JP3844251B2 - 乗員検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートの乗員状態を判定し、判定結果を例えばエアバッグ装置などの乗員保護装置に伝達する乗員検知装置に関する。
乗員検知装置は、荷重センサと乗員検知ECU(電子制御ユニット)とを備えている(例えば、特許文献1参照)。荷重センサは、シートレールなどに配置されている。荷重センサは、シートを含むシート上の荷重データを検出する。乗員検知ECUは、荷重センサが検出した荷重データを演算処理する。そして、乗員検知ECUは、乗員が大人か子供か、あるいは空席かといった乗員状態を判定する。乗員状態の判定結果は、エアバッグ装置に伝達される。判定結果を基に、エアバッグ装置のエアバッグECUは、エアバッグ(袋体)展開の可否、展開する場合の展開圧力などを調整する。
特開2003−196790号公報
ところで、乗員検知装置においては、荷重センサの電源部と、乗員検知ECUの電源部とは、別個独立に配置されている。しかしながら、荷重センサの電源部と、乗員検知ECUの電源部とを、各々独立に配置すると、荷重センサが大型化してしまう。このため、シートレールなどに対する取付スペースが大きくなる。また、荷重センサの製造コストが高くなる。
そこで、荷重センサの電源部と、乗員検知ECUの電源部とを、共用することも考えられる。具体的には、乗員検知ECUの電源部から荷重センサに、センサ電源線を引くことも考えられる。こうすると、電源部が無い分、荷重センサを小型化することができる。
ところで、荷重センサは、前述したように、シートレールなどに配置されている。シートレール付近には、バッテリと乗員検知ECUなどとを結ぶバッテリ電源線が配線されている場合が多い。このため、乗員がシートをスライドさせる際に、センサ電源線とバッテリ電源線とが、スライドするシートレールに噛み込まれることも考えられる。この場合、センサ電源線とバッテリ電源線とが、短絡するおそれがある。双方の電源線が短絡すると、バッテリ電源線(高電圧)とセンサ電源線(5V定電圧)との電位差により、センサ電源線を介して、乗員検知ECUに過電圧が廻り込むおそれがある。
過電圧の廻り込みを回避するため、本発明者は、以下に示す二タイプの乗員検知装置を検討した。図6に、第一の乗員検知装置のブロック図を示す。図に示すように、乗員検知装置100は、荷重センサ101と乗員検知ECU102とを備えている。乗員検知ECU102の電源部103と、荷重センサ101とは、センサ電源線L100により接続されている。センサ電源線L100には、ダイオード104が配置されている。このダイオード104により、センサ電源線L100から乗員検知ECU102に廻り込む過電圧が遮断される。
図7に、第二の乗員検知装置のブロック図を示す。なお、図6と対応する部位については同じ符号で示す。乗員検知ECU102には、ツェナーダイオード105と、第一トランジスタ106と、第二トランジスタ107とが、配置されている。短絡時、大電流はツェナーダイオード105に流れ込む。このため、第一トランジスタ106はオンになり、第二トランジスタ107はオフになる。これらツェナーダイオード105、第一トランジスタ106、第二トランジスタ107の動きにより、センサ電源線L100から乗員検知ECU102に廻り込む過電圧が遮断される。
ところが、通常時(短絡していない時)においては、図6の乗員検知装置の場合、ダイオード104の順方向電圧分だけ、荷重センサ101に供給する電源電圧が低下してしまう。同様に、図7の乗員検知装置の場合、第二トランジスタ107のオン飽和電圧分だけ、荷重センサ101に供給する電源電圧が低下してしまう。
電源電圧が低下すると、その分、荷重センサ101のダイナミックレンジが狭まる。したがって、荷重センサ101の荷重データ検出精度が低くなる。
本発明の乗員検知装置は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、通常時においては荷重データ検出精度が高く、かつ短絡時においては過電圧から乗員検知ECUを保護できる乗員検知装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の乗員検知装置は、車室内のシートの荷重データを検出可能な荷重センサと、該荷重センサの検出結果から該シートの乗員状態を判定する判定部と、該判定部および該荷重センサに車両バッテリよりも電圧が低い電源電圧を供給する電源部と、該判定部の判定結果を乗員保護装置に伝達する通信部と、を持つ乗員検知ECUと、を備えてなる乗員検知装置であって、さらに、前記電源部と前記荷重センサとを結ぶセンサ電源線には、短絡時の前記車両バッテリと該電源部との電位差により断線しかつ該荷重センサのダイナミックレンジに影響を与えない抵抗を持つ抵抗器が配置され、該抵抗器と該電源部との間には、前記電源電圧よりも高くかつ前記乗員検知ECUの保証電圧よりも低い降伏電圧を持つツェナーダイオードが分岐接続されていることを特徴とする。ここで、「乗員検知ECUの保証電圧」とは、乗員検知ECUを構成する素子の保証電圧のうち、最低のものをいう。
本発明の乗員検知装置は、抵抗器とツェナーダイオードとを備えている。このうち、抵抗器は、センサ電源線に配置されている。ツェナーダイオードは、抵抗器と電源部との間に分岐接続されている。
通常時においては、抵抗器を持つセンサ電源線を介して、電源部から荷重センサに電源電圧が供給される。ここで、抵抗器の抵抗は比較的小さく設定されている。具体的には、抵抗は、荷重センサのダイナミックレンジつまり荷重検出精度に影響を与えない程度の値に設定されている。したがって、本発明の乗員検知装置によると、通常時において、比較的高い荷重検出精度を確保することができる。
また、ツェナーダイオードの降伏電圧は、電源電圧よりも高い値に設定されている。このため、通常時において、電源電圧がツェナーダイオードにクランプされるおそれがない。したがって、荷重センサの電源電圧を確保することができる。
一方、短絡時においては、抵抗器を持つセンサ電源線を介して、大電流がツェナーダイオードに流れ込む。ここで、ツェナーダイオードの降伏電圧は、乗員検知ECUの保証電圧よりも、低い値に設定されている。このため、乗員検知ECUに、保証電圧以上の過電圧が印加されるおそれがない。加えて、大電流により抵抗器は断線する。このため、断線以後、乗員検知ECUに過電圧が廻り込むおそれがない。このように、本発明の乗員検知装置によると、短絡時において乗員検知ECUを保護することができる。
(2)好ましくは、前記乗員検知ECUは、前記シートの下に配置されている構成とする方がよい。乗員検知ECUがシート下に配置されている場合、特に、シートレールに、センサ電源線とバッテリ電源線とが、噛み込まれやすい。つまり短絡しやすい。したがって、本発明の乗員検知装置を、乗員検知ECUがシート下に配置されている乗員検知装置として具現化すると、短絡しやすいにもかかわらず堅実に乗員検知ECUを保護することができる。
(3)好ましくは、前記乗員検知ECUは、警告装置に電気的に接続される警告用通信部を備え、該警告装置は、前記抵抗器が断線した場合、警告を発する構成とする方がよい。
抵抗器が断線すると、もはや荷重センサに電源電圧を供給できなくなる。この点に鑑み、本構成には警告用通信部が配置されている。本構成によると、センサ電源線が遮断されたことを、乗員が認知することができる。
(4)好ましくは、上記(3)の構成において、前記通信部は前記警告用通信部を兼ね、前記抵抗器が断線した場合、該通信部は前記乗員保護装置に故障を伝達し、該乗員保護装置に接続された前記警告装置により警告を発する構成とする方がよい。
つまり、本構成は、通信部と警告用通信部とを兼用するものである。また、乗員保護装置用として配置されている警告装置を、センサ電源線遮断検知用として流用するものである。本構成によると、通信部と警告用通信部とを別々に配置した場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、センサ電源線遮断検知用に別途警告装置を配置する場合と比較して、、部品点数が少なくて済む。
本発明によると、通常時においては荷重データ検出精度が高く、かつ短絡時においては大電流から乗員検知ECUを保護できる乗員検知装置を提供することができる。
以下、本発明の乗員検知装置の実施の形態について説明する。まず、本実施形態の乗員検知装置の配置について説明する。図1に、本実施形態の乗員検知装置が配置された車両の概要図を示す。図に示すように、車両9のインストルメントパネル90の助手席側には、エアバッグ91が折り畳まれた状態で埋設されている。また、インストルメントパネル90のセンタークラスタ92上部には、ナビゲーションシステムのディスプレイ93が配置されている。ディスプレイ93は、本発明の警告装置に含まれる。一方、センタークラスタ92下部には、エアバッグECU94が埋設されている。エアバッグ91とエアバッグECU94とにより、エアバッグ装置95が構成されている。エアバッグ装置95は、本発明の乗員保護装置に含まれる。
図2に、同乗員検知装置が配置されたシート付近の透過斜視図を示す。図に示すように、シートレール8は、アッパレール80とロワレール81とからなる。シートレール8は、車幅方向に並んで、二列配列されている。ロワレール81は、車両フロア(図略)に止着されている。アッパレール80は、ロワレール81に対し、前後方向にスライド可能である。シート(助手席)96は、アッパレール80と一体に、前後方向にスライド可能である。シート96のシートフレーム(図略)とアッパレール80との間には、荷重センサ2a、2b、2c、2dが介装されている。荷重センサ2a、2b、2c、2dは、シート96座面の四隅に対応する位置に配置されている。
二列のシートレール8同士の間には、乗員検知ECU3が配置されている。言い換えると、乗員検知ECU3は、シート96下の車両フロアに配置されている。荷重センサ2a、2b、2c、2dと乗員検知ECU3とは、各々、センサ用ワイヤハーネス4a、4b、4c、4dにより、接続されている。センサ用ワイヤハーネス4a、4b、4c、4dは、各々、後述する信号線とセンサ電源線とから構成されている。また、乗員検知ECU3と前記エアバッグECU94とは、ECU間ワイヤハーネス5により、接続されている。本実施形態の乗員検知装置1は、荷重センサ2a、2b、2c、2dと、乗員検知ECU3と、センサ用ワイヤハーネス4a、4b、4c、4dとから構成されている。
次に、本実施形態の乗員検知装置の構成について説明する。図3に、本実施形態の乗員検知装置のブロック図を示す。図に示すように、荷重センサ2aは、ゲージ部20aとアンプ21aと制御部22aとを備えている。ゲージ部20aには、歪みゲージ(図略)が配置されている。歪みゲージは、ブリッジ回路を構成している。アンプ21aは、ゲージ部20aから入力される電圧データを増幅する。制御部22aは、アンプ21aのゲインを調整する。ゲイン調整により、アンプ21aは、リニアな出力特性を得ることができる。なお、荷重センサ2b、2c、2dの構成は、荷重センサ2aの構成と同様である。したがって、荷重センサ2b、2c、2dの構成については、説明を割愛する。
乗員検知ECU3は、5V電源30とCPU(中央処理装置)31とEEPROM32と通信I/F(インターフェイス)33とを備えている。5V電源30は、本発明の電源部に含まれる。CPU31は、本発明の判定部に含まれる。通信I/F33は、本発明の通信部に含まれる。また、通信I/F33は、本発明の警告用通信部を兼ねる。
5V電源30は、車両バッテリ7の電圧(12V)を定電圧(5V)に変換する。CPU31は、A/Dコンバータ310とRAM311とROM312とを備えている。乗員検知ECU3に使用されているCPU31、C−MOS IC(図略)などの保証電圧は、7Vに設定されている。A/Dコンバータ310は、アンプ21aから入力されるアナログ電圧データをデジタルデータに変換する。RAM311には、変換されたデジタルデータが一時保管される。ROM312には、予め乗員検知処理用のプログラム(図略)が書き込まれている。EEPROM32は、例えば荷重センサ2a、2b、2c、2dに故障が発生した場合に、故障内容を記憶する。EEPROM32は、電気的方法で記憶を消去し、書き換えることができる。通信I/F33は、CPU31の乗員判定結果を、エアバッグ装置95に伝達する。
次に、本実施形態の乗員検知装置の電源系の回路構成および通常時の動作について説明する。5V電源30は、バッテリ電源線L1により、12Vの車両バッテリ7と接続されている。バッテリ電源線L1には、イグニッションスイッチ70が配置されている。また、5V電源30は、センサ電源線L2により、荷重センサ2aの制御部22aと接続されている。センサ電源線L2には、1Ωの抵抗体60が配置されている、抵抗体60は、本発明の抵抗器に含まれる。また、センサ電源線L2には、降伏電圧6Vのツェナーダイオード61が分岐接続されている。また、5V電源30は、ECU内電源線L3により、CPU31に接続されている。
イグニッションスイッチ70がオンになると、バッテリ電源線L1を介して、車両バッテリ7から5V電源30に、12Vの高電圧が供給される。変換後の5Vの電源電圧は、抵抗体60が配置されたセンサ電源線L2を介して、荷重センサ2a、2b、2c、2dに供給される。なお、ツェナーダイオード61の降伏電圧は6Vである。このため、ツェナーダイオード61には、電流が流入しない。並びに、5Vの電源電圧は、ECU内電源線L3を介して、CPU31に供給される。すなわち、5V電源30により、荷重センサ2a、2b、2c、2d、およびCPU31が駆動する。
次に、本実施形態の乗員検知装置の信号系の回路構成および通常時の動作について説明する。ゲージ部20aとアンプ21aとは信号線S1、S2により、アンプ21aとCPU31とは信号線S3により、CPU31と通信I/F33とは信号線S4により、通信I/F33とエアバッグECU94とは信号線S5により、エアバッグECU94とエアバッグ91とは信号線S6により、エアバッグECU94とディスプレイ93とは信号線S7により、それぞれ接続されている。
ゲージ部20aの歪みゲージには、一定の電圧が印加されている。荷重センサ2aに荷重が加わると、ブリッジ回路を構成する歪みゲージの抵抗が変化する。このため、ブリッジ回路のバランスが変化し、ゲージ部20aから微小な電圧が発生する。この電圧データは、信号線S1、S2を介して、ゲージ部20aからアンプ21aに伝達される。アンプ21aは、ゲージ部20aから入力された電圧データを増幅する。増幅されたアナログ電圧データは、信号線S3を介して、CPU31のA/Dコンバータ310に伝達される。A/Dコンバータ310は、アナログ電圧データをデジタルデータに変換する。A/Dコンバータ310には、荷重センサ2aの他、荷重センサ2b、2c、2dからも、アナログ電圧データが入力される。これらのアナログ電圧データも、それぞれデジタルデータに変換される。変換された合計四つのデジタルデータは、RAM311に、一時保管される。RAM311から取り出された合計四つのデジタルデータは、CPU31において、加算処理される。加算処理後のデジタルデータの総和値と、予めROM312に記憶されているしきい値とを比較することにより、CPU31は乗員状態を判定する。具体的には、総和値が空席判定しきい値th1以下の場合、前出図2のシート96は空席であると判定する。また、総和値が空席判定しきい値th1を超えかつ大人−子供判定しきい値th2(>th1)以下の場合、乗員は子供であると判定する。さらにまた、総和値が大人−子供判定しきい値th2を超えている場合、乗員は大人であると判定する。
判定結果は、信号線S4、通信I/F33、信号線S5を介して、エアバッグECU94に伝達される。エアバッグECU94は、判定結果に基づき、信号線S6を介して、エアバッグ91に指示を出す。具体的には、空席および子供判定の場合は、エアバッグ91を非展開とする。大人判定の場合は、エアバッグ91を展開する。
次に、本実施形態の乗員検知装置の短絡時の動作について説明する。図4に、短絡時の模式図を示す。図5に、短絡時の乗員検知ECUの電圧変動をグラフで示す。前出図2のシート96をスライドさせると、前出図3の車両バッテリ7に接続された車両バッテリ用ワイヤハーネス(図略)と、センサ用ワイヤハーネス4aとが、シートレール8のアッパレール80とロワレール81との間に、仮に、噛み込まれる場合があるとする。
この場合、図4(a)に一点鎖線で示すように、車両バッテリ用ワイヤハーネスのバッテリ電源線L10と、センサ用ワイヤハーネスのセンサ電源線L2とが、短絡する。短絡すると、バッテリ電源線L10(12V)とセンサ電源線L2(5V)との電位差(7V)により、バッテリ電源線L10からセンサ電源線L2に過電圧が廻り込む。したがって、大電流が、抵抗体60を介して、5V電源30、CPU31に流れ込む。このため、図5に示すように、短絡開始(t1)直後、乗員検知ECU3に印加される電圧は上昇する。また、抵抗体60は、発熱し始める。乗員検知ECU3に印加される電圧が、ツェナーダイオード61の降伏電圧である6Vまで上昇すると、図4(b)に示すように、ツェナーダイオード61に電流が流れ込む。このため、図5に示すように、降伏電圧到達時刻(t2)以後、乗員検知ECU3に印加される電圧は6Vに保たれる。言い換えると、乗員検知ECU3に使用されているCPU31およびC−MOS ICの電圧は、保証電圧である7V未満に保たれる。図4(c)に示すように発熱により抵抗体60(図中点線で示す)が断線すると、図5に示すように断線時刻(t3)以後、乗員検知ECU3に過電圧が廻り込まなくなる。なお、抵抗体60が断線したという情報は、荷重センサ2a、2b、2c、2dが動作しなくなるため、荷重センサ2a、2b、2c、2d故障として前出図3の信号線S4、通信I/F33、信号線S5、エアバッグECU94、信号線S7を介して、CPU31からディスプレイ93に伝達される。ディスプレイ93には、警告情報が表示される。
次に、本実施形態の乗員検知装置の効果について説明する。本実施形態の乗員検知装置1によると、通常時においては、抵抗体60を持つセンサ電源線L2を介して、5V電源30から荷重センサ2a、2b、2c、2dに電源電圧が供給される。抵抗体60の抵抗は、1Ωと比較的小さい。このため、荷重センサ2a、2b、2c、2dのダイナミックレンジつまり荷重検出精度に影響を与えない。したがって、本実施形態の乗員検知装置1によると、通常時において、比較的高い荷重検出精度を確保することができる。
また、ツェナーダイオード61の降伏電圧(6V)は、電源電圧(5V)よりも、高い値に設定されている。このため、通常時において、電源電圧がツェナーダイオード61でクランプされるおそれがない。
一方、短絡時においては、抵抗体60を持つセンサ電源線L2を介して、大電流がツェナーダイオード61に流れ込む。ツェナーダイオード61の降伏電圧(6V)は、乗員検知ECU3に使用されているCPU31およびC−MOS ICの保証電圧(7V)よりも、低い値に設定されている。このため、乗員検知ECU3に使用されているCPU31およびC−MOS ICの保証電圧以上の過電圧が、印加されるおそれがない。加えて、電流により抵抗体60は断線する。このため、断線以後、乗員検知ECU3に過電圧が廻り込むおそれがない。したがって、本実施形態の乗員検知装置1によると、短絡時において乗員検知ECU3を保護することができる。
また、本実施形態のエアバッグ装置95には、ディスプレイ93が配置されている。このため、センサ電源線L2が遮断されると、乗員検知装置1が荷重センサ2a、2b、2c、2dの故障を検出し、その情報を通信I/F33と信号線S5とを介しエアバッグ装置95に送信し、エアバッグ装置95がディスプレイ93に警告情報を表示させることにより、乗員に知らせることができる。
また、本実施形態の乗員検知装置1によると、A/Dコンバータ310と、荷重センサ2a、2b、2c、2dとが、共通の5V電源30により駆動される。このため、電源レシオ性を確保しやすい。したがって、5V電源30の電源電圧の変動の影響を受けることなく、高い荷重検出精度を確保することができる。
また、本実施形態の乗員検知装置1によると、荷重センサ2a、2b、2c、2dに電源部が配置されていない。このため、荷重センサ2a、2b、2c、2dを小型化、低コスト化することができる。
また、本実施形態の乗員検知装置1によると、本発明の警告装置としてナビゲーションシステムのディスプレイ93を利用している。このため、抵抗体60断線専用の警告装置を別途配置する場合と比較して、部品点数、配線数が少なくて済む。
以上、本発明の乗員検知装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は、上記形態に特に限定されることはない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。例えば、上記実施形態においては、本発明の警告装置としてディスプレイ93を利用したが、メータクラスタ内にインジケータを配置してもよい。あるいは、音声警報を出す警告装置を用いてもよい。
また、上記実施形態においては、ツェナーダイオード61の降伏電圧を6Vに、抵抗体60の抵抗を1Ωに、それぞれ設定したが、これらの設定値は特に限定するものではない。車両バッテリ7のバッテリ電圧、乗員検知ECU3の使用素子の保証電圧、電源部(上記実施形態における5V電源30)の電源電圧などから、適切な値に設定すればよい。
また、上記実施形態においては、エアバッグECU94を介して、通信I/F33とディスプレイ93とを接続したが、別途警告用通信部を配置しこの警告用通信部とディスプレイ93とを接続してもよい。また、上記実施形態においては、乗員保護装置としてエアバッグ装置95を使用したが、例えばシートベルトプリテンショナ装置などを用いてもよい。また、上記実施形態においては、本発明の抵抗器として抵抗体60を配置したが、例えばヒューズ抵抗などを配置してもよい。
本発明の一実施形態である乗員検知装置が配置された車両の概要図である。 同乗員検知装置が配置されたシート付近の透過斜視図である。 同乗員検知装置のブロック図である。 同乗員検知装置の短絡時の模式図である。 同乗員検知装置の乗員検知ECUの短絡時における電圧変動を示すグラフである。 検討段階における乗員検知装置のブロック図である(第一案)。 検討段階における乗員検知装置のブロック図である(第二案)。
符号の説明
1:乗員検知装置、2a〜2d:荷重センサ、20a:ゲージ部、21a:アンプ、22a:制御部、3:乗員検知ECU、30:5V電源(電源部)、31:CPU(判定部)、310:A/Dコンバータ、311:RAM、312:ROM、32:EEPROM、33:通信I/F(通信部、警告用通信部)、4a〜4d:センサ用ワイヤハーネス、5:ECU間ワイヤハーネス、60:抵抗体(抵抗器)、61:ツェナーダイオード、7:車両バッテリ、70:イグニッションスイッチ、8:シートレール、80:アッパレール、81:ロワレール、9:車両、90:インストルメントパネル、91:エアバッグ、92:センタークラスタ、93:ディスプレイ(警告装置)、94:エアバッグECU、95:エアバッグ装置(乗員保護装置)、96:シート。

Claims (4)

  1. 車室内のシートの荷重データを検出可能な荷重センサと、
    該荷重センサの検出結果から該シートの乗員状態を判定する判定部と、該判定部および該荷重センサに車両バッテリよりも電圧が低い電源電圧を供給する電源部と、該判定部の判定結果を乗員保護装置に伝達する通信部と、を持つ乗員検知ECUと、
    を備えてなる乗員検知装置であって、
    さらに、前記電源部と前記荷重センサとを結ぶセンサ電源線には、短絡時の前記車両バッテリと該電源部との電位差により断線しかつ該荷重センサのダイナミックレンジに影響を与えない抵抗を持つ抵抗器が配置され、
    該抵抗器と該電源部との間には、前記電源電圧よりも高くかつ前記乗員検知ECUの保証電圧よりも低い降伏電圧を持つツェナーダイオードが分岐接続されていることを特徴とする乗員検知装置。
  2. 前記乗員検知ECUは、前記シートの下に配置されている請求項1に記載の乗員検知装置。
  3. 前記乗員検知ECUは、警告装置に電気的に接続される警告用通信部を備え、該警告装置は、前記抵抗器が断線した場合、警告を発する請求項1に記載の乗員検知装置。
  4. 前記通信部は前記警告用通信部を兼ね、前記抵抗器が断線した場合、該通信部は前記乗員保護装置に故障を伝達し、該乗員保護装置に接続された前記警告装置により警告を発する請求項3に記載の乗員検知装置。
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