JP2004112154A - テレビドアホンシステムおよびそのターミナル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電話機を使用したシンプルで安価なテレビドアホンシステムを提供する。
【解決手段】玄関子機10と、この玄関子機10と公衆回線網Nに接続されて玄関子機10からの音声信号を公衆回線網Nから切り替えて映像信号とともに出力するスイッチ回路11Bを有するターミナル装置11と、このターミナル装置11に接続され、公衆回線網Nからの外線着信信号または玄関子機10からの映像信号および音声信号がターミナル装置11から入力されて、玄関子機10からの映像信号および音声信号が入力されてきたときにこの映像信号による映像のディスプレイ12Jへの表示と音声信号による音声の出力および音声信号のターミナル装置11を介した玄関子機10への出力を行う電話機12とを備えている。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、テレビモニタ機能を備えたドアホンシステムおよびこのテレビドアホンシステムに使用されるターミナル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビモニタ機能を備えていて、玄関に設置されたドアホン子機に取り付けられているモニタカメラによって撮像された映像を、室内に設置されたドアホン親機に取り付けられているディスプレイに表示させることによって、室内から外の様子や来客の確認を行うことが出来るテレビドアホンと呼ばれるドアホンシステムが普及して来ている。
【0003】
そして、電話機にも大型のディスプレイを備えたものが普及してきたことから、このようなディスプレイ付き電話機をテレビドアホンに接続することにより、ドアホン子機に取り付けられているモニタカメラによって撮像された映像を電話機のディスプレイに表示させながらドアホン子機と電話機との間の通話を可能にすることが考えられている。
【0004】
このようなテレビドアホンとディスプレイ付き電話機との接続は、従来、図1に示されるように、電話ラインインタフェース回路や電話機への給電回路,ドアホンと公衆電話回線との切替スイッチ回路などを内蔵したアダプタ1を介して行われるようになっている。
【0005】
すなわち、ディスプレイ付き電話機2がアダプタ1を介してテレビドアホン親機3に接続されて、このアダプタ1の切替スイッチ回路の作動によってディスプレイ付き電話機2が公衆電話回線からドアホン側に切り替えられると、テレビドアホン子機4からテレビドアホン親機3に送信されてくる映像信号および音声信号が、アダプタ1を介してディスプレイ付き電話機2に送られ、また、ディスプレイ付き電話機2からの音声信号がアダプタ1およびテレビドアホン親機3を介してテレビドアホン子機4に送信されることにより、ディスプレイ付き電話機2とテレビドアホン子機4との間での相互の通話か可能になるとともに、ディスプレイ付き電話機2に、テレビドアホン子機4に備えられたモニタカメラによって撮像された映像が表示されるようになっている。
【0006】
このようなテレビドアホンとディスプレイ付き電話機との接続を行うアダプタは、例えば、特開2000−307739号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のテレビドアホンシステムにおいては、ディスプレイ付き電話機2をテレビドアホンの室内側端末として使用するためには、別個に、ディスプレイ付き電話機2とテレビドアホン親機3を接続するためのアダプタ1を購入する必要があり、ユーザによっては負担が大きくなる。
【0008】
この発明は、上記のような従来のテレビドアホンにおける問題点を解決するために為されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に記載されたテレビドアホンシステムは、撮像部材と音声出入力部材を備えて撮像部材によって撮影された映像の映像信号の出力と音声出入力部材による音声信号の出入力を行うドアホン子機と、このドアホン子機と公衆回線網に接続され、ドアホン子機からの音声信号を公衆回線網から切り替えて映像信号とともに出力する切替部材を有するターミナル装置と、このターミナル装置に接続され、公衆回線網からの外線着信信号またはドアホン子機からの映像信号および音声信号がターミナル装置から入力されて、ドアホン子機からの映像信号および音声信号が入力されてきたときにこの映像信号による映像のディスプレイへの表示とこの音声信号による音声の出力および音声信号のターミナル装置を介したドアホン子機への出力を行う電話機とを備えていることを特徴としている。
【0010】
さらに、前記目的を達成するために、この発明の請求項7に記載されたテレビドアホンシステムのターミナル装置は、ドアホン子機と公衆回線網と電話機に接続されて、撮像部材と音声出入力部材を備えたドアホン子機からの撮像部材による映像信号および音声出入力部材による音声信号と、公衆回線網からの外線着信信号と、電話機からの音声信号が入力され、ドアホン子機から入力されてきた映像信号を電話機に出力し、電話機との間の音声信号出入力端子を公衆回線網側からドアホン子機側に切り替えて接続してドアホン子機と電話機との間の音声信号の送受信を可能にする切替部材を備えていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の最も好適と思われる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明を行う。
【0012】
なお、以下においては、子機を有するコードレス電話機をテレビドアホンの室内側端末として使用する実施形態について説明を行うが、この発明は、映像表示が可能なディスプレイを備えた電話機であれば、ファクシミリ電話機等の他の種々の形態の電話機についても適用することができる。
【0013】
図2は、この発明によるテレビドアホンシステムの実施形態の一例を示すシステム構成図である。
【0014】
この図2において、テレビドアホンシステムは、テレビドアホンの玄関子機10と、この玄関子機10に接続されるターミナルボックス11と、このターミナルボックス11に接続されるコードレス電話機の親機12および子機13とによって構成されている。
【0015】
玄関子機10は、マイクロホン10Aと、スピーカ10Bと、このマイクロホン10Aを介して入力されてくる音声信号およびスピーカ10Bに出力する音声信号の信号処理を行う音声回路10Cと、CCDカメラ10Dと、このCCDカメラ10Dから入力されてくる映像信号の信号処理を行う映像回路10Eと、音声回路10Cおよび映像回路10Eに接続されて音声信号と映像信号のミキシングを行ってそのミキシング信号の出力を行うとともに後述するようにターミナルボックス11を介して入力されてくる音声信号の受信を行うミキシング回路10Fを備えている。
【0016】
ターミナルボックス11は、玄関子機10のミキシング回路10Fに2線のコードL1を介して接続されてミキシング回路10Fから送信されてくるミキシング信号から音声信号と映像信号を分離するとともにミキシング回路10Fへの音声信号の出力を行うフィルタ回路11Aと、このフィルタ回路11Aおよび公衆電話回線網N,コードレス電話機の親機12との接続端子t1にそれぞれ接続されて接続端子t1をフィルタ回路11Aと公衆電話回線網Nとに切り替えて接続するスイッチ回路11Bを備えている。
【0017】
コードレス電話機の親機12は、図3に示されるように、外線接続端子T1,T2に入力される着信信号と受話信号の検波を行う検波回路12Aと、電話機と外線との回線接続を制御する回線制御回路12Bと、この回線制御回路12Bを介して入力されてくる音声信号の後述する他の回路への送出や外線への音声信号の送出を行う通話回路12Cと、この通話回路12Cを介して入力されてくる音声信号や外線に送出する音声信号の音声処理を行うとともに後述するCPUに対してモデムとして機能するDSP(Digital Signal Processor)12Dと、子機との間でMCA(マルチ・チャンネル・アクセス)方式による無線通話回路を形成する無線送受信回路12Eと、子機との間で無線の送受信を行うアンテナ12Fと、回線制御回路12Bおよび通話回路12C,DSP12D,無線送受信回路12Eに接続されて後述するような各回路の作動制御を行うCPU12Gと、このCPU12Gに接続されて電話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ12Hと、CPU12Gに接続されたドライバ12Iおよびこのドライバ12Iによって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイ12Jとを備えている。
【0018】
そして、CPU12Gには、ターミナルボックス11の映像出力端子t2に接続されてターミナルボックス11から出力されてくる映像信号をCPU12Gに入力させる映像信号入力端子T3が接続されている。
【0019】
さらに、DSP12Dと無線送受信回路12Eとの間に、DSP12Dから無線送受信回路12Eに送られる受話信号とCPU12Gから入力されてくる映像信号とをミキシングしてそのミキシング信号を無線送受信回路12Eに出力するミキシング回路12Kが接続されている。
【0020】
なお、図3中、12Lは外線接続端子T1,T2から入力されてくる着信信号を検出するリング回路であり、12Mはこのリング回路12Lによる着信信号の検出によって呼出音を鳴らすとともに音声信号による音声の出力を行うハンドセットスビーカであり、12Nはハンドセットのマイクであり、12Oは後述するようなオンフックモードへの切り換えを行うオンフックスイッチである。
【0021】
このコードレス電話機の親機12は、外線接続端子T1,T2とターミナルボックス11の接続端子t1との接続、および、映像信号入力端子T3とターミナルボックス11の映像出力端子t2との接続によって、ターミナルボックス11に接続される。
【0022】
コードレス電話機の子機13は、親機12との間で無線の送受信を行うアンテナ13Aと、このアンテナ13Aを介して親機12との間でMCA方式による無線通話回路を形成する無線送受信回路13Bと、この無線送受信回路13Bを介して入力されてくる音声信号や外線に送出する音声信号の音声処理を行うとともに後述するCPUに対してモデムとして機能するDSP(Digital Signal Processor)13Cと、このDSP13Cおよび無線送受信回路13Bに接続されて後述するような各回路の作動制御を行うCPU13Dと、このCPU13Dに接続されて電話番号等のデータ入力や電話機操作を行うキースイッチ13Eと、CPU13Dに接続されたドライバ13Fおよびこのドライバ13Fによって駆動される液晶パネルや有機ELなどのディスプレイ13Gとを備えている。
【0023】
そして、無線送受信回路13BとDSP13Cとの間に、アンテナ13Aおよび無線送受信回路13Bを介してコードレス電話機の親機12から受信したミキシング信号から音声信号と映像信号を分離するとともに、この分離した映像信号をCPU13Dに出力するフィルタ回路13Jを備えている。
なお、この図4中、13Hはマイク、13Iはスピーカである。
【0024】
次に、上記テレビドアホンシステムの作動について説明を行う。
図2において、玄関子機10の図示しない呼び出しボタンが押されると、映像回路10Eが駆動されてCCDカメラ10Dによる撮影が開始される。
【0025】
このCCDカメラ10Dによって撮影された来客等の映像信号は、映像回路10Eにおいて映像信号処理された後、ミキシング回路10Fに出力される。
【0026】
そして、このミキシング回路10Fにおいて、映像回路10Eから入力された映像信号は、マイクロホン10Aから入力されて音声回路10Cにおいて音声信号処理された音声信号とミキシングされて、2線のコードL1を介してターミナルボックス11のフィルタ回路11Aに出力される。
【0027】
ターミナルボックス11のフィルタ回路11Aは、玄関子機10のミキシング回路11Fからミキシング信号が入力されると、このミキシング信号から映像信号と音声信号を分離して、この分離された映像信号を映像出力端子t2に出力し、音声信号をスイッチ回路11Bに出力する。
【0028】
スイッチ回路11Bは、フィルタ回路11Aから音声信号が入力されると、接続端子t1を、待機状態における公衆電話回線網Nとの接続状態からスイッチ回路11Bとの接続状態に切り替えて、フィルタ回路11Aからの音声信号を接続端子t1に出力する。
【0029】
このようにして、映像信号が、ターミナルボックス11の映像出力端子t2からコードレス電話機の親機12の映像信号入力端子T3に出力され、音声信号が、ターミナルボックス11の接続端子t1から親機12の外線接続端子T1,T2に出力される。
【0030】
コードレス電話機の親機12において、外線接続端子T1,T2に入力された音声信号は、検波回路12Aおよび回線制御回路12B,通話回路12Cを介してスピーカ12Mから出力され、映像信号入力端子T3から入力された映像信号はCPU12Gを介してドライバ12Iに入力され、この映像信号に基づく映像が、CPU12Gによるドライバ12Iの駆動制御によってディスプレイ12Jに表示される。
【0031】
また、コードレス電話機の親機12のマイク12Nから入力されたユーザの音声は、通話回路12Cおよび回線制御回路12B,検波回路12Aを介して外線接続端子T1,T2からターミナルボックス11の接続端子t1に出力され、このターミナルボックス11のスイッチ回路11Bおよびフィルタ回路11Aを介して玄関子機10のミキシング回路10Fに出力され、この玄関子機10のミキシング回路10Fおよび音声回路10Cを介してスピーカ10Bから出力される。
【0032】
このようにして、玄関子機10のCCDカメラ10Dによって撮影された来客等の映像が、コードレス電話機の親機12のディスプレイ12Jに表示されるとともに、マイクロホン10Aに入力された来客等の音声が親機12のスピーカ12Mから出力され、また、コードレス電話機の親機12に入力された音声が玄関子機10のスピーカ10Bから出力されて、玄関子機10とコードレス電話機の親機12との間の相互の通話が可能になるとともに、親機12において、玄関子機10に話し掛けている来客等の様子を、親機12のディスプレイ12Jに表示される映像によって確認することが出来る。
【0033】
コードレス電話機の子機13によって、玄関子機10との間で通話が行われる場合には、ユーザによって子機13の図示しない通話ボタンが押されると、親機12において、前述したようにターミナルボックス11を介して外線接続端子T1,T2に入力された玄関子機10からの音声信号が、DSP12Dと無線送受信回路12Eとの間に接続されたミキシング回路12Kに入力され、また、ターミナルボックス11を介して映像信号入力端子T3に入力された玄関子機10からの映像信号が、CPU12Gを介してミキシング回路12Kに入力されて、この音声信号と映像信号とがミキシング回路12Kによってミキシングされる。
【0034】
そして、このミキシング信号が、無線送受信回路12Eを介してアンテナ12Fから子機13のアンテナ13Aに送信される。
【0035】
子機13において、アンテナ13Aにより受信された親機12からのミキシング信号は、無線送受信回路13Bを介してフィルタ回路13Jに入力されて、このフィルタ回路13Jにより、音声信号と映像信号に分離される。
【0036】
そして、この音声信号は、DSP13Cを介してスピーカ13Iから出力され、映像信号は、フィルタ回路13JからCPU13Dを介してドライバ13Fに入力され、この映像信号に基づく映像が、CPU13Dによるドライバ13Fの駆動制御によってディスプレイ13Gに表示される。
【0037】
また、子機13のマイク13Hから入力されたユーザの音声は、DSP13Cおよび無線送受信回路13Bを介してアンテナ13Aから親機12のアンテナ12Fに送信され、親機12の無線送受信回路12EおよびDSP12D,通話回路12C,回線制御回路12B,検波回路12Aを介して外線接続端子T1,T2からターミナルボックス11の接続端子t1に出力されて、前述したのと同様に、玄関子機10のスピーカ10Bから出力される。
【0038】
このようにして、玄関子機10のCCDカメラ10Dによって撮影された来客等の映像が、コードレス電話機の子機13のディスプレイ13Gに表示されるとともに、マイクロホン10Aに入力された来客等の音声が子機13のスピーカ12Iから出力され、また、子機13に入力された音声が玄関子機10のスピーカ10Bから出力されて、玄関子機10とコードレス電話機の子機13との間の相互の通話が可能になるとともに、子機13において、玄関子機10に話し掛けている来客等の様子を、子機13のディスプレイ13Gに表示される映像によって確認することが出来る。
【0039】
なお、アナログコードレス電話機においては、通話時の伝送速度が遅いので、音声信号に映像信号を重畳させることが出来ない場合がある。
【0040】
このようなアナログコードレス電話機については、親機12において玄関子機10からの映像信号を切り出して静止画像信号を生成し、これを子機13に送信するようにする。この場合、静止画像の切り出しと送信を周期的に行うようにすることにより、子機13において静止画像をコマ送りのように表示させることができる。
【0041】
そして、このような静止画像信号の送信を行う場合には、親機12のミキシング回路12Kは不要となり、CPU12Gからの映像信号は、無線送受信回路12Eに直接入力される。
【0042】
また、この場合、静止画像信号を受信する子機13は、フィルタ回路13JとDSP13Cを備える必要が無くなり、受信した静止画像信号は、無線送受信回路13BからCPU13Dに入力されることによってディスプレイ13Gに静止画像が表示され、音声信号は直接マイク13Hとスピーカ13Iに入力される。
【0043】
一方、デジタルコードレス電話機やその他の伝送速度が速い機器については、音声信号に映像信号を重畳させることが可能なので、親機12は、上記のようにミキシング回路12Kによって映像信号と音声信号のミキシングを行って子機13への送信を行う。
【0044】
この映像信号と音声信号のミキシングは、DSP12Dによって行うようにしてもよい。
【0045】
子機13は、フィルタ回路13Jによって音声信号と映像信号の分離を行うが、このフィルタ処理は、無線送受信回路13BまたはDSP13C,CPU13Dで行うようにしてもよい。
【0046】
なお、上記のテレビドアホンシステムにおいて、ターミナルボックス11のスイッチ回路11Bは、待機状態においては、コードレス電話機の親機12の外線接続端子T1,T2に接続される接続端子t1を公衆電話回線網Nに接続していて、公衆電話回線網Nを介して送信されてきた外線着信信号を親機12に送信するようになっている。
【0047】
上記のようなテレビドアホンシステムにおいて、親機12では、玄関子機10から入力されてくる音声信号に対して音声処理を行わないようにしてもよい。
【0048】
この場合には、玄関子機10からの音声信号は、DSP12Dを介さずに通話回路12Cから無線送受信回路12Eに直接入力される。
【0049】
また、親機12によってハンズフリーによる通話を行うために、親機12の本体にモニタスピーカとマイク(図示せず)を設けて、オンフックスイッチ12O(図3参照)により、ハンズフリー通話を行うためのオンフックモードへの切り替えが行われるようにしても良い。
【0050】
このハンズフリー通話時には、電話回線からの音声がモニタスピーカから出力され、親機12の本体に取り付けられているハンズフリー用のマイクから入力される音声が電話回線に送出される。
【0051】
このとき、スピーカから出力された電話回線からの音声が、設置環境に依存した遅延時間を持って再度ハンズフリー用マイクから電話回線に送出されることにより、入力された音声が電話回線を通して常にループを起こしてしまい、その結果、ハウリング現象を発生させる虞がある。
【0052】
このハウリング現象の発生を防止するためには、出力された音声が遅延時間を持って再度送出されるのを抑止する必要があり、このためには、DSP12Dによって、電話回線から入力されてくる音声信号が電話回線に出力される音声信号と同一周波数成分を有していることが一定時間内に検出された際に、その周波数成分を削除するようなデジタル音声信号処理を行うようにすれば良い。
【0053】
また、このハンズフリー通話は、玄関子機10と親機12,子機13のそれぞれの間で行われるようにしてもよい。
【0054】
上記テレビドアホンシステムによれば、テレビドアホンに電話機を接続して、電話機によってドアホンからの映像を表示させながらドアホンとの間で通話を行おうとする場合に、従来のように、テレビドアホンの親機にアダプタを介して電話機を接続する必要が無く、電話機によるシンプルで安価なテレビドアホンシステムを構成することが可能になる。
【0055】
そして、このテレビドアホンシステムによれば、コードレス電話機の子機13によっても、テレビドアホンからの映像を表示させながらテレビドアホンとの間での通話を行うことが可能である。
【0056】
これによって、例えば、コードレス電話機の親機12が住宅の一階に設置されている場合でも、子機13を住宅の二階に置いておけば、来客があった場合等に、家人は、二階において、一階まで降りることなく、来客等の様子を子機13のディスプレイ13Gに表示された映像によって確認しながらドアホンとの通話を行うことが出来るようになる。
【0057】
上記のようなこの発明によるテレビドアホンシステムの実施形態は、撮像部材と音声出入力部材を備えて撮像部材によって撮影された映像の映像信号の出力と音声出入力部材による音声信号の出入力を行うドアホン子機と、このドアホン子機と公衆回線網に接続され、ドアホン子機からの音声信号を公衆回線網から切り替えて映像信号とともに出力する切替部材を有するターミナル装置と、このターミナル装置に接続され、公衆回線網からの外線着信信号またはドアホン子機からの映像信号および音声信号がターミナル装置から入力されて、ドアホン子機からの映像信号および音声信号が入力されてきたときにこの映像信号による映像のディスプレイへの表示とこの音声信号による音声の出力および音声信号のターミナル装置を介したドアホン子機への出力を行う電話機とを備えているテレビドアホンシステムの実施形態を、その上位概念とするものである。
【0058】
この上位概念の実施形態におけるテレビドアホンシステムは、住宅の玄関等に設置されたドアホン子機と室内等に設置された電話機とがターミナル装置を介して接続されて、ドアホン子機からターミナル装置に、ドアホン子機の撮像部材によって撮影された映像の映像信号と音声出入力部材による音声信号が出力されると、ターミナル装置は、その切替部材が、ドアホン子機からの音声信号を公衆電話回線網から切り替えて映像信号とともに電話機に出力する。
【0059】
そして、電話機は、公衆電話回線網からの外線着信信号に代えてドアホン子機からの映像信号および音声信号がターミナル装置から入力されてくると、この映像信号による映像を、この電話機が装備しているディスプレイまたは外付けされたディスプレイに表示するとともにこの音声信号による音声を出力し、さらに、この電話機からの音声信号をターミナル装置を介してドアホン子機に出力する。
【0060】
以上のように、上記のテレビドアホンシステムによれば、電話機をテレビドアホンの室内側端末機として、ドアホン子機との間で、来客等の様子を確認しながら通話が可能になるとともに、従来のように、テレビドアホンの親機の他にこの親機と電話機を接続するためのアダプタを必要とすることがなく、シンプルで安価なテレビドアホンシステムを提供することが出来るようになる。
【0061】
さらに、上記のようなこの発明によるテレビドアホンシステムのターミナル装置の実施形態は、ドアホン子機と公衆回線網と電話機に接続されて、撮像部材と音声出入力部材を備えたドアホン子機からの撮像部材による映像信号および音声出入力部材による音声信号と、公衆回線網からの外線着信信号と、電話機からの音声信号が入力され、ドアホン子機から入力されてきた映像信号を電話機に出力し、電話機との間の音声信号出入力端子を公衆回線網側からドアホン子機側に切り替えて接続してドアホン子機と電話機との間の音声信号の送受信を可能にする切替部材を備えているテレビドアホンシステムのターミナル装置の実施形態を、その上位概念とするものである。
【0062】
この上位概念の実施形態におけるテレビドアホンシステムターミナル装置は、住宅の玄関等に設置されたドアホン子機と室内等に設置された電話機とを接続して、電話機をテレビドアホンの室内側端末として使用するのに使用される。
【0063】
そして、このターミナル装置は、公衆回線網から入力されてくる外線着信信号を電話機に出力するとともに、ドアホン子機からこのドアホン子機の撮像部材によって撮影された映像の映像信号と音声出入力部材による音声信号が出力されると、内蔵している切替部材が、ドアホン子機からの音声信号を公衆電話回線網から切り替えて映像信号とともに電話機に出力する。
【0064】
そして、ターミナル装置は、電話機から音声信号が入力されてくると、この電話機からの音声信号をドアホン子機に出力して、このドアホン子機と電話機との間の通話を可能にする。
【0065】
以上のように、上記のテレビドアホンシステムのターミナル装置によれば、電話機をテレビドアホンの室内側端末機として使用する際に、従来のように、テレビドアホンの親機の他にこの親機と電話機を接続するためのアダプタを必要とするといったことがなく、シンプルで安価なテレビドアホンシステムを提供することが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテレビドアホンシステムを示すシステム構成図である。
【図2】この発明によるテレビドアホンシステムの実施形態の一例を示すシステム構成図である。
【図3】同テレビドアホンシステムのコードレス電話機の親機の回路構成を示すブロック図である。
【図4】同例における子機の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10    …玄関子機(ドアホン子機)
10A   …マイクロホン(音声信号出入力部材)
10B   …スピーカ(音声信号出入力部材)
10C   …音声回路(音声信号出入力部材)
10D   …CCDカメラ(撮像部材)
10E   …映像回路(撮像部材)
10F   …ミキシング回路(混合部材)
11    …ターミナルボックス(ターミナル装置)
11A   …フィルタ回路(フィルタ部材)
11B   …スイッチ回路(切替部材)
12    …親機
12G   …CPU
12I   …ドライバ
12J   …ディスプレイ
12K   …ミキシング回路(混合部材)
12E   …無線送受信回路
13    …子機
13B   …無線送受信回路
13D   …CPU
13F   …ドライバ
13G   …ディスプレイ
13J   …フィルタ回路(フィルタ部材)
N     …公衆電話回線網

Claims (8)

  1. 撮像部材と音声出入力部材を備えて撮像部材によって撮影された映像の映像信号の出力と音声出入力部材による音声信号の出入力を行うドアホン子機と、
    このドアホン子機と公衆回線網に接続され、ドアホン子機からの音声信号を公衆回線網から切り替えて映像信号とともに出力する切替部材を有するターミナル装置と、
    このターミナル装置に接続され、公衆回線網からの外線着信信号またはドアホン子機からの映像信号および音声信号がターミナル装置から入力されて、ドアホン子機からの映像信号および音声信号が入力されてきたときにこの映像信号による映像のディスプレイへの表示とこの音声信号による音声の出力および音声信号のターミナル装置を介したドアホン子機への出力を行う電話機と、
    を備えていることを特徴とするテレビドアホンシステム。
  2. 前記ドアホン子機が、撮像部材から出力される映像信号と音声出入力部材から出力される音声信号を混合してその混合信号をターミナル装置に出力するミキシング部材をさらに備えている請求項1に記載のテレビドアホンシステム。
  3. 前記ターミナル装置が、ドアホン子機から入力されてくる混合信号から映像信号と音声信号を分離するフィルタ部材をさらに備え、前記切替部材が、このフィルタ部材と公衆回線網に接続されて、電話機との接続端子を公衆回線網からフィルタ部材に切り替えてこのフィルタ部材からの音声信号を電話機に出力する請求項2に記載のテレビドアホンシステム。
  4. 前記電話機が、ターミナル装置から入力されてくる映像信号による映像を表示するディスプレイ部材を備えている請求項1に記載のテレビドアホンシステム。
  5. 前記電話機が、それぞれディスプレイ部材を有する親機と子機を備えたコードレス電話機であり、前記ターミナル装置から入力されてくるドアホン子機からの映像信号と音声信号が親機に入力され、さらに、この親機から子機に送信されて、子機において、そのディスプレイ部材への映像信号による映像の表示が行われるとともに音声信号による音声の出力および音声信号の親機およびターミナル装置を介したドアホン子機への出力が行われる請求項1に記載のテレビドアホンシステム。
  6. 前記コードレス電話機の親機が、ターミナル装置から入力されてくるドアホン子機からの映像信号と音声信号を混合するミキシング部材を備えていてこのミキシング部材による混合信号を子機に送信し、子機が、この親機からの混合信号を映像信号と音声信号に分離するフィルタ部材を備えている請求項5に記載のテレビドアホンシステム。
  7. ドアホン子機と公衆回線網と電話機に接続されて、撮像部材と音声出入力部材を備えたドアホン子機からの撮像部材による映像信号および音声出入力部材による音声信号と、公衆回線網からの外線着信信号と、電話機からの音声信号が入力され、ドアホン子機から入力されてきた映像信号を電話機に出力し、電話機との間の音声信号出入力端子を公衆回線網側からドアホン子機側に切り替えて接続してドアホン子機と電話機との間の音声信号の送受信を可能にする切替部材を備えていることを特徴とするテレビドアホンシステムのターミナル装置。
  8. ドアホン子機から入力されてくる映像信号と音声信号の混合信号を映像信号と音声信号に分離して出力するフィルタ部材をさらに備えている請求項7に記載のテレビドアホンシステムのターミナル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107864123A (zh) * 2017-10-18 2018-03-30 深圳市民展科技开发有限公司 一种网络对讲机安全传输方法及***

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