JP2004122927A - 車両乗員検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各機能を適切に集約することにより荷重センサを小型化すると共に装置全体を安価に構成した車両乗員検知装置を提供する。
【解決手段】車両シート5における荷重データを出力する歪み式荷重センサ21〜24と、荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行う演算部としてのCPU11、CPU11へ電源を供給する5V電源12、及びCPU11による乗員状態の判別結果をエアバッグECU43へ伝送する通信I/F15を有する乗員検知ECU10と、を備え、荷重センサ21等は、乗員検知ECU10に設けられた5V電源12から電源が供給される。電源が乗員検知ECU10側に集約されているため、荷重センサ21等の小型化を図ることができると共に、電源電圧変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】車両シート5における荷重データを出力する歪み式荷重センサ21〜24と、荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行う演算部としてのCPU11、CPU11へ電源を供給する5V電源12、及びCPU11による乗員状態の判別結果をエアバッグECU43へ伝送する通信I/F15を有する乗員検知ECU10と、を備え、荷重センサ21等は、乗員検知ECU10に設けられた5V電源12から電源が供給される。電源が乗員検知ECU10側に集約されているため、荷重センサ21等の小型化を図ることができると共に、電源電圧変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の座席に着座している乗員状態を判別して車両乗員保護装置へ伝送するようにした車両乗員検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗員の有無を検出するための電気機械式スイッチからなるセンサと、そのセンサ出力に基づいて乗員の有無を表すコード信号を生成する信号生成部とをセンサユニット内に設け、伝送線を介して着座乗員の有無をコード信号の形態でエアバッグ作動装置に伝送するように構成された車両乗員検知装置が提案されている(例えば、技術文献1参照。)。
【0003】
一方、近年では、乗員の種類に応じてエアバッグの展開量を変化させることを目的として、歪式荷重センサを車両シートレール上の複数箇所に設けて車両シートにおける荷重(すなわち、乗員の体重)を計測することにより、着座乗員の有無だけでなく、大人/子供等の着座乗員の種類をも判定可能な車両乗員検知装置が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5,689,421号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、歪式荷重センサを用いて乗員状態を判別する車両乗員検知装置において、コード信号をエアバッグ作動装置に伝送する上記特許文献1に記載された方式をそのまま適用しようとすると、エアバッグ作動装置に複数の荷重センサに対応した数の通信用ポートを設けることが必要となり、制御部としてのCPUが高価になると共に、荷重センサのサイズが大型化してシートレールへの取り付けが困難になるという問題点がある。
【0006】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、各機能を適切に集約することにより荷重センサを小型化すると共に装置全体を安価に構成した車両乗員検知装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の車両乗員検知装置は、車両シートにおける荷重データを出力する荷重センサと、その荷重センサからの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行う演算部、その演算部へ電源を供給する電源部、及び前記演算部による乗員状態の判別結果を車両乗員保護装置へ伝送する通信部を有する制御装置と、を備え、前記荷重センサは、前記乗員検知制御装置に設けられた前記電源部から電源が供給されるように構成されたことを特徴とする。
【0008】
従って、制御装置に設けられた電源部から演算部及び荷重センサに電源が供給され、荷重センサは、車両シートにおける荷重データを出力し、演算部は荷重センサからの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行い、通信部は、演算部による乗員状態の判別結果を車両乗員保護装置へ伝送する。
【0009】
よって、荷重センサ側に電源部を設ける必要が無いため、荷重センサを小型化することができ、車両のシートレール等への取り付けが容易となる。また、演算部及び荷重センサの電源が共通であることにより、電源電圧の変動に対して荷重センサの荷重データ出力において電源レシオ性が確保されるので、電源電圧の変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができる。
【0010】
また、請求項2に記載の車両乗員検知装置は、前記荷重センサが、荷重データをアナログ電圧として出力するように構成され、前記制御装置は、アナログ電圧をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換部を有することを特徴とする。
【0011】
従って、荷重センサが、荷重データをアナログ電圧として出力し、制御装置に設けられたアナログ/デジタル変換部が、荷重データとしてのアナログ電圧をデジタルデータに変換し、演算部がデジタルデータに基づいて乗員状態の判別を行う。
【0012】
よって、制御装置側にアナログ/デジタル変換機能が集約されており、荷重センサ側にアナログ/デジタル変換機能を設ける必要がないため、荷重センサを小型且つ単純な構成とすることができる。
【0013】
また、請求項3に記載の車両乗員検知装置は、前記制御装置が、前記演算部によって乗員状態の判別結果をコード化し、そのコード化された乗員状態の判別結果を前記通信部によって前記車両乗員保護装置へ伝送するように構成されたことを特徴とする。
【0014】
従って、乗員状態の判別結果をコード化して伝送することにより、車両乗員保護装置側において信号化けを容易に検出することができ、伝送データの信頼性を向上させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両乗員検知装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1は、本実施形態の車両乗員検知装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2は、乗員検知ECU10及び歪み式荷重センサ21〜24のより詳細なハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、車両乗員検知装置1を構成する各構成要素の車両における配置構成を示す模式的平面図である。図4は、各構成要素の車両における配置構成を示す車両シート付近(図3において一点鎖線で囲まれた部分)の斜視図である。図5(a)は乗員検知ECUからエアバッグECUに伝送される伝送データの構造を、同図(b)はデータフォーマットの一例をそれぞれ示す説明図である。
【0017】
車両乗員検知装置1は、図1に示すように、乗員検知電子制御装置(以下、乗員検知ECUと称する)10と、4つの歪み式荷重センサ21,22,23,24とを備えている。尚、乗員検知ECU10が本発明の制御装置を、歪み式荷重センサ21〜24が荷重センサをそれぞれ構成するものである。
【0018】
乗員検知ECU10は、車両シート5の下方に配置されており(図3、4参照)、図1に示すように、CPU(中央処理装置)11と、5V電源12と、EEPROM13と、通信インタフェース(以下、通信I/Fと称する)15とから構成されている。尚、図3,4に車両乗員検知装置1の車両搭載例と歪み式荷重センサのシート搭載例を示す。尚、CPU11が本発明の演算部を、5V電源12が電源部を、通信I/F15が通信部をそれぞれ構成するものである。
【0019】
CPU11は、図2に示すように、ROM11a,RAM11b、及びA/D変換器11cを内蔵し、5V電源12によって電源が供給されることにより、ROM11aに格納された乗員検知処理プログラムを読み出して実行するように構成されている。また、ROM11a内には、後述する空席閾値、乗員判別閾値が予め設定され格納されている。また、RAM11bには、CPU11によってワークエリアとして使用される領域等が確保されている。また、A/D変換器11cは、歪み式荷重センサ21〜24から伝送線を介して受信したアナログ電圧信号による荷重データをデジタルデータに変換する。尚、CPU11が本発明の演算部を、A/D変換器11cがアナログ/デジタル変換部をそれぞれ構成するものである。
【0020】
5V電源12は、イグニションキースイッチ(IG−SW)42を介して車載バッテリ41に接続され、車載バッテリ41から供給される電圧(12V)を5Vに変換し、CPU11及び荷重センサ21〜24へ電源を供給する。
【0021】
EEPROM13は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、歪み式荷重センサ21〜24等、車両乗員検知装置1に故障があった場合に、故障内容をダイアグ情報として記憶しておくためのメモリである。
【0022】
通信I/F15は、通信線45を介してエアバッグECU43に接続され、CPU11において判別された乗員状態の判別結果を、通信線を介してエアバッグECU43へ伝送する作用を有するインタフェース回路である。
【0023】
歪み式荷重センサ21〜24は、図3及び図4に示すように、車両シート5のシートレール6上にて右側前部及び後部、左側前部及び後部にそれぞれ設けられ、車両シート5各部に加わる荷重データをアナログ電圧信号として出力する荷重センサである。歪み式荷重センサ21〜24は、伝送線25によって乗員検知ECU10と接続されており、伝送線25を介して乗員検知ECU10内の5V電源12により電源が供給されて動作すると共に、荷重データをアナログ電圧信号として乗員検知ECU10内のA/D変換器11cへ伝送するように構成されている。
【0024】
歪み式荷重センサ21は、より詳細には、図2に示すように、センサゲージ21aと、アンプ21bと、制御部21cとから構成されている。センサゲージ21は、車両シート5への乗員の着座によってシートレール6に生じる歪みの大きさに比例したゲージ電圧を出力する。アンプ21bは、センサゲージ21aから出力されるゲージ電圧を増幅する回路である。制御部21cは、アンプ21bのゲインを調整してリニアな出力特性が得られるように調整を行う回路である。尚、歪み式荷重センサ22〜24は、荷重センサ21と同一の構成を有しているので、これらについての詳細な説明を省略する。
【0025】
エアバッグECU43は、車両乗員保護装置としてのエアバッグ44の展開制御を行うための制御装置であり、図3及び図4に示すように、車室内に設置されて乗員検知ECU10の通信I/F15と通信線45を介して接続されている。エアバッグECU43は、図示しないGセンサによって車両の衝突を検知した場合に、乗員検知ECU10から伝送された乗員状態に応じてエアバッグ44の展開制御、すなわち、乗員の種類(大人/子供等)に応じてバッグ展開の実行/停止制御を行う。
【0026】
エアバッグECU43は、例えば、乗員検知ECU10から伝送された乗員状態が”空席”である場合には、車両の衝突が検知された場合であってもバッグの展開は実行されない。また、車両の衝突が検知され且つ乗員状態が”乗員が大人”である場合は、バッグを最大限に展開する制御が行われる。一方、車両の衝突が検知され且つ乗員状態が”乗員が子供”である場合は、例えば、バッグの展開を抑制/停止する制御が行われる。
【0027】
次に、車両乗員検知装置1において乗員検知処理を行う場合における各部の作用について説明する。尚、CPU11は、ROM11aに格納された図示しない乗員検知処理プログラムを読み出して実行することによって乗員検知処理を行う。
【0028】
まず、イグニションキースイッチ42をオンすると、車載バッテリ41から12Vの電圧が乗員検知ECU10へ供給され、5V電源12が電圧を12Vから5Vに変換する。そして、5V電源12からCPU11へ電源が供給されると共に、伝送線25を介して歪み式荷重センサ21〜24へ電源が供給される。
【0029】
そして、歪み式荷重センサ21〜24において、センサゲージ21a(22a,23a,24a)から出力されるゲージ電圧が制御部21c(22c,23c,24c)によって調整されたアンプ21b(22b,23b,24b)によって増幅され、荷重データとしてのアナログ電圧信号が出力され、伝送線25を介して乗員検知ECU10内のA/D変換器11cへそれぞれ伝送される。
【0030】
一方、乗員検知ECU10において、A/D変換器11cは、伝送線25を介して歪み式荷重センサ21〜24より受信した荷重データとしてのアナログ電圧信号をそれぞれデジタルデータに変換する。また、アナログ電圧信号からデジタルデータへの変換は、A/D変換器11cに供給される電源電圧に対するアナログ電圧の比率に基づいて行われる。ここで、A/D変換器11c及び歪み式荷重センサ21〜24は、共に5V電源12から電源が供給される構成となっており、両部材の電源が共通であるため、電源レシオ性を確保して誤差の少ないデジタルデータを得ることができる。
【0031】
すなわち、5V電源12から供給される電源電圧は、車両の運転状態等によって変動するが、A/D変換器11c及び歪み式荷重センサ21〜24の電源が共通であるため、5V電源12における電源電圧が変動した場合、A/D変換器11cに供給される電源電圧と歪み式荷重センサ21〜24から出力されるアナログ電圧とは同期して変動する。従って、A/D変換器11cは、電源電圧に対するアナログ電圧の比率に基づいてアナログ/デジタル変換を行うことにより、常に、電源電圧の変動による影響を受けることなく変換誤差の無いデジタルデータを出力することができる。
【0032】
CPU11は、A/D変換器11cによって変換された4個のデジタルデータの和を演算することによって、車両シート5に着座する乗員の体重を算出する。そして、体重と所定の空席閾値とを比較し、体重が空席閾値未満である場合は空席であると判定し、空席閾値以上である場合は乗員が着座していると判定する。乗員が着座していると判定された場合は、更に、体重と乗員判別閾値とを比較し、体重が乗員判別閾値未満である場合、着座乗員は子供であると判定し、乗員判別閾値以上である場合、乗員は大人であると判定する。
【0033】
このようにして得られた乗員状態の判別結果は、CPU11によってコード化されて、通信I/F15により通信線45を介してエアバッグECU43にシリアル伝送される。ここで、伝送データは、図5(a)に示すように、スタートビット+データ+ストップビットからなるデータ構造を有している。また、データ部分のフォーマットは、例えば、図5(b)に示すように、8ビット以上のサイズからなり、コード化された乗員状態の判別結果(例えば、空席、大人、子供等)、故障データ等のダイアグ情報、品番情報、乗員判別に使用される他のセンサ情報(例えば、バックルスイッチのオン/オフ等)を含んでいる。このように、伝送データをコード化して伝送することにより、エアバッグECU43側において信号化けを容易に検出することができ、伝送データの信頼性を向上させることが可能である。尚、信号化けの検出は、伝送データにパリティビットを付加する方法や、伝送データをミラー化する方法等の種々の方法によって実現することが可能である。
【0034】
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、乗員検知ECU10に設けられた5V電源12からCPU11及び歪み式荷重センサ21〜24に電源が供給され、荷重センサ21等は、車両シート5における荷重データを出力し、CPU11は荷重センサ21等からの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行い、通信I/F15は、CPU11による乗員状態の判別結果をエアバッグECU43へ伝送する。
【0035】
よって、荷重センサ21〜24側に電源部を設ける必要が無いため、荷重センサ21等を小型化することができ、車両シート5のシートレール6への取り付けが容易となる。また、CPU11及び荷重センサ21等の電源が共通であることにより、電源電圧の変動に対して荷重センサ21等の荷重データ出力において電源レシオ性が確保されるので、電源電圧の変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができる。
【0036】
また、本実施形態によれば、荷重センサ21等が、荷重データをアナログ電圧として出力し、乗員検知ECU10のCPU11に内蔵されたA/D変換器11cが、荷重データとしてのアナログ電圧をデジタルデータに変換し、CPU11がデジタルデータに基づいて乗員状態の判別を行う。よって、乗員検知ECU10側にアナログ/デジタル変換機能が集約されており、荷重センサ21等側にアナログ/デジタル変換機能を設ける必要がないため、荷重センサ21等を小型且つ単純な構成とすることができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、乗員状態の判別結果をコード化して伝送することにより、エアバッグECU43側において信号化けを容易に検出することができ、伝送データの信頼性を向上させることが可能となる。
【0038】
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【0039】
例えば、前記実施形態では、乗員状態の判別結果をエアバッグECU43に伝送する構成としたが、他の車両乗員保護装置、例えば、プリテンショナ付きシートベルト、又はモータ等を用いて繰り返しシートベルトを巻き取る装置等の制御装置へ伝送する構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の車両乗員検知装置によれば、荷重センサ側に電源部を設ける必要が無いため、荷重センサを小型化することができ、車両のシートレール等への取り付けが容易となるという効果を奏する。また、演算部及び荷重センサの電源が共通であることにより、電源電圧の変動に対して荷重センサの荷重データ出力において電源レシオ性が確保されるので、電源電圧の変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができるという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車両乗員検知装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】乗員検知ECU及び歪み式荷重センサのより詳細なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】車両乗員検知装置の各構成要素の車両における配設位置を示す模式的平面図である。
【図4】車両乗員検知装置の各構成要素の車両における配設位置を示す車両シート付近の斜視図である。
【図5】(a)は乗員検知ECUからエアバッグECUへ伝送される伝送データのデータ構造を、(b)はデータフォーマットの一例をそれぞれ示す説明図である。
【符号の説明】
1…車両乗員検知装置、5…車両シート、10…乗員検知ECU(制御装置)、11…CPU(演算部)、11c…A/D変換器(アナログ/デジタル変換部)、12…5V電源(電源部)、15…通信I/F(通信部)、21,22,23,24…歪み式荷重センサ(荷重センサ)、43…エアバッグECU(車両乗員保護装置)、44…エアバッグ(車両乗員保護装置)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の座席に着座している乗員状態を判別して車両乗員保護装置へ伝送するようにした車両乗員検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗員の有無を検出するための電気機械式スイッチからなるセンサと、そのセンサ出力に基づいて乗員の有無を表すコード信号を生成する信号生成部とをセンサユニット内に設け、伝送線を介して着座乗員の有無をコード信号の形態でエアバッグ作動装置に伝送するように構成された車両乗員検知装置が提案されている(例えば、技術文献1参照。)。
【0003】
一方、近年では、乗員の種類に応じてエアバッグの展開量を変化させることを目的として、歪式荷重センサを車両シートレール上の複数箇所に設けて車両シートにおける荷重(すなわち、乗員の体重)を計測することにより、着座乗員の有無だけでなく、大人/子供等の着座乗員の種類をも判定可能な車両乗員検知装置が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5,689,421号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、歪式荷重センサを用いて乗員状態を判別する車両乗員検知装置において、コード信号をエアバッグ作動装置に伝送する上記特許文献1に記載された方式をそのまま適用しようとすると、エアバッグ作動装置に複数の荷重センサに対応した数の通信用ポートを設けることが必要となり、制御部としてのCPUが高価になると共に、荷重センサのサイズが大型化してシートレールへの取り付けが困難になるという問題点がある。
【0006】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、各機能を適切に集約することにより荷重センサを小型化すると共に装置全体を安価に構成した車両乗員検知装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の車両乗員検知装置は、車両シートにおける荷重データを出力する荷重センサと、その荷重センサからの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行う演算部、その演算部へ電源を供給する電源部、及び前記演算部による乗員状態の判別結果を車両乗員保護装置へ伝送する通信部を有する制御装置と、を備え、前記荷重センサは、前記乗員検知制御装置に設けられた前記電源部から電源が供給されるように構成されたことを特徴とする。
【0008】
従って、制御装置に設けられた電源部から演算部及び荷重センサに電源が供給され、荷重センサは、車両シートにおける荷重データを出力し、演算部は荷重センサからの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行い、通信部は、演算部による乗員状態の判別結果を車両乗員保護装置へ伝送する。
【0009】
よって、荷重センサ側に電源部を設ける必要が無いため、荷重センサを小型化することができ、車両のシートレール等への取り付けが容易となる。また、演算部及び荷重センサの電源が共通であることにより、電源電圧の変動に対して荷重センサの荷重データ出力において電源レシオ性が確保されるので、電源電圧の変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができる。
【0010】
また、請求項2に記載の車両乗員検知装置は、前記荷重センサが、荷重データをアナログ電圧として出力するように構成され、前記制御装置は、アナログ電圧をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換部を有することを特徴とする。
【0011】
従って、荷重センサが、荷重データをアナログ電圧として出力し、制御装置に設けられたアナログ/デジタル変換部が、荷重データとしてのアナログ電圧をデジタルデータに変換し、演算部がデジタルデータに基づいて乗員状態の判別を行う。
【0012】
よって、制御装置側にアナログ/デジタル変換機能が集約されており、荷重センサ側にアナログ/デジタル変換機能を設ける必要がないため、荷重センサを小型且つ単純な構成とすることができる。
【0013】
また、請求項3に記載の車両乗員検知装置は、前記制御装置が、前記演算部によって乗員状態の判別結果をコード化し、そのコード化された乗員状態の判別結果を前記通信部によって前記車両乗員保護装置へ伝送するように構成されたことを特徴とする。
【0014】
従って、乗員状態の判別結果をコード化して伝送することにより、車両乗員保護装置側において信号化けを容易に検出することができ、伝送データの信頼性を向上させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両乗員検知装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1は、本実施形態の車両乗員検知装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2は、乗員検知ECU10及び歪み式荷重センサ21〜24のより詳細なハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、車両乗員検知装置1を構成する各構成要素の車両における配置構成を示す模式的平面図である。図4は、各構成要素の車両における配置構成を示す車両シート付近(図3において一点鎖線で囲まれた部分)の斜視図である。図5(a)は乗員検知ECUからエアバッグECUに伝送される伝送データの構造を、同図(b)はデータフォーマットの一例をそれぞれ示す説明図である。
【0017】
車両乗員検知装置1は、図1に示すように、乗員検知電子制御装置(以下、乗員検知ECUと称する)10と、4つの歪み式荷重センサ21,22,23,24とを備えている。尚、乗員検知ECU10が本発明の制御装置を、歪み式荷重センサ21〜24が荷重センサをそれぞれ構成するものである。
【0018】
乗員検知ECU10は、車両シート5の下方に配置されており(図3、4参照)、図1に示すように、CPU(中央処理装置)11と、5V電源12と、EEPROM13と、通信インタフェース(以下、通信I/Fと称する)15とから構成されている。尚、図3,4に車両乗員検知装置1の車両搭載例と歪み式荷重センサのシート搭載例を示す。尚、CPU11が本発明の演算部を、5V電源12が電源部を、通信I/F15が通信部をそれぞれ構成するものである。
【0019】
CPU11は、図2に示すように、ROM11a,RAM11b、及びA/D変換器11cを内蔵し、5V電源12によって電源が供給されることにより、ROM11aに格納された乗員検知処理プログラムを読み出して実行するように構成されている。また、ROM11a内には、後述する空席閾値、乗員判別閾値が予め設定され格納されている。また、RAM11bには、CPU11によってワークエリアとして使用される領域等が確保されている。また、A/D変換器11cは、歪み式荷重センサ21〜24から伝送線を介して受信したアナログ電圧信号による荷重データをデジタルデータに変換する。尚、CPU11が本発明の演算部を、A/D変換器11cがアナログ/デジタル変換部をそれぞれ構成するものである。
【0020】
5V電源12は、イグニションキースイッチ(IG−SW)42を介して車載バッテリ41に接続され、車載バッテリ41から供給される電圧(12V)を5Vに変換し、CPU11及び荷重センサ21〜24へ電源を供給する。
【0021】
EEPROM13は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであって、歪み式荷重センサ21〜24等、車両乗員検知装置1に故障があった場合に、故障内容をダイアグ情報として記憶しておくためのメモリである。
【0022】
通信I/F15は、通信線45を介してエアバッグECU43に接続され、CPU11において判別された乗員状態の判別結果を、通信線を介してエアバッグECU43へ伝送する作用を有するインタフェース回路である。
【0023】
歪み式荷重センサ21〜24は、図3及び図4に示すように、車両シート5のシートレール6上にて右側前部及び後部、左側前部及び後部にそれぞれ設けられ、車両シート5各部に加わる荷重データをアナログ電圧信号として出力する荷重センサである。歪み式荷重センサ21〜24は、伝送線25によって乗員検知ECU10と接続されており、伝送線25を介して乗員検知ECU10内の5V電源12により電源が供給されて動作すると共に、荷重データをアナログ電圧信号として乗員検知ECU10内のA/D変換器11cへ伝送するように構成されている。
【0024】
歪み式荷重センサ21は、より詳細には、図2に示すように、センサゲージ21aと、アンプ21bと、制御部21cとから構成されている。センサゲージ21は、車両シート5への乗員の着座によってシートレール6に生じる歪みの大きさに比例したゲージ電圧を出力する。アンプ21bは、センサゲージ21aから出力されるゲージ電圧を増幅する回路である。制御部21cは、アンプ21bのゲインを調整してリニアな出力特性が得られるように調整を行う回路である。尚、歪み式荷重センサ22〜24は、荷重センサ21と同一の構成を有しているので、これらについての詳細な説明を省略する。
【0025】
エアバッグECU43は、車両乗員保護装置としてのエアバッグ44の展開制御を行うための制御装置であり、図3及び図4に示すように、車室内に設置されて乗員検知ECU10の通信I/F15と通信線45を介して接続されている。エアバッグECU43は、図示しないGセンサによって車両の衝突を検知した場合に、乗員検知ECU10から伝送された乗員状態に応じてエアバッグ44の展開制御、すなわち、乗員の種類(大人/子供等)に応じてバッグ展開の実行/停止制御を行う。
【0026】
エアバッグECU43は、例えば、乗員検知ECU10から伝送された乗員状態が”空席”である場合には、車両の衝突が検知された場合であってもバッグの展開は実行されない。また、車両の衝突が検知され且つ乗員状態が”乗員が大人”である場合は、バッグを最大限に展開する制御が行われる。一方、車両の衝突が検知され且つ乗員状態が”乗員が子供”である場合は、例えば、バッグの展開を抑制/停止する制御が行われる。
【0027】
次に、車両乗員検知装置1において乗員検知処理を行う場合における各部の作用について説明する。尚、CPU11は、ROM11aに格納された図示しない乗員検知処理プログラムを読み出して実行することによって乗員検知処理を行う。
【0028】
まず、イグニションキースイッチ42をオンすると、車載バッテリ41から12Vの電圧が乗員検知ECU10へ供給され、5V電源12が電圧を12Vから5Vに変換する。そして、5V電源12からCPU11へ電源が供給されると共に、伝送線25を介して歪み式荷重センサ21〜24へ電源が供給される。
【0029】
そして、歪み式荷重センサ21〜24において、センサゲージ21a(22a,23a,24a)から出力されるゲージ電圧が制御部21c(22c,23c,24c)によって調整されたアンプ21b(22b,23b,24b)によって増幅され、荷重データとしてのアナログ電圧信号が出力され、伝送線25を介して乗員検知ECU10内のA/D変換器11cへそれぞれ伝送される。
【0030】
一方、乗員検知ECU10において、A/D変換器11cは、伝送線25を介して歪み式荷重センサ21〜24より受信した荷重データとしてのアナログ電圧信号をそれぞれデジタルデータに変換する。また、アナログ電圧信号からデジタルデータへの変換は、A/D変換器11cに供給される電源電圧に対するアナログ電圧の比率に基づいて行われる。ここで、A/D変換器11c及び歪み式荷重センサ21〜24は、共に5V電源12から電源が供給される構成となっており、両部材の電源が共通であるため、電源レシオ性を確保して誤差の少ないデジタルデータを得ることができる。
【0031】
すなわち、5V電源12から供給される電源電圧は、車両の運転状態等によって変動するが、A/D変換器11c及び歪み式荷重センサ21〜24の電源が共通であるため、5V電源12における電源電圧が変動した場合、A/D変換器11cに供給される電源電圧と歪み式荷重センサ21〜24から出力されるアナログ電圧とは同期して変動する。従って、A/D変換器11cは、電源電圧に対するアナログ電圧の比率に基づいてアナログ/デジタル変換を行うことにより、常に、電源電圧の変動による影響を受けることなく変換誤差の無いデジタルデータを出力することができる。
【0032】
CPU11は、A/D変換器11cによって変換された4個のデジタルデータの和を演算することによって、車両シート5に着座する乗員の体重を算出する。そして、体重と所定の空席閾値とを比較し、体重が空席閾値未満である場合は空席であると判定し、空席閾値以上である場合は乗員が着座していると判定する。乗員が着座していると判定された場合は、更に、体重と乗員判別閾値とを比較し、体重が乗員判別閾値未満である場合、着座乗員は子供であると判定し、乗員判別閾値以上である場合、乗員は大人であると判定する。
【0033】
このようにして得られた乗員状態の判別結果は、CPU11によってコード化されて、通信I/F15により通信線45を介してエアバッグECU43にシリアル伝送される。ここで、伝送データは、図5(a)に示すように、スタートビット+データ+ストップビットからなるデータ構造を有している。また、データ部分のフォーマットは、例えば、図5(b)に示すように、8ビット以上のサイズからなり、コード化された乗員状態の判別結果(例えば、空席、大人、子供等)、故障データ等のダイアグ情報、品番情報、乗員判別に使用される他のセンサ情報(例えば、バックルスイッチのオン/オフ等)を含んでいる。このように、伝送データをコード化して伝送することにより、エアバッグECU43側において信号化けを容易に検出することができ、伝送データの信頼性を向上させることが可能である。尚、信号化けの検出は、伝送データにパリティビットを付加する方法や、伝送データをミラー化する方法等の種々の方法によって実現することが可能である。
【0034】
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、乗員検知ECU10に設けられた5V電源12からCPU11及び歪み式荷重センサ21〜24に電源が供給され、荷重センサ21等は、車両シート5における荷重データを出力し、CPU11は荷重センサ21等からの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行い、通信I/F15は、CPU11による乗員状態の判別結果をエアバッグECU43へ伝送する。
【0035】
よって、荷重センサ21〜24側に電源部を設ける必要が無いため、荷重センサ21等を小型化することができ、車両シート5のシートレール6への取り付けが容易となる。また、CPU11及び荷重センサ21等の電源が共通であることにより、電源電圧の変動に対して荷重センサ21等の荷重データ出力において電源レシオ性が確保されるので、電源電圧の変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができる。
【0036】
また、本実施形態によれば、荷重センサ21等が、荷重データをアナログ電圧として出力し、乗員検知ECU10のCPU11に内蔵されたA/D変換器11cが、荷重データとしてのアナログ電圧をデジタルデータに変換し、CPU11がデジタルデータに基づいて乗員状態の判別を行う。よって、乗員検知ECU10側にアナログ/デジタル変換機能が集約されており、荷重センサ21等側にアナログ/デジタル変換機能を設ける必要がないため、荷重センサ21等を小型且つ単純な構成とすることができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、乗員状態の判別結果をコード化して伝送することにより、エアバッグECU43側において信号化けを容易に検出することができ、伝送データの信頼性を向上させることが可能となる。
【0038】
尚、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【0039】
例えば、前記実施形態では、乗員状態の判別結果をエアバッグECU43に伝送する構成としたが、他の車両乗員保護装置、例えば、プリテンショナ付きシートベルト、又はモータ等を用いて繰り返しシートベルトを巻き取る装置等の制御装置へ伝送する構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の車両乗員検知装置によれば、荷重センサ側に電源部を設ける必要が無いため、荷重センサを小型化することができ、車両のシートレール等への取り付けが容易となるという効果を奏する。また、演算部及び荷重センサの電源が共通であることにより、電源電圧の変動に対して荷重センサの荷重データ出力において電源レシオ性が確保されるので、電源電圧の変動の影響を受けることなく高精度に乗員状態の判別を行うことができるという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車両乗員検知装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】乗員検知ECU及び歪み式荷重センサのより詳細なハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】車両乗員検知装置の各構成要素の車両における配設位置を示す模式的平面図である。
【図4】車両乗員検知装置の各構成要素の車両における配設位置を示す車両シート付近の斜視図である。
【図5】(a)は乗員検知ECUからエアバッグECUへ伝送される伝送データのデータ構造を、(b)はデータフォーマットの一例をそれぞれ示す説明図である。
【符号の説明】
1…車両乗員検知装置、5…車両シート、10…乗員検知ECU(制御装置)、11…CPU(演算部)、11c…A/D変換器(アナログ/デジタル変換部)、12…5V電源(電源部)、15…通信I/F(通信部)、21,22,23,24…歪み式荷重センサ(荷重センサ)、43…エアバッグECU(車両乗員保護装置)、44…エアバッグ(車両乗員保護装置)。
Claims (3)
- 車両シートにおける荷重データを出力する荷重センサと、
その荷重センサからの荷重データ出力に基づいて乗員状態の判別を行う演算部、その演算部へ電源を供給する電源部、及び前記演算部による乗員状態の判別結果を車両乗員保護装置へ伝送する通信部を有する制御装置と、
を備え、
前記荷重センサは、前記制御装置に設けられた前記電源部から電源が供給されるように構成されたことを特徴とする車両乗員検知装置。 - 前記荷重センサは、荷重データをアナログ電圧として出力するように構成され、
前記制御装置は、アナログ電圧をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両乗員検知装置。 - 前記制御装置は、前記演算部によって乗員状態の判別結果をコード化し、そのコード化された伝送データを前記通信部によって前記車両乗員保護装置へ伝送するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両乗員検知装置。
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