剰エネルギーとして放熱する回生電力放熱回路を構成することである。
【0010】
ただし、上記の給電点B或いは給電点Cには、他方が接地されたコンデンサを接続しても良い。この様なコンデンサは、上記の昇圧回路において整流作用若しくは昇圧作用を効果的に奏する場合があることが知られている。
また、上記の昇圧回路を構成する第1スイッチング素子或いは第2スイッチング素子は、寄生ダイオードを有するものであっても良い。
尚、以下の記載において、上記の様な昇圧回路や回生電力放熱回路を総称的に回生回路と呼ぶことがある。
【0011】
上記の構成に従えば、放熱抵抗の追加的な挿入と、第1短絡線路の付加だけで、昇圧回路を上記の回生電力放熱回路に変更することができる。ただし、インバータにおける回生電力発生時には、第2スイッチング素子を接地状態(ON状態)にスイッチして、インバータから回生される電力を放熱抵抗にて消費(放熱)する。また、第1スイッチング素子は、常時接続状態(ON状態)にしておけば良い。これらの制御は制御回路マイコンの制御プログラムを従来のもの(図5の昇圧回路910を制御する制御回路マイコンの制御プログラム)と差し替えることで容易に対応可能である。この場合、第2スイッチング素子を接地状態(ON状態)にスイッチする上記のスイッチング制御手段は、制御回路マイコンの新たな制御プログラムの新規拡張部分として、公知の技法に基づいて容易に具現化することができる。
【0012】
例えば、この様な構成によれば、従来の図5のシステム構成に基づいて、例えば42V系等の比較的高圧な直流電源を用いる構成に、最小限の変更で対応することが可能となる。したがって、この様な構成に従えば、相異なる電源回路に対して、大半の部品の共通化が可能又は容易となり、電源回路が上記の様に複数系統にまたがる場合であっても、電動パワーステアリング装置の生産性を維持又は向上することができる。
【0013】
また、本発明の第2の手段においては、上記の第1短絡線路は、上記の昇圧コイルに代えてその代替部品として接続する。言い換えれば、本発明の第2の手段は、上記の第1の手段において、上記の昇圧コイルを省略(削除)することと事実上一致する。
この構成によれば、昇圧回路を用いる電動パワーステアリング装置と上記の回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置との生産ラインを、昇圧コイルの組み付け前に分離しなければならないが、この構成によれば、上記の回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置を製造する際に、昇圧コイルの部品代や昇圧コイルの組み付けコストが削減できるので、コスト面で上記の第1の手段よりも更に有利となる場合がある。
【0014】
また、回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置においては、上記の昇圧コイルは元来必要ないものであるので、不要なインダクタンス作用を未然に排除できると言う観点からも昇圧コイルは始めから具備しない方がより望ましい。
【0015】
また、第3の手段は、上記の第1又は第2の手段において、第1スイッチング素子に対して並列に第2短絡線路を接続することである。
この構成によれば、中継点Aと給電点Cとが第2短絡線路で接続されるため、制御回路マイコンの制御プログラムに従って、第1スイッチング素子に対して常時ON指令を出力する必要が無くなる。
【0016】
また、第4の手段は、上記の第1又は第2の手段において、第1スイッチング素子の代りに第2短絡線路を接続することである。
この構成によれば、昇圧回路を用いる電動パワーステアリング装置と上記の回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置との生産ラインを、第1スイッチング素子の組み付け前に分離しなければならないが、この構成によれば、上記の回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置を製造する際に、第1スイッチング素子の部品代や第1スイッチング素子の組み付けコストが削減できるので、コスト面で更に有利となる場合がある。
【0017】
また、第5の手段は、上記の第1の手段において、放熱抵抗に対して並列に接続された第3短絡線路と、第1短絡線路を自在に切断/連結する第3スイッチング素子と、第3短絡線路を自在に切断/連結する第4スイッチング素子と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子とを同時にON/OFF制御することにより、昇圧回路と回生電力放熱回路の何れか一方を択一的に使用可能にする回生回路選択手段とを備えることである。
【0018】
この構成に従えば、昇圧回路と回生電力放熱回路の何れか一方を択一的に使用可能にすることが可能となるので、昇圧回路を用いる電動パワーステアリング装置と回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置との生産ラインを完全に1本化することが可能となる。
以上の本発明の手段により、前記の課題を効果的、或いは合理的に解決することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
〔第1実施例〕
図1は、本第1実施例に係わる電動パワーステアリング装置100のシステム構成図である。この電動パワーステアリング装置100の直流電源回路は、42V直流電源5と電源リレー2と電源フィルタ3等から構成されている。ECU等とも呼ばれる制御装置101は、回生電力放熱回路110を内蔵しており、この制御装置101は、従来と同様に12V電源(バッテリー1)を用いて作動させる。
【0020】
第2スイッチング素子S2と中継点Aとの間には、余剰電力消費用の放熱抵抗Rが挿入されており、この点が従来の電動パワーステアリング装置900(図5)と比較した場合大きく異なっている。第2スイッチング素子S2は、放熱抵抗Rの一端をタイミング自在に接地する。
直流電源回路側の給電点Bとインバータ4側の給電点Cとの間には、直列に第1短絡線路J1と第1スイッチング素子S1とが接続(挿入)されている。昇圧コイルLは、第1短絡線路J1と並列に配置して残してあるが、勿論、昇圧コイルLは削除しても良い。
【0021】
ギヤAssy10は、ブラシレス三相モータ11と回転角センサ12とトルクセンサ13等を内蔵しており、このモータ11の出力トルクは、三相ブリッジ(インバータ4)が内蔵する図略の6つのトランジスタに対する制御回路マイコン120からの各ON/OFF指令により自在に制御される。これらの各ON/OFF指令は、回転角センサ12やトルクセンサ13等からの出力信号、或いはその他の各種の車両センサ信号(車速、エンジン回転数)等に基づいて随時決定される。
【0022】
このモータ11の出力トルクを大きくするために、上記の42V直流電源5の導入は非常に有効である。制御装置101が有する回生電力放熱回路110の回生電力放熱制御は、制御回路マイコン120の指令に基づいて、第2スイッチング素子S2を自在にON/OFF制御することにより実現される。即ち、インバータ4からの回生電力が発生した際にON状態(接続状態)にすることにより、回生電力が放熱抵抗Rから熱放出される。即ち、この様な新たな制御プログラムの導入により、インバータ4における余剰電力発生時に、第2スイッチング素子S2を接地状態(ON状態)にスイッチする新たなスイッチング制御手段を備える。
【0023】
この様に、本第1実施例の電動パワーステアリング装置100では、第2スイッチング素子S2に対する制御方式が、図5の従来の電動パワーステアリング装置900で実施していた昇圧制御(即ち、PWM回路等を用いたチョッパ制御)の方式とは明らかに異なっている。
尚、スイッチング素子S1は、常時ON状態(接続状態)のままで良い。
【0024】
例えば、以上の様な構成に従えば、相異なる電源回路(例:12V直流電源回路と42V直流電源回路)に対して、大半の部品の共通化が可能又は容易な回路構成を有する比較的高出力の電動パワーステアリング装置を実現することができる。
【0025】
〔第2実施例〕
図2は、本第2実施例に係わる電動パワーステアリング装置200のシステム構成図である。この電動パワーステアリング装置200は、上記の第1実施例の電動パワーステアリング装置100と同様に、42V直流電源により駆動可能であり、制御装置201は回生電力放熱回路210を内蔵している。
【0026】
この回生電力放熱回路210の特徴は、第1スイッチング素子S1に対して並列に第2短絡線路J2が接続されている点にある。この様な第2短絡線路J2の設置により、第1スイッチング素子S1は常時ON状態であっても、常時OFF状態であっても、回生電力放熱回路210は正しく動作することができる。
したがって、以上の構成に従えば、制御回路マイコン220では、第1スイッチング素子S1に対するON/OFF制御を実行する必要がなくなる。
例えば、この様な構成によっても、本発明を実施することができる。
【0027】
尚、以上の第1実施例或いは第2実施例においては、上記の昇圧コイルLは、省略(削除)しても良い。この構成によれば、昇圧回路を用いる電動パワーステアリング装置と上記の回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置との生産ラインを、昇圧コイルの組み付け前に分離しなければならないが、この構成によれば、上記の回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置を製造する際に、昇圧コイルの部品代や昇圧コイルの組み付けコストが削減できるので、コスト面で有利となる場合がある。
【0028】
また、回生電力放熱回路を用いる電動パワーステアリング装置においては、上記の昇圧コイルは元来必要ないものであるので、不要なインダクタンス作用を未然に排除できると言う観点からも昇圧コイルLは始めから具備しない方がより望ましい。
【0029】
〔第3実施例〕
図3は、本第3実施例に係わる電動パワーステアリング装置300のシステム構成図である。この電動パワーステアリング装置300は、上記の第2実施例の電動パワーステアリング装置200と同様に、42V直流電源により駆動可能であり、制御装置301は回生電力放熱回路310を内蔵している。
【0030】
この回生電力放熱回路310の特徴は、第1短絡線路J1に対して並列に接続されていた昇圧コイルLを省略(削除)した点と、第2短絡線路J2に対して並列に接続されていた第1スイッチング素子S1を省略(削除)した点にある。
【0031】
この様な構成に従えば、昇圧コイルLや第1スイッチング素子S1の部品コスト及び組み付けコストを削減することができ、更に、これらの素子が給電点Cの給電電圧に対して影響(干渉)する恐れもなくなる。
また、制御回路マイコン320の制御プログラムにおいて、第1スイッチング素子S1のON/OFF制御に関しても、全く意識する必要がなくなる。
【0032】
〔第4実施例〕
図4は、本第4実施例に係わる電力回生回路410の回路図である。この電力回生回路410は、図5の昇圧回路910又は図1の回生電力放熱回路110の何れとしても代替的に使用することができるものである。
【0033】
昇圧コイルLに対して並列に接続された第1短絡線路J1の線路上には、この第1短絡線路J1を自在に切断/連結制御する第3スイッチング素子S3が設けられている。また、放熱抵抗Rに対して並列に接続された第3短絡線路J3の線路上には、この第3短絡線路J3を自在に切断/連結制御する第4スイッチング素子S4が設けられている。
【0034】
また、選択指令伝達回路411は、電力回生回路410に入力される制御指令cm1を2つに分岐させ、第4スイッチング素子S4に対してはそのON/OFF指令をそのまま伝達するが、一方、第3スイッチング素子S3に対しては、指令反転回路T(NOT回路)の作用に基づいて、そのON/OFF指令を反転させてから伝達する。
【0035】
以上の構成により、制御回路マイコン420は、上記の制御指令cm1に基づいて、昇圧回路と回生電力放熱回路の何れか一方を択一的に実現することができる。即ち、cm1=ONの時には、中継点Aと第2スイッチング素子S2とが第4スイッチング素子S4の作用によりショートするので、電力回生回路410は昇圧回路910(図5)と同様に動作することができる。
【0036】
一方、cm1=OFFの時には、上記の指令反転回路Tと第3スイッチング素子S3の作用により、昇圧コイルLに対して並列に接続された第1短絡線路J1が導通されるため、電力回生回路410は、前述の第1実施例の回生電力放熱回路110(図1)と同様に動作することができる。
【0037】
例えば、上記の様な構成によれば、電力回生回路410を回生電力放熱回路110と同様に動作させるか、それとも、昇圧回路910と同様に動作させるかを制御回路マイコン420によって選択することが可能となるため、同一の電力回生回路410を備えた1種類の制御装置(ECU)だけで、12V直流電源1(図5)を有する電動パワーステアリング装置と、42V直流電源5(図1)を有する電動パワーステアリング装置との両方に対応することができる。
したがって、この様な場合には、制御装置(ECU)の生産体制を完全に1本化することができるため、生産性が向上する。
【0038】
尚、上記の各実施例においては、上記の給電点B或いは給電点Cには、他方が接地されたコンデンサを接続しても良い。この様なコンデンサは、特に上記の昇圧回路において整流作用若しくは昇圧作用を効果的に奏する場合があることが知られている。また、上記の昇圧回路を構成する第1スイッチング素子或いは第2スイッチング素子は、寄生ダイオードを有するものであっても良い。
これらのコンデンサや寄生ダイオード等の付属的な素子の有無に係わらず、本発明を具体的に実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる電動パワーステアリング装置100のシステム構成図。
【図2】本発明の第2実施例に係わる電動パワーステアリング装置200のシステム構成図。
【図3】本発明の第3実施例に係わる電動パワーステアリング装置300のシステム構成図。
【図4】本発明の第4実施例に係わる電力回生回路410の回路図。
【図5】従来技術による電動パワーステアリング装置900のシステム構成図。
【符号の説明】
910 … 昇圧回路
100 … 電動パワーステアリング装置
101 … 制御装置(ECU)
120 … 制御回路マイコン
110 … 回生電力放熱回路(第1実施例)
210 … 回生電力放熱回路(第2実施例)
310 … 回生電力放熱回路(第3実施例)
410 … 回生回路(昇圧回路/回生電力放熱回路:第4実施例)
411 … 選択指令伝達回路
1 … 12V直流電源
2 … 電源リレー
3 … 電源フィルタ
4 … 三相ブリッジ(三相インバータ)
5 … 42V直流電源
10 … ギヤAssy
11 … ブラシレス三相モータ
12 … 回転角センサ
13 … トルクセンサ
L … 昇圧コイル
A … 中継点
R … 放熱抵抗
Sn … 第nスイッチング素子(n=1,2,3,4)
Jm … 第m短絡線路(m=1,2,3)
T … 指令反転回路(NOT回路)
Claims (5)
- 昇圧コイルと第1スイッチング素子との接続線路上の中継点Aをタイミング自在に接地する第2スイッチング素子を備え、前記昇圧コイルと前記第1スイッチング素子を直流電源回路側の給電点Bとインバータ側の給電点Cとの間に直列に接続することにより、前記給電点Cにおける給電電圧を昇圧する昇圧回路を備えた電動パワーステアリング装置において、
前記中継点Aと前記第2スイッチング素子との間に余剰電力消費用の放熱抵抗を挿入し、
前記昇圧コイルに対して並列に第1短絡線路を接続し、
更に、前記インバータからの回生電力が発生した際に、前記第2スイッチング素子を接地状態(ON状態)にスイッチするスイッチング制御手段を設けることにより、
前記回生電力を余剰エネルギーとして放熱する回生電力放熱回路を構成した
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 昇圧コイルと第1スイッチング素子との接続線路上の中継点Aをタイミング自在に接地する第2スイッチング素子を備え、前記昇圧コイルと前記第1スイッチング素子を直流電源回路側の給電点Bとインバータ側の給電点Cとの間に直列に接続することにより、前記給電点Cにおける給電電圧を昇圧する昇圧回路を備えた電動パワーステアリング装置において、
前記中継点Aと前記第2スイッチング素子との間に余剰電力消費用の放熱抵抗を挿入し、
前記昇圧コイルの代りに第1短絡線路を接続し、
更に、前記インバータからの回生電力が発生した際に、前記第2スイッチング素子を接地状態(ON状態)にスイッチするスイッチング制御手段を設けることにより、
前記回生電力を余剰エネルギーとして放熱する回生電力放熱回路を構成した
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記第1スイッチング素子に対して並列に第2短絡線路を接続した
ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記第1スイッチング素子の代りに第2短絡線路を接続した
ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記放熱抵抗に対して並列に接続された第3短絡線路と、
前記第1短絡線路を自在に切断/連結する第3スイッチング素子と、
前記第3短絡線路を自在に切断/連結する第4スイッチング素子と、
前記第3スイッチング素子と前記第4スイッチング素子とを同時にON/OFF制御することにより、前記昇圧回路と前記回生電力放熱回路の何れか一方を択一的に使用可能にする回生回路選択手段と
を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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