JP2004153161A - 電磁駆動装置及びそれを用いた流量制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動子とそれを内周側に支持する収容部との間に生じる摺動抵抗を低減する電磁駆動装置を提供する。
【解決手段】(A)可動子17と、(B)可動子17と共に磁気回路を形成する固定子12であって、可動子17を内周側に往復移動可能に支持する収容部13、並びに可動子17をその往復移動方向の一方側に吸引する磁気吸引力が可動子17との間に働く吸引部を有する固定子12と、通電することにより前記磁気吸引力を発生するコイル20とを備える。可動子17の外周壁にはリン化ニッケルからなる磁性部60が形成され、その磁性部60におけるリンの含有率は質量百分率で5%以上15%以下の範囲内に設定される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁駆動装置及びそれを用いた流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、可動子と固定子とにより磁気回路を形成し、可動子を往復駆動する電磁駆動装置が知られている。この電磁駆動装置の一種に、可動子を固定子の収容部の内周側に直接支持させ、固定子の吸引部と可動子との間に働く磁気吸引力により可動子をその往復移動方向の一方側に吸引する装置がある(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−222710号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示の電磁駆動装置では、可動子の外周面をリン化ニッケルでめっきして硬度を高めることで、可動子と収容部との間に生じる摺動抵抗を低減している。しかし、可動子と収容部との間にはサイドフォースと呼ばれる起磁力が径方向に働き、それにより可動子と収容部が密接するため、摺動抵抗を充分に低減し切れない。サイドフォースはコイルへの供給電流値に比例して大きくなることから、サイドフォースにより摺動抵抗を受ける可動子の往復移動位置はコイルへの供給電流値に対して比例関係とならず制御し難くなる。
【0005】
本発明の目的は、可動子とそれを内周側に支持する収容部との間に生じる摺動抵抗を低減する電磁駆動装置及びそれを用いた流量制御装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、可動子の往復移動位置の制御性を向上する電磁駆動装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、流体流量乃至は流体圧力の制御性を向上する流量制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の電磁駆動装置によると、可動子の少なくとも外周壁と、固定子において可動子を内周側に支持する収容部の少なくとも内周壁との一方又は双方は、リン化ニッケルからなる磁性部を形成する。この磁性部は、比較的硬度が高いため、可動子と収容部との間の摺動抵抗が小さくなる。しかも請求項1に記載の電磁駆動装置によると、磁性部におけるリンの含有率が質量百分率で5%以上に設定されるので、磁性部の磁化の強さが大きくなり過ぎない。これにより、可動子と収容部との間において径方向に働くサイドフォースの増大を抑制できるので、可動子と収容部との間の摺動抵抗をさらに低減できる。このように可動子と収容部との間の摺動抵抗を充分に低減できるので、可動子の往復移動位置の制御性を向上できる。
【0007】
磁性部におけるリン含有率が増えるにしたがって、磁性部の磁化の強さが下がり、固定子の吸引部と可動子との間に働く磁気吸引力が低下する。請求項1に記載の電磁駆動装置によると、磁性部におけるリンの含有率が質量百分率で15%以下に設定されるので、磁気吸引力の過度な低下により吸引部で可動子を吸引し得なくなる制御不良を防止できる。
【0008】
本発明の請求項2に記載の電磁駆動装置によると、リン含有率が質量百分率で5%以上15%以下の磁性部に熱処理を施しているので、熱処理を施さない場合に比べて可動子と吸引部との間に働く磁気吸引力が増大する。したがって、電磁駆動装置の作動不良の防止効果が高められる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の流量制御装置によると、請求項1又は2に記載の電磁駆動装置を備えているので、可動子と共に往復移動する可動部材の往復移動位置について、ひいては可動部材の往復移動により流体流路を流れる流体の流量乃至は圧力について制御性を向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例による流量制御装置を図2に示す。流量制御装置1は、例えば車両等の自動変速機の油圧制御装置に供給する作動油の油圧を制御するスプール型油圧制御弁である。
【0011】
電磁駆動装置としてのリニアソレノイド10は、ヨーク11、ステータコア12、プランジャ17、コイル20等を有する。ヨーク11、ステータコア12、プランジャ17は磁性材で形成されている。プランジャ17が可動子を構成し、ヨーク11及びステータコア12が固定子を構成している。
【0012】
ステータコア12は円筒状に形成され、収容部13、吸引部14及び磁気抵抗部15を有している。
収容部13は円柱状のプランジャ17を内周側に同軸上に収容し支持している。図1に拡大して示すように、収容部13の内周壁には軟窒化処理層50が形成され、プランジャ17の外周壁にはNiP層60が形成されている。収容部13及びプランジャ17の径方向において軟窒化処理層50とNiP層60との間には微少なクリアランスが形成されている。これにより、プランジャ17はNiP層60を収容部13の軟窒化処理層50に摺接させつつ、軸方向に往復移動することができる。
【0013】
吸引部14は収容部13の軸方向一方側に配設されている。吸引部14は、プランジャ17をその軸方向である往復移動方向の一方側に吸引する磁気吸引力をプランジャ17との間に発生する。
収容部13と吸引部14との間に、それら各部13,14より薄肉の磁気抵抗部15が配設されている。磁気抵抗部15は、収容部13と吸引部14との間に磁束が漏れることを抑制する。
【0014】
ヨーク11は円筒状に形成され、ステータコア12、コイル20及び樹脂成形体22を内周側に収容している。さらにヨーク11は、ハウジング31の端部をかしめることにより、ハウジング31との間にステータコア12、コイル20及び樹脂成形体22を固定している。
【0015】
樹脂成形体22は、ボビン23、固定部24及びストッパ25を有している。ボビン23は円筒状に形成され、ステータコア12の各部13,14,15の外周側に固定されている。ボビン23の外周側にコイル20が巻回しされている。固定部24はコイル20の外周側に固定され、ボビン23と共同してコイル20を覆っている。さらに固定部24は、コイル20に電力を供給する図示しないコネクタを形成している。ストッパ25はボビン23との一体樹脂成形により形成され、吸引部14の外表面を覆っている。ストッパ25は、プランジャ17と吸引部14とが直接に接触することを防止する。
【0016】
コイル20と電気的に接続されている図示しないターミナルからコイル20に電流が供給されると、ヨーク11、ステータコア12及びプランジャ17によって構成される磁気回路に磁束が流れ、ステータコア12の吸引部14とプランジャ17との間に磁気吸引力が働く。するとプランジャ17は、往復移動方向のうち収容部13側から吸引部14側に向かう方向に、すなわち図2の下方に移動する。このプランジャ17の移動は、プランジャ17がストッパ25に当接することにより規制される。
【0017】
ハウジング31は、可動部材としてのスプール30を軸方向に往復移動可能に収容し支持している。ハウジング31の筒状の周壁には、入力ポート32、出力ポート33、フィードバックポート34及び排出ポート35がそれぞれ流体流路として貫通している。入力ポート32には、図示しないタンクから供給される作動油が流入する。出力ポート33は図示しない自動変速機の係合装置に作動油を供給する。出力ポート33とフィードバックポート34とは流量制御装置1の外部で連通しており、出力ポート33から流出する作動油の一部がフィードバックポート34に導入される。フィードバック室36はフィードバックポート34と連通している。排出ポート35は上記タンクに作動油を排出する。
【0018】
スプール30には、大径ランド37、大径ランド38、小径ランド39がこの順で反リニアソレノイド側から軸方向に並ぶように形成されている。小径ランド39は大径ランド37、38よりも外径が小さい。スプール30は軸方向の一端部に設けられたシャフト40によって、プランジャ17の吸引部14側の端部17bに当接する。付勢手段としてのスプリング41はスプール30の反プランジャ側に設置されている。スプリング41は、吸引部14にプランジャ17が吸引される方向とは反対方向に、すなわち図2の上方にスプール30を付勢している。このスプリング41の付勢によりスプール30はプランジャ17側に押圧されるため、プランジャ17と共に往復移動する。
【0019】
フィードバック室36は大径ランド38と小径ランド39との間に形成されている。ランド38,39の外径差によりフィードバック室36の油圧は、スプール30を反プランジャ側に押圧するように作用する。流量制御装置1において出力される油圧の一部をフィードバックするのは、供給される油圧すなわち入力圧の変動により出力圧が変動することを防止するためである。スプール30は、フィードバック室36の油圧により受ける力と、吸引部14に吸引されるプランジャ17により押される力と、スプリング41から受ける付勢力とが釣り合う位置で定位する。
【0020】
入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量は、ハウジング31の内周壁31aと大径ランド38の外周壁との重なり部分の長さであるシール長によって決定される。シール長が短くなると入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が増大し、シール長が長くなると入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が減少する。同様に、出力ポート33から排出ポート35へ流れる作動油量は、ハウジング31の内周壁31bと大径ランド37の外周壁とのシール長によって決定される。
【0021】
スプール30がスプリング41側へ、すなわち図2の下方へ移動すると、内周壁31aと大径ランド38とのシール長が長くなり内周壁31bと大径ランド37とのシール長が短くなるため、入力ポート32から出力ポート33へ流れる作動油量が減少し、出力ポート33から排出ポート35へ流れる作動油流量が増大する。その結果、出力ポート33から流出する作動油の油圧が低下する。一方、スプール30がプランジャ17側へ移動すると、内周壁31aと大径ランド38とのシール長が短くなり内周壁31bと大径ランド37とのシール長が長くなるため、入力ポート32から出力ポート33へ流通する作動油の流量が増大し、出力ポート33から排出ポート35へ流通する作動油の流量が減少する。その結果、出力ポート33から流出する作動油の油圧が増大する。
【0022】
このような流量制御装置1では、コイル20に通電する電流値を制御することでプランジャ17がスプール30を反リニアソレノイ側に押す力を調整し、出力ポート33から流出する作動油の油圧を調整する。具体的には、コイル20に通電する電流値を増大させると、電流値に比例して吸引部14がプランジャ17を吸引する磁気吸引力が増大し、プランジャ17がスプール30を押す力が増大する。その磁気吸引力によりプランジャ17からスプール30に作用する力と、スプリング41の付勢力と、フィードバック室36の油圧によりスプール30が押される力とが釣り合うことで、スプール30が静止する。したがって、コイル20に通電する電流値が増加すると出力ポート33から流出する作動油の油圧が低下する。
【0023】
次に、軟窒化処理層50及びNiP層60について図1、図3及び図4を参照しつつさらに詳しく説明する。
軟窒化処理層50は、鉄等の磁性材からなる収容部13の内周面にガス軟窒化処理を施すことにより形成され、表面硬度を例えばHV600程度に設定されている。
【0024】
磁性部としてのNiP層60は、鉄等の磁性材からなるプランジャ17の本体17aの外周面にリン化ニッケル(NiP)めっきを施すことにより形成され、表面硬度を例えばHV900程度の高硬度に設定されている。このNiP層60においては、リンの含有率を質量百分率で5%以上15%以下に設定している。
【0025】
NiP層60におけるリン含有率が5%を下回ると、NiP層60の磁化の強さが過大となる。そのため、コイル20への供給電流値がその最大値である1Aとなるときに、軟窒化処理層50とNiP層60との間において収容部13及びプランジャ17の径方向に働くサイドフォースが図3に示す如く3Nを超えてしまう。サイドフォースが3Nを超えると、プランジャ17の往復移動に際して軟窒化処理層50とNiP層60との間に生じる摺動抵抗が大きくなり過ぎる。したがって、NiP層60におけるリン含有率を5%以上とすることによりサイドフォースが3N以下に抑制されるので、軟窒化処理層50とNiP層60との間の摺動抵抗が低減される。
【0026】
また、NiP層60におけるリン含有率が15%を超えると、NiP層60の磁化の強さが過小となる。そのため、コイル20への供給電流値がその最大値である1Aとなるときに、プランジャ17と吸引部14との間に働く磁気吸引力が6.6Nを下回ってしまう。磁気吸引力が6.6Nを下回ると、吸引部14によりプランジャ17を吸引し得なくなる。したがって、NiP層60におけるリン含有率を15%以下とすることにより磁気吸引力が図4に白丸で示す如く6.6N以上に確保されるので、プランジャ17を吸引部14に向かって確実に吸引できる。
【0027】
本実施例では、上記めっきにより形成されたNiP層60にさらに熱処理を施すようにしてもよい。これは、NiP層60を熱処理することによって、図4に黒丸で示すようにプランジャ17と吸引部14との間に働く磁気吸引力を増大させて、プランジャ17の吸引不良の防止効果を向上することができるからである。熱処理時の温度は、300〜400℃の範囲内が好ましく、例えば350℃に設定される。尚、サイドフォースとの関係からリン含有率を5%以上としたNiP層60について熱処理した場合、コイル20への供給電流値が最大値の1Aとなるときにプランジャ17と吸引部14との間に働く磁気吸引力が図4に黒丸で示す如く7.5N以下となる。
【0028】
以上説明した流量制御装置1によると、プランジャ17の外周壁に設けた比較的高硬度のNiP層60についてリン含有率を5%以上に設定することにより、そのNiP層60と収容部13の軟窒化処理層50との間に生じる摺動抵抗が低減される。各層50,60との間に働くサイドフォースはコイル20への供給電流値に比例して大きくなるが、摺動抵抗を低減されるプランジャ17はコイル20への供給電流値に対する往復移動位置の相関関係を比例関係に近づけられる。したがって、プランジャ17及びスプール30の往復移動位置が制御し易くなりその制御性が向上するので、出力ポート33から流出させる作動油の油圧の制御性についても向上する。しかも流量制御装置1によると、プランジャ17と吸引部14との間において磁気吸引力を充分に確保できるので、プランジャ17及びスプール30の往復移動位置の制御不良を防止できる。
【0029】
尚、上記実施例ではリン化ニッケルからなる磁性部(NiP層60)を可動子としてのプランジャ17の外周壁のみで構成した。そのような磁性部については、可動子の少なくとも外周壁を含む部分であれば例えば可動子の全体で構成してもよいし、あるいは固定子における収容部(13)の少なくとも内周壁を含む部分で構成してもよいし、可動子の少なくとも外周壁を含む部分と収容部の少なくとも内周壁を含む部分との双方で構成してもよい。また、磁性部の形成方法としては、上記実施例のNiP層60のようなめっき以外の方法を採用してもよく、例えば可動子及び/又は収容部の全体で磁性部を構成する場合等には、リン化ニッケルからなる素材を後加工して磁性部を形成するようにしてもよい。
さらに上記実施例では、流量制御装置の電磁駆動部に本発明の電磁駆動装置を適用したが、流量制御装置以外の機械装置の電磁駆動部に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による流量制御装置の要部を拡大して示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例による流量制御装置を示す断面図である。
【図3】リン含有率とサイドフォースとの関係を示す特性図である。
【図4】リン含有率と磁気吸引力との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 流量制御装置
10 リニアソレノイド
11 ヨーク(固定子)
12 ステータコア(固定子)
13 収容部
14 吸引部
15 磁気抵抗部
17 プランジャ
17a 本体
20 コイル
22 樹脂成形体
25 ストッパ
30 スプール(可動部材)
31 ハウジング
32 入力ポート(流体流路)
33 出力ポート(流体流路)
34 フィードバックポート
35 排出ポート(流体流路)
41 スプリング(付勢手段)
50 軟窒化処理層
60 NiP層

Claims (3)

  1. 可動子と、
    前記可動子と共に磁気回路を形成する固定子であって、前記可動子を内周側に往復移動可能に支持する収容部、並びに前記可動子をその往復移動方向の一方側に吸引する磁気吸引力が前記可動子との間に働く吸引部を有する固定子と、
    通電することにより前記磁気吸引力を発生するコイルと、
    を備え、
    前記可動子の少なくとも外周壁と前記収容部の少なくとも内周壁との一方又は双方はリン化ニッケルからなる磁性部を形成し、
    前記磁性部におけるリンの含有率は質量百分率で5%以上15%以下の範囲内に設定されていることを特徴とする電磁駆動装置。
  2. 前記磁性部には熱処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁駆動装置。
  3. 筒状の周壁を貫通する複数の流体流路を有するハウジングと、
    請求項1又は2に記載の電磁駆動装置と、
    前記可動子と共に往復移動することにより前記流体流路を流れる流体流量を制御する可動部材と、
    前記吸引部に前記可動子が吸引される方向とは反対方向に前記可動部材を付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とする流量制御装置。
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