JP2004147351A - 無線通信端末用内蔵アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 人体の影響の少ない高利得な無線通信端末内蔵アンテナを提供すること。
【解決手段】 棒状に形成された第二の無給電素子662を、ダイポールアンテナ501を構成するアンテナ素子と対向するように配置する。この第二の無給電素子662とダイポールアンテナ501を構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子662と、ダイポールアンテナ501を構成するアンテナ素子からなる共振回路との間の相互インダクタンスを変化させて入力反射特性を広帯域化することができるように適切に設定する。
【選択図】 図66
【解決手段】 棒状に形成された第二の無給電素子662を、ダイポールアンテナ501を構成するアンテナ素子と対向するように配置する。この第二の無給電素子662とダイポールアンテナ501を構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子662と、ダイポールアンテナ501を構成するアンテナ素子からなる共振回路との間の相互インダクタンスを変化させて入力反射特性を広帯域化することができるように適切に設定する。
【選択図】 図66
Description
本発明は、無線通信端末に用いられる内蔵アンテナに関する。
近年、無線通信端末は、携帯性を向上させるために小型化が促進されている。これに伴い、無線通信端末に用いられる内蔵アンテナにも小型化が要求されている。これに対応するための従来の内蔵アンテナとして、板状逆Fアンテナが用いられるものがある。以下、従来の無線通信端末に用いられる内蔵アンテナについて説明する。
図93は、従来の無線通信端末に用いられる内蔵アンテナの構成を示す模式図である。なお、同図に示す各要素は、無線通信端末の筐体内に搭載されるものであるが、無線通信端末の全体図については、説明を簡単にするために省略する。同図に示すように、従来の無線通信端末には、一般に、地板1と板状逆Fアンテナ2とが設けられている。なお、X、Y及びZは、各々の座標軸を示す。
また、上記従来の内蔵アンテナは、電波のマルチパスによる受信電界強度の変動に対処するダイバーシチアンテナとしても用いられる。図94は、従来の無線通信端末に用いられるダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図94に示すように、上記従来の板状逆Fアンテナ2に加えて、外部アンテナとして、モノポールアンテナ3が設けられた構成となっている。内部アンテナである板状逆Fアンテナ2と外部アンテナであるモノポールアンテナ3の2つのアンテナによりダイバーシチ受信が行われて、安定した通信が行われる。
しかしながら、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナは、板状逆Fアンテナ2そのものがアンテナとして動作するというよりむしろ、地板1を励振する励振器として動作することになる。このため、地板1にアンテナ電流が流れることになり、アンテナとしては地板が支配的となる。この結果、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2は、上記無線通信端末のユーザの人体の影響により、利得が低下するという問題がある。
ここで、上記従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2の受信特性の具体例について、図95(A)及び図95(B)を参照して説明する。図95(A)及び図95(B)は、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナの受信特性の実測値を示す図である。なお、ここでは、地板1の大きさを120×36mm、周波数を2180MHzとした。
まず、図95(A)は、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2の自由空間における水平面(X−Y面)の受信特性を示す図である。この場合、地板1がアンテナとして動作するので、図95(A)に示すように、板状逆Fアンテナ2は、ほぼ無指向性となっている。
一方、図95(B)は、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2の通話時における水平面(X−Y面)の受信特性を示す図である。ここで、無線通信端末は、図96に示すような状態で用いられるとする。すなわち、板状逆Fアンテナ2及びモノポールアンテナ3が設けられた無線通信端末4は、図96に示すような状態で、ユーザ5による通話に用いられる。
図95(B)から明らかなように、板状逆Fアンテナ2の利得は、通話時においては、低下している。このような、板状逆Fアンテナ2の利得の低下は、図95(A)と図95(B)を比較するに、人体の影響、例えば、ユーザの頭や手により電波が遮断される等の影響に起因するものであることは、明らかである。
次いで、上記従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2の放射特性の具体例について、図97(A)及び図97(B)を参照して説明する。図97(A)及び図97(B)は、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナの放射特性の実測値を示す図である。
まず、図97(A)は、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2の自由空間における水平面(X−Y面)の放射特性を示す図である。この場合、地板1がアンテナとして動作するので、図97(A)に示すように、板状逆Fアンテナ2は、ほぼ無指向性となっている。
一方、図97(B)は、従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2の通話時における水平面(X−Y面)の放射特性を示す図である。ここで、無線通信端末は、図96に示すような状態で用いられるとする。図97(B)から明らかなように、板状逆Fアンテナ2の利得は、通話時においては、低下している。このような、板状逆Fアンテナ2の利得の低下は、図97(A)と図97(B)を比較するに、人体の影響、例えば、ユーザの頭や手により電波が遮断される等の影響に起因するものであることは、明らかである。
以上のように、上記従来の無線通信端末に用いられる板状逆Fアンテナ2においては、人体の影響により、利得が低下するという問題がある。
さらに、上記従来の無線通信端末に用いられるダイバーシチアンテナについても、板状逆Fアンテナ2が動作する場合には、上記と同様な問題が発生する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、小型で、かつ、人体の影響が少ない高利得な無線通信端末用内蔵アンテナを提供することを目的とする。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、無線通信端末の筐体に内蔵され、板状の面を形成する接地導体と、前記接地導体に接続されたアンテナ素子を持つダイポールアンテナと、前記ダイポールアンテナと前記接地導体との間でインピーダンスを整合させ、かつ、平衡信号と不平衡信号との変換を行う平衡不平衡変換手段と、を有する構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の外部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
この構成によれば、平衡不平衡変換手段により、地板に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナの人体の影響に起因する利得劣化を抑えることができる。また、ダイポールアンテナを矩形波状のアンテナ素子により構成したので、無線通信端末用内蔵アンテナを小型化することができる。したがって、人体の影響の少ない高利得で小型の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の外部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、当該ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の給電端側が矩形波状に他端側が棒状にそれぞれ形成されており、前記アンテナ素子は、前記矩形波状に形成された部分の長手方向と前記棒状に形成された部分の軸方向とが直交するように折り曲げられ、前記矩形波状に形成された部分は、その長手方向が前記接地導体の長手方向と垂直に設けられ、かつ、前記棒状に形成された部分は前記筐体の外部に、前記矩形波状に形成された部分は前記筐体の内部にそれぞれ設けられている構成を採る。
この構成によれば、ダイポールアンテナは、利得の劣化を抑えることができるとともに、アンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波と水平偏波のいずれも受信することができるので、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、前記棒状に形成されたアンテナ素子に代えて矩形波状に形成されたアンテナ素子を有する構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、前記棒状に形成されたアンテナ素子に代えて矩形波状に形成されたアンテナ素子を有する構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、前記アンテナ素子の前記棒状に形成された部分を矩形波状に形成してなる構成を採る。
この構成によれば、ダイポールアンテナは、利得の劣化を抑えることができるとともに、外部アンテナを矩形波状にしたことから、小型化を図ることができる。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成されている構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子を持つダイポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記ダイポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行う構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子によって構成され、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、いずれも、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子によって構成され、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、いずれも、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように設けられている構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子によって構成され、前記矩形波状に形成された2つのアンテナ素子のうち第1のアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行に設けられ、第2のアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直に設けられている構成を採る。
この構成によれば、ダイバーシチアンテナとして、上記構成のダイポールアンテナが用いられるので、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように前記筐体の内部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、当該ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の給電端側が棒状に他端側が矩形波状にそれぞれ形成されており、前記アンテナ素子は、前記矩形波状に形成された部分の長手方向と前記棒状に形成された部分の軸方向とが直交するように折り曲げられ、前記矩形波状に形成された部分は、その長手方向が前記接地導体の長手方向と平行に設けられ、かつ、前記棒状に形成された部分及び前記矩形波状に形成された部分は前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、当該ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の給電端側が矩形波状に他端側が棒状にそれぞれ形成されており、前記アンテナ素子は、前記矩形波状に形成された部分の長手方向と前記棒状に形成された部分の軸方向とが直交するように折り曲げられ、前記矩形波状に構成された部分は、その長手方向が前記接地導体の長手方向と垂直に設けられ、かつ、前記棒状に形成された部分及び前記矩形波状に形成された部分は前記筐体の内部に設けられている構成を採る。
この構成によれば、ダイポールアンテナは、利得の劣化を抑えることができるとともに、前記ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波と水平偏波のいずれも受信することができるので、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
さらに、垂直偏波を主に棒状のアンテナ素子で受信し、水平偏波を主に矩形波状のアンテナ素子で受信することから、垂直偏波と水平偏波の偏波比を適宜変化させることができるので、アンテナの使用目的に応じた偏波比で受信することができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記アンテナ素子は、その給電端と他端との間にインダクタンス素子が装荷されている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、キャパシタンス素子が装荷された矩形波状の折り返しダイポールアンテナである構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、螺旋状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記アンテナ素子は、その給電端と他端との間にインダクタンス素子が装荷されている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、キャパシタンス素子が装荷された螺旋状の折り返しダイポールアンテナである構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成されたアンテナ素子と、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子と平行に配置された別の矩形波状のアンテナ素子とによって構成されている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、螺旋状に形成されたアンテナ素子と、前記螺旋状に形成されたアンテナ素子と平行に配置された別の螺旋状のアンテナ素子とによって構成されている構成を採る。
これらの構成によれば、利得の劣化を抑えることができるとともに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、ダイポールアンテナを二周波アンテナとして実現することができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、棒状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記ダイポールアンテナは、棒状に形成された2つのアンテナ素子を同一直線上に配置して構成され、前記第一の無給電素子は、その軸方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記ダイポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されている構成を採る。
この構成によれば、ダイポールアンテナの長さ、第一の無給電素子の長さ、及び、ダイポールアンテナと第一の無給電素子との間隔を適切に調整することにより、人体と逆方向の指向性を持つようにしたので、ダイポールアンテナの人体の影響による利得劣化を抑えることができる。また、平衡不平衡変換回路においてインピーダンスを適切に整合させることにより、地板に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナの利得劣化を抑えることができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、矩形波状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子をその長手方向の中心線が同一直線上になるように配置して構成され、前記第一の無給電素子は、その長手方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記ダイポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられている構成を採る。
この構成によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。したがって、垂直偏波が多い場合には、アンテナの軸方向と偏波面が一致するので受信利得を高くすることができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられている構成を採る。
この構成によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、軸方向と平行な水平偏波を受信することができる。したがって、水平偏波が多い場合には、アンテナの軸方向と偏波面が一致するので受信利得を高くすることができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿って折り曲げられ、折り曲げ後の一方の直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、折り曲げ後の他方の直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿ってコの字形に折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分のうち、端部を含む直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、端部を含まない直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられている構成を採る。
この構成によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、軸方向と平行な垂直偏波と水平偏波のいずれも受信することができる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、棒状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その軸方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、矩形波状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その長手方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿って折り曲げられて形成され、折り曲げ後の一方の直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って、折り曲げ後の他方の直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記基準面に沿って折り曲げられて、折り曲げ後の一方の直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、折り曲げ後の他方の直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿ってコの字形に折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分のうち、端部を含む直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、端部を含まない直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記基準面に沿ってコの字形に折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分のうち、端部を含む直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、端部を含まない直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられている構成を採る。
これらの構成によれば、第二の無給電素子とダイポールアンテナを構成するアンテナ素子を適切な間隔で対向させることにより、入力反射特性を広帯域化することができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、折り返しダイポールアンテナである構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記ダイポールアンテナは、インピーダンス変換手段を持つ構成を採る。
これらの構成によれば、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、無線通信端末の筐体に内蔵され、板状の面を形成する接地導体と、前記接地導体に接続されたアンテナ素子を持つモノポールアンテナと、前記モノポールアンテナと前記接地導体との間でインピーダンスを整合させ、かつ、平衡信号と不平衡信号との変換を行う平衡不平衡変換手段と、を有する構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、棒状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記モノポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記第一の無給電素子は、その軸方向が前記モノポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記モノポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、矩形波状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記モノポールアンテナは、矩形波状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記第一の無給電素子は、その長手方向が前記モノポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記モノポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、棒状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その軸方向が前記モノポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、矩形波状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その長手方向が前記モノポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行に設けられている構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられている構成を採る。
これらの構成によれば、第二の無給電素子とダイポールアンテナを構成するアンテナ素子を適切な間隔で対向させることにより、入力反射特性を広帯域化することができる。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記モノポールアンテナは、折り返しモノポールアンテナである構成を採る。
本発明の無線通信端末用内蔵アンテナは、上記構成において、前記モノポールアンテナは、インピーダンス変換手段を持つ構成を採る。
この構成によれば、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、棒状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行う構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、矩形波状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行う構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、螺旋状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行う構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成され、当該2つの無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行う構成を採る。
本発明のダイバーシチアンテナは、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナ及び上記記載の他の無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行う構成を採る。
これらの構成によれば、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
本発明の通信端末装置は、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナを有する構成を採る。
この構成によれば、無線通信端末用内蔵アンテナとして上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナが用いられるので、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用内蔵アンテナを備えた通信端末装置を提供することができる。
本発明の通信端末装置は、上記記載のダイバーシチアンテナを有する構成を採る。
この構成によれば、ダイバーシチアンテナとして上記記載のダイポールアンテナが用いられるので、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用ダイバーシチアンテナを備えた通信端末装置を提供することができる。
本発明の基地局装置は、上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナを有する構成を採る。
この構成によれば、無線通信端末用内蔵アンテナとして上記記載の無線通信端末用内蔵アンテナが用いられるので、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用内蔵アンテナを備えた基地局装置を提供することができる。
本発明の基地局装置は、上記記載のダイバーシチアンテナを有する構成を採る。
この構成によれば、ダイバーシチアンテナとして上記記載のダイポールアンテナが用いられるので、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用ダイバーシチアンテナを備えた基地局装置を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、アンテナ素子と給電手段との間でインピーダンス整合を適切に行うようにしたので、人体の影響の少ない高利得な無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。また、ダイポールアンテナのアンテナ素子を矩形波状とすることにより、小型形状の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
また、ダイポールアンテナの長さ、第一の無給電素子の長さ、及び、ダイポールアンテナと第一の無給電素子との間隔を適切に調整することにより、人体と逆方向の指向性を持つようにしたので、人体の影響による利得劣化を抑えることができる。
また、ダイポールアンテナの長さ、第一の無給電素子の長さ、及び、ダイポールアンテナと第一の無給電素子との間隔を適切に調整することにより、人体と逆方向の指向性を持つようにしたので、ダイポールアンテナの人体の影響による利得劣化を抑えることができる。
また、第二の無給電素子とダイポールアンテナを構成するアンテナ素子を適切な間隔で対向させることにより、入力反射特性を広帯域化することができる。
本発明の第1の骨子は、無線通信端末にダイポールアンテナを設け、インピーダンス変換機能を有する平衡不平衡変換手段を介して前記ダイポールアンテナに対して給電を行うことにより、無線機地板に流れるアンテナ電流を極力抑えて、通話時において人体の影響を少なくしたことである。
本発明の第2の骨子は、ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の長手方向と平行に第一の無給電素子を設け、前記ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の長手方向の長さ、前記第一の無給電素子の長手方向の長さ、及び前記ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子と前記第一の無給電素子との間隔を適切に調整することにより、通話時にアンテナが人体と反対の方向の指向性を持つようにしたことである。
本発明の第3の骨子は、ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子と対向して第二の無給電素子を配置し、この第二の無給電素子とダイポールアンテナを構成するアンテナ素子との対向間隔を、第二の無給電素子とダイポールアンテナとの間の相互インピーダンスを変化させて適切に設定することにより無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するようにしたことである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。なお、同図に示す各要素は、無線通信端末の筐体内に搭載されるものであるが、無線通信端末の全体図については、説明を簡単にするために省略する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。なお、同図に示す各要素は、無線通信端末の筐体内に搭載されるものであるが、無線通信端末の全体図については、説明を簡単にするために省略する。
本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ12と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14とを有して構成されている。以下、各構成要素について説明する。
地板11は、板状の接地導体であり、無線通信端末における図示しない操作ボタン、ディスプレイ及びスピーカ等が設けられた面(鉛直面)と平行になるように取り付けられている。
ダイポールアンテナ12は、矩形波状(櫛刃状)に形成された2本のアンテナ素子によって構成されている。これにより、ダイポールアンテナは小型化されることになる。ダイポールアンテナ12を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれの長手方向の中心線が同一直線上になるように配置されている。
また、ダイポールアンテナ12は、アンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。結果として、ダイポールアンテナ12は、アンテナ素子の長手方向が水平面に対して垂直になるように設けられたことになる。これにより、ダイポールアンテナ12は、自由空間においては、主に、このダイポールアンテナ12の長手方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ12は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
平衡不平衡変換回路13は、1対1又はn対1(nは整数)のインピーダンス変換比を有する変換回路であり、ダイポールアンテナ12の給電端14に取り付けられている。つまり、平衡不平衡変換回路13の一方の端子は、図示しない送受信回路に接続され、また、もう一方の端子は、地板11に取り付けられている。これにより、平衡不平衡変換回路13は、ダイポールアンテナ12と上記送受信回路との間のインピーダンス変換を行うので、両者間のインピーダンス整合を適正にとることができる。さらに、平衡不平衡変換回路13は、上記送受信回路の不平衡信号を平衡信号に変換してダイポールアンテナ12に供給するので、地板11に流れる電流を極力抑えることができる。これにより、地板11のアンテナとしての作用が防止されるので、人体の影響に起因するダイポールアンテナ12の利得低下を抑えることができる。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ12に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ12により、主に、このダイポールアンテナ12の長手方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ12を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
ダイポールアンテナ12により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記送受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
ここで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの受信特性について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの通話時における受信特性の実測値を示す図である。なお、ここでは、地板11の大きさを120×36mm、ダイポールアンテナ12の大きさを63×5mm、人体面からダイポールアンテナ12までの距離を5mm、周波数を2180MHzとした。また、図2において、原点から見て270度の方向が、図1におけるダイポールアンテナ12から見た人体の方向に相当する。
図2から明らかなように、ダイポールアンテナ12は、人体が反射板として作用することによる影響を受けて、人体方向とは逆の方向に指向性を有するとともに、上述した理由により指向性の割れが防止されただけでなく、図95(B)に示した従来例と比べて、利得の劣化が抑えられた高い利得の特性を有している。
このように、本実施の形態によれば、平衡不平衡変換回路13において不平衡信号を平衡信号に変換することにより、地板11に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナ12の、人体の影響に起因する利得劣化を抑えることができる。さらに、ダイポールアンテナ12を矩形波状のアンテナ素子により構成したので、無線通信端末用内蔵アンテナを小型化することができる。したがって、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態2は、ダイポールアンテナの取り付け方法以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図3を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態2は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態2は、ダイポールアンテナの取り付け方法以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図3を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態2に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ12aと、平衡不平衡変換回路13と、給電端14とを有して構成されている。
ダイポールアンテナ12aは、アンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ12aの長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態1と相違している。
これにより、ダイポールアンテナ12aは、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、このダイポールアンテナ12aの長手方向と平行な水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、水平偏波が多い場合には、アンテナの長手方向と信号の偏波面とが一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイポールアンテナ12aは、上記長手方向が無線通信端末の上面と平行になるように取り付けられているので、人体の影響に起因する利得劣化を抑えるだけでなく、主に水平偏波を受信することができる。したがって、アンテナの長手方向と通信相手からの信号の偏波面とが一致しないことに起因する利得劣化を防止することができ、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態3は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図4を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態3は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態3は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図4を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態3に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態3に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ21と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14とを有して構成されている。ダイポールアンテナ21を構成する2本のアンテナ素子は、互いにそれぞれの長手方向が垂直になるように配置されている。
また、ダイポールアンテナ21は、一方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ21に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ21を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、同様に給電されたダイポールアンテナ21を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の長手方向と平行な水平偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な水平偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ21を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ21は、利得の劣化を抑えることができるとともに、各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波と水平偏波のいずれをも受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ21の各アンテナ素子の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナ21の人体の影響に起因する利得劣化を抑えることができる。さらに、ダイポールアンテナ21を矩形波状のアンテナ素子により構成したので、無線通信端末用内蔵アンテナを小型化することができる。したがって、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12を構成するアンテナ素子の形状及びダイポールアンテナ12の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態4は、アンテナ素子の形状及びダイポールアンテナの取り付け方法以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図5を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態4は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12を構成するアンテナ素子の形状及びダイポールアンテナ12の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態4は、アンテナ素子の形状及びダイポールアンテナの取り付け方法以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図5を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態4に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態4に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ31と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14とを有して構成されている。ダイポールアンテナ31を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれ、中央付近で折り曲げられ、折り曲げられた面が互いに垂直になるように形成されている。ここで、この場合において、各アンテナ素子の互いに垂直な面のうち給電端14を有する方の面を第1の矩形波面といい、給電端14を有しない方の面を第2の矩形波面という。
上記構成のダイポールアンテナ31を構成する各アンテナ素子は、第1の矩形波面の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。また、上記各アンテナ素子は、第2の矩形波面の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。
すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ31の各アンテナ素子について、第1の矩形波面の長手方向が無線通信端末の上面と平行であり、かつ、第2の矩形波面の長手方向が無線通信端末の上面と垂直であるという点で、実施の形態1と相違している。結果として、ダイポールアンテナ31は、実施の形態3と同様に、通話時において、一部分(上記第1の矩形波面)の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になり、かつ、他の部分(上記第2の矩形波面)の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように設けられたことになる。
このように、本実施の形態によれば、上記のような構成としても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
次の実施の形態5から実施の形態11は、実施の形態1から実施の形態4における無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。
(実施の形態5)
実施の形態5は、実施の形態1における無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図6を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態5は、実施の形態1における無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図6を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態5に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図6において、実施の形態1に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、モノポールアンテナ41がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、モノポールアンテナ41とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ41のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ12とモノポールアンテナ41の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12が用いられるので、実施の形態1と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態6)
実施の形態6は、実施の形態5においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図7を用いて説明する。なお、実施の形態5と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態6は、実施の形態5においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図7を用いて説明する。なお、実施の形態5と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態6に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図7に示すように、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ12と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ51とを有して構成されている。モノポールアンテナ51は、矩形波状に形成されたアンテナ素子で構成されている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ51のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ12とモノポールアンテナ51の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12が用いられるので、人体の影響が少ない高利得な無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。さらに、モノポールアンテナ51を矩形波状としたので、外部アンテナを小型にすることができる。
(実施の形態7)
実施の形態7は、実施の形態5においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図8を用いて説明する。なお、実施の形態5と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態7は、実施の形態5においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図8を用いて説明する。なお、実施の形態5と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態7に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態7に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ12と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ61とを有して構成されている。モノポールアンテナ61は、螺旋状に形成されたアンテナ素子で構成されている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ61のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ12とモノポールアンテナ61の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、上記のような構成としても、実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態8)
実施の形態8は、実施の形態1に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図9を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態8は、実施の形態1に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図9を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態8に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態1に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、別のダイポールアンテナ71がさらに地板11の側面に設けられている。なお、ダイポールアンテナ71は、ダイポールアンテナ12と同様の構成である。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ71とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ71のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ12とダイポールアンテナ71の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ71が用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。さらに、ダイポールアンテナ71をダイポールアンテナ12と同様に矩形波状のアンテナ素子により構成したので、ダイバーシチアンテナを小型にすることができる。
(実施の形態9)
実施の形態9は、実施の形態8においてダイポールアンテナ71の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態9は、ダイポールアンテナの取り付け方法以外については、実施の形態8と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態8と相違する点について、図10を用いて説明する。なお、実施の形態8と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態9は、実施の形態8においてダイポールアンテナ71の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態9は、ダイポールアンテナの取り付け方法以外については、実施の形態8と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態8と相違する点について、図10を用いて説明する。なお、実施の形態8と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態9に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、追加のダイポールアンテナ71aは、その長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ71aの長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態8と相違している。結果として、ダイポールアンテナ71aは、その長手方向が、通話時において、人体に対して直角になると同時に水平面に対して平行になるように設けられたことになる。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ71aのみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ12とダイポールアンテナ71aの両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ12は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ71aは、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の長手方向と平行な水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ12,71aの長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ71aが用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。さらに、ダイポールアンテナ71aをダイポールアンテナ12と同様に矩形波状のアンテナ素子により構成したので、ダイバーシチアンテナを小型にすることができる。
(実施の形態10)
実施の形態10は、図11に示すように、実施の形態8において送受信の双方に用いられるダイポールアンテナ71を実施の形態3のダイポールアンテナ21と同様に構成されたダイポールアンテナ81に変更した形態である。実施の形態10は、ダイポールアンテナ81の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態8と同様である。なお、図11において、実施の形態8と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態10は、図11に示すように、実施の形態8において送受信の双方に用いられるダイポールアンテナ71を実施の形態3のダイポールアンテナ21と同様に構成されたダイポールアンテナ81に変更した形態である。実施の形態10は、ダイポールアンテナ81の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態8と同様である。なお、図11において、実施の形態8と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図11は、本発明の実施の形態10に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ81は、一方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ81のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ12とダイポールアンテナ81の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ81は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ12は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ12,81の各アンテナ素子の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及び実施の形態3におけるダイポールアンテナ21と同様に構成されたダイポールアンテナ81が用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。さらに、ダイポールアンテナ81をダイポールアンテナ12と同様に矩形波状のアンテナ素子により構成したので、ダイバーシチアンテナを小型にすることができる。
(実施の形態11)
実施の形態11は、図12に示すように、実施の形態10において受信のみに用いられるダイポールアンテナ12を実施の形態3のダイポールアンテナ21と同様に構成されたダイポールアンテナ91に変更した形態である。実施の形態11は、ダイポールアンテナ91の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態10と同様である。なお、図12において、実施の形態10と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態11は、図12に示すように、実施の形態10において受信のみに用いられるダイポールアンテナ12を実施の形態3のダイポールアンテナ21と同様に構成されたダイポールアンテナ91に変更した形態である。実施の形態11は、ダイポールアンテナ91の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態10と同様である。なお、図12において、実施の形態10と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図12は、本発明の実施の形態11に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ81及びダイポールアンテナ91は、いずれも、一方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ81のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ81とダイポールアンテナ91の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ81は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ91も、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ81,91の各アンテナ素子の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21と同様に構成されたダイポールアンテナ81及びダイポールアンテナ91が用いられるので、人体の影響が少ない高利得な無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。さらに、各ダイポールアンテナ81,91を矩形波状としたことから、ダイバーシチアンテナを小型にすることができる。
(実施の形態12)
図13は、本発明の実施の形態12における折り返しダイポールアンテナ101の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態12における折り返しダイポールアンテナ101は、実施の形態1から実施の形態11で説明した矩形波状のダイポールアンテナのアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端を短絡して形成されている。
図13は、本発明の実施の形態12における折り返しダイポールアンテナ101の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態12における折り返しダイポールアンテナ101は、実施の形態1から実施の形態11で説明した矩形波状のダイポールアンテナのアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端を短絡して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ101は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして折り返しダイポールアンテナ101を適用することにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
(実施の形態13)
実施の形態13は、実施の形態12における折り返しダイポールアンテナ101の構成を変更したものである。実施の形態13は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態12と同様である。なお、図14において、実施の形態1から実施の形態11と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態13は、実施の形態12における折り返しダイポールアンテナ101の構成を変更したものである。実施の形態13は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態12と同様である。なお、図14において、実施の形態1から実施の形態11と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態13における折り返しダイポールアンテナ111の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態13における折り返しダイポールアンテナ111は、実施の形態1から実施の形態11で説明した矩形波状のダイポールアンテナのアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端にインピーダンス素子112をそれぞれ装荷して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ111は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして折り返しダイポールアンテナ111を適用することにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、ダイポールアンテナを上記構成の折り返しダイポールアンテナ111とすることにより、広帯域化を図ることができ、アンテナをさらに小型化することができる。
(実施の形態14)
実施の形態14は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態14は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態12と同様である。
実施の形態14は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態14は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態12と同様である。
図15は、本発明の実施の形態14におけるダイポールアンテナ121の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態14におけるダイポールアンテナ121は、螺旋状に形成された2本のアンテナ素子から構成されている。ダイポールアンテナ121を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれの長手方向の中心線が同一直線上になるように配置されている。
上記構成のダイポールアンテナ121は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、ダイポールアンテナを螺旋状のアンテナ素子から構成することにより、アンテナをさらに小型化することができる。
(実施の形態15)
実施の形態15は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態15は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態12と同様である。
実施の形態15は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態15は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態12と同様である。
図16は、本発明の実施の形態15における折り返しダイポールアンテナ131の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態15における折り返しダイポールアンテナ131は、実施の形態14で説明した2組の螺旋状のダイポールアンテナ素子を平行に配置し、この2組のアンテナ素子の先端を短絡して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ131は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして折り返しダイポールアンテナ131を適用することにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、ダイポールアンテナを上記構成の折り返しダイポールアンテナ131とすることにより、アンテナをさらに小型化することができる。
(実施の形態16)
実施の形態16は、実施の形態15における折り返しダイポールアンテナ131の構成を変更したものである。実施の形態16は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態15と同様である。
実施の形態16は、実施の形態15における折り返しダイポールアンテナ131の構成を変更したものである。実施の形態16は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態15と同様である。
図17は、本発明の実施の形態16における折り返しダイポールアンテナ141の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態16における折り返しダイポールアンテナ141は、実施の形態14で説明した螺旋状のダイポールアンテナ121のアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端にインピーダンス素子142をそれぞれ装荷して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ141は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、ダイポールアンテナとして折り返しダイポールアンテナ141を適用することにより、実施の形態12と同様の効果を得ることができ、また、広帯域化及び小型化をも図ることができる。
なお、折り返しダイポールアンテナには自己平衡作用があるので、実施の形態12から実施の形態16(実施の形態14を除く)においては、平衡不平衡変換回路13を省略した構成としてもよい。
(実施の形態17)
実施の形態17は、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を、回路基板151上にパターン化して配置した形態である。
実施の形態17は、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を、回路基板151上にパターン化して配置した形態である。
図18は、本発明の実施の形態17における回路基板151上に配置されたダイポールアンテナ12の構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ12は、回路基板151上にパターン化して配置されている。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を用いているので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を回路基板151上にパターン化して配置したので、安定した特性を得ることができる。
なお、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12以外に、本明細書中の他の各実施の形態におけるダイポールアンテナを回路基板151上にパターン化して配置するようにしてもよい。
(実施の形態18)
実施の形態18は、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を、筐体ケース161上にパターン化して配置した形態である。
実施の形態18は、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を、筐体ケース161上にパターン化して配置した形態である。
図19は、本発明の実施の形態18における筐体ケース161上に配置されたダイポールアンテナ12の構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ12は、筐体ケース161上にパターン化して配置されている。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を用いているので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12を筐体ケース161上にパターン化して配置したので、安定した特性を得ることができるとともに、アンテナの設置スペースを省略することができ、装置の小型化を図ることができる。
なお、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12以外に、本明細書中の他の各実施の形態におけるダイポールアンテナを筐体ケース161上にパターン化して配置するようにしてもよい。
(実施の形態19)
実施の形態19は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12の構成を変更した場合の形態である。実施の形態19は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図20を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態19は、実施の形態1においてダイポールアンテナ12の構成を変更した場合の形態である。実施の形態19は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態1と相違する点について、図20を用いて説明する。なお、実施の形態1と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図20は、本発明の実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ171とを有して構成されている。ダイポールアンテナ171を構成する2本のアンテナ素子のうち、一方は矩形波状に形成され、他方は棒状に形成されている。この2本のアンテナ素子は、互いにそれぞれの長手方向の中心線が同一直線上になるように配置されている。また、棒状のアンテナ素子は、図示しない無線通信端末の外部に配置されている。
ダイポールアンテナ171は、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように、また、棒状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。
上述したように、ダイポールアンテナ171は、棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向及び矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向がそれぞれ無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。これにより、ダイポールアンテナ171は、自由空間においては、主に、棒状のアンテナ素子の軸方向及び矩形波状のアンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ171は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ171に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ171により、主に、このダイポールアンテナ171の長手方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ171を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ171は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、このダイポールアンテナ171の長手方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波が多い場合において、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ171の長手方向が通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
また、ダイポールアンテナ171により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記送受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
このように、本実施の形態によれば、平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナ171の人体の影響に起因する利得劣化を抑えることができる。さらに、ダイポールアンテナ171の一方のアンテナ素子を矩形波状に形成したので、無線通信端末用内蔵アンテナを小型化することができる。したがって、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
(実施の形態20)
実施の形態20は、実施の形態19においてダイポールアンテナ171の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態20は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態19と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態19と相違する点について、図21を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態20は、実施の形態19においてダイポールアンテナ171の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態20は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態19と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態19と相違する点について、図21を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図21は、本発明の実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ181とを有して構成されている。ダイポールアンテナ181を構成する2本のアンテナ素子は、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と、棒状に形成されたアンテナ素子の長手方向(軸方向)とが直交するように配置されている。
ダイポールアンテナ181は、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように、また、棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ181を構成する2本のアンテナ素子のうち矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態19と相違している。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ181に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ181を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された棒状のアンテナ素子により、主に、この棒状のアンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記軸方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、同様に給電されたダイポールアンテナ181を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された矩形波状のアンテナ素子により、主に、この矩形波状のアンテナ素子の長手方向と平行な水平偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な水平偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ181を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ181は、利得の劣化を抑えることができるとともに、各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波と水平偏波のいずれをも受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ181の各アンテナ素子の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態19と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態21)
実施の形態21は、実施の形態19においてダイポールアンテナ171の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態21は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態19と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態19と相違する点について、図22を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態21は、実施の形態19においてダイポールアンテナ171の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態21は、ダイポールアンテナの構成及び取り付け方法以外については、実施の形態19と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態19と相違する点について、図22を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図22は、本発明の実施の形態21に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態21に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ191とを有して構成されている。ダイポールアンテナ191を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれ、中央付近で折り曲げられ、折り曲げられた各アンテナ素子について給電端14を有する側は矩形波状に形成され、給電端14を有しない側は棒状に形成されており、互いに各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分の長手方向の中心線が同一直線上になるように配置されている。また、各アンテナ素子の棒状の部分は、図示しない無線通信端末の筐体の外部に配置されている。
上記構成のダイポールアンテナ191を構成する各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分は、その長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。この場合、各アンテナ素子の棒状の部分は、無線通信装置の上面(水平面)と垂直になるように位置されている。
ダイポールアンテナ191は、各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。このように取り付けることによって、各アンテナ素子の棒状に形成された部分は、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になる。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ191に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ191を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置されたアンテナ素子の棒状の部分により、主に、この棒状部分の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記軸方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、同様に給電されたダイポールアンテナ191を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されたアンテナ素子の矩形波状の部分により、主に、この矩形波状部分の長手方向と平行な水平偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な水平偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ191を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ191は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の矩形波状の部分の長手方向と平行な水平偏波及び各アンテナ素子の棒状の部分の軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ191の各アンテナ素子の各部分の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態20と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態22)
実施の形態22は、実施の形態19においてダイポールアンテナ171を構成する棒状に形成されたアンテナ素子の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用アンテナについて、図23を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態22は、実施の形態19においてダイポールアンテナ171を構成する棒状に形成されたアンテナ素子の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用アンテナについて、図23を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図23は、本発明の実施の形態22に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図23に示すように、実施の形態22に係る無線通信端末用アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、ダイポールアンテナ201とを有して構成されている。ダイポールアンテナ201は、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171を構成する2本のアンテナ素子のうち、棒状に形成されたアンテナ素子を矩形波状に形成した構成を採る。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ201に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ201は、このダイポールアンテナ201の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように配置されているので、主に、このダイポールアンテナ201の長手方向と平行な垂直偏波を送信する。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波を受信する。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ201を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ201は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、このダイポールアンテナ201の長手方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波が多い場合において、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ201の長手方向が通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態19と同様の効果を得ることができるとともに、外部アンテナをより小型にすることができる。
(実施の形態23)
実施の形態23は、実施の形態20においてダイポールアンテナ181を構成する2本のアンテナ素子のうち棒状に形成されたアンテナ素子の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用アンテナについて、図24を用いて説明する。なお、実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態23は、実施の形態20においてダイポールアンテナ181を構成する2本のアンテナ素子のうち棒状に形成されたアンテナ素子の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用アンテナについて、図24を用いて説明する。なお、実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図24は、本発明の実施の形態23に係る無線通信端末用アンテナの構成を示す模式図である。図24に示すように、実施の形態23に係る無線通信端末用アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、ダイポールアンテナ211とを有して構成されている。ダイポールアンテナ211は、実施の形態20におけるダイポールアンテナ181を構成する2本のアンテナ素子のうち、棒状に形成されたアンテナ素子を矩形波状に変更した構成を採る。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ211に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ211は、一方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置され、他方のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されているので、このダイポールアンテナ211の各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を送信する。また、受信の際には、上記長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信する。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ211を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ211は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、このダイポールアンテナ211の各アンテナ素子の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ211の各アンテナ素子の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態20と同様の効果を得ることができるとともに、外部アンテナをより小型にすることができる。
(実施の形態24)
実施の形態24は、実施の形態21においてダイポールアンテナ191を構成する各アンテナ素子の棒状の部分の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用アンテナについて、図25を用いて説明する。なお、実施の形態21と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態24は、実施の形態21においてダイポールアンテナ191を構成する各アンテナ素子の棒状の部分の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用アンテナについて、図25を用いて説明する。なお、実施の形態21と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図25は、本発明の実施の形態24に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。図25に示すように、本実施の形態24に係る無線通信端末用アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ221とを有して構成されている。ダイポールアンテナ221は、実施の形態21におけるダイポールアンテナ191を構成する各アンテナ素子の棒状に形成された部分を矩形波状に変更した構成を採る。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ221に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ221を構成する各アンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分により、主に、この部分の長手方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、同様に給電されたダイポールアンテナ221を構成する各アンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分により、主に、この部分の長手方向と平行な水平偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な水平偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ221を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
これにより、ダイポールアンテナ221は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の各部分の長手方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ221の各アンテナ素子の各部分の長手方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態21と同様の効果を得ることができるとともに、外部アンテナをより小型にすることができる。
次の実施の形態25から実施の形態38は、実施の形態19から実施の形態24における無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。
(実施の形態25)
実施の形態25は、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図26を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態25は、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図26を用いて説明する。なお、実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図26は、本発明の実施の形態25に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図26において、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、ダイポールアンテナ231がさらに設けられている。ダイポールアンテナ231は、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171と同様の構成である。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ231とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ231のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ171とダイポールアンテナ231の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ231が用いられるので、実施の形態19と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態26)
実施の形態26は、実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図27を用いて説明する。なお、実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態26は、実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図27を用いて説明する。なお、実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図27は、本発明の実施の形態26に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図27において、実施の形態20における無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、ダイポールアンテナ241がさらに設けられている。ダイポールアンテナ241は、実施の形態20におけるダイポールアンテナ181と同様の構成である。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態20におけるダイポールアンテナ181とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ241とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ241のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ181とダイポールアンテナ241の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態20におけるダイポールアンテナ181及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ241が用いられるので、実施の形態20と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態27)
実施の形態27は、実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図28を用いて説明する。なお、実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態27は、実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図28を用いて説明する。なお、実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図28は、本発明の実施の形態27に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図28において、実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、ダイポールアンテナ251がさらに設けられている。ダイポールアンテナ251は、実施の形態22におけるダイポールアンテナ201と同様の構成である。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態22におけるダイポールアンテナ201とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ251とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ251のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ201とダイポールアンテナ251の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態22におけるダイポールアンテナ201及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ251が用いられるので、実施の形態22と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態28)
実施の形態28は、実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図29を用いて説明する。なお、実施の形態23と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態28は、実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図29を用いて説明する。なお、実施の形態23と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図29は、本発明の実施の形態28に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図29において、実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、ダイポールアンテナ261がさらに設けられている。ダイポールアンテナ261は、実施の形態23におけるダイポールアンテナ211と同様の構成である。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態23におけるダイポールアンテナ211とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ261とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ261のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ211とダイポールアンテナ261の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態23におけるダイポールアンテナ211及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ261が用いられるので、実施の形態23と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態29)
実施の形態29は、実施の形態1及び実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図30を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態29は、実施の形態1及び実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図30を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図30は、本発明の実施の形態29に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図30において、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ171のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ171とダイポールアンテナ12の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及び実施の形態19におけるダイポールアンテナ171が用いられるので、実施の形態19と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態30)
実施の形態30は、実施の形態2及び実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図31を用いて説明する。なお、実施の形態2及び実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態30は、実施の形態2及び実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図31を用いて説明する。なお、実施の形態2及び実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図31は、本発明の実施の形態30に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図31において、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態2におけるダイポールアンテナ12aがさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態2におけるダイポールアンテナ12aとし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ171のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ171とダイポールアンテナ12aの両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態2におけるダイポールアンテナ12a及び実施の形態19におけるダイポールアンテナ171が用いられるので、実施の形態2及び実施の形態19と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態31)
実施の形態31は、実施の形態3及び実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図32を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態31は、実施の形態3及び実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図32を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態19と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図32は、本発明の実施の形態31に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図32において、実施の形態19に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態19におけるダイポールアンテナ171とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ171のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ171とダイポールアンテナ21の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21及び実施の形態19におけるダイポールアンテナ171が用いられるので、実施の形態3及び実施の形態19と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態32)
実施の形態32は、実施の形態1及び実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図33を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態32は、実施の形態1及び実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図33を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図33は、本発明の実施の形態32に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図33において、実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態20におけるダイポールアンテナ181とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ181のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ181とダイポールアンテナ12の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及び実施の形態20におけるダイポールアンテナ181が用いられるので、実施の形態1及び実施の形態20と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態33)
実施の形態33は、実施の形態3及び実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図34を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態33は、実施の形態3及び実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図34を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態20と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図34は、本発明の実施の形態33に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図34において、実施の形態20に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態20におけるダイポールアンテナ181とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ181のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ181とダイポールアンテナ21の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21及び実施の形態20におけるダイポールアンテナ181が用いられるので、実施の形態3及び実施の形態20と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態34)
実施の形態34は、実施の形態1及び実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図35を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態34は、実施の形態1及び実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図35を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図35は、本発明の実施の形態34に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図35において、実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態22におけるダイポールアンテナ201とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ201のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ201とダイポールアンテナ12の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及び実施の形態22におけるダイポールアンテナ201が用いられるので、実施の形態1及び実施の形態22と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態35)
実施の形態35は、実施の形態2及び実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図36を用いて説明する。なお、実施の形態2及び実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態35は、実施の形態2及び実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図36を用いて説明する。なお、実施の形態2及び実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図36は、本発明の実施の形態35に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図36において、実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態2におけるダイポールアンテナ12aがさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態2におけるダイポールアンテナ12aとし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態22におけるダイポールアンテナ201とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ201のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ201とダイポールアンテナ12aの両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態2におけるダイポールアンテナ12a及び実施の形態22におけるダイポールアンテナ201が用いられるので、実施の形態2及び実施の形態22と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態36)
実施の形態36は、実施の形態3及び実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いて、ダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図37を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態36は、実施の形態3及び実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いて、ダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図37を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態22と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図37は、本発明の実施の形態36に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図37において、実施の形態22に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態22におけるダイポールアンテナ201とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ201のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ201とダイポールアンテナ21の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21及び実施の形態22におけるダイポールアンテナ201が用いられるので、実施の形態3及び実施の形態22と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態37)
実施の形態37は、実施の形態1及び実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図38を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態23と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態37は、実施の形態1及び実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図38を用いて説明する。なお、実施の形態1及び実施の形態23と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図38は、本発明の実施の形態37に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図38において、実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態23におけるダイポールアンテナ211とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ211のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ211とダイポールアンテナ12の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12及び実施の形態23におけるダイポールアンテナ211が用いられるので、実施の形態1及び実施の形態23と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態38)
実施の形態38は、実施の形態3及び実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いて、ダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図39を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態23と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態38は、実施の形態3及び実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いて、ダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図39を用いて説明する。なお、実施の形態3及び実施の形態23と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図39は、本発明の実施の形態38に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図39において、実施の形態23に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、実施の形態23におけるダイポールアンテナ211とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ211のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ211とダイポールアンテナ21の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態3におけるダイポールアンテナ21及び実施の形態23におけるダイポールアンテナ211が用いられるので、実施の形態3及び実施の形態23と同様に、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態39)
実施の形態39は、実施の形態3においてダイポールアンテナ21の構成を変更した場合の形態である。実施の形態39は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態3と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態3と相違する点について、図40を用いて説明する。なお、実施の形態3と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態39は、実施の形態3においてダイポールアンテナ21の構成を変更した場合の形態である。実施の形態39は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態3と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態3と相違する点について、図40を用いて説明する。なお、実施の形態3と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図40は、本発明の実施の形態39に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態39に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平行不平行変換回路13と、ダイポールアンテナ221とを有して構成されている。ダイポールアンテナ221を構成する2本のアンテナ素子のうち、一方は矩形波状に形成され、他方は棒状に形成されている。この2本のアンテナ素子は、矩形波状のアンテナ素子の長手方向と棒状のアンテナ素子の軸方向とが直交するように配置されている。
ダイポールアンテナ221は、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように、また、棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上述したように、ダイポールアンテナ221は、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように、また、棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。これにより、ダイポールアンテナ221は、自由空間においては、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波及び棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ221は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ221に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ221の矩形波状に形成されたアンテナ素子により、主に、この矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、このように給電されたダイポールアンテナ221の棒状に形成されたアンテナ素子により、主に、この棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波が送信される。また、受信の際には、上記軸方向と平行な水平偏波が受信される。したがって、自由空間においては、ダイポールアンテナ221を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
また、ダイポールアンテナ221により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記送受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
このように、本実施の形態によれば、平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナ221の人体の影響に起因する利得劣化を抑えることができる。さらに、ダイポールアンテナ221の一方のアンテナ素子を矩形波状に形成したので、無線通信端末用内蔵アンテナを小型化することができる。したがって、人体の影響が少ない高利得で小型の無線通信端末用内蔵アンテナを提供することができる。
さらに、垂直偏波を主に矩形波状のアンテナ素子で受信し、水平偏波を主に棒状のアンテナ素子で受信するため、垂直偏波と水平偏波の偏波比を適宜変化させることができるので、アンテナの使用目的に応じた偏波比で受信することができる。
(実施の形態40)
実施の形態40は、実施の形態39においてダイポールアンテナ221の構成を変更した場合の形態である。実施の形態40は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態39と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態39と相違する点について、図41を用いて説明する。なお、実施の形態39と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態40は、実施の形態39においてダイポールアンテナ221の構成を変更した場合の形態である。実施の形態40は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態39と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態39と相違する点について、図41を用いて説明する。なお、実施の形態39と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図41は、本発明の実施の形態40に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態40に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、ダイポールアンテナ231とを有して構成されている。ダイポールアンテナ231を構成する2本のアンテナ素子は、矩形波状のアンテナ素子の長手方向と棒状のアンテナ素子の軸方向とが直交するように配置されている。
ダイポールアンテナ231は、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように、また、棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、矩形波状のアンテナ素子の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であり、かつ、棒状のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直であるという点で、実施の形態39と相違している。
これにより、ダイポールアンテナ231は、自由空間においては、矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行な水平偏波及び棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ231は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態39と同様の効果を得ることができる。さらに、垂直偏波を主に棒状のアンテナ素子で受信し、水平偏波を主に矩形波状のアンテナ素子で受信するため、垂直偏波と水平偏波の偏波比を適宜変化させることができるので、アンテナの使用目的に応じた偏波比で受信することができる。
(実施の形態41)
実施の形態41は、実施の形態4においてダイポールアンテナ31の構成を変更した場合の形態である。実施の形態41は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態4と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態4と相違する点について、図42を用いて説明する。なお、実施の形態4と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態41は、実施の形態4においてダイポールアンテナ31の構成を変更した場合の形態である。実施の形態41は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態4と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態4と相違する点について、図42を用いて説明する。なお、実施の形態4と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図42は、本発明の実施の形態41に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態41に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平行不平行変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ241とを有して構成されている。ダイポールアンテナ241を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれ、中央付近で折り曲げられ、折り曲げられた各アンテナ素子について給電端14を有する側は棒状に形成され、給電端14を有しない側は矩形波状に形成されている。そして、2つのアンテナ素子は、それぞれの棒状の部分が同一直線上になるように配置されている。
ダイポールアンテナ241は、各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように、また、各アンテナ素子の棒状に形成された部分の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
これにより、ダイポールアンテナ241は、自由空間においては、各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分の長手方向と平行な垂直偏波及び各アンテナ素子の棒状に形成された部分の軸方向と平行な水平偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ241は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ241に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ241を構成する各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分により、主に、この矩形波状に形成された部分の長手方向と平行な垂直偏波が送信される。また、受信の際には、上記長手方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、このように給電されたダイポールアンテナ241を構成する各アンテナ素子の棒状に形成された部分により、主に、この棒状に形成された部分の軸方向と平行な平行偏波が送信される。また、受信の際には、上記軸方向と平行な水平偏波が受信される。自由空間においては、ダイポールアンテナ241を中心としてあらゆる方向からの垂直偏波及び水平偏波が受信され、また、通話時においては、上述したように人体が反射板となるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
また、ダイポールアンテナ241により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記送受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態39と同様の効果を得ることができる。さらに、垂直偏波を主にアンテナ素子の矩形波状に形成された部分で受信し、水平偏波を主にアンテナ素子の棒状に形成された部分で受信するため、垂直偏波と水平偏波の偏波比を適宜変化させることができるので、アンテナの使用目的に応じた偏波比で受信することができる。
(実施の形態42)
実施の形態42は、実施の形態41においてダイポールアンテナ241の構成を変更した場合の形態である。実施の形態42は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態41と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態41と相違する点について、図43を用いて説明する。なお、実施の形態41と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態42は、実施の形態41においてダイポールアンテナ241の構成を変更した場合の形態である。実施の形態42は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態41と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態41と相違する点について、図43を用いて説明する。なお、実施の形態41と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図43は、本発明の実施の形態42に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態42に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ251とを有して構成されている。ダイポールアンテナ251を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれ、中央付近で折り曲げられ、折り曲げられた各アンテナ素子について給電端14を有する側は矩形波状に形成され、給電端14を有しない側は棒状に形成されている。そして、2つのアンテナ素子は、それぞれの矩形波状の部分の長手方向の中心軸が同一直線上になるように配置されている。
ダイポールアンテナ251は、各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように、また、各アンテナ素子の棒状に形成された部分の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、各アンテナ素子の矩形波状の部分の長手方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であり、かつ、各アンテナ素子の棒状の部分の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直であるという点で、実施の形態41と相違している。
これにより、ダイポールアンテナ251は、自由空間においては、各アンテナ素子の矩形波状に形成された部分の長手方向と平行な水平偏波及び各アンテナ素子の棒状に形成された部分の軸方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ251は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態39と同様の効果を得ることができる。さらに、垂直偏波を主にアンテナ素子の棒状に形成された部分で受信し、水平偏波を主にアンテナ素子の矩形波状に形成された部分で受信するため、垂直偏波と水平偏波の偏波比を適宜変化させることができるので、アンテナの使用目的に応じた偏波比で受信することができる。
(実施の形態43)
実施の形態43は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。
実施の形態43は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。
図44は、本発明の実施の形態43におけるダイポールアンテナ261の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態43におけるダイポールアンテナ261は、矩形波状のダイポールアンテナを構成する各アンテナ素子の素子端と給電端14との間にインダクタンス素子262をそれぞれ装荷して形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ261は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとしてダイポールアンテナ261を適用することにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、ダイポールアンテナを上記構成のダイポールアンテナ261とすることにより、二周波アンテナを実現することができる。
(実施の形態44)
実施の形態44は、実施の形態12におけるダイポールアンテナ101の構成を変更したものである。実施の形態44は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態12と同様である。なお、図45において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態44は、実施の形態12におけるダイポールアンテナ101の構成を変更したものである。実施の形態44は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態12と同様である。なお、図45において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図45は、本発明の実施の形態44における折り返しダイポールアンテナ271の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態44における折り返しダイポールアンテナ271は、上記実施の形態で説明した矩形波状のダイポールアンテナのアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子を中央付近においてキャパシタンス素子272で接続し、さらにその先端を短絡して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ271は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態12と同様の効果を得ることができる。また、ダイポールアンテナを上記構成のダイポールアンテナ271とすることにより、二周波アンテナを実現することができる。
(実施の形態45)
実施の形態45は、実施の形態14におけるダイポールアンテナ121の構成を変更したものである。実施の形態45は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態14と同様である。なお、図46において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態45は、実施の形態14におけるダイポールアンテナ121の構成を変更したものである。実施の形態45は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態14と同様である。なお、図46において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図46は、本発明の実施の形態45におけるダイポールアンテナ281の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態45におけるダイポールアンテナ281は、実施の形態14で説明した螺旋状のダイポールアンテナ121を構成する各アンテナ素子の素子端と給電端14との間にインダクタンス素子282をそれぞれ装荷して形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ281は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態14と同様の効果を得ることができる。また、ダイポールアンテナを上記構成のダイポールアンテナ281とすることにより、二周波アンテナを実現することができる。
(実施の形態46)
実施の形態46は、実施の形態15におけるダイポールアンテナ131の構成を変更したものである。実施の形態46は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態15と同様である。なお、図47において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態46は、実施の形態15におけるダイポールアンテナ131の構成を変更したものである。実施の形態46は、ダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態15と同様である。なお、図47において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図47は、本発明の実施の形態46における折り返しダイポールアンテナ291の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態46における折り返しダイポールアンテナ291は、実施の形態14で説明したダイポールアンテナ121の螺旋状のアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子を中央付近においてキャパシタンス素子292で接続し、さらにその先端を短絡して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ291は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態15と同様の効果を得ることができる。また、ダイポールアンテナを上記構成のダイポールアンテナ291とすることにより、二周波アンテナを実現することができる。
(実施の形態47)
実施の形態47は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態47は、ダイポールアンテナの構成以外については、上記各実施の形態と同様である。なお、図48において、上記各実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態47は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態47は、ダイポールアンテナの構成以外については、上記各実施の形態と同様である。なお、図48において、上記各実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図48は、本発明の実施の形態47におけるダイポールアンテナ301の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態47におけるダイポールアンテナ301は、矩形波状に形成された2本のアンテナ素子からなるダイポールアンテナ(例えば、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12)の中央付近にこれと平行に矩形波状の別のアンテナ素子を1本配置して形成されている。換言すれば、このダイポールアンテナ301は、長さが異なる矩形波状の上記ダイポールアンテナを2組平行に配置し、この平行に配置した2組のダイポールアンテナのうち長さが短いほうのダイポールアンテナの給電端を短絡して形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ301は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態12と同様の効果を得ることができる。また、ダイポールアンテナを上記構成のダイポールアンテナ301とすることにより、二周波アンテナを実現することができる。
(実施の形態48)
実施の形態48は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態48は、ダイポールアンテナの構成以外については、上記各実施の形態と同様である。なお、図49において、上記各実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態48は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。実施の形態48は、ダイポールアンテナの構成以外については、上記各実施の形態と同様である。なお、図49において、上記各実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図49は、本発明の実施の形態48におけるダイポールアンテナ311の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態48におけるダイポールアンテナ311は、螺旋状に形成された2本のアンテナ素子からなるダイポールアンテナ(例えば、実施の形態14におけるダイポールアンテナ121)の中央付近にこれと平行に螺旋状の別のアンテナ素子を1本配置して形成されている。換言すれば、このダイポールアンテナ311は、長さが異なる螺旋状の上記ダイポールアンテナを2組平行に配置し、この平行に配置した2組のダイポールアンテナのうち長さが短いほうのダイポールアンテナの給電端を短絡して形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ311は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によっても、実施の形態14と同様の効果を得ることができる。また、ダイポールアンテナを上記構成のダイポールアンテナ311とすることにより、二周波アンテナを実現することができる。
なお、折り返しダイポールアンテナには自己平衡作用があるので、実施の形態44及び実施の形態46においては、平衡不平衡変換回路13を省略した構成としてもよい。
なお、上記各実施の形態においては、主に、アンテナ素子が矩形波状に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限られず、送受信する周波数及びアンテナを内蔵する無線機の形状・大きさによっては、アンテナ素子が棒状に形成されていてもよい。
(実施の形態49)
実施の形態49は、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12の構成を変更するとともに第一の無給電素子を設けた形態である。実施の形態49は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の構成以外については、実施の形態1と同様である。なお、図50において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態49は、実施の形態1におけるダイポールアンテナ12の構成を変更するとともに第一の無給電素子を設けた形態である。実施の形態49は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の構成以外については、実施の形態1と同様である。なお、図50において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図50は、本発明の実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ321と、第一の無給電素子322とを有して構成されている。本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、無線通信端末に内蔵されている。
図51は、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナを内蔵した無線通信端末の外観を示す正面図である。この図に示すように、筐体330の主面において、その上部には、スピーカ331が設けられている。スピーカ331の下方には、発呼する電話番号や操作メニュー等の様々な情報を表示するディスプレイ332が設けられている。筐体330の主面の下端部には、ユーザの音声を取り込むためのマイク333が設けられている。また、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナ334が、筐体330の内部に搭載されている。この無線通信端末用内蔵アンテナ334は、地板11が主面と平行になるように設置されている。
以下、図50を参照して、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの各要素について説明する。
ダイポールアンテナ321は、棒状に形成された2本のアンテナ素子によって構成されている。ダイポールアンテナ321を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれの軸方向の中心線が同一直線上になるように配置されている。
また、ダイポールアンテナ321は、アンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられるので、ダイポールアンテナ321は、通話時においてアンテナ素子の軸方向が水平面に対して垂直となるように設けられたことになる。これにより、ダイポールアンテナ321は、自由空間においては、主に、このダイポールアンテナ321の軸方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ321は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
第一の無給電素子322は、棒状に形成されている。また、第一の無給電素子322は、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子の軸方向と平行であり、また、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子とこの第一の無給電素子322とによって形成される面(基準面)が地板11の面と直交するように配置されている。地板11は筐体330の主面と平行に設けられているので、上記基準面は、筐体330の主面とも直交している。図53は、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの、図50中の矢印A方向から見た断面図である。この図からも明らかなように、第一の無給電素子322は、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子と第一の無給電素子322とによって形成される面(基準面)が地板11の面と直交するように配置されている。このようにダイポールアンテナ321と第一の無給電素子322を配置することにより、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子と第一の無給電素子322とによって形成される面(基準面)は、図51に示す筐体330の主面とも直交することになる。
次いで、上記構成を有する無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。図示しない上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ321に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ321により、主に、このダイポールアンテナ321の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。
ダイポールアンテナ321により送信される送信波は、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子322の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子322の間隔を適宜変更することにより、上記基準面に沿う方向であって筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子322の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子322の間隔を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
一方、受信の際には、ダイポールアンテナ321の軸方向と平行な垂直偏波が受信される。通話時においては、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子322の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子322の間隔を適切に調整することにより、人体と反対の方向の指向性が形成されるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。さらに、上述したように人体が反射板となることによっても、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
ダイポールアンテナ321により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記送受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
このように、本実施の形態によれば、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子322の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子322の間隔を適切に調整することにより、ダイポールアンテナ321が人体と反対の方向の指向性を有するようにしたので、人体の影響による利得劣化を抑えることができる。また、上述した実施の形態1と同様に、平衡不平衡変換回路13において不平衡信号を平衡信号に変換することにより、地板11に流れるアンテナ電流を極力抑えることができるので、ダイポールアンテナ321の人体の影響に起因する利得劣化を抑えることができる。
(実施の形態50)
実施の形態50は、実施の形態49においてダイポールアンテナ321及び第一の無給電素子322の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態50は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態49と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態49と相違する点について、図54を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態50は、実施の形態49においてダイポールアンテナ321及び第一の無給電素子322の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態50は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態49と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態49と相違する点について、図54を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図54は、本発明の実施の形態50に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態50に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ321aと、第一の無給電素子322aとを有して構成されている。
ダイポールアンテナ321aは、アンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ321aの軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態49と相違している。
このように、本実施の形態によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、ダイポールアンテナ321aの軸方向と平行な水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、水平偏波が多い場合には、アンテナの軸方向と信号の偏波面とが一致するので、受信利得を高くすることができる。
(実施の形態51)
実施の形態51は、実施の形態49においてダイポールアンテナ321及び第一の無給電素子322の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態51は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態49と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態49と相違する点について、図55を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態51は、実施の形態49においてダイポールアンテナ321及び第一の無給電素子322の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態51は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態49と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態49と相違する点について、図55を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図55は、本発明の実施の形態51に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態51に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ341と、第一の無給電素子342とを有して構成されている。ダイポールアンテナ341を構成する2本のアンテナ素子は、互いに垂直になるように配置されている。第一の無給電素子342は、中央付近で折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分が互いに直交するように形成されている。
ダイポールアンテナ341は、一方のアンテナ素子が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。また、第一の無給電素子342は、折り曲げ後の一方の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、折り曲げ後の他方の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。無線通信端末に備えられた上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ341に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。一方、ダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波が送信される。
ダイポールアンテナ341により送信される送信波は、ダイポールアンテナ341の長さ、第一の無給電素子342の長さ、及びダイポールアンテナ341と第一の無給電素子342の間隔を適切に調整することにより、上記基準面に沿う方向であって筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、ダイポールアンテナ341の長さ、第一の無給電素子342の長さ、及びダイポールアンテナ341と第一の無給電素子342の間隔を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
一方、受信の際には、ダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、ダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波が受信される。また、通話時においては、ダイポールアンテナ341の長さ、第一の無給電素子342の長さ、及びダイポールアンテナ341と第一の無給電素子342の間隔を適切に調整することにより、人体と反対の方向の指向性が形成されるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。さらに、上述したように人体が反射板となることによっても、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
このように、本実施の形態によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、ダイポールアンテナ341の各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波と水平偏波のいずれをも受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ341の各アンテナ素子の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
(実施の形態52)
実施の形態52は、実施の形態49においてダイポールアンテナ321及び第一の無給電素子322の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態52は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態49と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態49と相違する点について、図56を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態52は、実施の形態49においてダイポールアンテナ321及び第一の無給電素子322の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態52は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態49と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態49と相違する点について、図56を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図56は、本発明の実施の形態52に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態52に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ351と、第一の無給電素子352とを有して構成されている。ダイポールアンテナ351を構成する2本のアンテナ素子は、いずれも、中央付近で折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分が互いに直交するように形成されている。第一の無給電素子352は、一端から所定の距離を置いた点で折り曲げられ、折り曲げ後の隣接する直線部分が互いに直交するように形成されている。また、第一の無給電素子352は、他端から所定の距離を置いた点でも折り曲げられ、折り曲げ後の隣接する直線部分が互いに直交するように形成されている。このとき、第一の無給電素子352の両端を含む折り曲げ後の直線部分は互いに平行となる。また、両端を含まない折り曲げ後の直線部分(中央部分)は、地板11の幅方向の長さよりも長くなるように形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ351を構成する各アンテナ素子は、給電端14を含む折り曲げ後の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように、また、給電端14を含まない折り曲げ後の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。また、第一の無給電素子352は、端部を含む折り曲げ後の各直線部分が無線通信端末の上面(水平面)とそれぞれ垂直になるように、また、端部を含まない折り曲げ後の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。無線通信端末に備えられた上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ351に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ351を構成する各アンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分により、主に、この部分の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。一方、ダイポールアンテナ351を構成する各アンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分により、主に、この部分の軸方向と平行な水平偏波が送信される。
ダイポールアンテナ351により送信される送信波は、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子352の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子352の間隔を適切に調整することにより、上記基準面に沿う方向であって筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子352の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子352の間隔を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
ここで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの自由空間における放射特性について、図57を参照して説明する。図57は、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの自由空間における水平面の放射特性の実測値を示す図である。なお、ここでは、地板11の大きさを27×114mm、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分の長さを33mm、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分の長さを17mm、人体面からダイポールアンテナ12までの距離を4mmとした。また、図57において、原点から見て0度の方向が、図56におけるダイポールアンテナ351から見た人体の方向に相当する。
図57から明らかなように、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子352の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子352の間隔を適切に調整したことにより、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、人体方向とは逆の方向に指向性を持っている。
次に、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの通話時における放射特性について、図58を参照して説明する。図58は、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの通話時における放射特性の実測値を示す図である。なお、測定条件としての各構成要素の大きさ等は、図57に示す放射特性を測定した際と同一である。また、図58において、原点から見て0度の方向が、図56におけるダイポールアンテナ351から見た人体の方向に相当する。
図58から明らかなように、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子352の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子352の間隔を適切に調整したことにより、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、人体方向とは逆の方向に指向性を持っている。これにより、送信の際の人体の影響による利得劣化を抑えることができるので、図97(B)に示す従来例と比べて高い利得を得ることができる。
このように、本実施の形態によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、ダイポールアンテナ351の各アンテナ素子の各部分の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波と水平偏波のいずれをも受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ351の各アンテナ素子の各部分の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
次の実施の形態53から実施の形態59は、実施の形態49から実施の形態52における無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。
(実施の形態53)
実施の形態53は、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図59を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態53は、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図59を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図59は、本発明の実施の形態53に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。図59において、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、モノポールアンテナ41がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、モノポールアンテナ41とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ41のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ41の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321が用いられるので、実施の形態49と同様に、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態54)
実施の形態54は、実施の形態53においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図60を用いて説明する。なお、実施の形態53と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態54は、実施の形態53においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図60を用いて説明する。なお、実施の形態53と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図60は、本発明の実施の形態54に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態54に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ321と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ51とを有して構成されている。モノポールアンテナ51は、矩形波状に形成されたアンテナ素子で構成されている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ51のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ51の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321が用いられるので、実施の形態49と同様に、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態55)
実施の形態55は、実施の形態53においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図61を用いて説明する。なお、実施の形態53と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態55は、実施の形態53においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図61を用いて説明する。なお、実施の形態53と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図61は、本発明の実施の形態55に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態55に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ321と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ61とを有して構成されている。モノポールアンテナ61は、螺旋状に形成されたアンテナ素子で構成されている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ61のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ61の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、上記のような構成としても、実施の形態54と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態56)
実施の形態56は、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図62を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態56は、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図62を用いて説明する。なお、実施の形態49と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図62は、本発明の実施の形態56に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態49に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、別の一組のダイポールアンテナ361及び第一の無給電素子362がさらに地板11の側面に設けられている。なお、ダイポールアンテナ361は、ダイポールアンテナ321と同様の構成である。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ361とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ361のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とダイポールアンテナ361の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ361が用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態57)
実施の形態57は、実施の形態56においてダイポールアンテナ361及び第一の無給電素子362の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態57は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態56と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態56と相違する点について、図63を用いて説明する。なお、実施の形態56と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態57は、実施の形態56においてダイポールアンテナ361及び第一の無給電素子362の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態57は、ダイポールアンテナ及び第一の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態56と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態56と相違する点について、図63を用いて説明する。なお、実施の形態56と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図63は、本発明の実施の形態57に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、追加のダイポールアンテナ361aは、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。また、追加の第一の無給電素子362aも、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ361aの軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点、及び、第一の無給電素子362aの軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態56と相違している。結果として、ダイポールアンテナ361aは、その軸方向が、通話時において、水平面に対して平行になるように設けられたことになる。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ361aのみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とダイポールアンテナ361aの両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ321は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ361aは、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ321,361aの軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ361aが用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態58)
実施の形態58は、図64に示すように、実施の形態56において、送受信に用いられるダイポールアンテナ361を実施の形態51のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ371に変更し、かつ、第一の無給電素子362を実施の形態51の第一の無給電素子342と同様に構成された第一の無給電素子372に変更した形態である。実施の形態58は、ダイポールアンテナ371及び第一の無給電素子372の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態56と同様である。なお、図64において、実施の形態56と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態58は、図64に示すように、実施の形態56において、送受信に用いられるダイポールアンテナ361を実施の形態51のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ371に変更し、かつ、第一の無給電素子362を実施の形態51の第一の無給電素子342と同様に構成された第一の無給電素子372に変更した形態である。実施の形態58は、ダイポールアンテナ371及び第一の無給電素子372の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態56と同様である。なお、図64において、実施の形態56と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図64は、本発明の実施の形態58に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ371は、一方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ371のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とダイポールアンテナ371の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ371は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ321は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ321,371の各アンテナ素子の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321及び実施の形態51におけるダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ371が用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態59)
実施の形態59は、図65に示すように、実施の形態58において、受信にのみ用いられるダイポールアンテナ321を実施の形態51のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ381に変更し、かつ、第一の無給電素子322を実施の形態51の第一の無給電素子342と同様に構成された第一の無給電素子382に変更した形態である。実施の形態59は、ダイポールアンテナ381及び第一の無給電素子382の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態58と同様である。なお、図65において、実施の形態58と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態59は、図65に示すように、実施の形態58において、受信にのみ用いられるダイポールアンテナ321を実施の形態51のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ381に変更し、かつ、第一の無給電素子322を実施の形態51の第一の無給電素子342と同様に構成された第一の無給電素子382に変更した形態である。実施の形態59は、ダイポールアンテナ381及び第一の無給電素子382の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態58と同様である。なお、図65において、実施の形態58と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図65は、本発明の実施の形態59に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ371及びダイポールアンテナ381は、いずれも、一方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ371のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ371とダイポールアンテナ381の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ371は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ381も、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ371,381の各アンテナ素子の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態51におけるダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ371及びダイポールアンテナ381が用いられるので、人体の影響が少ない高利得の無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
次の実施の形態60から実施の形態82は、実施の形態49から実施の形態59の構成に加えてさらに第二の無給電素子を設けることにより、無線通信端末用内蔵アンテナの広帯域化を図る場合の形態である。
(実施の形態60)
実施の形態60は、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321に2つの無給電素子を設けた形態である。実施の形態60は、ダイポールアンテナ並びに第一及び第二の無給電素子の構成以外については、実施の形態49と同様である。なお、図66において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態60は、実施の形態49におけるダイポールアンテナ321に2つの無給電素子を設けた形態である。実施の形態60は、ダイポールアンテナ並びに第一及び第二の無給電素子の構成以外については、実施の形態49と同様である。なお、図66において、上記実施の形態と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図66は、本発明の実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ321と、第一の無給電素子391と、第二の無給電素子392とを有して構成されている。本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、無線通信端末に内蔵されている。
以下、図66を参照して、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの各要素について説明する。
ダイポールアンテナ321は、棒状に形成された2本のアンテナ素子によって構成されている。ダイポールアンテナ321を構成する2本のアンテナ素子は、それぞれの軸方向の中心線が同一直線上になるように配置されている。
また、ダイポールアンテナ321は、アンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられるので、ダイポールアンテナ321は、通話時においてアンテナ素子の軸方向が水平面に対して垂直になるように設けられたことになる。これにより、ダイポールアンテナ321は、自由空間においては、主に、このダイポールアンテナ321の軸方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、ダイポールアンテナ321は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
第一の無給電素子391は、棒状に形成されている。また、第一の無給電素子391は、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子の軸方向と平行であり、また、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子とこの第一の無給電素子391とによって形成される面(基準面)が地板11の面と直交するように配置されている。地板11は図51に示す筐体330の主面と平行に設けられているので、上記基準面は、筐体330の主面とも直交している。このようにダイポールアンテナ321と第一の無給電素子391を配置することにより、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子と第一の無給電素子391とによって形成される面(基準面)は、図51に示す筐体330の主面とも直交することになる。
また、第二の無給電素子392も、棒状に形成されている。第二の無給電素子392は、ダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子と対向するように配置されている。この第二の無給電素子392とダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子392とダイポールアンテナ321との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するように適切に設定されている。
次いで、上記構成を有する無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。図示しない上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ321に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ321により、主に、このダイポールアンテナ321の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。
ダイポールアンテナ321により送信される送信波は、例えば、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子391の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子391の間隔等の要素を適宜変更することにより、上記基準面に沿う方向であって図51に示す筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子391の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子391の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
一方、受信の際には、ダイポールアンテナ321の軸方向と平行な垂直偏波が受信される。通話時においては、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ321の長さ、第一の無給電素子391の長さ、及びダイポールアンテナ321と第一の無給電素子391の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向の指向性が形成されるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。さらに、上述したように人体が反射板となることによっても、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
ダイポールアンテナ321により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記送受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態49と同様の効果に加えて、第二の無給電素子392をダイポールアンテナ321を構成するアンテナ素子と対向して設けることにより、第二の無給電素子392とダイポールアンテナ321との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化することができる。
(実施の形態61)
実施の形態61は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321、第一の無給電素子391、及び第二の無給電素子392の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態61は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態60と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態60と相違する点について、図67を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態61は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321、第一の無給電素子391、及び第二の無給電素子392の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態61は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態60と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態60と相違する点について、図67を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図67は、本発明の実施の形態61に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ321aと、第一の無給電素子391aと、第二の無給電素子392aとを有して構成されている。
ダイポールアンテナ321aは、アンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。また、第一の無給電素子391aは、ダイポールアンテナ321aを構成するアンテナ素子の軸方向と平行であり、また、ダイポールアンテナ321aを構成するアンテナ素子とこの第一の無給電素子391aとによって形成される面(基準面)が地板11の面と略直交するように配置されている。第二の無給電素子392aは、ダイポールアンテナ321aを構成するアンテナ素子と対向するように配置されている。この第二の無給電素子392aとダイポールアンテナ321aを構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子392aとダイポールアンテナ321aとの間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するように適切に設定されている。
すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ321aの軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態60と相違している。
このように、本実施の形態によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、ダイポールアンテナ321aの軸方向と平行な水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、水平偏波が多い場合には、アンテナの軸方向と信号の偏波面とが一致するので、受信利得を高くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第二の無給電素子392aをダイポールアンテナ321aを構成するアンテナ素子と対向するように設けることにより、第二の無給電素子392aとダイポールアンテナ321aとの間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化することができる。
(実施の形態62)
実施の形態62は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321、第一の無給電素子391、及び第二の無給電素子392の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態62は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態60と同じであるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態60と相違する点について、図68を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態62は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321、第一の無給電素子391、及び第二の無給電素子392の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態62は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態60と同じであるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態60と相違する点について、図68を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図68は、本発明の実施の形態62に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態62に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ341と、第一の無給電素子401と、第二の無給電素子402とを有して構成されている。ダイポールアンテナ341を構成する2本のアンテナ素子は、互いに垂直になるように配置されている。第一の無給電素子401及び第二の無給電素子402は、それぞれ、中央付近で折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分が互いに略直交するように形成されている。
ダイポールアンテナ341は、一方のアンテナ素子が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。また、第一の無給電素子401は、折り曲げ後の一方の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、折り曲げ後の他方の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。第二の無給電素子402は、ダイポールアンテナ341を構成するアンテナ素子と対向するように配置されている。この第二の無給電素子402とダイポールアンテナ341を構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子402とダイポールアンテナ341との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するように適切に設定されている。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。無線通信端末に備えられた上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ341に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。一方、ダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波が送信される。
ダイポールアンテナ341により送信される送信波は、例えば、ダイポールアンテナ341の長さ、第一の無給電素子401の長さ、及びダイポールアンテナ341と第一の無給電素子401の間隔等の要素を適切に調整することにより、上記基準面に沿う方向であって筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ341の長さ、第一の無給電素子401の長さ、及びダイポールアンテナ341と第一の無給電素子401の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
一方、受信の際には、ダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波が受信される。一方、ダイポールアンテナ341を構成する、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置されたアンテナ素子により、主に、このアンテナ素子の軸方向と平行な水平偏波が受信される。また、通話時においては、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ341の長さ、第一の無給電素子401の長さ、及びダイポールアンテナ341と第一の無給電素子401の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向の指向性が形成されるので、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの偏波が主に受信される。さらに、上述したように人体が反射板となることによっても、上記垂直偏波及び水平偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波及び水平偏波が主に受信される。
このように、本実施の形態によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、ダイポールアンテナ341の各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波と水平偏波のいずれをも受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ341の各アンテナ素子の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第二の無給電素子402をダイポールアンテナ341を構成するアンテナ素子と対向するように設けることにより、第二の無給電素子402とダイポールアンテナ341との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化することができる。
(実施の形態63)
実施の形態63は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321、第一の無給電素子391、及び第二の無給電素子392の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態63は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態60と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態60と相違する点について、図69を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態63は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321、第一の無給電素子391、及び第二の無給電素子392の構成及び取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態63は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態60と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態60と相違する点について、図69を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図69は、本発明の実施の形態63に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態63に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、ダイポールアンテナ351と、第一の無給電素子411と、第二の無給電素子412とを有して構成されている。ダイポールアンテナ351を構成する2本のアンテナ素子は、いずれも、中央付近で折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分が互いに直交するように形成されている。第一の無給電素子411及び第二の無給電素子412は、それぞれ、一端から所定の距離を置いた点で折り曲げられ、折り曲げ後の隣接する直線部分が互いに直交するように形成されている。また、第一の無給電素子411及び第二の無給電素子412は、それぞれ、他端から所定の距離を置いた点でも折り曲げられ、折り曲げ後の隣接する直線部分が互いに直交するように形成されている。すなわち、第一の無給電素子411及び第二の無給電素子412は、それぞれ、コの字形に形成されている。このとき、第一の無給電素子411の両端を含む折り曲げ後の直線部分は互いに平行となる。また、第一の無給電素子411の両端を含まない折り曲げ後の直線部分(中央部分)は、地板11の幅方向の長さよりも長くなるように形成されている。これらは第二の無給電素子412についても同様であって、第二の無給電素子412の両端を含む折り曲げ後の直線部分は互いに平行となり、また、第二の無給電素子412の両端を含まない折り曲げ後の直線部分(中央部分)は、地板11の幅方向の長さよりも長くなるように形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ351を構成する各アンテナ素子は、給電端14を含む折り曲げ後の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように、また、給電端14を含まない折り曲げ後の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。また、第一の無給電素子411及び第二の無給電素子412は、それぞれ、端部を含む折り曲げ後の各直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように、また、端部を含まない折り曲げ後の直線部分が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。さらに、第二の無給電素子412は、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子と対向するように配置されている。この第二の無給電素子412とダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子412とダイポールアンテナ351との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するように適切に設定されている。
次いで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。無線通信端末に備えられた上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、ダイポールアンテナ351に送られる。このように給電されたダイポールアンテナ351を構成する各アンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分により、主に、この部分の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。一方、ダイポールアンテナ351を構成する各アンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分により、主に、この部分の軸方向と平行な水平偏波が送信される。
ダイポールアンテナ351により送信される送信波は、例えば、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子411の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子411の間隔等の要素を適切に調整することにより、上記基準面に沿う方向であって筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子411の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子411の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
ここで、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナのインピーダンス特性について、図70を参照して説明する。図70は、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナのインピーダンス特性を示すスミスチャートである。この図に示す参照番号421は、図69に示す無線通信端末用内蔵アンテナから第一の無給電素子411及び第二の無給電素子412を取り去った構成において、地板11の大きさを30×117mm、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分の長さを34mm、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分の長さを18mmとしたときのインピーダンス特性である。また、参照番号422は、図69に示す無線通信端末用内蔵アンテナの構成において、第二の無給電素子412の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分の長さを34mm、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分の長さを18mmとし、また、第二の無給電素子412とダイポールアンテナ351との間隔を2mmとしたときのインピーダンス特性である。なお、参照番号423及び424は、周波数が1920MHzのときを示し、参照番号425及び426は、周波数が2180MHzのときを示している。
この図70から明らかなように、第二の無給電素子412を、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子と適切な間隔で対向配置することにより、無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンス特性を広帯域化することができる。
次に、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの自由空間における放射特性について、図71及び図72を参照して説明する。図71は、図69に示す無線通信端末用内蔵アンテナから第一の無給電素子411を取り去った構成を有する無線通信端末用内蔵アンテナの自由空間における水平面の放射特性の実測値を示す図である。なお、ここでは、図70に示すインピーダンス特性を測定した場合と同様に、地板11の大きさを30×117mm、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分の長さを34mm、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分の長さを18mmとし、第二の無給電素子412とダイポールアンテナ351との間隔を2mmとした。
図71から明らかなように、図69に示す無線通信端末用内蔵アンテナから第一の無給電素子411を取り去った構成を有する無線通信端末用内蔵アンテナは、無指向性となっている。
図72は、図69に示す本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの自由空間における水平面の放射特性の実測値を示す図である。なお、ここでは、第一の無給電素子411の、無線通信端末の上面(水平面)と平行に配置された部分の長さを34mm、無線通信端末の上面(水平面)と垂直に配置された部分の長さを16.5mmとし、第一の無給電素子411とダイポールアンテナ351との間隔を4mmとした。地板11の大きさ、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の長さ、及び第二の無給電素子412とダイポールアンテナ351との対向間隔は、図70に示すインピーダンス特性を測定したときと同様である。
図72から明らかなように、図69に示す本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子の長さ、第一の無給電素子411の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子411の間隔等の要素を適切に調整することにより、所望の方向の指向性を形成することができる。
次に、上記構成の無線通信端末用内蔵アンテナの通話時における放射特性について、図73を参照して説明する。図73は、図69に示す本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの通話時における放射特性の実測値を示す図である。なお、測定条件としての各構成要素の大きさ等は、図72に示す放射特性を測定した際と同一である。また、図73において、原点から見て180度の方向が、図69におけるダイポールアンテナ351から見た人体の方向に相当する。
図73から明らかなように、ダイポールアンテナ351の長さ、第一の無給電素子411の長さ、及びダイポールアンテナ351と第一の無給電素子411の間隔を適切に調整したことにより、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、人体方向とは逆の方向に指向性を持っている。これにより、送信の際の人体の影響による利得劣化を抑えることができるので、図97(B)に示す従来例と比べて高い利得を得ることができる。
このように、本実施の形態によれば、人体の影響による利得劣化を抑えることができるとともに、受信の際には、ダイポールアンテナ351の各アンテナ素子の各部分の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波と水平偏波のいずれをも受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、ダイポールアンテナ351の各アンテナ素子の各部分の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第二の無給電素子412をダイポールアンテナ351を構成するアンテナ素子と対向するように設けることにより、第二の無給電素子412とダイポールアンテナ351との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化することができる。
(実施の形態64)
実施の形態64は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321をモノポールアンテナに変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナについて、図74を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態64は、実施の形態60においてダイポールアンテナ321をモノポールアンテナに変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナについて、図74を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図74は、本発明の実施の形態64に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、地板11と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ431と、第一の無給電素子432と、第二の無給電素子433とを有して構成されている。
モノポールアンテナ431は、棒状に形成されている。また、モノポールアンテナ431は、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられるので、モノポールアンテナ431は、通話時においてその軸方向が水平面に対して垂直になるように設けられたことになる。これにより、モノポールアンテナ431は、自由空間においては、主に、このモノポールアンテナ431の軸方向と平行な垂直偏波を受信する。さらに、通話時においては、人体が反射板として動作するので、モノポールアンテナ431は、人体方向と逆の方向の指向性を有する。
第一の無給電素子432は、棒状に形成されている。また、第一の無給電素子432は、モノポールアンテナ431の軸方向と平行であり、また、モノポールアンテナ431を構成するアンテナ素子とこの第一の無給電素子432とによって形成される面(基準面)が地板11の面と直交するように配置されている。地板11は図51に示す筐体330の主面と平行に設けられているので、上記基準面は、筐体330の主面とも直交している。このようにモノポールアンテナ431と第一の無給電素子432を配置することにより、モノポールアンテナ431を構成するアンテナ素子と第一の無給電素子432とによって形成される面(基準面)は、図51に示す筐体330の主面とも直交することになる。
また、第二の無給電素子433も、棒状に形成されている。第二の無給電素子433は、モノポールアンテナ431と対向するように配置されている。この第二の無給電素子433とモノポールアンテナ431との対向間隔は、第二の無給電素子433とモノポールアンテナ431との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するように適切に設定されている。
次いで、上記構成を有する無線通信端末用内蔵アンテナの動作について説明する。図示しない上記送受信回路からの不平衡信号は、平衡不平衡変換回路13により平衡信号に変換された後、モノポールアンテナ431に送られる。このように給電されたモノポールアンテナ431により、主に、モノポールアンテナ431の軸方向と平行な垂直偏波が送信される。
モノポールアンテナ431により送信される送信波は、例えば、モノポールアンテナ431の長さ、第一の無給電素子432の長さ、及びモノポールアンテナ431と第一の無給電素子432の間隔等の要素を適宜変更することにより、上記基準面に沿う方向であって図51に示す筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、例えば、上記のように、モノポールアンテナ431の長さ、第一の無給電素子432の長さ、及びモノポールアンテナ431と第一の無給電素子432の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
一方、受信の際には、モノポールアンテナ431の軸方向と平行な垂直偏波が受信される。通話時においては、例えば、上記のように、モノポールアンテナ431の長さ、第一の無給電素子432の長さ、及びモノポールアンテナ431と第一の無給電素子432の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向の指向性が形成されるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。さらに、上述したように人体が反射板となることによっても、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
モノポールアンテナ431により受信された上記信号(平衡信号)は、平衡不平衡変換回路13を介して、上記受信回路に送られる。ここで、上述した平衡不平衡変換回路13により、地板11に流れる電流は極力抑えられるので、地板11によるアンテナ動作が防止される。これにより、人体の影響に起因する利得の低下が最小限に抑えられる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態60と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態によれば、ダイポールアンテナをモノポールアンテナに変更することにより、アンテナを小型化することができる。
次の実施の形態65から実施の形態72は、実施の形態60から実施の形態64における無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。
(実施の形態65)
実施の形態65は、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図75を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態65は、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図75を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図75は、本発明の実施の形態65に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、モノポールアンテナ41がさらに設けられている。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、ダイポールアンテナ321とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、モノポールアンテナ41とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ41のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ41の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナにさらにモノポールアンテナ41を設けてダイバーシチアンテナとしたので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態66)
実施の形態66は、実施の形態65においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図76を用いて説明する。なお、実施の形態65と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態66は、実施の形態65においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図76を用いて説明する。なお、実施の形態65と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図76は、本発明の実施の形態66に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ321と、第一の無給電素子391と、第二の無給電素子392と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ51とを有して構成されている。モノポールアンテナ51は、矩形波状に形成されたアンテナ素子で構成されている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ51のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ51の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナにさらにモノポールアンテナ51を設けてダイバーシチアンテナとしたので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態67)
実施の形態67は、実施の形態65においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図77を用いて説明する。なお、実施の形態65と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態67は、実施の形態65においてモノポールアンテナ41の構成を変更した場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図77を用いて説明する。なお、実施の形態65と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図77は、本発明の実施の形態67に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態67に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、地板11と、ダイポールアンテナ321と、第一の無給電素子391と、第二の無給電素子392と、平衡不平衡変換回路13と、給電端14と、モノポールアンテナ61とを有して構成されている。モノポールアンテナ61は、螺旋状に形成されたアンテナ素子で構成されている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ61のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ61の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナにさらにモノポールアンテナ61を設けてダイバーシチアンテナとしたので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態68)
実施の形態68は、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図78を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態68は、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナを用いてダイバーシチアンテナを実現する場合の形態である。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナについて、図78を用いて説明する。なお、実施の形態60と同様な構成については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図78は、本発明の実施の形態68に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、本実施の形態に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナの構成に加えて、別の一組のダイポールアンテナ441、第一の無給電素子442、及び第二の無給電素子443がさらに地板11の側面に設けられている。
ダイポールアンテナ441は、実施の形態60におけるダイポールアンテナ321と同様の構成である。
第一の無給電素子442は、棒状に形成されており、ダイポールアンテナ441を構成するアンテナ素子の軸方向と平行であり、ダイポールアンテナ441を構成するアンテナ素子とこの第一の無給電素子442とによって形成される面(基準面)が地板11の面と直交するように配置されている。地板11は、図51に示す筐体330の主面と平行に設けられているので、上記基準面は、筐体330の主面とも直交している。このようにダイポールアンテナ441と第一の無給電素子442を配置することにより、ダイポールアンテナ441を構成するアンテナ素子と第一の無給電素子442とによって形成される面(基準面)は、図51に示す筐体330の主面とも直交することになる。
また、第二の無給電素子443も、棒状に形成されている。第二の無給電素子443は、ダイポールアンテナ441を構成するアンテナ素子と対向するように配置されている。この第二の無給電素子443とダイポールアンテナ441を構成するアンテナ素子との対向間隔は、第二の無給電素子443とダイポールアンテナ441との間の相互インピーダンスを変化させて、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナの入力インピーダンスを広帯域化するように適切に設定されている。
上記構成のダイポールアンテナ441により送信される送信波は、例えば、ダイポールアンテナ441の長さ、第一の無給電素子442の長さ、及びダイポールアンテナ441と第一の無給電素子442の間隔等の要素を適宜変更することにより、上記基準面に沿う方向であって図51に示す筐体330の主面と直交する方向に指向性を持つ。無線通信端末は、図52に示すような状態で用いられると考えられる。この場合、筐体330の主面がユーザの側頭部と対向するので、送信波は、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ441の長さ、第一の無給電素子442の長さ、及びダイポールアンテナ441と第一の無給電素子442の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向に送信される。
一方、受信の際には、ダイポールアンテナ441の軸方向と平行な垂直偏波が受信される。通話時においては、例えば、上記のように、ダイポールアンテナ441の長さ、第一の無給電素子442の長さ、及びダイポールアンテナ441と第一の無給電素子442の間隔等の要素を適切に調整することにより、人体と反対の方向の指向性が形成されるので、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。さらに、上述したように人体が反射板となることによっても、上記垂直偏波のうち、人体と反対の方向からの垂直偏波が主に受信される。
ここで、ダイバーシチアンテナを構成する一方のアンテナを、ダイポールアンテナ321とし、かつ、受信専用とする。また、ダイバーシチアンテナを構成するもう一方のアンテナを、ダイポールアンテナ441とし、かつ、送受信共用とする。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ441のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とダイポールアンテナ441の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態60におけるダイポールアンテナ321及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ441が用いられるので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態69)
実施の形態69は、実施の形態68においてダイポールアンテナ441、第一の無給電素子442、及び第二の無給電素子443の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態69は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態68と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態68と相違する点について、図79を用いて説明する。なお、実施の形態68と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態69は、実施の形態68においてダイポールアンテナ441、第一の無給電素子442、及び第二の無給電素子443の取り付け方法を変更した場合の形態である。実施の形態69は、ダイポールアンテナ、第一の無給電素子、及び第二の無給電素子の取り付け方法以外については、実施の形態68と同様であるので、詳しい説明を省略する。以下、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナにおいて、実施の形態68と相違する点について、図79を用いて説明する。なお、実施の形態68と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図79は、本発明の実施の形態69に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、追加のダイポールアンテナ441aは、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。また、追加の第一の無給電素子442a及び第二の無給電素子443aも、それぞれ、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。すなわち、本実施の形態は、ダイポールアンテナ441aの軸方向、第一の無給電素子442aの軸方向、及び第二の無給電素子443aの軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行であるという点で、実施の形態68と相違している。結果として、ダイポールアンテナ441aは、その軸方向が、通話時において、水平面に対して平行になるように設けられたことになる。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ441aのみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とダイポールアンテナ441aの両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態60におけるダイポールアンテナ321及びこれと同様に構成されたダイポールアンテナ441aが用いられるので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。また、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても受信利得を高くすることができる。
(実施の形態70)
実施の形態70は、図80に示すように、実施の形態68において、送受信に用いられるダイポールアンテナ441を実施の形態62のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ451に変更し、第一の無給電素子442を実施の形態62の第一の無給電素子401と同様に構成された第一の無給電素子452に変更し、第二の無給電素子443を実施の形態62の第二の無給電素子402と同様に構成された第二の無給電素子453に変更した形態である。実施の形態70は、ダイポールアンテナ451、第一の無給電素子452、及び第二の無給電素子453の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態68と同様である。なお、図80において、実施の形態68と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態70は、図80に示すように、実施の形態68において、送受信に用いられるダイポールアンテナ441を実施の形態62のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ451に変更し、第一の無給電素子442を実施の形態62の第一の無給電素子401と同様に構成された第一の無給電素子452に変更し、第二の無給電素子443を実施の形態62の第二の無給電素子402と同様に構成された第二の無給電素子453に変更した形態である。実施の形態70は、ダイポールアンテナ451、第一の無給電素子452、及び第二の無給電素子453の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態68と同様である。なお、図80において、実施の形態68と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図80は、本発明の実施の形態70に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ451は、一方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ451のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とダイポールアンテナ451の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ451は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ321は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ321,451の各アンテナ素子の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態60におけるダイポールアンテナ321及び実施の形態60におけるダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ451が用いられるので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。また、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても受信利得を高くすることができる。
(実施の形態71)
実施の形態71は、図81に示すように、実施の形態70において、受信にのみ用いられるダイポールアンテナ321を実施の形態62のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ461に変更し、第一の無給電素子391を実施の形態62の第一の無給電素子401と同様に構成された第一の無給電素子462に変更し、第二の無給電素子392を実施の形態62の第二の無給電素子402と同様に構成された第二の無給電素子463に変更した形態である。実施の形態71は、ダイポールアンテナ461、第一の無給電素子462、及び第二の無給電素子463の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態70と同様である。なお、図81において、実施の形態70と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態71は、図81に示すように、実施の形態70において、受信にのみ用いられるダイポールアンテナ321を実施の形態62のダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ461に変更し、第一の無給電素子391を実施の形態62の第一の無給電素子401と同様に構成された第一の無給電素子462に変更し、第二の無給電素子392を実施の形態62の第二の無給電素子402と同様に構成された第二の無給電素子463に変更した形態である。実施の形態71は、ダイポールアンテナ461、第一の無給電素子462、及び第二の無給電素子463の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態70と同様である。なお、図81において、実施の形態70と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図81は、本発明の実施の形態71に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、ダイポールアンテナ451及びダイポールアンテナ461は、いずれも、一方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になり、かつ、他方のアンテナ素子の軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と平行になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、ダイポールアンテナ451のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ451とダイポールアンテナ461の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、ダイポールアンテナ451は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ461も、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、各アンテナ素子の軸方向とそれぞれ平行な垂直偏波及び水平偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても、本実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナは、各ダイポールアンテナ451,461の各アンテナ素子の軸方向のいずれかが通信相手から送られる信号の偏波面と一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、ダイバーシチアンテナとして、実施の形態62におけるダイポールアンテナ341と同様に構成されたダイポールアンテナ451及びダイポールアンテナ461が用いられるので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力インピーダンス特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。また、垂直偏波と水平偏波のいずれが多い場合であっても受信利得を高くすることができる。
(実施の形態72)
実施の形態72は、図82に示すように、実施の形態68において、送受信に用いられるダイポールアンテナ441を実施の形態64のモノポールアンテナ431と同様に構成されたモノポールアンテナ471に変更し、第一の無給電素子442を実施の形態64の第一の無給電素子432と同様に構成された第一の無給電素子472に変更し、第二の無給電素子443を実施の形態64の第二の無給電素子433と同様に構成された第二の無給電素子473に変更した形態である。実施の形態72は、モノポールアンテナ471、第一の無給電素子472、及び第二の無給電素子473の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態68と同様である。なお、図82において、実施の形態68と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態72は、図82に示すように、実施の形態68において、送受信に用いられるダイポールアンテナ441を実施の形態64のモノポールアンテナ431と同様に構成されたモノポールアンテナ471に変更し、第一の無給電素子442を実施の形態64の第一の無給電素子432と同様に構成された第一の無給電素子472に変更し、第二の無給電素子443を実施の形態64の第二の無給電素子433と同様に構成された第二の無給電素子473に変更した形態である。実施の形態72は、モノポールアンテナ471、第一の無給電素子472、及び第二の無給電素子473の構成及び取り付け方法以外については、実施の形態68と同様である。なお、図82において、実施の形態68と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図82は、本発明の実施の形態72に係る無線通信端末用ダイバーシチアンテナの構成を示す模式図である。この図に示すように、モノポールアンテナ471、第一の無給電素子472、及び第二の無給電素子473は、いずれも、その軸方向が無線通信端末の上面(水平面)と垂直になるように取り付けられている。
上記構成の無線通信端末用ダイバーシチアンテナにおいて、送信時には、モノポールアンテナ471のみが動作し、受信時には、ダイポールアンテナ321とモノポールアンテナ471の両方が動作して、ダイバーシチ受信が行われる。
これにより、モノポールアンテナ471は、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。また、ダイポールアンテナ321も、利得の劣化を抑えることができるとともに、主に、アンテナ素子の軸方向と平行な垂直偏波を受信することができる。ところで、通信相手から送られる信号は、反射等の様々な要因により、垂直偏波と水平偏波が混在したものになる。したがって、水平偏波が多い場合には、アンテナの軸方向と信号の偏波面とが一致するので、受信利得を高くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態60におけるダイポールアンテナ321及び実施の形態64におけるモノポールアンテナ431と同様に構成されたモノポールアンテナ471が用いられるので、人体の影響による利得劣化を抑えることができ、広帯域な入力反射特性を有する無線通信端末用ダイバーシチアンテナを提供することができる。
(実施の形態73)
実施の形態73は、実施の形態60から実施の形態72におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子の構成を変更したものである。
実施の形態73は、実施の形態60から実施の形態72におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子の構成を変更したものである。
図83は、本発明の実施の形態73に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態73におけるダイポールアンテナ481を構成するアンテナ素子は、矩形波状に形成されている。また、第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483も、矩形波状に形成されている。
上記構成のダイポールアンテナ481並びにこのダイポールアンテナ481に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子として適用可能である。例えば、図66に示す実施の形態60に係る無線通信端末用内蔵アンテナに上記構成のダイポールアンテナ481並びにこのダイポールアンテナ481に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483を適用するとは、図66に示すダイポールアンテナ321に代えてダイポールアンテナ481を用い、図66に示す第一の無給電素子391に代えて第一の無給電素子482を用い、図66に示す第二の無給電素子392に代えて第二の無給電素子483を用いることをいう。
このように、本実施の形態によれば、矩形波状に形成されたダイポールアンテナ481並びにこのダイポールアンテナ481に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483を用いることにより、装置を小型化することができる。
(実施の形態74)
実施の形態74は、実施の形態64におけるモノポールアンテナ431、第一の無給電素子432、及び第二の無給電素子433の構成を変更したものである。
実施の形態74は、実施の形態64におけるモノポールアンテナ431、第一の無給電素子432、及び第二の無給電素子433の構成を変更したものである。
図84は、本発明の実施の形態74に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態74におけるモノポールアンテナ491を構成するアンテナ素子は、矩形波状に形成されている。また、第一の無給電素子492及び第二の無給電素子493も、それぞれ、矩形波状に構成されている。すなわち、本実施の形態は、モノポールアンテナ491、第一の無給電素子492、及び第二の無給電素子493がそれぞれ矩形波状に形成されている点で、実施の形態64と相違している。
このように、本実施の形態によれば、矩形波状に形成されたモノポールアンテナ491、第一の無給電素子492、及び第二の無給電素子493を用いることにより、装置を小型化することができる。
(実施の形態75)
実施の形態75は、実施の形態60から実施の形態72におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。
実施の形態75は、実施の形態60から実施の形態72におけるダイポールアンテナの構成を変更したものである。
図85は、本発明の実施の形態75における折り返しダイポールアンテナ501の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態75における折り返しダイポールアンテナ501は、棒状のアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端を短絡して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ501は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして折り返しダイポールアンテナ501を適用することにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
(実施の形態76)
実施の形態76は、実施の形態75における折り返しダイポールアンテナ501の構成を変更したものである。実施の形態76は、折り返しダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態75と同様である。なお、図86において、実施の形態75と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態76は、実施の形態75における折り返しダイポールアンテナ501の構成を変更したものである。実施の形態76は、折り返しダイポールアンテナの構成以外については、実施の形態75と同様である。なお、図86において、実施の形態75と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図86は、本発明の実施の形態76における折り返しダイポールアンテナ511の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態76における折り返しダイポールアンテナ511は、棒状に形成されたアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端にインピーダンス素子512をそれぞれ装荷して形成されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ511は、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナとして折り返しダイポールアンテナ511を適用することにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、ダイポールアンテナを上記構成の折り返しダイポールアンテナ511とすることにより、広帯域化を図ることができ、アンテナをさらに小型化することができる。
(実施の形態77)
実施の形態77は、図83に示すダイポールアンテナ481、第一の無給電素子482、及び第二の無給電素子483のうち、ダイポールアンテナ481を図13に示す折り返しダイポールアンテナ101に変更したものである。
実施の形態77は、図83に示すダイポールアンテナ481、第一の無給電素子482、及び第二の無給電素子483のうち、ダイポールアンテナ481を図13に示す折り返しダイポールアンテナ101に変更したものである。
図87は、本発明の実施の形態77に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483は、それぞれ、折り返しダイポールアンテナ101と対向するように配置されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ101並びにこの折り返しダイポールアンテナ101に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483は、それぞれ、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子として適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子として、折り返しダイポールアンテナ101並びにこの折り返しダイポールアンテナ101に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483を用いることにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
(実施の形態78)
実施の形態78は、図83に示すダイポールアンテナ481、第一の給電素子482、及び第二の無給電素子483のうち、ダイポールアンテナ481を図14に示す折り返しダイポールアンテナ111に変更したものである。
実施の形態78は、図83に示すダイポールアンテナ481、第一の給電素子482、及び第二の無給電素子483のうち、ダイポールアンテナ481を図14に示す折り返しダイポールアンテナ111に変更したものである。
図88は、本発明の実施の形態78に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483は、それぞれ、折り返しダイポールアンテナ101と対向するように配置されている。
上記構成の折り返しダイポールアンテナ111並びにこの折り返しダイポールアンテナ111に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483は、それぞれ、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子として適用可能である。
このように、本実施の形態によれば、本明細書中の各実施の形態におけるダイポールアンテナ並びにこのダイポールアンテナに付随する第一の無給電素子及び第二の無給電素子として、折り返しダイポールアンテナ111並びにこの折り返しダイポールアンテナ111に付随する第一の無給電素子482及び第二の無給電素子483を用いることにより、本明細書中の各実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
(実施の形態79)
実施の形態79は、実施の形態72におけるモノポールアンテナ471の構成を変更したものである。実施の形態79は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態75と同様である。なお、図89において、実施の形態75と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態79は、実施の形態72におけるモノポールアンテナ471の構成を変更したものである。実施の形態79は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態75と同様である。なお、図89において、実施の形態75と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図89は、本発明の実施の形態79に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、折り返しモノポールアンテナ521は、コの字形に形成されている。すなわち、本実施の形態は、モノポールアンテナ471が折り返しモノポールアンテナ521となっている点で、実施の形態72と相違している。
このように、本実施の形態によれば、モノポールアンテナを折り返しモノポールアンテナ521とすることにより、実施の形態72と同様の効果を得ることができ、さらに、インピーダンスをステップアップすることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
(実施の形態80)
実施の形態80は、実施の形態79におけるモノポールアンテナ521の構成を変更したものである。実施の形態80は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態79と同様である。なお、図90において、実施の形態79と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態80は、実施の形態79におけるモノポールアンテナ521の構成を変更したものである。実施の形態80は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態79と同様である。なお、図90において、実施の形態79と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図90は、本発明の実施の形態80に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、折り返しモノポールアンテナ531は、棒状のアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組のアンテナ素子の先端にインピーダンス素子532を装荷して形成されている。
このように、本実施の形態によれば、インピーダンス素子532が装荷された折り返しモノポールアンテナ531を用いることにより、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。
(実施の形態81)
実施の形態81は、図84に示すモノポールアンテナ491の構成を変更したものである。実施の形態81は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態74と同様である。なお、図91において、実施の形態74と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態81は、図84に示すモノポールアンテナ491の構成を変更したものである。実施の形態81は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態74と同様である。なお、図91において、実施の形態74と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図91は、本発明の実施の形態81に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態81におけるモノポールアンテナ541は、矩形波状のアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組の矩形波状のアンテナ素子の先端を短絡して形成されている。
このように、本実施の形態によれば、モノポールアンテナを矩形波状の折り返しモノポールアンテナとしたことにより、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、装置を小型化することができる。
(実施の形態82)
実施の形態82は、図91に示すモノポールアンテナ541の構成を変更したものである。実施の形態82は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態81と同様である。なお、図92において、実施の形態81と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
実施の形態82は、図91に示すモノポールアンテナ541の構成を変更したものである。実施の形態82は、モノポールアンテナの構成以外については、実施の形態81と同様である。なお、図92において、実施の形態81と同様な部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図92は、本発明の実施の形態82に係る無線通信端末用内蔵アンテナの要部の構成を示す模式図である。この図に示すように、実施の形態82におけるモノポールアンテナ551は、矩形波状のアンテナ素子を2組平行に配置し、この平行に配置した2組の矩形波状のアンテナ素子の先端にインピーダンス素子552を装荷して形成されている。
このように、本実施の形態によれば、モノポールアンテナ551を、矩形波状の折り返しモノポールアンテナとし、かつ、インピーダンス素子552を装荷したことにより、インピーダンスをステップアップさせることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。また、装置を小型化することができる。
なお、上記実施の形態49から実施の形態59においては、ダイポールアンテナの各アンテナ素子が棒状に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、アンテナ素子の一方又は双方が矩形波状に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態49から実施の形態59においては、第一の無給電素子が棒状に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、矩形波状又は螺旋状に形成されていてもよい。
また、上記各実施の形態に係る無線通信端末用内蔵アンテナ又は無線通信端末用ダイバーシチアンテナは、通信端末装置や基地局装置に搭載可能である。
11 地板
12、12a、21、31、71、71a、81、91、101、111、121、131、141、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、321a、341、351、361、361a、371、381、441、441a、451、461、481、501、511 ダイポールアンテナ
13 平衡不平衡変換回路
14 給電端
41、51、61、431、471、491、521、531、541、551 モノポールアンテナ
112、142、512、532、552 インピーダンス素子
151 回路基板
161 筐体ケース
262、282 インダクタンス素子
272、292 キャパシタンス素子
322、322a、342、352、362、362a、372、382、391、391a、401、411、432、442、442a、452、462、472、482、492 第一の無給電素子
330 筐体
392、392a、402、412、433、443、443a、453、463、473、483、493 第二の無給電素子
12、12a、21、31、71、71a、81、91、101、111、121、131、141、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、321a、341、351、361、361a、371、381、441、441a、451、461、481、501、511 ダイポールアンテナ
13 平衡不平衡変換回路
14 給電端
41、51、61、431、471、491、521、531、541、551 モノポールアンテナ
112、142、512、532、552 インピーダンス素子
151 回路基板
161 筐体ケース
262、282 インダクタンス素子
272、292 キャパシタンス素子
322、322a、342、352、362、362a、372、382、391、391a、401、411、432、442、442a、452、462、472、482、492 第一の無給電素子
330 筐体
392、392a、402、412、433、443、443a、453、463、473、483、493 第二の無給電素子
Claims (66)
- 無線通信端末の筐体に内蔵され、板状の面を形成する接地導体と、
前記接地導体に接続されたアンテナ素子を持つダイポールアンテナと、
前記ダイポールアンテナと前記接地導体との間でインピーダンスを整合させ、かつ、平衡信号と不平衡信号との変換を行う平衡不平衡変換手段と、
を有することを特徴とする無線通信端末用内蔵アンテナ。 - 前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の外部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の外部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、当該ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の給電端側が矩形波状に他端側が棒状にそれぞれ形成されており、前記アンテナ素子は、前記矩形波状に形成された部分の長手方向と前記棒状に形成された部分の軸方向とが直交するように折り曲げられ、前記矩形波状に形成された部分は、その長手方向が前記接地導体の長手方向と垂直に設けられ、かつ、前記棒状に形成された部分は前記筐体の外部に、前記矩形波状に形成された部分は前記筐体の内部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、前記棒状に形成されたアンテナ素子に代えて矩形波状に形成されたアンテナ素子を有することを特徴とする請求項2記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、前記棒状に形成されたアンテナ素子に代えて矩形波状に形成されたアンテナ素子を有することを特徴とする請求項3記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、前記アンテナ素子の前記棒状に形成された部分を矩形波状に形成してなることを特徴とする請求項4記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 請求項2に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成されていることを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項3に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成されていることを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項5に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成されていることを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項6に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成されていることを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項2、請求項3、請求項5、及び請求項6のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子を持つダイポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記ダイポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子によって構成され、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、いずれも、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項12記載のダイバーシチアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子によって構成され、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、いずれも、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように設けられていることを特徴とする請求項12記載のダイバーシチアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子によって構成され、前記矩形波状に形成された2つのアンテナ素子のうち第1のアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行に設けられ、第2のアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直に設けられていることを特徴とする請求項12記載のダイバーシチアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように前記筐体の内部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子と矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって構成され、前記棒状に形成されたアンテナ素子は、その軸方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と平行になるように前記筐体の内部に設けられ、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子は、その長手方向が前記接地導体における前記板状の面の長手方向と垂直になるように前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、当該ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の給電端側が棒状に他端側が矩形波状にそれぞれ形成されており、前記アンテナ素子は、前記矩形波状に形成された部分の長手方向と前記棒状に形成された部分の軸方向とが直交するように折り曲げられ、前記矩形波状に形成された部分は、その長手方向が前記接地導体の長手方向と平行に設けられ、かつ、前記棒状に形成された部分及び前記矩形波状に形成された部分は前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、当該ダイポールアンテナを構成するアンテナ素子の給電端側が矩形波状に他端側が棒状にそれぞれ形成されており、前記アンテナ素子は、前記矩形波状に形成された部分の長手方向と前記棒状に形成された部分の軸方向とが直交するように折り曲げられ、前記矩形波状に構成された部分は、その長手方向が前記接地導体の長手方向と垂直に設けられ、かつ、前記棒状に形成された部分及び前記矩形波状に形成された部分は前記筐体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記アンテナ素子は、その給電端と他端との間にインダクタンス素子が装荷されていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、キャパシタンス素子が装荷された矩形波状の折り返しダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、螺旋状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記アンテナ素子は、その給電端と他端との間にインダクタンス素子が装荷されていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、キャパシタンス素子が装荷された螺旋状の折り返しダイポールアンテナであることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成されたアンテナ素子と、前記矩形波状に形成されたアンテナ素子と平行に配置された別の矩形波状のアンテナ素子とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、螺旋状に形成されたアンテナ素子と、前記螺旋状に形成されたアンテナ素子と平行に配置された別の螺旋状のアンテナ素子とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 棒状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記ダイポールアンテナは、棒状に形成された2つのアンテナ素子を同一直線上に配置して構成され、前記第一の無給電素子は、その軸方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記ダイポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 矩形波状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記ダイポールアンテナは、矩形波状に形成された2つのアンテナ素子をその長手方向の中心線が同一直線上になるように配置して構成され、前記第一の無給電素子は、その長手方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記ダイポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されていることを特徴とする請求項1記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項26又は請求項27記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項26又は請求項27記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿って折り曲げられ、折り曲げ後の一方の直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、折り曲げ後の他方の直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項26又は請求項27記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿ってコの字形に折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分のうち、端部を含む直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、端部を含まない直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項26又は請求項27記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 請求項26から請求項31のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、棒状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項26から請求項31のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、矩形波状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項26から請求項31のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、螺旋状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項26に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成され、当該2つの無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項26に記載の無線通信端末用内蔵アンテナ及び請求項28に記載の無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項26に記載の無線通信端末用内蔵アンテナ及び請求項30に記載の無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項30に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成され、当該2つの無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 棒状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その軸方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行に設けられていることを特徴とする請求項26記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 矩形波状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その長手方向が前記ダイポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行に設けられていることを特徴とする請求項27記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項39又は請求項40記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項39又は請求項40記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿って折り曲げられて形成され、折り曲げ後の一方の直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って、折り曲げ後の他方の直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記基準面に沿って折り曲げられて、折り曲げ後の一方の直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、折り曲げ後の他方の直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項39又は請求項40記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記基準面に沿ってコの字形に折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分のうち、端部を含む直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、端部を含まない直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記基準面に沿ってコの字形に折り曲げられ、折り曲げ後の直線部分のうち、端部を含む直線部分は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、端部を含まない直線部分は、前記筐体の主面の幅方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項39又は請求項40記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、折り返しダイポールアンテナであることを特徴とする請求項41から請求項44のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記ダイポールアンテナは、インピーダンス変換手段を持つことを特徴とする請求項45記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、棒状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、矩形波状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナと、螺旋状に形成されたモノポールアンテナとを有し、前記無線通信端末用内蔵アンテナ及び前記モノポールアンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成され、当該2つの無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナ及び請求項40に記載の無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナ及び請求項43に記載の無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項43に記載の無線通信端末用内蔵アンテナを2つ用いて構成され、当該2つの前記無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 無線通信端末の筐体に内蔵され、板状の面を形成する接地導体と、
前記接地導体に接続されたアンテナ素子を持つモノポールアンテナと、
前記モノポールアンテナと前記接地導体との間でインピーダンスを整合させ、かつ、平衡信号と不平衡信号との変換を行う平衡不平衡変換手段と、
を有することを特徴とする無線通信端末用内蔵アンテナ。 - 棒状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記モノポールアンテナは、棒状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記第一の無給電素子は、その軸方向が前記モノポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記モノポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されていることを特徴とする請求項54記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 矩形波状に形成された第一の無給電素子をさらに有し、前記モノポールアンテナは、矩形波状に形成されたアンテナ素子によって構成され、前記第一の無給電素子は、その長手方向が前記モノポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行であり、かつ、当該第一の無給電素子と前記モノポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子とによって形成される基準面が前記筐体の主面と直交するように設けられ、前記基準面に沿う方向であって前記筐体の主面と直交する方向に指向性が形成されていることを特徴とする請求項54記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 棒状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その軸方向が前記モノポールアンテナを構成する前記棒状に形成されたアンテナ素子の軸方向と平行に設けられていることを特徴とする請求項55記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 矩形波状に形成された第二の無給電素子をさらに有し、前記第二の無給電素子は、その長手方向が前記モノポールアンテナを構成する前記矩形波状に形成されたアンテナ素子の長手方向と平行に設けられていることを特徴とする請求項56記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記筐体の主面は、矩形状に形成されており、前記第一の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられ、前記第二の無給電素子は、前記筐体の主面の長手方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項57又は請求項58記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記モノポールアンテナは、折り返しモノポールアンテナであることを特徴とする請求項57から請求項59のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 前記モノポールアンテナは、インピーダンス変換手段を持つことを特徴とする請求項60記載の無線通信端末用内蔵アンテナ。
- 請求項41に記載の無線通信端末用内蔵アンテナ及び請求項59に記載の無線通信端末用内蔵アンテナによりダイバーシチ送受信を行うことを特徴とするダイバーシチアンテナ。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ、請求項16から請求項31のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ、請求項39から請求項46のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ、又は請求項54から請求項61のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナを有することを特徴とする通信端末装置。
- 請求項8から請求項15のいずれかに記載のダイバーシチアンテナ、請求項32から請求項38のいずれかに記載のダイバーシチアンテナ、請求項47から請求項53のいずれかに記載のダイバーシチアンテナ、又は請求項62に記載のダイバーシチアンテナを有することを特徴とする通信端末装置。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ、請求項16から請求項31のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ、請求項39から請求項46のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナ、又は請求項54から請求項61のいずれかに記載の無線通信端末用内蔵アンテナを有することを特徴とする基地局装置。
- 請求項8から請求項15のいずれかに記載のダイバーシチアンテナ、請求項32から請求項38のいずれかに記載のダイバーシチアンテナ、請求項47から請求項53のいずれかに記載のダイバーシチアンテナ、又は請求項62に記載のダイバーシチアンテナを有することを特徴とする基地局装置。
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