JP2004162771A - 複合弁 - Google Patents

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Hiroyuki Ezaki
広幸 江崎
Masayuki Imai
正幸 今井
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Abstract

【課題】開閉弁と差圧弁を複合した複合弁を形成することで、配管レイアウトの簡素化、回路のコンパクト化、部品コストの低減化を図る。
【解決手段】1個の開閉弁20と2個の差圧弁50,60とが1つのブロック本体10内に配置される。開閉弁20にはパイロット弁30が付設され、2個の差圧弁20,30は、差圧値が相違する。パイロット弁30の開閉は、ブロック本体10に装着された電磁部40により作動される。各差圧弁50,60は、流体流路を構成するリング溝53,54を所定圧以下では閉状態とするダイヤフラム59,69とダイヤフラム受体押バネ58,68を備えている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合弁に関し、特に、自動車等に搭載される空調機の冷凍サイクルの管路中に配置される1個の開閉弁と2個の差圧弁からなる複合弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調機の冷凍サイクルには、暖冷房の切換え等に伴って冷媒流路の切換えを行う流路の切換弁、差圧弁或いは逆止弁等種々の弁が用いられる。
空間が限られた自動車用として搭載される空調機においては、この冷凍サイクルを構成する弁の配置手段、大きさ等は重要で、各部材が大きくて各々別々に配置しなければならないような場合は、冷凍システムのコンパクト化が図れないという不都合がある。そこで、これらの複数種類の弁をひとつのボディに組み込んで一体化した複合弁が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−115937号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記複合弁は、第1の弁が電磁弁であり、上記第2の弁が差圧弁であり、第3の弁が逆止弁であることから、1個の開閉弁と2個の差圧弁の組み合わせが必要な場合は適用することができない。したがって、本発明の課題は、上記暖房・冷房の切換等に用いられる複合弁のうち、1個の開閉弁と2個の差圧弁を一体化した複合弁を提供することで、配管レイアウトの簡素化、回路のコンパクト化、部品コストの低減化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決すべく、本発明に係る複合弁は、下記の手段を採用した。
請求項1記載の複合弁は、1個の開閉弁と2個の差圧弁とが1つのブロック本体内に配置された複合弁であって、上記開閉弁にはパイロット弁が付設され、2個の差圧弁は、差圧値が相違することを特徴とする。
請求項2記載の複合弁は、請求項1記載の手段において、上記パイロット弁の開閉は、ブロック本体に装着された電磁部により作動されることを特徴とする。
【0006】
請求項3記載の複合弁は、請求項1又は請求項2記載の手段において、上記差圧弁は、流体流路を構成するオリフィスに、所定差圧以下では閉状態とするダイヤフラムと閉止バネとを具備していることを特徴とする。
請求項4記載の複合弁は、上記請求項3記載の複合弁において、上記差圧弁は、主弁室と流出口側との間に開閉弁と並行して配置され、ダイヤフラムと、該ダイヤフラムの一側に配置されるダイヤフラム支持体と、該ダイヤフラム支持体に流出口側に連通して形成される流出孔と、該流出孔の外周に形成される流入側作用リング溝と、からなり、該流入側作用リング溝と上記流入口とは導入孔で連通されると共に、上記ダイヤフラムの他側には流出側圧作用凹部が形成され、該流出側圧作用凹部は流出口側に連通する流出側圧導入孔が形成され、且つ、流出側圧作用凹部内にはダイヤフラム受体が配置され、該ダイヤフラム受体はダイヤフラム受体押バネによってダイヤフラムに押圧されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る複合弁は、主として空調機器用の冷凍サイクルに使用されるものであり、通常、開閉弁を閉状態としたとき、開閉弁の上流側と下流側の冷媒圧差が、所定差圧、例えば2kg/cmになったときには、第1の差圧流出口から冷媒を流出させ、更に、高い冷媒圧差、例えば12kg/cmになったときには、第2の差圧流出口からも冷媒を流出させるという課題を解決するためのものであり、しかも、これらの複数の弁(1個の開閉弁と2個の差圧弁)を一体化することで、配管レイアウトの簡素化、回路のコンパクト化、部品コストの低減化を図ることにある。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。図1乃至図3は、本発明の実施形態を示すものであり、図1は本発明の縦断面図、図2は図1の右側面図、図3は、図1の左側面図である。
【0008】
先ず、そのハウジングを構成するブロック本体10について説明する。該ブロック本体10は略直方体形状に形成され、図1における右側側面上方に冷媒の冷媒の流入口11が形成され、その下方に高差圧流出口14が形成される。また、上記ブロック本体10の左側側面上方には低差圧流出口13が形成されると共に、その下方には流出口12が形成されている。なお、上記流入口11は、冷凍サイクルの管路の内、上流側に連結され、流出口12は下流側に連結される。また、低差圧流出口13には低差圧管路(図外)が、また、高差圧流出口14には高差圧管路(図外)が連結される。
【0009】
また、上記流入口11に連続して流入路11aが形成され、更に、流出口12には流出路12aが連続して形成されると共に、高差圧流出口14には高差圧流出路14aが形成されている。なお、図2及び図3において符号15は管取付孔である。
また、流入路11aに連続して主弁室17が形成されると共に主弁室17の下方には主流出路16が形成され、主流出路16の下部は前記流出路12aに連通している。また、上記主弁室17には筒状の主弁座部16aが形成されている。
【0010】
次に、前記主弁室17の上部に配置される開閉弁20について説明する。前記主弁室17内には円盤状の主弁ピストン体21が上下動可能に配置されている。該主弁ピストン体21の軸心位置には上下に貫通して開口する主弁孔22が形成され、またその外周には立ち上がり状に周縁部23が形成されると共に、前記主弁孔22に並行して断面小径の均圧孔24が上下に貫通して形成されている。
【0011】
また、主弁ピストン体21の上面軸心部近傍は上方に向けて上方突部25が形成され、該上方突部25の上端には後述のパイロット弁30用のパイロット弁座25aが形成されている。前記開閉弁20の下面の略全周には円環状に弁体装着凹部26が形成され、該弁体装着凹部26内には弁体29が嵌合されると共に、弁体保持部27で保持・固定されている。なお、符号28は主弁ピストン体21の外周に装着されるシールリングである。
【0012】
上記開閉弁20は主弁ピストン体21の上下動に伴なって開閉弁20を開閉するものであり、図1に示すように、その最上位置においては弁体29は前記主弁座部16aとは離間しており、この離間状態において主弁室17と主流出路16とは連通している。また、その下動位置においては弁体29は主弁座部16aに当接し、開閉弁20は閉状態となる。なお、主弁ピストン体21の下面とブロック本体10との間には主弁開ばね21aが縮装され、主弁ピストン体21を上方に、即ち、開弁方向に付勢している。なお上記構成において、均圧孔24は主弁ピストン体21の下部、即ち、主弁室の冷媒圧を上方のパイロット弁室36に導入する機能を有する。
【0013】
次に、上記開閉弁20を上下動させるパイロット弁30について説明する。パイロット弁筒31は後述の電磁部40のハウジング41内に配置される吸引子43内に上下動可能に配置され、該パイロット弁筒31の上部の上部連結部31aは後述のプランジャ47の下部に装着される。
また、パイロット弁筒31の下部には径大部31bが形成され、該径大部31b内の下部には緩衝バネ35を介してパイロット弁体34が内装されている。そして、吸引子43の下面と主弁ピストン体21との空間にはパイロット弁室36が形成される。
【0014】
次に、前記パイロット弁筒31を上下動させ開閉弁20を開閉させる電磁部40について説明する。該電磁部40は全体として円柱形状に形成され、そのハウジング41の下部においてブロック本体10に装着されている。この電磁部40の中心部には、上下に倒立させたコップ状にキャン42が配置され、該キャン42の下部に吸引子43が固定されると共に、該吸引子43の上部には上下動可能にプランジャ47が配置されている。
【0015】
該プランジャ47の上部にはプランジャバネ室47aが形成されると共に、該プランジャバネ室47aの底面と上方のキャン42との間には閉バネ48が縮装されている。また、プランジャ47の下部にはパイロット弁筒取付穴47bが形成され、該パイロット弁筒取付穴47bに前述のパイロット弁筒31の上部連結部31aが連結・固定されている。
【0016】
また、吸引子43の上部内周にはバネ配置部43bが形成され、該バネ配置部43b内にはパイロット弁開バネ32が配置されている。従って、前記プランジャ47は閉バネ48によって下方向に付勢され、かつ前記パイロット弁開バネ32によって上方向に付勢されているが、電磁部40に対する電流を印加しない状態においては、図1の状態を保つようにパイロット弁開バネ32の弾発力のほうが閉バネ48の弾発力よりも大となるように設定されている。
【0017】
また、キャン42の外周にはボビン44を介してコイル45が巻回されており、該コイル45の外周はハウジング41となっている。また、ボビン44の上面はプレート46により固定・保持されている。なお、符号43aはバネ配置部43bの底部に形成されるバネ受部である。
【0018】
次に、第1差圧弁50について説明する。該第1差圧弁50は低差圧流出路13aの右端部に配置され、該位置に装着されるダイヤフラム支持体51と、該ダイヤフラム支持体51の右側に位置するダイヤフラム59を支持している。前記ダイヤフラム支持体51のダイヤフラム59側にはその中心部に流出孔54が形成されると共に、該流出孔54の外周には流入側作用リング溝53が配置され、該流入側作用リング溝53と主弁室17とは流入側導入孔52で連通されるように形成されている。
なお、流入側作用リング溝53からダイヤフラム59に作用する冷媒圧は、流入口11の冷媒圧αと同じである。上記流出孔54には流出口12側の冷媒圧βと同一の冷媒圧が作用している。なお、この場合、流入側作用リング溝53の連通(流入)先は、主弁室17に代えて流入路11aであってもよい。
【0019】
また、上記ダイヤフラム59の右側には流出側圧作用凹部55が形成され、該流出側圧作用凹部55は流出側圧導入孔56を介して主流出路16と連通している。また、前記流出側圧作用凹部55内にはダイヤフラム受体57が配置され、該ダイヤフラム受体57はダイヤフラム受体押バネ58によってダイヤフラム59に押圧されている。
上記第1差圧弁50は上記構成によってダイヤフラム59の左側、即ち、ダイヤフラム支持体51側には、主弁室17からの流入側冷媒が流入側導入孔52及び流入側作用リング溝53を介して導入され、作用している。一方、ダイヤフラム59の右側には、ダイヤフラム受体57を介して、ダイヤフラム受体押バネ58の弾発力に相当する押圧力と、主流出路16側の流出側圧導入孔56からの冷媒圧βと、の合計圧が作用している。
【0020】
上記のように、ダイヤフラム59には、上記主流出路16側から流出側圧導入孔56を介して流出口側冷媒圧βが右側から作用しており、一方、流出孔54からはダイヤフラム59に対して左側からも流出口13側冷媒圧βが作用していることから、ダイヤフラム59には、左右から相殺圧を作用させることで、ダイヤフラム受体57、ダイヤフラム59、ダイヤフラム受体押バネ58等の構成の簡略化を図っている。
【0021】
この第1差圧弁50において、主弁室17側の冷媒圧と低差圧流出口13側の冷媒圧とが差圧が大となり、ダイヤフラム受体押バネ58に抗してダイヤフラム59を右側に移動させると、流入側作用リング溝53と流出孔54とが導通することになり、冷媒はダイヤフラム受体57から低差圧流出口13に流れ出すことになる。なお、第1差圧弁50において、流入側作用リング溝53と流出孔54とが連通する差圧は、ダイヤフラム受体押バネ58を調整して、低差圧、例えば、2kg/cmに設定されている。
【0022】
第2差圧弁60はブロック本体10の下部で高差圧流出路14aと流出路12aとの間に配置されるもので、ダイヤフラム69がダイヤフラム支持体61によって支持されている。ダイヤフラム69の右側には流入側導入孔62によって主弁室17の冷媒圧が流入側導入孔62及び流入側作用リング溝63を介して作用しており、流入側作用リング溝63の中心部には流出孔64が形成されている。一方、ダイヤフラム69の左側には流出側圧作用凹部65及び流出側圧導入孔66が形成されたダイヤフラム支持体61が配置され、流出側圧作用凹部65内にはダイヤフラム受体67が配置されると共にダイヤフラム受体67とダイヤフラム支持体61との間にはダイヤフラム受体押バネ68が介装されている。なお、この場合、流入側作用リング溝63の連通先は、主弁室17に代えて流入路11aであってもよい。
【0023】
即ち、ダイヤフラム69には上記主流出路16側から流出側圧導入孔66を介して流出口12側冷媒圧βが右側から作用しており、一方、流出孔64からもダイヤフラム69に対して左側から流出口14側冷媒圧βが作用していることから、ダイヤフラム69には、左右から相殺圧を作用させることでダイヤフラム受体67、ダイヤフラム69、ダイヤフラム受体押バネ68、等の構成の構成の簡略化を図っている。
【0024】
上記第2差圧弁60の構成において、主弁室17内の冷媒は流入側導入孔62及び流入側作用リング溝63を介してダイヤフラム69の右側面に所定圧で当接しているが、ダイヤフラム69はダイヤフラム受体押バネ68の弾発力により閉状態であり、冷媒は流出孔64に流れ出すことはない。しかしながら、流入側作用リング溝63内の冷媒圧が所定圧以上になってダイヤフラム受体67を左方に後退させるほどに変形すると、流入側作用リング溝63と流出孔64とが連通し、ダイヤフラム69が変形している限りにおいて、冷媒は高差圧流出口14側に流れ出すことになる。なお、第2差圧弁60において、流入側作用リング溝63と流出孔64とが連通する差圧は、ダイヤフラム受体押バネ68を調整して、高差圧、例えば、12kg/cmに設定されている。
【0025】
次に、上記構成の複合弁が冷凍サイクルに適用された場合における作用について説明する。
この複合弁は、冷凍サイクルの管路において電磁部40への通電オフの状態では、流入口11から冷媒が流入し、流出口12から流出する。また、この流出口12は、低差圧流出口13及び高差圧流出口14にも連通している。したがって、流出口12側の冷媒圧と同一の冷媒圧が低差圧流出口13及び高差圧流出口14にも作用している。
この状態において、電磁部40への通電オンによりプランジャ47の下動に伴なってパイロット弁30が下動して開閉弁20は閉状態となり、流出口12からの冷媒の流出は停止する。
【0026】
この、流出口12からの冷媒の流出停止の状態において、流入口11側の冷媒圧(主弁室17内の冷媒圧)と流出口12の冷媒圧との差圧が2kg/cm以上となると、第1差圧弁50は開状態となり、低差圧流出口13から冷媒は流出することになる。当然のこのながら2kg/cm以下となると第1差圧弁50は閉状態に戻る。
【0027】
また、流入口11側の冷媒圧(主弁室17内の冷媒圧)と流出口12の冷媒圧との差圧が12kg/cm以上となると、第2差圧弁60は開状態となり、高差圧流出口14から冷媒は流出することになる。当然のこのながら12kg/cm以下となると第2差圧弁60は閉状態に戻る。
【0028】
以上のように、本実施の形態においては、1個の開閉弁と2個の差圧弁を一体化した複合弁を提供することで、電磁部40を作動させて開閉弁20を閉状態とした時、複合弁の上流の冷媒圧が所定以上上昇すると、2段階で冷媒を流動させることになるから、冷凍サイクルにおける冷媒圧管理が容易になり、しかも、配管レイアウトの簡素化、回路のコンパクト化、部品コストの低減化を図ることができる。
【0029】
なお、上記実施の形態においては、低差圧流出口13及び高差圧流出口14を流出口12と連通させることで、低差圧流出口13及び高差圧流出口14の冷媒圧は流出口12の冷媒圧と略同一としたが、低差圧流出口13及び高差圧流出口14を流出口12と連通させることなく、別途、所定圧をダイヤフラム受体押バネ58或いはダイヤフラム受体押バネ68に加えるようにしてもよい。また、上記実施の形態では、2個の差圧弁50,60を構成要件としたが、2個以上としてもよいことは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】
上記構成により、本発明は下記の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、1個の開閉弁と2個の差圧弁とが1つのブロック本体内に配置された複合弁であって、上記開閉弁にはパイロット弁が付設され、2個の差圧弁は、差圧値を相違させることで、冷凍サイクルに適当した場合の容積メリットを実現でき、簡単な構成で、高機能の複合弁を実現することができ、また、配管レイアウトの簡素化、回路のコンパクト化、部品コストの低減化を図ることができた。
【0031】
請求項2記載の発明によれば、上記効果に加えて、上記パイロット弁の開閉は、ブロック本体に装着された電磁部により作動されることで、開閉操作が容易となる。
【0032】
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、上記差圧弁は、流体流路を構成するオリフィスを所定圧以下では閉状態とするダイヤフラムと閉止バネとで形成することで、その構成が単純であり、製造も容易となる。
【0033】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の複合弁の効果に加えて、差圧弁は、主弁室と流出口側との間に開閉弁と並行して配置され、ダイヤフラムと、該ダイヤフラムの一側に配置されるダイヤフラム支持体と、該ダイヤフラム支持体に流出口側に連通して形成される流出孔と、該流出孔の外周に形成される流入側作用リング溝と、からなり、該流入側作用リング溝と上記流入口とは導入孔で連通されると共に、上記ダイヤフラムの他側には流出側圧作用凹部が形成され、該流出側圧作用凹部は流出口側に連通する流出側圧導入孔が形成され、且つ、流出側圧作用凹部内にはダイヤフラム受体が配置され、該ダイヤフラム受体はダイヤフラム受体押バネによってダイヤフラムに押圧されていることで、ダイヤフラム受体、ダイヤフラム、ダイヤフラム受体押バネ等の構成の一層の簡略化を図っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の左側面図。
【符号の説明】
10・・ブロック本体
11・・流入口 11a・・流入路 12・・流出口 12a・・流出路
13・・低差圧流出口 13a・・低差圧流出路
14・・高差圧流出口 14a・・高差圧流出路 15・・管取付孔
16・・主流出路 16a・・主弁座部 17・・主弁室
20・・開閉弁 21・・主弁ピストン体 21a・・主弁開ばね
22・・主弁孔 23・・周縁部 24・・均圧孔
25・・上方突部 25a・・パイロット弁座 26・・弁体装着凹部
27・・弁体保持部 28・・シールリング 29・・弁体
30・・パイロット弁 31・・パイロット弁筒
31a・・上部連結部 31b・・径大部 32・・パイロット弁開バネ
34・・パイロット弁体 35・・緩衝バネ 36・・パイロット弁室
40・・電磁部
41・・ハウジング 42・・キャン
43・・吸引子 43a・・バネ受部 43b・・バネ配置部
44・・ボビン 45・・コイル 46・・プレート
47・・プランジャ 47a・・プランジャバネ室
47b・・パイロット弁筒取付穴 48・・閉バネ
50・・第1差圧弁
51・・ダイヤフラム支持体 52・・流入側導入孔
53・・流入側作用リング溝
54・・流出孔 55・・流出側圧作用凹部 56・・流出側圧導入孔
57・・ダイヤフラム受体 58・・ダイヤフラム受体押バネ
59・・ダイヤフラム
60・・第2差圧弁
61・・ダイヤフラム支持体 62・・流入側導入孔
63・・流入側作用リング溝 64・・流出孔 65・・流出側圧作用凹部
66・・流出側圧導入孔 67・・ダイヤフラム受体
68・・ダイヤフラム受体押バネ 69・・ダイヤフラム

Claims (4)

  1. 1個の開閉弁と2個の差圧弁とが1つのブロック本体内に配置された複合弁であって、上記開閉弁にはパイロット弁が付設され、2個の差圧弁は差圧値が相違することを特徴とする複合弁。
  2. 上記パイロット弁の開閉は、ブロック本体に装着された電磁部により作動されることを特徴とする請求項1の複合弁。
  3. 上記差圧弁は、流体流路を構成するオリフィスに、所定差圧以下では閉状態とするダイヤフラムと閉止バネとを具備していることを特徴とする請求項1又は請求項2の複合弁。
  4. 上記差圧弁は主弁室と流出口側との間に開閉弁と並行して配置され、ダイヤフラムと、該ダイヤフラムの一側に配置されるダイヤフラム支持体と、該ダイヤフラム支持体に流出口側に連通して形成される流出孔と、該流出孔の外周に形成される流入側作用リング溝と、からなり、該流入側作用リング溝と上記流入口とは導入孔で連通されると共に、
    上記ダイヤフラムの他側には流出側圧作用凹部が形成され、該流出側圧作用凹部には流出口側に連通する流出側圧導入孔が形成され、且つ、流出側圧作用凹部内にはダイヤフラム受体が配置され、該ダイヤフラム受体はダイヤフラム受体押バネによってダイヤフラムに押圧されていることを特徴とする請求項3記載の複合弁。
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