JP4670833B2 - 車両用モータドライブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載交流モータを駆動制御するための回路装置である車両用モータドライブ装置に関する。
従来のハイブリッド車では、バッテリ電圧を昇降圧チョッパで昇圧して3相インバータに印加する機能を有する車両用モータドライブ装置を装備している。この種の車両用モータドライブ装置については、たとえば下記の特許文献1に記載されている。バッテリ電力を昇降圧チョッパを介して3相インバータに給電するのは、配線抵抗損失を低減してインバータの発熱を低減するための他、磁石同期機(PM)型の車両走行モータの高速回転時の発電電圧がバッテリに印加されるのを阻止するためである。
従来の車両用モータドライブ装置の実用例を図10を参照して更に具体的に説明する。
100は3相発電電動機、101は昇降圧チョッパ(昇圧回路)、102は3相インバータ(インバータ)、103は昇降圧チョッパ101のパワースイッチング素子を断続制御する昇圧回路用ドライバ回路、104は昇圧回路用ドライバ回路103に制御電源電力を給電する昇圧回路用制御電源、105は昇圧回路用ドライバ回路103及び昇圧回路用制御電源104が実装される昇圧回路用回路基板、106は3相インバータ102のパワースイッチング素子を断続制御するインバータ用ドライバ回路、107はインバータ用ドライバ回路106に制御電源電力を給電するインバータ用制御電源、108はインバータ用ドライバ回路106及びインバータ用制御電源107が実装されるインバータ用回路基板、109は昇圧回路用ドライバ回路103を制御するための昇圧回路用ECU、110はインバータ用ドライバ回路106を制御するためのインバータ用ECUである。昇圧回路用制御電源104は昇圧回路用ECU109からの給電電力から制御電源電力を形成する電気絶縁型DCDCコンバータであり、インバータ用制御電源107はインバータ用ECU110からの給電電力から制御電源電力を形成する電気絶縁型DCDCコンバータである。
昇圧回路用ECU109と昇圧回路用回路基板105とは多数の信号線111により電気絶縁可能に接続され、インバータ用ECU110とインバータ用回路基板108とは多数の信号線112により電気絶縁可能に接続され必要な信号授受を行っている。また、昇圧回路用ECU109とインバータ用ECU110とは多数の信号線113により電気絶縁されることなく接続されて、必要な信号授受を行っている。昇圧回路用ドライバ回路103は信号線114を通じて昇降圧チョッパ101にパワースイッチング素子駆動信号を送信し、また、昇降圧チョッパ101のパワースイッチング素子内蔵のセンサから温度信号や電流信号を受信している。インバータ用ドライバ回路106も信号線115を通じて3相インバータ102にパワースイッチング素子駆動信号を送信し、また、3相インバータ102のパワースイッチング素子内蔵のセンサから温度信号や電流信号を受信している。昇降圧チョッパ101は高電圧のバッテリ116から給電された電力を昇圧し、直流高電圧線117、118を通じて3相インバータ102に昇圧直流電力を給電し、3相インバータ102は3相交流電力を3相ケーブル119を通じて3相発電電動機100に給電している。
昇圧回路用回路基板105には素子保護用論理回路やセンサ信号処理回路が実装されている。センサ信号処理回路は、昇降圧チョッパ101のパワースイッチング素子内蔵の温度センサや電流センサから検出した温度信号や電流信号を処理して素子保護用論理回路又は昇圧回路用ECU109に出力する。素子保護用論理回路は回路基板105のセンサ信号処理回路からのデジタル信号又は二値信号や昇圧回路用ECU109からの信号に基づいて昇圧回路用ドライバ回路103を制御する信号を発生する。
インバータ用回路基板108にも素子保護用論理回路やセンサ信号処理回路が実装されている。センサ信号処理回路は、3相インバータ102のパワースイッチング素子内蔵の温度センサや電流センサから検出した温度信号や電流信号を処理して素子保護用論理回路又はインバータ用ECU110に出力する。素子保護用論理回路は回路基板108のセンサ信号処理回路からのデジタル信号又は二値信号やインバータ用ECU110からの信号に基づいてインバータ用ドライバ回路106を制御する信号を発生する。
特開2004―260904号公報
しかしながら、上記した従来の車両用モータドライブ装置では、信号線111〜113、特に2つのECU109、110間の信号線113に重畳する高周波電磁波ノイズに起因する信号劣化が問題となっていた。すなわち、昇降圧チョッパ101や3相インバータ102の各パワースイッチング素子の他、近接する種々の高周波数ノイズ源からの高周波電磁波ノイズが信号線111〜113に重畳する。なお、信号線114、115にも同様の高周波電磁波ノイズの重畳は生じるが、昇圧回路用ドライバ回路103やインバータ用ドライバ回路106の出力抵抗値が小さいため、その影響は比較的小さい。これに対して、昇圧回路用ECU109やインバータ用ECU110の信号出力回路、さらには昇圧回路用回路基板105やインバータ用回路基板108の素子保護用論理回路やセンサ信号処理回路の信号出力回路の出力抵抗値は大きく、信号線111〜113に重畳する高周波電磁波ノイズの影響は格段に大きい。特に、二つのECU109、110間の信号線113に重畳する高周波電磁波ノイズの影響が信号線111〜112よりも問題であった。これは、昇圧回路用ECU109と昇圧回路用回路基板105とは昇降圧チョッパ101に近接配置されているため信号線111の距離が短く、その結果として信号線111に重畳する高周波電磁波ノイズの影響が小さく、同じく、インバータ用ECU110とインバータ用回路基板108とは3相インバータ102に近接配置されているため信号線112の距離が短く、その結果として信号線112に重畳する高周波電磁波ノイズの影響が小さい。
これに対して、信号線113に重畳する高周波電磁波ノイズの影響は信号線111〜112のそれらに比較して格段に大きかった。これは、次の理由による。すなわち、従来、昇降圧チョッパ101はバッテリ116とともに直流電源系を構成する回路要素と考えられていたためバッテリ116に比較的近接配置されており、これに対して3相インバータ102は3相発電電動機100を駆動するべく3相発電電動機100に比較的近接配置されていたため、昇圧回路用ECU109とインバータ用ECU110とを接続する信号線113の距離が比較的長く、高周波電磁波ノイズの影響が大きかったためである。
この問題を改善するため、従来、信号線113に低遮断周波数のローパスフィルタを介在させていたが、低遮断周波数のローパスフィルタは大型化するとともに、伝送信号のサンプルレートが大幅に低下するため、両ECU109、110間の高速信号伝送ができないという問題があった。この信号伝送速度低下問題は、とりわけ昇降圧チョッパ101のパワースイッチング素子の温度や電流の異常検出時にインバータ用ドライバ回路106に緊急指令を送信したり、逆に3相インバータ102のパワースイッチング素子の同様の異常検出時に昇圧回路用ドライバ回路103に緊急指令を送信したりする場合に問題となった。
その他、上記した従来の車両用モータドライブ装置は、回路構成が複雑であり、複数の車載交流モータを駆動する場合には図10に示す車両用モータドライブ装置を複数セット作製、配線せねばならず、製造コストのアップが問題となる。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、簡素な回路構成と優れた耐高周波電磁波ノイズ性を有するコンパクトな車両用モータドライブ装置を提供することをその目的としている。
上記課題を解決する発明は、パワースイッチング素子を有して高電圧の直流電源から印加された入力直流電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路のパワースイッチング素子である昇圧回路用パワースイッチング素子を断続制御する昇圧回路用ドライバ回路と、前記昇圧回路用ドライバ回路に制御電源電力を給電する入出力電気絶縁型の昇圧回路用制御電源と、インバータ用パワースイッチング素子を多数有して前記昇圧回路から給電される直流電圧を多相交流電圧に変換して車載交流モータに印加するインバータと、前記多数のインバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御する多数のインバータ用ドライバ回路と、前記インバータ用ドライバ回路に制御電源電力を給電する入出力電気絶縁型のインバータ用制御電源と、入出力電気絶縁信号伝送器を通じて前記昇圧回路用ドライバ回路及び前記インバータ用ドライバ回路に制御信号を出力するモータコントローラとを備える車両用モータドライブ装置において、前記昇圧回路用ドライバ回路、前記昇圧回路用制御電源、前記インバータ用ドライバ回路、前記インバータ用制御電源は、共通の回路基板に実装され、前記インバータ及び前記インバータ用ドライバ回路は、第1の前記車載交流モータ駆動のための第1の多相インバータと、前記第1の多相インバータの各インバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御するための第1群のインバータ用ドライバ回路と、第2の前記車載交流モータ駆動のための第2の多相インバータと、前記第2の多相インバータの各インバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御するための第2群のインバータ用ドライバ回路と、を有し、前記第1群、第2群のインバータ用ドライバ回路は、前記昇圧回路用ドライバ回路の両側に配列され、前記昇圧回路用ドライバ回路は、他の回路素子を介することなく前記第1群、第2群のインバータ用ドライバ回路に近接して前記回路基板に実装されていることを特徴としている。
なお、ここで言う昇圧回路用ドライバ回路は、昇圧回路のパワースイッチング素子を断続制御するドライバの他、このドライバを駆動制御するための回路を含み、ここで言うインバータ用ドライバ回路も、インバータのパワースイッチング素子を断続制御するドライバの他、このドライバを駆動制御するための回路を含むものとする。たとえば、昇圧回路用ドライバ回路は、昇圧回路のパワースイッチング素子に内蔵されてその状態を検出するセンサ(たとえば電流センサや温度センサ)の出力信号を処理するセンサ信号処理回路や、このセンサ信号処理回路の出力情報に基づいて昇圧回路用ドライバ回路のドライバを制御する保護回路を含むことができる。また、インバータ用ドライバ回路は、インバータ回路のパワースイッチング素子に内蔵されてその状態を検出するセンサ(たとえば電流センサや温度センサ)の出力信号を処理するセンサ信号処理回路や、このセンサ信号処理回路の出力情報に基づいてインバータ回路用ドライバ回路のドライバを制御する保護回路を含むことができる。
すなわち、この発明では、昇圧回路用ドライバ回路及びインバータ用ドライバ回路を共通の回路基板に実装している。このようにすれば、昇圧回路用ドライバ回路とインバータ用ドライバ回路との間で伝送される信号に重畳する高周波電磁波ノイズを大幅に低減することができるため、この信号の伝送を従来よりも大幅に高速化することができる。その結果、上記信号の緊急伝送を要する状況が生じるたとえばパワースイッチング素子の異常状態発生時などにおいて高速のパワースイッチング素子の保護制御を実現することができる。
更に具体的に説明すると、たとえば昇圧回路用ドライバ回路からインバータ用ドライバ回路への既述した従来回路の信号伝送は次のようになる。外部のモータコントローラは低電圧の電源電圧で駆動されるため、昇圧回路用ドライバ回路やインバータ用ドライバ回路とは電圧系が異なることになる。したがって、昇圧回路用ドライバ回路はフォトカプラなどの低速の電気絶縁型信号伝送系を通じて昇圧回路用ECUに送信し、昇圧回路用ECUは既述したようにローパスフィルタを通じて低速でインバータ用ECUに送信し、インバータ用ECUはフォトカプラなどの低速の電気絶縁型信号伝送系を通じてインバータ用ドライバ回路に送信する。このため、昇圧回路用ドライバ回路とインバータ用ドライバ回路との間の信号伝送には時間が掛かってしまう。
これに対して、本発明では、昇圧回路用ドライバ回路とインバータ用ドライバ回路とが同一回路基板に実装されており、かつ、その電源電圧は同じであるため、回路基板上の配線パターンにより極めて高速に昇圧回路用ドライバ回路とインバータ用ドライバ回路との間の信号伝送を実行することができる。また、昇圧回路用ドライバ回路とインバータ用ドライバ回路との間の信号線の距離が大幅に短いためこの信号線の配線インダクタンスが小さく、その結果としてこの配線インダクタンスと鎖交する高周波電磁波ノイズが従来より大幅に短くなり信号の誤伝送も大幅に低減することができる。
その他、本発明では、回路装置の大幅なコンパクト化を実現することができる。これは、昇圧回路及びそれを制御する昇圧回路用ドライバ回路はバッテリ側の直流電源系の一部であり、3相インバータ及びそれを制御するインバータ用ドライバ回路はモータ側の負荷系の一部と考えられていた常識に反して、昇圧回路、昇圧回路用ドライバ回路、インバータ(3相インバータ)及びインバータ用ドライバ回路を一体のモータ駆動装置として構成した点にその特徴がある。従来、このように昇圧回路(たとえば昇降圧チョッパ回路)をバッテリ近傍に設けていたのは、バッテリから昇圧回路までの配線を流れる直流電流は昇圧回路からインバータ回路までの配線を流れる直流電流より昇圧回路の昇圧比だけ大きく、その分だけ、配線ケーブル断面積を増大させて配線抵抗損失の増大を防止する必要があるためである。たとえば、昇圧比が3倍の場合、ケーブル断面積を9倍としないと配線抵抗を等しくすることができない。
すなわち、この発明によれば、バッテリから昇圧回路までの給電ケーブルは長くなって配線抵抗損失は増大するものの、回路の大幅なコンパクト化を実現することができる。
本発明において、前記インバータ及び前記インバータ用ドライバ回路は、第1の前記車載交流モータ駆動のための第1の多相インバータと、前記第1の多相インバータの各インバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御するための第1群のインバータ用ドライバ回路と、第2の前記車載交流モータ駆動のための第2の多相インバータと、前記第2の多相インバータの各インバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御するための第2群のインバータ用ドライバ回路とを有し、前記昇圧回路用ドライバ回路は、他の回路素子を介することなく前記第1群、第2群のインバータ用ドライバ回路に近接して前記回路基板に実装されている。このようにすれば、回路構成を更に減らすことができる。
本発明において、前記第1群、第2群のインバータ用ドライバ回路は、前記昇圧回路用ドライバ回路の両側に配列されている。このようにすれば、昇圧回路用ドライバ回路が断続制御する昇圧回路のパワースイッチング素子の両側にインバータ用ドライバ回路が断続制御するインバータのパワースイッチング素子を配列することができ、昇圧回路からインバータへの給電距離を短縮することができる。
好適な態様において、前記昇圧回路用ドライバ回路は、前記昇圧回路の上アーム側パワースイッチング素子を断続制御する上アーム側の昇圧回路用ドライバ回路と、この上アーム側の昇圧回路用ドライバ回路に対して所定方向に近接配置されて前記昇圧回路の下アーム側パワースイッチング素子を断続制御する下アーム側の昇圧回路用ドライバ回路とを有し、前記インバータ用ドライバ回路のうち上アーム側パワースイッチング素子を断続制御する上アーム側のインバータ用ドライバ回路は、前記上アーム側の昇圧回路用ドライバ回路に対して前記所定方向に対してほぼ直角となる方向へ近接して一列に配列され、前記インバータ用ドライバ回路のうち下アーム側パワースイッチング素子を断続制御する下アーム側のインバータ用ドライバ回路は、前記下アーム側の昇圧回路用ドライバ回路に対して前記所定方向に対してほぼ直角となる方向へ近接して一列に配列されている。このようにすれば、昇圧回路とインバータとを接続する正負の直流電源ラインを短縮することができる。
好適な態様において、前記昇圧回路用制御電源及びインバータ用制御電源は、前記昇圧回路用ドライバ回路及び前記インバータ用ドライバ回路に整流回路を通じて制御電源電力を給電する多数の二次コイルを有する共通トランスを有する。このようにすれば、制御電源を簡素化することができる。
好適な態様において、前記昇圧回路用ドライバ回路は、前記昇圧回路のパワースイッチング素子の状態信号を処理するセンサ信号処理回路と、前記昇圧回路のパワースイッチング素子を保護制御するパワースイッチング素子保護回路とを有し、前記インバータ用ドライバ回路は、前記インバータのパワースイッチング素子の状態信号を処理するセンサ信号処理回路と、前記インバータのパワースイッチング素子を保護制御するパワースイッチング素子保護回路とを有し、前記昇圧回路用ドライバ回路のセンサ信号処理回路は、前記モータコントローラを経由することなく前記インバータ用ドライバ回路の前記パワースイッチング素子保護回路に信号を出力し、前記インバータ用ドライバ回路のセンサ信号処理回路は、前記モータコントローラを経由することなく前記昇圧回路用ドライバ回路の前記パワースイッチング素子保護回路に信号を出力する。
すなわち、この態様では、昇圧回路用ドライバ回路及びインバータ用ドライバ回路がそれぞれ、センサ信号処理回路とパワースイッチング素子保護回路を有している。
ここで言うインバータ用ドライバ回路のセンサ信号処理回路としては、インバータのパワースイッチング素子又はパワースイッチングモジュールに内蔵される電流センサや温度センサが検出した信号を増幅したり、デジタル信号や二値信号に変換したりする回路である。
ここで言う昇圧回路用ドライバ回路のセンサ信号処理回路としては、昇圧回路のパワースイッチング素子又はパワースイッチングモジュールに内蔵される電流センサや温度センサが検出した信号を増幅したり、デジタル信号や二値信号に変換したりする回路である。
昇圧回路用ドライバ回路のパワースイッチング素子保護回路は、異常検出時に昇圧回路用ドライバ回路のドライバを制御することにより、昇圧回路のパワースイッチング素子を停止する。
インバータ用ドライバ回路のパワースイッチング素子保護回路は、異常検出時にインバータ用ドライバ回路のドライバを制御することにより、インバータ回路のパワースイッチング素子を停止する。
この態様では、インバータ用ドライバ回路のセンサ信号処理回路の出力信号は、モータコントローラを介することなく昇圧回路用ドライバ回路のパワースイッチング素子保護回路に出力され、昇圧回路用ドライバ回路のセンサ信号処理回路の出力信号は、モータコントローラを介することなくインバータ用ドライバ回路のパワースイッチング素子保護回路に出力される。
したがって、この態様によれば、昇圧回路の異常検出時に高速に、あるいはモータコントローラの不調にもかかわらずインバータ用ドライバ回路を通じてインバータのパワースイッチング素子を停止させることができ、インバータの異常検出時に高速に、あるいはモータコントローラの不調にもかかわらず昇圧回路用ドライバ回路を通じて昇圧回路のパワースイッチング素子を停止させることができる。
本発明の車両用モータドライブ装置の好適な実施形態を図面を参照して以下に説明する。
(全体回路構成)
この実施形態の車両用モータドライブ装置の全体回路構成を図1に示す回路図を参照して簡単に説明する。
MG1、MG2は2つの3相発電電動機、1は昇降圧チョッパからなる昇圧回路であり、図略の高電圧バッテリから受電して昇圧直流電圧を出力する。21、22は3相インバータ(インバータ)であり、3相インバータ21は3相発電電動機MG1を、3相インバータ22は3相発電電動機MG2にそれぞれ3相交流電圧を出力している。昇圧回路1は3相インバータ21、22の間に配置され、3相インバータ21、昇圧回路1、3相インバータ22は略一列に配置されている。
3は共通ドライブ回路4と共通の制御電源5とが実装された共通回路基板(共通ドライブ基板とも言う)であり、3相インバータ21、22、昇圧回路1に近接して配置されている。
共通ドライブ回路4は昇圧回路1、3相インバータ21、22の各パワースイッチング素子を個別に断続制御するドライバを各パワースイッチング素子の個数だけ有している。また、共通ドライブ回路4は、昇圧回路1、3相インバータ21、22の各パワースイッチング素子の状態を個別に検出し、検出した状態に基づいて形成した論理信号により上記各ドライバを制御している。更に、共通ドライブ回路4は、外部のモータコントローラ(モータECU)と交信し、その指令に基づいて昇圧回路1、3相インバータ21、22を制御している。
共通の制御電源5は、共通ドライブ回路4内の各回路に制御用電源電圧を個別に供給する入出力絶縁型のDCDCコンバータである。つまり、共通ドライブ回路4内の各回路は、種々の基準電位に対して必要な大きさの電源電圧を制御電源5から給電されている。このため、モータコントローラ6と共通ドライブ回路4との信号授受はフォトカプラなどの入出力絶縁型の信号伝送器を通じて行われる。
上記した昇圧回路1、3相インバータ21、22、共通ドライブ基板(共通回路基板)3、モータコントローラ6は図示しない密閉ケースに内蔵されており、この密閉ケースは3相発電電動機MG1、MG2の中間に設置されている。すなわち、この実施形態では、一つの昇圧回路と2つのインバータと、これらの回路を制御する回路基板と、制御電源と、一つのモータコントローラとを収容する単一の回路装置により、2つの車載交流モータを駆動制御するため、回路構成を従来より大幅に簡素化し、小型軽量化することができる。
(昇圧回路1)
昇圧回路1を図2に示す回路図により説明する。
昇圧チョッパ回路である昇圧回路1は、チョークコイル71と、上アームのパワースイッチング素子72と、下アームのパワースイッチング素子73とから構成されている。
パワースイッチング素子72、73は、それぞれIGBTと逆並列ダイオードとから構成され、互いに直列接続されてハーフブリッジを構成している。パワースイッチング素子72、73の接続点は、チョークコイル71を通じて高電圧バッテリの正極端に接続されている。パワースイッチング素子72の高電位側端子は昇圧回路1の出力端として高電位側の直流電源線701に接続されている。パワースイッチング素子73の低電位側端子は昇圧チョッパ回路1の帰電端として低電位側の直流電源線702に接続されている。パワースイッチング素子72、73を所定周波数にて相補的に断続することにより、断続的に昇圧された直流電圧がパワースイッチング素子72の出力端から3相インバータ21、22に電源電力として出力される。昇圧チョッパ回路1の動作自体は、よく知られているためこれ以上の説明は省略する。
(3相インバータ21)
3相インバータ21は、上アーム側のパワースイッチング素子11〜13と下アーム側のパワースイッチング素子14〜16からなる。上アーム側のパワースイッチング素子11〜13及び下アーム側のパワースイッチング素子14〜16は、昇圧回路1のパワースイッチング素子72、73と同一のハーフブリッジ回路構成をもつ。この種の3相インバータ21は周知の回路構成であるため、これ以上の説明は省略する。3相インバータ22の回路構成は3相インバータ21と同じであるため説明を省略する。
(共通ドライブ回路4)
共通ドライブ回路4をその配置図である図5を参照して説明する。200〜206、300〜306はドライバ、400は制御回路、500はモータコントローラ6とのフォトカプラ群を有する入出力絶縁型インターフェイス回路である。
ドライバ200〜206、300〜306は、昇圧回路1や3相インバータ21、22の各パワースイッチング素子を駆動制御する相補エミッタホロワ回路である(図6参照)。図6においてrは抵抗である。ドライバ200は、昇圧回路1の上アーム側のパワースイッチング素子72のゲートとエミッタ間に制御電圧を出力し、ドライバ201〜203は、3相インバータ21の上アーム側のパワースイッチング素子11〜13に個別にゲート制御電圧を出力し、ドライバ204〜206は、3相インバータ22の上アーム側のパワースイッチング素子11〜13に個別にゲート制御電圧を出力する。
ドライバ300は、昇圧回路1の下アーム側のパワースイッチング素子73のゲートとエミッタ間にゲート制御電圧を出力し、ドライバ301〜303は、3相インバータ21
の下アーム側のパワースイッチング素子14〜16に個別にゲート制御電圧を出力し、ドライバ304〜306は、3相インバータ22の下アーム側のパワースイッチング素子14〜16に個別にゲート制御電圧を出力する。この実施形態では、これらドライバ200〜206、300〜306をそれらが断続制御するパワースイッチング素子の直上に配置しており、これにより昇圧回路1と3相インバータ21、22間の高電圧電源線の長さを短縮することができる。
(制御回路400)
制御回路400について説明する。
昇圧回路1のパワースイッチング素子72、73及び3相インバータ21、22の各パワースイッチング素子11〜16はそれぞれ電流検出端子601、及び、温度検出用ダイオード602を内蔵するIGBTモジュール構成を有している(図7参照)。各パワースイッチング素子から検出した電流信号や温度信号は制御回路400に入力される。
制御回路400は、各パワースイッチング素子から入力される上記電流信号や温度信号をアナログ増幅する増幅回路と、増幅された各信号をデジタル信号などに変換するADコンバータからなるセンサ信号処理回路と、各センサ信号処理回路の出力信号を処理してそれらのどれかが所定の最高しきい値を超えた場合に各ドライバ200〜206、300〜306に強制的にローレベルを出力させてパワースイッチング素子を保護する素子保護用ロジック回路とを少なくとも有している。この素子保護用ロジック回路は、各ドライバ200〜206、300〜306へのPWM信号の出力許可又は出力制限を行うことによりパワースイッチング素子の保護を行う機能を有する。
ドライバ200〜206、300〜306がローレベルを出力すると、これらドライバ200〜206、300〜306により断続制御される各パワースイッチング素子がオフされる。このようにすれば、どれかのパワースイッチング素子の電流過大異常又は温度過昇異常が生じた時に、モータコントローラ6を経由することなく直ちにすべてのパワースイッチング素子を強制遮断することができるため、パワースイッチング素子の破損を確実に防止することができる。
なお、制御回路400のロジック回路を更に複雑に設計すれば、制御回路400は、入力されるパワースイッチング素子の温度信号や電流信号を利用して更に高度なその他の種々の制御も実施することができることは明白である。制御回路400にマイコンを内蔵することも可能である。
また、制御回路400は、入力された電流信号や温度信号を入出力絶縁型インターフェイス回路500を通じてモータコントローラ6に出力したり、モータコントローラ6からの指令を入出力絶縁型インターフェイス回路500から受信してドライバ200〜206、300〜306を通じて各パワースイッチング素子を制御したりすることにより、MG1、MG2の回転を制御することは従来通りである。
(制御電源5)
制御電源5について、図4に示す回路図を参照して説明する。
制御電源5は、トランス30、インバータ回路31、8個の整流回路32〜39、出力電圧安定化回路40からなる。トランス30は、一つの一次コイルと9つの二次コイルとをもち、8つの二次コイルの出力電圧は整流回路32〜39により個別に整流される。整流回路32〜39はこの実施形態では簡単な整流ダイオードと平滑コンデンサとにより構成したが他の公知の整流回路形式を採用してもよく、インバータ回路31も他の公知のインバータ回路形式で構成してもよい。
3Aは整流回路、3Bは出力電圧安定化回路である。一つの二次コイルの出力電圧は整流回路3Aで整流された後、出力電圧安定化回路3Bに入力される。出力電圧安定化回路3Bは入力電圧に応じてインバータ回路31のMOSトランジスタをPWMフィードバック制御する。これにより、出力電圧安定化回路3Bは、整流回路3Aの出力直流電圧と所定目標値とを比較し、比較結果によりインバータ回路31のMOSトランジスタのPWMデューティ比を調整することにより、整流回路3Aの出力電圧を一定化する。
整流回路32はドライバ200に、整流回路33はドライバ201に、整流回路34はドライバ202に、整流回路35はドライバ203に、整流回路36はドライバ204に、整流回路37はドライバ205に、整流回路38はドライバ206に、整流回路39はドライバ201及びドライバ301〜306に制御電源電圧を印加する。ドライバ201及びドライバ301〜306は下アーム側のドライバであるため、低電位側の直流電源線702を基準として共通の制御電源電圧を形成すればよい。
(変形態様1)
変形態様1を図8を参照して説明する。この変形態様は、図5に示す共通ドライブ回路4におけるドライバ200〜206、300〜306の配置を変更したものである。
上記と同様に、ドライバ201は3相インバータ21のU相上アーム側のパワースイッチング素子11にゲート制御電圧を出力し、ドライバ202は3相インバータ21のV相上アーム側のパワースイッチング素子12にゲート制御電圧を出力し、ドライバ203は3相インバータ21のW相上アーム側のパワースイッチング素子13にゲート制御電圧を出力する。ドライバ204は3相インバータ22のU相上アーム側のパワースイッチング素子にゲート制御電圧を出力し、ドライバ205は3相インバータ22のV相上アーム側のパワースイッチング素子にゲート制御電圧を出力し、ドライバ206は3相インバータ22のW相上アーム側のパワースイッチング素子にゲート制御電圧を出力する。ドライバ301は3相インバータ21のU相下アーム側のパワースイッチング素子14にゲート制御電圧を出力し、ドライバ302は3相インバータ21のV相下アーム側のパワースイッチング素子15にゲート制御電圧を出力し、ドライバ303は3相インバータ21のW相下アーム側のパワースイッチング素子16にゲート制御電圧を出力する。ドライバ304は3相インバータ22のU相下アーム側のパワースイッチング素子にゲート制御電圧を出力し、ドライバ305は3相インバータ22のV相下アーム側のパワースイッチング素子にゲート制御電圧を出力し、ドライバ306は3相インバータ22のW相下アーム側のパワースイッチング素子11にゲート制御電圧を出力する。ドライバ200は、昇圧回路1の上アーム側のパワースイッチング素子72のゲートとエミッタ間にゲート制御電圧を出力し、ドライバ300は、昇圧回路1の下アーム側のパワースイッチング素子73のゲートとエミッタ間にゲート制御電圧を出力する。これらは、上記と同じである。
ただし、図8では、ドライバ200の紙面上側に隣接してドライバ204、201が順番に配置され、ドライバ300の紙面上側に隣接してドライバ304、301が順番に配置されている。同様に、ドライバ200の紙面下側に隣接してドライバ202、205、203、206が順番に配置され、ドライバ300の紙面下側に隣接してドライバ302、305、303、306が順番に配置されている。このようにすれば、図5のドライバ配置方式に比較して、3相発電電動機MG1、MG2を駆動する2つの三相インバータ21、22のデューティや電流値が異なる場合でもドライバの発熱が片側に集中することがないため好都合である。
なお、この変形態様では、ドライバ200〜206,300〜306を図8に示すように配列を変更したのに合わせて、3相インバータ21、22の各パワースイッチング素子の配列も変更している。すなわち、3相インバータ21、22の各パワースイッチング素子は、これらドライバ200〜206、300〜306の略直下に位置するように配置されている。これにより、上記実施形態に比較して、2つの三相インバータ21、22のデューティや電流値が異なる場合でも3相インバータ21、22の発熱が片側に集中することがないため好都合である。
(変形態様2)
変形態様2を図9を参照して説明する。この変形態様は、ドライバ200〜206,300〜306のうちの所定のドライバ又はすべてのドライバの前段にドライバ前段回路900を配置したものである。
このドライバ前段回路900は、その後段のドライバが制御するパワースイッチング素子からの温度信号や電流信号(図7参照)により素子保護信号を形成する素子保護用ロジック回路を少なくとも有している。この素子保護用ロジック回路は、たとえば入力されるPWM信号と素子保護信号とのアンドゲートをなす。
なお、ドライバ前段回路900は、入出力絶縁型インターフェイス回路(たとえばフォトカプラ)を含むことができる。素子保護用ロジック回路は、入出力絶縁型インターフェイス回路とドライバとの間に配置されることができる。この場合には、各パワースイッチング素子内蔵の上記センサからの信号又はそれを処理した信号は、この入出力絶縁型インターフェイス回路よりもドライバ側の(後段の)素子保護用ロジック回路に入力される。
その他、素子保護用ロジック回路とドライバとの間に入出力絶縁型インターフェイス回路を配置することもできる。この場合には、各パワースイッチング素子内蔵の上記センサからの信号又はそれを処理した信号は、この入出力絶縁型インターフェイス回路よりも前段の素子保護用ロジック回路に入力される。
上記した入出力絶縁型インターフェイス回路をドライバ200〜206,300〜306の前段のドライバ前段回路900に設ける場合には、図5に示す入出力絶縁型インターフェイス回路500や制御回路400好適にはその一部を省略することができる。
なお、この素子保護用ロジック回路が、自己が制御するドライバへのPWM信号の出力をオンオフしたり制限したりするたとえばアンドゲートにより構成できることは図5に示す制御回路400の場合と本質的に同じである。
実施形態の車両用モータドライブ装置を示すブロック回路図である。 図1の昇圧回路を構成する昇降圧チョッパ回路を示す回路図である。 図1の3相インバータを示す回路図である。 図1の制御電源回路を示す回路図である。 制御回路の配置を示す平面配置図である。 ドライバを示す回路図である。 パワースイッチング素子を示す回路図である。 制御回路の配置の変形態様を示す平面配置図である。 ドライバ前段回路を示すブロック回路図である。 従来の車両用モータドライブ装置を示すブロック回路図である。
符号の説明
MG1 3相発電電動機
MG2 3相発電電動機
1 昇圧回路(昇圧チョッパ回路)
3 共通回路基板
3A 整流回路
3B 出力電圧安定化回路
4 共通ドライブ回路
5 制御電源
6 モータコントローラ
11〜13 上アーム側のパワースイッチング素子
14〜16 下アーム側のパワースイッチング素子
21 3相インバータ
22 3相インバータ
30 トランス
31 インバータ回路
32〜39 整流回路
40 出力電圧安定化回路
71 チョークコイル
72 パワースイッチング素子
73 パワースイッチング素子
200〜206 ドライバ
301〜306 ドライバ
400 制御回路
500 入出力絶縁型インターフェイス回路
601 電流検出端子
602 温度検出用ダイオード
701 直流電源線
702 直流電源線
900 ドライバ前段回路

Claims (4)

  1. パワースイッチング素子を有して高電圧の直流電源から印加された入力直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路のパワースイッチング素子である昇圧回路用パワースイッチング素子を断続制御する昇圧回路用ドライバ回路と、
    前記昇圧回路用ドライバ回路に制御電源電力を給電する入出力電気絶縁型の昇圧回路用制御電源と、
    インバータ用パワースイッチング素子を多数有して前記昇圧回路から給電される直流電圧を多相交流電圧に変換して車載交流モータに印加するインバータと、
    前記多数のインバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御する多数のインバータ用ドライバ回路と、
    前記インバータ用ドライバ回路に制御電源電力を給電する入出力電気絶縁型のインバータ用制御電源と、
    入出力電気絶縁信号伝送器を通じて前記昇圧回路用ドライバ回路及び前記インバータ用ドライバ回路に制御信号を出力するモータコントローラと、
    を備える車両用モータドライブ装置において、
    前記昇圧回路用ドライバ回路、前記昇圧回路用制御電源、前記インバータ用ドライバ回路、前記インバータ用制御電源は、共通の回路基板に実装され
    前記インバータ及び前記インバータ用ドライバ回路は、
    第1の前記車載交流モータ駆動のための第1の多相インバータと、
    前記第1の多相インバータの各インバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御するための第1群のインバータ用ドライバ回路と、
    第2の前記車載交流モータ駆動のための第2の多相インバータと、
    前記第2の多相インバータの各インバータ用パワースイッチング素子を個別に断続制御するための第2群のインバータ用ドライバ回路と、
    を有し、
    前記第1群、第2群のインバータ用ドライバ回路は、前記昇圧回路用ドライバ回路の両側に配列され、前記昇圧回路用ドライバ回路は、他の回路素子を介することなく前記第1群、第2群のインバータ用ドライバ回路に近接して前記回路基板に実装されていることを特徴とする車両用モータドライブ装置。
  2. 請求項記載の車両用モータドライブ装置において、
    前記昇圧回路用ドライバ回路は、前記昇圧回路の上アーム側パワースイッチング素子を断続制御する上アーム側の昇圧回路用ドライバ回路と、この上アーム側の昇圧回路用ドライバ回路に対して所定方向に近接配置されて前記昇圧回路の下アーム側パワースイッチング素子を断続制御する下アーム側の昇圧回路用ドライバ回路とを有し、
    前記インバータ用ドライバ回路のうち上アーム側パワースイッチング素子を断続制御する上アーム側のインバータ用ドライバ回路は、前記上アーム側の昇圧回路用ドライバ回路に対して前記所定方向に対してほぼ直角となる方向へ近接して一列に配列され、
    前記インバータ用ドライバ回路のうち下アーム側パワースイッチング素子を断続制御する下アーム側のインバータ用ドライバ回路は、前記下アーム側の昇圧回路用ドライバ回路に対して前記所定方向に対してほぼ直角となる方向へ近接して一列に配列されている車両用モータドライブ装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両用モータドライブ装置において、
    前記昇圧回路用制御電源及びインバータ用制御電源は、前記昇圧回路用ドライバ回路及び前記インバータ用ドライバ回路に整流回路を通じて制御電源電力を給電する多数の二次コイルを有する共通トランスを有する車両用モータドライブ装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか記載の車両用モータドライブ装置において、
    前記昇圧回路用ドライバ回路は、前記昇圧回路のパワースイッチング素子の状態信号を処理するセンサ信号処理回路と、前記昇圧回路のパワースイッチング素子を保護制御するパワースイッチング素子保護回路とを有し、
    前記インバータ用ドライバ回路は、前記インバータのパワースイッチング素子の状態信号を処理するセンサ信号処理回路と、前記インバータのパワースイッチング素子を保護制御するパワースイッチング素子保護回路とを有し、
    前記昇圧回路用ドライバ回路のセンサ信号処理回路は、前記モータコントローラを経由することなく前記インバータ用ドライバ回路の前記パワースイッチング素子保護回路に信号を出力し、
    前記インバータ用ドライバ回路のセンサ信号処理回路は、前記モータコントローラを経由することなく前記昇圧回路用ドライバ回路の前記パワースイッチング素子保護回路に信号を出力する車両用モータドライブ装置。
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