JP2004103496A - 成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器 - Google Patents

成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2004103496A
JP2004103496A JP2002266692A JP2002266692A JP2004103496A JP 2004103496 A JP2004103496 A JP 2004103496A JP 2002266692 A JP2002266692 A JP 2002266692A JP 2002266692 A JP2002266692 A JP 2002266692A JP 2004103496 A JP2004103496 A JP 2004103496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid material
vibration
substrate
partition
pattern region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002266692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Asuke
足助 慎太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002266692A priority Critical patent/JP2004103496A/ja
Publication of JP2004103496A publication Critical patent/JP2004103496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】液状材料を用いて薄膜を形成する場合に、簡易に、その薄膜の形状を所望の形状にすることが可能な成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器を提供する。
【解決手段】基板10の被処理面に隔壁11を設け、隔壁11で囲まれたパターン領域20内に液状材料15を充填し、その充填の後に、基板10に所定の振動を与える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液状材料を塗布する工程を有する成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器、例えばコンピュータ、携帯用の情報機器端末の発達に伴い、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示デバイス、液晶表示デバイス、プラズマ表示デバイスなどの使用又は開発が行われている。この種の表示デバイスを製造する工程においては、液滴吐出方式を用いて基板のパターン領域に液状材料を塗布する手法が考え出されている。
【0003】
次に、上記表示デバイスの構成要素であるカラーフィルタを液滴吐出方式で形成する方法について説明する。カラーフィルタには、基板を有し、この基板に対してR(赤)、G(緑)、B(青)のインクを所定のパターンで着弾させ、このインクを基板上で乾燥させることで着色層を形成するものがある。ここで、インクは、インクジェットノズルなどから吐出させる液滴吐出方式で基板上に着弾させられる。
【0004】
インクジェットノズルを備える描画装置は、インクジェットのヘッドから所定量のインクを基板のパターン領域に対して吐出して着弾させるが、この場合、例えば基板はYステージ(Y方向に移動自在なステージ)に搭載され、インクジェットヘッドはXステージ(X方向に移動自在なステージ)に搭載される。そして描画装置は、Xステージの駆動によりインクジェットヘッドを所定位置に位置決めした後に、Yステージの駆動により基板をインクジェットヘッドに対して相対移動させながらインクを吐出することで、複数のインクジェットヘッドからインクがパターン領域内の所定位置に着弾できるようになっている。
【0005】
ところで、上記基板上の着色層に対しては、表面の保護及び平坦化のために薄膜の保護膜が成膜される。従来、保護膜などの薄膜形成には、例えばスピンコート法、ロールコート法、リッピング法などの方法が採用されているが、近年では、上記液滴吐出方式で薄膜を形成することが検討されている。そして、例えば、光ディスク用オーバーコート剤又はハードコート剤などの光ディスク用材料に適するインクジェット記録方式用紫外線硬化性樹脂組成物に関する技術がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−183927号公報
【特許文献2】
特開平9−183928号公報
【特許文献3】
特開平9−183929号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
また、例えば基板のパターン領域の周囲に凸形状の隔壁(バンク)を設けることで、液滴吐出方式で打ち込まれた液状材料がパターン領域からはみ出ることを防ぐ手法がある。ここで、隔壁には予め撥液処理を施し、パターン領域には親液処理を施すことで、液状材料がパターン領域以外に付着する事態を回避して、所望形状のパターンの薄膜を形成しようとしている。
【0008】
しかしながら、隔壁表面の撥液性が不均一となっている場合、又は隔壁表面の形状が荒れているような場合に、インクジェットノズルから吐出された液状材料の一部が隔壁の側面などに引き寄せられ、その液状材料によって形成された薄膜の外縁などの形状が歪になることが生じてしまう。
【0009】
そして、歪な形状の薄膜によって、有機EL表示デバイス、液晶表示デバイス又はプラズマ表示デバイスなどのカラーフィルタなどを設けると、発光ムラが生じ高品質な表示をすることができないという問題点が生じる。また、歪な形状の薄膜を用いて複数の層を形成した場合、下側の薄膜の形状が歪であるとその上側の薄膜の形状も歪になってしまい、不具合製品が発生する確率が高くなり、歩留まりが低下してしまう。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、液状材料を用いて薄膜を形成する場合に、簡易に、その薄膜の形状を所望の形状にすることができる成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために本発明の成膜方法は、基板の被処理面に隔壁を設け、該隔壁で囲まれたパターン領域内に液状材料を充填し、該充填した後に、該基板に振動を与えることを特徴とする。
本発明によれば、基板に振動を与えることにより、パターン領域に充填された液状材料の膜厚分布などを均一化することができ、その液状材料による薄膜の形状の均一化を向上させることができる。したがって、本発明によれば、液状材料を用いて形成した薄膜について、簡易に、より正確に所望の形状にすることができる。
また、本発明によれば、例えば、パターン領域の周囲に設けられた隔壁の上又は隔壁の側面に液状材料が塗布されたままの状態となっているときに、基板に振動を与えることにより、かかる隔壁に塗布されている液状材料をパターン領域に移動させることができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0012】
また、本発明の成膜方法は、前記液状材料の充填が液滴吐出方式を用いて行われることが好ましい。
本発明によれば、隔壁に囲まれたパターン領域に液滴吐出方式で液状材料を充填したときに、その液状材料による薄膜形状を均一化することができる。
また、本発明によれば、例えば、液滴吐出方式による液状材料の吐出位置がずれたこと又は隔壁に対する撥液処理が十分でない場合などに、液状材料が隔壁の上に塗布されたままの状態となっているときに、基板に振動を与えることによりかかる隔壁に塗布されている液状材料をパターン領域に移動させることができ、液滴吐出方式における吐出位置の精度条件などを緩和させながら、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0013】
また、本発明の成膜方法は、前記液状材料の充填をする前に、前記隔壁に撥液処理を施すことが好ましい。
本発明によれば、隔壁に撥液処理を施しておくことにより、その隔壁の上面又は側面に塗布された液状材料について、基板に振動を与えることで、より簡易にパターン領域に移動させることができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0014】
また、本発明の成膜方法は、前記基板に振動を与えることにより、前記隔壁に接触している前記液状材料を該隔壁から引き離して前記パターン領域内に移動させることが好ましい。
本発明によれば、例えば、隔壁で囲まれたパターン領域内に充填された液状材料の一部が、隔壁側面の所々に接触している場合に、基板に振動を与えることにより、パターン領域を取り囲む隔壁側面の全てから液状材料を引き離すことができ、薄膜のパターン形状を所望の形状に整えることができる。
【0015】
また、本発明の成膜方法は、前記基板への振動の付与を超音波振動子を用いて行うことが好ましい。
本発明によれば、超音波振動子を用いて基板を振動させることにより、簡易に所望の高周波で基板を微弱振動させることができ、パターン領域から液状材料が飛び散るというような逆効果を回避しながら、薄膜のパターン形状を所望の形状に整えることができる。
【0016】
また、本発明の成膜方法は、前記基板への振動の付与を、前記液状材料を充填した直後に行うことが好ましい。
本発明によれば、液状材料を充填した直後に基板を振動させることにより、液状材料が揮発して粘度が高くなる前に、その液状材料を隔壁などからパターン領域に移動させることができる。
【0017】
また、本発明の成膜方法は、前記基板への振動の付与を、前記液状材料を揮発させながら行うことが好ましい。
本発明によれば、基板を振動させることにより液状材料に作用する力と、その液状材料が揮発していくことにより液状材料の表面張力で該液状材料の面積を縮小させる力とが合成されて、より効果的に、隔壁にはみ出して塗布されている液状材料をパターン領域に引き戻すことができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0018】
また、本発明の成膜方法は、前記基板への振動の付与を、前記液状材料を揮発させながら行い、該液状材料が所定の粘度にまで上昇する前に終了させることが好ましい。
本発明によれば、液状材料が高粘度になる前に、基板を振動させて、その液状材料を隔壁などからパターン領域へ移動させることができる。
また、本発明によれば、液状材料が高粘度となった状態で振動を加え続けることによる薄膜表面の荒れを防ぐことができる。この作用は、パターン領域の表面積が見かけ上大きいときにより効果的である。
【0019】
また、本発明の成膜方法は、前記基板への振動の付与を、前記液状材料について乾燥処理を施し体積が所望の値まで低下した時点で行うことが好ましい。
本発明によれば、液状材料が揮発してその体積が所望の値まで低下した時点で基板に振動を与えることにより、所望のパターン領域内にその液状材料全部が収まり易くなり、より効果的に、隔壁にはみ出して塗布されている液状材料をパターン領域に引き戻すことができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0020】
また、本発明の成膜方法は、前記液状材料を充填してから前記基板へ振動を与え始めるまでの時間が、該液状材料の粘度、該液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への該液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整されることが好ましい。
本発明によれば、液状材料の粘度や表面張力など状態、隔壁の側面の傾斜角度や撥液性の度合いなどの状態、パターン領域への液状材料の充填量などに基づいて、基板の振動を開始させるタイミングを制御することで、より効果的に、隔壁にはみ出して塗布されている液状材料をパターン領域に引き戻すことができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0021】
また、本発明の成膜方法は、前記振動の周波数が20KHzから150KHzであることが好ましい。
本発明によれば、上記周波数で基板を振動させることで、隔壁にはみ出して塗布されている液状材料をパターン領域に引き戻すことができるとともに、基板を振動させることによってパターン領域から液状材料が隔壁上などに飛び出ることを回避することができる。
【0022】
また、本発明の成膜方法は、前記振動の周波数が、前記液状材料の粘度、前記液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への前記液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整されることが好ましい。
本発明によれば、上記のように周波数を調整制御することで、各種液状材料の各種状態に対して、効果的に、隔壁にはみ出している液状材料をパターン領域に引き戻すことができるとともに、基板を振動させることによってパターン領域から液状材料が飛び出ることを回避することができる。
【0023】
また、本発明の成膜方法は、前記振動の波形が、正弦波、ノコギリ波、矩形波のうちの少なくとも1つであることが好ましい。
本発明によれば、基板に加える振動の波形を正弦波、ノコギリ波、矩形波のうちの所望波形とすることで、より効果的に、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0024】
また、本発明の成膜方法は、前記振動の振幅が、前記液状材料の粘度、前記液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への前記液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整されることが好ましい。
本発明によれば、上記のように振幅を調整制御することで、各種液状材料の各種状態に対して、効果的に、隔壁にはみ出している液状材料をパターン領域に引き戻すことができるとともに、基板を振動させることによってパターン領域から液状材料が飛び出ることを回避することができる。
【0025】
また、本発明の成膜方法は、前記基板への振動の付与が、該基板の縁の底面部及び側面が接触する額縁形状のホルダを介して付与されることが好ましい。
本発明によれば、簡易に、基板をホルダへセットして振動を加えることができるので、薄膜製造のスループットを向上させることができる。なお、基板への振動の付与は、基板をハンドリングするロボットのアームによって行ってもよい。
【0026】
また、本発明の成膜装置は、所望のパターン領域に液状材料が充填された基板に振動を与える振動発生手段と、前記振動発生手段が生成する振動の周波数、振幅、波形のうちの少なくとも1つを制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、振動発生手段によって所望の振動を基板に加えることができるので、パターン領域に充填された液状材料の膜厚分布などを均一化することができ、その液状材料による薄膜の形状の均一化を向上させることができる。
【0027】
また、本発明の成膜装置は、前記振動発生手段が超音波振動子からなり、前記制御手段は、前記液状材料の粘度、前記液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への前記液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記振動の周波数、振幅、波形のうちの少なくとも1つを制御することが好ましい。
本発明によれば、各種液状材料の各種状態に対応させて、基板に加える振動の周波数、振幅及び波形を制御することができるので、その各種液状材料の各種状態による薄膜の形状について、効果的に、所望のパターンに整えることができる。
【0028】
また、本発明の成膜装置は、前記制御手段が、前記液状材料の粘度が所定の値まで上昇した時に、前記振動を停止させることが好ましい。
本発明によれば、基板のパターン領域などに吐出された液状材料が時間経過につれて揮発していって液状材料の粘度が上昇していき、その液状材料が高粘度になりすぎる前に、基板を振動させてその液状材料を隔壁などからパターン領域へ移動させることができる。
【0029】
また、本発明の光学素子は、前記成膜方法を用いて製造された薄膜を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、薄膜の形状を均一化することができるので、かかる薄膜でカラーフィルタ、液晶素子、プラズマ表示素子、有機EL素子などの光学素子を構成することで、発光ムラのない光学素子を提供することができる。
また、本発明によれば、薄膜の形状を均一化することができるので、光学素子をなす複数の薄膜それぞれの形状を均一化することができ、光学素子の製造における歩留まりを向上させることができる。
【0030】
また、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、前記成膜方法を用いて製造された薄膜を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、薄膜の形状を均一化することができるので、発光ムラのない有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することができる。
【0031】
また、本発明の半導体素子は、前記成膜方法を用いて製造された薄膜を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、薄膜の形状を均一化することができるので、より微細で高密度な回路などなす半導体素子を提供することができる。
【0032】
また、本発明の電子機器は、前記光学素子を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画面における発光ムラなどの不具合がない高品質な光学素子を備えた電子機器であって、低コストで且つ短時間に製造することができる電子機器を提供することができる。
【0033】
また、本発明の電子機器は、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画面における発光ムラなどの不具合がない高品質な有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた電子機器であって、低コストで且つ短時間に製造することができる電子機器を提供することができる。
【0034】
また、本発明の電子機器は、前記半導体素子を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、より高密度に構成された半導体集積回路など備え、例えば、短絡不良などの不具合が発生することを抑制することができ、低コストで且つ短時間で製造することができる電子機器を提供することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る成膜方法について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る成膜方法を示す図である。図1(a),(b),(c)は基板10の被処理面の各工程における状態を示す平面図である。図1(d)は図1(a)の断面図であり、図1(e)は図1(b)の断面図であり、図1(f)は図1(c)の断面図である。
【0036】
被処理基板である基板10は、例えば有機EL基板を形成するための基板とする。なお、基板10としては、有機EL基板に限らず、半導体集積回路基板、液晶基板又はプラズマディスプレイ基板など各種の基板を適用することができる。先ず、図1(a),(d)に示すように、基板10の上面に凸形状の隔壁11を設ける。隔壁11は、所望のパターン領域20の周囲を取り囲むように設ける。したがって、パターン領域20は隔壁11に囲まれた凹部となる。なお、図1において、隔壁11の側面11aは傾きを持っているが、側面11aを基板面に対して略垂直に形成してもよい。
【0037】
そして、隔壁11の上面及び側面11aについて撥液処理を施す。この撥液処理は、撥液処理された面に液状材料15が滴下された場合に、撥液処理された面と液状材料15の表面との接触角度を大きくするための処理であり、撥液処理された面から液状材料15をはじき出す作用を与えるものである。撥液処理としては、例えば、側面11aを含む隔壁11の表面について、フッ素系化合物などで表面処理するといった方法を採用する。フッ素化合物としては、例えばCF4 、SF5 、CHF3 などがあり、表面処理としては、例えばプラズマ処理、UV照射処理などが挙げられる。
【0038】
また、隔壁11で囲まれたパターン領域20については、親液処理を施しておくことが好ましい。この親液処理は、親液処理された面に液状材料15が滴下された場合に、親液処理された面と液状材料との接触角度を小さくするための処理であり、親液処理された面の全体に、液状材料15を濡れ広げる作用を与えるための処理である。親液処理としては、例えばパターン領域20について紫外線を照射する、オゾン処理する、酸素プラズマ処理する、又はこれらの組み合わせなどの手法をとる。
【0039】
その後、図1(b),(e)に示すように、隔壁11で囲まれたパターン領域20に液状材料15を充填する。この液状材料15の充填は、インクジェットノズルなどから液状材料15を吐出する液滴吐出方式を用いて行う。インクジェットノズルなどから一滴ずつ吐出された液状材料15の着弾位置は、パターン領域20の中央であることが好ましい。パターン領域20内に着弾した液状材料15は、着弾位置の周囲に濡れ広がっていく。そして、パターン領域20の全面に液状材料15が行き渡るように、液状材料15の滴下数を調整する。
【0040】
しかしながら、側面11aを含む隔壁11表面の撥液性が不均一である場合、側面11aを含む隔壁11表面が荒れている場合、液状材料15の着弾位置がパターン領域20の中央からずれた場合、液状材料15の滴下数が多すぎた場合など、図1(b),(e)に示すように、液状材料15の一部が隔壁11の側面11aに引き寄せられたままの状態になることがある。この状態のままで液状材料15について乾燥及び焼成して薄膜を形成すると、例えば、本来きれいな曲線となるべき薄膜の縁の形状が歪んでしまう。
【0041】
そこで、本実施形態では、液滴吐出方式によってパターン領域20に所定量の液状材料15を滴下した直後に、基板10に振動を加える。
この振動により、図1(b)、(e)に示すように隔壁11の側面11aに引き寄せられていた液体材料15が、移動してパターン領域20に引き戻さる。そこで、図1(c),(f)に示すように、隔壁11の側面11aにおいて液状材料15と接触している部分が消滅し、液状材料15と隔壁11との境界状態が歪みのない本来の均一な状態となる。
【0042】
このように液状材料15を均一な状態にして、液状材料15について乾燥及び焼成して薄膜を形成する。これにより、形状が均一化され、正確に所望の形状となった薄膜を得ることができる。
【0043】
次に、基板10に振動を加える振動発生手段を有する成膜装置について図2から図4を参照して説明する。図2は、かかる振動発生手段を示す図であり、(a)は模式断面図、(b)は模式平面図である。本振動発生手段は、台座1と、台座1の上面に取り付けられたホルダ2と、振動発生源となる超音波振動子3a,3bとを有して構成されている。
【0044】
ホルダ2は、基板10を保持するものであり、基板10の縁である4辺周辺の底面部及び側面部が接触するドーナツ形状であって額縁形状のものである。ホルダ2の4辺の中央部位には、それぞれ超音波振動子3aが取り付けられている。超音波振動子3aの振動は、ホルダ2にセットされた基板10に対してそのホルダ2を介して伝達される。また、台座1の略中央部位には超音波振動子3bが取り付けられており、ホルダ2にセットされた基板10の底面に直接超音波振動子3bが接触するように構成されている。
【0045】
超音波振動子3a,3bの振動数、すなわち基板10に加える信号の周波数は20KHzから150KHz(好ましくは30KHzから120KHz)とする。20KHz以下にすると、隔壁11に飛び出している液状材料15又は隔壁11の側面11aに接触している液状材料15をパターン領域20内に引き戻すことが困難となる。一方、150KHz以上にすると、パターン領域20内の液状材料15がかえってパターン領域20の外へ飛び出るなどの逆効果となる事態が生じる。
【0046】
超音波振動子3a,3bに印加される駆動電圧の波形は、図示しない制御手段によって制御される。そして、制御手段により、超音波振動子3a,3bがなす振動の周波数及び振幅、並びに正弦波、ノコギリ波、矩形波などの波形を制御する。
【0047】
また、制御手段は、超音波振動子3a,3bが振動するタイミング及び期間も制御する。例えば、基板10のパターン領域20に充填された液状材料15を揮発させながら、超音波振動子3a,3bを振動させて基板10に振動を加える。これにより、基板10を振動させることで液状材料15に作用する力と、液状材料15が揮発していくことで表面張力でその液状材料15の面積及び体積を縮小させる力とが合成され、より効果的に、隔壁11にはみ出して塗布されている液状材料15をパターン領域20に引き戻すことができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0048】
また、超音波振動子3a,3bを振動させて基板10へ振動を加える期間は、制御手段により、液状材料15が揮発していってその液状材料15が所定の粘度にまで上昇する前に終了させることが好ましい。これは、液状材料15が高粘度となった状態で振動を加え続けると、その液状材料15によって形成された薄膜の表面が荒れてしまうからである。この現象は、パターン領域の表面積が見かけ上大きいときにより大きく作用する。
【0049】
また、パターン領域20に充填した液状材料15の容量が隔壁11の側面11aで囲まれたパターン領域20の容積よりも大きい場合、制御手段は、液状材料15を乾燥処理してその液状材料15の体積が所望の値まで低下した時点で、基板10へ振動を加え始めることが好ましい。
これにより、より効果的に、隔壁11にはみ出して塗布されている液状材料15をパターン領域20に引き戻すことができ、薄膜の形状を所望のパターンに整えることができる。
【0050】
また、制御手段は、液状材料15をパターン領域20に充填してから基板10へ振動を与え始めるまでの時間を、その液状材料15の粘度、液状材料15の表面張力、隔壁11の側面11aの傾斜角度、隔壁11及び側面11aの撥液性の度合い、パターン領域20の面積又は体積とそのパターン領域20への液状材料15の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整することが好ましい。
【0051】
これにより、液状材料15の粘度や表面張力などの状態、隔壁11の側面11aの傾斜角度や撥液性の度合いなどの状態、パターン領域20への液状材料15の充填量などに基づいて、基板10の振動を開始させるタイミングを制御することで、より効果的に、隔壁11にはみ出して塗布されている液状材料15をパターン領域20に引き戻すことができる。
【0052】
また、制御手段は、超音波振動子3a,3bを振動させる周波数とその振幅、すなわち基板10を振動させる周波数とその振幅を、液状材料15の粘度、液状材料15の表面張力、隔壁11の側面11aの傾斜角度、隔壁11及び側面11aの撥液性の度合い、パターン領域20の面積又は体積とそのパターン領域20への液状材料15の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整することが好ましい。
【0053】
これにより、各種の液状材料15の各種状態に対して、効果的に、隔壁11にはみ出している液状材料15をパターン領域20に引き戻すことができるとともに、基板10を振動させることによってパターン領域20から液状材料15が飛び出ることを回避することができる。
【0054】
次に、上記のように基板10に振動を加える振動発生手段を有する成膜装置の全体構成について図3を参照して説明する。図3はかかる成膜装置の全体構成を示す模式斜視図である。
この成膜装置101は、例えば、電子光学素子である有機EL基板の構成要素となる発光層又はカラーフィルタなどを形成する装置である。成膜装置101は、ベース架台102上に載置されたXYテーブル103と、XYテーブル103の上方に設けられた液滴吐出ヘッド部104とを備えて構成されたものである。XYテーブル103の上には、図2に示す振動発生手段の台座1が固定されており、台座1の上にホルダ2及び超音波振動子3aが固着されている。そして、ホルダ2によって被処理基板である基板10が保持されている。
【0055】
液滴吐出ヘッド部104は、架台105に設けられた支持部材106に取り付けられたもので、赤、青、緑の各色のインク(液状材料15)をそれぞれ吐出する各色用の独立したヘッド104aを備えている。これらの各ヘッド104aには、それぞれ独立してインク供給チューブ107a及び電気信号用ケーブル(FFCなど、図示せず)が接続されている。インク供給チューブ107aのもう一方の端部には、三方弁、容存酸素系などを含む弁ボックス108及びインク供給チューブ107bを介してインク供給ユニット109が接続されている。
【0056】
このような構成のもとに成膜装置101は、インク供給ユニット109のタンク内のインクを、インク供給チューブ107b、弁ボックス108及びインク供給チューブ107aを介して液滴吐出ヘッド部104に移送する。そして、液滴吐出ヘッド部104に移送されたインクが各ヘッド104aから吐出されて基板10のパターン領域20に塗布される。
【0057】
次いで、超音波振動子3aが振動することで基板10に振動が加えられる。これにより、図1に示すように、隔壁11及び隔壁11の側面11aに塗布されているインク(液状材料15)をパターン領域20に移動させる。ついで、基板10をベイク炉(図示せず)などに入れて乾燥及び焼成することで、所望形状の薄膜が完成する。
【0058】
これらにより、本実施形態の成膜方法によれば、膜形状を均一化することができる。したがって、本実施形態の成膜方法を用いて有機EL素子の発光層又はカラーフィルタなどをなす薄膜を製造した場合は、発光ムラのない有機EL素子を製造することができる。また、本実施形態の製造方法を用いて半導体素子を製造した場合は、短絡などの欠陥がなく、より微細で高密度な回路などをなす半導体素子を製造することができる。
【0059】
次に、上記成膜装置101の構成要素であって超音波振動子3に印加する電圧を生成する駆動装置について図4を参照して説明する。図4は駆動装置の構成を示すブロック図である。本駆動装置は、所望の電圧波形を形成する駆動波形生成回路300と、駆動波形生成回路300から出力された電圧波形について電圧増幅又は電流増幅して超音波振動子3に印加する駆動部200とで構成されている。
【0060】
駆動波形生成回路300は、D/Aコンバータ301と、プリアンプ302と、パワーアンプ303とで構成されている。D/Aコンバータ301は、超音波振動子3の振動波形を示すデジタル信号をアナログ信号に変換する。なお、D/Aコンバータに入力されるデジタル信号は、例えばパーソナルコンピュータを用いて作成する。また、そのデジタル信号は、液状材料15の粘度、隔壁11の側面11aの傾斜角度、隔壁11及び側面11aの揮発性の度合い、パターン領域20の面積又は体積とそのパターン領域20への液状材料15の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて、生成されたものであることが好ましい。
【0061】
D/Aコンバータ301から出力されたアナログ信号は、プリアンプ302によって所定量だけ増幅される。プリアンプ302から出力されたアナログ信号は、パワーアンプ303によって所定量だけ増幅される。パワーアンプ303から出力されたアナログ信号は、FFC(Flexible Flat Cable)を介して駆動部200のアナログスイッチTGに送られる。なお、FFCにはインダクタンスLの成分が含まれている。アナログスイッチTGに送られたアナログ信号は、さらに所定量だけ増幅されて超音波振動子3に送られる。
これらにより、超音波振動子3は、所望波形の電圧が印加され、所望の振動波形で振動する。
【0062】
(電子機器)
上記実施形態の薄膜形成方法を用いて製造された光学素子(有機EL素子など)又は半導体素子であるデバイスを備えた電子機器の例について説明する。
図5は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図5において、符号1000は携帯電話本体を示し、符号1001は上記の光学素子を用いた表示部を示している。
【0063】
図6は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図6において、符号1100は時計本体を示し、符号1101は上記の光学素子を用いた表示部を示している。
【0064】
図7は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図7において、符号1200は情報処理装置、符号1202はキーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置本体、符号1206は上記の光学素子を用いた表示部を示している。
【0065】
図5から図7に示す電子機器は、上記実施形態の光学素子を備えているので良好に画像表示することができ、製造コストを低減することができるとともに、製造期間を短縮することができる。
【0066】
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
【0067】
例えば、上記実施形態では、本発明に係る薄膜形成方法を用いて光学素子(有機EL素子)を製造する方法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、本発明に係る薄膜形成方法を用いて半導体集積回路の配線などを製造することも可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、基板に振動を与えることにより、隔壁などに塗布された液状材料を所望形状のパターン領域に移動させることができ、その液状材料による膜形状について均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る成膜方法を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る振動発生手段を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る成膜装置を示す模式斜視図である。
【図4】超音波振動子を駆動する駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態の光学素子を備えた電子機器の一例を示す図である。
【図6】本実施形態の光学素子を備えた電子機器の一例を示す図である。
【図7】本実施形態の光学素子を備えた電子機器の一例を示す図である。
【符号の説明】
1    台座
2    ホルダ
3、3a、3b 超音波振動子
10   基板
11   隔壁
11a  側面
15   液状材料
20   パターン領域
101  成膜装置
102  ベース架台
103  XYテーブル
104  液滴吐出ヘッド部
105  架台
106  支持部材
107a、107b インク供給チューブ
108  弁ボックス
109  インク供給ユニット

Claims (24)

  1. 基板の被処理面に隔壁を設け、該隔壁で囲まれたパターン領域内に液状材料を充填し、該充填した後に、該基板に振動を与えることを特徴とする成膜方法。
  2. 前記液状材料の充填は、液滴吐出方式を用いて行うことを特徴とする請求項1記載の成膜方法。
  3. 前記液状材料の充填をする前に、前記隔壁に撥液処理を施すことを特徴とする請求項1又は2記載の成膜方法。
  4. 前記基板に振動を与えることにより、前記隔壁に接触している前記液状材料を該隔壁から引き離して前記パターン領域内に移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の成膜方法。
  5. 前記基板への振動の付与は、超音波振動子を用いて行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の成膜方法。
  6. 前記基板への振動の付与は、前記液状材料を充填した直後に行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の成膜方法。
  7. 前記基板への振動の付与は、前記液状材料を揮発させながら行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の成膜方法。
  8. 前記基板への振動の付与は、前記液状材料を揮発させながら行い、該液状材料が所定の粘度にまで上昇する前に終了させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の成膜方法。
  9. 前記基板への振動の付与は、前記液状材料について乾燥処理を施し体積が所望の値まで低下した時点で行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の成膜方法。
  10. 前記液状材料を充填してから前記基板へ振動を与え始めるまでの時間は、該液状材料の粘度、該液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への該液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の成膜方法。
  11. 前記振動の周波数は、20KHzから150KHzとすることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項記載の成膜方法。
  12. 前記振動の周波数は、前記液状材料の粘度、前記液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への前記液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項記載の成膜方法。
  13. 前記振動の波形は、正弦波、ノコギリ波、矩形波のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項記載の成膜方法。
  14. 前記振動の振幅は、前記液状材料の粘度、前記液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への前記液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて調整することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の成膜方法。
  15. 前記基板への振動の付与は、該基板の縁の底面部及び側面が接触する額縁形状のホルダを介して付与することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項記載の成膜方法。
  16. 所望のパターン領域に液状材料が充填された基板に振動を与える振動発生手段と、
    前記振動発生手段が生成する振動の周波数、振幅、波形のうちの少なくとも1つを制御する制御手段とを有することを特徴とする成膜装置。
  17. 前記振動発生手段は、超音波振動子からなり、
    前記制御手段は、前記液状材料の粘度、前記液状材料の表面張力、前記隔壁の側面の傾斜角度、前記隔壁の撥液性の度合い、前記パターン領域の面積と該パターン領域への前記液状材料の充填量との比率、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記振動の周波数、振幅、波形のうちの少なくとも1つを制御することを特徴とする請求項16記載の成膜装置。
  18. 前記制御手段は、前記液状材料の粘度が所定の値まで上昇した時に、前記振動を停止させることを特徴とする請求項16又は17記載の成膜装置。
  19. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の成膜方法を用いて製造された薄膜を備えたことを特徴とする光学素子。
  20. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の成膜方法を用いて製造された薄膜を備えたことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  21. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の成膜方法を用いて製造された薄膜を備えたことを特徴とする半導体素子。
  22. 請求項19記載の光学素子を備えたことを特徴とする電子機器。
  23. 請求項20記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備えたことを特徴とする電子機器。
  24. 請求項21記載の半導体素子を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2002266692A 2002-09-12 2002-09-12 成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器 Pending JP2004103496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002266692A JP2004103496A (ja) 2002-09-12 2002-09-12 成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002266692A JP2004103496A (ja) 2002-09-12 2002-09-12 成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004103496A true JP2004103496A (ja) 2004-04-02

Family

ID=32265436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002266692A Pending JP2004103496A (ja) 2002-09-12 2002-09-12 成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004103496A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051900A1 (ja) * 2004-11-15 2006-05-18 Ulvac, Inc. 有機層形成方法及び有機層形成装置
JP2008076690A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Fujifilm Corp カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、及び表示装置
JP2008153185A (ja) * 2006-11-20 2008-07-03 Toyama Univ 有機el材料薄膜の形成および装置
JP2011037183A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Olympus Corp 硬化反応装置及びその硬化方法
US7939132B2 (en) 2005-02-01 2011-05-10 Seiko Epson Corporation Film pattern forming method for forming a margin band and filling the margin band
JP2020535615A (ja) * 2017-09-29 2020-12-03 エルジー・ケム・リミテッド 有機電子素子の封止方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03183554A (ja) * 1989-12-13 1991-08-09 Canon Inc インクジェット記録装置
JPH0869880A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Nec Kansai Ltd 電界発光灯の製造方法
JPH10148709A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Canon Inc カラーフィルタの製造方法
WO1999048339A1 (fr) * 1998-03-17 1999-09-23 Seiko Epson Corporation Substrat de formation de motifs sur film mince et son traitement de surface
JP2001237067A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Sharp Corp 有機発光素子の製造方法
WO2001069653A2 (de) * 2000-03-13 2001-09-20 Osram Opto Semiconductors Gmbh Leuchtdiode auf der basis von löslichen organischen materialien
JP2001347218A (ja) * 2000-06-08 2001-12-18 Naoyuki Aoyama 微少液滴の濡れ性制御方法およびこれに用いる装置
JP2002233807A (ja) * 2001-02-06 2002-08-20 Tokyo Electron Ltd 塗布方法及び塗布装置
JP2003017252A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Toshiba Corp 有機エレクトロ・ルミネッセンス表示素子の製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03183554A (ja) * 1989-12-13 1991-08-09 Canon Inc インクジェット記録装置
JPH0869880A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Nec Kansai Ltd 電界発光灯の製造方法
JPH10148709A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Canon Inc カラーフィルタの製造方法
WO1999048339A1 (fr) * 1998-03-17 1999-09-23 Seiko Epson Corporation Substrat de formation de motifs sur film mince et son traitement de surface
JP2001237067A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Sharp Corp 有機発光素子の製造方法
WO2001069653A2 (de) * 2000-03-13 2001-09-20 Osram Opto Semiconductors Gmbh Leuchtdiode auf der basis von löslichen organischen materialien
JP2003526889A (ja) * 2000-03-13 2003-09-09 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可溶性の有機材料をベースとした発光ダイオード
JP2001347218A (ja) * 2000-06-08 2001-12-18 Naoyuki Aoyama 微少液滴の濡れ性制御方法およびこれに用いる装置
JP2002233807A (ja) * 2001-02-06 2002-08-20 Tokyo Electron Ltd 塗布方法及び塗布装置
JP2003017252A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Toshiba Corp 有機エレクトロ・ルミネッセンス表示素子の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006051900A1 (ja) * 2004-11-15 2006-05-18 Ulvac, Inc. 有機層形成方法及び有機層形成装置
US7939132B2 (en) 2005-02-01 2011-05-10 Seiko Epson Corporation Film pattern forming method for forming a margin band and filling the margin band
JP2008076690A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Fujifilm Corp カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、及び表示装置
JP2008153185A (ja) * 2006-11-20 2008-07-03 Toyama Univ 有機el材料薄膜の形成および装置
JP2011037183A (ja) * 2009-08-14 2011-02-24 Olympus Corp 硬化反応装置及びその硬化方法
JP2020535615A (ja) * 2017-09-29 2020-12-03 エルジー・ケム・リミテッド 有機電子素子の封止方法
JP7055282B2 (ja) 2017-09-29 2022-04-18 エルジー・ケム・リミテッド 有機電子素子の封止方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4179288B2 (ja) 膜パターン形成方法
US7008809B2 (en) Pattern formation method and pattern formation apparatus, method for manufacturing device, electro-optical device, electronic device, and method for manufacturing active matrix substrate
JP2004306015A (ja) パターンの形成方法及びパターン形成装置、デバイスの製造方法、導電膜配線、電気光学装置、並びに電子機器
JP2003315813A (ja) 導電膜配線の形成方法、膜構造体、電気光学装置、並びに電子機器
JP2007066870A (ja) レーザ熱転写装置及びレーザ熱転写方法
CN1575102A (zh) 薄膜图形形成方法及器件制造方法、光电装置及电子设备
TWI415689B (zh) 成膜方法、液滴排出方法以及液滴排出裝置
JP2004311958A (ja) 表面処理方法、表面処理装置、表面処理基板及び電気光学装置並びに電子機器
JP2004290959A (ja) パターンの形成方法及びパターン形成装置、デバイスの製造方法、導電膜配線、電気光学装置、並びに電子機器
JP2004103496A (ja) 成膜方法、成膜装置、光学素子、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体素子および電子機器
TWI276835B (en) Method and device for painting liquid droplet, device and electronic equipment
JP2004311957A (ja) デバイスとその製造方法及び電気光学装置並びに電子機器
TWI276477B (en) Film forming method, film forming machine, device manufacturing method, apparatus and electronic equipment
JP2006088070A (ja) インクジェット塗布方法及び表示デバイスの製造方法
JP2007165651A (ja) 凹部形成方法及び電子機器
TWI261548B (en) Drawing device, electro-optical device, and electronic apparatus
CN1541050A (zh) 图案形成方法及器件的制造方法、电光学装置和电子仪器
CN1780530A (zh) 配线图案的形成方法、设备制造方法、设备及电光学装置
JP2003324266A (ja) 膜パターンの形成方法、膜パターン形成装置、導電膜配線、電気光学装置、電子機器、並びに非接触型カード媒体
JP3821079B2 (ja) 膜パターンの形成方法、膜パターン形成装置、導電膜配線、電気光学装置、電子機器並びに非接触型カード媒体
TWI432083B (zh) An organic layer forming method and an organic layer forming apparatus
JP5344078B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2004127676A (ja) 配線パターン用インク、配線パターンの形成方法、導電膜配線、電気光学装置、並びに電子機器
JP2004349638A (ja) パターンの形成方法及びパターン形成装置、デバイスの製造方法、電気光学装置及び電子機器
JP2004294878A (ja) 微細構造物の製造方法、デバイス、光学素子、集積回路及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090120