JP2004106606A - ワイヤハーネス用スプールプロテクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体とドアとの間に配索されるワイヤハーネスを収容し、ドアの開閉作動に応じて伸縮させるワイヤハーネス用スプールプロテクタであって、四角形状の浅底のケースを備え、 該ケースの対角位置に電線引込部と電線引出部を設け、 上記電線引出部から対向する周壁に沿ってバネ受けピンを突設すると共に、該バネ受けピンの近傍から上記電線引出部にかけて底壁にガイド溝を設け、該ガイド溝に可動巻付ピンの下端を慴動自在に嵌合すると共に、該可動巻付ピンと上記バネ受けピンとの間に環状ゴムバネを張架し、かつ、上記電線引込部に対向する周壁の近傍に固定巻付ピンを上記底壁から突設し、ワイヤハーネスを電線引込部から挿入して固定巻付ピンに巻き付けた後に可動巻付ピンに巻き付け電線引出部から引き出してケース内にZ字状に収容している。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はワイヤハーネス用スプールプロテクタに関し、詳しくは、ウエザーストリップより内側にワイヤハーネスを配索して、配索作業の容易化および防水対策の簡略化を図ることができるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体側とドア側とを開閉自在に連結するドアヒンジ部には、ドア側からドアハーネスを車体側へと配索して、車体側でインストルメントパネルハーネス(以下、インパネハーネスと略称する)と接続しているか、あるいは車体側からインパネハーネスをドア側へ配索して、ドア側でドアハーネスと接続している。従来、このドアヒンジ部に配索されるワイヤハーネスは、ドアヒンジ部位置と略同一位置で、上下高さ方向を変えた位置に配索して、ドア開閉に伴ってワイヤハーネスにねじれのみが発生し、ワイヤハーネスが伸縮しなくてもよいようにし、ねじれはワイヤハーネスがねじれることにより吸収している。
【0003】
上記のように、ワイヤハーネスをヒンジ支点位置に配索する場合、図6に示すように、車体側CとドアDのヒンジHは、ドアフレーム1の端面1aの略中央に取り付けられるため、ワイヤハーネスW/Hは、ドアフレーム1の内部を通し、端面1aに設けた貫通穴1bからドア外部に取り出す必要があり、ドアフレーム1の内部へのワイヤハーネスの配索および貫通穴1bを通す作業に手数がかかる問題があった。
【0004】
また、ドアDには防水を図るために、ウエザーストリップ2が取り付けられている。ドアヒンジHは、ウエザーストリップ2よりも室外側に取り付けられているため、ワイヤハーネスW/Hもウエザーストリップ2よりも室外側となる。よって、ワイヤハーネスW/Hは、ウエザーストリップ2による防水が図られていないため、防水構造とする必要がある。よって、従来、ドア側および車体側の貫通位置に防水グロメットGを取り付けるとともに、ワイヤハーネスW/Hにも防水対策を施す必要があり、その分コスト高になるとともに手数がかかる問題があった。
【0005】
上記した問題は、ワイヤハーネスW/Hをウエザーストリップ2よりも室内側に配置すれば解決できるが、その場合には、ドアヒンジHの支点位置とワイヤハーネスW/Hとの配索位置がずれるため、ドアの開閉に伴ってワイヤハーネスを伸縮させる必要が生じる。即ち、ドアヒンジ部に配索するワイヤハーネスには伸縮機能とねじれ吸収機能との両機能が要求されることになる。
【0006】
上記ウエザーストリップ2よりも室内側にワイヤハーネスを配索した構造のものが、特開平8ー48146号において提案されている。即ち、図7および図8に示すように、インストルメントパネルのサイドカバー3とこれに対向するドア内面との間に空調用ダクトを覆う蛇腹状ダクト4を取り付け、このダクト4の内部にワイヤハーネスW/Hを螺旋状に巻いて余裕長さを持たせて配索している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造では蛇腹状ダクト4の内部に蛇腹状のワイヤハーネスW/Hを配索しているため、下記に列挙する不具合が発生する。
▲1▼ワイヤハーネスW/Hが、蛇腹状ダクト内部の中心位置を通る場合は、蛇腹状ダクト4および蛇腹状ワイヤハーネスW/Hは共に正規状態で伸縮することができる。しかしながら、ワイヤハーネスW/Hの一部がダクト4の蛇腹部の凹部4aに入り込むと、ダクト4が収縮できなくなる。この状態でドアDが閉じられると、ドアフレーム1とサイドカバー3とに挟まれて、ダクト4およびワイヤハーネスW/Hに無理な力がかかることがある。
【0008】
▲2▼蛇腹状のワイヤハーネスW/Hが伸縮する際、常時一定の形状に復元するとは限らず、蛇腹状ダクト4の内径よりもワイヤハーネスの外径が大きくなった場合、蛇腹状ダクトが破壊され、収縮できなくなる。
【0009】
▲3▼蛇腹状ダクト4が室内側に露出しているため、外力により変形する可能性があり、その場合、内部の蛇腹状ワイヤハーネスW/Hがダクト4の凹部4aに入り込み、上記▲1▼の問題が発生しやすい。
【0010】
▲4▼ドアを開閉する際に、ドアを開閉操作する力のほか、蛇腹状ダクト4を伸縮させる操作力が必要となり、乗員にとってドア開閉が重く感じられる不具合が生じる。
【0011】
本発明は上記した不具合を解消し、ドアヒンジの支点位置より室内側で、かつウエザーストリップより内側位置で、ワイヤハーネスがねじれることなく伸縮するように配索し、配索作業の容易化および防水対策の簡略化を図ることを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、車体とドアとの間に配索されるワイヤハーネスを収容し、ドアの開閉作動に応じて伸縮させるワイヤハーネス用スプールプロテクタであって、
四角形状の浅底のケースを備え、 該ケースの対角位置に電線引込部と電線引出部を設け、 上記電線引出部から対向する周壁に沿ってバネ受けピンを突設すると共に、該バネ受けピンの近傍から上記電線引出部にかけて底壁にガイド溝を設け、該ガイド溝に可動巻付ピンの下端を慴動自在に嵌合すると共に、該可動巻付ピンと上記バネ受けピンとの間に環状ゴムバネを張架し、かつ、上記電線引込部に対向する周壁の近傍に固定巻付ピンを上記底壁から突設し、
ドア側からワイヤハーネスを上記電線引込部から挿入して上記固定巻付ピンに巻き付けた後に可動巻付ピンに巻き付け上記電線引出部から車体側から引き出して上記ケース内にZ字状に収容し、
ドアの開作動時にワイヤハーネスが引き出される力により上記可動巻付ピンが環状ゴムバネの付勢力に抗して移動させワイヤハーネスを引き出す一方、ドアの閉作動時は上記環状ゴムバネにより移動復元してワイヤハーネスをケース内部に巻き戻して収容できる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用スプールプロテクタを提供している。
【0013】
上記スプールプロテクタでは、可動巻付ピンをケース内に設けると共に、ワイヤハーネスをケース内で迂回させていることにより、ドア開作動時には、ワイヤハーネスが引き出される力が環状ゴムバネの付勢力に打ち勝って、この力により可動巻付ピンを移動させて、ワイヤハーネスの迂回距離を小さくすることによりワイヤハーネスがスムーズに引き出されてワイヤハーネスは伸長できる一方、ドア閉作動時は、環状ゴムバネの付勢力によって可動巻付ピンが原状位置へと復帰して、ワイヤハーネスの迂回距離を大きくするため、引き出されたワイヤハーネスがスムーズにプロテクタ内部へと巻き戻すことができる。
【0014】
また、上記環状ゴムバネをバネではなくゴムにより形成しているため製造コストを低減することができる。さらに、上記可動巻付ピンを樹脂により成形してもよく、この場合、金属部材を使用した場合と比較して、さらに製造コストを低減することができ、ワイヤハーネスの引き出し/巻き戻し時に可動巻付ピンの移動による異音の発生を抑制することができる。
【0015】
上記可動巻付ピンは、軸線方向に間隔を開けて複数の大径部を突設し、大径部の間を、上記ガイド溝への嵌合部、環状ゴムバネの巻き付け部、ワイヤハーネス巻き付け部に区分している。
より具体的には、上記可動巻付ピンは、所要の間隔で4箇所の大径部を突設し、該可動巻付ピンの端部に設けた第1大径部と該第1大径部から所要の間隔をあけて設けた第2大径部との間を上記ガイド溝に摺動自在に嵌合するスライド部とし、上記第2大径部と該第2大径部から所要の間隔をあけて設けた第3大径部との間を上記環状ゴムバネを巻き付けるバネ係止部とし、上記第3大径部と該第3大径部から所要の間隔をあけて設けた第4大径部との間を電線を巻き付けて折り返す電線巻付部とし、さらに、第4大径部の端部側をバネ係止部としている。
【0016】
可動巻付ピンを上記のように簡易な構造としているので、低コストで設けることができる。また、電線巻付部の両側にバネ係止部を設けて環状ゴムバネを巻き付けているため、可動巻付ピンを安定した状態で移動させることができる。
【0017】
ドアフレームの内板に、車体対向面まで延在させて形成したスプール取付凹部に上記ケースを内嵌して取り付け、上記電線引出部から外部のワイヤハーネスにグロメットを装着し、ドアフレームの車体対向面に取り付けられるウエザーストリップより室内側の位置で上記グロメットを装着したワイヤハーネスを車体側へと架け渡している。
【0018】
上記構成とすると、ワイヤハーネスをドアフレームの内部より、貫通穴を通して外部に引き出し、車体側へと架け渡す作業を行う必要がなくなり、作業工数の削減を図ることができる。また、スプールプロテクタは、ウエザーストリップよりも内側に配置しているため、防水処理を施す必要がなく、さらに作業工数を削減することができると共に、コストの削減を図ることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。 図1乃至図5は本発明の実施形態を示す。
図1は本発明のスプールプロテクタ10の取付位置を示すもので、ドアフレーム1の内板に、車体対向面まで延在させて形成したスプール取付凹部5にケース11を内嵌して取り付け、上記電線引込部から外部のワイヤハーネスW/HにグロメットGを装着し、ドアフレーム1の車体対向面に取り付けられるウエザーストリップ2より室内側の位置で上記グロメットGを装着したワイヤハーネスを車体C側へと架け渡している。
【0020】
スプールプロテクタ10は、図2に示す合成樹脂で成形されたケース11と蓋19とからなる。
ケース11は底壁15と該底壁15の周縁から立設する周壁14とを備え、ケース11の対角位置に底壁15を延在させて電線引込部16と電線引出部17を設けている。電線引込部16に対向する周壁14の近傍に固定巻付ピン15aを底壁15に突設すると共に、電線引出部17に対向する周壁14のに沿ってバネ受けピン15bを底壁15に突設している。また、該バネ受けピン15bの近傍から電線引出部17の近傍に亙って直線形状の貫通穴を設けてガイド溝15cとし、該ガイド溝15cの電線引出部17側端部の穴幅を大として、可動巻付ピン取付部15dとしている。
【0021】
蓋19はケース11の底壁15と略同形状の上壁部19aと周壁19bとからなり、ケース11にワイヤハーネスW/Hを収容した後にケース11に被せてロック結合させるようにしている。
【0022】
図3に示す棒状体からなる可動巻付ピン20は、所要の間隔で大径部20a〜20dを外周方向に突設している。可動巻付ピン20の端部に設けた四角形状の大径部20aと該大径部20aから所要の間隔をあけて設けた四角形状の大径部20bとの間をスライド部20e、大径部20bと該大径部20bから所要の間隔をあけて設けた円形状の大径部20cとの間をバネ係止部20f、大径部20cと該大径部20cから所要の間隔をあけて設けた円形状の大径部20dとの間を電線巻付部20g、さらに、大径部20dの端部側をバネ係止部20hとしている。
【0023】
上記可動巻付ピン20をケース11に設けた可動巻付ピン取付部15dから嵌め込んで、可動巻付ピン20のスライド部20eをガイド溝15cに摺動自在に嵌合している。また、可動巻付ピン20のバネ係止部20f、20hとバネ受けピン15bに環状ゴムバネ30を巻き付けて、可動巻付ピン20をバネ受けピン15b側に付勢している。
【0024】
図4は、スプールプロテクタ10の内部にワイヤハーネスW/Hを収容した内部状態を示す図面であり、電線引込部16を通してワイヤハーネスW/Hをスプールプロテクタ10内に引き込み、固定巻付ピン15aに巻き付けて折り返し、さらに、可動巻付ピン20とバネ受けピン15bの間を通して、可動巻付ピン20の電線巻付部20gに巻き付けて折り返して、電線引出部17を通して車体C側へと引き出している。また、電線引込部16においてワイヤハーネスW/HをテープTによりテープ巻き固定する共に、電線引出部17から引き出して車体C側へ配索するワイヤハーネスW/HにはグロメットGを外装し、該グロメットGの車体C側の端部を車体Cに設けた貫通穴に取り付けて固定している。
【0025】
スプールプロテクタ10内に収容されたワイヤハーネスW/Hは、サイドドアDが開けられた際、車体C側と接続されたワイヤハーネスW/Hが、図5に示すように、電線引出部17より引き出され、スプールプロテクタ10内で迂回しているワイヤハーネスW/Hの迂回距離が短くなり、該ワイヤハーネスW/Hの引っ張りによって可動巻付ピン20が電線引出部17側に移動して、ワイヤハーネスW/HをサイドドアDの開作動に追従させる。
【0026】
逆に、サイドドアDが閉じられると、車体C側へのワイヤハーネスW/Hへの引張り力が無くなり、環状ゴムバネ30の復元力で可動巻付ピン20が原状位置に引き戻され、その力によりワイヤハーネスW/Hの迂回距離が大きくなり図4に示す状態に戻され、ワイヤハーネスW/Hの引き出された余分な部分は電線引出部17から内部に巻き戻されて吸収される。
【0027】
このように、上記ワイヤハーネスW/Hは伸縮機能を有するため、スプールプロテクタ10をサイドドアDのウエザーストリップ2よりも内側に配置することができ、従来のような、ワイヤハーネスW/Hをドアフレームの内部より、貫通穴を通して外部に引き出し、車体C側へと架け渡す作業を行う必要がなくなり、作業工数の削減を図ることができる。また、スプールプロテクタ10は、ウエザーストリップ2よりも内側に配置することができるため、止水処理を施す必要がなく、さらに作業工数を削減することができると共に、コストの削減を図ることもできる。
【0028】
また、上記環状ゴムバネをバネではなくゴムにより形成しているため製造コストを低減することができる。さらに、上記可動巻付ピンを樹脂により成形しているので、金属部材を使用した場合と比較して、さらに製造コストを低減することができ、ワイヤハーネスの引き出し/巻き戻し時に可動巻付ピンの移動による異音の発生を抑制することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、車体とドアとの間に配索され、ドアの開閉作動に応じて伸縮させて追従させる必要があるワイヤハーネスをスプールプロテクタに収容し、該スプールプロテクタ内に、摺動自在に可動巻付ピンを取り付けているため、ワイヤハーネスを迂回させて上記可動巻付ピンに巻き付けて収容すると、ドアの開作動時に可動巻付ピンが電線引出部側に移動し、ワイヤハーネスの迂回距離が小さくなってスムーズに引き出される。一方、ドアの閉作動時は、環状ゴムバネの復元力により可動巻付ピンが原状位置に戻り、ワイヤハーネスの迂回距離を大きくしているため、プロテクタ内部にワイヤハーネスをスムーズに巻き戻して収容できる。
【0030】
このように、ワイヤハーネスが伸縮機能を有するため、ワイヤハーネスをドアフレーム内板上に配索でき、従来必要とされたドアフレーム内部へワイヤハーネスを配索して、ドアフレーム先端面に設けた貫通穴よりワイヤハーネスを取り出す作業をなくすことができ、ドアフレームへのワイヤハーネスの配索作業を容易にすることができる。また、ワイヤハーネスをウエザーストリップより内部位置に配索しているため、ワイヤハーネスには防水対策を施す必要はなく、これにより製造コストの低減を図ることもできる。
【0031】
また、上記環状ゴムバネをバネではなくゴムにより形成しているため製造コストを低減することができる。さらに、上記可動巻付ピンを樹脂により成形してもよく、この場合、金属部材を使用した場合と比較して、さらに製造コストを低減することができ、ワイヤハーネスの引き出し/巻き戻し時に可動巻付ピンの移動による異音の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤハーネス用スプールプロテクタの適用例を示す概略図である。
【図2】(A)はスプール用プロテクタのケースを示す斜視図、(B)は蓋を示す斜視図である。
【図3】(A)は可動巻付ピンの斜視図、(B)は可動巻付ピンの正面図である。
【図4】上記ケース内にワイヤハーネスを収容した状態を示す斜視図である。
【図5】ドアの開作動時にワイヤハーネスが引き出される状態を示す斜視図である。
【図6】従来例のドアヒンジ部の分解斜視図である。
【図7】他の従来例を示す斜視図である。
【図8】図7の従来例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
2 ウエザーストリップ
10 スプールプロテクタ
11 ケース
14 周壁
15 底壁
15a 固定巻付ピン
15b バネ受けピン
15c ガイド溝
16 電線引込部
17 電線引出部
19 蓋
20 可動巻付ピン
20a〜20d 大径部
20e スライド部
20f、20h バネ係止部
20g 電線巻付部
30 環状ゴムバネ
W/H ワイヤハーネス
Claims (3)
- 車体とドアとの間に配索されるワイヤハーネスを収容し、ドアの開閉作動に応じて伸縮させるワイヤハーネス用スプールプロテクタであって、
四角形状の浅底のケースを備え、 該ケースの対角位置に電線引込部と電線引出部を設け、 上記電線引出部から対向する周壁に沿ってバネ受けピンを突設すると共に、該バネ受けピンの近傍から上記電線引出部にかけて底壁にガイド溝を設け、該ガイド溝に可動巻付ピンの下端を慴動自在に嵌合すると共に、該可動巻付ピンと上記バネ受けピンとの間に環状ゴムバネを張架し、かつ、上記電線引込部に対向する周壁の近傍に固定巻付ピンを上記底壁から突設し、
ドア側からワイヤハーネスを上記電線引込部から挿入して上記固定巻付ピンに巻き付けた後に可動巻付ピンに巻き付け上記電線引出部から車体側から引き出して上記ケース内にZ字状に収容し、
ドアの開作動時にワイヤハーネスが引き出される力により上記可動巻付ピンが環状ゴムバネの付勢力に抗して移動させワイヤハーネスを引き出す一方、ドアの閉作動時は上記環状ゴムバネにより移動復元してワイヤハーネスをケース内部に巻き戻して収容できる構成としていることを特徴とするワイヤハーネス用スプールプロテクタ。 - 上記可動巻付ピンは、軸線方向に間隔を開けて複数の大径部を突設し、大径部の間を、上記ガイド溝への嵌合部、環状ゴムバネの巻き付け部、ワイヤハーネス巻き付け部に区分している請求項1に記載のワイヤハーネス用スプールプロテクタ。
- ドアフレームの内板に、車体対向面まで延在させて形成したスプール取付凹部に上記ケースを内嵌して取り付け、上記電線引出部から外部のワイヤハーネスにグロメットを装着し、ドアフレームの車体対向面に取り付けられるウエザーストリップより室内側の位置で上記グロメットを装着したワイヤハーネスを車体側へと架け渡している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用スプールプロテクタ。
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