JP2004121872A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004121872A
JP2004121872A JP2004017898A JP2004017898A JP2004121872A JP 2004121872 A JP2004121872 A JP 2004121872A JP 2004017898 A JP2004017898 A JP 2004017898A JP 2004017898 A JP2004017898 A JP 2004017898A JP 2004121872 A JP2004121872 A JP 2004121872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
water
dewatering tub
tub
laundry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004017898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujii
藤井 裕幸
Fumio Ota
太田 文夫
Yuko Omura
大村 優子
Shunji Imai
今井 俊次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004017898A priority Critical patent/JP2004121872A/ja
Publication of JP2004121872A publication Critical patent/JP2004121872A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】撹拌翼を回転させることなく給水開始と同時に洗剤を溶解し、また、溶解した洗濯水を撹拌翼を回転させることなくまんべんに洗濯物へと散水することで洗濯時間の有効活用、および洗浄力の確保や洗いむらの低減を行うと共に、洗濯物の損傷や絡みを低減する。
【解決手段】外槽1内に洗濯兼脱水槽2を回転自在に設け、この洗濯兼脱水槽2をモータ5により駆動し、制御手段により洗濯兼脱水槽2内に給水する給水弁10、モータ5などの動作を制御して行程を制御する。制御手段は、給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させる第1の行程と、洗濯兼脱水槽2の回転により外槽1と洗濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を散水する第2の行程を有し、第2行程において水位に対応して洗濯兼脱水槽の回転数を設定するものである。
【選択図】図1

Description

 本発明は、洗濯時の機械力による衣類の損傷や絡みを極力少なくすると共に、洗濯水の効果的な作用によって汚れの除去を効率的に行う洗濯機に関するものである。
 従来からの代表的な洗濯方式の一つであるパルセータ式洗濯機の構成を図11を参照しながら説明する。
 図11に示すように、外槽30は、底部に撹拌翼31を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽32を内包し、吊り棒33により洗濯機外枠34に吊り下げている。モータ35は、Vベルト36および減速機構兼クラッチ37を介して、撹拌翼31または洗濯兼脱水槽32を駆動する。排水弁38は洗濯兼脱水槽32内の洗濯水を排水し、給水弁39は洗濯兼脱水槽32内に給水するものである。
 洗濯兼脱水槽32には脱水時の振動を低減させるための流体バランサー40を設け、洗濯兼脱水槽32の上部には蓋41を配設している。制御装置42は、モータ35、排水弁38、給水弁39などを制御して、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するものである。
 上記構成において動作を説明すると、洗濯兼脱水槽32に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、洗濯を開始すると制御装置42により給水弁39が制御されて洗濯兼脱水槽32内に所定量の水が給水され、その後制御装置42により、モータ35が制御されて撹拌翼31が回転する。撹拌翼31の回転によって洗濯兼脱水槽32内の洗濯物と水とが撹拌され、この撹拌によって洗剤が徐々に溶解して洗濯水となり、洗濯物の汚れに作用することとなる。
 しかしながら、この構成の洗濯機の場合、投入された洗剤を溶解するために、撹拌翼31を高速で回転させて洗濯物や水を撹拌するのが一般的であり、この場合、洗濯物に過度の機械力が加わらないようにするため、洗濯兼脱水槽32に所定量の水を給水してから撹拌翼31による撹拌を行っていた。
 つまり、所定量の水が給水されるまでは撹拌翼31を撹拌させないため、この給水時間は洗濯物の汚れ除去の観点からは、意味を持たないものとなっていた。また、給水された水は洗濯物にそのまましみ込むことになり、この場合、撹拌開始によって溶解しはじめた洗剤が、洗濯物全体に浸透し、汚れ除去に必要な濃度に均一化されるまで所定の時間が必要となり、この場合も汚れ除去の観点からすると無駄な時間となっていた。
 また、洗剤が洗濯物に十分に作用していない状態から撹拌翼31による撹拌を開始することは、洗濯物の傷みという観点からも、非効率である。つまり、洗濯物に洗剤がしみ込んでいない状態で洗濯物を撹拌すると大きな摩擦力が洗濯物表面に加わることになり、その結果として洗濯物表面に毛羽立ちなどの傷みが生じてしまうという問題点があった。
 本発明は、上記課題を解決するもので、本発明は上記課題を解決するもので、撹拌翼を回転させることなく給水開始と同時に洗剤を溶解し、また、溶解した洗濯水を撹拌翼を回転させることなくまんべんに洗濯物へと散水することで洗濯時間の有効活用、および洗浄力の確保や洗いむらの低減を行うと共に、洗濯物の損傷や絡みを低減し、さらに機体に無理な負荷を加えることなく使用することを目的としている。
 本発明は上記目的を達成するために、外槽内に洗濯兼脱水槽を回転自在に設け、この洗濯兼脱水槽を駆動手段により駆動し、布量検知手段により洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知し、制御手段により洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段、駆動手段などの動作を制御して行程を制御するよう構成し、制御手段は、洗濯兼脱水槽内に給水しながら洗濯兼脱水槽をその上端からその内部に洗濯水が散水されない回転数で回転させる第1の行程と、洗濯兼脱水槽の回転により外槽と洗濯兼脱水槽の間の洗濯水が上昇し、洗濯兼脱水槽内の上端からその内部へ前記洗濯水が散水され、この散水された洗濯水が前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の中を通過し、この洗濯水の通過により、前記洗濯物に付着した汚れが除去される第2の行程を有し、前記布量検知手段により布量を検知し、その布量に応じた水位を設定した後、前記第1の行程、第2の行程を実行するようにし、前記第2の行程において、水位が第1の水位である場合の前記洗濯兼脱水槽の回転数が、水位が前記第1の水位より高い第2の水位である場合の前記洗濯兼脱水槽の回転数よりも、高くなるようにした洗濯機である。
 これにより、給水行程の開始段階から洗濯水を洗濯物の汚れに作用させることが可能となり、また、洗濯水を洗濯物にまんべんなく散水させて汚れに作用させることにより洗濯物に機械力を加えることなく汚れを除去することができるため、洗濯物の傷みや絡みの発生を防止することができるとともに、水位に応じた洗濯兼脱水槽の回転数を設定しているので、機体に無理な負荷を加えることなく使用することができる。
 本発明の洗濯機は、給水の開始と同時に洗濯物を撹拌せずに洗剤を溶解することができ、また、洗濯水を洗濯物に通過させて汚れを除去することができ、洗濯物に機械力を加えることなく汚れを除去することができるため、洗濯物の傷みや絡みの発生を防止することができるとともに、第2の行程において、水位に応じた最適な洗濯水の散水を行うことができ、機体に無理な負荷を加えることなく使用することができる。
 第1の発明は、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段と、前記給水手段、駆動手段などの動作を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽内に給水しながら前記洗濯兼脱水槽をその上端からその内部に洗濯水が散水されない回転数で回転させる第1の行程と、前記洗濯兼脱水槽の回転により、前記外槽と洗濯兼脱水槽の間の洗濯水が上昇し、前記洗濯兼脱水槽の上端からその内部へ前記洗濯水が散水され、この散水された洗濯水が前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の中を通過し、この洗濯水の通過により、前記洗濯物に付着した汚れが除去される第2の行程とを有し、前記布量検知手段により布量を検知し、その布量に応じた水位を設定した後、前記第1の行程、第2の行程を実行するようにし、前記第2の行程において、水位が第1の水位である場合の前記洗濯兼脱水槽の回転数が、水位が前記第1の水位より高い第2の水位である場合の前記洗濯兼脱水槽の回転数よりも、高くなるようにしたことにより、給水の開始と同時に洗濯物を撹拌せずに洗剤を溶解することができ、また、洗濯水を洗濯物に通過させて汚れを除去することができ、洗濯物に機械力を加えることなく汚れを除去することができるため、洗濯物の傷みや絡みの発生を防止することができるとともに、第2の行程において、水位に応じた最適な洗濯水の散水を行うことができ、機体に無理な負荷を加えることなく使用することができる。
 第2の発明は、上記第1の発明において、制御手段は、第2の行程において、洗濯兼脱水槽の上端からその内部へ散水を実行している期間中に、前記洗濯兼脱水槽の上端からその内部へ散水されない回転数で前記洗濯兼脱水槽を回転させる期間を、間欠的に設けたことにより、洗濯水の泡立ちをコントロールすることができ、機体の運転状態を最適な条件に保ちつつ効率的な洗濯を行うことができる。
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
 (実施の形態1)
 図1に示すように、外槽1は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽2を内包し、吊り棒3により洗濯機外枠4に吊り下げている。モータ(駆動手段)5は、Vベルト6および減速機構7を介して洗濯兼脱水槽2、および洗濯兼脱水槽2の内底部に回転自在に配設した撹拌翼8を回転駆動する。カバー体9は、外槽1の上部に設けられた散水用の吐出部を形成するもので、給水弁(給水手段)10は、洗濯兼脱水槽2内に水を給水するものであり、水位検知手段11は、水外槽1内の水位を検知するもので、排水弁12は水外槽1内の洗濯水を排水するものである。
 制御装置13は、図2に示すように構成しており、制御手段14は、マイクロコンピュータで構成し、パワースイッチング手段15を介してモータ5、給水弁10、排水弁12などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する。入力設定手段16は、運転コース等を設定するもので、制御手段14は入力設定手段16からの情報を入力して、その情報を基に表示手段17で表示して使用者に知らせる。記憶手段18は、制御手段14により制御するのに必要なデータを記憶している。なお、19は商用電源、20は電源スイッチである。
 ここで、制御手段14は、洗濯行程において、給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させる第1の行程と、洗濯兼脱水槽2の回転により外槽1と洗濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を散水する第2の行程とを有している。
 上記構成において図3を参照しながら動作を説明すると、洗濯兼脱水槽2に洗濯物と洗剤を投入した後、給水弁10を作動して洗濯兼脱水槽2内に給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させる第1の行程を実行する。図3(a)に示すように、洗濯兼脱水槽2内の水位が設定水位S1に達するT1までの間、洗濯兼脱水槽2は、図3(b)に示すように回転数R1で回転する。このように洗濯兼脱水槽2を回転しながら給水を行った場合、洗濯兼脱水槽2の回転によって生じる撹拌力によって、投入された洗剤が溶解し始め、図3(c)に示すように、洗濯兼脱水槽2内の洗濯水濃度は、回転開始と同時に上昇する。そして、一時的に100%を超える高濃度状態を経て、最終的には、ほぼ100%の濃度に達する。
 この洗濯兼脱水槽2を回転させながら設定水位まで給水を行うことが第1の行程の動作である。この第1の行程T1までの間に高濃度の洗濯水が洗濯物へ徐々に浸透して汚れに作用し、洗濯兼脱水槽2の回転によって生じる遠心力によって洗濯水が洗濯物を通過し、洗濯物の汚れに作用する。また、この第1の行程では、洗濯物に直接摩擦力が加えられないため、洗濯物を傷めることはない。
 つぎに、第2の行程の動作について説明すると、洗濯兼脱水槽2内の水位がS1に達したT1の時点で、給水弁10を停止し、洗濯兼脱水槽2の回転数が上昇する。洗濯兼脱水槽2の回転数が上昇することにより洗濯兼脱水槽2の洗濯水を撹拌する力が増大し、洗濯兼脱水槽2内の水面は、図4に示すように、中央部が下降し、洗濯兼脱水槽2と外槽1との間が上昇し、ついには洗濯兼脱水槽2の上端部の高さを越えて、洗濯兼脱水槽2内部へと散水される。回転数R2は、あらかじめ洗濯兼脱水槽2内に洗濯水が散水される回転数に設定されている。
 このようにT1からT2までの間に洗濯水が洗濯兼脱水槽2の上部から散水されて、洗濯物の中を通過循環する行程が第2の行程の動作である。この行程によって、洗濯物への洗濯水の供給がまんべんなく行えると共に、散水された洗濯水が洗濯兼脱水槽2の回転による遠心力によって洗濯物の中を繰り返し通過循環し、この洗濯水の繰り返し通過によって洗濯物に付着する汚れが除去される。また、この第2の行程でも洗濯水の散水、通過時に洗濯物が直接撹拌されないため、洗濯物を傷めることない。
 (実施の形態2)
 図5に示すように、回転検知手段21はホールICなどで構成し、モータ5に取り付けている。布量検知手段22は、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量を検知するもので、回転検知手段21の出力を入力し、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入した状態でモータ5により撹拌翼8を駆動した後、駆動を停止したときの撹拌翼8の回転数の低下度合いにより洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量を検知する。制御手段23は、布量検知手段22の信号を受けて複数存在する洗濯水位をどの水位に設定するか決定し、布量検知後に第1の行程を開始するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
 上記構成において動作を説明すると、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物と洗剤を投入した後、運転を開始すると、制御手段23によってモータ5が作動して撹拌翼8が撹拌され、洗濯物を一定時間撹拌する。このとき、回転検知手段21に生じる信号は布量検知手段22に送られ、その信号によって洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量を検知する。
 布量検知手段22によって洗濯物の量を検知した後、制御手段23は洗濯物の量に応じた洗濯時の水位を設定し、給水弁10を作動させて給水を開始し、同時に洗濯兼脱水槽2が回転を始めて第1の行程を開始する。
 したがって、洗濯物の量に見合った水位まで給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させることで、給水開始と同時に洗濯水を直接洗濯物にしみ込ませることができる。
 (実施の形態3)
 図6に示すように、制御手段24は、モータ5の回転数を制御する回転制御手段25を備えており、回転制御手段25は、図7に示すように、回転検知手段の出力より回転数を検知する回転数検知手段26と、水位検知手段11の出力より回転数を設定する回転数設定手段27と、回転数検知手段26の出力と回転数設定手段27の出力とを比較する回転数比較手段28と、回転数比較手段28の出力によりパワースイッチング手段15の導通角を設定する導通角設定手段29とで構成している。
 洗濯兼脱水槽2内の水位は水位検知手段11によって検知され、その情報は、回転数設定手段27に送られる。回転数設定手段27には、水位に応じた適正なモータ5の回転数が設定されており、第1または第2の行程の少なくとも一方を水位に応じて、洗濯兼脱水槽2の回転数を可変可能としている。
 上記構成において、給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転する第1の行程での動作を図8を参照しながら説明する。
 洗濯兼脱水槽2内に洗濯物と洗剤を投入した後、運転を開始すると、制御手段24によって給水弁10が作動して洗濯兼脱水槽2内に水を給水する。同時にモータ5が作動して洗濯兼脱水槽2が回転を始める。時間が経過するにつれて洗濯兼脱水槽2内の水位はS2へと上昇していく。洗濯兼脱水槽2内の水位は、水位検知手段11によって検知され、その情報は回転数設定手段27へ伝達される。
 回転数設定手段27には、あらかじめ水位に応じた適正な回転数が設定されており、水位検知手段11からの水位情報を受けて回転数設定手段27から回転数比較手段28に適正回転数の情報が送られ、回転数比較手段28によって回転数検知手段26の出力と比較し、導通角設定手段29によりパワースイッチング手段15の導通角を設定して、モータ5の回転数を制御する。
 図8は第1の行程での洗濯兼脱水槽2内の水位の変化に応じて洗濯兼脱水槽2の回転数を変化させた1つの事例を示したものである。洗濯兼脱水槽2を一定速度で回転させながら給水を行う場合、洗濯兼脱水槽2内の水位が徐々に上昇するにつれて外槽1と洗濯兼脱水槽2の間の水面も上昇し、この水が洗濯兼脱水槽2の回転を妨げる抵抗となる。洗濯兼脱水槽2を一定速度で回転させ続けた場合、モータ5の消費電力が著しく増大したり、また、モータ5の温度が著しく上昇して許容範囲をオーバーした場合には故障するなどの問題が生じることがある。
 これらの問題を解決するには、モータ5に加わる負荷を一定量以下に制御することが必要である。つまり、図8に示すように、洗濯兼脱水槽2内の水位の上昇を検知して洗濯兼脱水槽2の回転数を所定の回転数R3からR4へと徐々に減速することが有効な手段であることを発明者らは確認している。
 つぎに、洗濯兼脱水槽2の回転により外槽1と洗濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水槽2内に洗濯水を散水する第2の行程での動作について図9を参照しながら説明する。
 図9(a)に示すように、洗濯兼脱水槽2内の水位がS3に達したT1”の時点で、この水位情報は水位検知手段11より回転数設定手段27へ送られ、あらかじめ水位S3に応じた適正回転数R5になるように回転数比較手段28へ信号が送られる。回転数比較手段28は、回転数検知手段26の出力と比較し、導通角設定手段29によりパワースイッチング手段15の導通角を設定して、T1”からT2”までの間、洗濯兼脱水槽2の回転数がR5になるように制御する。
 また、図9(a)に示すように、T2”からT3”の時間変化で洗濯兼脱水槽2内の水位がS4へと上昇した場合、水位検知手段11より回転数設定手段27へと送られ、水位S4に対応した回転数であるR6に回転制御するように回転数比較手段28へ信号が送られる。回転数比較手段28は、回転数検知手段26の出力と比較し、導通角設定手段29によりパワースイッチング手段15の導通角を設定して、T3”からT4”までの間、洗濯兼脱水槽2の回転数がR6になるようにモータ5を制御する。
 (実施の形態4)
 図2における制御手段14は、図10に示すように、洗濯開始からt1までに第1の行程を実行した後、t1からt6までの第2の行程の間に、回転数がR7となるt1からt2、t3からt4、およびt5からt6の期間と、回転数がR7からR8の間で制御するt2からt3、t4からt5の期間を実行するように構成し、第2の行程において、上方からの散水を間欠的に行うようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
 上記構成の動作について説明すると、洗濯開始からt1まで給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させる第1の行程を実行することによって投入された洗剤が素早く溶解し、洗濯物にしみ込むことになる。t1からt2までの間、洗濯兼脱水槽2の回転数をR7まで上げることにより、外槽1と洗濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水槽2内に洗濯水を散水する第2の行程を実行する。
 この第2の行程によって洗濯物にまんべんなく洗濯水を散水し、同時に散水した洗濯水が洗濯兼脱水槽2の回転によって生じる遠心力によって洗濯物を通過循環し、この時に洗濯水が汚れに作用する。この洗濯水の散水、通過循環を繰り返し実行することによって洗濯物の汚れが除去される。
 しかしながら、第2の行程を実行している時に、散水した洗濯水によって洗濯兼脱水槽2内に洗剤成分による泡が多量に発生する場合がある。このように泡が多量に発生した場合、洗濯兼脱水槽2の外に泡が流出したり、また、発生した泡が外槽1と洗濯兼脱水槽2内の間に入り込んで洗濯兼脱水槽2の回転を妨げる抵抗となり、結果としてモータ5に過大な負荷をかける要因となることがある。
 そこで、本発明では、図10に示すように、第2の行程を実行している期間に洗濯兼脱水槽2の上方からの散水が行われなくなる回転数R8の期間を設けて、洗濯水の散水が間欠的に行われるようにし、洗濯兼脱水槽2内の泡発生をコントロールする。このことにより、洗濯兼脱水槽2の外への泡の流出や泡が洗濯兼脱水槽2の回転の抵抗となって、モータ5に過大な負荷をかける要因となることが防止できる。
 なお、本実施例では、上記実施例1の第2の行程において、上方からの散水を間欠的に行うようにしているが、上記実施例2または3の第2の行程において、上方からの散水を間欠的に行うようにしてもよい。
 以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯時の機械力による衣類の損傷や絡みを極力少なくすると共に、洗濯水の効果的な作用によって汚れの除去を効率的に行う洗濯機等として有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯機の縦断面図 同洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の要部動作タイムチャート 同洗濯機の第2の行程の動作状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態2の洗濯機のブロック回路図 本発明の実施の形態3の洗濯機のブロック回路図 同洗濯機の回転制御手段のブロック回路図 同洗濯機の第1の行程を実行するときの要部動作タイムチャート 同洗濯機の第2の行程まで実行するときの要部動作タイムチャート 本発明の実施の形態4の洗濯機の要部動作タイムチャート 従来の洗濯機の縦断面図
符号の説明
 1 外槽
 2 洗濯兼脱水槽
 5 モータ(駆動手段)
 8 撹拌翼
 10 給水弁(給水手段)
 14 制御手段

Claims (2)

  1. 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段と、前記給水手段、駆動手段などの動作を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽内に給水しながら前記洗濯兼脱水槽をその上端からその内部に洗濯水が散水されない回転数で回転させる第1の行程と、前記洗濯兼脱水槽の回転により、前記外槽と洗濯兼脱水槽の間の洗濯水が上昇し、前記洗濯兼脱水槽の上端からその内部へ前記洗濯水が散水され、この散水された洗濯水が前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の中を通過し、この洗濯水の通過により、前記洗濯物に付着した汚れが除去される第2の行程とを有し、前記布量検知手段により布量を検知し、その布量に応じた水位を設定した後、前記第1の行程、第2の行程を実行するようにし、前記第2の行程において、水位が第1の水位である場合の前記洗濯兼脱水槽の回転数が、水位が前記第1の水位より高い第2の水位である場合の前記洗濯兼脱水槽の回転数よりも、高くなるようにした洗濯機。
  2. 制御手段は、第2の行程において、洗濯兼脱水槽の上端からその内部へ散水を実行している期間中に、前記洗濯兼脱水槽の上端からその内部へ散水されない回転数で前記洗濯兼脱水槽を回転させる期間を、間欠的に設けた請求項1記載の洗濯機。
JP2004017898A 2004-01-27 2004-01-27 洗濯機 Pending JP2004121872A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004017898A JP2004121872A (ja) 2004-01-27 2004-01-27 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004017898A JP2004121872A (ja) 2004-01-27 2004-01-27 洗濯機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35961297A Division JP3539172B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004121872A true JP2004121872A (ja) 2004-04-22

Family

ID=32291458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004017898A Pending JP2004121872A (ja) 2004-01-27 2004-01-27 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004121872A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166992A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Panasonic Corp 洗濯機
CN111424391A (zh) * 2019-01-08 2020-07-17 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166992A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Panasonic Corp 洗濯機
CN111424391A (zh) * 2019-01-08 2020-07-17 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3539172B2 (ja) 洗濯機
CA2504904C (en) Drum type washing machine
CN102134796B (zh) 洗涤方法
JP2005124765A (ja) ドラム式洗濯機
KR20080057723A (ko) 드럼세탁기의 울 세탁 방법
JP3951447B2 (ja) 洗濯機
JP2004121872A (ja) 洗濯機
JP3539173B2 (ja) 洗濯機
JP2011115431A (ja) 洗濯機
JP4103226B2 (ja) 洗濯機
JP3864555B2 (ja) 洗濯機
JP2002102582A (ja) 洗濯機
CN1200165C (zh) 洗衣机和洗衣及烘干机
JPH11300080A (ja) 洗濯機
JP3972510B2 (ja) 洗濯機
JP7220347B2 (ja) 洗濯機
JP2000350883A (ja) 洗濯機
JPH11188195A (ja) 洗濯機
JP4214636B2 (ja) 洗濯機
JP2003326076A (ja) 洗濯機
JP2005334412A (ja) 洗濯機
JP2005066000A (ja) 洗濯機
JP2004147741A (ja) 洗濯機
JP2019187572A (ja) 洗濯機
JP3385772B2 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724